NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 12 - 251 - 鬼 鮫 と いう 男
( モトイ ) なんだ ? あれ は !
( ヤマト ) あれ は …。
ガイ さん の 八 門 遁甲 の 技 昼 虎 !
( ナルト ) 昼 ドラ ?
なんか さわやか 青春 で 売って る ガイ 先生 の わりに は →
ドロドロ した ネーミング だって ば よ 。
そんな 悠長な こと 言って る 場合 じゃ ない !
昼 虎 の 勢い は 広範囲に 一気に 広がる よ 。 踏ん張ら ない と !
( ガイ ) 動く な …。
( 鬼 鮫 ) さっき の 術 チャクラ の 気 弾 で は ない のです か ?
それ に その 碧 い オーラ は …。
昼 虎 は チャクラ 主体 の 忍術 で は なく 体 術 な のだ 。
ただ の 正 拳 … ただし 速 すぎる 正 拳 だ 。
相手 に 向かって 一 点 に 集中 して いく 空 圧 正 拳 。
正 拳 は 圧縮 後 一気に 拡散 する 。
そして 俺 を 覆う オーラ は チャクラ で は ない 。
八 門 の 第 七 驚 門 を 開いた 者 は 体 から 碧 い 汗 を かく 。
それ が おのれ の 熱気 で 蒸発 した もの だ 。
道理で …。
気 弾 と 思って いた もの が 小さく なって 見えた はずだ 。
あなた と は これ で 3 度 目 です が →
まだ こんな もの を 隠し持って いた と は ね 。
ま ぁ あなた は 私 の こと など 覚えて い ない ようです が 。
動く な と 言った はずだ 。
さすが 激眉 先生 。 コイツ を 倒す なんて よ !
( キラービー ) すごく 濃い 顔 の わりに やる な 激眉 !
ただし 碧 い 汗 かなり の 激臭 。
( アオバ ) うまく いけば これ で 暁 の 作戦 や 情報 →
敵 の リーダー の 正体 が 探知 でき ます 。
いの いち さん ほど で は あり ませ ん が →
情報 を 抜き取って み ます 。
じゃあ 入り ます 。
さて … こっか ら が 大変だ 。
(( 干柿 さん 。
こっち へ 来て 一緒に 食事 し ませ ん か ?
私 に … 親しく し ないで ください 。
おい ほっとけ って 。 本人 が そう 言って んだ から 。
俺 たち インテリ の 暗号 部 と は 肌 が 合わ ない と よ 。
私 たち 同じ 任務 中 です よ 。 そんな の 関係ない で すよ !
頭脳 派 と 護衛 役 の 肉体 派 じゃ 話 も 合わ ない だろう し よ 。
な … なんだ よ !
すぐに 出発 し ます 。 え ?
干柿 さん ! さっき の 話 →
任務 が 終わって から でも いい です か ?
食事 です ))
(( 河豚 鬼 : いい か 鬼 鮫 ソイツ ら 暗号 部 を 守り →
暗号 伝達 を 守れ 。 ただし 敵 の 手 に 暗号 部 の 忍 を 渡して は なら ん 。
どんな こと が あって も →
暗号 を 死守 する こと が お前 の 任務 だ 。
それ が どういう こと か わかる な ?))
(( 逃げろ !
( イビキ ) 投降 しろ ! ここ は 完全に 包囲 した 。
お前 ら に 勝ち目 は ない 。
あなた 知ってい ます よ 。
木 ノ 葉 の 暗部 … 拷問 尋問 部隊 の キレ 者 。
やり ます か !
♪~
今 だ 逃げろ !
♪~
う っ …。
生きた まま 捕らえろ !
くっ … 守る べき 人数 が 多 すぎ ます ね 。
進め ! 休む な !
ぐ あ ~ っ !
助けて くれ …。
な … 何 を する つもりだ …。
♪~
干柿 さん どう し ます ?
干柿 さん ?
な … 何 を する !?))
(( ただし 敵 の 手 に 暗号 部 の 忍 を 渡して は なら ん 。
どんな こと が あって も →
暗号 を 死守 する こと が お前 の 任務 だ 。
それ が どういう こと か わかる な ?
わかって い ます 。
生きて 暗号 部 の 忍 を 渡す ような こと は し ませ ん ))
(( う っ …。
どう … して …。
仲間 殺し 。 それ が 私 の 専属 任務 です から 。
辛い … 人生 です ね …。
♪~
なぜ 仲間 を ?
なぜ ?
