NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 14 - 304 - 黄泉 転身 の 術
いったい 何 が 起きた んだ ?
( シノ ) そっち も か ? あぁ 。
敵 を 倒した と 思ったら 何 か の 術 が 発動 した ようだ 。
あぁ … かろうじて 息 が あった ので ここ まで 運んで は きた が →
例 の 白い やつ の 成りすまし の せい で →
医療 部隊 も 患者 の 受け入れ を ストップ して いる と 聞く 。
これ 以上 どうして やる こと も …。
( ヒナタ ) ネジ 兄さん ! ( シノ ) いや 待て それ 以上 近づく な 。
まだ 白 ゼツ の 変化 の 術 の 可能 性 も ない わけで は ない 。
いったい 何 が あった の ? シノ 君 。
敵 の 罠 に はまった のだろう が …。
だったら 今 すぐ その 敵 を 見つけ出して 。
らしく ない な 。
感知 は ネジ キバ 含め 俺 たち で して いた ので は ない の か ?
今 は 冷静に なれ 。
でなければ 助かる 者 も 助から ない ぞ 。
まずは ヒナタ お前 の 眼 が 必要だ 。 彼ら を 診て やって くれ 。
白 眼 !
どういう こと ? 弱い けど チャクラ は 感じる 。
でも この チャクラ は 止まって いる 。
なるほど 。
心臓 も かすかだ が 動いて いる 。
つまり 仮死 状態 と いう こと だ 。
それ じゃあ 助かる の ね !
チャクラ の 流れ が 止まって いて は そう 長く は もた ない だろう 。
そんな …。
《 また お前たち だけ で いって しまった と いう の か 。
キバ … ネジ …》
いや 今度 こそ お前たち だけ で いかせ は し ない 。
♪♪~
( い の ) そんな ! チャクラ が 流れて い ない !?
今 すぐ 医療 班 を 。 ダメ よ !
やってくる 医療 班 が 敵 の 成りすまし で ない と は 限ら ない 。
シカマル に 意識 が ある なら そう 言う はず 。
ですが …。 2 人 は 私 が 何とか する 。
何 を ? 私 の チャクラ を 流し込んで →
その 圧力 で 2 人 の 体 内 の チャクラ を 循環 さ せる 。
無 茶 です ! 2 人 分 の 忍 の チャクラ を たった 1 人 で 回す なんて …。
それ でも やる しか ない の !
今 ここ で 医療 忍術 を かじって いる の は 私 だけ 。
だったら 何 を 迷う 必要 が ある ?
下手 を したら あなた の 命 も …。
私 が やる しか ない の 。
シノ 君 … いったい どう する つもり !?
俺 の 寄 壊 蟲 は チャクラ を 喰 ら う 。
チャクラ と は 水 の 流れ と 同様 減れば そこ へ 流れて いく の が 道理 。
そんな こと したら 残り わずかな チャクラ が なくなって …。
うむ そこ で 俺 の チャクラ を 蟲 たち に 喰 ら わせ →
蟲 たち から キバ たち へ 運んで もらう 。
できる の そんな こと が !? 任せて おけ 。
《 本来 寄 壊 蟲 は 習性 と して →
くらった チャクラ を 返す こと など あり え ない 。
だが 1 匹 ずつ 正確に コントロール して いけば →
この 数 万 匹 の 寄 壊 蟲 で →
キバ たち の チャクラ の 流れ を 止め させ は し ない 》
でも そんな こと したら シノ 君 の チャクラ も …。
俺 の こと は いい 。 私 の こと は いい 。
この 間 に 本部 に 連絡 を して …。
対処 方法 を 確認 して ! はい !
《 そう 今 できる こと を 全力 で やら なくちゃ !》
( カブト ) 肉体 から 魂 だけ を 結 界 へ と 転移 する →
黄泉 転身 の 術 成功 した ようだ な 。
抜き取ら れた 魂 が 具現 化 する 特殊な 結 界 空間 。
( カブト ) ここ で なら 逃げる こと も →
外 から 邪魔 さ れる こと も なく 戦える が →
魂 の 抜か れた 肉体 が 死 を 迎える と ともに →
魂 は 昇天 する こと と なる 。
もっとも 穢土 転生 に よって 蘇った 4 人 衆 に は →
そもそも 肉体 が ない 。
この 空間 の 中 で なら 彼ら は 不 死 であり →
不滅で すら ある と いう わけだ 。
フフフ … 興味深い ね 。
( ネジ ) これ は いったい …。
( キバ ) どう なって んだ ? ( 赤 丸 ) ワン !
