NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 16 - 352 - 抜け 忍 ・大 蛇 丸
( ダンゾウ ) 乙 か 。
( 乙 ) ダンゾウ 様 火急の 件 が 。
ヒルゼン 自ら 指揮 を …。
彼 奴 め やり すぎた か 。
もはや ここ まで 。
甲 は いる か 。
( 大 蛇 丸 ) 殺す んです か この 私 を 。
でき ます か ね あなた に 猿 飛 先生 。
(( やはり それ でも … いや だ から と いう べき か 。
師 である ヒルゼン に 大 蛇 丸 を 殺す こと は でき まい ))
( 猿 魔 ) 猿 飛 お前 !
(( ダンゾウ : 事 ある とき 密かに 通じ 合える 場所 を 用意 して ある 。
甲 先んじて 大 蛇 丸 を 待て ))
( カカシ ) 雷 切 !
フッ … あなた いい 眼 を 持って いる わ ね 。
でも ニセ モノ は いら ない 。
フフフ かわいい やつ 。
お前 も コイツ の 血 が 見 たい の かい ?
三 代 目 あなた の 仕掛け か !
( カカシ ) 動く な !
♪♪~
あれ が … 大 蛇 丸 。
( ドア が 開く 音 )
( ヒルゼン ) 今回 の 非常 招集 は 先 の 任務 で 取り逃がした →
大 蛇 丸 を 速やかに 確保 する ため だ 。
報告 に よる と 大 蛇 丸 は かなり の 深手 を 負って いる 。
ケガ の 状態 から 考え →
火 の 国 を 脱する の は 容易 くない であろう 。
よい か 大 蛇 丸 の 持つ 知識 情報 術 は →
木 ノ 葉 に とって 貴重な 財産 だ 。
できれば 生きた まま これ を 取り戻し たい 。
だが ヤツ が 火 の 国 を 脱すれば →
今度 は それ が 木 ノ 葉 の 命取り と なる 。
その とき は …。
大 蛇 丸 が 国境 を 越える まで が 勝負 じゃ 。
皆 心して あたって くれ 。
散 !
己 が 弟子 と は それ ほど まで かわいい もの か 。
お前 ほど の 者 が しくじる と は な 。
わし も 協力 は 惜しま ぬ 。
木 ノ 葉 の ため に なす べき こと を なそう 。
すま ぬ な 。 手間 を かける 。
くっ …。
《 あの 眼 に 俺 は …》
《 次 は 必ず 》
口 寄せ の 術 !
( パックン ) どうした ? カカシ 。
におい を 追跡 して ほしい 。 大 蛇 丸 だ 。
蛇 は 難しい ぞ ヤツ ら 汗 かかん 。
だが 任せて おけ !
♪♪~
何者 だ ? なぜ ここ を 知る ?
ダンゾウ 様 の 使い の 者 です 。
大 蛇 丸 様 の こと で 急ぎ 参り ました 。
これ に ダンゾウ 様 の 書状 が あり ます 。
いかにも 。 これ は ダンゾウ 様 の 印 。
なんだ と ? 大 蛇 丸 様 が 木 ノ 葉 を ?
《 変化 じゃ ない 。 肉体 が 煙 に なって いた 》
( ゴッタ ) 詳しく 聞こう 。
俺 は イブリ 一族 の ゴッタ だ 。
あの 僕 は その 甲 …。
( ユキミ ) テンゾウ !
ユキミ !
( ユキミ ) お かえり ! テンゾウ !
以前 より ダンゾウ 様 と 大 蛇 丸 様 は →
不測 の 事態 が ある とき は ここ に 向かい →
互い の サポート を 待つ よう 取り決めて おり ました 。
では 大 蛇 丸 様 が ここ に 。
おそらく 。
♪♪~
暗部 の 追跡 網 は 把握 して い ます 。
必ず 大 蛇 丸 様 を 国 外 へ お 連れ いたし ます 。
俺 たち は 大 蛇 丸 様 に 生かさ れた 。
大 蛇 丸 様 の ため なら 何 だって する 。
みんな は 大 蛇 丸 様 を 迎える 準備 を 。
来て テンゾウ 。 えっ !? あ あの 僕 は …。
ちょっと ここ に 立って みて 。 えっ ?
ほら 同じでしょ ?
あれ から も ずっと テンゾウ の 身長 測って た んだ よ 。
と 言わ れて も …。
( ゴッタ ) ユキミ やめろ 。
彼 は テンゾウ じゃ ない 。 テンゾウ だ もん !
