Saenai Heroine No Sodatekata Episode 6 saenai|heroine|no|sodatekata|episode Saenai Heroine No Sodatekata Episode 6

感激 です 霞 先生 かんげき||かすみ|せんせい

俺 「 恋 する メトロノーム 」 の 大 ファン な ん です おれ|こい||||だい|ふぁん|||

１ 巻 なんか ２０ 回 以上 読み返し たし かん||かい|いじょう|よみかえし|

まだ 毎週 読 ん で は 泣 い て いる し |まいしゅう|よ||||なき||||

６ 章 の 直人 が 沙 由佳 の ため に 頑張る ところ が いちいち ツボ に 来 て しょう||なおと||いさご|ゆか||||がんばる||||つぼ||らい|

なのに お互い が 微妙 に 擦れ違う ところ が また もどかしく て |おたがい||びみょう||すれちがう|||||

正直 言う と 沙 由佳 の 方 は 最初 の うち は 共感 でき ない と いう か しょうじき|いう||いさご|ゆか||かた||さいしょ||||きょうかん|||||

いまいち 考え 方 に 納得 いか ない 部分 も あった ん です よ |かんがえ|かた||なっとく|||ぶぶん|||||

でも ５ 回 くらい 読 ん だ ころ に 何 か する っと 入って きた って いう か |かい||よ|||||なん||||はいって||||

あっ そういう 歴史 を 持った 人間 な ん だ なって ||れきし||もった|にんげん||||

何 回 も 読み返し て みる と 色々 分かって くる ん です ね なん|かい||よみかえし||||いろいろ|わかって||||

俺 の 読解 力 が 足り ない だけ かも しれ ない けど 深い な あって おれ||どっかい|ちから||たり|||||||ふかい||

あなた

はい

豊 ヶ 崎 学園 の 安芸 倫也 君 ？ とよ||さき|がくえん||あき|りんや|きみ

えっ あれ ２ 年 の 霞 ヶ 丘 詩 羽 ？ ||とし||かすみ||おか|し|はね

「 先輩 」 を つけ なさい よ 後輩 君 せんぱい|||||こうはい|きみ

放課後 二 人 で 過ごし た 教室 ほうかご|ふた|じん||すごし||きょうしつ

机 の 上 夢中 で はずむ 君 の 声 つくえ||うえ|むちゅう|||きみ||こえ

鈍感 な 君 の その 態度 が どんかん||きみ|||たいど|

いつも 私 を 意地悪 に さ せる の |わたくし||いじわる||||

ひとりぼっち だ と 思う 時 も ある |||おもう|じ||

涙 止め られ ない 日 も ある なみだ|とどめ|||ひ||

本当 の 私 を 見つめ て ほしい の ほんとう||わたくし||みつめ|||

きっと 伝わる と 信じ て いる よ |つたわる||しんじ|||

君 は いつ だって いつ だって 変わら ない から きみ||||||かわら||

私 が 何 回 も 何 回 も シグナル 送って あげる わたくし||なん|かい||なん|かい||しぐなる|おくって|

夢見 た あの 丘 目指し て ゆめみ|||おか|まなざし|

くじけ そう な 時 も 頑張れ そう だ よ |||じ||がんばれ|||

君 が いる から きみ|||

どう し た の 詩 ちゃん 出 ない の ||||し||だ||

いい

ヤベ え まだ 怒って る |||いかって|

さっき の 電話 TAKI 君 から ？ ||でんわ|taki|きみ|

何で そう なる ん です なんで||||

私 今日 ずっと 彼 の 話 なんか し て ませ ん よ ね わたくし|きょう||かれ||はなし|||||||

うん 一 日 中 思いっ切り 避け て た から 相当 気 に し てる ん だ ろ うなって |ひと|ひ|なか|おもいっきり|さけ||||そうとう|き|||||||

