NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 12 - 272 - ミフネ VS 半 蔵
( ホヘト ) 駄目だ 振り切れ ない !
( カンクロウ ) タンゴ ! 本部 に !
退却 中 の 奇襲 部隊 より 連絡 。
敵 の 追撃 隊 が 距離 を つめて 来て いる ようです 。
( シカク ) 第 五 部隊 から 救援 隊 が 派遣 さ れて いる 。
双方 が 最短 距離 で 合流 できる ように 位置 を 伝えろ 。
( オキスケ ) 一部 で は あり ます が 異議 を 唱える 者 たち が い ます 。
侍 の 本分 は 中立 。 なのに なぜ あえて 忍 に くみする の か と 。
( ミフネ ) 侍 は 中立 か 。
それ は 昔 を 知ら ぬ から 言える のだ 。
しかも それでいて 現状 を 見つめ ぬ と は な 。
( オキスケ ) 忍 同士 の 戦い は 忍 たち に やら せて おけ と いう 声 も …。
あれほど 対立 して いた 忍 たち が 今 →
ひと つ に まとまら ん と して いる のだ ぞ 。
ここ に わし ら 侍 が 加わら ず して どう する のだ 。
急げ ! 侍 の 戦 とくと 見せて やろう !
( みんな ) おう !
( デイダラ ) 出 せっつ って んだろう が ! うん !
《 君 麻 呂 : 大 蛇 丸 様 の チャクラ が 頭蓋 を 通して 骨身 に 染みる 。
目的 を 達成 し なければ 》
( 中 吉 ) あっ ち だ …。
( チヨバア ) 暁 だ か 大 蛇 丸 だ か 知ら ん が →
わし を 蘇ら せた こと を 後悔 さ せて やる !
ガチ で 死んだ ふり ~ を か まして し も うた が な 。
恥ずかし いわい 。
( 半 蔵 ) 集中 して いる 。 少し 黙れ 傀儡 ババア 。
うる さいわい ! ビッグシュノーケル じ じい 。
( タンゴ ) もう 少し だ !
この 距離 なら いける 。 口 寄せ の 術 !
イブセ やれ !
《 これ は 毒 霧 》
( ホヘト ) なんだ !? うわ っ 。
ぐ あっ 。
う っ !
《 めん どくせ え から って 一気に 毒 か よ クソッ 。
毒 に は 耐性 が ある はずな のに 体 が しびれて きや がった 》
( 足音 )
( デイダラ ) 援軍 か ! おい ら なら ここ だ ぞ !
追いついた ぞ 。
く そう !
半 蔵 殿 と お 見受け する 。
拙者 侍 頭領 ミフネ と 申す 。 お手 合わせ 願い たい 。
助かった …。
遅く なった 。 大丈夫 か !?
( カンクロウ ) 気 を 付けろ 敵 は 毒 を 使う 。
( オキスケ ) 俺 たち は マスク を 着けて いる 。
これ は 毒 も 通さ ない 対 忍 用 に なって て な 。
着けろ ! ( タンゴ ) すまない 。
解毒 だ ! すぐに 奇襲 部 隊員 を 医療 班 の ところ へ 運ぶ ぞ 。
ミフネ 様 !
助太刀 無用 !
斬ら れ たく なく ば わし の 間 に 入る な !
お前 が ミフネ か … なぜ 忍 に つく ?
時代遅れの 侍 を →
貫き通して きた お前 らしく も ない な …。
もはや 忠 を 尽くす 主 なき 侍 が →
忍 に くみする と は …。
それ でも 侍 か !?
忍 に くみした わけで は ない 。
我ら が 忠 を 尽くす もの は はるか 昔 より 同じ ただ 一 つ …。
和 で ご ざる ! 和 だ と !?
和 に 忠 を 尽くし 己 の 信念 の もと 動く !
( カブト ) フッフッフ … 戦場 が だいぶ 動いて きた ね 。
さて と …。
チヨバア !
