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ナルト- 疾風伝 (Naruto), NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン11 - 242 - ナルトの誓い

NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 11 - 242 - ナルト の 誓い

( 長 十郎 ) 大変だ 。 どうかさ れ ました か ?

島 まで あと どの くらい です か ?

風 が あり ませ ん から ね 。 でも 大丈夫です 。

土 影 の 使者 様 と の 合流 時間 まで に は 。

それでは 遅い 。 え ? 長 十郎 さん 。

先 に 行き ます !

君 たち も なるべく 急いで !

( ガイ ) う ~ っ まいった …。 まだ 地面 が 揺れて いる …。

( アオバ ) 結局 最後 まで ガイ さん の 船酔い は 治り そう も あり ませ ん ね 。

最後 ? ( ヤマト ) ここ で の 補給 を 終えれば →

あと は 雷 の 国 まで 一直線 です から 。

ハァ … そう か 。

ま ぁ いろいろ あった が 無事 任務 達成 でき そうだ な 。

ところで ナルト は ?

( ナルト ) プハ - ッ ! みそ と ん こつ も いい けど →

海 鮮 って の も あり だ な こりゃ 。

まったく 。 止める 間もなく 飛び出して いく んだ から 。

ま ぁ どうせ ここ に 1 泊 する んだ 。 小さな 島 だ し 問題 ない さ 。

う ぉ まだ 揺れる …。 ガイ さん …。

( 赤 ツチ ) へ ぇ この 島 から 先 が 水 の 国 って わけ か 。

( 黒 ツチ ) つ ~ か ち っこ い 島 だ な 。

こら 。 あんまり 動き回る と 迎え の 人 が 困る だに 。

いい じゃ ねえ か 。 早く 着き すぎた んだ ろ 。

今 の うち に そのへん 見て 回ろう ぜ 。

ガイ さん 大丈夫です か ? ( ヤマト ) なかなか 回復 し ませ ん ね 。

そもそも 土 影 様 は わ い に 使者 を 任せた んだ に 。

勝手に ついてきて 。 か たいこ と 言う な よ 赤 ツチ 。

水 の 国 は 今 まで 外交 を 持た なかった 国 だ 。

データ を とる チャンス なんか なかった んだ から 。

まっ 手 を 組んだ ところ で お互い 忍 同士 さ 。

状況 次第 で どう 転ぶ か 。

( 巌 流 ) お前 ら が 土 影 の 使者 か ?

なんだ お前 ?

命 を … もらう !

来る だに !

ちょ っ ! あたい ら が 同盟 国 の 忍 だ と 知って の こと か ?

( キリ ) うるさい ! 死ね 岩 隠れ !

いったい 何者 だに !?

それ は !

グァッ !

赤 ツチ ! クッ !

う ぅっ …。

おい なんで 岩 と 霧 が やりあって んだ !

んな もん こっち が 聞き て えよ ! いきなり 襲って きや がった !

どけ 木 ノ 葉 。

そう いう わけに は い かね えだ ろ !

邪魔だ !

あれ ?

邪魔 立て する なら 木 ノ 葉 と いえ ども !

( 長 十郎 ) やめて ください !

( 黒 ツチ ) 新手 ?

止める な 長 十郎 。

いいえ 。 このような こと は 水 影 様 の 意思 に 反し ます 。

命令 に より あなた を 止め させて いただき ます !

《 できる こと なら …》

あれ ? 消えた 。

あの ~ 皆さん ご 無事です か ?

は ぁ ? ご 無事な わけ ねえ だ ろ !

ちょ … 怖い 。

なんで あたい ら が お前 ら に 襲わ れ んだ ? あ !?

おい ! もめて る 場合 じゃ ねえ って ば よ 。

いけない ! おい 運ぶ ぞ 。

木 ノ 葉 の 下っ端 。 お前 も 手伝え 。 え ?

俺 下っ端 ?

な なに ぃ !?

医者 が い ねえ って どういう こと だ よ !

申し訳 あり ませ ん 。 ここ は 辺境 の 島 です から 。

でも こちら に 向かって いる 僕 の 隊 に →

医療 忍者 が い ます 。 間もなく 到着 予定 で …。

おい タオル 持ってきた ぞ 。

報告 して ねえ で 汗 を 拭いて やれ 。 気 が 利か ない 下っ端 だ な 。

て か 誰 が 下っ端 だ おい !

こんな とこ うろついて ん の は 伝令 役 の 下 忍 に 決まって る 。

いい から やれ 。

なんで 俺 が …。

クソッ ! なんで こんな こと に なる 。

やつ ら は いったい …。

先ほど 水 影 様 より 伝令 が あり ました 。

里 から 数 名 の 忍 たち が 一斉に 姿 を 消した と 。

彼ら は 今回 の 同盟 に 反対 して いた 者 たち で →

その 中心 に いる の が 上 忍 の 巌 流 。

( 黒 ツチ ) 赤 ツチ を やった やつ か 。

はい 。 彼 は →

ヨスガ 峠 の 悲劇 と 呼ば れる 事件 の 生き残り です 。

ヨスガ 峠 ?