あれ ビンゴ ？

気 に し て ませ ん き|||||

やっぱり TAKI 君 な ん じゃ ない |taki|きみ||||

別に 話す こと なんか あり ませ ん から べつに|はなす||||||

興味 ない し きょうみ||

先輩 詩 羽 先輩 って ば せんぱい|し|はね|せんぱい||

俺 の 話 そんなに 退屈 かな おれ||はなし||たいくつ|

聞い てる わ よ ちゃん と ききい|||||

ほら あれ の こと でしょ あれ

そういう お 母さん みたい な ごまかし 方 やめ て よ ||かあさん||||かた|||

昨日 も 徹夜 だった の よ きのう||てつや|||

４ 巻 の プロット の 締め切り が 今週 いっぱい で ね かん||||しめきり||こんしゅう|||

そう それ な ん だ よ 今 まさに 俺 が 話し て た の って さ ||||||いま||おれ||はなし|||||

３ 巻 の 引き が 鬼畜 過ぎる ん だ よ かん||ひき||きちく|すぎる|||

どう なる の ４ 巻 |||かん

いったい どう なっちゃ う の これ

そんなに 騒が ない の たかが 小説 の ストーリー ごとき で |さわが||||しょうせつ||すとーりー||

そりゃ 神様 に とって は 「 ごとき 」 な の かも しん ない けど |かみさま||||||||||

その 気まぐれ に 振り回さ れる 登場 人物 と 読者 の 身 に も なって ほしい わけ で |きまぐれ||ふりまわさ||とうじょう|じんぶつ||どくしゃ||み||||||

