NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 12 - 263 - サイ と シン
( カンクロウ ) あんた と また 戦える なんて →
これ は 運命 じゃ ん 。
あの とき の 借り を 返さ なくちゃ な 。
( サソリ ) 俺 の 傀儡 か 。
今 と なれば その 体 も くだら ねえ 。
今 の 俺 は まさに 朽ちる こと の ない →
本物 の 人形 そのもの 。
かつて 望んだ 体 だ 。
( シン ) 逃げろ 。
隊長 ! あの 根 の 者 →
腹 の 中 に また あの 粘土 だ !
デイダラ の 起爆 粘土 は 雷 遁 に 弱い と 聞いた こと が ある 。
( オモイ ) 少し なら 俺 が …。
イッタン 負傷 者 と キリ を 岩 で 囲め !
キリ は 回復 に 専念 しろ ! いい か !
《 デイダラ : 遅い ! 渇 !!》
《 今 だ !》
黒 秘 技 山椒 魚 !
兄 さ ~ ん !!
( 爆発 音 )
( 中 吉 ) 爆発 ?
とにかく 増 援 … 敵 潰す 。
ザジ 外 は ? 大丈夫 っす 。
チャクラ は 感知 できて る 。 みんな 生きて る !
イテテ …。
命拾い した ぜ 。
サイ !
( サソリ ) 山椒 魚 か 。
( デイダラ ) 隠して おいた 防御 用 の 傀儡 で →
爆弾 を 囲う と は 。
おかげ で 爆破 威力 は イマイチ だった な 。 うん 。
爆弾 だ と …。
うん ? 何 か 文句 でも あん の か !
サスケ の 後釜 に も なれ ねえ お め え みて え な カス が →
弱 え くせ に でしゃばる んじゃ ねえ !
魂 が この世 に 縛ら れて る かぎり 何度 でも 復活 できる !
また 爆弾 に して やる よ !
ハハハハハハ !
シン 兄さん …。
俺 は お前 を 傷つけ たく は ない 。
死んで もう 根 から 解き放た れた のに 。
感情 を 殺す 鍛錬 と システム 。
幼い 頃 から 生活 を 共に さ せ →
兄弟 の ように 育てて から 最後に 殺し 合い を さ せる 。
木 ノ 葉 の 根 の 掟 。
心 を なくせば 迷い は ない 。
それ が 本当の 強い 忍 だ 。
根 の お前 は 俺 に 近い 。
いっぱ し に 絵 なんか 描いて 芸術 家 気取って んな !
芸術 は 爆発 だ ! さて もう 一 発 派手に いく か 。
やって みろ !!
(( サイ : 兄さん に 見せ たい 絵 が ある んだ 。
へ ぇ どれ ?
何 だ よ ?
まだ 完成 して ない から …。
もう 少し 待って ))
( デイダラ ) ぐ あっ ! 黒 秘 技 …。
クソッ … こんな こと なら さっさと 自爆 す んだった ぜ !
究極 芸術 を そう 何度 も 世に 出す の は →
だせ え と 思って た が しかた が ねえ ! うん !
《 雷 遁 !?》
( カンクロウ ) 機 々 三 発 ! ハァ ハァ …。
よく やった オモイ !
ここ から は 俺 が ずっと こい つら 2 人 を →
傀儡 の 術 で 縛り 続ける !
サイ の 兄 を 何とか して くれ ! おう !
わかって た … 根 に いる とき →
兄さん と 戦わ なきゃ なら なく なる って こと …。
あの とき … つけ られ なかった 決着 を …。
(( あれ は 俺 の クナイ だ 。 俺 の 勝ち だ な 。
きっと 空中 で ぶつかって 弾き 飛ばさ れた んだ 。
運 が ない な …。
運 も 実力 の うち だ 。
今日 の 飯 当番 は お前 で 決まり な 。
ち ぇっ …。
( 咳き込む 声 )
大丈夫 ? 来る な !
なんでもない …。
そう … なら いい んだ けど …。
♪~
ねえ …。 ん ?
僕ら が ここ に 来て どの くらい 経つ の か な ?
なんで ?
