NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 10 - 214 - 背負う べき 重荷
( カカシ ) あ ~ あ 。
お ~ い 。
サクラ は どこ だ ? ( キバ ) え ? あぁ …。
サスケ を 追って いた んだ ろ ?
サクラ は どっち に 行った の ?
北 に 向かって 2 時 の 方向 1 キロ …。
った く サクラ の ヤツ →
綱 手 様 から 相当 強い 薬 の 調合 を 教わった な 。
これ じゃ 当分 起き ない か 。
よい しょ っと 。
悪い が 時間 が ない んで 先 に 行く よ 。
( サスケ ) お前 が 俺 に ついてきて 何の 得 が ある ?
何 を 企んで いる ?
( サクラ ) 何も 企んで なんか ない 。
サスケ 君 が 木 ノ 葉 から い なく なって →
私 は あの とき 一緒に 行か なかった こと を →
ずっと 後悔 して た 。
《 香 燐 : コイツ 昔 の 仲間 か ?
コイツ も サスケ を …。
だけど …》
サスケ 君 の 望み どおり に 動く 。
もう 後悔 し たく ない 。
俺 の 望み を 知っている の か ?
そんな の 何 だって いい 。 私 は サスケ 君 の 言う とおり に …。
木 ノ 葉 を 潰す ! それ が 俺 の 望み だ 。
お前 は 本当に 俺 の ため に 木 ノ 葉 を 裏 切れる の か ?
うん サスケ 君 が そう しろ と 言う なら 。
なら それ を 証明 して もらおう 。
コイツ に トドメ を 刺せ 。
そう したら お前 を 認めて やる 。
その 人 は ?
俺 の 組織 した 鷹 の メンバー だ 。
今 は 見て の とおり 使い物 に なら ない 。
サクラ お前 は 医療 忍者 だった な 。
コイツ の 代わり に なる 。 ちょうど いい 。
《 こんな こと …。
やっぱり 昔 の サスケ 君 じゃ ない 。
変わって しまった 》
どうした サクラ でき ない の か ?
《 この 人 は 関係ない 。
ここ で 私 が 今 サスケ 君 を 刺せば →
すべて が 終わる 》
やめろ サスケ …。
《 本気 の 殺意 》
落ちた な サスケ 。
ヘッ … 次 から 次 へ と 。
サクラ … お前 ひと り で サスケ を 殺そう と した だろう ?
そんな 重荷 を お前 が 背負う こと は ない んだ よ 。
第 7 班 の 先生 で あり ながら →
お前たち を バラバラ に さ せて しまった の は →
俺 の 不 甲斐 な さ だ 。
サクラ お前 を 安心 さ せよう と →
無責任な こと を 言った 。
(( カカシ 先生 …。
大丈夫 また 昔 みたいに なれる さ ))
自分 自身 に 言い聞かせて いた の かも しれ ない 。
だらしない 先生 で すまない 。
そんな こと …。
サスケ … 俺 は 同じ こと を 何度 も 言う の は →
あまり 好きじゃ ない 。
だが もう 一 度 だけ 言って おく 。
(( お前 の ような ヤツ は 腐る ほど 見て きた が →
復讐 を 口 に した ヤツ の 末路 は ろくな もん じゃ ない ))
復讐 に とりつか れる な 。
ククククッ … ハッハッハッハッハッハ !
イタチ を … 父 を … 母 を …。
一族 を ここ へ 連れて こい !
そう したら そんな もの やめて やる 。
お前 を 殺し たく ない 。
俺 を いつでも 殺せる みたいな 言い かた だ な 。
いつまでも 先生 ヅラ すんじゃ ねえ よ 。
俺 は アンタ を 殺し たい と うずうず して る ぜ 。
カカシ !
《 マダラ に ここ まで …》
サクラ その 子 を →
口 が 利 ける 程度 まで 回復 さ せて やれ 。
今 なら まだ 間に合う 。
いろいろ と 敵 の 情報 を 知って る 子 だ 。
先生 は ?
お前 は その 子 を 連れて ここ から 離れて ろ 。
《 カカシ 先生 …》
お前 の 覚悟 の 重 さ は 俺 が 受け取る よ 。
まっ これ は 俺 の 役目 だ 。
ほら !