それ で

倫也 君 は この先 どう なる と 思う りんや|きみ||このさき||||おもう

どう なる の が あなた の 好み ||||||よしみ

えっ 何 言って いい の |なん|いって||

作者 が 読者 の 感想 や 願望 を 聞く の は 自然 な こと でしょ う さくしゃ||どくしゃ||かんそう||がんぼう||きく|||しぜん||||

それ に あくまで 参考 よ |||さんこう|

じゃあ お 言葉 に 甘え て ||ことば||あまえ|

まず この ダブル ヒロイン の 拮抗 具合 が 反則 な ん だ よ ||だぶる|ひろいん||きっこう|ぐあい||はんそく||||

ここ まで 真 唯 が まくって くる なんて あり 得 ない ||まこと|ただ||||||とく|

だいたい 普通 なら |ふつう|

１ 巻 から 出 てる 沙 由佳 と の ハッピーエンド 安定 の はず な ん だ よ かん||だ||いさご|ゆか||||あんてい||||||

マジ で 霞 詩子 作品 おかしい ||かすみ|うたこ|さくひん|

何で この ２ 人 の ヒロイン を 同じ 作品 に 出し ちゃ う の もったいない なんで||じん||ひろいん||おなじ|さくひん||だし||||

２ つ の 作品 に 分け れ ば ヒット 作 が ２ 本 作れ る じゃ ん 先輩 ||さくひん||わけ|||ひっと|さく||ほん|つくれ||||せんぱい

あっ でも この ２ 人 が 揃った から こそ … |||じん||そろった||

あの お 客 さま お 一 人 さま です か ||きゃく|||ひと|じん|||

いえ すいません

待ち合わせ だった ん です けど い ない みたい です まちあわせ||||||||

よ ～ し これ で 今日 の ノルマ は 終了 ||||きょう||のるま||しゅうりょう

ホテル 帰って ビール 飲 ん で 寝る ぞ ほてる|かえって|びーる|いん|||ねる|

そういう お っ さん くさい こと 言わ ない で ください ||||||いわ|||

そんなに 気 に なる なら こっち から 連絡 し たら |き||||||れんらく||

気 に なって ませ ん き||||

だいたい 外出 中 な ん だ し 連絡 取れ たから どう だって いう ん です か |がいしゅつ|なか|||||れんらく|とれ|||||||

何 どうしても 会って 話さ なきゃ いけない こと で も ある の なん||あって|はなさ|||||||

だったら 意地 張ら ず に すがりつけ ば いい じゃ ない |いじ|はら|||||||

そんな だ から 男 の 一 人 も でき ない の よ |||おとこ||ひと|じん|||||

私 は … わたくし|

最後 の 最後 で 降って き ちゃ った か さいご||さいご||ふって||||

ちょっと 傘 買って くる わ ね |かさ|かって|||

私 は … わたくし|

あんな やつ 知ら ない ||しら|

読め ませ ん こんな の よめ||||

どうして 倫也 君 いつも 早く 読み たい って 言って た じゃ ない |りんや|きみ||はやく|よみ|||いって|||

先輩 こそ どうして 俺 に だけ 先 に 見せよ う と する ん です か せんぱい|||おれ|||さき||みせよ||||||

最終 巻 な のに さいしゅう|かん||

あなた が 求め て い た もの か どう か 知り たい の ||もとめ||||||||しり||

この 結末 が 主人公 の 決断 が ヒロイン たち の 未来 が … |けつまつ||しゅじんこう||けつだん||ひろいん|||みらい|

だから どうして

それ に よって は 結末 が 変わる かも しれ ない から ||||けつまつ||かわる||||

そんな 自信 の ない こと 言わ ない で よ |じしん||||いわ|||

それ でも 私 は 意見 が 聞き たい の ||わたくし||いけん||きき||

あなた の 気持ち が 知り たい の ||きもち||しり||

俺 は 霞 詩子 の 決断 が 知り たい ん だ よ おれ||かすみ|うたこ||けつだん||しり||||

俺 の 思いどおり の 結末 なんて 望 ん じゃ い ない ん だ よ おれ||おもいどおり||けつまつ||のぞみ|||||||

もう 一 度 聞 くわ よ 倫也 君 |ひと|たび|き|||りんや|きみ

最終 巻 の 原稿 読 ん で くれ ない の さいしゅう|かん||げんこう|よ|||||

お 断り し ます |ことわり||

俺 は この 作品 に 責任 を 持て ませ ん おれ|||さくひん||せきにん||もて||

どうして

何も 言って は くれ ない の なにも|いって||||

言わ なきゃ 分か ん ない の か よ いわ||わか|||||

そんな の 大 ファン だ から に 決まって ん だ ろ ||だい|ふぁん||||きまって|||

いつ に なったら 許し て くれる の か な |||ゆるし|||||

もう 半年 も 前 の こと な のに |はんとし||ぜん||||

池袋 行き 最終 電車 参り ます いけぶくろ|いき|さいしゅう|でんしゃ|まいり|

黄色い 線 の 内側 まで 下がって お 待ち ください きいろい|せん||うちがわ||さがって||まち|

さよなら

送って くれ て ありがとう おくって|||

もう ここ で いい わ

詩 羽 先輩 俺 … し|はね|せんぱい|おれ

最終 巻 楽しみ に し て て ね さいしゅう|かん|たのしみ|||||

さよなら 倫理 君 |りんり|きみ

と いう わけ で 明日 は 朝 早い 上 に ハード スケジュール だ から ||||あした||あさ|はやい|うえ||はーど|すけじゅーる||

今夜 は もう 休 ん だ 方 が いい わ ね こんや|||きゅう|||かた||||

聞い てる ききい|

詩 ちゃん ？ し|

で どんな 様子 ||ようす

取りあえず お 風呂 に 放り込 ん で き た とりあえず||ふろ||ほうりこ||||

どう する 服 が 乾 い たら 出 て いって もら お う か ||ふく||いぬい|||だ||||||

何で そんな 冷たい こと 言う ん です なんで||つめたい||いう||

だって 詩 ちゃん さっき 言った じゃ ない 自分 は 悪く ない って |し|||いった|||じぶん||わるく||

だから って 放って おける わけない でしょ う ||はなって||||

終電 も 終わっちゃ っ てる ん だ し しゅうでん||おわっちゃ|||||

そう なら 後 は 任せ た わ よ ||あと||まかせ|||

はい ？

この 部屋 ツイン だった でしょ |へや|||

さっき フロント で 変え て もらった の |ふろんと||かえ|||

それ じゃあ よろしく ね

明日 は 朝 ８ 時 に フロント 集合 あした||あさ|じ||ふろんと|しゅうごう

それ まで の 間 は 何 を し て いよ う が 一切 関知 いたし ませ ん |||あいだ||なん|||||||いっさい|かんち|||

ちょ っ ちょっと 町田 さん |||まちだ|

お やすみ な さ ～ い

お 待た せ |また|

あ の っ シャワー ありがとう ござい まし た |||しゃわー||||

それ じゃ 俺 これ で ||おれ||

倫理 君 りんり|きみ

はっ は ひ っ

で どうして 和合 市 に ||わごう|し|

いや だ から 詩 羽 先輩 の 携帯 全然 つながら なく て |||し|はね|せんぱい||けいたい|ぜんぜん|||

駄目 もと で 家 の 方 に 電話 し たら あっさり 行き先 教え て くれ て だめ|||いえ||かた||でんわ||||いきさき|おしえ|||

あの さ 先輩 お宅 の お 母さん 仮に も 高校 生 の 娘 を 持つ 親 な ん だ から さ ||せんぱい|おたく|||かあさん|かりに||こうこう|せい||むすめ||もつ|おや|||||

