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甲鉄城のカバネリ, Koutetsujou no Kabaneri (Kabaneri of the Iron Fortress) Episode 7

Koutetsujou no Kabaneri ( Kabaneri of the Iron Fortress ) Episode 7

( 鰍 ) ほ ~ ら 面白い ね 。

( 無名 ) 今度 は あれ やって み て よ 。 N シュコン シュコン 。

( 生駒 ) え ~ ? 覚え てる かな 。

( 生駒 ) ふ っ ! う っ !

( 吉備 土 ) ほう 。 N いつの間に 来栖 の 技 を 。

( 無名 ) カバ ネリ は ね まね が 上手 な の 。

( 逞 生 ) ヘヘッ どう です ? 剣 術 で 並ば れ た 感想 は 。

( 生駒 ) あっ …。

( 生駒 ) 何 す ん だ よ 。

( 来栖 ) ひと つ まね た くらい で いい 気 に なる な 。

大人 げ な ~ あんた 心 狭い ね 。 N ( 来栖 ) 何 ! ?

生駒 。 今 の 技 も もらっちゃ え よ 。

( 逞 生 ) そん で こいつ に も ぶつけ て やれ 。

( 生駒 ) 分かった 。 N 何 だ と ! ?

≪ ( 服部 ) 駅 が 見え た ぞ !

( 生駒 ) 倭文 駅 だ 。 N どう な ん だ 今度 は 。

( 男性 ) 人 が いる ぞ ! ( 男性 ) 今度 こそ 生き てる 駅 だ !

( 男性 ) お ~ い !

これ で 一息 つける な 。 N うん 。

貴 様 ! 人 か カバネ か ! ?

どちら でも ない ! 俺 は カバ ネリ だ !

♪~

( 菖蒲 ) 私 たち は この 駅 の ご 領主 に お 会い し て き ます ので

甲 鉄 城 の まと め を お 願い し ます 。

( 阿 幸 地 ) お 任せ ください 。 N そちら は 本分 です から 。

( 鈴木 ) 菖蒲 さま 。 N 大 達 鉄 が ノーモア です 。

( 菖蒲 ) 大 達 鉄 ? 噴 流 弾 に 使う 素材 です 。

金属 蒸気 化 し やすく て 貫通 力 が 高まる ん です 。

あ ~ …。 で は 買い出し を お 願い でき ます か ?

はい ! ( 巣 刈 ) 甲 鉄 城 の 補修 部品 も

必要 でしょ 。 N ( 侑 那 ) そうだ ね 。

服 と か 薬 と か も 欲しい よ 。

8 日 の 夜 に は 出 て いく よう に 言わ れ て い ます 。

( 菖蒲 ) うん 。 N ( 逞 生 ) 8 日 って あした じゃ ない か 。

じゃあ 今日 は 七夕 か 。

おちおち 短冊 飾って る 暇 も ねえ な 。

何 の 話 ? 知ら ない の か ? 七夕 。

短冊 に 願い 事 を 書 い て ササ に つるす の よ 。

やって み たい ! いや でも そんな 余裕 ある か な 。

買い物 だって お 金 が 足りる か どう か 。

( 菖蒲 ) やり ま しょ う 七夕 。

お 金 の こと なら こちら を 。

菖蒲 さま それ は …。 N ( 菖蒲 ) お 願い でき ます か ?

はい ! わ ~ !

( 女性 たち ) せ ~ の !

( 女性 ) 聞い た かい ? 七夕 だって さ 。 N ( 女性 ) すっかり 忘れ て た よ 。

( 男性 ) 買い出し 組 が ササ を 持って 帰る って さ 。

( 男性 ) じゃあ 短冊 作ら ない と な 。

( 小太郎 ) う ~ !

( 男性 ) ♪「 さ さ の は さらさら 」 N ( 男性 ) おい 気 が 早い ぞ 。

ほら じっと し て ! ( 小太郎 ) ハハハハ !

もう ! あっ …。

♪~

( 鰍 ) わ ~ ! 奇麗 !

( 鯉 ) すてき な 色 ねえ 。 N ( 鯛 ) 服 を 買う の が 楽しみ に なる ね 。

久しぶり に 着替える の も 悪く ない よ ね 。

そう だ な 。

あんた は いつも 裸 み たい な 格好 し てる し ね 。

好き でし てる わけ じゃ ない 。 N ( 無名 ) ウフフフ !

( 侑 那 ) この 辺り で 分かれ ま しょ う 。 N 私 たち は 整備 工場 へ 行き ます 。

分かり まし た 。

じゃあ 行く か 。 N あい よ 。

( 鰍 ) 無名 ちゃん 。 一緒 に 来 て 。

あたし 買い物 と か 分から ない けど 。

女 だけ だ と なめ られ ちゃ う の 。 N お 願い ! 用心棒 先生 。

( 無名 ) うん !

( 鰍 ) 高い ! 高い 高い !

高い 高い ! ( 鰍 ) ほら ここ 傷 ん でる じゃ ない 。

まけ て よ ~ ! ( 小太郎 ) まけ て よ ~ !

もっと 分厚い やつ は ない の ?

こんな ぺらぺら じゃ 3 日 と 持た ない よ !

これ まとめ て 買う から 半額 に し て !

( 鯖 ) こんな 痩せ た 豆 が 10 文 ! ? バカ 言って ん じゃ ない よ !

鰍 も 戦 する ん だ ね 。

( 逞 生 ) よっ …。

ん っ ? それ は ?

ん っ ? ああ 花火 だ よ 。

この 倭文 じゃ 七夕 に は 花火 を 上げる ん だ 。

花火 って こと は 割 薬 も あり ます よ ね 。

それ も 少し 分け て もらえ ませ ん か ?

( 男性 ) いい けど 何 に 使う ん だい ?

噴 流 弾 の 燃焼 剤 に 使え ない か と 思って 。

( 男性 ) 噴 流 弾 ? それ は です ね …。

≪ ( 武士 ) おい !

筒 の 調子 が 悪い 。 至急 だ 。 N ≪ ( 武士 ) おい !

筒 の 調子 が 悪い 。 至急 だ 。

少々 お 待ち を 。 N こちら の ご用 が 済 ん だ ら すぐに 。

( 武士 ) ああ ?

俺 たち が 先 です 。

蒸気 鍛冶 風情 が 武士 に 逆らう の か ?

この 人 は 今 俺 と 話し て た ん だ ! よそ者 が !

あっ !

ああ …。 N あんた 何て こと を ! った く …。

ねじ な ん か ほっとけ ! 俺 の 方 が 先 だ !

≪ ( 逞 生 ) 拾え よ 。 N ( 武士 ) ああ ?

散らかし た おもちゃ は 片付けろ って お 母さん に 教わら なかった の か !

( 武士 ) う っ !

