NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 10 - 221 - 蔵 入り
どこ 行った ?
あっ !
( カブト ) 力 が なじむ 。
いい 調子 だ 。 悪く ない 。
( カブト ) そろそろ 行動 を 起こす と する か 。
( フカサク ) どうした ん なら ? は よ 蔵 入り の 印 を 押せ !
( ゲロ 寅 ) 不安な んじゃ な ? ナルト 。
まあ 無理 も ねえ のう 。
( フカサク ) な んな んじゃ ?
フカサク 様 ! 九 尾 の 力 ゆう の は →
九 尾 の チャクラ と 九 尾 の 意志 の 2 つ が 合わさって でき とんや 。
九 尾 の 力 を コントロール する ゆう こと は →
その 九 尾 の チャクラ だけ 引き出し →
自分 の チャクラ に 変えて 己 の 力 に する こと な んじゃ 。
じゃ けど そう 簡単な もん じゃ ねえ 。
( 九 尾 ) ケケケケ !
( ゲロ 寅 ) 九 尾 の チャクラ を 引き出したら 九 尾 の 意志 も ついてくる 。
九 尾 の 意志 って の は 憎しみ の 塊 で →
強い 力 で チャクラ と 結びついて くるんじゃ 。
どん だけ 自分 を 強く 保って も →
心 の どこ か に ある 憎しみ と 結びつこう と して →
心 を 乗っ取って くる 。
つまり じゃ →
九 尾 の 力 を コントロール する ゆう ん は →
九 尾 の 意志 と 九 尾 の チャクラ →
この 2 つ を 憎しみ の ない 強い 己 の 意志 で →
完璧に 分離 する こと を いう んじゃ 。
四 代 目 は 九 尾 封印 の 檻 から →
ほんの 少し 漏れ 出す チャクラ の 上澄み が →
自然に ナルト の チャクラ に なる よう 封印 式 を 組 ん ど った 。
それ は 八 卦 の 封印 式 と は 呼ば れ →
四 象 封印 を 二 重 に 組んだ もの じゃ 。
じゃ が この 鍵 を 使えば 四 象 封印 を 開け →
九 尾 の チャクラ すべて を 引き出せる 。
ほん なら 九 尾 の チャクラ に 九 尾 の 意志 が すべて ついてきて …。
その 九 尾 の 意志 に ナルト の 意志 が 負けた 時点 で …。
九 尾 が 完全に 復活 する 。
《 なんという こと じゃ …》
それ で 今 まで に 開けた こと は ある ん かい な ?
前 に 四 象 封印 が 弱まり つつ あって →
修業 中 勝手に 九 尾 化 を 始めた ナルト を 抑える ため →
鍵 を 使って 封印 を 閉めた んじゃ が …。
(( ナルト : あぁ ~!
( ゲロ 寅 ) これ で また しばらく は 大丈夫じゃ のう 。
( 自 来 也 ) しばらく は … か 。
♪~
どうした ん だって ば よ ? エロ 仙人 !))
( ゲロ 寅 ) 自 来 也 は 悩んで おった 。
四 代 目 が 組んだ 封印 式 が →
ゆるみ はじめて いる と わかった 以上 →
このまま で は ナルト が いつ また 九 尾 化 する と も わから ん 。
(( うむ やって みる かのう 。
うん ?
え ~ っ !!
口 から ガマ が 出た って ば よ !
ガマ 使い が 荒かろう が 自 来 也 !
あれ から なんぼ も 経 っと らん じゃ ろう が !
頼み が ある んだ が 聞いて くれ ん か ?
ゲロ 寅 さん 。
ナルト の 四 象 封印 を のう 。
おい 締め 直した ばかりじゃ ぞ 。
もっと きつく 締める いう ん か ?
いや その 逆だ 。
少し ばかし 開いて ほしい んだ が のう ))
自 来 也 は わざと ほんの 少し の 間 鍵 を 開けて の う 。
ナルト に 九 尾 の 意志 に 対抗 する 力 を コントロール さ せよう と した んじゃ 。
ま ぁ 失敗 じゃ った けど な 。
俺 だって エロ 仙人 を 傷つけ たく なんて なかった 。
(( 何 だ もう ギブアップ かのう ?
うわ っ !
こんな 修業 無理 だって ば よ 。
情けない のう 。
簡単に 根 を 上げ おって 。 は ぁ ~ っ !
前 に お前 の こと を 四 代 目 に 似て いる と 言った の を →
覚えて いる か ?
仮にも 四 代 目 が 編み出した 術 螺旋 丸 を 受け継いだ 忍 ならば →
もっと シャキッ と せんか !