もう ちょっと こう 危機 意識 を 持った 方 が いい って いう か |||きき|いしき||もった|かた|||||

信頼 ある もの 私 しんらい|||わたくし

ずっと 学年 トップ だ し |がくねん|とっぷ||

問題 起こし た こ と ない し もんだい|おこし|||||

親 に 逆らった こと ない し おや||さからった|||

良く も 悪く も 友達 い そう に ない し よく||わるく||ともだち|||||

そう ね

だから 今 の こんな 状況 見 たら 卒倒 する か も |いま|||じょうきょう|み||そっとう|||

と っ 泊まりがけ で 次回 作 の 取材 だって ？ ||とまりがけ||じかい|さく||しゅざい|

まあ ね 後 は タイ アップ する お 店 へ の 挨拶 回り と ||あと||たい|あっぷ|||てん|||あいさつ|まわり|

すげ ぇ 本 出す 前 から ここ まで 編集 部 が 動 い て くれる なんて 異例 の こと じゃ ん ||ほん|だす|ぜん||||へんしゅう|ぶ||どう|||||いれい||||

アニメ 化 既定 路線 じゃ ん あにめ|か|きてい|ろせん||

今 は 私 の こと は いい から いま||わたくし|||||

はい

つまり 倫理 君 は 私 を 追って き た と いう こと よ ね |りんり|きみ||わたくし||おって|||||||

いや それ は … はい

それ で 終電 まで 逃し た の ||しゅうでん||のがし||

まあ はい

ホント バカ な ん だ から ほんと|ばか||||

それ は もう はい

あの 先輩 |せんぱい

詩 羽 先輩 し|はね|せんぱい

あの お 願い が あり ます ||ねがい|||

先輩 せんぱい

俺 を 俺 を 男 に … おれ||おれ||おとこ|

じゃ なかった

クリエーター に し て ください

その 紛らわしい 言い 間違い って も しか して わざと かしら |まぎらわしい|いい|まちがい||||||

何 の こと です か なん||||

さあ 聞か せ て もらい ま しょ う か |きか|||||||

倫理 君 が 気付 い た 私 の プロット の 問題 点 と や ら を りんり|きみ||きづ|||わたくし||||もんだい|てん||||

俺 今日 加藤 と 六 天馬 モール 行って き た ん です よ ね おれ|きょう|かとう||むっ|てんば|もーる|おこなって||||||

デート ？ でーと

取材 です しゅざい|

女の子 と ２ 人 きり で 出掛け て おい て おんなのこ||じん|||でがけ|||

そんな 適当 な 言い訳 で ごまかせ る と 思って る の |てきとう||いいわけ|||||おもって||

いや 今 は そういう 定義 の 話 を し てる わけ じゃ なく て |いま|||ていぎ||はなし|||||||

じゃあ 何 が 言い たい の |なん||いい||

すごく 楽しかった なって |たのしかった|

いやいや 先 を 聞い て 先 を |さき||ききい||さき|

ここ から が 本題 だ から |||ほんだい||

オープン 初日 だった から とんでもない 人 混 み で おーぷん|しょにち||||じん|こん||

着 い たら 俺 いきなり 気 分 が 悪く なって ちゃく|||おれ||き|ぶん||わるく|

でも 加藤 は そんな 俺 に あきれ たり し なかった |かとう|||おれ|||||

普通 に 心配 し て くれ て そこそこ 心配 し て くれ て ふつう||しんぱい||||||しんぱい||||

俺 が 回復 する まで ちゃんと 待って て くれ た おれ||かいふく||||まって|||

それ から も 一緒 に 店 を 回って くれ た |||いっしょ||てん||まわって||

こっち の 無 茶 ぶり も 我慢 し て くれ た ||む|ちゃ|||がまん||||

俺 を 楽しま せ て くれ て 自分 も 楽し ん で くれ た おれ||たのしま|||||じぶん||たのし||||

お 礼 まで し て くれ た |れい|||||

なのに 俺 ここ に 来る ため に そんな 加藤 を 置き去り に し た |おれ|||くる||||かとう||おきざり|||

それ でも 加藤 は 笑って 送り出し て くれ た ん だ ||かとう||わらって|おくりだし|||||

最後 の は 内心 相当 怒って る ん じゃ ない かしら さいご|||ないしん|そうとう|いかって|||||

そんな こと ない よ 加藤 本当 に いい やつ だ し ||||かとう|ほんとう|||||

それ で 何 な の そんな のろ け 話 を 聞か さ れ て 私 は どう すれ ば いい わけ ？ ||なん||||||はなし||きか||||わたくし||||||