我々 霧 隠れ と 岩 隠れ が →

長く 憎み 合って いた の は ご存じ だ と 思い ます が →

その 発端 と なった 事件 の ひと つ と いわ れて い ます 。

十 数 年 前 各地 の 術 を 集めて いた 雲隠れ が →

我々 の 里 の 機密 書類 を 強奪 した こと が あり ました 。

当日 同盟 を 結んで いた 岩 隠れ と ともに →

巌 流 率いる 部隊 が 書類 の 奪還 に 赴いた のです 。

気 を つけろ よ 。 雲 の やつ ら が いる の は この先 だ 。

( スイレン ) 大丈夫 。 この先 は 岩 の サポート が ある もの 。

それ は そう だ が …。

この 任務 が 成功 したら →

岩 と 霧 の 同盟 が 強固 だって こと を 諸国 に 示せる わ 。

そう したら 少し だけ 平和に 近づける 。

スイレン …。

思う の …。 いつか そんなふうに なれば い いって 。

な … なぜ だ !? お前たち は 我々 と 同盟 を 結んで いる はず !

渡せ ! その 文書 を 持ち帰る こと が 我々 の 任務 だ 。

許さ ない … 絶対 に !

フフフフ … やれ !

スイレン …。

見 たかった な … 平和 。

スイレン … ジュンサイ … クッ !

うわ ぁ ~ っ !!

少し だけ 平和に 近づける か …。

巌 流 さん 。

あの 人 は 岩 隠れ を 憎み 続けて いる 。 だからこそ 今回 の 同盟 は →

彼 に とって 許し がたい もの だった の かも しれ ませ ん 。

まさか あたい ら を 襲った の は …。

彼 は あな た方 岩 隠れ の 使者 を 暗殺 する こと で →

かつて の 復讐 を 果たす と ともに →

望ま ぬ 同盟 を 壊そう と して いる ので は ない でしょう か ?

( ガラス が 割れる 音 )

そんな くだら ねえ こと に つき あわさ れて たまる か !

あの … どこ に ?

やられる 前 に こっち から 出向く !

待って ください ! この 件 は 我々 が …。

う っ !

う ぅっ ! おい !

お前 ら は 赤 ツチ を 見て ろ 。

(( 忍 の 世界 は 憎しみ に 支配 さ れて いる 。

答え が 見つから ん かった とき は →

その 答え を お前 に 託す と しよう か の ぉ ))

何の つもり だ ? 下っ端 。

お前 が 仲間 を やられて 怒って る の は わかる 。

でも 行く の は やめろ って ば よ 。

黙って やられる の を 待て って の か ?

そう じゃ ねえ 。 でも 行けば どっち か が 死ぬ こと に なる 。

死ぬ の は あっ ち だ 。

そういう こと じゃ ねえ 。

お前 ら を やりあわ せる わけに は … いか ねえ んだ !

わかん ねえ こと 言 いやがって 。

止め られる もん なら … 止めて みな !

ああ もう キリ が ねえ ! 行か せ ねえ って ば よ !

この ぉ !

また か …。

お前 を 通す わけに は い かね えん だ 。

下っ端 の くせ に →

めん どくせ え 足止め 術 持って や がる な 。

話 は 俺 が つける 。 だから 仲間 の 所 に 戻って くれ 。

嫌だ ね 。 あん ま あたい を 見くび んな よ 。

急が ねえ と !

使者 の 1 人 が 長 十郎 と 離れ こちら に 向かって いる 。

ヘヘッ 好都合だ な 。

迎え撃ち ましょう 巌 流 さん !

いや 俺 だけ で 十分だ 。

お前 ら は もう 里 に 帰れ 。

いきなり 何 を 言う んです !?

そう だ ! 俺 は 親父 を 岩 隠れ に 殺さ れて る !

やる なら 俺 も ! そうです よ !

残さ れた 者 たち の こと を 考えろ 。

お前たち の 怒り と 苦しみ 。

その 思い すべて 俺 が 持っていく 。

しかし …。

なぜ 邪魔 を する ?

俺 は 木 ノ 葉 の うずまき ナルト だ 。

九 尾 の 人 柱 力 か 。

おっちゃん の 事情 は 聞いた 。

その うえ で 俺 は おっちゃん を 止め に きた 。

俺 の 師匠 は ペイン に 殺さ れた 。

だから おっちゃん の 悔し さ は わかる 。

でも こんな こと やめろ って ば よ !

お前 は ペイン を 殺し 復讐 を 果たした と 聞いた 。

違う 。 あいつ は 自分 の 力 を 使い切った だけ だ 。

復讐 を 望ま なかった と ? そんな わけ ねえ 。

あいつ を 前 に した とき 憎くて 憎くて たまらなかった 。

殺し たくて 体中 が 震えた 。

でも それ だけ じゃ ダメ だって わかった んだ 。

なぜ ? 憎しみ の 連鎖 が 始まる から だ 。

一 度 始まりゃ 復讐 が 復讐 を 呼んで →

大事な やつ が どんどん 死 ん じ まう 。

なるほど な 。

だが そんな こと は 百 も 承知 だ 。 だったら なんで !?

