Suzumiya Haruhi no Yuuutsu - 25
♪“ 恋 の ミクル 伝説 ”
♪“ 恋 の ミクル 伝説 ”
( み くる ) ♪ ミ ・ ミ ・ ミラクル ☆ ミクルンルン ☆
♪“ 恋 の ミクル 伝説 ”
♪“ 恋 の ミクル 伝説 ”
♪ ミ ・ ミ ・ ミラクル ☆ ミクルンルン ☆
♪ 素直に 「 好き 」 と 言え ない キミ も
♪ 勇気 を 出して
♪ Hey Attack !
♪ 恋 の まじない ミクルビーム
♪ かけて あげる わ
♪ 未来 から やってきた おしゃ ま な キューピッド
♪ いつも みんな の 夢 を 運ぶ の
♪ 夜 は ひと り 星 たち に 願い を かける
♪ 明日 も あの 人 に 会え ます ように
♪ Come On ! Let ' s dance ! Come On ! Let ' s dance ! Baby !
♪ 涙 を ふいて 走り出したら
♪ Come On ! Let ' s dance ! Come On ! Let ' s dance ! Baby !
♪ 宙 ( そら ) の 彼方 ( かなた ) へ Special Generation
♪ 「 いつ に なったら 大人 に なれる の か なぁ ?」
♪ 「 いつ に なったら 大人 に なれる の か なぁ ?」
~♪
~♪
~♪
♪ 恋 の マジカル ミクルンルン ☆
( キョン ) 彼女 の 名 は 朝比奈 ( あさひ な ) ミクル
ごく 普通の
けなげで かわいらしい 少女 の ようで いて
実は 未来 から 来た 戦う ウエートレス である
なぜ 未来 から 来た の が ウエートレス な の か は
さま つな 問題 に すぎ ない
物語 と は 往々 に して 開始 と 同時に
問答 無用 の 奇 っ 怪 な 設定 が 突きつけ られる もの だ
( み くる ) ええ … あっ お 急ぎ の ところ すみ ませ ~ ん
今日 は 生き の いい 白菜 が 大量 入荷 で ~ す !
今 から 1 時間 ぽっ きり で 1 束 半額 サービス な ので ~ す !
( キョン ) ところ で “ 戦う ウエートレス ” と 言って おき ながら
なぜ 今 唐突に バニーガール の 衣装 を 着て いる の か
それ は ふだん 彼女 が 地元 商店 街 の 客寄せ 用 呼び子 の バイト で
糊 口 ( ここう ) を しのいで いる から だ
( おばちゃん A ) あら 今日 は 白菜 が 安い の ね
( 棒読み 演技 )
( おばちゃん B ) 急いで 買わ なきゃ ね
( おじさん ) ミクル ちゃん 今日 も 精 が 出る ね
はい 頑張って ます !
( キョン ) 頑張り すぎ の コスチューム で 明るく 返答 する ミクル
その 無垢 ( むく ) な 魅力 で 白菜 は たちまち 売り切れ と なった
( 森村 ) いつも すまない ね 少ない けど これ 取 っと いて
そんな 全然 です
あたし こそ ごめんなさい です
こんな こと くらい しか でき なくて
それ じゃあ 次 は
お 肉屋 さん の ところ に 行か ない と いけない ので
失礼 し ました … ハッ 失礼 し ます !
( キョン ) 今や 彼女 は この 商店 街 に は なくて は なら ない ―
マスコットキャラ と して
地域 住民 に 愛さ れる 存在 であった
頑張れ ミクル !
