NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 11 - 241 - カカシ 、我 が 永遠の ライバル よ
( 綱 手 ) カカシ 。 風 影 から お前 に 部隊 長 就任 の 打診 が あった 。
( カカシ ) なぜ 俺 に ?
第 三 次 忍 界 大戦 に おいて 神 無 毘橋 の 戦い で の 実績 が ある 。
どの 里 も 第 三 次 忍 界 大戦 を 経験 した 者 は →
少なく なって いる から な 。
これ は 私 から の 命令 で も ある 。
それ なら 断る 理由 は あり ませ ん 。
ただ ひと つ お 願い が 。 なんだ ?
戦争 は 1 人 で は でき ませ ん 。
私 の 右腕 と なり 働いて くれる 忍 が 必要です 。
うむ … お前 が 信頼 できる 忍 と いう の は 誰 だ ?
今 その 男 は ナルト の 護衛 の 任 に ついて い ます 。
それ は …。
カメカメ …。
これ は … 緊急の 際 の ガイ の 忍 亀 です 。
( ガイ ) カ ~ ッ ペッ ! プハッ …。
一 段 落ついた か 。
( アオバ ) もう いい んです か ? ハハッ なんの なん の 。
これ しき の 波 どう って こと ない わ 。
航海 中 ずっと 船酔い が 続いて る のに →
まだ 強 がり を 。
( ヤマト ) で は 揃った ところ で 早速 です が …。
水 の 国領 内 の 離島 で 最後 の 補給 を したら →
すぐに 雷 の 国 の 海域 に 入り ます 。
( アオバ ) 第 4 コーナー を まわった って ところ か な 。
油断 は 禁物 。 敵 は 心 の 隙 を 突いて くる もの 。
だが ここ まで くれば →
何 か あって も 忍 連合 軍 から 援軍 が 来て くれる だろう 。
その 援軍 が 敵 の 変化 した 者 たち かも しれ ませ ん よ 。
なに !? 例えば 綱 手 様 と か カカシ 先輩 。
ごく 身近な 人間 でも 決して 気 を 緩め ない こと です 。
ま まさか …。
上 忍 たる も の チャクラ を 感じ 見抜け ぬ ようで どう する !
噂 です が …。
近頃 チャクラ まで も コピー する 変化 の 術 が ある そうです よ 。
な なんと !
お ~ い 。
お ぉ ! 我 が 永遠の ライバル カカシ !
う ~ む … くわばら くわばら 。
それ と くれぐれも この 任務 の 真 の 目的 を →
ナルト に は 悟ら れ ない ように 。
特に ガイ さん 。 わかって おる わ 。
S 級 任務 と は 真っ赤な ウソ 。
実は この 航海 は ナルト を 守る ため の …。
( ナルト ) ふ ぁ ~。
急げ ~ っと 。
♪「 フフン フフ ~ ン 」
いけ 螺旋 オシッコ ! そりゃ そりゃ 。
あぁ …。
ん ? あれ ?
こんな 夜更け に みんな 揃って 何 して る の ?
何 って … マッサージ だ マッサージ 。
マッサージ ? おう よ 。
決して ナルト 抜き の 密談 など は …。
みんな まさか 俺 に 内緒 で …。
なんか うまい もん 隠して んだ ろ !
だ ろ ? だ ろ ? そう な んだ ろ ?
うまい もの が あったら ちゃんと ナルト に も 声 を かける よ 。
お やすみ 。
今後 の 航海 スケジュール に ついて 話し合って た だけ だ よ 。
ガイ さん あと は 頼み ました よ 。
お ぉ … お うよ ! 見張り は 任せて おけ 。
う ~ ん … な ~ ん か 怪しい って ば よ 。
ふ ぁ ~。
見張り は 俺 だけ で 十分だ 。 お前 は もう 寝たら どう だ ?