あの テンゾウ って ?
ユキミ の 弟 だ 。
今 ここ に は い ない 。
3 年 前 大 蛇 丸 様 の もと に 預けた 。
預けた 3 年 前 …。
じゃあ この 傷 は …。
離れて いて も 私 に は 見えて いた よ 。
テンゾウ の 姿 が 。
大 蛇 丸 様 の ところ から …。
大 蛇 丸 様 の ところ から 帰って きた の よね ?
ごめんなさい 。
ユキミ 中 を 案内 して やれ 。
はい 。
ここ は 私 たち 一族 の お 墓 。
この 森 が ?
( ユキミ ) 私 たち は 墓石 の 代わり に 木 を 植える の 。
魂 が 木 に 宿って 私 たち を 守って くれて いる ん だって 。
魂 …。
そう 死者 の 魂 。
私 たち の 肉体 変化 能力 は 不完全だった 。
煙 を 完全に コントロール する こと が でき なかった の 。
勝手に 煙 に なって しまったり →
元 に 戻ら ないで 散って しまったり …。
長く は 生き られ ない 一族 だった の 。
年寄り を 見 なかった でしょ ? はい 。
いっぱい 死んだ 。
だから いっぱい 木 を 植えた の 。
いっぱい 死んだ …。
けれど 大 蛇 丸 様 が 私 たち を 見つけて くれた 。
呪 印 と いう この 印 が 力 を 安定 さ せて くれた の 。
でも その 呪 印 の 力 も 完璧で は なかった 。
まだ 研究 し なきゃ いけない こと が いっぱい ある って 。
だから テンゾウ も 大 蛇 丸 様 の 元 に 実験 体 と して 連れて いか れた 。
《 実験 体 …》
私 たち の 能力 は 幼い ほど 力 を 発揮 する から →
実験 体 に は 子供 が いい って 。
でも 子供 は もう あなた だけ 。
別に 死ぬ わけじゃ ない って →
大 蛇 丸 様 が そう おっしゃった って 。
もし 私 が 呼ば れて も きっと みんな に 会える から 。
テンゾウ に だって 。
《 みんな 会える …》
( 甲 ) みんな …。
( ユキミ ) 何 な の ?
何 な の よ これ ! どうした の ?
おかしい よ 誰 が 植えた の よ 。
あの 子 たち は …。
テンゾウ は まだ …。 え ?
こんな の いら ない !
これ も これ も !
( 泣き声 )
♪♪~
行こう 。 え ?
そろそろ 限界 の よう ね 。
あと 少し …。
ここ は ?
天井 や 壁 に いっぱい 根 が 絡みついて いた でしょ ?
中 は こんなふうに 空洞 で 迷路 みたいに なって いる の 。
ここ から 先 は ちょっと 狭い けど まだ 大丈夫 ね 。
( 甲 ) どこ に 行く の ? ( ユキミ ) 私 と テンゾウ の 秘密 基地 よ 。
( ユキミ ) ほら よく 聞こえる でしょ ?
あの 亀裂 が 外 に つながって いる の よ 。
2 人 で よく ここ に 来て あの 音 を 聞いた わ 。
そして 外 の 世界 の こと を 話し合う の 。
なんで 外 に 出て み ない の ?
風 が ある から 。 風 ?
もし 外 で 煙 に なって しまって その とき 風 が 吹いて たら →
私 たち 散って しまう わ 。
だから 風 の ない 穴ぐら に いる の 。
せめて ここ から 外 の 音 を 聞く の が →
何より の 楽しみだった 。
なんの 音 だろう って 何 を して る んだろう って →
テンゾウ と ずっと 想像 して た 。
( ゴッタ ) どうした ? 大変です 。
何者 か が 里 に おりて まいり ます 。
( ゴッタ ) 大 蛇 丸 様 か ?
まだ 大 蛇 丸 様 か どう か 確認 でき ませ ん 。
大 蛇 丸 様 である なら 迎え入れる 。
木 ノ 葉 の 追っ手 なら 我ら が 始末 を つける 。
( 足音 )
みんな 備えろ 配置 に つけ 。
( 開演 ブザー )
皆様 お 変わり ございませ ん か ?
美 空 ひばり です 。
では 最後 まで ご ゆっくり お楽しみ ください 。
( 宮本 )『 木曜 8 時 の コンサート 名曲 ! に っぽ ん の 歌 』。
( 松丸 ) 今回 は ご覧 の 豪華な 歌手 の 皆さん に よる →