( チョウジ ) 何 が 起きた の ?
なんで シカマル と チョウジ が いる んだ よ 。 つうか ここ どこ なんだ ?
( シカマル ) どうやら あんた ら も めん どくせ え 術 に →
はま っち まった みて えだ な 。 そ の ようだ な 。
あっ シカマル あれ !
( 鬼 童 丸 ) ゲーム は もう 次の ステージ に 移って る ぜ よ 。
( 多 由也 ) チッ クソ 野郎 たち を 逃がさ ねえ ため と は いえ →
また やつ ら に やられ なきゃ な ん ねえ と は クソ むかつく ぜ !
( 次郎 坊 ) 多 由也 もう 少し 言い 方 に …。
うる せ え クソデブ ! ( 左 近 ) フフフ …。
ここ は お前たち を ぶち の めす ため に 作った →
魂 を 具現 化 する 特別 製 の 結 界 だ 。
( 左 近 ) 助け も 来 なけりゃ 逃げる こと も でき ねえ ぜ 。
あの とき の 恨み たっぷり と 晴らさ せて もらおう か !
《 シカマル : 魂 を 具現 化 する 特別 製 の 結 界 だ と ?》
魂 … おい ! まさか 俺 たち 死 ん じ まった の か ?
だけど そんな 感じ は し ない けど …。
《 戦場 から どう やって ここ へ 来た んだ ?》
ク ~ ン 。
ネジ みんな の チャクラ の 流れ と それ から 結 界 を 見て くれる か 。
あんた の 白 眼 で よ 。 わかった 。
白 眼 !
どう だ ? ネジ 。
みんな の チャクラ の 流れ に 変わり は ない 。
少なくとも 忍術 や 体 術 が 使え ない と いう こと は な さ そうだ 。
だが … 結 界 の 外 は 何も 見え ない 。
分厚い 壁 で 遮断 さ れて いる ような 感じ だ 。
十分だ ぜ ネジ 。
死んで ねえ って ん なら この ワケ わかん ねえ 結 界 →
抜け出す ため に とっとと 術 者 を ぶ っ 倒す ぜ !
早 え とこ 元 の 戦場 に 戻って や ん ねえ と な 。
フッ やっと やる 気 に なって くれた ようだ な 。
こちら も 準備 が できた ようだ 。
そろそろ いく か とりゃ !
《 チッ ! なんだか いやな 予感 が する ぜ 。
それ に …》
( ネジ ) シカマル … シカマル シカマル !
大丈夫 か !? あっ あぁ 。
大丈夫だ よ シカマル 。
何 か ひっかかって る んでしょ ?
敵 は 僕たち が 引きつけて おく から →
しっかり 分析 して て よ ね 。 チョウジ …。
そういう こと なら … 行く ぞ ! 赤 丸 !
肉 弾 ! 針 戦車 !
では 頼んだ ぞ !
すまない 。
八 卦 二 掌 ! 四 掌 ! 八 掌 !
十六 掌 ! 三十二 掌 ! 六十四 掌 !
うわ ぁ !
牙 通 牙 !
か と 言って 頼り っぱなし って わけに も いか ねえ な 。
《 今 だ !》
惜しい ! シカマル !
《 チッ ! や っぱ いの がい ねえ と 一 手足 り ねえ か 》
ヘッ ! て め え が 攻撃 して くる と は な 。
また デブ を 置き去り に して 逃げる の か と 思った が →
今回 は 観念 した らしい な 。
確かに 前回 は あいつ の 言う とおり だ 。
だが 今回 は 違う 。
一 人 一 殺 なんて 覚悟 する つもり は ねえ 。
( シカマル ) 危 ねえ ! チョウジ !
ギリギリ 間に合った ぜ 。
ありがとう シカマル 。 助かった よ 。
チッ ! はずした か 。
( キバ ) 大丈夫 か !? チョウジ 。
うん ちょっと 焦った けど シカマル の おかげ で なんとも ない よ 。
で 敵 の 手ごたえ は どう な んだ ?