やる こと なくて 昼間 から 寝て る から →
眠れ ね えん だって ば よ 。
里 の みんな 今ごろ 何 して ん の か な …。
カカシ 先生 と も もう ずいぶん 会って ねえ し 。
あぁ カカシ か …。 人 は こう 呼ぶ 。
マイト ・ ガイ の 永遠の ライバル だ と 。
いい 機会 だ 。 若き 日々 の 話 など 聞か せて やろう か 。
別に いい って ば よ 。
2 人 の ライバル 関係 が 始まった の は →
俺 が まだ 下 忍 に なり たて の 頃 だった 。
別に いい って ば よ …。
どけ 。 陰に なる 。
俺 人 呼んで 木 ノ 葉 の 碧 い 猛獣 マイト ・ ガイ !
君 って 木 ノ 葉 の 白い 牙 サクモ さん の 息子 で 超 エリート なんだ ろ ?
だったら どうした ?
悪い 癖 で 天性 の 才 に 恵まれて る やつ を 見る と →
チャレンジ し たく なる んだ 。
どう だい ? 俺 と 青春 を かけた 熱い 勝負 を し ない か ?
ムダ な こと は し たく ない 。
君 が 天性 の エリート なら 俺 は 努力 の エリート だ 。
すばらしい ライバル 関係 に なれる と 思う んだ けど な 。
フッ 冗談 も そこ まで いく と 笑え ない ね 。
お っ おい ! 勝負 の 件 は !?
断る 。
うん ! ますます やる 気 が 出て きた ぞ !
一 度 決めた こと は あきらめ ない ! それ が 俺 の 自分 ルール だ 。
勝負 しよう ぜ !
勝負 !
ドングリ 。
ぐ ぅ ~! 勝負 だ カカシ !
嫌 だって ば 。
フゥ …。
勝負 !
ついに 俺 の 熱い 青春 の 熱意 に 負けて →
カカシ も チャレンジ を 受けて くれた 。 カカシ 先生 かわ いそ …。
それ から ライバル 競争 の 歴史 は 綴ら れて いく こと に なった わけだ 。
勝負 の 中身 も 怪しい な こりゃ 。
何 を 言う か ! いずれ も 正々堂々と した 真剣 勝負 な んだ ぞ 。
《 ま ぁ 確かに 語り づらい と こも ある が な 》
弓矢 鎖 がま 手 裏 剣 すべて 俺 の 勝ち だ 。
もう 気 は 済んだ ろ ?
まだ だ ! 直接 組み手 で 勝負 だ !
体 術 なら お前 に 負け ない !
豪語 する だけ の こと は ある ようだ な !
さすが 木 ノ 葉 の 白い 牙 の 才 を 継ぐ 天才 。
逃げ足 は 速い な !
重い …。
木 ノ 葉 旋風 !
もらった !
ハッハッハ ! ちょっと やり すぎちゃ った か なぁ 。
変わり 身 !?
フン もう これ で 懲りた ろ 。
これ から は 身の程 を 知る んだ な 。
離せ クズ 。
嫌だ …。 まだ 俺 の 挑戦 は 終わって ない 。
逃げる な ! 俺 は クズ じゃ ない !
すべて の 勝負 は やり 尽くし ただ ろ 。
次 は … 何で 勝負 する んだ ?
いく ぞ ~! こい !
じゃんけん ぽん ! あいこ でしょ ! しょ !
しょ ! しょ ! しょ !
《 なか に は そういう 対決 も あった と いう こと は →
黙って おこう 》
俺 や っぱ 寝る こと に する わ 。
おい … これ から が いい ところ な んだ が なぁ 。
いかん … 俺 も 眠く なって きた ぞ 。
( カカシ ) ガイ ! お ~ い !
( カカシ ) ガイ !
誰 か 呼んだ かな ? ( カカシ ) こっち こっち 。
お ぉ カカシ で は ない か 。
いや ぁ しかし なんで こんな 海 の 上 に ?
イテッ 夢 で も ない 。 もしや …。
(( カカシ 先輩 と か ごく 身近な 人間 の 格好 を して →
チャクラ まで も コピー する 変化 の 術 が …))
《 これ が ヤマト が 言って た 変化 の 術 か 。
だまさ れて なる もの か 。
敵 を ナルト に 近づける わけに も いかん し な 。
よし … 我 が 永遠の ライバル に 化ける と は 不敵な やつ だ 。
この 手 で 化けの皮 剥いで やる ぞ 》
お ~ い 今 行く ぞ !
