NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 12 - 246 - オレンジ色 の 輝き
( ナルト ) 仙法 超 大玉 螺旋 丸 !
《 速い !》
( 九 尾 ) わし に 勝てる と 思って いる の か ?
じゃ ねえ と 封印 開けたり し ねえ だ ろ ! それ に …。
捕まえた って ば よ !
ん !?
おりゃ ~!
う ぉっ ! うわ ~!!
風 遁 螺旋 手 裏 剣 !
うわ ~!
今 だ 。
♪~
《 弱って る ! 今 の うち に …》
う ぅっ !
《 憎い 。 苦しい 。 殺して やり たい !》
(( アイツ さえ い なければ …。 アイツ ばっかり !))
なんだ よ ? これ …。
《 キラービー : や ばい ! 負ける な ナルト 。
バカ 野郎 ! この 野郎 !》
お前 に わし の 力 を コントロール する こと など でき ん 。
お前 は わし の 憎しみ の 小さな 一部 。
(( あれ か … い なく なれ 。
お前 なんか 誰 も 認め やしない !
( みんな ) 消えろ 消えろ 消えろ 消え ち まえ !
うる せ ぇ !))
( キラービー ) 九 尾 の 憎しみ 思った より 強 すぎ 。
本当に や ばいか も し れ ん かなり の 試練 。
( ヤマト ) 僕 が 抑え ます !
くっ !
《 消えて い なく なれ !》
( クシナ ) いいえ ここ に いて いい の よ 。
( クシナ ) ナルト 。
ナルト 。
なんだ ? どうして こんな とこ に 人 が ?
それ に なんで 俺 の 名前 を 知って る ?
そう か … そう よ ね 。
じゃあ 私 が 誰 か 当てて みて ナルト 。
えっ ?
フフフ …。
まさか …。
もう わかった ?
お前 ! 九 尾 の 正体 だ な !?
えっ !? アハハハハハ !
なんという 野蛮な 笑い 方 !
女 に 化けて 俺 を だます つもりだった んだ な ?
九 尾 の …。 違う って ばね !
いて ぇ !
ん !? って ばね ?
アハハハ … いきなり どついちゃ った 。
生まれつき せっかちで 早口 だ から つい 変な 口癖 が ついちゃ って 。
出 ない ように は して た んだ けど 興奮 する と つい ね …。
あなた は 大丈夫だった ?
私 みたいに 変な 口癖 が 出て なきゃ いい けど 。
じゃあ …。
ミナト 何も 言わ なかった の ね 。
もう … まったく 。
そう 私 は あなた の …。
ずっと …。
ずっと 会い たかった って ば よ 母ちゃん …。
てば よ … か 。 やっぱり 私 の 子 ね 。
( ヤマト ) 九 尾 化 が 止まった 。
ヤマト 何 か した の か ?
いえ 自発 的に 止まった みたいです 。
《 何 が あった ?》
母ちゃん に 会ったら →
聞き たい こと が いっぱい あった んだ 。
うん 。 ゆっくり 聞く わ ね 。
その 前 に 九 尾 を おとなしく さ せ なきゃ 。
ぐ あぁ ~ っ !
この チャクラ … クシナ か !
ミナト は あなた が 九 尾 の 力 を コントロール する とき の ため に →
私 の チャクラ を 封印 の 式 へ 組み込ま せて いた の 。
ナルト の 力 に なれる ように って 。
聞いて る の ? 母ちゃん が 美人 な 人 で よかった 。
そりゃ どうも 。 フフフ …。
髪 は 父親 似 だ けど 顔 は 私 に 似ちゃ って →
ごめんなさい ね ナルト 。 なんで ?
美人 の 母ちゃん 似 なら 俺 って ば 美男 子 って こと だ ろ ?
それ に 母ちゃん の 髪 だって きれいな 赤 で ストレートだ し …。
そっち も 似 たかった って ば よ 。
フフフ …。
私 の 赤い 髪 を 褒めて くれた 男 は これ で 2 人 目 ね 。
そう な の ? じゃあ 一 人 目 は ?