この 道 しか ない 。 あいつ の 願い に 近づく ため に は 。

どういう こと だって ば よ 。

この タイミング で 復讐 劇 が 起きたら →

火影 たち は 真剣に 考え ざる を え ない だろう 。

この 同盟 を 組む こと の 難し さ と 危う さ …。

そして 平和に ついて 。

平和 ?

里 と は 己 の 利 の ため に 動く もの だ 。

そして 里 同士 の 同盟 など →

それぞれ の 利害 に よって 簡単に 覆る 。

その 中 で 忍 たち は 里 の 利 の ため 裏切り を 繰り返し →

対立 し 殺し 合って きた 。

五 大国 に この 忍 の 世に →

他国 の 忍 に 対し 復讐 心 を 持つ 者 が どれほど いる と 思う ?

今回 動いた の は 俺 だ が こんな こと は 何度 でも 起きる 。

そして 誰 も が お前 の ように →

復讐 を 踏み とどまれる わけで は ない 。

このまま 上辺 だけ の 同盟 を 組んで も →

同じ こと を 繰り返す だけ だ 。

そんな こと … ねえ 。

そんな 未来 は 俺 が 変えて みせる !

どうして 言い切れる ?

俺 は 師匠 と 兄 弟子 に 託さ れて る 。

憎しみ を なんとか する 答え を 。

復讐 の 連鎖 を 止める 答え を 。

忍 同士 が わかり あえる その 答え を 。

2 人 が 信じて くれた から 俺 は 必ず 見つけて みせる !

だから おっちゃん も 信じて くれ 。

俺 は 少しずつ でも →

平和 って やつ に 近づいて みせる !

(( 少し だけ 平和に 近づける ))

《 スイレン …》

見つけた ぞ ! 巌 流 !

お前 …。

バカ か て め え !

とんで も ねえ とこ に 飛び込んで きや が って !

心配 す んな …。 たいした こと じゃ ねえ よ 。

んな わきゃ ねえ だ ろ ! 思いきり 斬った ぞ !

俺 は … こんな ところ で くたばって る 場合 じゃ ねえ んだ 。

たくさん … やる こと が …。

ちょ … 死んだら あたい の 責任 か 国際 問題 か !?

冗談 じゃ ねえ ! 死ぬ な ~!

いや … 痛い から 休んで る だけ だ から 。

うずまき ナルト …。

わかった 。 お前 に 託して みよう 。

( 長 十郎 ) そこ まで です !

あなた を 拘束 し ます !

おとなしく 従わ ない 場合 は …。

逆らう 気 は ない 。 それ と あいつ の 治療 を 頼む 。

おい 霧 の ! 赤 ツチ は !?

医療 忍者 を 残して き ました 。

命 に 別状 は ない そうです 。

そう か …。

巌 流 さん これ を 。

あなた が 斬った 使者 の 方 に 託さ れ ました 。

これ は !

ヨスガ 峠 で 亡くなった 方 の 遺品 の 返却 及び →

あの 事件 の 正式な 謝罪 …。

それ こそ が 今回 土 影 様 が →

我が 里 に 使者 を たて られた 理由 だ そうです 。

岩 隠れ が … あの 事件 の 謝罪 を !?

あの 頑固 じじ いが ?

我ら 霧 隠れ と の 同盟 を 今度 こそ 強固な もの に する ため に 。

そう か …。

あの おっちゃん どう なる んだ って ば よ …。

( 長 十郎 ) 死罪 か 追放 か …。 これ だけ の こと を した んです 。

あの 人 も 覚悟 して の こと でしょう 。

( 赤 ツチ ) きっと そんな こと に は なら ない だに 。

わ いが ケガ した の は ちょっと 間違って 転んだ からだ に 。

な っ ? 黒 ツチ 。

それ 昔 の 事件 の 痛み分け の つもり か ?

ヘヘ … 霧 に 貸し を 作って おく 。 それ だけ の こと だ に 。

った く … じじ いだけ じゃ なく →

お前 まで 風 影 に 感化 さ れた んじゃ ねえ だろう な ?

風 影 …。

おい 霧 の ! あくまで 貸し だ から な !

あっ はい ! ありがとう ございます !

それ と ! 木 ノ 葉 の 下っ端 !

君 まだ ケガ が …。

悪い けど 仲間 待た せて んだ 。 また な 。

名前 くらい 言って けって の 。

( ヤマト ) ちょっと ! どうし たんだい !? その 格好 !

イヤッハハ …。 なん つうか ちょっと 間違って 転んじゃ って 。

う ~ ん 転んだ …。 どこ で ?

アオバ さん ! 突っ込む ところ そこ です か !?

んな こと より さ 明日 は 早 えん だ ろ ?

出発 に 備えて さっさと 休もう ぜ 。

いや それ が な 雷 の 船 が 直接 我々 を 迎え に 来て くれる と の →

連絡 が 入った 。 え ?

