NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 14 - 297 - 父 の 想い , 母 の 愛
お前 が 人 柱 力 で は ない !? どういう こと だ !?
( 我 愛 羅 ) 今 あんた たち を 操って いる 輩 ども に →
守 鶴 を 抜き取ら れ 俺 は 一 度 死んだ 。
(( ペイン : 封印 術 幻 龍 九 封 尽 。
俺 … 俺 と は 何 だ ?))
だが チヨ ば あ 様 と 友 の 力 で 俺 は こうして よみがえった 。
あの チヨ ば あが そんな こと を !?
それ に … 友 だ と ?
お前 に 友 が できた と いう の か !?
(( チヨ : かつて わし の して きた こと は →
間違い ばかり じゃ った 。
しかし 最後 の 最後に なって →
正しい こと が やっと でき そうじゃ 。
( チヨ ) 砂 と … 木 ノ 葉 …。
これ から の 未来 は わし ら の 時 と は 違った もの に なろう 。
( ナルト ) 我 愛 羅 … 我 愛 羅 !
( 我 愛 羅 ) ナルト …。
これ は …。
お前 を 助ける ため に みんな 走って 来た ))
( 水 影 ) 友達 が い ねえ って →
おいおい どん だけ 寂しい ガキ だった んだ よ あいつ は 。
友達 ぐらい いて 当然の 歳 だ ろ 。
父 様 あなた に 六 度 殺さ れ かけ →
その たび に あなた を 恐れ 恨んで きた 。
だが 今 は もう あなた を 恨んで は い ない 。
あなた の やろう と した こと も 理解 できる 。
俺 も 風 影 と なった 今 里 を 守る ため に →
里 へ の 脅威 を 排除 する の も 長 の 役目 だ 。
風 影 に … なった !? お前 が !?
( 土 影 ) それ だけ で は ない 。
いまや 忍 連合 軍 戦闘 大 連隊 連 隊長 じゃ ぜ 。
この 若 さ で 影 を 名乗って おる が →
他の 影 も 皆 一目 置 い とる 。
( 無 ) やはり そう か 。
各 里 の あらゆる チャクラ 系 が 感じ られて →
おかしい と は 思った が →
忍 同士 連合 を 組んで いる と は な 。
眉 なし に は カリスマ って もん が ツラ に 出 ち まう んだ これ が よ 。
おっと そういう 俺 も 眉 なし だった ぜ 。
なら その チョビヒゲ も か ? 水 影 。
チッ … おい お前 ら ! やる なら この 包帯 野郎 から 先 に やれ !
ものすごい 応援 して やる ぞ 。
( 雷 影 ) お前 の 息子 か … いい 忍 だ な 。
(( 小さい な 。 未熟 児 か 。
これ で 本当に 大丈夫な の か ?
だが 適合 は して おる 。
3 人 目 に して やっと 適合 できる と わかった のじゃ 。
この 子 を 大切に 育てて いく しか ある まい 。
( 加瑠 羅 ) 赤ちゃん の 顔 を … 見せて 。
大丈夫 か 加瑠 羅 。
なんて 小さい 子 。
加瑠 羅 様 の 心拍 数 が 低下 して い ます 。
何とか しろ 。 早く !
あの 子 も 失敗 じゃ 。 暴走 が 起き はじめた 。
ハァ …。
これ 以上 里 の 軍縮 が 進めば 砂 隠れ は 弱体 化 し →
取り返し が つか なく なる 。
他国 と の 取り引き 材料 を 集めて おか ねば 。
それ に 守 鶴 を どうにか せ ん と 。
人 柱 力 が 役 に 立て ぬ 以上 風 影 殿 に 新 術 の 開発 と →
砂金 に よる 取り引き で 里 の 安定 を 図って もらう 以外 ない 。
そして 我 愛 羅 は …。
夜叉 丸 。 あと で 話 が ある 。 ( 夜叉 丸 ) はっ 。
しかし … まだ 我 愛 羅 様 は ほんの 子供 。
俺 は 今 まで いろいろな もの の 価値 を 見極めて きた 。
あいつ の 価値 も 見極め ねば なら ん 。
明日 我 愛 羅 を 見極める 。
里 の 人々 を 避難 さ せた あと で 我 愛 羅 を 追い詰めろ 。
母 の こと を 語り 精神 的に 追い詰める んだ 。
それ でも 暴走 が なければ 我 愛 羅 の 処理 は 見送る 。
姉 の …。 本当に それ で いい んです か ?
あいつ が 母 加瑠 羅 の こと を →
心から 敬愛 して いる の は 知っている 。
だからこそ それ を 取り上げて も →
暴走 を 抑え られる くらい で なければ 人 柱 力 と して 務 ま ら ぬ !