あなた なら わかる でしょう ?
敵 に こちら の 暗号 を 渡す わけに は いきま せ ん よ 。
コイツ ら は すぐに 口 を 割る 。
命 が あったら また お 会い し ましょう 。
くっ …))
(( 鬼 鮫 … き … さ …。
グフッ …。
( 四 代 目 水 影 ) ご 苦労 だった な 鬼 鮫 。
部下 の お前 に は 油断 する と 踏んだ が →
まさに その とおり だった な 。
ソイツ は 敵 と 内通 して いた 。
今 から お前 が 大 刀 鮫 肌 の 持ち主 だ 。
そして これ から 俺 の 部下 だ 。
私 も あなた に 消さ れる まで は ね 。
四 代 目 水 影 様 。
( 四 代 目 水 影 ) お前 の ような ヤツ だ から 信用 できる 。
国 や 里 の ため に 汚い 任務 を ずっと こなし →
裏切り の 任務 を 遂行 して きた お前 だ から こそ だ 。
お前 は この世 が 偽り で しか ない と 知っている 。
そんな こと は 仲間 を 最初に やった とき から →
わかって い ます よ 。
霧 の 忍 で あり ながら 霧 の 忍 を 殺す 。
自分 は いったい 何者 な の か ?
敵 な の か 味方 な の か ?
私 の 目的 は ? 立ち 位置 は ?
私 は どこ へ 行こう と し どこ に 行けば 落ち着ける の か 。
自分 自身 が 偽り の 存在 で しか ない こと だけ は 実感 できる 。
( マダラ ) ならば 偽り の 苦しみ から お前 を 解放 して やろう 。
お前 の 居場所 を 作って やる 。
誰 です ?
まずは この 国 より 始める 。
今 まで は 仲間 を 処理 する ため 動いて きた んだ 。
これ から は 俺 の 仲間 と して 動け 。
あなた は 私 を 信用 して る ようです が →
私 は あなた が 何者 か わかり かねて る んで ね 。
闇 で 光る その 目 …。
そういう こと です か 。
私 が 四 代 目 水 影 様 だ と 思って いた 人物 と は →
あなた だった 。
その 写 輪 眼 で 四 代 目 を 操って いた と は 。
フッ … やはり この世 は 偽り ばかりだ 。
しかし あの 三 尾 の 人 柱 力 の 四 代 目 を 操る 瞳 力 と は …。
いったい 何者 な んです ? あなた 。
うち は … マダラ だ 。
あの 方 は もう 死んで る はずです が ?
信用 でき ませ ん ね 。
姿 を 見せて ください 。
いい だろう 。
信用 する か し ない か は お前 が 選べ ))
《 これ で マダラ の 正体 が わかる 》
う っ …。
( うなり 声 )
( うなり 声 )
( うなり 声 )
舌 を 舌 を 自分 で 。
俺 に 情報 を 取ら せまい と 自力 で 意識 を 取り戻した 。
アハハハッ !
(( あなた 正気です か ?
( マダラ ) ああ それ が 俺 の 目的 。
月 の 眼 計画 だ 。
それ こそ 偽り の ない 本当の 世界 だ ))
《 私 も そこ へ 行って み たかった 》
う お ~ っ !
《 木 遁 で チャクラ を 押さえ 込んで いた のに →
まだ こんな 力 が 》
往生 際 の 悪い ヤツ だ 。
生きた まま 捕まえて ください !
こんな チャンス は もう あり ませ ん 。 もっと 情報 を 抜き取り ます !
わかって る !
水 牢 の 術 。
《 水 の 壁 で 届か ん 》
水 牢 の 術 と か いう やつ だって ば よ !
《 口 寄せ の 術 !》
どう すんだ ? 慌てる こと は ない 。
いくら この 人 でも この 状況 。 もう 何も でき ない さ 。
僕 が 捕らえる !
《 イタチ さん あなた の 言った とおり です ね 》
(( 今日 から あなた と 組む こと に なった もの です 。
元 霧 隠れ 忍 刀 七 人 衆 の 1 人 干柿 鬼 鮫 。
以後 お 見 知り おき を 。
で あなた は 元木 ノ 葉 隠れ の うち は イタチ 。
噂 は 聞いて ます よ 。
うち は の 同胞 を 片っ端から 殺した と か 。
あなた の こと は よく わかり ます よ 。
だから こそ 暁 の なか で あなた と 組む こと に した んです から 。
同胞 を 殺す あの 感覚 は →
とても 口 で 言える もん じゃ あり ませ ん よ ね イタチ さん 。
( イタチ ) よく 喋る な お前 。
俺 の こと を わかって いる つもりだろう が →
お前 自身 は どう な んだ 。
霧 の 中 を 迷って ここ へ 来た 。
自分 で 行き 場所 も 決め られ ない ゴロツキ 。
違う か ?
