NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 16 - 356 - 木 ノ 葉 の 忍
( カカシ ) 立て 。
行く ぞ 。
( 甲 ) 任務 は どう する んです か ? カカシ さん 。
ここ を 調べる って いう 任務 は 。
( カカシ ) お前 の せい で 中断 だ 。
( 甲 ) 僕 の こと なら お構い なく 。
俺 の 命 を 狙って おき ながら ふざける な 。
ふざけて なんか いま せ ん が 。
行け !
根 の 者 は 一切 の 感情 を 捨てろ と 教え られる らしい が →
お前 も か ?
感情 だけ で は あり ませ ん 。
名 も 過去 も 未来 も 捨て 任務 の ため に 尽くす んです 。
お前 の 任務 は 失敗 だ 。
( ガラス の 割れる 音 )
そこ を 動く な !
( 甲 ) うわ ~!
蛇 ?
何 です ? コイツ ら 。
アイツ も !
ただ の 蛇 じゃ ない 。 大 蛇 丸 の 実験 体 か ?
なに !
甲 !
甲 !
う お ~!
《 甲 : 死んだ 。
みんな 死んだ 。
僕 も 死ぬ んだ ここ で このまま 。
いやだ …》
生きて る か ?
大丈夫 か ? 甲 。
大丈夫 か ?
なんとか …。 でも どうして ?
何 が ? 僕 を 助けた 。
見殺し に できる か 。
見殺し に して も おかしく ない 相手 でしょう 僕 は 。
お前 死に たかった の か ?
いえ 死に たく は あり ませ ん 。
僕 は 死に たく は あり ませ ん でした 。
だったら 生きて る こと に 感謝 しろ 。
生きて る こと に です か ?
蛇 の 体液 が …。
これ は !
吸う な ! 毒 だ 走れ !
はい !
カカシ さん !
♪♪~
(( カカシ : 俺 は 大 蛇 丸 に 会わ なかった 。
奇妙な 一族 に も 。
そして 根 の 者 に も な 。
《 僕 は 掟 の 中 で しか 生き られ ない 。
でも それ で いい 。
誰 か を 守る こと が できる って わかった から 》
( ダンゾウ ) わし の この 眼 の 代わり を 手 に 入れて こい ))
甲 カカシ は ?
やった か 。 はい 。
俺 の 出番 は なかった な 。
死体 は ?
大 蛇 丸 の トラップ に やられた ように 見せかけて あり ます 。
火影 の 暗部 が 見つける でしょう 。
よし 尻尾 を つかまれ ない うち に 戻ろう 。
甲 !
( 甲 )「 カカシ さん へ 。
僕 に は 味方 を 殺す と いう →
この 任務 の 意味 が わから なく なり ました 。
だから 任務 を 放棄 し ます 。
ダンゾウ 様 に は 任務 に 失敗 した と 伝え ます 。
カカシ さん は ご 自愛 ください 」。
甲 …。
( 夕顔 ) カカシ 先輩 まだ 治療 を …。 ( カカシ ) 報告 が 先 だ !
どうした ?
三 代 目 根 の 木 遁使 い の 件 です 。
俺 は アイツ に 命 を 狙わ れ ました 。
ダンゾウ 様 の 命令 でしょう 。
ですが アイツ は 命令 に 逆らい →
途中 で 任務 を 放棄 し 俺 を 助けて くれ ました 。
里 に 戻った ようです が →
今頃 どう なって いる か わかり ませ ん 。
これ は どういう こと だ ? 甲 。
申し訳 あり ませ ん 任務 に 失敗 し ました 。
( ダンゾウ ) カカシ に 返り 討ち に あった と いう ならば →
任務 に 送り出した わし の 失敗 だ 。
わし が カカシ の 力 を 見誤った のだ から な 。
だが お前 は このような 小細工 で 乙 を はかり →
任務 を 放棄 して おめおめ と 戻って きた 。
2 人 がかり で カカシ を 倒せば よい もの を !
どういう つもり だ ?
答えよ どういう つもり な のだ ?
ダンゾウ 様 に かけあって 甲 を 助けて ください 。
は ぁ …。
三 代 目 !
根 に は わし も 口 を 出さ ぬ こと に して おる のだ が な 。
さすが に これ は そう も いか ん 。
夕顔 よ 。 ( 夕顔 ) は っ !
この 書状 を 持って 根 の 本部 へ 行け 。
火影 より の 命令 だ 。
ダンゾウ に 今 すぐ ここ に 来る ように と な 。
はっ !
頼んだ ぞ 夕顔 。
お 任せ ください 。
カカシ 。 はっ !
お前 は 医療 班 へ 行って ケガ の 治療 を 。
はっ !
先輩 ? 俺 も 行く 。
( 甲 ) カカシ さん は 木 ノ 葉 の 忍 です 。
同じ 木 ノ 葉 の 仲間 です 。
その 仲間 を 殺して いい のでしょう か ?
( ダンゾウ ) お前 の 仲間 と 呼べる の は 同じ 根 の 者 たち だけ だ と 思え 。
根 は 木 ノ 葉 の 仲間 で は ない のです か ?
根 は 木 ノ 葉 と いう 大木 を →
目 に 見え ぬ 地 の 中 より 支える 組織 。
大木 が 地上 と 地下 と に 分かれる ように →
根 は 独自の 存在 な のだ 。
乙 根 の 忍 と は ?