だから リテイク な ん だ よ 詩 羽 先輩 の プロット は ||||||し|はね|せんぱい|||

先輩 の プロット マジ で 面白かった よ せんぱい|||||おもしろかった|

壮大 で スケール が で かく て 超 大作 感 あふれ て て そうだい||すけーる|||||ちょう|たいさく|かん|||

ボキャブラリー が 貧困 と いう か ||ひんこん|||

それ 全部 同じ 意味 よ ねって の は ともかく |ぜんぶ|おなじ|いみ|||||

なら どうして リテイク な の

シンプル に すごかった と 訂正 する と して しんぷる||||ていせい|||

今 の まま じゃ ヒロイン の 巡 璃 が 幸せ に なれ て ない よ いま||||ひろいん||めぐり|り||しあわせ|||||

そう かしら 転生 する 以前 から の 因縁 を 全て 解決 し て ||てんせい||いぜん|||いんねん||すべて|かいけつ||

愛 する お 兄 さま と 結ばれる と いう のに どうして 不幸 だ なんて 思える の あい|||あに|||むすばれる|||||ふこう|||おもえる|

それ は 本当 に 彼女 が 求め た 幸せ な の ||ほんとう||かのじょ||もとめ||しあわせ||

どういう 意味 |いみ

生まれる 前 の 記憶 に 縛ら れ て 過去 の 自分 だけ を 救う の が うまれる|ぜん||きおく||しばら|||かこ||じぶん|||すくう||

本当 に 巡 璃 の 求め た 未来 な の か よ ほんとう||めぐり|り||もとめ||みらい||||

今 まで 生き て き た 楽しい 思い出 捨て ち まって いま||いき||||たのしい|おもいで|すて||

本当 に ユーザー みんな が 喜ぶ と 思って る の か よ ほんとう||ゆーざー|||よろこぶ||おもって||||

過去 に とらわれ て 何 が 悪い の よ かこ||||なん||わるい||

悪く ない よ もちろん そういう 選択 も ある わるく|||||せんたく||

けれど 俺 は そっち も 好き だ けど そっち じゃ ない 方 も 好き な ん だ よ |おれ||||すき||||||かた||すき||||

俺 加藤 と 何 の しがらみ も ない 普通 の 女の子 と 普通 に 遊ぶ の が 楽しかった おれ|かとう||なん|||||ふつう||おんなのこ||ふつう||あそぶ|||たのしかった

プレーヤー も 加藤 が いや 巡 璃 が いれ ば 楽しく なる と 思う ん だ ぷれーやー||かとう|||めぐり|り||||たのしく|||おもう||

巡 璃 と の 普通 の 日常 も すごく 楽しい と 思う ん だ めぐり|り|||ふつう||にちじょう|||たのしい||おもう||

だから 運命 に 負け ず に 日常 を 取り戻す 展開 が 欲しい ん だ |うんめい||まけ|||にちじょう||とりもどす|てんかい||ほしい||

がんじがらめ な 前世 の 因縁 に 何気ない 恋 が 勝つ ルート が 欲しい ん だ ||ぜんせ||いんねん||なにげない|こい||かつ|るーと||ほしい||

それ 面白く なる の |おもしろく||

なる

詩 羽 先輩 なら 霞 詩子 なら 絶対 に その 展開 でも 面白い もの が できる し|はね|せんぱい||かすみ|うたこ||ぜったい|||てんかい||おもしろい|||