去年 出来た 大型 デパート に 奪わ れた 客 を
商店 街 に 取り戻す のだ
地域 の 活性 化 と 個人 店舗 の 命運 は ひとえに
ミクル の 双 肩 に かかって いる
ただし 本筋 と は なんの 関係 も ない
さて その 本筋 だ が
彼女 は もちろん 戦う ウエートレス であり
その 目的 と は すなわち
一 人 の 少年 を 陰ながら 見守る こと であった
その 少年 の 名 は 古泉 ( こい ずみ ) イツキ
ごく 普通の 能 天気 な 高校 生 の ようだ が
実は 超 能力 者 である
しかし 本人 に は まだ その 自覚 が ない
どうやら 何 か を きっかけ に して
秘め たる スーパー インクレディブルパワー が
覚醒 する と いう こと らしい
は あ ~
( キョン ) なんだか 憧れ の 上級 生 に 声 を かけ られ なかった ―
下級 生 の ように も 見える が
とりあえず イツキ の 無事な 姿 に 安堵 ( あんど ) して る のだ と して おこう
こうして その後 も
あられ も ない 衣装 で バイト を 続けた ミクル は やがて
今 の ミクル に 居住 スペース を 提供 して いる 文具 店 に 戻って きた
( 鈴木 ) ああ お かえり
ミクル ちゃん お 疲れ かい ?
えっ と 平気です
今日 は お 客 さん も 多くて 大 繁盛 でした !
ああ それ は いい こと だ なあ
( 足音 )
( キョン ) 今日 の 務め は 果たした
ミクル は やっと そのご 無 体 な 衣装 を 脱ぎ
カジュアルな 姿 で 床 に 就いた
( キョン ) 断じて 言って おく が
着替え の シーン は これ 以上 撮って ない ので
ソース を 問い合わせて も ムダ である
ウソ で は ない
( キョン ) なんの 前触れ も 前 フリ も なく 立って いる の は 長門 ( な が と ) ユキ
ごく 普通で も なければ 一般 人 な 少女 に も 見え ない が
それ も その はず 実は 悪い 魔法使い である
しかも 宇宙 人
しかし 思う に イツキ に 対して
何やら 思惑 が ある と いう こと を 示し たい のだろう この カット だ が
そもそも イツキ が 下校 した 後 の 高校 に 残って いて も しかたがない し
それ に さっき まで 夕方 だった はず が
今 は どうも 昼間 の ように 見える
好き勝手 撮る の は いい が 編集 する 身 に も なって ほしい ―
微妙な インサートカット である
そう こうして いる うち に ミクル と ユキ の 初 対決 と なった
2 人 の 出会い から 因縁 関係 に 至る まで の 一切 の 経緯 は
諸 所 の 事情 に より 見て る 人 の ご 想像 に お 任せ する しか ない
この 辺 で 本 作 の 演出 方針 を 大体 察して いただければ
甚だ 幸いである
古泉 く … あっ イツキ 君 を
あなた の 思い じょ おり に は さませ せ せ ん !
あたし が 守って み せま ~ しゅ !
え ~ い ! ( モデルガン を 撃つ 音 )
( キョン ) 説明 しよう この ありがちな デザイン の 棒 は
“ スターリング ・ インフェルノ ” と か いう
魔法 の ステッキ な のだ
う う ~
こ っ … こう なって は 奥の手 です
と ~ りゃ !
ミ … ミ …
( み くる ) ミクルビーム ! ( キョン ) あっ ?
( キョン ) 説明 しよう
“ ミクルビーム ” と は 朝比奈 ミクル の 左 目 から 出る ―
マジ で 危ない 必殺 ビーム な のだ
( ハルヒ ) カット カット !
( キョン ) 一体 この後 事態 は どのような 急転 直下 を 迎える の か
果たして ミクル の 運命 は ?
イツキ は なんの ため に 出て きた の か ?
こ っ こ っ この お 店 は
えっ と 店長 が とても 親切です
それ に ナイスガイ です
今 の 店主 の 栄二 郎 ( えいじ ろう ) さん の お じいさん の 代 から やって い ます
か っ … 乾電池 から 冷蔵 庫 まで なんでも そろい ます
え ~ えっ と それ から …
と っ とにかく 大森 ( おおもり ) 電器 店 を よろしく お 願い しま ~ す !