根 の 忍 は 名前 は ない 。
感情 は ない 過去 は ない 未来 は ない 。
ある の は 任務 のみ 。
その 根 を 束ねる わし の 任務 は 絶対 な のだ 。
《 未来 は ない 過去 は ない 。
感情 は ない ?
名前 は ない ?》
(( ユキミ : お かえり テンゾウ !))
聞いて いる の か 甲 !
違う 僕 の 名前 は 甲 なんか じゃ ない !
な 何 を 言う ?
お前 は 根 の 甲 。
その かりそめ の 名 以外 に 何 が ある ?
僕 は 木 ノ 葉 の 忍 です 。
根 だけ じゃ ない 。
幹 も あり 枝 も ある この 木 ノ 葉 の 忍 です 。
みんな が 仲間 な んです !
キサマ 何 に 心 を 乱さ れた !
こや つ を 処置 室 へ 運んで おけ !
更 なる 呪 印 で 縛る ! はっ !
( 夕顔 ) 火影 様 より ダンゾウ 様 へ の 召喚 命令 だ 。
ダンゾウ 様 は ただちに →
火影 様 の もと へ 出頭 願い たし と 伝えよ 。
ダンゾウ 様 は ご 不在 だ 。 なんだ と ?
戻ら れ しだい 召喚 命令 は お 伝え する 。
( カカシ ) 今 どこ に いる ?
それ は 我ら の 知ら ぬ こと 。
我ら に ダンゾウ 様 の 行動 を 詮索 など でき ぬ 。
お前 は 戻って 三 代 目 に これ を 伝えろ 。
先輩 は ? ここ で 帰り を 待つ 。
行け ! はっ !
止まれ ! これ より は 根 の 領域 だ !
甲 は どこ だ ?
甲 め カカシ に 何 を 吹き込ま れた …。
ダンゾウ 様 準備 が 整い ました 。 うむ 。
解 !
逃げる ぞ 。 カカシ さん !?
あっ 甲 !
木 遁 !
おい 待て !
( 警報 音 )
いた ぞ あそこ だ !
風 遁 真空 玉 !
木 遁 木 錠 壁 !
お前 の ほう から わざわざ 来て くれよう と は な カカシ 。
根 の 領域 に 許し なく 立ち入り →
根 の 忍 を 連れ出そう と した のだ 。
ただ で 済む と は 思って おる まい 。
ダンゾウ 様 カカシ さん は …。
黙れ !
お前 も ただ で 済む と は 思わぬ こと だ 。
お前 も な !
ヒルゼン 。
お前 が カカシ を 恨んで いる こと は 知っている 。
だが そんな こと で 里 の 優秀な 忍 を 狙う の は やめて もらい たい 。
何の こと だ ヒルゼン ?
( ダンゾウ ) わし は カカシ など どうでも よい 。
だが 根 の 施設 に 勝手に 侵入 した こと は 問題 だ 。
勝手に ? いや わし は お前 に 召喚 命令 を 出した のだ ぞ 。
それ に 対し 居留守 を 使った お前 を 探し に 入った のだ よ 。
わし の 命令 で 。
どこ か で 伝達 違い が あった ようだ な 。
それ は 初めて 聞いた 。
では カカシ の 件 は これ で 片づいた と しよう 。
次の 件 を 話す ため に お前 を 召喚 しよう と した のだ 。
里 の もう 一 人 の 優秀な 忍 の こと だ 。
木 遁使 い は 木 ノ 葉 の 里 の 宿願 で ある こと を 知って おる はず 。
無理な 実験 を して まで →
その 力 を 手 に 入れよう と した 時代 も あった な 。
その 木 遁使 いが いながら →
根 に 隠して おいた の は どういう こと か ?
その者 は わし が 発見 し 保護 し 育てて いた が →
べつに 隠して いた わけで は ない 。
報告 の 必要 は ない と 判断 した のだ 。
のう ダンゾウ 。
人 柱 力 の 子 も もう 4 歳 に なった 。
木 遁 の 封印 術 は 里 に とって ますます 重要だ 。
そこ で だ 。
わし に この 者 を 預けて は くれ ぬ か ?
火影 直轄 の 暗部 に 入れる 。
しかし …。
頼む ダンゾウ 。
優秀な 配下 であろう が →
木 ノ 葉 の ため に 根 から 移して やって くれ 。
それ で すべて は 何事 も なく 片づく 。
根 の 者 に は 秘密 を 喋れ ぬ よう 呪 印 が ほどこして ある 。
その 呪 印 は 解か ぬ ぞ 。
構わ ぬ 。 よし 。
では 譲り受ける 。
これ より お ぬし は 火影 直轄 の 暗部 の 所属 じゃ 。
あの …。
お 世話に なり ました 。
あ あの このたび 根 から こちら へ 転 属 に なった 甲 です 。
よう テンゾウ !
テンゾウ ?
甲 は 根 の コード ネーム だ 。
暗部 で は テンゾウ を 名乗ったら いい 。
でも その 名前 は …。
お前 昔 自分 で テンゾウ って 名乗って なかった か ?
よし みんな 新しく 仲間 に なった テンゾウ だ 。
実力 は 俺 が 保証 する 。
よろしく ! よろしく な !
テンゾウ … です か 。
テンゾウ 配属 は 俺 の ろ 班 だ 。
よろしく 頼む ぞ 。
はい 先輩 !
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