僕ら ずっと ここ で 暮らす の か な と 思って …。
なんか もう シン 兄さん と ダンゾウ 様 以外 と は →
誰 と も 会わ ない から 。
日 にち の 感覚 も なくなって きた よ 。
でも 僕 は それ で いい けど 。
いつまでも こう やって →
シン 兄さん と 2 人 で 暮らして い たい 。
そう だ …。
なに これ ?
開けて みろ よ 。
これ って … スケッチブック ! あぁ 。
前 から 欲しがって た ろ 。
この 前 街 に おりた とき に 買って おいた んだ 。
ありがとう 兄さん !
決めた 。
これ に 僕たち の こと を 描く 。 えっ ?
僕 と シン 兄さん の 物語 を 絵本 に しよう と 思う んだ 。
そう か できたら 見せて くれよ 。 男 と 男 の 約束 。
絶対 だ から な !
うん !
なんて 言った んです か ダンゾウ 様 。
( ダンゾウ ) これ から お前たち 2 人 で 生き残り を かけ →
殺し 合い を しろ と 言った のだ 。
そんな …。
これ が お前たち の 最終 試験 。
そして 根 の 宿命 だ 。
もし 3 日 以降 お前たち 2 人 が 生きて いた とき →
また 2 人 して 山 を おりよう と した とき →
その とき は お前たち 2 人 と も 命 は ない と 思え 。
無理だ でき ない …。
兄さん と 戦う なんて …。
なら … 俺 が お前 を 殺す !
兄さん !
本気な の !?
兄さん !
生き残る に は お前 は 優し すぎる 。
兄さん …。
だが 生き残る の は お前 だ 。
俺 は 病気 だ …。 早く 手当て を !
無駄だ よ 。 自分 の 病気 の こと くらい 調べた さ 。
この 病気 は 治ら ない 。 そんな …。
この こと は ダンゾウ 様 も 知ら ない 。
俺 を 始末 した と ダンゾウ 様 に 報告 する んだ 。
そ そんな こと …。
俺 は 根 の 最終 テスト が →
仲間 殺し だ と 知っていた 。
えっ !?
だから この 日 まで →
お前 に 病気 の こと を 隠し ながら →
生きよう と 思って た …。
お前 と 刺し 違える 形 で 負けよう と …。
けど その 体力 も 残っちゃ い なかった だせ ぇ …。
兄さん … 僕 だって →
兄さん と 戦わ なきゃ なら なく なる って 知っていた …。
けど 兄さん と 戦う なんて でき ない !
そう だった の か …。
心 を 殺せ !
で なきゃ いつか お前 は 任務 に 押しつぶさ れる 。
行け 俺 の 分 まで 生きろ 。
兄さん …。
自分 くらい 自分 で 始末 する …。
行け !
泣く な ! 心 を 殺せ って 言って る だ ろ 。
わかった 。
♪~
お前 の 完成 した 絵 →
見 たかった な ))
あの とき の 決着 か 。
大丈夫 か サイ ! サイ そう か 。
それ が 今 の お前 の 名前 …。
だが そう は なら ない 。
兄さん ! 完成 した んだ な 。
やっと 見 たかった 絵 が 見 られた 。
お前 の 絵 が 俺 の 魂 の 縛り を 解いて くれた みたいだ 。
サイ お前 の 名前 を 呼んで くれる 仲間 を →
大事に しろ よ 。
ありがとう 。
どういう こと だ 。
《 糸 の 手ごたえ が ない 》
サソリ あんた の 戦い ぶり は サクラ から 聞いた よ 。
あの とき チヨバア と いた 女 か 。
(( サクラ : しゃ ~ んな ろ ~!
うわ ~!
( チヨバア ) これ は 己 で 禁じた 術 。
二度と は 使う まい と 思って おった が →
そう も いか ん ようじゃ 。
はっ !
これ で 幕 引き に しよう ぞ !