フフ もちろん あなた の お 父さん よ 。
あ ~! そういう こと 。 何 が ?
あの さ あの さ これ 絶対 に 母ちゃん に 会ったら →
聞こう と 思って た んだ けど さ →
父ちゃん と の なれ そめ って いう やつ は →
なん だった の ?
な … なんか 恥ずかしい って ばね 。
あ ! てば ねって 言った 。 興奮 して る ~。
こういう 場合 は 動揺 って いう んだ って ばね !
また 言った ! アハハハハ 。
そう ね …。
あれ は 私 が 木 ノ 葉 の 里 へ やってきた 最初の 日 。
それ が お 父さん 。 つまり ミナト と の 初めて の 出会い だった 。
(( え ~ 今日 から この アカデミー に 転入 して きた …。
うずまき クシナ だって ばね ! あっ …。
あの 髪 の 毛 の 色 ! あり え ねえ 。 ハハハ 。
どう やったら あんな 真っ赤に なる んだ ?
変な 髪 の 毛 。
こら こら 静かに ! 静かに し なさい 。
私 は …。
私 は この 里 の 女性 で 初めて の 火影 に なって やる !
( ミナト ) 僕 も 里 の みんな に 認め られる →
立派な 火影 に なり たい ))
里 の みんな に 認め られる 火影 か …。
その とき は 女 男 みたいで 頼りな さ そうで …。
そんな 人 が 火影 に なんて なれる わけな いって →
ミナト を バカに して た の 。
えっ … なんで ? だって 父ちゃん すげ ぇ 強そうな のに 。
そう ね 。
けど 私 は まだ 幼くて 何も わかって なかった 。
ウフフフ 。
でも いきなり 他 里 から 来て 火影 に なる だ なんて 言う んだ もん 。
生意気 よ ね 。
それ から 男の子 に よく いじめ られた わ 。
それ で つけ られた あだ名 が …。
(( トマト !
お前 は 今日 から トマト な 。
太って て 丸い 顔 。 赤い 髪 の 毛 。 トマト そのもの じゃ ん !
トマト が 火影 に なれる か よ 。 俺 なんか トマト 大嫌いだ もん な 。
俺 も 。 サラダ に 入って たら 残す !
嫌わ れ もん の トマト じゃ →
里 の みんな に 認め られる わけ ねえ じゃ ん !))
( 笑い声 )
そ っか ! その いじめっ子 から →
母ちゃん を 守って くれた の が 父ちゃん だった … って こと だ ろ ?
いいえ 全然 違う 。
トマト … 命名 さ れた 私 で すら 納得 して しまって 。
恥ずかしかった 。 ホント ずばり だ もの 。
(( うわ ~ っ ! ますます 熟して きた !
トマト 祭り だ ! 収穫 して やろう ぜ 。
誰 が トマト だって ?
言 っと く けど 私 だって トマト が 嫌いだ って ばね !!
おりゃ ~ っ !!
わ っ …。
トマト トマト って バカに する と 痛い 目 に あう って ばね !
な に 笑って ん の よ !))
トマト と バカに した 男 子ども を いつも 返り 討ち に して →
逆に 潰れた トマト みたいに して やった の 。
長い 赤い 髪 を 振り回し 男の子 を 半 殺し に する 様 から →
更 なる 通り 名 が 私 に つけ られた 。
その 名 も 赤い 血潮 の ハバネロ 。
《 キバ や シカマル も 言って たな …。
母ちゃん って の は すげ ぇ 怖 ぇ って …》
いつも ケンカ ばっ か 。
もちろん 連戦 連勝 の ハバネロ 様 だった けど でも ね …。
(( お前 か 。 俺 の 弟 を いつも 泣か して る の は 。
ソイツ が 私 に ちょっか い を 出す から だって ばね 。
へ な ちょ この くせ に !
俺 下 忍 。 すご いっしょ ?
弟 を いじめる 悪い ヤツ に は →
たっぷり 説教 し ない と な 。
《 本物 の クナイ 》
あっ !
