NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 10 - 211 - 志村 ダンゾウ
《 マダラ : サスケ の 力 まあ こんな ところ か 》
( ダンゾウ ) 早 すぎた な 。 まだ 眼 は 開いて いる 。
イタチ の ところ へ 行って 説教 でも さ れて くる と よい 。
ワシ の 勝ち だ 。
《 香 燐 : どう なって る !? この 感じ は もう …》
イザナギ を 見切った つもりだろう が 。
どういう こと だ !?
《 なぜ イザナギ が 起動 し ない !?》
《 ダンゾウ お前 の 言う とおり サスケ の 幻 術 は イタチ に は 及ば ない 》
キサマ …!
( サスケ ) イタチ に 会う の は キサマ の ほう だ 。
《 やっぱり ウチ が 感じた とおり 今 の ダンゾウ は 実体 だ !》
うわ ~ っ !
幻 術 時間 を 自在に 操った イタチ の 月 読と は 天地 の 差 だ 。
だが 少し しか もた ない 小さく 弱い その 幻 術 も →
要は 使い どころ だ 。
イザナギ は 写 輪 眼 を 使い捨て に して 発動 する 。
ひと つ の 眼 に よる 術 の 発動 は およそ 60 秒 。 だが …。
(( バカ ! なんで 自分 から !?))
( マダラ ) 自殺 行為 と も 思える サスケ の 連続 攻撃 は →
ダンゾウ の 写 輪 眼 を 1 つ ずつ →
しかも 確実に 減らす こと を 目的 に →
計算 さ れた 上 で 行わ れて いた 。
だから 体 を 刺し 合う 少し 前 右腕 の 写 輪 眼 は →
すべて 閉じて しまって いた と いう こと だ 。
サスケ は うち は 一族 。 そして 万華鏡 写 輪 眼 を 持つ 忍 。
観察 眼 なら ダンゾウ お前 より 上 だ 。
お前 が 気づく より も 早く サスケ は 幻 術 を かけ →
右腕 最後 の 眼 が 開いて いる ように 見せかけて いた 。
お前 自身 イザナギ の 不安定な 効果 時間 を →
右腕 の 写 輪 眼 を 見て 幾 度 も 確認 し 判断 して いた 。
サスケ は それ を 見逃さ なかった 。
イザナギ の 効果 時間 が まだ ある ように ほんの 少し の 間 →
見せかける 程度 だ が 。 一瞬 の 間 でも →
幻 術 に かけ られる こと を 前もって 確認 して いた 。
それ を 利用 し ない サスケ で は ない 。
写 輪 眼 を 手 に 入れた こと に より 対 写 輪 眼 の 戦い 方 を →
甘く 見た その 驕 り が 負け に つながった 。
これ が 眼 で 語る 戦い だ 。
うち は を ナメ る な 。
《 シスイ の 眼 が 使用 でき なかった に しろ →
ダンゾウ を よく ここ まで 追い込んだ な サスケ 。
そろそろ シスイ の 眼 を いただけ そうだ 。
根 は 土 に 隠れて いる べきだった な 》
サスケ !
大丈夫 か ? ほら さっさと 咬 め !
ああ !!
あの 女 連れて きて 正解 だった 。
役 に 立つ 。
わざわざ サスケ が 選んだ お気に入り な だけ は ある 。
《 この ワシ が こんな 小僧 に 。
ワシ は まだ こんな ところ で は 死ね ん 》
うわ あ !
《 いかん このまま で は →
初代 の 細胞 に 取り込ま れて しまう 》
《 死に かけて チャクラ の 制御 が でき なく なった な 。
柱 間 の 力 を そう 簡単に は コントロール でき は し ない 》
しつこい なんて ヤツ だ 。
ハァ …。
まだ だ 。
ここ から が 眼 で 語る 戦い だ !
《 右 目 の 瞳 力 が 戻った か 。
シスイ の 眼 が 復活 する まで の 間 を イザナギ で カバー する …。
そういう 手はず か …》
《 シスイ の 瞳 力 幻 術 と して 使用 する か →
イザナギ と して 使い捨て に する の か 決め かねて いる ようだ な 》
瞳 力 を 使い すぎた な 。
サスケ …。
《 ダンゾウ : サスケ は もう 使え ん 。
シスイ の 幻 術 を かけて 操る なら マダラ の ほう だ 。
もたもた して は おら れ ん ! 傷 が 深 すぎる 》
《 さて サスケ どう する ?》
自己 犠牲 を 語った お前 が 人質 と は な 。
( ダンゾウ ) 自分 の 命 が 惜しい わけで は ない 。
木 ノ 葉 の 為 忍 の 世 の ため →
ワシ は こんな ところ で 死ぬ わけに は いか ん 。
どんな 手 を 使って も 生き残る 。
ワシ は この 忍 の 世 を 変える 唯一 の 改革 者 と なる 者 。
この 女 は その ため の 犠牲 だ 。
サスケ … 助けて …。
動く な 。 香 憐 。
え …。
《 ぐ っ ! 急所 を … 人質 ごと …》
フッ ! そう こ なくて は …。
兄さん … まずは 1 人 目 だ …。
《 イザナギ を する 暇 が なかった な ダンゾウ 》
《 サスケ アンタ に とって 》
うち は …。
香 燐 人質 に 取ら れる ようじゃ 足手まといだ 。
♪~
《 サスケ …》
♪~
ダンゾウ 。
シスイ の 眼 は 頂く ぞ 。
(( ヤシロ : イタチ は いる か ?