死んだ フリ で は ない ぞ !
わかって る な カンクロウ 。 どう でしょう …?
そんな こと より 半 蔵 は 毒 の 山椒 魚 を 操る !
昔 は よう 戦った 仲 じゃ 。
だから 解毒 の 調合 リスト も 知って おる し →
山椒 魚 は 体 内 に 毒 を 再生 して 溜 め る のに →
5 分 は かかる の も 知って おる 。
《 ババア め よけいな こと まで ペラペラ と 》
イブセ 引っ込んで おれ !
フン … 操ら れて いる と は いえ →
わし は 今 あいつ ら と は 戦わ んで い られる ようじゃ 。
ならば 半 蔵 殿 は …。
わし が もともと 誰 を 相手 に 戦って いた か →
知って おろう !
忍 五 大国 相手 に 遠慮 など ない !
僕 は 行く よ 。
来る ぞ !
硬い !? ぐ わ っ …。
今 の を よく かわした な 。
和 を 主 と し 中立 を 決め込んだ →
逃げ腰 の わりに は やり おる 。
そう 睨む な 。
かつて わし も 和 を 目指し 五 大国 を まとめ →
忍 の 世界 を 一 つ に しよう と した こと も あった 。
そんな もの は ない と すぐに 悟った が な 。
悟った ?
戦い 戦い 戦い …。
あと に は 何も 残ら ぬ … 死 だけ だ !
和 に 忠 を 尽くす ?
フン その 侍 が いまや どう なった か →
お前 が いちばん わかって いる はずだ 。
多く の 侍 が 忍 へ と 鞍替え し →
流派 も 忍 へ と 流れた 。
捕らえろ !
悪い が 体 が 勝手に 逃げ おる 。
( 半 蔵 ) 侍 は もはや 役目 を 終え →
和 へ の 忠 も なく カネ で 融通 が 利き →
強い 忍術 を 使う 忍 に →
その 役目 を 取ってかわら れた 。
だが その 忍 さえ →
淘汰 さ れ 死ねば 何も 残ら ぬ 。
この わし の ように な 。
それ は 違う 。 生死 の 問題 で は ない 。
和 の ため 己 の 命 を 削る こと に なろう が 構わ ぬ !
己 を 突き動かす もの は 信念 !
貴 殿 は 信念 を 曲げた のだ 。
侍 道 に おいて 人 は 刀 そのもの だ !
人 も この 名 刀 黒澤 の ように 残って いく もの と する 。
人 と 刀 を 一緒に する な !
鉄 の 塊 に 何 を 見出せる と いう のだ ?
侍 の 切腹 も そう だ が →
なぜ お前 ら 侍 は 自ら 命 を 削り 消えよう と する 。
だから 言って いる 。 信念 は 消え ぬ と 。
たわ言 は いい 。
きれいさっぱり わし が お前 ら 侍 を 消して …。
これ より 先 は 一切 忍術 は 出さ せ ぬ !
噂 どおり の 居 合い の 達人 。
ミフネ に 忍術 が 効か ぬ と は こういう こと だった か 。
印 を する 隙 を もらえ ぬ と は 。
それ に 先ほど の 鎖 鎌 の 二 段 →
この 手順 見抜いて いて も かわせた やつ は 今 まで おら ぬ 。
はるか 昔 名 も なき 頃 →
貴 殿 と は 一 度 手 合わせ して いる 。 覚えて は いま い が 。
ほう なら なぜ 死んで い ない 。
その 鎖 鎌 で 己 の 刀 を へし折ら れ →
頭 を やられた が どうにか 一命 は とりとめた 。
そう か あの とき の 侍 か …。
死んで い なかった と は 。
では 今度 こそ 消して やる 。
残念だ が それ は でき ぬ 。
最初の 一 太刀 で あれほど 強かった 貴 殿 が なぜ やられ →
殺さ れた の か わかった 。
何 だ と どういう こと だ ?