そろそろ 着く 頃 だ な 。

お ぉ ! 来た 来た !

あれ が …。

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NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 11 - 242 - ナルト の 誓い naruto||しっぷう|つたい|しーずん|||ちかい Naruto Shippuden - Season 11 - 242 - Oath of Naruto Naruto Shippuden - Temporada 11 - 242 - El Juramento de Naruto Naruto Shippuden - Saison 11 - 242 - Le serment de Naruto Naruto Shippuden - Temporada 11 - 242 - O Juramento de Naruto 火影忍者 Shippuden - 第 11 季 - 242 - 火影忍者的誓言 火影忍者疾風傳 - 第 11 季 - 242 - 火影忍者的誓言

( 長 十郎 ) 大変だ 。 どうかさ れ ました か ? ちょう|じゅうろう|たいへんだ|どうか さ||| (Chojuro) It's hard. is there something wrong ?

島 まで   あと どの くらい です か ? しま||||||

風 が あり ませ ん から ね 。 でも   大丈夫です 。 かぜ||||||||だいじょうぶです

土 影 の 使者 様 と の 合流 時間 まで に は 。 つち|かげ||ししゃ|さま|||ごうりゅう|じかん|||

それでは 遅い 。 え ?  長 十郎 さん 。 |おそい||ちょう|じゅうろう|

先 に 行き ます ! さき||いき|

君 たち も   なるべく 急いで ! きみ||||いそいで

( ガイ ) う ~ っ   まいった …。 まだ 地面 が 揺れて いる …。 |||||じめん||ゆれて|

( アオバ ) 結局   最後 まで   ガイ さん の 船酔い は 治り そう も あり ませ ん ね 。 |けっきょく|さいご|||||ふなよい||なおり||||||

最後 ? ( ヤマト ) ここ で の 補給 を 終えれば → さいご|やまと||||ほきゅう||おえれば

あと は 雷 の 国 まで 一直線 です から 。 ||かみなり||くに||いっちょくせん||

ハァ …  そう か 。

ま ぁ   いろいろ あった が 無事   任務 達成 でき そうだ な 。 |||||ぶじ|にんむ|たっせい||そう だ|

ところで   ナルト は ?

( ナルト ) プハ - ッ ! みそ と ん こつ も いい けど →

海 鮮 って の も あり だ な   こりゃ 。 うみ|せん|||||||

まったく 。  止める 間もなく 飛び出して いく んだ から 。 |とどめる|まもなく|とびだして|||

ま ぁ   どうせ   ここ に 1 泊 する んだ 。 小さな 島 だ し   問題 ない さ 。 |||||はく|||ちいさな|しま|||もんだい||

う ぉ   まだ 揺れる …。 ガイ さん …。 |||ゆれる||

( 赤 ツチ ) へ ぇ   この 島 から 先 が 水 の 国 って わけ か 。 あか|つち||||しま||さき||すい||くに|||

( 黒 ツチ ) つ ~ か   ち っこ い 島 だ な 。 くろ|つち||||||しま||

こら 。  あんまり 動き回る と 迎え の 人 が 困る だに 。 ||うごきまわる||むかえ||じん||こまる|

いい じゃ ねえ か 。 早く 着き すぎた んだ ろ 。 ||||はやく|つき|||

今 の うち に そのへん 見て 回ろう ぜ 。 いま|||||みて|かいろう|

ガイ さん   大丈夫です か ? ( ヤマト ) なかなか 回復 し ませ ん ね 。 ||だいじょうぶです||やまと||かいふく||||

そもそも 土 影 様 は わ い に 使者 を 任せた んだ に 。 |つち|かげ|さま|||||ししゃ||まかせた||

勝手に ついてきて 。 か たいこ と 言う な よ   赤 ツチ 。 かってに|||||いう|||あか|つち

水 の 国 は 今 まで 外交 を 持た なかった 国 だ 。 すい||くに||いま||がいこう||もた||くに|

データ を とる チャンス なんか なかった んだ から 。 でーた|||ちゃんす||||

まっ   手 を 組んだ ところ で お互い   忍 同士 さ 。 |て||くんだ|||おたがい|おし|どうし|

状況 次第 で   どう 転ぶ か 。 じょうきょう|しだい|||ころぶ|

( 巌 流 ) お前 ら が 土 影 の 使者 か ? いわお|りゅう|おまえ|||つち|かげ||ししゃ|

なんだ   お前 ? |おまえ

命 を …  もらう ! いのち||

来る だに ! くる|

ちょ っ !  あたい ら が 同盟 国 の 忍 だ と 知って の こと か ? |||||どうめい|くに||おし|||しって|||

( キリ ) うるさい !  死ね   岩 隠れ ! きり||しね|いわ|かくれ

いったい 何者 だに !? |なにもの|

それ は !

グァッ !