何 ? なんで ?
なんで 僕 が …。 僕 ばっかり !
《 誰 ? なんで ?》
さすが です ね 我 愛 羅 様 。
《 夜叉 丸 …》
うわ ぁ ~!!
なんで … なんで … なんで な の ?
なんで 夜叉 丸 が … どうして …。
命令 です 。
あなた を 殺す ように 言わ れた のです 。
あなた の 父親 風 影 様 に 。
父 様 が …。
( 嘔吐 する 音 )
ゲホッ ハァ ハァ …。
父 様 が なんで … なんで 僕 を …。
砂 の 守 鶴 を とりつか せて 生まれた 我 愛 羅 様 は →
実験 体 と して 今 まで 見守ら れて いた のです 。
しかし 生き 霊 守 鶴 の 力 である 砂 の 力 を →
コントロール できて い ない 我 愛 羅 様 は →
いずれ 里 に とって 危険 すぎる 存在 と なる 。
そう なる 前 に …。
じゃあ 夜叉 丸 は しかたなく 父 様 の 命令 で 。
いえ それ は 違い ます 。
確かに 風 影 様 の 命 は 受け ました 。
しかし 断ろう と 思えば 断って いた はず 。
我 愛 羅 様 … 心 の 奥底 で →
きっと 私 は あなた を 恨んで いた 。
大好きだった 姉 の 命 を 奪い 生まれ落ちた あなた を ね 。
姉 の 忘れ形見 … そう 思い →
私 は あなた を 愛そう と 必死でした 。
しかし でき なかった 。
姉 は あなた を 産む こと を 望んで は い なかった 。
姉 は 里 の 犠牲 に なり →
この 里 を 呪い ながら 死んだ 。
その 時 から 一生 治ら ない 心 の 傷 を →
私 は 負って いた のでしょう 。
あなた の 名 は 姉さん が 付けた 名 です 。
この 子 の 名 は 我 愛 羅 。
我 を 愛する 修羅 自分 だけ を 愛し なさい →
そして 自分 だけ の ため に 戦い なさい 。
そう すれば あなた は 存在 し 続ける と いう 願い を 込めて ね 。
しかし 姉さん は あなた の 身 を 案じ →
愛して この 名 を 付けた んじゃ ない 。
あなた が 存在 し 続ける ように と その 名 を 付けた の は →
この世 を 恨んで →
呪い ながら 死んだ 姉さん の 怨念 を →
この世 に 存在 さ せ →
残し 知ら しめる ため 。
あなた は 愛さ れて など い なかった …。
( 咆哮 )
やはり ダメ か 。 我 愛 羅 は 失敗 作 だった ))
( 咆哮 )
この 穢土 転生 の 術 少し は 価値 の ある 術 だった かも な 。
もう 一 度 お前 の 価値 を 俺 自身 で 確かめて やる 。
さ ぁ 俺 を 超えて みろ !
オオノキ 俺 を 止めろ 。 塵 遁 を 使う 俺 に 人数 は 関係ない 。
お前 しか 俺 を 止め られ ん 。 わかって おり ます 。
あと は 戦争 で 同盟 を 結んだ あと の やり 方 は 覚えて いる な ?
戦争 終結 時点 から 同盟 と は 戦 利 品 の 奪い合い に なる 。
そこ で 勝った 里 が その あと 主権 を 握る 。
て め え 汚 え こ と 言って んじゃ ねえ ぞ 土 影 !
そう は させ ん ぞ !
今回 は そんな こと を やる つもり は ない のです 無 様 。
そう か 。 どうやら 頑固 じ じい に ゃ なら なかった みたいだ な 。
チッ とんだ きゆう だ ぜ 。
とにかく 俺 ら は 体 が 思う ように 動か ねえ 。
敵 の 術 に 対して 対処 する よう 勝手に 体 が 動 いち まう 。
さっさと 殺して あの世 へ 戻して くれ 。
弱点 と 能力 は 教えて やっ から 。
とにかく わし たち の 動き を 止めろ !
簡単に は いか ぬだろう が 。
♪♪~
皆 かかれ !
( テマリ ) いく ぞ ! ( みんな ) オーッ !
砂 霰 !
♪♪~
しまった !
《 砂 嵐 は 陽動 。 砂金 の 砂 を 上 に あげ させる ため だった か !》
ん っ !