出て こい 話 が ある 。
( イタチ ) 何 です ? 皆さん お 揃い で 。
昨日 の 会合 に 出 なかった ヤツ が 2 人 いる 。
( イナビ ) お前 は なぜ 来 なかった ?
暗部 に 入り いろいろな 面倒 事 に 駆り出さ れる の は わかる 。
お前 の 父上 も そう 言い 何かと かばって は いる 。
しかし 我々 は お前 を 特別 扱い する 気 は ない 。
わかり ました 。 以後 気 を つけ ましょう 。
そろそろ お 引き取り を 。 そう だ な 。
だが その 前 に もう 少し だけ 聞き たい こと が あって な 。
ゆうべ 南 賀 ノ 川 に 身投げ した うち は シスイ に ついて だ ))
《 コイツ が シスイ の 眼 を …》
(( ヒルゼン : 大丈夫 か ? ダンゾウ 。
余計な マネ だ ヒルゼン 。
ま ぁ そう 言う な 。
この 状況 で 仲間 を 失う わけに は いか ない だろう 。
お前 ら 無事だった か カガミ トリフ 。
( トリフ ) あぁ なんとか ね 。
( カガミ ) 敵 が 多 すぎる 。 どう する ? ヒルゼン 。
あぁ そう だ な 。 皆 で 二 代 目 様 と 合流 しよう 。
チッ !
囲ま れた な 。
敵 は 20。
この 追跡 力 から して 雲隠れ 。
手練 の 金 角 部隊 か 。
( ホムラ ) こちら は 二 代 目 様 を 含めて 7 人 。
これ じゃ とても …。 ( コハル ) ホムラ !
そんな 弱腰で どう する !
敵 は まだ こちら の 位置 を はっきり と は 把握 できて ない 。
ここ は 待ち伏せ して 不意 を 突き →
逃げ道 の 突破 口 を 。
ムリ だ コハル 。
この 場合 誰 か 一 人 が 陽動 で 気 を 引く しか ない 。
囮 役 か …。
まず 命 は ない 。
誰 が …。
《 俺 は 忍 だ 。
忍 らしく 戦場 で 死ぬ と 決めて いた 。
猿 飛 … お前 は 今 何 を 考えて る ?
お前 に は その 覚悟 が ある の か ?》
《 言う んだ ! 言え 俺 は …。
どうした ? 俺 が やる って 何で …》
俺 が やり ます 。
猿 飛 …。 ヒルゼン お前 …。
ヘッ 心配 する な 。
こう 見えて も お前 ら の 中 じゃ いちばん できる と 自負 して る 。
死にゃ あし ない よ 。
《 震え が 止まった …。
ちくしょう !
俺 は 弱腰だ !
心 の どこ か で 今 …。
ほっと して る 》
これ から 皆 を 頼む ぞ ダンゾウ 。 お前 なら …。
黙れ ! 俺 が 手 を 挙げよう と 思って いた 。
一 人 で いい 格好 を する な !
囮 役 は 俺 が やる 。
ダンゾウ …。
俺 の 父 も 祖父 も 戦場 で 忍 と して 死んだ 。
自己 犠牲 は 忍 の 本分 。
囮 役 は もちろん 俺 が 行く 。
キサマ たち は これ から の 里 を 守って いく →
若き 火 の 意志 たち だ 。
ダメです ! あなた は 火影 な んです よ 。
里 に あなた 以上 の 忍 は い ない 。
ダンゾウ よ キサマ は サル と →
いつも 何 か ある ごと に 張り合って きた な 。
だが この 場 で 必要な の は 仲間 同士 の 結束 だ 。
私的な 争い を 持ち込む な 。
決断 が 遅かった の は 事実 。
まずは 己 を 見つめ →
冷静 さ を 欠く こと なく 己 を 知る こと だ 。
今 の まま で は 仲間 を 危機 に 陥れる 。
とにかく ダンゾウ サル 。
その 歳 で 焦る こと は ない 。
いずれ その 時 が 来る 。
その 時 まで その 命 とって おけ 。
サル よ 。
里 を 慕い キサマ を 信じる 者 たち を 守れ 。
そして 育てる のだ 。
次の 時代 を 託す こと の できる 者 を 。
明日 から は キサマ が 火影 だ 。
サル 木 ノ 葉 を 頼む ぞ 。
はっ !))
《 お前 は いつも 俺 の 先 を 歩き や がる 》
忍 の 世 の ため 木 ノ 葉 の ため 。
お前 ら は 決して 生かして は おか ぬ 。
これ は 裏 四 象 封印 術 !
サスケ ダンゾウ から 離れろ 。
《 ヒルゼン 次 は わし の 番 の ようだ 》
(( 木 ノ 葉 舞う ところ に 火 は 燃 ゆる 。
火 の 影 は 里 を 照らし →
また 木 ノ 葉 は 芽吹く ))
《 ダンゾウ : お前 が 命 を かけて 木 ノ 葉 を 守った ように →
今度 は わし が 。
こや つら だけ は …。
だが わし は 結局 火影 に は なれ なかった 。
どこ まで いって も お前 に は 追いつけ なかった よ 》
《 ダンゾウ : お前 は 光 を 浴びる 木 ノ 葉 。
俺 は 闇 の 中 の 根 。
こんな 俺 を お前 は どう 思う ?
なあ ヒルゼン 。
お前 に とって 俺 は …》