おのれ ~ !

ああ … ひ ~ !

全然 なって ない ぜ !

( 武士 ) う わ ああ !

夕刻 に は 取り に 来 る 。 N それ まで に 直し て おけ よ !

ヘッ 武士 なんて カバネ に 比べりゃ 全然 だ ぜ 。

あっ そう だ 。 N それ で 噴 流 弾 って いう の は です ね 。

聞い て やって もらえ ます か ? すいません ね 。

≪ ( 男の子 ) お 姉ちゃん 甲 鉄 城 の 人 ?

オイラ の 父ちゃん も 駿 城 に 乗って ん だ 。

そう 。 じゃあ お 仲間 ね 。

うん 。 扶桑 城 って いう ん だ 。

( 侑 那 ) あっ …。

ごめん ね 。 N よそ の 駿 城 の こと は よく …。

≪ ( 巣 刈 ) 扶桑 城 なら カバネ に のま れ た ぜ 。

( 侑 那 ) 巣 刈 ! ( 巣 刈 ) 乗って る やつ は

みんな カバネ に なって そのまま 顕 金 駅 に 突っ込 ん だ 。

俺 たち は そこ から 逃げ て き た ん だ 。

( 侑 那 ) あんた どうして !

帰ら ない 父親 を 永遠 に 待って る 方 が 残酷 でしょ う よ 。

少なくとも 俺 は 教え て ほしかった 。

( 男の子 ) 嘘 だ !

嘘 だ そんな 。 N 父ちゃん が … だって

絶対 帰る って …。

( 巣 刈 ) ごめん な 。 N 泣か す つもり じゃ なかった ん だ 。

でも 涙 が 枯れ て から が 勝負 だ から な 。

( 来栖 ) 遅い な 。 N ( 吉備 土 ) われわれ は

招か れ ざる 客 だ から な 。 N どこ も 食料 は 惜しい 。

( 来栖 ) しかし 交渉 の 機会 すら 与え ぬ と は …。

戦う 相手 を 間違え て いる 。

( 吉備 土 ) 生駒 み たい な 物言い を する ん だ な 。

相談 し て くる 。

菖蒲 さま 。 あっ !

く … 来栖 ! これ は ひ ょ の …。

あっ ! し … 失礼 !

もう 少し 待って みる か 。

( 吉備 土 ) いい の か ? 交渉 を 急が な …。

もう 少し だけ だ 。

( 銃声 )

( 山崎 ) 何事 か !

お初 に お目にかかり ます 。 N 四方 川 家 の 菖蒲 と 申し ます 。

( 山崎 ) 家老 の 山崎 です 。 N それ より …。

倭文 さま へ の 献上 品 です 。

うち の 若い 蒸気 鍛冶 が 作った 噴 流 弾 と 申し ます 。

不 首尾 が あって は いけ ませ ん から 検分 を 。

来栖 。 N ( 来栖 ) はっ 。

( 吉備 土 ) いい ぞ 。

( 3 人 ) あっ …。

おお !

何という 威力 だ 。 N ( 山崎 ) カバネ の 心臓 皮 膜 も

これ なら 。 N ( 菖蒲 ) お 入り用 なら

設計 図 ごと お 渡し でき ます 。 N ( 山崎 ) 何と !

困った とき は お互いさま でしょ ?

わ … 分かった 。 N 食料 の 供給 は 約束 しよ う 。

( 菖蒲 ) 負傷 者 や 病人 の 受け入れ も お 願い でき ます か ?

( 山崎 ) ああ もちろん だ と も 。 N ( 家臣 ) ご 家老 さま …。

( 広 塚 ) 四方 川 家 の 跡継ぎ を 待た せ て いる 。

( 広 塚 ) 手短 に 願い たい 。

( 小 源 太 ) 将軍家 五 州 廻り 小 源 太 と 申し ます 。

こちら に 控える は 解放 者 の 耳 を やって おり まし た 。

( 榎 久 ) 榎 久 と 申し ます 。

( 広 塚 ) なに ゆえ 狩 方 衆 を ?

( 小 源 太 ) 今 は われら の 手下 です 。

解放 者 は 間もなく この 倭文 駅 に 到着 し ます 。

やめ て くれ ! 中央 の 争い に この 倭文 は 関係ない 。

少なくとも あなた は 無関係 で は ない 。

10 年 前 の あの 日 から 。 N ( 広 塚 ) う っ …。

( 無名 ) ただいま ! ( 鰍 ) 見 て 見 て

こんなに 買え た の よ 。

( 逞 生 ) すげ え な 。 あふれ そう だ 。

ありがとう 。 もう いい わ 。

無名 ちゃん が おんぶ する と よく 眠る の よ ね 。

わ ~ ! へえ ~。

そう だ 。 あと これ 。 N えっ ? 何 ?

鰍 に 買って もらった の !

( 鰍 ) さあ 帰 ろ ?

立派 な ササ も 手 に 入った こと だ し 。

それ で 七夕 する の ? ( 鰍 ) そう よ 。

短冊 に 願い 事 を 書 い て ね こう やって つるす の 。

( 無名 ) あっ !

( 逞 生 ) さっ 行 こ う ぜ 。

帰って 飾りつけ し なきゃ 。

( 巣 刈 ) せっかく だ から 街 で 食べ て 帰ら ねえ か 。

( 逞 生 ) お っ ! いい ねえ 。

ん っ !

( 鰍 ) どう し た の ?

無名 は ? えっ ?

さっき まで いたん だ けど 。

あいつ お 弁当 持って 出 て ない ん だ よ 。 まったく !

お 弁当 ? ( 侑 那 ) これ の こと 。

ああ …。

ハァ ハァ ハァ …。

こんな 所 に い た 。 探し た ぞ 。

( 無名 ) 何 あんた どう し た の ?

お前 お 弁当 忘れ てった ろ 。

( 無名 ) あっ …。

あり が と 。 N いただき ます 言って から 飲め よ 。

いただき ます 。 N いただき ます 。

( 無名 ) あたし ね 七夕 やった こと あった よ 。

忘れ て た ん だ 。 N さっき ササ の 葉 を 見 て 思い出し た 。

そう な の か 。

お 母さん が ね 飾りつけ し ながら

「 ホヅミ 今日 晴れて よかった ね 。 N 天の川 見える よ 」 って 。

ホヅミ ? あたし の 名前 。

兄 さま に 会う 前 の 。 N どういう 字 かな ?