は あ ~
( キョン ) ユキ と の 初 対決 に 敗れた ミクル は 悩んで いた
ミクルビーム が 通用 し ない なんて
なんとか し なくちゃ !
( キョン ) どうやら ミクル は 変身 ヒーロー で は なく
着替える 必要 が ある ようだ
そして 今日 も 律 儀 に バイト に 出かけ なくて は なら ない らしい
その ころ イツキ は 相 も 変わら ず 空虚な 顔 で 道 を 歩いて いた
( 古泉 ) あっ ! 何者 です ?
( 長門 ) 私 は 魔法 を 使う 宇宙 人 である
そう な んです か
そう
僕 に なんの 用 です ?
あなた に は 隠さ れた 力 が ある ので 私 は それ を 狙って いる
迷惑だ と 言ったら どう し ます ?
強引な 手 を 使って でも 私 は あなた を 手 に 入れる だろう
強引な 手 と は な んでしょう か ?
こう する のだ
( み くる ) 危な ~ い ! ( 古泉 ) うわ
( み くる ) 痛 っ ! う っ う う …
痛 た …
あな … あなた の 思いどおりに は さ せ ませ ~ ん !
ここ は ひとまず 退散 して おく
けれど 次 は そう は いか ない のだ
その 時 まで に 自分 の 戒名 を 用意 する こと だ
今度 こそ 私 は 容赦 なく お前 を 討ち 滅ぼす だろう
あなた は 誰 です か ?
えっ あっ … え ~
あたし は 通りすがり の バニーガール です
それ だけ な んです じゃあ さよなら
あの 人 は 一体 …
( キョン ) ムダ に 不思議 そうな まなざし で ミクル を 見送る イツキ であった
… って なんだ ? この パン ・ アップ は ?
( キョン ) ここ で また ごっそり と 過程 が 省か れる
それ っぽい なん やかん や が あった 後 に
再び 戦い の 火蓋 が 切ら れる こと に なった んだろう 多分
ここ … こけ っ こんな こと で は あたし は めげ ない のです !
わ … 悪い 宇宙 人 の ユキ さん !
神妙に 地球 から 立ち去り なさ ~ い !
あなた こそ この 時代 から 消え去る が いい
彼 は 我々 が 手 に 入れる のだ
彼 に は 貴重な 価値 が ある のだ
その 一環 と して まず 地球 を 侵略 する
そ っ そんな こと は させ ない のれ す !
この 命 に 代えて でも !
では その 命 も 我々 が 頂こう
( 鶴屋 ) フッ フッ フッ …
あっ あっ 鶴屋 さん ! まさか あなた まで …
正気に 戻って ください !
ハハハハ …
そんな 姿 で 言わ れて も な ハハハハ … あっ
ミクル ごめん ね あたし 操ら れちゃ って る から さ
ホント ごめん よ ~
ひ っ !
( キョン ) あの スターリング ・ インフェルノ と か いう やつ から 出る ―
魔力 か 電波 か で 鶴屋 さん 他 2 名 は
自 意識 を 喪失 した 操り 人形 と 化して しまった ようだ
これ で は ミクル は 手 を 出せ ない どう する ミクル ?
ひえ ~!
( み くる ・ 谷口 ( たに ぐち )) うわ ~!
( キョン ) どうし よう も なかった
( 古泉 ) どう し ました ?
つかまって ください 落ち着いて
( キョン ) ところ で いきなり 現れた イツキ は これ まで どこ に いた のだろう か ?
さっき うっかり 映って た 気 も する が
う う … 冷たかった
こんな ところ で 一体 何 を して いた のです か ?