変わり 身 の 術 に も 気づか ない の か よ 。
まだまだ ガキ じゃ ん 。
ホントに 真っ赤だ な 。 糸 みたいに ゴワゴワ して る し 。
こんな 髪 目障りな んだ よ 。
アハハハッ ざ まあ みろ !
クッ … 私 だって 私 だって 。
こんな 髪 嫌いだ !
あっ !
でも …。
こんな 髪 でも 私 な んだ から しようがない じゃ ない !
うわ ~ っ 赤い 血潮 の ハバネロ だ !
よそ者 !
よそ者 が 火影 に なんか なれる か よ !
よそ者 だ から 助けて も くれない って の !
僕 は …。
アンタ も そう 思って る んでしょ !))
♪~
《 よそ者 に なり たく ない から 。
この 里 を ふるさと と 思い たい から 。
だから 言った だけ な のに 。
誰 が 火影 なんか に …》
大嫌いだった この 髪 が 。
けど ある 事件 が あって 私 は この 赤い 髪 が 好きに なった の 。
ある 事件 ?
(( ただいま 。
ただいま 。 誰 か 。
誰 も い ない の ?
誰 か 助けて !
あ ~ っ !))
( クシナ ) 私 に は 少し 特別な チャクラ が あって ね 。
それ を 狙って 雲隠れ の 里 が 私 を さらった こと が あった の 。
(( あっ !
おい ))
( クシナ ) その とき 連れ 去ら れて いく なか で 私 は →
敵 の 足取り を 残す ため →
この 赤い 髪 を 切って 道 に 落として いった 。
敵 に 気づか れ ない ように 。
でも 自分 は よそ者 。
救い に 来て くれる 人 は 誰 も い ない って →
そう 諦めて も いた 。
国境 間際 まで 連れて 行か れて もう ダメだ と 思った とき …。
(( う っ !
う っ !
( ミナト ) ケガ は ない ?
キミ を 助け に 来た 。
もう 大丈夫 。
えっ !? ちょっと !
( クシナ ) それ …。
( ミナト ) きれいな 髪 だ から すぐに 気づいた 。
いつも は 助けて くれ ない のに 。
だって 僕 に は わかって いた から 。 キミ は 強い って 。
力 も 心 も 。
でも これ は 里 と 里 の 争い ごと 。 今 まで の ケンカ と は 違う 。
だから …。 だから ?
キミ を 失い たく なかった 。
よそ者 でも ?
なんで ? キミ は 木 ノ 葉 の 里 に いる んだ から →
木 ノ 葉 の 里 の 仲間 じゃ ない か ))
( クシナ ) その とき の ミナト は とても 立派な 忍者 に 見えた 。
夢 を 叶える 人 だ と 思わ せて くれた 。
彼 は 私 を 変えた 。
この 大嫌いだった ただ の 赤い 髪 は →
私 の 中 で 運命 の 人 を 連れて きて くれた 。
運命 の 赤い 糸 に なって くれた 。
それ 以来 自分 の 髪 を 好きに なった 。
そして … ミナト を 大好きに なった 。
私 の 髪 を 褒めて くれた 男 に だけ →
私 から 贈る 大切な 言葉 が ある の 。
ナルト 受け取って くれる ?
うん !
あなた を 愛して る 。
木 ノ 葉 の 黄色い 閃光 と 赤い 血潮 の ハバネロ が 合わさったら ?
ヘヘヘヘ 。
木 ノ 葉 の オレンジ 火影 だって ば よ !
それ かっこいい って ばね 。
ヘヘヘヘ !
火影 … あなた の 夢 が ミナト と 私 の 夢 の 続き だ なんて 。
ああ ! 母ちゃん と 父ちゃん の 夢 は 終わら せ ねえ !
ナルト …。
けど その 前 に …。
( 九 尾 の 吠え 声 )
( 開演 ブザー )
( 美 空 ) 皆様 お 変わり ございませ ん か ?
美 空 ひばり です 。
では 最後 まで ご ゆっくり →
お 楽しみ ください 。