赤 ツチ !  クッ ! あか|つち|

う ぅっ …。

おい   なんで 岩 と 霧 が やりあって んだ ! ||いわ||きり|||

んな もん   こっち が 聞き て えよ ! いきなり 襲って きや がった ! ||||きき||||おそって||

どけ   木 ノ 葉 。 |き||は

そう いう わけに は   い かね えだ ろ !

邪魔だ ! じゃまだ

あれ ?

邪魔 立て する なら 木 ノ 葉 と いえ ども ! じゃま|たて|||き||は|||

( 長 十郎 ) やめて ください ! ちょう|じゅうろう||

( 黒 ツチ ) 新手 ? くろ|つち|あらて

止める な   長 十郎 。 とどめる||ちょう|じゅうろう

いいえ 。  このような こと は 水 影 様 の 意思 に 反し ます 。 ||||すい|かげ|さま||いし||はんし|

命令 に より   あなた を 止め させて いただき ます ! めいれい|||||とどめ|さ せて||

《 できる こと なら …》

あれ ?  消えた 。 |きえた

あの ~  皆さん   ご 無事です か ? |みなさん||ぶじです|

は ぁ ?  ご 無事な わけ ねえ だ ろ ! |||ぶじな||||

ちょ …  怖い 。 |こわい

なんで   あたい ら が お前 ら に 襲わ れ んだ ?  あ !? ||||おまえ|||おそわ|||

おい ! もめて る 場合 じゃ ねえ って ば よ 。 |||ばあい|||||

いけない ! おい   運ぶ ぞ 。 ||はこぶ|

木 ノ 葉 の 下っ端 。  お前 も 手伝え 。 え ? き||は||したっぱ|おまえ||てつだえ|

俺   下っ端 ? おれ|したっぱ

な   なに ぃ !?

医者 が い ねえ って どういう こと だ よ ! いしゃ||||||||

申し訳 あり ませ ん 。 ここ は 辺境 の 島 です から 。 もうしわけ||||||へんきょう||しま||

でも こちら に 向かって いる 僕 の 隊 に → |||むかって||ぼく||たい|

医療 忍者 が い ます 。 間もなく 到着 予定 で …。 いりょう|にんじゃ||||まもなく|とうちゃく|よてい|

おい   タオル 持ってきた ぞ 。 |たおる|もってきた|

報告 して ねえ で 汗 を 拭いて やれ 。 気 が 利か ない 下っ端 だ な 。 ほうこく||||あせ||ふいて||き||きか||したっぱ||

て か   誰 が 下っ端 だ   おい ! ||だれ||したっぱ||

こんな とこ   うろついて ん の は 伝令 役 の 下 忍 に 決まって る 。 ||||||でんれい|やく||した|おし||きまって|

いい から   やれ 。

なんで 俺 が …。 |おれ|

クソッ !  なんで   こんな こと に なる 。

やつ ら は   いったい …。

先ほど 水 影 様 より 伝令 が あり ました 。 さきほど|すい|かげ|さま||でんれい|||

里 から   数 名 の 忍 たち が 一斉に 姿 を 消した と 。 さと||すう|な||おし|||いっせいに|すがた||けした|

彼ら は   今回 の 同盟 に 反対 して いた 者 たち で → かれら||こんかい||どうめい||はんたい|||もの||

その 中心 に いる の が 上 忍 の 巌 流 。 |ちゅうしん|||||うえ|おし||いわお|りゅう

( 黒 ツチ ) 赤 ツチ を やった やつ か 。 くろ|つち|あか|つち||||

はい 。  彼 は → |かれ|

ヨスガ 峠 の 悲劇 と 呼ば れる 事件 の 生き残り です 。 |とうげ||ひげき||よば||じけん||いきのこり| A survivor of the incident called the Yosuga Pass Tragedy.