早く 行け サクラ 。
第 7 班 の リーダー と して →
すべて の 決着 を 今 ここ で つける 。
俺 も 同じ こと を 何度 も 言う つもり は ない 。
先生 ヅラ は いいかげん やめろ 。
《 どんなに 落ちて も →
大 蛇 丸 が かわいい と 思えて た んだ な 。
三 代 目 幾多 の 弟子 を 育てて きた あなた でも →
愛弟子 が 里 を 抜け →
その 愛弟子 と 戦わ ねば なら ぬ つら さ …。
そして 他人 に は 譲れ ぬ その 覚悟 …》
三 代 目 火影 様 が どんな 気持 だった か →
今に なって わかる と は ね 。
アンタ は 三 代 目 の 二の舞 を 演じる こと に なる 。
お … お前 。
今 は まだ しゃべら ないで もう 少し だ から 。
《 敵 の お前 の 気持 なんか わかり たく も ねえ んだ 。
だから うち の 前 で →
そんな 悲しい 顔 で 泣く んじゃ ねえ よ 。
ちくしょう …》
よし 。
写 輪 眼 って の はな うち は の 証し だ 。
うち は 一族 でも ねえ 低俗な 忍 が →
その 目 を 見せびらかす な !
《 手 裏 剣 の 射 線上 に …。
サスケ め 実戦 慣れ して や がる 。
なら !》
土 遁 土 流 壁 !
お前 の 写 輪 眼 も 借り物 に しちゃ 使い 方 が うまい ほう だ 。
だが な キサマ の 写 輪 眼 に これ が できる か ?
俺 と お前 の 写 輪 眼 その 格 の 違い を 教えて やる 。
これ は !
《 速い ! 万華鏡 で 消し飛ば さ なければ →
やられて いた な …》
それ が 須佐 能 乎 って やつ か 。
まさか うち は で も ない アンタ が 万華鏡 を 開眼 して る と は な 。
助かった の は どうやら その 眼 の 能力 らしい が …。
うち は の 力 に 感謝 する んだ な 。
サスケ お前 の 中 に ある の は 一族 だけ で は ない はずだ 。
憎しみ だけ じゃ ない はずだ 。
もう 一 度 自分 の 心 の 奥底 を 見つめて みろ 。
まだ そんな こと を 言って ん の か 。
お前 は 本当 は わかって る はずだ 。
笑って や がる 。
全員 笑って や がる 。
イタチ の 命 と 引き換え に 笑って や がる !
何も 知ら ず に 一緒に ヘラヘラ 笑って や がる !
今 の 俺 に とって お前 ら の 笑い声 は 軽蔑 と 嘲笑 に 聞こえる !
その 笑い を 悲鳴 と 呻き に 変えて やる !
《 サスケ …》
《 サスケ の チャクラ が 更に 冷たく なった 》
サスケ は もう お前 の 知っている サスケ じゃ ない 。
こいつ は まずい !
ハハハ …!
どう だ こいつ が お前 の 借り物 の 写 輪 眼 で 消せる か !?
本物 と 借り物 の 差 って やつ を 見せつけて やる ぜ !
クソッ !
《 し … 視界 が !》
アイツ 何 を する 気 だ ?
《 サクラ 何で 出て きた !?》
よせ !
《 カカシ 先生 に 重荷 は 背負わ せ ない !》
(( 俺 たち の 決定 を アイツ が ナルト が 素直に 聞く かね ?
( リー ) けど それ が 僕たち の 総意 です から →
なんと して も わかって もらわ ない と 。
ナルト に は すべて 私 から 話す 。 サクラ さん が ?
何 か 名案 でも あん の か ?
とにかく 私 に 任せて 。
《 こんな こと … ナルト に 言える わけない 。
私 が 全部 うまく や ん なきゃ 。 覚悟 を 決め なきゃ 》
ちょっと そこ の 席 通して くれる ?
ナルト どけ ! 私 は アンタ の 向こう側 に 座り たい の よ !
サスケ 君 隣 いい ?
《 今日 こそ サスケ 君 を ゲット して やる わ !
ファーストキス は 私 が 奪う の よ ! しゃ ~ んな ろ ~ っ !》
お前 ら 最後に もう 一 度 だけ チャンス を やる 。
ただし 昼 から は もっと 過酷な 鈴 とり 合戦 だ 。
挑戦 し たい ヤツ だけ 弁当 を 食え 。
ただし ナルト に は 食わせる な 。
ルール を 破って 1 人 昼 飯 を 食おう と した 罰 だ 。
もし 食わせたり したら →
ソイツ を その 時点 で 試験 失格 に する 。
ここ で は 俺 が ルール だ 。
わかった な 。
( お腹 が 鳴る 音 )
ほら よ 。 あっ ちょ …。
ちょっと サスケ 君 さっき 先生 が …。
大丈夫だ 今 アイツ の 気配 は ない 。
昼 から は 3 人 で 鈴 を とり に いく 。
足手まといに なら れちゃ こっち が 困る から な 。
サスケ 君 。
( ナルト ) え !? サクラ ちゃん ?