貴 殿 ほど の 忍 が その こと に 気づか ない と は 。
( ミフネ ) 自分 の 死に 様 も 覚えて おら ん の か 。
(( 半 蔵 : ぐ わ っ !
何 やつ だ …。 この わし を ここ まで …。
( ペイン ) この 俺 の 顔 を 忘れた か ?
貴 様 は 暁 弥彦 !
死んだ はずだ どう なって いる !?
ダンゾウ と 手 を 組み 俺 たち を 裏切り →
ただ ひたすら 己 の 保身 を はかる 今 の あんた は クズ だ 。
かつて は あなた を 尊敬 して いた 。
だが あなた は 変わった 。
貴 様 いったい 何者 だ !? なぜ それ ほど の 力 を !
そして 今や なぜ この 俺 に 負ける の か →
それ すら も わかって い ない と は …。
( ペイン ) 消えろ 半 蔵 。 ( 半 蔵 ) よせ !))
《 半 蔵 : 何 だ と いう のだ いったい 。
わし に 何 が 見えて い ない と いう のだ !?》
毒 を 食らい 死ね 。 お前 の ざ れ 言 は もう いい !
何 !?
研ぎ 続けた 刀 は 名 刀 と なり →
受け継が れ 残って いく ! そして …。
信念 を 貫き 身 を 削り →
己 を 磨き 続けた 人 は →
英雄 と なり 語り継が れ 残って いく 。
なぜ だ !? なぜ 今度 は わし が 斬ら れる !?
《 刃 に 一切 の 汚れ が ない 。
太刀 筋 が 速 すぎる の か ?》
信念 を 曲げ 身 を 削る こと を やめ →
己 を 磨く こと を あきらめた 貴 殿 の 技 に →
かつて の 鋭 さ は ない !
その せい で 刃 は 血 で 汚れ 錆び ついた なまくらで ご ざる 。
なまくらで は 残ら ぬ !
人 は 刀 そのもの だ !
貴 殿 は わし を 忘れて いた が 拙者 を 斬った 去り 際 に →
何と 言った かも 覚えて は い ない のだろう な 。
(( 半 蔵 : 山椒 魚 の 毒 だ 。 もちろん 鎌 に も 塗り つけて ある 。
安心 しろ 。 しびれ で 痛み は 麻痺 し 2 日 も あれば 死 に 至る 。
なぜ 俺 が 山椒 魚 の 半 蔵 と 恐れ られて いる か ?
その 秘密 を 教えて やる 。
冥土 の 土産 と いう やつ だ 。
俺 の 里 で は 猛毒 を 持つ 黒山 椒魚 が 1 匹 いた 。
そい つ が 死んだ とき 子供 だった 俺 の 体 に →
毒 袋 が 埋め込ま れた 。
ちょうど ここ だ 。
毒 の 耐性 を 体 に 持た せた 毒 人間 に する ため に だ 。
俺 は 呼吸 だけ で 周り の 人間 に 毒 を かける こと が できる 。
ガキ の 頃 に 恐れ られた 俺 は →
周り の 安全 の ため この マスク で の 口 呼吸 を 余儀なく さ れた 。
なら なぜ 拙者 と の 戦い で それ を 外さ ぬ ?
そう する こと も 多々 ある 。
が それ に は リスク も あって な 。
マスク に は もう ひと つ の 役割 が ある 。
毒 避け だ 。
戦い に より 俺 の 中 の 毒 袋 が 斬ら れ →
毒 の 原液 が 体 外 へ 流れ出た 場合 →
その 毒 液 が 気化 した ガス を 吸い込む と →
耐性 の ある 俺 自身 で さえ →
その 強 すぎる 毒 で やられ 動け なく なる 。
死 に は し ない が スキ を 生じる 。
お前 の ような 腕利き を 相手 に する とき は なおさら だ 。
スキ を 作る わけに は いか ぬ 。
持って いた の は なまくらだった が な 。
人 は 刀 そのもの 。
拙者 も なまくらだった と いう こと か 。
ひと つ 言って おく 。
人 が 終わる とき は 死ぬ とき で は ない 。
信念 を なくした とき だ 。
だからこそ 厄介で も ある 。
外見 から で は 判断 が つか ぬ 。
お前 が ここ で 死んだ と して も 決して なまくらで は ない 。
なまくら と は 俺 の 名 に 怖気づき 逃げ →
初め から 勝負 を 投げ捨てた お前 の 仲間 たち の こと を いう 。
さ … 山椒 魚 の 半 蔵 !?
