NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 14 - 306 - 心 の 目
♪♪~
( ネジ ) ヒナタ 様 !
( ヒナタ ) 大丈夫です か ? ネジ 兄さん 。
目 は だいぶ 回復 した が まだ 死角 が 多い 。
安心 して ください 。 目 が 治る まで →
私 が ネジ 兄さん を 守って みせ ます 。
( ヒナタ ) 私 を 守って くれた あの とき みたいに 。
俺 が 守った とき ?
あれ は 綱 手 様 が 五 代 目 火影 に なった ばかりで →
まだ サスケ 君 が 里 に いた 頃 …。
( ヒナタ ) は っ ! はっ ! はっ !
はっ !
( ネジ ) ヒナタ 様 。
ネジ 兄さん 。
俺 が 修業 の 相手 を し ます 。 えっ ?
でも 今日 から は 千 本 組み手 で …。
知ってい ます 。
千 本 組み手 は 宗 家 に 伝わる 大事な 行事 。
13 歳 の 夏 に 千 本 に なる まで 組み手 を 毎日 行い →
宗 家 の 主 が 稽古 の 相手 を 務め 術 を 子 に 伝承 して いく 。
だから 今日 は お 父 様 と …。
ヒアシ 様 は ハナビ 様 の 所用 で お出かけ に なり ました 。
えっ ? 戻って 来る の は →
早くて 1 か月 後 … ヒナタ 様 の 相手 は →
俺 が 代わり に と 言いつかって い ます 。
そんな …。
俺 で は 不満です か ?
い いえ そ そういう 意味 で は …。
いき ます よ 。 は はい 。
一 本 目 ! はい !
二 本 目 ! はい !
( ネジ ) 次 ! ( ヒナタ ) はい !
う っ ! 十 本 目 !
はい !
二十三 本 目 ! ( ヒナタ ) はい !
三十六 本 目 ! ( ヒナタ ) はい !
( ネジ ) 五十四 本 目 ! ( ヒナタ ) はい !
( ネジ ) 七十五 本 目 ! ( ヒナタ ) はい !
( ネジ ) 九十三 本 目 !
( サクラ ) ヒ ~ ナタ !
大丈夫 ? そんな 強く 叩いて ない けど 。
あちこち 打ち身 が ひどくて 。
( サクラ ) どうした の ? その キズ 。
あ … ちょっと 稽古 で 。
そんな すごい 稽古 して る の ?
ハハ … ちょっと 家 の 行事 で ネジ 兄さん と 修業 して いる の 。
そう な んだ 家柄 が いい と 大変 ね 。
でも そんなに 稽古 が 忙しい なら ダメ か な 。
今度 の 週 末 花火 大会 が ある でしょ 。
花火 大会 ?
ほら 綱 手 様 が 五 代 目 に 就任 した お 祝い の 。
それ に 行こう と 思って る んだ けど →
ヒナタ も 一緒に どう か なって 。
ほんと は 入院 中 の サスケ 君 を 連れ出して →
2 人 だけ で 行こう と 思って た んだ けど →
あいつ が どうしても 来る って いう の よ 。
( ナルト ) よ ぉ ヒナタ 。
ナ ナルト 君 。
ほら あいつ の 相手 が い ない と →
私 と サスケ 君 が 2 人きり に なれ ない でしょ 。
《 ナ ナルト 君 と 花火 大会 》
キャア ~ ッ ! ちょっと ヒナタ 行く の ? 行か ない の ?
絶対 に 行く から 。
なんだ ? あいつ 。 どうかした の か ?
( ネジ ) 八百三十八 本 目 。
どう し ました ? チャクラ の 流れ が バラバラ だ 。
はい 。 一つ一つ の 術 に こだわり すぎ です 。
術 の 正確 さ に こだわり →
全体 の 流れ が 悪く なって は 意味 が ない ! はい !
それ で 俺 の 話 を 聞いて いる つもりです か ?
脇 ! 肘 !
あっ ! クッ 。
俺 は 自分 の 時間 を 割いて あなた に つきあって いる 。
ごめんなさい ネジ 兄さん 。
立て ! これ 以上 俺 の 時間 を 無駄に し ないで ください 。
はい 。
八百三十九 本 目 !
柔 拳法 。 八 卦 。
二 掌 四 掌 八 掌 十六 掌 !
三十二 掌 。
八 卦 。
六十四 掌 。
ヒナタ 様 。
ヒナタ 様 ! ヒナタ 様 !
眼 精 疲労 でしょう 。
急激に 視力 を 使い すぎた ようです な 。
治る んです か ? もちろん 。
白 眼 は そんな 柔 な もの じゃ あり ませ ん 。
時間 が 経てば 自然に 治癒 し ます よ 。
あんた 心当たり ない の ? わかん ねえ な 。 お っ !
おい ネジ 。 よっ 。
すみません ネジ さん ヒナタ 知り ませ ん か ?
ここ 2~3 日 あいつ の こと 見て ねえ から さ 。
ネジ さん なら 知って ます よ ね ?