ヘヘヘッ ありがとう 。
お前 ら !
ど わ ~! キャー !
合格 !
お前 ら が 初めて だ 。
今 まで の ヤツ ら は 素直に 俺 の 言う こと を 聞く だけ の →
ボンクラ ばかり だった から な 。
忍 は 裏 の 裏 を 読む べし 。
忍 の 世界 で ルール や 掟 を 破る ヤツ は クズ 呼ばわり さ れる 。
けど な 仲間 を 大切に し ない ヤツ は それ 以上 の クズ だ 。
これ にて 演習 終わり ! 全員 集合 !
夜中 に こんな ところ で 何 うろついて いる ?
里 を 出る に は この 道 を 通る から →
いつも ここ に …。
帰って 寝て ろ 。
どうして 何も 言って くれ ない の ?
なんで いつも 黙って 私 に 何一つ 話して くれ ない …。
余計な お 世話 だって 言って んだ よ 。
いちいち 俺 に 構う な 。
私 って サスケ 君 に 嫌わ れて ばっかりだ ね 。
覚えて る ?
下 忍 に なって 初めて スリーマンセル の チーム が 決まった 日 →
その 場所 で 初めて サスケ 君 と 2 人 っきり に なった とき →
私 を 怒った わ ね 。
孤独 …。
え ?
親 に 叱ら れて 悲しい なんて レベル じゃ ねえ ぞ 。
どうした の ? 急に 。
お前 う ざい よ !
覚えて ない な 。
そう だ よ ね もう ずいぶん 前 の こと だ もん ね 。
でも あの 日 から 始まった んだ よ 。
サスケ 君 と 私 。
そして ナルト に カカシ 先生 。
4 人 で いろんな 任務 やって →
苦しかった し いろいろ 大変だった けど →
でも やっぱり 何より 楽しかった 。
サスケ 君 の 一族 の こと は 知って る 。
でも 復讐 だけ なんて 誰 も 幸せに なんて なれ ない !
サスケ 君 も 私 も 。
やっぱり な …。
俺 は お前たち と は 違う 。
お前たち と は 相容れない 道 に いる 。
4 人 で やってきた 。
確かに それ を 自分 の 道 と 思おう と した こと も ある 。
4 人 で やってきた が 俺 の 心 は 結局 復讐 を 決めた 。
俺 は その ため に 生きて きた 。
俺 は お前 や ナルト の ように は なれ ない !
また サスケ 君 は 自ら 孤独に なる の ?
サスケ 君 は あの とき 孤独 は つらい って 教えて くれた 。
今 は それ が 痛い ほど わかる 。
私 に は 家族 も 友達 も いる 。
だけど サスケ 君 が い なく なったら →
私 に は … 私 に とって は 孤独 と 同じ 。
また ここ から それぞれ 新しい 道 が 始まる だけ 。
私 は ! 私 は サスケ 君 が 好きで 好きで たまらない !
サスケ 君 が 私 と 一緒に いて くれれば 絶対 後悔 さ せ ない !
私 サスケ 君 の ため なら なん だって する !
だから お 願い だ から ここ に いて !
復讐 だって 手伝う !
絶対 私 が なんとか して み せる から !
だから ここ に …。
私 と 一緒に …。
それ が ダメ なら 私 も 一緒に 連れて って 。
やっぱり お前 う ざい よ 。
行か ないで !
行く なら 私 大声 出して でも …。
サクラ …。
ありがとう ))
《 覚悟 した はずな のに …》
サクラ !
《 クソッ ! 万華鏡 を 使ったら すぐ これ だ !》
う っ !
よせ ! サスケ !
《 ナルト !》
ナルト !
( くも じい ) もしもし そこ の あなた 。
たまに は 空 から 日本 を 眺めて みる と いう の は →
どう じゃ ろう ?
今回 は 埼京 線 の 上 を 飛んで いく ぞ 。
( くも み ) と いう こと は 埼玉 県 に も 突入 です ね 。
そう じゃ 。 この 沿線 に は 不思議な 景色 は もちろん →
小さな 巨人 と も いえる →
シェア No .1 工場 が たくさん ひ そん ど る ぞ 。
なんで すか ? これ 。
では そろそろ 出発 じゃ 。