《 加瑠 羅 お前 が … まだ この 子 の なか に …》
《 あれ は やっぱり 親父 !》
成長 した な 我 愛 羅 …。
親 って の は ただ 子供 を 信じて やれば いい 。
たった それ だけ … そこ に 価値 が ある 。
そういう こと だ な 加瑠 羅 よ …。
どうやら 俺 に もの の 価値 を みる 才能 は なかった ようだ な 。
どういう こと だ ?
砂 が いつ何時 でも お前 を 守る 。
それ は 守 鶴 の 力 で は なく お前 の 母 加瑠 羅 の 力 だ 。
(( なんて 小さい 子 …。
どんな こと が あって も 私 が 守って いく から … 我 愛 羅 ))
お前 は 母 に 愛さ れて いた 。
俺 が … 母 様 に 愛さ れて いた ?
だが あの 時 … 俺 を 狙った 夜叉 丸 は …。
(( あなた は 愛さ れて など … い なかった ))
俺 が 夜叉 丸 に ウソ を つき 演じる ように 命令 した のだ 。
お前 を 追い込み 尾 獣 の 暴走 の 有無 を 確かめる ため に →
里 の ため に と …。
夜叉 丸 が 恨んで いた と したら お前 で は なく 俺 だ 。
姉 である 身重 の 加瑠 羅 に →
砂 の 守 鶴 を 実際 に 取り込ま せた の は 俺 だ から な 。
だが 夜叉 丸 も 忍 … 俺 の 右腕 砂 の 暗部 と して →
里 の ため に と 命令 どおり に 語り 動いた のだ 。
失敗 だった 。
俺 の やった こと すべて が 失敗 だった ようだ 。
お前 に あれ や これ や と 過剰な 負担 を かけ →
俺 が 勝手に お前 の 価値 を ない もの と 判断 して しまった 。
人 柱 力 に して お前 の 人生 を 奪い →
母 を 奪い 母 へ の 思い を 奪い →
人々 から の つながり を 奪い 命 まで 奪おう と した 。
結局 お前 に 親 と して 与えた もの は たった ひと つ →
心 の 傷 だけ だった って こと だ な 。
(( 血 は 出 ない けど ここん とこ が すごく 痛い んだ 。
あっ !
体 の 傷 は 確かに 血 が 流れて →
痛 そうに 見える かも しれ ませ ん 。
でも 時 が 経てば しぜん と 痛み は 消え →
薬 を 使えば 更に 治り は 早い 。
しかし やっかいな の は 心 の 傷 です 。
治り にくい こと この上 ない 。
心 の 傷 ?
体 の 傷 と 心 の 傷 は 少し 違い ます 。
体 の 傷 と 違って 塗り 薬 も なければ →
一生 治ら ない こと だって あり ます 。
ただ ひと つ だけ 心 の 傷 を 治 せる もの が あり ます 。
でも これ は やっかいな 薬 で →
他人 から しか もらう こと が でき ませ ん 。
なに ?
愛情 です 。
愛情 ? はい 。
ど … どう やったら もらえる の ?
我 愛 羅 様 は もう すでに もらって い ます よ 。
え ?
母 様 …。
姉さん は 我 愛 羅 様 を すごく 愛して いた のだ と 思い ます 。
砂 の 守 鶴 は 本来 攻撃 の ため の 生き 霊 です 。
砂 が 自動 的に 我 愛 羅 様 を 守ろう と する の は →
母親 と して の 愛情 。
あの 砂 の 中 に は 母親 の 意思 が 込め られて いる んだ と 思い ます ))
(( 夜叉 丸 : 姉さん 死んで も なお →
我 愛 羅 様 を 守り たかった んだろう なぁ ))
♪♪~
《 加瑠 羅 … 母 は 強い な 。
死んで なお お前 を 信じ きり 守りぬいた 。
それ が お前 を ここ まで に した 。
お前 に 風 影 と して の 人生 を 与え 友 を 与え →
兄弟 や 人々 から の つながり を 与えた 。
俺 が すべて 奪った もの だ 。
父親 の 俺 は お前 を 陥れた だけ だ 。
いや 父親 と いう の も おこがましい か …。
確かに 母 様 は すごい な 。
初めて 父 様 から の 薬 を 渡して くれた 。
我 愛 羅 … お前 …。
《 先代 など とっくに 超えて いた 。
里 を … 頼んだ ぞ 我 愛 羅 》
( 開演 ブザー )
皆様 お 変わり ございませ ん か ?
美 空 ひばり です 。
では 最後 まで ご ゆっくり お楽しみ ください 。
( 宮本 )『 木曜 8 時 の コンサート 名曲 ! に っぽ ん の 歌 』。
( 松丸 ) 今回 は ご覧 の 豪華 歌手 12 組 の 皆さん に よる →