ヨスガ 峠 ? |とうげ

我々   霧 隠れ と 岩 隠れ が → われわれ|きり|かくれ||いわ|かくれ|

長く 憎み 合って いた の は ご存じ だ と 思い ます が → ながく|にくみ|あって||||ごぞんじ|||おもい||

その 発端 と なった 事件 の ひと つ と いわ れて い ます 。 |ほったん|||じけん||||||||

十 数 年 前 各地 の 術 を 集めて いた 雲隠れ が → じゅう|すう|とし|ぜん|かくち||じゅつ||あつめて||くもがくれ|

我々 の 里 の 機密 書類 を 強奪 した こと が あり ました 。 われわれ||さと||きみつ|しょるい||ごうだつ|||||

当日   同盟 を 結んで いた 岩 隠れ と ともに → とうじつ|どうめい||むすんで||いわ|かくれ||

巌 流 率いる 部隊 が 書類 の 奪還 に 赴いた のです 。 いわお|りゅう|ひきいる|ぶたい||しょるい||だっかん||おもむいた|

気 を つけろ よ 。 雲 の やつ ら が いる の は   この先 だ 。 き||||くも||||||||このさき|

( スイレン ) 大丈夫 。 この先 は   岩 の サポート が ある もの 。 すいれん|だいじょうぶ|このさき||いわ||さぽーと|||

それ は そう だ が …。

この 任務 が 成功 したら → |にんむ||せいこう|

岩 と 霧 の 同盟 が 強固 だって こと を 諸国 に 示せる わ 。 いわ||きり||どうめい||きょうこ||||しょこく||しめせる|

そう したら 少し だけ 平和に 近づける 。 ||すこし||へいわに|ちかづける

スイレン …。 すいれん

思う の …。  いつか そんなふうに なれば い いって 。 おもう||||||

な …  なぜ だ !?  お前たち は 我々 と 同盟 を 結んで いる はず ! |||おまえたち||われわれ||どうめい||むすんで||

渡せ !  その 文書 を 持ち帰る こと が 我々 の 任務 だ 。 わたせ||ぶんしょ||もちかえる|||われわれ||にんむ|

許さ ない …  絶対 に ! ゆるさ||ぜったい|

フフフフ …  やれ !

スイレン …。 すいれん

見 たかった な …  平和 。 み|||へいわ

スイレン …  ジュンサイ …  クッ ! すいれん||

うわ ぁ ~ っ !!

少し だけ 平和に 近づける   か …。 すこし||へいわに|ちかづける|

巌 流 さん 。 いわお|りゅう|

あの 人 は 岩 隠れ を 憎み 続けて いる 。 だからこそ   今回 の 同盟 は → |じん||いわ|かくれ||にくみ|つづけて|||こんかい||どうめい|

彼 に とって 許し がたい もの だった の かも しれ ませ ん 。 かれ|||ゆるし||||||||

まさか   あたい ら を 襲った の は …。 ||||おそった||

彼 は   あな た方   岩 隠れ の 使者 を 暗殺 する こと で → かれ|||たほう|いわ|かくれ||ししゃ||あんさつ|||

かつて の 復讐 を 果たす と ともに → ||ふくしゅう||はたす||

望ま ぬ 同盟 を 壊そう と して いる ので は ない でしょう か ? のぞま||どうめい||こわそう||||||||

( ガラス が 割れる 音 ) がらす||われる|おと

そんな   くだら ねえ こと に つき あわさ れて たまる か ! ||||||あわ さ|||

あの …  どこ に ?

やられる 前 に   こっち から 出向く ! |ぜん||||でむく

待って ください ! この 件 は   我々 が …。 まって|||けん||われわれ|

う っ !

う ぅっ ! おい !

お前 ら は   赤 ツチ を 見て ろ 。 おまえ|||あか|つち||みて|

(( 忍 の 世界 は 憎しみ に 支配 さ れて いる 。 おし||せかい||にくしみ||しはい|||

答え が 見つから ん かった とき は → こたえ||みつから||||

その 答え を お前 に 託す と しよう か の ぉ )) |こたえ||おまえ||たくす|||||

何の つもり だ ?  下っ端 。 なんの|||したっぱ

お前 が   仲間 を やられて 怒って る の は わかる 。 おまえ||なかま|||いかって||||

でも   行く の は やめろ って ば よ 。 |いく||||||

黙って やられる の を 待て って の か ? だまって||||まて|||

そう じゃ ねえ 。  でも   行けば どっち か が 死ぬ こと に なる 。 ||||いけば||||しぬ|||

死ぬ の は   あっ ち だ 。 しぬ|||||

そういう こと じゃ ねえ 。

お前 ら を やりあわ せる わけに は … いか ねえ んだ ! おまえ|||||||||

わかん ねえ こと 言 いやがって 。 |||げん|

止め られる もん なら … 止めて みな ! とどめ||||とどめて|

ああ もう   キリ が ねえ ! 行か せ ねえ って ば よ ! ||きり|||いか|||||

この ぉ !