う ~ ん たぶん …。

ふ ~ ん 。

お 母さん が お前 が たらふく お 米 を 食べ られ ます よう に って

付け て くれ た ん だ ろ う な 。

プッ ! フフ フフ ! 何で 笑う ん だ よ 。

( 無名 ) 真面目 に 言う から 。 N いや 絶対 そう だ って 。

でも バカ だ な お 母さん は 。

お 米 なんて とっくに 作れ なく なって る のに 。

( 無名 ) それ に 私 たち の 食べ物 は …。

( 無名 ) こうして 話し てる けど さ

明日 に は カバネ に なっちゃ う かも しれ ない 。

今日 かも しれ ない 。

寝る とき だって さ い っ つ も 思う よ 。

朝 目 を 覚まし た とき 私 は 同じ 私 か なって 。

もう この 心 は 消え て なく なっちゃ う かも って 。

そ したら 朝 から みんな あたし に かま れ ちゃ う ね 。

ハー ! ハー ! とんだ 目覚まし だ ね 。

ハハハ ! ハハハハ !

やめろ ! えっ ?

お前 人間 に 戻れ よ 。

もう カバ ネ と 戦う の な ん か やめろ 。

えっ ?

そんな 思い し て カバ ネ と 戦う 必要 なんて ない 。

決め た 。 俺 は お前 を 人間 に 戻す 。

そして お前 の お 母さん が 願った みたい に

いっぱい 米 を 食え 。

いや あの … 何 言って る の 。

人間 に 戻す って やり 方 も 分から ない のに 。

それ に お 米 を 食べる って こと は 田んぼ が 造れ る って こと で

つまり カバネ が い なく なる って こと だ よ 。

だから それ を 両方 やる ん だ よ 。

無理 だ よ 。 どっち か 片方 だって 難しい のに 。

いや 俺 は 決め た 。 N お前 を 人間 に 戻す 。

いや でも カバ ネリ じゃ なく なったら

あたし もう 戦え ない な 。

必要な い だ ろ 。 N カバネ は い なく なる ん だ から 。

あっ 。 そ っ か そう だ よ ね 。

あっ …。

( 逞 生 ) ただいま で ~ す !

( 鈴木 ) オー ! 大 達 鉄 ! 助かり ます 。

うまい ! うまい !

俺 の 刀 は こんな こと を する ため に ある わけ で は …。

よし …。

何て 書 い た の ? ( 逞 生 ) あ ~ ! コラ ! 見 ん な !

( 無名 ) よっ ! ( 逞 生 ) あっ わ っ ! 痛 っ !

ウフフフ どれ どれ …。

「 生き残れ ます よう に 」

今 の 俺 たち の 願い なんて そんな もん だ ろ 。

よし ! 俺 も 書 い た ぞ !

俺 の 願い は 「 カバネ を 滅ぼし て 田んぼ も 駅 も 全部 取り戻す 」 だ !

( 巣 刈 ) おいおい そりゃ 欲張り 過ぎ だ ろ 。

じゃあ 巣 刈 は 生き てる だけ で いい の か ?

俺 は 嫌 だ 。

生き てる 以上 は 望み たい 。 N 手 に 入れた い !

( 菖蒲 ) 私 も 書き まし た 。

私 の 願い は 「 顕 金 駅 を 再興 し たい 」 です 。

( 一同 の 笑い声 )

おかしかった でしょ う か 。

( 来栖 ) いえ 。 お 館 さま も きっと 喜ば れ ます 。

です よ ね 。 N ( 男性 ) そうだ よ な 。

( 男性 ) 夢 くらい で っか く ! ( 男性 ) こんな 時代 だ から こそ さ !

よ ~ し ! 俺 は 大 金持ち に なって 美人 の 嫁 さん を 3 人 もらう !

3 人 って 。 N 夢 は で っか く だ ろ 。

私 寺子屋 の 先生 に なり たい 。

侑 那 さん は 何て 書き まし た ? ( 侑 那 ) 自分 の 駿 城 が 欲しい 。

僕 も それ 乗って いい っす か ?

駄目 。 N ( 巣 刈 ) え ~ ?

来栖 は 何 を 書 い た の です か ?

菖蒲 さま 。 いけ ませ ん 。 N 見 られる と 願い が かない ませ ん 。

そう な の です か ? 私 みんな に 見せ て しまい まし た 。

いえ それ は …。

( 鰍 ) 無名 ちゃん は 何て 書 い た の ?

おなか いっぱい お 米 が 食べ たい 。

( 鰍 ・ 無名 ) フフ フフ !

≪ ( 花火 の 鳴る 音 )

♪~

( 無名 ) 兄 さま …。

大丈夫 。 みんな 優しい よ 。

《 その 兄 さま が お前 に ホヅミ って 名前 を 捨て させ て

弱い やつ は 死ぬ しか ない って 教え た の か ? 》

《 そう だ と し たら 俺 は … 》

≪ ( 一同 の 歓声 ) あっ !

( 男性 ) 狩 方 衆 だ ! ( 男性 ) 解放 者 さま 万歳 !

何 な の ? あの 人 たち 。

( 吉備 土 ) 狩 方 衆 。 カバネ を 退治 する ため に 組織 さ れ た

独立 部 隊 だ 。

( 巣 刈 ) カバネ 相手 に 連戦 連勝 。

彼ら が 通った 土地 は カバネ が 一掃 さ れ

再び 人 の 手 に 戻る って さ 。

( 男性 ) 美馬 さま だ ! ( 女性 ) 何て 麗しい お 姿 !

( 男性 ) さすが 将軍 さま の ご 子息 。

≪ ( 無名 ) 兄 さま ! ( 美馬 ) ん っ ?

( 美馬 ) 無名 ! ( 無名 ) やっと 会え た !

( 美馬 ) 無事 だった か 。

兄 さま ? ( 鰍 ) 無名 ちゃん の 兄 さま って …。

( 逞 生 ) 美馬 さま の こと な の か ?

( 美馬 ) 一 人 か 。 四 文 は どう し た ?

顕 金 駅 が カバネ に 襲わ れ て …。 N でも 立派 に 死 ん だ よ 。

そう か 。

輪廻 の 果報 が あら ん こと を 。

しかし お前 が 無事 で よかった 。

あの ね 兄 さま 。 話し たい こと いっぱい ある ん だ 。

甲 鉄 城 に は ね …。

《 俺 は 確かめ なけ れ ば なら ない 》

《 それ が 真 の 英雄 か どう か を 》

♪~

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Koutetsujou no Kabaneri ( Kabaneri of the Iron Fortress ) Episode 7 Koutetsujou no Kabaneri (Kabaneri of the Iron Fortress) Episode 7

( 鰍 ) ほ ~ ら 面白い ね 。 かじか|||おもしろい|

( 無名 ) 今度 は あれ やって み て よ 。\ N シュコン シュコン 。 むめい|こんど|||||||||

( 生駒 ) え ~ ? 覚え てる かな 。 いこま||おぼえ|| What?