逃げろ !
( 半 蔵 ) お前 は その 身 を 盾 に 皆 を 守ろう と した 。
お前 は 俺 が 英雄 と して 語り継ぐ 。
死 の 代わり に 名 を 名乗れ 。
死 の 代わり と して 約束 を して くれ …。
さ ぁ 言え !
侍 の 仲間 に は 手 を 出す な 。
解毒 薬 だ 。
人 に 信念 が ある か どう か は →
外見 から で は 判断 が つか ぬ と 言った な ?
戦って わかる こと も ある 。
お前 の ような やつ は 久しぶりだ 。
今回 は 助けて やる 。
ま ぁ この 薬 を 飲んだ と して →
死ぬ 可能 性 が ない わけで も ない が …。
信念 を 貫く こと は 難しい 。
俺 に も 信念 が ある 。
この世 に 平和 を もたらす こと だ 。
お前 で 確かめて やる 。
この先 信念 を 抱いた まま 死ぬ か →
それとも 生き長らえて 信念 を 捨てる こと に なる の か …))
確かめる はずの 貴 殿 が →
本当に 信念 を 捨てて しまった の か ?
それ は … 外見 から は 判断 が つか ぬ もの だ 。
不死身の わし を 止める 方法 なら ある 。
かつて 説明 した な ミフネ 。
お前 は 下がって その スキ を 狙い わし を 封印 しろ 。
どうやら お前 に は …。 ( オキスケ ) ミフネ 様 !
やつ の 毒 が ! ( ミフネ ) わし なら 大丈夫だ 。
この 毒 に は 耐性 が ある 。
だが ここ から は そう は いか ん 。
お 主 たち も 拙者 と 一緒に 下がり 封印 の 準備 を しろ !
《 やはり な … 毒 から 生き延びた だけ は ある 》
この 辺り で 様子 を 見る !
《 半 蔵 殿 …》
ミフネ 貴 様 に …。
《 わし の 信念 を 託す !》
( オキスケ ) 切腹 !? 忍 が !?
《 僕 の 札 の 命令 に 反発 して る 。
自害 !? ならば ここ から →
自動 的に 自我 の ない モード に 入る だけ だ 》
ぐ ぉっ !
《 なぜ 動か ない !?》
隠れて 己 の 身 を 削る こと なく →
人 を ただ 人形 の ひと コマ の ように 操って いる 輩 。
半 蔵 殿 は そんな 輩 に は 屈し なかった 。
身 を 削り その 信念 を 取り戻した 貴 殿 は →
なまくらで は なかった ようで ご ざる 。
封印 ! はっ !
♪~
封印 さ れた か …。
貴 殿 は 拙者 が 英雄 と して 語り継ぐ 。
その 信念 しかと 見届けた 。 お 見事 半 蔵 殿 !
ミフネ 様 。
半 蔵 殿 の 墓 は ない と 聞く 。
どこ か ふさわしい 場所 を 見つけて あげ ねば な 。
さあ いよいよ 始まり ます 。 楽しみで ワクワク して き ました 。
夏 に ふさわしく 今夜 は 私 たち 浴衣 で ございます 。
皆さん いかがでしょう か ?
ありがとう ございます 。 いや ぁ 客席 →
早くも 盛り上がって おり ます 。
そして ステージ に は すでに 豪華な 歌手 の 皆さん が →
勢ぞろい して いらっしゃい ます 。
皆さん どうぞ よろしく お 願い いたし ます 。