また か …。

お前 を 通す わけに は い かね えん だ 。 おまえ||とおす||||||

下っ端 の くせ に → したっぱ|||

めん どくせ え 足止め 術 持って や がる な 。 |||あしどめ|じゅつ|もって|||

話 は   俺 が つける 。 だから   仲間 の 所 に 戻って くれ 。 はなし||おれ||||なかま||しょ||もどって|

嫌だ ね 。 あん ま   あたい を 見くび んな よ 。 いやだ||||||みくび||

急が ねえ と ! いそが||

使者 の 1 人 が 長 十郎 と 離れ こちら に 向かって いる 。 ししゃ||じん||ちょう|じゅうろう||はなれ|||むかって|

ヘヘッ   好都合だ な 。 |こうつごうだ|

迎え撃ち ましょう   巌 流 さん ! むかえうち||いわお|りゅう|

いや   俺 だけ で 十分だ 。 |おれ|||じゅうぶんだ

お前 ら は   もう 里 に 帰れ 。 おまえ||||さと||かえれ

いきなり 何 を 言う んです !? |なん||いう|ん です

そう だ ! 俺 は 親父 を 岩 隠れ に 殺さ れて る ! ||おれ||おやじ||いわ|かくれ||ころさ||

やる なら   俺 も ! そうです よ ! ||おれ||そう です|

残さ れた 者 たち の こと を 考えろ 。 のこさ||もの|||||かんがえろ

お前たち の 怒り と 苦しみ 。 おまえたち||いかり||くるしみ

その 思い   すべて 俺 が 持っていく 。 |おもい||おれ||もっていく

しかし …。

なぜ 邪魔 を する ? |じゃま||

俺 は   木 ノ 葉 の   うずまき ナルト だ 。 おれ||き||は||||

九 尾 の 人 柱 力 か 。 ここの|お||じん|ちゅう|ちから|

おっちゃん の 事情 は 聞いた 。 ||じじょう||きいた

その うえ で   俺 は おっちゃん を 止め に きた 。 |||おれ||||とどめ||

俺 の 師匠 は   ペイン に 殺さ れた 。 おれ||ししょう||||ころさ|

だから おっちゃん の 悔し さ は わかる 。 |||くやし|||

でも   こんな こと やめろ って ば よ !