( 生駒 ) ふ っ ! う っ ! いこま||||

( 吉備 土 ) ほう 。\ N いつの間に 来栖 の 技 を 。 きび|つち|||いつのまに|くるす||わざ|

( 無名 ) カバ ネリ は ね まね が 上手 な の 。 むめい|かば||||||じょうず||

( 逞 生 ) ヘヘッ どう です ? 剣 術 で 並ば れ た 感想 は 。 てい|せい||||けん|じゅつ||ならば|||かんそう|

( 生駒 ) あっ …。 いこま|

( 生駒 ) 何 す ん だ よ 。 いこま|なん||||

( 来栖 ) ひと つ まね た くらい で いい 気 に なる な 。 くるす||||||||き|||

大人 げ な ~ あんた 心 狭い ね 。\ N ( 来栖 ) 何 ! ? おとな||||こころ|せまい|||くるす|なん Wow, that was so childish.

生駒 。 今 の 技 も もらっちゃ え よ 。 いこま|いま||わざ|||| Ikoma, you steal that move too...

( 逞 生 ) そん で こいつ に も ぶつけ て やれ 。 てい|せい|||||||| ...and then use it right back on him!

( 生駒 ) 分かった 。\ N 何 だ と ! ? いこま|わかった||なん|| Got it.

≪ ( 服部 ) 駅 が 見え た ぞ ! はっとり|えき||みえ|| I see the station!

( 生駒 ) 倭文 駅 だ 。\ N どう な ん だ 今度 は 。 いこま|わぶん|えき|||||||こんど| It's Shitori Station.

( 男性 ) 人 が いる ぞ ! ( 男性 ) 今度 こそ 生き てる 駅 だ ! だんせい|じん||||だんせい|こんど||いき||えき| There are people!

( 男性 ) お ~ い ! だんせい||

これ で 一息 つける な 。\ N うん 。 ||ひといき|||| We can rest easy for a bit now.

貴 様 ! 人 か カバネ か ! ? とうと|さま|じん|||

どちら でも ない ! 俺 は カバ ネリ だ ! |||おれ||かば|| I'm neither!

♪~

( 菖蒲 ) 私 たち は この 駅 の ご 領主 に お 会い し て き ます ので あやめ|わたくし||||えき|||りょうしゅ|||あい||||| We meet with the lord of the station. Begging the Heavens Chapter Seven

甲 鉄 城 の まと め を お 願い し ます 。 こう|くろがね|しろ||||||ねがい||

( 阿 幸 地 ) お 任せ ください 。\ N そちら は 本分 です から 。 おもね|こう|ち||まかせ|||||ほんぶん||

( 鈴木 ) 菖蒲 さま 。\ N 大 達 鉄 が ノーモア です 。 すずき|あやめ|||だい|さとる|くろがね||| Ayame-sama, we are out of daita-iron.

( 菖蒲 ) 大 達 鉄 ? 噴 流 弾 に 使う 素材 です 。 あやめ|だい|さとる|くろがね|ふ|りゅう|たま||つかう|そざい| Daita-iron?

金属 蒸気 化 し やすく て 貫通 力 が 高まる ん です 。 きんぞく|じょうき|か||||かんつう|ちから||たかまる|| Its low evaporation point increases the piercing capabilities.

あ ~ …。 で は 買い出し を お 願い でき ます か ? |||かいだし|||ねがい||| Then could I ask you to get more?

はい ! ( 巣 刈 ) 甲 鉄 城 の 補修 部品 も |す|か|こう|くろがね|しろ||ほしゅう|ぶひん|

必要 でしょ 。\ N ( 侑 那 ) そうだ ね 。 ひつよう|||ゆう|な|そう だ| You're right.

服 と か 薬 と か も 欲しい よ 。 ふく|||くすり||||ほしい|

8 日 の 夜 に は 出 て いく よう に 言わ れ て い ます 。 ひ||よ|||だ|||||いわ||||

( 菖蒲 ) うん 。\ N ( 逞 生 ) 8 日 って あした じゃ ない か 。 あやめ|||てい|せい|ひ||||| Isn't the 8th is tomorrow?!

じゃあ 今日 は 七夕 か 。 |きょう||たなばた| Then today is Tanabata, huh?

おちおち 短冊 飾って る 暇 も ねえ な 。 |たんざく|かざって||いとま|||

何 の 話 ? 知ら ない の か ? 七夕 。 なん||はなし|しら||||たなばた You don't know about Tanabata?

短冊 に 願い 事 を 書 い て ササ に つるす の よ 。 たんざく||ねがい|こと||しょ|||ささ|||| You write your wish on a card and hang it from a bamboo tree.

やって み たい ! いや でも そんな 余裕 ある か な 。 ||||||よゆう||| I'm not sure we have the time to.

買い物 だって お 金 が 足りる か どう か 。 かいもの|||きむ||たりる|||

( 菖蒲 ) やり ま しょ う 七夕 。 あやめ|||||たなばた Let's celebrate Tanabata.

お 金 の こと なら こちら を 。 |きむ||||| Please use this for money.

菖蒲 さま それ は …。\ N ( 菖蒲 ) お 願い でき ます か ? あやめ|||||あやめ||ねがい|||

はい ! わ ~ ! Yes!

( 女性 たち ) せ ~ の ! じょせい|||

( 女性 ) 聞い た かい ? 七夕 だって さ 。\ N ( 女性 ) すっかり 忘れ て た よ 。 じょせい|ききい|||たなばた||||じょせい||わすれ||| Did you hear?

( 男性 ) 買い出し 組 が ササ を 持って 帰る って さ 。 だんせい|かいだし|くみ||ささ||もって|かえる||

( 男性 ) じゃあ 短冊 作ら ない と な 。 だんせい||たんざく|つくら||| Then we'd better write down our wishes.

( 小太郎 ) う ~ ! こたろう|

( 男性 ) ♪「 さ さ の は さらさら 」\ N ( 男性 ) おい 気 が 早い ぞ 。 だんせい|||||||だんせい||き||はやい| Oh, the bamboo leaves are so very smooth.

ほら じっと し て ! ( 小太郎 ) ハハハハ ! ||||こたろう|

もう ! あっ …。

♪~

( 鰍 ) わ ~ ! 奇麗 ! かじか||きれい

( 鯉 ) すてき な 色 ねえ 。\ N ( 鯛 ) 服 を 買う の が 楽しみ に なる ね 。 こい|||いろ|||たい|ふく||かう|||たのしみ|||

久しぶり に 着替える の も 悪く ない よ ね 。 ひさしぶり||きがえる|||わるく|||

そう だ な 。

あんた は いつも 裸 み たい な 格好 し てる し ね 。 |||はだか||||かっこう|||| And you're always practically naked.