俺 は ヒナタ 様 の お守り で は ない 。
そんな こと 言って ねえ だろう 。
ただ ヒナタ が どうして ん の か って 聞いた だけ じゃ ねえ か 。
お前たち に 答える 必要 が ある の か ?
ぬ っ クッ …! あっ そう いい よ いい よ 。
サクラ ちゃん 直接 ヒナタ ん 家 行こう ぜ 。
チッ 。 やめろ ヒナタ 様 は 療養 中 だ 。
療養 ? ヒナタ って ば ケガ した の か ?
確か 家 の 行事 で ネジ さん と 稽古 して る って 言って たわ よ ね 。
まさか お前 が ヒナタ に ケガ さ せた の か ?
ヒナタ 様 が 未熟だ から だ 。 俺 の せい で は ない 。
お前 ! ちょっと ナルト 。
ネジ さん も そんな 言い 方 し なくて も 。
でも それ じゃ 花火 大会 は ムリ ね 。
花火 大会 ? あれ ? お前 知ら ねえ の か ?
今週 末 に 綱 手 の ばあちゃん の お 祝い で →
花火 大会 が ある って ば よ 。 んで ~ その 日 は ~→
サクラ ちゃん と デート …。
誰 が あんた と デート よ 。
ヒナタ は それ を すごく 楽しみに して た んです 。
くだら ん 。
った く あいつ に は →
人 へ の 思いやり って の が ねえ の か よ 。
あれ サクラ ちゃん ? ん !?
サクラ ちゃん 待って くれ って ば よ !
ハァ … どう しよう こいつ 。
サクラ ちゃ ~ ん !
♪♪~
誰 か いる の ?
気のせい かな …。
♪♪~
う ~ ん まだ 時間 が かかる ようじゃ な 。
あ あの … あと どれ くらい ?
あせら ない こと じゃ 。 安静 第 一 に な 。
そう です か 。
( ネジ ) 待って ください 先生 。
あれ って ネジ だって ば よ 。 隠れて 。
なんで 隠れる んだ ?
( サクラ ) なんとなく そんな 雰囲気 じゃ ない 。
困る んです ! 週 末 まで に ヒナタ 様 の 目 が 治ら ない と 。
ヒナタ 目 を 痛めた の か 。
ヒナタ 様 は 花火 大会 を 楽しみに して いて →
どうしても それ に 行か せて やり たい んです !
そう 言わ れて も これ ばかり は … う ~ ん 。
目 薬草 さえ あれば のう 。
目 薬草 ? それ は ?
とても 珍しい 薬草 で な →
眼 精 疲労 の 特効 薬 と 言わ れて おる 。
目 薬草 は 秘境 に しか 咲か ぬ それはそれは 珍しい 薬草 じゃ 。
そう じゃ な 裁き の 谷 で 見た 者 が おる と →
聞いた こと は ある が 。 裁き の 谷 。
おいおい 採り に いく の は 無理じゃ ぞ 。
裁き の 谷 は 上 忍 でも 迷う 場所 じゃ 。 行ったら 帰って こ れ ん ぞ 。
安静に して おれば 放っておいて も 治る 。
あと 1 週間 ほど の 辛抱 じゃ よ 。
1 週間 で は …。
そろそろ 来る と 思って た ぜ 。
ナルト サクラ 。
裁き の 谷 に 行く んです よ ね 。
ネジ に も 優しい ところ が あんじゃ ねえ か 。
あの 盗み聞き する つもり は なかった んです が … ねぇ 。
おう ヒナタ ん 家 の 前 で つい 聞 いち まって よ 。
俺 たち も 目 薬草 を 採り に いく って ば よ !
断る !
チッ … 勝手に しろ !
足手まといに なって も 助けて は やら ん ぞ !
誰 が なる か よ 。 った く その 素直じゃ ない 性格 →
なんとか しろ って ば よ 。 ネジ さん が 行か なかった と して も →
私 たち だけ で 行く つもりでした から 。
ヒナタ に きれいな 花火 を 見せて あげ たい んです 。
(( どうしても 見える ように なって もらって →
邪魔者 防御 の 役 に 立って もらわ ない と 。
サクラ ちゃん !
ホーッホホホホ ! ホホホ !))
( サクラ ) 何 よ ここ …。 す っげ え 霧 だって ば よ 。
こんな 所 で 薬草 は 見つかる かしら ?
(( 裁き の 谷 は 上 忍 でも 迷う 場所 じゃ ))
お前たち は ここ に いろ 。
白 眼 が ない お前たち で は 足手まといだ 。
ネジ さん !
ちょっと 何 して ん の !?
霧 の 中 でも はぐれ ない ため の 俺 と サクラ ちゃん を 結ぶ …。
グフフフフ … 運命 の … ハハハ !
赤い 糸 !
あんた ねぇ …。
サクラ ちゃん い っく ぜ ! わ ぁ ~!
《 ネジ : 本当に こんな 所 に 薬草 が ある の か ?
白 眼 が なければ 歩く こと さえ ままならない 。
バカな … ここ は 非 武装 地帯 の はず 》
《 この 霧 の 中 を 自由に 動ける と は よほど の 手 練れ か ?