♪~
すごい 数 …。
さすが ババア だ 傀儡 使い は 使える 傀儡 の 数 で →
その者 の 能力 が 測れる と 言わ れる が 。
チヨバア の 極意 指 の 数 噂 に は 聞いた が →
それ が 城 一 つ を 一 人 で 落とした と いう カラクリ 。
白 秘 技 十 機 近松 の 集 。
傀儡 の 術 初代 操 演者 モンザエモン の 十 傑作 。
たいした 傀儡 集 だ 。
だが な 。
俺 は これ で 一 国 を 落とした 。
赤 秘 技 百 機 の 操 演 !))
あんた の 強 さ は そこ に 魂 が あった から だ 。
あんた は かつて 人形 に なり →
魂 を 消そう と した が 消し きれ なかった 。
あんた の 作った 傀儡 に こそ 朽ちる こと の ない 魂 が 宿って る 。
それ が 俺 に は わかる 。
しかし 今 の あんた は 生身 だ が →
本物 の 傀儡 に 成り下がった ただ の 人形 だ 。
あんた は 傀儡 を 操る 一流 の 忍 だった 。
誰 か に 操ら れる ような ゲス じゃ なかった はずだ ぜ 。
カブト は 確か →
あの 頃 あんた が 使って た スパイ だった な ?
なのに 今 じゃ あんた が 操ら れる なんて …。
傀儡 使い が 操ら れちゃ おしまい じゃ ん !
あんた に も あんた を 操って る カブト に も →
こっち は 意地でも 負け らん ねえ 。
同じ サソリ を 操って る なら →
なおさら 本物 を 操る 傀儡 忍者 と して よ !
あんた の 技術 … そして 作った 傀儡 は →
朽ちる こと の ない もん だ 。
そこ に 宿る 魂 を 受け継ぐ 後世 の 操 演者 が いて こそ な !
それ こそ 俺 の 望んだ 芸術 の 形 か …。
ふざけ んじゃ ねえ ぞ !
サソリ の 旦那 !
こんな やつ ら の 口車 に 乗せ られて んじゃ ねえ ぞ ! うん !
芸術 は 一瞬 の 輝き !
芸術 は 爆発 だ !
( デイダラ ) 聞いて ん の か ? サソリ の 旦那 !
《 作った 者 の 魂 が 宿る か …。
確かに な …》
カンクロウ 。
なんだ ?
( サソリ ) 父 と 母 の 傀儡 も お前 に 託す 。
そして お前 が 死ぬ 時 は 更に 次の 者 に 託せ 。
あの 2 体 は …。
あぁ … もちろん わかって る 。
おい ! サソリ の 旦那 !
♪~
これ は 生け贄 ! どういう こと だ …。
穢土 転生 は 死ぬ こと が ない 術 だ と 聞いた が …。
カブト が 術 を 解いた んじゃ ねえ かな ?
出せ この 野郎 !
どうやら そう で は な さ そうだ な 。
サソリ の ほう は い なく なって る が うるさい の が まだ いる 。
完璧に 思えた この 穢土 転生 と か いう 術 に も →
穴 が あった みて え じゃ ん 。
人 の 気持 を そんな 簡単に 縛り きれる もん じゃ ねえ だ ろ 。
終わった みたいだ な 。 いや … これ から じゃ ん 。
サイ オモイ ザジ ! すぐに 奇襲 へ 向かえ !
(3 人 ) オスッ !
( マダラ ) どうした ?
( カブト ) いや … なんでもない 。
《 穢土 転生 … まだまだ 未知の 部分 が 多い 術 だ 。
だが これ で だいたい の 感じ は わかった 》
マダラ 君 は 戦線 へ 行って くれ 。
僕 は 身 を 隠し 術 の ため 集中 する 。
《 この 女 …。
アジト に ここ まで 近づいて いた の か …。
そして その こと を 知っていた カブト 。
わざと この 女 を 導いた な …。
カブト め … ハナ から →
こっち と 連合 軍 の 共倒れ を 狙う 気 だろう が フッ →
そう は いかん ぞ 。
利用 する の は こちら だ 》
( 開演 ブザー )
皆様 お 変わり ございませ ん か ?
美 空 ひばり です 。
では 最後 まで ご ゆっくり お楽しみ ください 。
( 宮本 )『 木曜 8 時 の コンサート 名曲 ! に っぽ ん の 歌 』。