好き でし てる わけ じゃ ない 。\ N ( 無名 ) ウフフフ ! すき|||||||むめい|

( 侑 那 ) この 辺り で 分かれ ま しょ う 。\ N 私 たち は 整備 工場 へ 行き ます 。 ゆう|な||あたり||わかれ|||||わたくし|||せいび|こうじょう||いき| Let's split up here.

分かり まし た 。 わかり||

じゃあ 行く か 。\ N あい よ 。 |いく||||

( 鰍 ) 無名 ちゃん 。 一緒 に 来 て 。 かじか|むめい||いっしょ||らい| Nameless-chan, could you come with us?

あたし 買い物 と か 分から ない けど 。 |かいもの|||わから|| But I don't know anything about shopping.

女 だけ だ と なめ られ ちゃ う の 。\ N お 願い ! 用心棒 先生 。 おんな||||な め|||||||ねがい|ようじんぼう|せんせい

( 無名 ) うん ! むめい| Okay.

( 鰍 ) 高い ! 高い 高い ! かじか|たかい|たかい|たかい Too expensive! Way too expensive!

高い 高い ! ( 鰍 ) ほら ここ 傷 ん でる じゃ ない 。 たかい|たかい|かじか|||きず|||| Come on, it's bruised here! Give us a deal!

まけ て よ ~ ! ( 小太郎 ) まけ て よ ~ ! |||こたろう||| Give us a deal!

もっと 分厚い やつ は ない の ? |ぶあつい||||

こんな ぺらぺら じゃ 3 日 と 持た ない よ ! |||ひ||もた||

これ まとめ て 買う から 半額 に し て ! |||かう||はんがく|||

( 鯖 ) こんな 痩せ た 豆 が 10 文 ! ? バカ 言って ん じゃ ない よ ! さば||やせ||まめ||ぶん|ばか|いって|||| You're charging 10 mon for this skinny bean?

鰍 も 戦 する ん だ ね 。 かじか||いくさ|||| I guess Kajika goes out and fights battles too.

( 逞 生 ) よっ …。 てい|せい|

ん っ ? それ は ?

ん っ ? ああ 花火 だ よ 。 |||はなび|| What's that?

この 倭文 じゃ 七夕 に は 花火 を 上げる ん だ 。 |わぶん||たなばた|||はなび||あげる||

花火 って こと は 割 薬 も あり ます よ ね 。 はなび||||わり|くすり||||| If you have fireworks, you must have burst charges.

それ も 少し 分け て もらえ ませ ん か ? ||すこし|わけ||||| Would you be able to spare some?

( 男性 ) いい けど 何 に 使う ん だい ? だんせい|||なん||つかう|| Sure, but what do you need them for?

噴 流 弾 の 燃焼 剤 に 使え ない か と 思って 。 ふ|りゅう|たま||ねんしょう|ざい||つかえ||||おもって

( 男性 ) 噴 流 弾 ? それ は です ね …。 だんせい|ふ|りゅう|たま||||

≪ ( 武士 ) おい ! ぶし| Hey.

筒 の 調子 が 悪い 。 至急 だ 。\ N ≪ ( 武士 ) おい ! つつ||ちょうし||わるい|しきゅう|||ぶし| The barrel is acting up.

筒 の 調子 が 悪い 。 至急 だ 。 つつ||ちょうし||わるい|しきゅう|

少々 お 待ち を 。\ N こちら の ご用 が 済 ん だ ら すぐに 。 しょうしょう||まち|||||ごよう||す||||

( 武士 ) ああ ? ぶし|

俺 たち が 先 です 。 おれ|||さき| We were here first.

蒸気 鍛冶 風情 が 武士 に 逆らう の か ? じょうき|かじ|ふぜい||ぶし||さからう|| A lowly steam smith would oppose a Warrior?

この 人 は 今 俺 と 話し て た ん だ ! よそ者 が ! |じん||いま|おれ||はなし|||||よそもの| He was talking to me before you got here!

あっ !

ああ …。\ N あんた 何て こと を ! った く …。 |||なんて||||

ねじ な ん か ほっとけ ! 俺 の 方 が 先 だ ! |||||おれ||かた||さき| Leave the screws!

≪ ( 逞 生 ) 拾え よ 。\ N ( 武士 ) ああ ? てい|せい|ひろえ|||ぶし| Pick it up.

散らかし た おもちゃ は 片付けろ って お 母さん に 教わら なかった の か ! ちらかし||||かたづけろ|||かあさん||おそわら||| Didn't your mother ever teach you to pick up after yourself?!

( 武士 ) う っ ! ぶし||

おのれ ~ !

ああ … ひ ~ !

全然 なって ない ぜ ! ぜんぜん|||

( 武士 ) う わ ああ ! ぶし|||

夕刻 に は 取り に 来 る 。\ N それ まで に 直し て おけ よ ! ゆうこく|||とり||らい||||||なおし||| I will be back to pick it up by evening!

ヘッ 武士 なんて カバネ に 比べりゃ 全然 だ ぜ 。 |ぶし||||くらべりゃ|ぜんぜん||

あっ そう だ 。\ N それ で 噴 流 弾 って いう の は です ね 。 ||||||ふ|りゅう|たま|||||| Oh, right.

聞い て やって もらえ ます か ? すいません ね 。 ききい|||||||

≪ ( 男の子 ) お 姉ちゃん 甲 鉄 城 の 人 ? おとこのこ||ねえちゃん|こう|くろがね|しろ||じん

オイラ の 父ちゃん も 駿 城 に 乗って ん だ 。 ||とうちゃん||しゆん|しろ||のって|| My dad's on a Railfort too.

そう 。 じゃあ お 仲間 ね 。 |||なかま| Really?

うん 。 扶桑 城 って いう ん だ 。 |ふそう|しろ|||| Yeah. It's called the Tree Fortress.

( 侑 那 ) あっ …。 ゆう|な|

ごめん ね 。\ N よそ の 駿 城 の こと は よく …。 |||||しゆん|しろ|||| I'm sorry, I don't hear a lot about other Railforts—

≪ ( 巣 刈 ) 扶桑 城 なら カバネ に のま れ た ぜ 。 す|か|ふそう|しろ|||||||

( 侑 那 ) 巣 刈 ! ( 巣 刈 ) 乗って る やつ は ゆう|な|す|か|す|か|のって||| Sukari!

みんな カバネ に なって そのまま 顕 金 駅 に 突っ込 ん だ 。 |||||あきら|きむ|えき||つっこ|| Everyone on it got turned into Corpses...

俺 たち は そこ から 逃げ て き た ん だ 。 おれ|||||にげ||||| That's where we've escaped from.

( 侑 那 ) あんた どうして ! ゆう|な|| Why are you telling him this?!

帰ら ない 父親 を 永遠 に 待って る 方 が 残酷 でしょ う よ 。 かえら||ちちおや||えいえん||まって||かた||ざんこく||| It's more cruel to have him wait for a father that's never coming back.