お前 は   ペイン を 殺し 復讐 を 果たした と 聞いた 。 おまえ||||ころし|ふくしゅう||はたした||きいた

違う 。  あいつ は 自分 の 力 を 使い切った だけ だ 。 ちがう|||じぶん||ちから||つかいきった||

復讐 を 望ま なかった と ? そんな わけ ねえ 。 ふくしゅう||のぞま|||||

あいつ を 前 に した とき 憎くて 憎くて   たまらなかった 。 ||ぜん||||にくくて|にくくて|

殺し たくて   体中 が 震えた 。 ころし||たいちゅう||ふるえた

でも   それ だけ じゃ ダメ だって わかった んだ 。 ||||だめ|||

なぜ ? 憎しみ の 連鎖 が 始まる から だ 。 |にくしみ||れんさ||はじまる||

一 度 始まりゃ 復讐 が 復讐 を 呼んで → ひと|たび|はじまりゃ|ふくしゅう||ふくしゅう||よんで

大事な やつ が どんどん 死 ん じ まう 。 だいじな||||し|||

なるほど な 。

だが   そんな こと は 百 も 承知 だ 。 だったら   なんで !? ||||ひゃく||しょうち|||

この 道 しか ない 。 あいつ の 願い に 近づく ため に は 。 |どう|||||ねがい||ちかづく|||

どういう こと だって ば よ 。

この タイミング で 復讐 劇 が 起きたら → |たいみんぐ||ふくしゅう|げき||おきたら

火影 たち は 真剣に 考え ざる を え ない だろう 。 ほかげ|||しんけんに|かんがえ|||||

この 同盟 を 組む こと の 難し さ と 危う さ …。 |どうめい||くむ|||むずかし|||あやう|

そして   平和に ついて 。 |へいわに|

平和 ? へいわ

里 と は 己 の 利 の ため に 動く もの だ 。 さと|||おのれ||り||||うごく||

そして   里 同士 の 同盟 など → |さと|どうし||どうめい|

それぞれ の 利害 に よって 簡単に 覆る 。 ||りがい|||かんたんに|くつがえる

その 中 で   忍 たち は 里 の 利 の ため 裏切り を 繰り返し → |なか||おし|||さと||り|||うらぎり||くりかえし

対立 し   殺し 合って きた 。 たいりつ||ころし|あって|

五 大国 に   この 忍 の 世に → いつ|たいこく|||おし||よに

他国 の 忍 に 対し   復讐 心 を 持つ 者 が どれほど いる と 思う ? たこく||おし||たいし|ふくしゅう|こころ||もつ|もの|||||おもう

今回 動いた の は 俺 だ が こんな こと は 何度 でも 起きる 。 こんかい|うごいた|||おれ||||||なんど||おきる

そして   誰 も が   お前 の ように → |だれ|||おまえ||よう に

復讐 を 踏み とどまれる わけで は ない 。 ふくしゅう||ふみ||||

このまま 上辺 だけ の 同盟 を 組んで も → |じょうへん|||どうめい||くんで|

同じ こと を 繰り返す だけ だ 。 おなじ|||くりかえす||

そんな こと …  ねえ 。

そんな 未来 は   俺 が 変えて みせる ! |みらい||おれ||かえて|

どうして 言い切れる ? |いいきれる

俺 は   師匠 と 兄 弟子 に 託さ れて る 。 おれ||ししょう||あに|でし||たくさ||

憎しみ を なんとか する 答え を 。 にくしみ||||こたえ|

復讐 の 連鎖 を 止める 答え を 。 ふくしゅう||れんさ||とどめる|こたえ|

忍 同士 が わかり あえる その 答え を 。 おし|どうし|||||こたえ|

2 人 が 信じて くれた から 俺 は 必ず 見つけて みせる ! じん||しんじて|||おれ||かならず|みつけて|

だから   おっちゃん も 信じて くれ 。 |||しんじて|

俺 は 少しずつ でも → おれ||すこしずつ|

平和 って やつ に 近づいて みせる ! へいわ||||ちかづいて|

(( 少し だけ 平和に 近づける )) すこし||へいわに|ちかづける

《 スイレン …》 すいれん

見つけた ぞ !  巌 流 ! みつけた||いわお|りゅう

お前 …。 おまえ

バカ か   て め え ! ばか||||

とんで も ねえ とこ に 飛び込んで きや が って ! |||||とびこんで|||

心配 す んな …。 たいした こと じゃ ねえ よ 。 しんぱい|||||||

んな わきゃ ねえ だ ろ ! 思いきり 斬った ぞ ! |||||おもいきり|きった|

俺 は …  こんな ところ で くたばって る 場合 じゃ ねえ んだ 。 おれ|||||||ばあい|||

たくさん …  やる こと が …。

ちょ …  死んだら   あたい の 責任 か 国際 問題 か !? |しんだら|||せきにん||こくさい|もんだい|

冗談 じゃ ねえ !  死ぬ な ~! じょうだん|||しぬ|

いや …  痛い から 休んで る だけ だ から 。 |いたい||やすんで||||

うずまき ナルト …。

わかった 。  お前 に 託して みよう 。 |おまえ||たくして|

( 長 十郎 ) そこ まで です ! ちょう|じゅうろう|||

あなた を 拘束 し ます ! ||こうそく||

おとなしく 従わ ない 場合 は …。 |したがわ||ばあい|

逆らう 気 は ない 。 それ と   あいつ の 治療 を 頼む 。 さからう|き|||||||ちりょう||たのむ

おい   霧 の !  赤 ツチ は !? |きり||あか|つち|

医療 忍者 を 残して き ました 。 いりょう|にんじゃ||のこして||

命 に 別状 は ない そうです 。 いのち||べつじょう|||そう です

そう か …。

巌 流 さん   これ を 。 いわお|りゅう|||

あなた が 斬った 使者 の 方 に 託さ れ ました 。 ||きった|ししゃ||かた||たくさ||

これ は !

ヨスガ 峠 で 亡くなった 方 の 遺品 の 返却 及び → |とうげ||なくなった|かた||いひん||へんきゃく|および

あの 事件 の 正式な 謝罪 …。 |じけん||せいしきな|しゃざい

それ こそ が   今回   土 影 様 が → |||こんかい|つち|かげ|さま|

我が 里 に 使者 を たて られた 理由 だ そうです 。 わが|さと||ししゃ||||りゆう||そう です

岩 隠れ が …  あの 事件 の 謝罪 を !? いわ|かくれ|||じけん||しゃざい|

あの 頑固 じじ いが ? |がんこ||

我ら   霧 隠れ と の 同盟 を 今度 こそ 強固な もの に する ため に 。 われら|きり|かくれ|||どうめい||こんど||きょうこな|||||

そう か …。

あの おっちゃん どう なる んだ って ば よ …。

( 長 十郎 ) 死罪 か 追放 か …。 これ だけ の こと を した んです 。 ちょう|じゅうろう|しざい||ついほう||||||||ん です

あの 人 も 覚悟 して の こと でしょう 。 |じん||かくご||||

( 赤 ツチ ) きっと   そんな こと に は なら ない だに 。 あか|つち||||||||

わ いが ケガ した の は ちょっと 間違って 転んだ からだ に 。 ||けが|||||まちがって|ころんだ||

な っ ?  黒 ツチ 。 ||くろ|つち

それ   昔 の 事件 の 痛み分け の つもり か ? |むかし||じけん||いたみわけ|||

ヘヘ …  霧 に 貸し を 作って おく 。 それ だけ の こと だ に 。 |きり||かし||つくって|||||||

った く …  じじ いだけ じゃ なく →

お前 まで 風 影 に 感化 さ れた んじゃ ねえ だろう な ? おまえ||かぜ|かげ||かんか||||||

風 影 …。 かぜ|かげ

おい   霧 の ! あくまで 貸し だ から な ! |きり|||かし|||

あっ   はい ! ありがとう ございます !

それ と !  木 ノ 葉 の 下っ端 ! ||き||は||したっぱ

君   まだ ケガ が …。 きみ||けが|

悪い けど 仲間 待た せて んだ 。  また な 。 わるい||なかま|また||||

名前 くらい 言って けって の 。 なまえ||いって||

( ヤマト ) ちょっと ! どうし たんだい !?  その 格好 ! やまと||どう し|||かっこう

イヤッハハ …。  なん つうか ちょっと 間違って 転んじゃ って 。 ||||まちがって|ころんじゃ|

う ~ ん   転んだ …。  どこ で ? ||ころんだ||

アオバ さん ! 突っ込む ところ   そこ です か !? ||つっこむ||||

んな こと より さ 明日 は 早 えん だ ろ ? ||||あした||はや|||

出発 に 備えて さっさと 休もう ぜ 。 しゅっぱつ||そなえて||やすもう|

いや   それ が な   雷 の 船 が 直接 我々 を 迎え に 来て くれる と の → ||||かみなり||せん||ちょくせつ|われわれ||むかえ||きて|||

連絡 が 入った 。 え ? れんらく||はいった|

そろそろ 着く 頃 だ な 。 |つく|ころ||

お ぉ !  来た 来た ! ||きた|きた

あれ が …。