四 代 目 の 術 を 螺旋 丸 を 手 に 入れた とき →
どん だけ 嬉しかった か わかん ねえ 。
俺 の 夢 俺 の 目標 。
四 代 目 火影 の 術 を 俺 が 手 に して る ん だって 。
だけど …。
今度 の 修業 は 螺旋 丸 の とき と は 比べもの に なん ねえ って ば よ 。
フンッ ま ぁ 螺旋 丸 を 手 に 入れた こと 自体 が →
奇跡 だった んだろう のう 。
期待 した わし が 間違って いた の かも しれ ん 。
そりゃ あ 四 代 目 が すげ ぇ 忍 だって こと くらい →
俺 だって わかって る って ば よ 。 そうだ のう 。
たった 1 つ の 術 を 手 に 入れた くらい で →
大 はしゃぎ して る お前 と は 大 違い だ から のう 。
アイツ は バカ 弟子 の お前 と 違って 本当の 天才 だった 。
編み出した 術 の レベル も ハンパ で は なかった 。
わし で すら 会得 でき ん 忍術 まで 編み出し おって のう 。
エロ 仙人 でも ? うむ 。
歴代 火影 であろう と 会得 できる もの は おる まい 。
そんな すげ ぇ 術 を … さすが 四 代 目だって ば よ 。
や っぱ 火影 は 遠い って ば 。
だが たった 1 人 だけ その すげ ぇ 術 を →
会得 できる 可能 性 の ある 忍 が おる 。
お前 だ ナルト 。
俺 ? そうだ 。
九 尾 の チャクラ を 持つ お前 に しか その 術 は 会得 でき ん 。
俺 に しか 会得 でき ない 術 ? それ って ば …。
あぁ 四 代 目 火影 が お前 の ため だけ に 残した →
いわば 四 代 目 の 遺産 だ 。
四 代 目 の 遺産 …。
それ も 俺 だけ の ため の ?
ナルト この 修業 で チャクラ の コントロール を 身 に つけ →
その 期待 に 応えて み ん か !
オス !))
力 を 得よう と すれば する ほど →
九 尾 の 意志 は 強く 俺 を 縛 っち まう んだ 。
俺 の 意志 なんか 無視 して 誰 も かれ も 傷つけよう と し や がる 。
ナルト の 鍵 を ほんの 少し 開けた だけ でも これ じゃ 。
自 来 也 ちゃん の 胸 の 傷 に そんな 理由 が あった と は のう 。
それ から は どう なった んじゃ ?
うまく は いっと らん 。
昔 大 蛇 丸 と やった とき も 自分 から 九 尾 の 力 に 頼って →
自分 の 意志 を 預ける こと に な っち まった 。
(( 俺 の 前 で 自分 の もの みて え に →
サスケ の 名 を 口 に すんじゃ ねえ !))
サスケ の こと 言わ れて カッ と な っち まって →
いつの間にか 自分 を 見失って た 。
ヤマト 隊長 は 九 尾 の チャクラ に 頼る んじゃ なくて →
自分 の 力 で 戦え って 言った 。
人 柱 力 を 抑えて くれる →
ヤマト 隊長 に 見守ら れて の 修業 なら ともかく →
戦い で は 憎しみ の 気持 が 常に ついて くっ から →
だから もう 九 尾 の 力 は いら ねえ と 思った 。
自分 の 意志 で 九 尾 の 意志 を 抑え 込め ねぇ ん なら →
エロ 仙人 や サクラ ちゃん を 傷つける こんな 力 →
俺 は いら ねえ そう 決めた んだ 。
けど …。
ヒナタ が ペイン に やられた とき も →
憎くて 悔しくて →
使わ ねえ どころ か →
自分 の 心 が 勝手に 九 尾 の 意志 と つな がっち まった 。
今 は 四 代 目 に 封印 を 組み なおして もらった から →
まだ 安心だ けど …。
また いつ 暴走 する かも わかん ねえ 。
だけど サスケ と 戦う ため に は 九 尾 の チャクラ が 必要だ 。
結局 俺 は 九 尾 の 人 柱 力 。
いつまでも 逃げ てら ん ねえ 。
(( ミナト : お前 に 九 尾 の チャクラ を 半分 残して 封印 した の は →
この 力 を 使いこなす と 信じて いた から だ ))
《 そうだ よ な 父ちゃん 。
仲間 を 傷つけ ち まう の も 憎しみ に 負け ち まう の も …》
《 ウジウジ した って しかた ねえ って ば よ 》
《 九 尾 の チャクラ の 開放 が いかに 危険な もの か は よく わかった 。
うん 四 代 目 の 思い と →
自 来 也 ちゃん ゆずり の ど根性 を 持 っと る こや つ ならば …》
( ゲロ 寅 ) 契約 成立 じゃ 蔵 入り する 。
で 蔵 入り って どう す ん の ?
お前 は 何も せん で いい 。
ただ 口 だけ 開け とけば いい んじゃ 。
口 ? そうじゃ あ ~ ん して み 。
あ ~ ん 。
もっと 大きく じゃ !
あ ~ ん !
いく ど 蔵 入り じゃ 。
は が ~!!
こら もっと 大きゅう に 口 を 開け !
蔵 入り さ せる 気 ある ん か !?
《 なんで 口 から ? ヌルヌル して 気持 悪い 》
オエー !!
蔵 入り オーケー じゃ 。
これ から 木 ノ 葉 へ ナルト ちゃん を 戻す けんのう 。
そ したら まずは タコ 探し じゃ 。
そう だった タコ に 会う って 予言 を 見た んだった よ な 。
うむ 。 どこ に いる タコ な んだ ?