よっ 大丈夫 ? 何 が あった ?
よっ 大丈夫 ? と きた か 。 まるで こちら から →
来て くれ と いう 救難 信号 でも 打った ような 言いぐさ だ 。
そう やすやす と は だまさ れ ん ぞ 。
何 が あった と は なん の こと だ ?
何 が って ほら SOS くれた でしょ ?
べ ~ っ バカ め ! そんな 見え透いた ウソ など つき おって 。
しかし いきなり 攻撃 する の も 大人気ない 。
ニセ モノ である 決定 的な 証拠 を つかんで から だ 。
しかし どう やって …。
俺 と カカシ の こと で 敵 が 知り え ない 情報 は 何 か ない もの かな …。
ん ? う ~ ん …。
そう だ あれ だ ! あれ が あった ぞ !
お ぉ そう いえば 俺 と お前 の ライバル 対決 の 勝敗 。
あれ は 何 勝 何 敗 に なって いた っけ な ?
えっ ? ちょっと …。
今 そんな こと 言って る 場合 じゃ ない んじゃ ない の ?
やっぱり だ 。 いくら そっくりに 化けて も →
そこ まで プライベートな 情報 は 調べて なかった んだ な 。
そう か 知ら ん の か 。 知ら ん のだ なぁ …。
いや そりゃ 覚えて る けど 。
なに ? 知っている の か ?
あぁ 当然でしょ 。
51 勝 50 敗 で 俺 の 勝ち越し … でしょ ?
やった ! ついに 馬 脚 を 現した ぞ !
そんな こと より SOS の 理由 は な んな の よ ?
あぁ 危機 は すぐ 目の前 に ある !
木 ノ 葉 剛 力 旋風 !
いきなり どうした !?
さすが カカシ に 変化 する だけ あって 素早い な ! せい っ !
いくら 逃げて も 俺 の 体 術 から は 逃げ切れ ん ぞ !
まさか ライバル 勝負 が し たくて 呼び出した んじゃ ない だろう ね !?
上手く 化けた もん だ な 。
だが 正真正銘 の コピー 忍者 カカシ なら →
我が 体 術 を コピー して みたら どう だ !
お前 ホントに ガイ な の !?
な なんだ と !?
ガイ だったら 写 輪 眼 が なんでもかんでも →
コピー できる わけじゃ ない こと 知って る でしょ !
ニセ モノ の くせ に 俺 を ニセ モノ 呼ばわり と は →
ニセ モノ ふてぶてしい わ !
いったい 何の 騒ぎ だ !?
ガイ さん ! 姿 が 見え ない と 思ったら 。
ただ事 で は ない 様子 です ね 。 行って み ましょう 。
ああ 。
どう 言えば 信じて もらえる の か な ?
あくまでも しら ばっ くれる 気 か ?
ガイ さん ! おう ! いい とこ に 来て くれた 。
( ヤマト ) カカシ 先輩 じゃ ないで す か ! ( カカシ ) よう 元気だった ?
おい ! やすやす と だまさ れる やつ が ある か !
こいつ は カカシ の ニセ モノ だ ! ( ヤマト / アオバ ) え ぇっ !?
どう 見て も 本物 の カカシ 先輩 に しか 見え ない 。
ええ … カカシ さん です よ ね ?
ね ? さっき から この 調子 で 困って んだ よ 。
だまさ れる な ヤマト !
お前 が 言って いた ように こいつ チャクラ まで も →
カカシ そっくり に 変化 さ せて おる のだ 。
ニセ モノ の 証拠 は 俺 が がっちり 握って いる !
さ ぁ 3 人 で …。
あ … あっ ! お前 ら !
ガイ さん の ほう が 敵 の 幻 術 に でも かかって る んじゃ …。
それとも 連日 の 船酔い で 体調 が おもわしくない の かも 。
ね ? まともじゃ ない でしょ ?