それとも 白 眼 や 写 輪 眼 に 通じる 瞳 術 使い だ と いう の か ?》
わ ぁ ! ナルト ! サクラ !
わ ぁ ~!
邪魔 ! この 紐 す っ ごい 邪魔 ! ナルト 早く 切り なさい よ !
俺 と サクラ ちゃん の 赤い 糸 は 絶対 に 切らせ ねえ って ば よ !
この 勘違い お バカ !
や ばい !
八 卦掌 回 天 !
ネジ さん ! 助かった って ば よ !
喜ぶ の は まだ 早い 。 更に 敵 は 増えて いる 。
あ ~ っ ! 俺 と サクラ ちゃん の 運命 の 赤い 糸 !
ネジ て め え !
( ネジ ) 運命 は 自分 の 手 で つかみ取る もの な んだろう ?
え ? 俺 に そう 言った お前 が →
そんな 紐 に 運命 を ゆだねる の か ?
ヘッ わかった よ 。
運命 は 自分 の 手 で つかみ取って やる って ば よ !
んな 運命 絶対 ない から …。
サクラ ナルト を 突き飛ばせ ! しゃ んな ろ ~!
( ネジ ) ナルト ! そのまま やや 左 へ 拳 を つき出せ !
よっ しゃ ~!
初めて 敵 に 拳 が 届いた って ば よ !
なるほど … そういう こと か 。
《 クッ … 防ぎ きれ ない !》
( ガイ ) その 勝負 そこ まで だ !
ゲキマユ 先生 !
木 ノ 葉 つむじ風 !
( カカシ ) 雷 切り !
カカシ 先生 !
( サクラ ) 先生 たち なんで ?
( カカシ ) ん ? あぁ 偵察 だ よ 。 ( サクラ ) 偵察 ?
ま ぁ 杞憂 だった から 話して も いい か 。
( カカシ ) この 裁き の 谷 に は 眼 精 疲労 の 特効 薬 が →
ある と いわ れて いる 。 あっ 俺 たち も …。
( カカシ ) それ を 大 蛇 丸 が 狙って いる んじゃ ない か って 。
大 蛇 丸 だって !? どこ だ ! どこ だって ば よ !
だから 杞憂 だった んだ って 。 ん ?
9? バカ ! 杞憂 よ 「 き ゆ う 」!
心配 して いた こと が 起こら なかった って こと 。
なんだ そ っか 。
( カカシ ) 大 蛇 丸 は 瞳 術 … 特に 写 輪 眼 に 執着 して る でしょ 。
瞳 術 の 研究 に この 谷 の 薬草 は おおいに 役立つ 。
会議 で そんな 話 が 出て ね 。
そんで 俺 と ガイ が 偵察 に 来た って わけ さ 。
で お前たち は ?
( ガイ ) 青春 ! まさに 青春 じゃ ない か !
お前たち の 仲間 を 思う 熱き 心 。 それ ぞ 友情 !
俺 は 最高に 感激 して る ぞ !
ゲキマユ 先生 … 言って る こと と やって る こと が →
だいぶ 違う って ば よ 。
え ? アハハハハ ! じゃあ まあ →
ここ から 引きあげ ましょう か 。 しかし …。
ネジ 彼ら の 姿 を 見 ただ ろ ?
どういう こと ? あぁ …。
目 が なかった って ば よ 。 え ?
( カカシ ) 光 の ない 世界 で 生きる 魚 は →
視力 に 頼る こと を やめ 目 を 捨てて しまう と いう 。
人間 が あんな 姿 に なる のに →
いったい どれ だけ の 時間 が かかる と 思う ?
100 年 ? 1000 年 ? いずれ に しろ 彼ら は →
この 谷 に 適応 し 立派に 生き延びて きた 。
この 谷 以外 で は 生きて いけ ない だろう 。
この 谷 が 誰 の もの か わかる な ? ネジ 。
はい …。 ( カカシ ) 無益な 争い を して →
得た 薬 で 目 が 治って も ヒナタ は 喜び やしない よ 。
♪♪~
( 花火 の 音 )
♪♪~
あの とき 花火 大会 の 前 に →
ナルト 君 たち が 教え に きて くれた んです 。
( ヒナタ ) ネジ 兄さん が 私 の ため に すごく 頑張って くれた って 。
知っていた の か 。
ずっと 言い たかった 。 伝え たかった 。
ありがとう ネジ 兄さん 。
( ヒナタ ) さ ぁ 行き ます よ ネジ 兄さん !
こんな 相手 あの とき の 千 本 組み手 に 比べれば →
たいした こと あり ませ ん ! ( ネジ ) いい でしょう 。
あの とき から どれほど ヒナタ 様 が 成長 した の か →
見せて もらい ます !
《 ヒナタ : ナルト 君 が 来る まで ここ は 私 たち が 守りきって み せる !》
< 当時 青春 時代 を 送って いた 皆さん の …>
< お 宝 映像 と スタジオライブ で →
20 年 分 の 名曲 を たっぷり お 届け し ます !>