あぁ 物理 攻撃 は 効果 が ある ぜ 。
けど よ …。
チッ ! 穢土 転生 で 死な ねえ 体 って の も 健在 か よ 。
( 多 由也 ) あきらめろ 。 不死身の うち ら に →
勝てる わけ ねえ んだ よ ゲスチン 野郎 !
多 由也 ! だ から 女 は もっと 言葉遣い に …。
( 多 由也 ) くせ えよ デブ !
みんな 聞いて くれ 。
さっき も 言った が 敵 を 倒す ため に →
命 を かけて 突破 口 を 開こう なんて 思う な 。
( ネジ ) どういう こと だ ? まともに やり合う な と いう こと か ?
いや そう じゃ ねえ 。
みんな に は まず 生き抜く こと を 考えて もら いて え 。
はじめ に 断って おく が →
今回 は やつ ら に 勝てる 確証 が 今 は 何ひとつ 見つから ねえ んだ 。
そんな …。
理由 は 3 つ 。 まず 第 一 に →
あいつ ら は もともと 上 忍 レベル の 強 さ を 持って いた 。
それ に 加えて 穢土 転生 の 体 。
まともに やり合う に は リスク が で か すぎる 。
第 二 に あいつ ら を 倒せば →
この 結 界 を 解く こと が できる と いう 確証 が ねえ 。
( チョウジ ) でも 普通 そう じゃ ない の ?
( シカマル ) さっき も 言った が あいつ ら は 死人 だ 。
リスク 承知 の 術 って パターン が ない わけじゃ ねえ 。
あり える 話 だ 。 それ じゃ どう すんだ よ ?
そこ で 3 つ め の 理由 な んだ が 。
男 同士 コソコソ と キモイ んだ よ 。
もう いい だろう 。 さっさと 始める ぞ 。
( 多 由也 たち ) 音 隠れ 四 人 衆 。 口 寄せ 。
四 獣 包囲 の 陣 。
囲ま れちゃ った よ 。 どう する ? シカマル 。
指示 を くれ 。
なら 聞いて おきて えん だ が 。
前回 俺 の 判断 で 一 人 一 殺 を 選んだ 。
その ため お前たち は 大 ケガ を した 。
それ でも また 俺 の 指揮 で いい の か ?
あ ? 前回 サスケ を 連れ戻す ため に は あれ が ベストだ ろ 。
その とおり だ 。
それ に 一 人 一 殺 の 覚悟 も 自分 で 決めた こと 。
ケガ を した の も 己 の 力 が 足りなかった だけ だ 。
そう だ よ 。 シカマル が 気 に する こと なんて 何ひとつ ない よ 。
それ に 前回 の 僕たち と は 違う し ね 。
今回 は 多少 なり と も 敵 の 情報 も ある 。
それ に お前 の 分析 と とっさ の 判断 は 的確だ 。
この 状況 下 で 誰 が 小 隊長 の 役割 を 果たす の か →
すでに わかって いる はずだ 。 俺 の 見込み 違い か ?
(( 次 こそ は 完璧に こなして みせ ます ))
ヘッ 泣き言 なん ざ あの とき 捨てて きた つもりだった のに よ 。
こりゃ 任務 って わけじゃ ねえ が →
俺 の 指揮 で みんな 動いて もらう ぜ 。
あん とき の 小 隊 再 結成 だ 。 作戦 目標 は →
生きて 元 の 戦場 に 戻る こと 。 ( みんな ) お ぅ !
《 ナルト お め え も その 一 人 な んだ から な 》
( ナルト ) なぁ おっちゃん たち どこ に 向かって ん だって ば よ 。
第 2 部隊 後方 支援 に 行く んだ 。
へ ぇ そう な んだ 。
これ で この 部隊 の 成りすまし は い なく なった 。
助かり ました 。 なぁ この 部隊 に →
本部 と 通信 できる やつ いね え か ? 残念 ながら 。
南 の 野営 地 に は いる はずです 。
わかった 。 サンキュー な 。 あっ 。
《 シカマル チョウジ ネジ キバ もう 少し 待って て くれ 。
きっと 本部 が 対処 法 を 考えて くれて る はずだ 》
クッ 。
《 まだ だ 。 俺 は あきらめる わけに は いか ない 。
なぜなら そんな こと は 考える まで も ない から だ 》
( ヒナタ ) シノ 君 本部 から 連絡 が 。
え ? たった それ だけ で いい の ?