えっ ? あっ その …
悪い 人 に 池 に その …
( ハルヒ ) そこ で 気絶 する の ! ( み くる ) あっ
き ゅん …
しっかり して ください
( キョン ) 普通 は 救急 車 を 呼ぶ か
周囲 の 民家 に 助け を 呼び に 行く か する もの だ が
この 少年 は 意識 を 失った 無垢な 美 少女 を
お姫様 だっこ で どこ へ 連れて いこう と いう のだ この 野郎
第 一 さっき まで いた ユキ たち は
とどめ も 刺さ ず に 一体 どこ へ 消えて しまった のだろう か ?
さまざまな 謎 や 矛盾 を ことごとく ほったらかし に して
この 物語 は ようやく 半分 に 達する
… って まだ 半分 ある の か これ ?
♪~
( キョン ) ここ は イツキ の 自宅 の ようだ
それ より も 気 に なる の は
担ぎ込ま れた ミクル の 何 げ に 湯上がり の 格好だ が
これ は もしや 気絶 して る 間 に
イツキ が ミクル を 風呂 に 入れた と いう こと な のだろう か ?
いや そうに 違いない !
ならば ここ は 誰 だって
疑問 が 激怒 から しまい に は 殺意 に 急変 する ところ な のだ が
あえて 今 は 湧き上がる 感情 を 押し殺して
深く 考え ない こと に し たい
我々 の 予測 範囲 内 で 動く 登場 人物 に
人間 的 リアリティー など ある わけ が ない から だ
あっ ! … って やぶ から 棒 に なんだ これ は ?
それ 以上 顔 を 近づける と
さすが に 予定 外 の 人物 が フレームイン して
蹴り を 入れて やる ぞ ! おい !
待つ が よい
古泉 イツキ あなた は 彼女 を 選ぶ べきで は ない
あなた の 力 は 私 と ともに あって
初めて 有効 性 を 持つ こと に なる のである
えっ ? それ は どういう こと です か ?
( キョン ) まず 窓 から ユキ が 現れた こと を 驚か ない のだろう か ?
今 言える の は
あなた の 選択肢 は 2 つ ある と いう こと だ
私 と ともに 宇宙 を あるべき 姿 へ と 進行 さ せる か
彼女 に 味方 して 未来 の 可能 性 を 摘み取る か
( キョン ) イツキ は いつ に なく 真剣に 悩んで いた
しかし さっき の 長門 の …
ユキ の セリフ は イツキ に 向かって 言って る んだ よ な ?
なるほど !
どっち に して も 彼 … いや この シーン は 僕 です が
僕 が 鍵 と なって いる のです ね ? そして 鍵 そのもの に 効力 は ない
鍵 は あくまで 扉 を 開ける 手段 で しか ない もの です
その 扉 を 開けた 時 何 か が 変わる のでしょう
恐らく 変わる の は …
それ は 分かり ました よ ユキ さん です が 今 の 僕 に は 決定 権 が ない
まだ 結論 を 出す に は 早 すぎる と 僕 は 考え ます
保留 って こと で 今 は 手 を 打ち ませ ん か ?
僕たち に は まだ 考える 時間 が 必要な んです
あなた たち が 全て の 真相 を 語って くれる なら
別 かも しれ ませ ん が
その 時 は 遠からず 来る だろう
しかし 今 で ない こと も 確かだ
我々 は 情報 の 不足 を 何より も 瑕疵 ( かし ) と する 習慣 が ある
可能 性 の 段階 で は
明確な 行動 を 取る こと は でき ない のだ
( キョン ) 伏線 と 言えば 聞こえ の いい 意味 不明な 会話 であった が
イツキ と ユキ の 間 に は
なぜ か 共通 認識 が 芽生えた ようだった
こ っ この 模型 屋 さん は 山 土 ( やま つち ) 啓 治 ( けいじ ) さん 28 歳 が
去年 脱サラ して 開店 オープン した んだ そうで ~ す
えっ 趣味 が 高じた ばっかりに やっちゃ った って 感じ で ~ す
あ … 案の定 売り上げ は 思う ように 伸び ず
えっ と 今 年度 前期 は 昨年 対比 で
伸長 率 80% な ので
皆さん どんどん 買い に 来て あげて くださ ~ い !