俺 もっと 巡 璃 と イチャイチャ し たい ん だ おれ||めぐり|り||||||

周り の 友達 に あきれ られ たい ん だ まわり||ともだち||||||

デート し て 見 詰め 合って ち ゅっ ち ゅ し て でーと|||み|つめ|あって||||||

あっ でも 一般 向け だ から キス 止まり で ||いっぱん|むけ|||きす|とまり|

じゃあ 今 まで の お 話 は なかった こと に する の |いま||||はなし||||||

過去 に 拘る なんて くだらない って かこ||こだわる|||

あなた は そう 言う の |||いう|

何 言って ん の 残す に 決まって ん じゃ ん なん|いって|||のこす||きまって|||

１００ 年 越し の 恋 なんて 超 萌 え だ よ とし|こし||こい||ちょう|ほう|||

ヤンデレ 上等 だ よ 妹 最高 だ よ |じょうとう|||いもうと|さいこう||

２ 人 し て ず ぶ ず ぶ 落ち て いく なんて 完璧 じゃ ん じん|||||||おち||||かんぺき||

全て を 捨て て 自分 たち だけ の 世界 で 退廃 的 な 一生 を … すべて||すて||じぶん||||せかい||たいはい|てき||いっしょう|

でも 一般 向け だ から キス 止まり で |いっぱん|むけ|||きす|とまり|

この 優柔不断 |ゆうじゅうふだん

それ こそ が ギャルゲー 主人公 の 醍醐味 だ よ 詩 羽 先輩 ||||しゅじんこう||だいごみ|||し|はね|せんぱい

サンプル 台詞 と か こんな 感じ ？ さんぷる|せりふ||||かんじ

いや もう ちょっと 特徴 を なくし て |||とくちょう|||

今 まで 創作 し て て そんな 指定 を 受ける の 初めて な ん だ けど いま||そうさく|||||してい||うける||はじめて||||

そこ まで キャラ が 薄い と さ ふっと し た 瞬間 の 変化 に ドキッ と する ん だ よ ||||うすい||||||しゅんかん||へんか|||||||