お前たち 俺 の 言う こと を 聞か ず に ニセ モノ の 言う こと を …。
あっ そう か ! そういう こと か 。
お前たち 全員 ニセ モノ だ な !?
や っぱ おかしい 。 木 遁 で 動き を 封じて おき ます 。
そう は させる か ! 八 門 遁甲 第 六 景門 開 !
( カカシ ) や ばい ! 本気だ ! 海中 に 逃げろ !
なるべく 深く だ !
シャ ~ ッ !
朝 孔雀 !
ハァ ハァ ハァ …。
( カカシ ) いったい 何 が ニセ モノ の 証拠 だって いう の ?
教えて やろう 。 俺 と カカシ は 永遠の ライバル だ 。
その ライバル が 対決 の 勝敗 を 間違える はず が ない !
51 勝 50 敗 で 俺 の 勝ち越し で 間違い ない よ 。
それとも この 間 の ライバル 対決 で 俺 が 勝ち越した の が →
よっぽど 悔しかった の か な ? なに ?
どこ か で 見て いた んだ な あの 勝負 を 。
てい うか 本人 だ から 。
ハッハッハッハッ ! ニセモノ め 。
あの 勝負 を 入れて 俺 と カカシ の 勝負 は 50 勝 50 敗 で タイ な のだ タイ 。
いや 違う よ 。 へ っ ?
あの あと の 回転 寿司 勝負 でも 俺 の 勝ち だった でしょ 。
もう 食えん … ウェッ 。
わ 忘れて いた …。
いやいや ! それ も どこ か で 見て いた に 違いない 。
いいかげんに して ください 。 死ぬ ところ でした よ 。
じゃあ 俺 しか 知ら ない お前 の 秘密 バラ しちゃ おうか な 。
ほう おもしろい 。
そんな 秘密 など あったら 俺 に も 教えて ほしい わ 。
ガイ さん あんなに 体格 いい のに ドングリ サイズ な んです か ?
( アオバ ) ちっちゃ 。 小さな 猛獣 と 呼ぼう か な 。
( ガイ ) 今 は 違う ! 子供 の とき だ !
カカシ すっかり 敵 が 送り込んだ ニセ モノ と 勘違い して しまった ぞ 。
だいたい なぜ お前 が ここ に いる のだ ?
だから 言った でしょ 。 SOS の 忍 亀 を よこさ れた から →
慌てて 飛んで きた わけな んだ けど 。
えっ … やっぱり あの とき 飛んで いった の は …。
ガイ さん の 飛ばした 忍 亀 …。 あの とき って … あっ 。
ウェッ … う っ …。
アイテッ ! カメ ?
助けて くれ …。 カメ … カメ !
( ヤマト ) あれ ? 今 なんか 飛んで いき ませ ん でした ?
( アオバ ) あぁ 飛んだ な 。
いや ぁ すま ん すま ん 。
原因 を 作った の は ガイ さん だった んです ね 。
ハッハッハッ ! あ ~ 里 の 方 は 近頃 どう よ ?
話 そらして る し 。
それ が ちょっと 厄介な こと に なり そうな んだ 。
どうした ?
いや 本決まり に なって から また 連絡 する よ 。
おお そう か 。
ところで ナルト に は 会って いか ない の か ?
ああ 。 お前 が ついて る し 。 ああ そう だ な 。
ガイ 。 おう 。
もし 俺 に 何 か あったら 今度 は お前 が 駆けつけて くれよ 。
当たり前だ 。 心配 する な 。
( 指 笛 )
ふ ぁ ~。 なんか カカシ 先生 の 声 が した ような 。
あ ~ っ ! また 俺 だけ のけ もん に して !
やっぱり うまい もん 隠して んだ ろ ! ( アオバ ) ない よ 。
ウソ だい ! こそこそ 集まって 何 してん だって ば よ !
( ガイ ) 天体 観測 だ ! ( アオバ ) ドングリ 観測 だ 。
( ガイ ) 星 は ちっちゃ い な 。
( 開演 ブザー )
皆様 お 変わり ございませ ん か ?
美 空 ひばり です 。
では 最後 まで ご ゆっくり お楽しみ ください 。
( 拍手 )