ふう ~
えっ 持つ んです か ?
う っ
ひ … 人 に 向けて 撃って は いけ ませ ~ ん !
空き缶 でも 撃って 我慢 し ま しょ ~ う !
えっ 撃つ の ?
ひえ ~!
( キョン ) さて そろそろ ストーリー を 追う 気 も う せて きた 頃 だ と 思う が
いきなり の 急 展開 だ
ミクル と イツキ の 同せい 生活 が 始まった のだ
ここ まで の SF バトルチック な 内容 は
なん だった の か と 思う くらい の
幼 妻 的 展開 である
萌 ( も ) え 要素 を 散りばめて 構成 の 中だるみ を
一気に 解決 しよう と でも いう のだろう か
それ は そう と こいつ は 誰 だ ? イツキ の 妹 の つもり か ?
… って いう か この 猫 さっき ユキ の 肩 に い なかった か ?
一方 ユキ も 負けて は い られ ない
なんと イツキ の 高校 に 転校 して きた のだ
色 仕掛け と いう 奇 策 を 使って イツキ を 籠 絡 しよう と する ユキ
しかし 見よう に よって は
至って 正当な アタック の しかた に 見える の は 気のせい か
( キョン ) やがて ミクル も 同じく 高校 に 転校 して きた
イツキ を 見守る 役 な んだ から
最初 っ から 高校 に 潜り込んで おけば
いい じゃ ない か と いう ツッコミ も むなしく
ユキ と ミクル の 戦い は
ラブコメバトル と して 激し さ を 増した
もはや ただ の 三角 関係 である
… か と 思う と どうやら 学校 内 で 不戦 協定 を 結んで いた の か
はたまた お互い たま に は 本分 を 思い出す の か
2 人 は 戦う ウエートレス と
エイリアンマジシャン に ふん装 して は
しょ ぼ い 戦闘 を 繰り広げる のであった
まさに この後 どう なって しまう の か
カメラ を 回す 俺 に も 見当 が つか ない ―
手 に 汗 握り よう も ない 泥沼 の 展開 だ
( キョン ) そして この 支離滅裂な 物語 は
取って つけた ように 最終 局面 を 迎える
恐らく この 作品 の 監督 も どんな 形 であれ
終わり は つけ なければ なら ない と 思った のだろう
いささか 手遅れの 感 は ある が …
ともあれ ユキ が 最終 決戦 を 申し込んで きた のだ
そ っか !
( キョン ) 今 何 を 理解 した のだろう
どうした の ミクル ?
お っ さん の ストーカー に 困って る ような 顔 しちゃ って
水虫 の 告知 でも 受けた の ?
いよいよ この 時 が 来た のです !
あたし は 最後 の 戦い に 赴か なければ なり ませ ん
そい つ は すごい ね 任せた よ ミクル
地球 を よろし … プッ ハハハハ …
( キョン ) たびたび 重箱 の 隅 を つつく ようで なんだ が
ミクル と 鶴屋 さん は
ミクル が 転校 して きて から 知り合った と 考える の が 普通だ から
その 前 の 池 の 戦闘 シーン で 鶴屋 さん を 出した の は
明らかな 演出 ミス な んじゃ ない だろう か ?
それ と つなぎ に 困ったら 空 映して ない か ?
… って な わけで やっと クライマックスシーン である
これ で 全て の 決着 を つけよう で は ない か
我々 に は あんまり 時間 が 残さ れて は い ない のだ
昼 休み 中 に なんとか 終わり に し ない と いけない
それ だけ は あたし も 同意 です が でも …
イツキ 君 は きっと あたし を 選ぶ と 言って くれ ます
う ~ ん あたし は そう 信じ ま ~ す !