( い の いち ) 基本 は 幻 術 を 解く 「 解 」 と 同じ こと だ 。
失わ れた 魂 に 誰 か が チャクラ で 触れれば →
それ だけ で 結 界 から 戻って くる こと が できる 。
でも どう やって そんな こと …。
お前 も 今 やって いる この 通信 そのもの が →
チャクラ を 通した 精神 へ の 語りかけ な のだ から な 。
なら さっさと 助けて よ !
そう し たい のだ が な …。 本部 の システム を 使って も →
シカマル 君 たち の チャクラ の 位置 は 特定 でき ない んだ 。
おそらく 特殊な 結 界 の 中 に いる んだろう 。
そこ に 彼ら の 魂 は 囚 われて いる 。
その 場所 が わから ん こと に は 俺 も 語りかける こと は でき ん 。
そんな …。
《 いの : 肉体 から 離れた 魂 が どこ に いる か なんて →
わかん ない わ よ !》
《 シノ 君 …》
丸薬 頼り の カスデブ 野郎 ! もう 逃げ道 は ねえ ぞ !
シカマル あいつ は 僕 に 任せて ! 超 倍 化 の 術 !
ヘッ 丸薬 なし でも 大きく なれる ように なった か 。
《 や っぱ チャクラ の 消費 が きつい ね 。 これ 以上 は 大きく なれ ない や 》
チョウジ ! やつ に つかまった とき の こと を 思い出せ 。
あの 泥 人形 も チャクラ を 吸い取る 力 が ある か もって こと だ ね 。
( ネジ ) 俺 は やつ を たたく 。 援護 を 頼む !
( シカマル ) おい ! あの 蜘蛛 野郎 は 俺 に しか やれ ない 。
フッ 。
( キバ ) シカマル ! こいつ を 足止め する に は どう すりゃ いい ?
その で かい やつ の 口 から 出てん の は 物質 化 霊 だ 。
触れた だけ で チャクラ を 食わ れる 。
その 3 匹 を 操って ん の が 術 者 の 笛 の 音 だ !
なるほど 音 ね !
( チョウジ ) 肉 弾 戦車 !
( 左 近 / 右近 ) うりゃ ~!
( 右近 ) クソ が ! ( 左 近 ) 味方 を 目隠し に 使って →
こいつ を のばして や がった の か !
影 真似 の 術 成功 !
さて と お前 ら は どう 料理 する か な 。
《 今 が チャンス ぜ よ !》
ネジ 今 だ !
しまった !
うまく いった ね ! あぁ ギリギリ だった けど な 。
ケッ 頑張って る じゃ ねえ か 無駄な 努力 を よ ぉ 。
元 の 戦場 に 戻る ため の 努力 だ よ 。 無駄に は し ない !
それ は どう かな ? こっち は 無敵 モード で 楽勝 だって のに →
必死に 頑張って る ザコキャラ ほど 滑稽な もの は ない 。
多少 は 粘って くん ねえ と 復讐 の しがい が ねえ けど な 。
( 次郎 坊 ) だ が しょせん 無駄な 努力 。
必死に 頑張って る あいつ ら に ご 褒美 だ 左 近 !
( 左 近 ) あぁ !
せっかく だ から な 。 この 結 界 の 秘密 を 1 つ 教えて やる 。
( 左 近 ) 仮に … 仮に だ 俺 たち に 勝った と して も →
この 結 界 が 解か れる こと は 永久 に ない 。
何 だ と !? そんな …。
お前たち に この ゲーム を クリア する 手段 は ない ぜ よ 。
だが リタイア する なら 2 つ !
ここ で 殺さ れる か 置いて きた 肉体 が 死ぬ かぜ よ !
( 右近 ) いずれ に して も お前たち が 死 を 迎える の は 時間 の 問題 だ 。
《 チッ ! イヤな 予感 が 的中 した ぜ 》
( 開演 ブザー )
皆様 お 変わり ございませ ん か ?
美 空 ひばり です 。
では 最後 まで ご ゆっくり お楽しみ ください 。
『 木曜 8 時 の コンサート 名曲 ! に っぽ ん の 歌 』。
今回 は ご覧 の 豪華 歌手 10 人 の 皆さん に よる →