少なくとも 俺 は 教え て ほしかった 。 すくなくとも|おれ||おしえ||

( 男の子 ) 嘘 だ ! おとこのこ|うそ|

嘘 だ そんな 。\ N 父ちゃん が … だって うそ||||とうちゃん||

絶対 帰る って …。 ぜったい|かえる|

( 巣 刈 ) ごめん な 。\ N 泣か す つもり じゃ なかった ん だ 。 す|か||||なか||||||

でも 涙 が 枯れ て から が 勝負 だ から な 。 |なみだ||かれ||||しょうぶ||| But... the real fight begins when the tears dry up.

( 来栖 ) 遅い な 。\ N ( 吉備 土 ) われわれ は くるす|おそい|||きび|つち|| He's late.

招か れ ざる 客 だ から な 。\ N どこ も 食料 は 惜しい 。 まねか|||きゃく|||||||しょくりょう||おしい We are unwelcomed guests after all.

( 来栖 ) しかし 交渉 の 機会 すら 与え ぬ と は …。 くるす||こうしょう||きかい||あたえ|||

戦う 相手 を 間違え て いる 。 たたかう|あいて||まちがえ|| He's fighting the wrong enemy.

( 吉備 土 ) 生駒 み たい な 物言い を する ん だ な 。 きび|つち|いこま||||ものいい||||| You sound like Ikoma.

相談 し て くる 。 そうだん||| Let me go talk to her.

菖蒲 さま 。 あっ ! あやめ|| Ayame-sama!

く … 来栖 ! これ は ひ ょ の …。 |くるす|||||

あっ ! し … 失礼 ! ||しつれい

もう 少し 待って みる か 。 |すこし|まって|| We should wait a little longer.

( 吉備 土 ) いい の か ? 交渉 を 急が な …。 きび|つち||||こうしょう||いそが| Are you sure?

もう 少し だけ だ 。 |すこし|| Don't we need too—

( 銃声 ) じゅうせい

( 山崎 ) 何事 か ! やまさき|なにごと|

お初 に お目にかかり ます 。\ N 四方 川 家 の 菖蒲 と 申し ます 。 おはつ||おめにかかり|||しほう|かわ|いえ||あやめ||もうし| It is an honor to meet you.

( 山崎 ) 家老 の 山崎 です 。\ N それ より …。 やまさき|かろう||やまさき||||

倭文 さま へ の 献上 品 です 。 わぶん||||けんじょう|しな| A gift for Shitori-sama.

うち の 若い 蒸気 鍛冶 が 作った 噴 流 弾 と 申し ます 。 ||わかい|じょうき|かじ||つくった|ふ|りゅう|たま||もうし| They are jet bullets invented by one of our young steam smiths.

不 首尾 が あって は いけ ませ ん から 検分 を 。 ふ|しゅび||||||||けんぶん| Please, allow us to give you a demonstration for your benefit.

来栖 。\ N ( 来栖 ) はっ 。 くるす||くるす| Kurusu.

( 吉備 土 ) いい ぞ 。 きび|つち|| Ready.

( 3 人 ) あっ …。 じん|

おお !

何という 威力 だ 。\ N ( 山崎 ) カバネ の 心臓 皮 膜 も なんという|いりょく|||やまさき|||しんぞう|かわ|まく| What amazing power!

これ なら 。\ N ( 菖蒲 ) お 入り用 なら |||あやめ||いりよう|

設計 図 ごと お 渡し でき ます 。\ N ( 山崎 ) 何と ! せっけい|ず|||わたし||||やまさき|なんと

困った とき は お互いさま でしょ ? こまった|||おたがいさま| It is only natural to help each other in a time of need.

わ … 分かった 。\ N 食料 の 供給 は 約束 しよ う 。 |わかった||しょくりょう||きょうきゅう||やくそく||

( 菖蒲 ) 負傷 者 や 病人 の 受け入れ も お 願い でき ます か ? あやめ|ふしょう|もの||びょうにん||うけいれ|||ねがい|||

( 山崎 ) ああ もちろん だ と も 。\ N ( 家臣 ) ご 家老 さま …。 やまさき|||||||かしん||かろう| Yes, of course.

( 広 塚 ) 四方 川 家 の 跡継ぎ を 待た せ て いる 。 ひろ|つか|しほう|かわ|いえ||あとつぎ||また|||

( 広 塚 ) 手短 に 願い たい 。 ひろ|つか|てみじか||ねがい|

( 小 源 太 ) 将軍家 五 州 廻り 小 源 太 と 申し ます 。 しょう|げん|ふと|しょうぐんけ|いつ|しゅう|まわり|しょう|げん|ふと||もうし| I am Kogenta, representing the Headquarters.

こちら に 控える は 解放 者 の 耳 を やって おり まし た 。 ||ひかえる||かいほう|もの||みみ||||| This man is the former Ear of the Liberator...

( 榎 久 ) 榎 久 と 申し ます 。 えのき|ひさ|えのき|ひさ||もうし| I am Enoku.

( 広 塚 ) なに ゆえ 狩 方 衆 を ? ひろ|つか|||か|かた|しゅう| What business do the Hunters have?

( 小 源 太 ) 今 は われら の 手下 です 。 しょう|げん|ふと|いま||||てした| He is working for us now.

解放 者 は 間もなく この 倭文 駅 に 到着 し ます 。 かいほう|もの||まもなく||わぶん|えき||とうちゃく|| The Liberator will arrive here in Shitori Station soon.

やめ て くれ ! 中央 の 争い に この 倭文 は 関係ない 。 |||ちゅうおう||あらそい|||わぶん||かんけいない Leave us out of it!

少なくとも あなた は 無関係 で は ない 。 すくなくとも|||むかんけい||| At the very least, you are not altogether uninvolved.

10 年 前 の あの 日 から 。\ N ( 広 塚 ) う っ …。 とし|ぜん|||ひ|||ひろ|つか|| Not after that day ten years ago.

( 無名 ) ただいま ! ( 鰍 ) 見 て 見 て むめい||かじか|み||み| I'm back.

こんなに 買え た の よ 。 |かえ|||

( 逞 生 ) すげ え な 。 あふれ そう だ 。 てい|せい|||||| Whoa, that's awesome!

ありがとう 。 もう いい わ 。

無名 ちゃん が おんぶ する と よく 眠る の よ ね 。 むめい|||||||ねむる|||

わ ~ ! へえ ~。

そう だ 。 あと これ 。\ N えっ ? 何 ? ||||||なん Oh, and this.

鰍 に 買って もらった の ! かじか||かって||

( 鰍 ) さあ 帰 ろ ? かじか||かえ| Let's go home now.

立派 な ササ も 手 に 入った こと だ し 。 りっぱ||ささ||て||はいった||| We have this lovely bamboo now.