あいにくだ が
私 は 彼 の 自由 意思 を 尊重 する 気 など ない
彼 の 力 は 私 が 頂く
( キョン ) だったら さっさと イツキ の 身柄 を
押さえたら いい んじゃ ない か と 思う の は 俺 だけ か ?
そう は さ せ ませ ~ ん !
その ため に あたし は 未来 から 来た のです !
とりゃ ~!
ほ わら っ !
へ やっ !
とう っ !
えっ やっ … うわ ~!
うえ ~ ん !
( ハルヒ ) ちょっと み くるちゃ ん ! 反撃 反撃 !
( 教師 ) こら ~! 何 やって ん …
( キョン ) 花火 と 爆竹 の 音 に 駆けつけた 教師 と の いざこざ も どこ 吹く 風 で
ミクル は ついに 追い詰め られて しまった
ふえ え … 高い …
ここ が 年貢 の 納め 時 だ 観念 する が いい
( キョン ) ユキ の とどめ の 一撃 が ミクル に 襲いかかる !
画 ( え ) 的に 問題 は ある だろう が
もう ここ 以外 は 盛り上がる ところ も ない ので
あと は 想像 で 補って もらい たい
絶体絶命だ ! どう なる ミクル ?
( 古泉 ) 大丈夫です か ? ユキ さん もう やめて ください !
( シャミセン ) 考える こと は なかろう
( シャミセン ) 考える こと は なかろう
( キョン ) えっ ! おい シャミセン しゃべる な
( キョン ) えっ ! おい シャミセン しゃべる な
( キョン ) えっ ! おい シャミセン しゃべる な
その 少年 の 意思 を 奪って しまえば よい で は ない か
その 少年 の 意思 を 奪って しまえば よい で は ない か
その 少年 の 意思 を 奪って しまえば よい で は ない か
しゃべる なって !
しゃべる なって !
側 聞 した ところ きみ に は そのような 能力 が ある はずだ が ?
痛 ( いて ) っ !
今 の は 腹話術
くらう が よい 古泉 イツキ
あなた の 意思 は 私 の 思う が まま に なる であろう
デュア !
( 長門 ) 無念 ( シャミセン ) ニャ ~!
終わり ました よ 朝比奈 さん
ああ …
( キョン ) イツキ の 理屈 不明な ポテンシャルパワー が 覚醒 し
ユキ は 宇宙 の かなた へ と 飛ばさ れて いった
世界 に 平和 が 戻った のだ ありがとう 朝比奈 ミクル
ありがとう 古泉 イツキ
終わり よければ 全て よし
… って 最後 も パン ・ アップ かよ !
♪( 映画 の エンディングテーマ )
( ハルヒ ) この 物語 は フィクション であり
実在 する 人物 団体 事件
その他 の 固有 名詞 や 現象 など と は
なんの 関係 も あり ませ ん ウソ っぱ ち です
ど っか 似て た と して も それ は 他人 の そら 似 です
あっ CM シーン は 別 よ
大森 電器 店 と ヤマ ツチ モデル ショップ を よろしく !
ジャンジャン 買い に 行って あげ なさい !
えっ もう 一 度 言う の ?
この 物語 は フィクション であり 実在 する 人物 団体 …
ねえ キョン なんで こんな こと 言わ ない と いけない の ?
( ハルヒ ) 出来た わ !
すごい 出来 じゃ ない !
SOS 団 の 辞書 に “ 不可能 ” の 文字 は ない の よ !
そう よね ? キョン
( キョン ) これ を 衆 目 に さらす と いう の か
これ は 文化 祭 初日 から 満員 御礼 大 入 袋 よ !
入場 料 取れば よかった わ ね
これ から 映 研 に 掛け合って みよう かしら ?
製作 費 が …
( キョン ) 今日 は 文化 祭 の こと は 忘れて ど っか で 寝て よう
ねっ キョン !
♪~
~♪