急に かわいく 見える って いう か きゅうに||みえる|||

ギャップ 萌 え み たい な もの かしら ？ ぎゃっぷ|ほう||||||

でも 次の 瞬間 に は すぐに 元通り の う っ すい キャラ に 戻って る ん だ |つぎの|しゅんかん||||もとどおり|||||||もどって|||

「 や っぱ カワイイ って 思った の 勘違い だった わ 」 み たい な ||||おもった||かんちがい|||||

何 その ふざけ た キャラクター なん||||きゃらくたー

仕方ない よ リアル に いる ん だ もん こういう やつ が しかたない||りある||||||||

こんな ヒロイン が メイン だ なんて 認め たく ない |ひろいん|||||みとめ||

先輩 ？ せんぱい

くそ っ 何 よ こいつ 何 な の よ この 女 ||なん|||なん|||||おんな

後 から 出 て き た くせ に 私 の あの 人 を 横 から か っ さらう なんて あと||だ||||||わたくし|||じん||よこ|||||

殺し て やる 殺し て やる ころし|||ころし||

あんた が 私 の 生まれ変わり なんて 認め ない お 兄 さま は 渡さ ない ||わたくし||うまれかわり||みとめ|||あに|||わたさ|

何 それ ヤンデレ 妹 ついて る ？ つい ちゃ って る ！ ？ なん|||いもうと||||||

愛し てる のに こんなに 愛し てる のに あいし||||あいし||

どうして 私 の 思い は 届か ない の |わたくし||おもい||とどか||

落ち着 い て 落ち着 い て 詩 羽 先輩 おちつ|||おちつ|||し|はね|せんぱい

何 よ 作家 は 恋 を し ちゃ いけない って いう の なん||さっか||こい|||||||

ファン に 本気 に なっちゃ いけない って いう の ふぁん||ほんき||||||

それ キャラ の 台詞 じゃ なく て 作家 の 台詞 だ よ ね ねっ |||せりふ||||さっか||せりふ||||

倫理 君 おはよう 倫理 君 りんり|きみ||りんり|きみ

私 は 先 に 行く けど あなた は まだ 寝 て てい いわ よ わたくし||さき||いく|||||ね||||

もう 出る の |でる|

今日 も 朝 から 一 日 仕事 よ きょう||あさ||ひと|ひ|しごと|

大変 だ な たいへん||

好き で やって る こと だ も の 何でもない わ よ すき||||||||なんでもない||

何だか 気だる そう ね なんだか|けだる||

ゆうべ の 激しい 行為 の 余韻 に 浸って る の ||はげしい|こうい||よいん||ひたって||

激しい 行為 って プロット 作り の こと だ よ ね はげしい|こうい|||つくり|||||

チェック アウト は １ ０ 時 まで に お 願い ね キー を 返す だけ で いい から ちぇっく|あうと||じ||||ねがい||きー||かえす||||

うれしかった わ ゆうべ の こと

だから その ネタ は もう いい って ||ねた||||

やっぱり あなた と もの を 作る の は 楽しい |||||つくる|||たのしい

それ を 再 確認 し た ||さい|かくにん||

クリエーター の 世界 へ ようこそ 安芸 倫也 君 ||せかい|||あき|りんや|きみ

あなた に なら きっと できる

だって あなた に は 私 を 本気 に さ せ た 情熱 が あった ||||わたくし||ほんき|||||じょうねつ||

発想 力 と 表現 力 が 確かに あった はっそう|ちから||ひょうげん|ちから||たしかに|

１ 年 前 の 私 は たった 一 人 の ファン の ため に 血 へど を 吐き ながら 書 い て た とし|ぜん||わたくし|||ひと|じん||ふぁん||||ち|||はき||しょ|||

その しつこく て うっとうしく て 迷惑 な ファン を 見返し たく て |||||めいわく||ふぁん||みかえし||

何度 も 何度 も 推敲 を 重ねて 編集 と ぶつかって なんど||なんど||すいこう||かさねて|へんしゅう||

それ でも 心 折れる こと なく 書き上げ た ||こころ|おれる|||かきあげ|

だから あなた に も それ を 望む わ ||||||のぞむ|

これ から も よろしく ね

一緒 に 血 へど を 吐き ま しょ う いっしょ||ち|||はき|||

バイバイ の あと 冷め ない 微熱 |||さめ||びねつ

夜風 に 吹か れ 考える よかぜ||ふか||かんがえる

好き 嫌い 嫌い 好き 繰り返す すき|きらい|きらい|すき|くりかえす

その 瞳 に うつって いる の は |ひとみ|||||

現実 （ リアル ） ？ それとも 虚像 （ 二 次元 ） ？ げんじつ|りある||きょぞう|ふた|じげん

容易 く 可愛い だ なんて 言わ ない で よ ね ようい||かわいい|||いわ||||

明日 も 目 を こす って 「 おはよう 」 を 言って あした||め||||||いって

他 愛 も ない こと たくさん 教え て た|あい|||||おしえ|

少しずつ 近づ い て く 距離 に どう しよ う すこしずつ|ちかづ||||きょり||||

自分 じゃ ない みたい だ じぶん||||

メリーゴーランド が 止まら なく て ||とまら||

廻る 廻る 景色 が 変わって く まわる|まわる|けしき||かわって|

カラフル な 夢 を 見る からふる||ゆめ||みる

ど くどく し て 身体 中 を ||||からだ|なか|

巡る 巡る 気持ち まだ 言葉 に 出来 なく て めぐる|めぐる|きもち||ことば||でき||

ひとこと それ で 十 分 な のに |||じゅう|ぶん||

あの 澤村 さん |さわむら|

モデル が 動か ない で よ もでる||うごか|||

何で 六 天馬 モール に なんで|むっ|てんば|もーる|

ホント すごい 偶然 ね ほんと||ぐうぜん|

それ で 押し切る つもり な ん だ ||おしきる||||

何 よ いちいち うるさい わ ね なん|||||

つい 今しがた デート の 最中 に 他の 女 に 走ら れ た 負け 犬 の くせ に |いましがた|でーと||さい なか||たの|おんな||はしら|||まけ|いぬ|||

何 よ 澤村 さん なん||さわむら|

何 か 含み の ある 顔 だ よ ね なん||ふくみ|||かお|||

そう かしら

でも そう いえ ば こうして 澤村 さん と ２ 人 きり で 話す の って 初めて じゃ ない |||||さわむら|||じん|||はなす|||はじめて||

そう だった かしら ね

そう やって 考える と 今日 の 偶然 って やつ に 感謝 し ない と いけない ね ||かんがえる||きょう||ぐうぜん||||かんしゃ|||||

でき た

えっ 何 が ？ |なん|

ほら あなた の むっと し た 時 の 表情 ||||||じ||ひょうじょう

よかった やっと キャラ 掴め た |||つかめ|

ホント 今日 の 偶然 って やつ に 感謝 し なく ちゃ ね ほんと|きょう||ぐうぜん||||かんしゃ||||

私 全然 こんな 顔 し て ない よ わたくし|ぜんぜん||かお||||