それ で 七夕 する の ? ( 鰍 ) そう よ 。 ||たなばた|||かじか|| So that's what we need for Tanabata?

短冊 に 願い 事 を 書 い て ね こう やって つるす の 。 たんざく||ねがい|こと||しょ|||||||

( 無名 ) あっ ! むめい|

( 逞 生 ) さっ 行 こ う ぜ 。 てい|せい||ぎょう|||

帰って 飾りつけ し なきゃ 。 かえって|かざりつけ|| We need to get back and decorate!

( 巣 刈 ) せっかく だ から 街 で 食べ て 帰ら ねえ か 。 す|か||||がい||たべ||かえら|| Why don't we grab a bite to eat in town?

( 逞 生 ) お っ ! いい ねえ 。 てい|せい|||| Hey, good idea!

ん っ !

( 鰍 ) どう し た の ? かじか||||

無名 は ? えっ ? むめい||

さっき まで いたん だ けど 。

あいつ お 弁当 持って 出 て ない ん だ よ 。 まったく ! ||べんとう|もって|だ|||||| She didn't take her lunch with her.

お 弁当 ? ( 侑 那 ) これ の こと 。 |べんとう|ゆう|な||| Lunch?

ああ …。 He means this.

ハァ ハァ ハァ …。

こんな 所 に い た 。 探し た ぞ 。 |しょ||||さがし|| There you are.

( 無名 ) 何 あんた どう し た の ? むめい|なん||||| What's with you?

お前 お 弁当 忘れ てった ろ 。 おまえ||べんとう|わすれ|| You... forgot your lunch.

( 無名 ) あっ …。 むめい| Oh.

あり が と 。\ N いただき ます 言って から 飲め よ 。 ||||||いって||のめ| Thanks.

いただき ます 。\ N いただき ます 。

( 無名 ) あたし ね 七夕 やった こと あった よ 。 むめい|||たなばた||||

忘れ て た ん だ 。\ N さっき ササ の 葉 を 見 て 思い出し た 。 わすれ|||||||ささ||は||み||おもいだし| I just forgot about it.

そう な の か 。 Is that so?

お 母さん が ね 飾りつけ し ながら |かあさん|||かざりつけ|| My mom...

「 ホヅミ 今日 晴れて よかった ね 。\ N 天の川 見える よ 」 って 。 |きょう|はれて||||あまのがわ|みえる||

ホヅミ ? あたし の 名前 。 |||なまえ

兄 さま に 会う 前 の 。\ N どういう 字 かな ? あに|||あう|ぜん||||あざ|

う ~ ん たぶん …。

ふ ~ ん 。

お 母さん が お前 が たらふく お 米 を 食べ られ ます よう に って |かあさん||おまえ||||べい||たべ|||||

付け て くれ た ん だ ろ う な 。 つけ||||||||

プッ ! フフ フフ ! 何で 笑う ん だ よ 。 ぷっ|||なんで|わらう|||

( 無名 ) 真面目 に 言う から 。\ N いや 絶対 そう だ って 。 むめい|まじめ||いう||||ぜったい||| Why are you laughing?

でも バカ だ な お 母さん は 。 |ばか||||かあさん| Then my mother was stupid.

お 米 なんて とっくに 作れ なく なって る のに 。 |べい|||つくれ|||| Nobody's been able to make any rice in ages.

( 無名 ) それ に 私 たち の 食べ物 は …。 むめい|||わたくし|||たべもの| And that's not what we eat anyway.

( 無名 ) こうして 話し てる けど さ むめい||はなし|||

明日 に は カバネ に なっちゃ う かも しれ ない 。 あした|||||||||

今日 かも しれ ない 。 きょう||| Or maybe today.

寝る とき だって さ い っ つ も 思う よ 。 ねる||||||||おもう| It's something I always think about when I sleep.

朝 目 を 覚まし た とき 私 は 同じ 私 か なって 。 あさ|め||さまし|||わたくし||おなじ|わたくし||

もう この 心 は 消え て なく なっちゃ う かも って 。 ||こころ||きえ|||||| My mind might just be gone.

そ したら 朝 から みんな あたし に かま れ ちゃ う ね 。 ||あさ|||||||||

ハー ! ハー ! とんだ 目覚まし だ ね 。 |||めざまし||

ハハハ ! ハハハハ !

やめろ ! えっ ?

お前 人間 に 戻れ よ 。 おまえ|にんげん||もどれ| You should be human again.

もう カバ ネ と 戦う の な ん か やめろ 。 |かば|||たたかう||||| Stop fighting the Corpses.

えっ ?

そんな 思い し て カバ ネ と 戦う 必要 なんて ない 。 |おもい|||かば|||たたかう|ひつよう|| There's no need for you to fight the Corpses if that's how you feel.

決め た 。 俺 は お前 を 人間 に 戻す 。 きめ||おれ||おまえ||にんげん||もどす I've decided.

そして お前 の お 母さん が 願った みたい に |おまえ|||かあさん||ねがった||

いっぱい 米 を 食え 。 |べい||くえ

いや あの … 何 言って る の 。 ||なん|いって||

人間 に 戻す って やり 方 も 分から ない のに 。 にんげん||もどす|||かた||わから||

それ に お 米 を 食べる って こと は 田んぼ が 造れ る って こと で |||べい||たべる||||たんぼ||つくれ||||

つまり カバネ が い なく なる って こと だ よ 。

だから それ を 両方 やる ん だ よ 。 |||りょうほう||||

無理 だ よ 。 どっち か 片方 だって 難しい のに 。 むり|||||かたほう||むずかしい|

いや 俺 は 決め た 。\ N お前 を 人間 に 戻す 。 |おれ||きめ|||おまえ||にんげん||もどす

いや でも カバ ネリ じゃ なく なったら ||かば|||| But if I'm not a Corpseless...

あたし もう 戦え ない な 。 ||たたかえ|| ...I won't be able to fight anymore.

必要な い だ ろ 。\ N カバネ は い なく なる ん だ から 。 ひつような||||||||||||

あっ 。 そ っ か そう だ よ ね 。

あっ …。

( 逞 生 ) ただいま で ~ す ! てい|せい|||

( 鈴木 ) オー ! 大 達 鉄 ! 助かり ます 。 すずき|おー|だい|さとる|くろがね|たすかり| Oh, daita-iron!

うまい ! うまい !

俺 の 刀 は こんな こと を する ため に ある わけ で は …。 おれ||かたな||||||||||| This is not what my sword should be used for...!

よし …。

何て 書 い た の ? ( 逞 生 ) あ ~ ! コラ ! 見 ん な ! なんて|しょ||||てい|せい|||み||

( 無名 ) よっ ! ( 逞 生 ) あっ わ っ ! 痛 っ ! むめい||てい|せい||||つう|

ウフフフ どれ どれ …。

「 生き残れ ます よう に 」 いきのこれ|||

今 の 俺 たち の 願い なんて そんな もん だ ろ 。 いま||おれ|||ねがい||||| What else are we going to be wishing for?