もっと ヒント ねえ の ?
( 大 ガマ 仙人 ) はっきり は せん が ある 孤島 じゃ 。
人間 は 近づか ん 生き物 たち の 楽園 。
ワシ から したら 楽し そうな リゾート じゃ 。
そこ で タコ が お前 に 協力 して くれる はずじゃ 。
とにかく 導き が ある じゃ ろう 。 オッス !
( ランヤ ) 間違い あり ませ ん カブト の 仕業 です 。
( アンコ ) この 殺し 方 カブト の ヤツ どんどん 大 蛇 丸 に 近づいて いく な 。
しかし なんで わざわざ 痕跡 を 残して いく 。
アイツ なら …。 ( トクマ ) わざ とって こと です か 。
何 を する 気 な のでしょう ?
おそらく カブト は 大 蛇 丸 の 意志 を 継いで いる 。
木 ノ 葉 を 狙う の か 暁 を 狙う の か どちら か だ が 。
( カブト ) まずは 挨拶 から だ トビ 。
いや 今 は マダラ と 名乗って いる と か 。
( マダラ ) ここ が よく わかった な 。
スパイ と して 国 から 国 へ と 渡り歩き →
暁 の 一員 で も あった 僕 の 情報 網 を なめ ない ほう が いい 。
サソリ の スパイ の 一員 だった な お前 は 暁 の 裏切り者 だ 。
これ は !
穢土 転生 。
二 代 目 火影 と 大 蛇 丸 様 しか 使え なかった 禁 術 。
しかし 僕 で 3 人 目 。
そして 今 は その 2 名 を も 超えて いる 。
これ は キミ へ の パフォーマンス 。
僕 の 力 を 信用 して もらう ため の ね 。
( カブト ) 安心 して ください 。
僕 は ここ へ 戦い に きたん じゃ ない 。
何 が 目的 だ ?
キミ と 手 を 組み たい 。
手 を 組 みたいだ と ?
お前 と 組んで 俺 に 何の 得 が ある ?
近々 戦争 を 起こす そうだ ね 。
その 戦力 を 提供 しよう って こと さ 。
ここ に ある →
イタチ サソリ デイダラ 角 都 そして 長門 。
どれ も 強者 揃い だ 。
それ に 僕 の 持って いる 駒 は これ だけ じゃ ない 。
見返り は ?
うち は サスケ 。
何 を 企んで いる ?
別に 何も … 僕 の 興味 は 忍術 の 純粋な 真理 。
その 探求 の ため に は サスケ 君 が 必要な だけ 。
生きた 若くて 繊細な うち は の 人間 が 欲しい 。
断る と 言ったら ?
《 口 寄せ 穢土 転生 》
こ … これ は !
僕 が 何の 手 札 も なく キミ に 会い に くる と でも ?
そう キミ は 断れ ない 。
キサマ それ を どこ で 手 に 入れた !?
いろいろ と ね … 安心 して いい よ 。 これ は 誰 に も しゃべって ない 。
フッ … フフフ !
何 か おかしい こと でも ?
薬 師 カブト お前 が ここ まで の 器 に なる と は な 。
思って も み なかった 。
今 お前 と 揉めて も こちら の 戦力 が 低下 する だけ 。
この 機 を 狙って ここ へ 来る と は 用意 周到な ヤツ だ 。
と いう こと は ?
いい だろう 手 を 組んで やる 。
ただし サスケ を 渡す の は 戦争 で の 成果 を 上げて から だ 。
それ まで は サスケ に は 会わ せ ない 。
ものわかり の いい 方 だ 。
さすが うち は マダラ 器 が 違う 。
生意気な ヤツ だ 。
お前 の 持つ 戦力 を 確認 して から 作戦 を 練り 直す 。
ついてこい 。
( ムタ ) こんな 辺境 の 地 に わざわざ 死体 を 。
倒れて いる 忍 の 流れ からして →
この先 に 何 か ある の は 間違い ない 。
滝 隠れ から ヤツ を 追い →
木 ノ 葉 へ 行く か あるいは と 思って 来た が …。
《 だが わざわざ 追跡 して ください と 言わんばかり の 行動 。
解せ ない 》
やはり 罠 で は ? どう し ます ?
トクマ 2 時 の 方向 白 眼 。 はっ !
白 眼 !
みた らし 隊長 これ は 。 どうした ?
カブト だけ じゃ ない 。 暁 の 仮面 の 男 も 一緒です 。
地下 らしき 入り口 に 2 人 して 入って いき ます 。
なんだ と ? 仮面 の 男 だ と ?
って こと は マダラ と 名乗って いる 暁 の 男 。
しかも ソイツ の アジト を 見つけた って いう の か ?
ソイツ と カブト が なぜ 一緒に いる ? 手 を 組んだ の か ?
カブト は わざと 私 たち を ここ へ 導いた と いう の か ?
マダラ の アジト を 知らせる ため に 。
しかし ヤツ ら が 手 を 組んだ と したら なぜ ?
今 は わから ない 。
とにかく すぐに この こと を 里 へ 知らせる 。