いい こと を 教えて あげ ましょう 。
一部 の サメ は 卵胎生 と いい →
卵 を お腹 の 中 で ふ化 さ せて から 出産 する んです が →
ある サメ は 卵 から 産まれた 稚魚 の 数 と →
母 ザメ の お腹 から 出て くる 稚魚 の 数 は 違う んです 。
どうして だ と 思い ます か ?
共食い です よ 。
ふ化 して すぐ 母 の 胎内 で 稚魚 同士 が 食い 合う んです 。
生まれて すぐ 仲間うち で 殺し 合い が 始まる 。
自分 以外 は すべて 食う ため の エサ で しか ない 。
今日 から あなた も 私 と 同じ 暁 の 仲間 です 。
気 を つけて ください 。
私 に は 。
お互いに な 。
フフフ …。
まあ 仲よく 楽しく やり ましょう よ 。
お互い が 最後 の 相手 に なら ない こと を 願って ね 。
一 度 でも 仲間 に 手 を かけた 人間 は ろくな 死に 方 を し ない もの だ 。
覚悟 は して おけ 。
フフッ !
なら あなた も 私 も すでに ろく で も ない 人間 って こと です ね 。
いや … 俺 たち は 魚 じゃ ない 人間 だ 。
どんな ヤツ でも 最後に なって みる まで →
自分 が どんな 人間 か なんて の は わから ない もの だ 。
( イタチ ) 死に際 に なって 自分 が 何者 だった か 気づか さ れる 。
死 と は そういう こと だ と 思わ ない か ?))
《 鬼 鮫 : イタチ さん あなた も 死に際 に なって →
自分 が どんな 人間 だった の か 知った んでしょう か ね 。
イタチ さん どうやら 私 は →
ろく で も ない 人間 で も なかった ようです よ 》
あっ !
( アオバ ) 自分 の 口 寄せ した サメ に 己 を 食わせる なんて →
もう かなり 弱って た 。
俺 たち を 前 に 逃げ られ ない と 踏んだ んだ 。
イタチ と ツーマンセル で 組んで た ほど の 暁 メンバー で →
霧 隠れ の 怪人 と 恐れ られた 干柿 鬼 鮫 の 死に 様 が これ と は ね 。
本当に 死んだ の か ?
( 鮫 肌 ) ギギギィ …。
コイツ も さめざめ 泣いて いる 。
今回 ばかり は 本当の ようだ ぜ 。 亡き 者 。
でも 敵 の 俺 たち に →
仲間 の 情報 を 渡さ ない ため に やった んだ 。
暁 の 中 に も 仲間 の こと を 思って 動く ヤツ ら が いる んだ な …。
敵 ながら あっぱれだ 。
忍 の 生き様 は 死に 様 で 決まる 。
干柿 鬼 鮫 … お前 の こと は 一生 覚えて おこう 。
まあ とにかく これ で 暁 に 情報 が 漏れ ないで 済んだ 。
その 巻物 に こちら の 情報 を 記して 持ち出す 気 だった ようです ね 。
巻物 の 中身 を 一応 確認 して おこう 。
ヤツ ら の 知り たい もの が わかれば 対応 も し やすい 。
ああ そう だ な 。
う っ !? くっ … 重い 水 !
これ は 水 牢 の 術 !
仕掛け 用 の ブービートラップ って やつ です !
気 を つけて くださ … サメ !
( ヤマト ) しまった !? 海 の ほう へ 行った よ !
この 水圧 で うまく 動け ねえ !
( キラービー ) バカヤロ コノヤロ !
( ガイ ) 八 門 の せい で 体力 が …。
( ヤマト ) ガイ さん しっかり !
ギャー ! へんな とこ 噛む なって ば よ !
クソッ ! 逃げ られ ち まう ぞ ! どう すんだ よ !?
( 開演 ブザー )
( 美 空 ) 皆様 お 変わり ございませ ん か ?
美 空 ひばり です 。
では 最後 まで ご ゆっくり →
お 楽しみ ください 。
( 宮本 )『 木曜 8 時 の コンサート 名曲 ! に っぽ ん の 歌 』。