よし ! 俺 も 書 い た ぞ ! |おれ||しょ||| Alright, I wrote mine too!

俺 の 願い は 「 カバネ を 滅ぼし て 田んぼ も 駅 も 全部 取り戻す 」 だ ! おれ||ねがい||||ほろぼし||たんぼ||えき||ぜんぶ|とりもどす|

( 巣 刈 ) おいおい そりゃ 欲張り 過ぎ だ ろ 。 す|か|||よくばり|すぎ||

じゃあ 巣 刈 は 生き てる だけ で いい の か ? |す|か||いき||||||

俺 は 嫌 だ 。 おれ||いや|

生き てる 以上 は 望み たい 。\ N 手 に 入れた い ! いき||いじょう||のぞみ|||て||いれた|

( 菖蒲 ) 私 も 書き まし た 。 あやめ|わたくし||かき|| I have written mine as well.

私 の 願い は 「 顕 金 駅 を 再興 し たい 」 です 。 わたくし||ねがい||あきら|きむ|えき||さいこう|||

( 一同 の 笑い声 ) いちどう||わらいごえ

おかしかった でしょ う か 。 Was that a strange thing to wish for?

( 来栖 ) いえ 。 お 館 さま も きっと 喜ば れ ます 。 くるす|||かん||||よろこば||

です よ ね 。\ N ( 男性 ) そうだ よ な 。 ||||だんせい|そう だ|| I thought so too!

( 男性 ) 夢 くらい で っか く ! ( 男性 ) こんな 時代 だ から こそ さ ! だんせい|ゆめ|||||だんせい||じだい|||| We should dream big!

よ ~ し ! 俺 は 大 金持ち に なって 美人 の 嫁 さん を 3 人 もらう ! ||おれ||だい|かねもち|||びじん||よめ|||じん| Alright!

3 人 って 。\ N 夢 は で っか く だ ろ 。 じん|||ゆめ|||||| Three?!

私 寺子屋 の 先生 に なり たい 。 わたくし|てらこや||せんせい|||

侑 那 さん は 何て 書き まし た ? ( 侑 那 ) 自分 の 駿 城 が 欲しい 。 ゆう|な|||なんて|かき|||ゆう|な|じぶん||しゆん|しろ||ほしい What did you write, Yukina-san?

僕 も それ 乗って いい っす か ? ぼく|||のって|||

駄目 。\ N ( 巣 刈 ) え ~ ? だめ||す|か|

来栖 は 何 を 書 い た の です か ? くるす||なん||しょ|||||

菖蒲 さま 。 いけ ませ ん 。\ N 見 られる と 願い が かない ませ ん 。 あやめ||||||み|||ねがい||か ない|| Ayame-sama, you can't!

そう な の です か ? 私 みんな に 見せ て しまい まし た 。 |||||わたくし|||みせ||||

いえ それ は …。

( 鰍 ) 無名 ちゃん は 何て 書 い た の ? かじか|むめい|||なんて|しょ||| What did you write, Nameless-chan?

おなか いっぱい お 米 が 食べ たい 。 |||べい||たべ|

( 鰍 ・ 無名 ) フフ フフ ! かじか|むめい||

≪ ( 花火 の 鳴る 音 ) はなび||なる|おと

♪~

( 無名 ) 兄 さま …。 むめい|あに| Brother...

大丈夫 。 みんな 優しい よ 。 だいじょうぶ||やさしい|

《 その 兄 さま が お前 に ホヅミ って 名前 を 捨て させ て |あに|||おまえ||||なまえ||すて|さ せ|

弱い やつ は 死ぬ しか ない って 教え た の か ? 》 よわい|||しぬ||||おしえ||| ...and taught you that the weak were only here to die?

《 そう だ と し たら 俺 は … 》 |||||おれ|

≪ ( 一同 の 歓声 ) あっ ! いちどう||かんせい|

( 男性 ) 狩 方 衆 だ ! ( 男性 ) 解放 者 さま 万歳 ! だんせい|か|かた|しゅう||だんせい|かいほう|もの||ばんざい

何 な の ? あの 人 たち 。 なん||||じん|

( 吉備 土 ) 狩 方 衆 。 カバネ を 退治 する ため に 組織 さ れ た きび|つち|か|かた|しゅう|||たいじ||||そしき||| The Hunters.

独立 部 隊 だ 。 どくりつ|ぶ|たい|

( 巣 刈 ) カバネ 相手 に 連戦 連勝 。 す|か||あいて||れんせん|れんしょう

彼ら が 通った 土地 は カバネ が 一掃 さ れ かれら||かよった|とち||||いっそう||

再び 人 の 手 に 戻る って さ 。 ふたたび|じん||て||もどる||

( 男性 ) 美馬 さま だ ! ( 女性 ) 何て 麗しい お 姿 ! だんせい|みま|||じょせい|なんて|うるわしい||すがた It's Biba-sama!

( 男性 ) さすが 将軍 さま の ご 子息 。 だんせい||しょうぐん||||しそく

≪ ( 無名 ) 兄 さま ! ( 美馬 ) ん っ ? むめい|あに||みま|| Brother!

( 美馬 ) 無名 ! ( 無名 ) やっと 会え た ! みま|むめい|むめい||あえ| Nameless!

( 美馬 ) 無事 だった か 。 みま|ぶじ||

兄 さま ? ( 鰍 ) 無名 ちゃん の 兄 さま って …。 あに||かじか|むめい|||あに|| "Brother"?

( 逞 生 ) 美馬 さま の こと な の か ? てい|せい|みま|||||| ...Biba-sama?!

( 美馬 ) 一 人 か 。 四 文 は どう し た ? みま|ひと|じん||よっ|ぶん|||| Are you alone?

顕 金 駅 が カバネ に 襲わ れ て …。\ N でも 立派 に 死 ん だ よ 。 あきら|きむ|えき||||おそわ|||||りっぱ||し|||

そう か 。

輪廻 の 果報 が あら ん こと を 。 りんね||かほう||||| May karma smile upon him.

しかし お前 が 無事 で よかった 。 |おまえ||ぶじ|| But I am glad you are alright.

あの ね 兄 さま 。 話し たい こと いっぱい ある ん だ 。 ||あに||はなし|||||| I have so much to tell you, brother!

甲 鉄 城 に は ね …。 こう|くろがね|しろ||| The Iron Fortress has...

《 俺 は 確かめ なけ れ ば なら ない 》 おれ||たしかめ|||||

《 それ が 真 の 英雄 か どう か を 》 ||まこと||えいゆう|||| That's...

♪~