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ナルト- 疾風伝 (Naruto), NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン16 - 357 - 暗部のうちは

NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 16 - 357 - 暗部 の うち は

クソッ !

( テンゾウ ) 相変わらず 鮮やかです ね 。 先輩 の 雷 切 。

( カカシ ) 鮮やか ?

暗殺 に 鮮やか も 無 様 も ある か 。

殺し は 殺し だ 。

( テンゾウ ) そう いえば 補充 は どう なり ました ?

うち の 班 の 欠員 分 。

( カカシ ) べつに 急 い じゃ い ない 。 戦時 中 じゃ ない から な 。

その うち 誰 か 来る さ 。

( ガイ ) よう カカシ ! どうした 疲れた 顔 して 。

任務 明け か ?

( 紅 ) ガイ の バカ ! 暗部 が 任務 の こと →

外 に 言う わけ ない でしょ 。 そういう こと だ 。

俺 たち は これ から 団子 屋 へ 行く んだ 。

お前 も どう だ ? ( カカシ ) 悪い 。

甘い もの は ちょっと 。

( アスマ ) アイツ すっかり つきあい が 悪く なった な 。

む ぅ 。 暗部 の 秘密 主義 の せい かしら 。

いや そんな こと は ない !

カカシ は 俺 の 永遠の ライバル 。 心 に 熱き もの が ある 男 だ !

よ ~ し こう なったら 俺 が !

お前 が ?

暗部 に 入れて ください 。

カカシ の ため に も それ が いちばん です !

のう ガイ よ 。

お前 が カカシ を 心配 して いる こと は よく わかった 。

しかし 適材 適所 と いう もの が あって のう 。

暗部 で は お前 の よ さ が 発揮 でき ぬだろう 。

いや 俺 の こと は いい んです 三 代 目 !

カカシ の パートナー と して 俺 は …。

うるさい ! お前 は 暗部 に は 向か ぬ のだ !

向く … 向か ない …。

あ … あの ダンゾウ 様 。 ( ダンゾウ ) 何 だ ?

ダンゾウ 様 の ところ の 暗部 に 俺 を 入れて ください !

お前 に は 足り ぬ な 。

は ? 何 が です か ?

闇 が だ 。

闇 ?

お前 の 班 に 今日 から 新人 が 加わる こと に なった 。

例の 彼 です か ?

うむ 実に 優秀な 忍 だ 。

しかし 若い です ね 。

経験 を 積ま せる べきだ と ダンゾウ が 推薦 した 。

あなた の 装備 一式 です 。

( イタチ ) ありがとう ございます 。

( ドア が 開く 音 )

( イタチ ) 今日 から 暗部 に 所属 する こと に なり ました →

うち は イタチ です 。 よろしく お 願い し ます 。

そう か キミ か 。 一 番 奥 の ロッカー を 使う と いい 。

はい 。

あれ か 。 11 歳 だ と よ 。

暗部 最 年少じゃ ねえ の か 。

ろ 班 は 5 分 後 に 第 3 演習 場 に 集合 だ から ね 。

はい 。

♪♪~

( カカシ ) 何 を して いる ?

説明 しろ 。

ここ に 来る だけ の 腕 が ある の か はっきり さ せ たくて 。

若 すぎ ます から ね 。

上層 部 の 決定 に 不満 か ?

いや そういう つもり じゃ 。

コイツ が 只者 じゃ ない と いう こと は お前たち も 感じて いる はずだ 。

ろ 班 隊長 の カカシ だ 。

早急だ が 暗部 の ルール フォーメーション を 覚えて もらう 。

はい 。

やる な 。 うむ 。

( テンゾウ ) 実力 は 確かです が →

あの 歳 で 暗部 に 入れる なんて 異例 は 異例です ね 。

ダンゾウ 様 の 推薦 が あった らしい 。

へ ぇ … 彼 そう は 見え ませ ん けど ね 。

何 が だ ?

ダンゾウ 様 は 暗部 や 根 の 要員 に 独自の 基準 が ある ようです 。

で ?

僕 から は なんとも 。

( イタチ ) 今日 から 勤務 が 始まり ました 。

そう か さすが 俺 の 子 だ 。

暗部 入り 心から 頼もしく 思う ぞ 。

しかし これ は 肝 に 銘じて おけ 。

お前 は 木 ノ 葉 の 暗部 である 前 に うち は 一族 の イタチ である と な 。

はい 。

うち は 一族 は 木 ノ 葉 の 治安 を 任さ れて いる が →

それゆえ 逆に 里 の 中枢 から 切り離さ れて いる 。

一族 に は 独自の 目 と 耳 が 必要な のだ 。

頼む ぞ イタチ 。

( ダンゾウ ) うち は フガク は →

歴代 の 警務 隊長 の 中 でも 切れ者 の 部類 だ 。

さすが お前 の 父 と いった ところ か 。

皮肉で は ない 。 木 ノ 葉 は うち は 一族 に 自治 権 を 与えた 。

うち は 地区 は 里 の 中枢 から 切り離さ れて いて →

我ら も 直接 干渉 が でき ぬ 。

それゆえに 独自の 目 と 耳 が 必要な のだ 。

頼んだ ぞ イタチ 。

( カカシ ) 少し は 慣れた か ?

( イタチ ) まだ です 。 意外だ な 。

まだ 任務 に 出て い ませ ん 。

火影 様 の 護衛 も 任務 の うち だ 。

暗部 は 暗殺 戦術 特殊 部隊 の はずで は ?

今 は 休戦 中 だ から な 。

カカシ よ 。 はっ !

わし は あくまで 公式 に 小 隊 を 派遣 する 。

だが この 任務 に は 裏 が ある と いう ダンゾウ の 意見 も 無視 は でき ぬ 。

そこ で 別動隊 を 非公式に 派遣 する 。

火影 から の 任務 で は ない と いう こと です ね 。

ダンゾウ から の 指示 を あおげ 。

( ダンゾウ ) 表向き は 平和 外交 だ 。

林 の 国 の 忍 般若 衆 と 国境 で 情報 の 交換 を 行う 。

だが おそらく これ は 敵 の 罠 である と →

わし は 考えて いる 。

三 代 目 も これ に 同意 した 。

通常 任務 を 行う 部隊 に 暗部 が 護衛 に つく 。

そして 敵 が 裏切り 部隊 に 攻撃 を 仕掛けて きたら →

殺せ 。 1 人 残ら ず な 。

殲滅 です か ?

木 ノ 葉 は 裏切り を 許さ ぬ と 見せつける のだ 。

イタチ と の ツーマンセル を 希望 し ます 。

いい だろう 。 では 。

カカシ よ わし は 暗部 の お前 を 買って いる 。

改めて 根 に 引き抜き たい くらい だ 。

ご 冗談 を 。

いや お前 に は 資質 が ある 闇 と いう 資質 が な 。

林 の 国 の 般若 衆 と 機密 交換 を 行う 。

木 ノ 葉 から は この 巻物 を 渡す 。

般若 衆 から の 巻物 と 交換 して くる のだ 。

中身 の 確認 は どう し ます ?

これ は お互い が 信用 できる か どう か の 確認 だ 。

もし ガセ を 掴ま せ られた と したら →

それ は 林 の 国 が 火 の 国 と →

同盟 を 結ぶ 気 が ない と いう 証拠 だ 。

特に 何も なければ そのまま 持ち帰って くる のです ね 。

うむ 。 現在 林 の 国 と は 敵対 関係 に は ない が →

何 が ある か は わから ん 。 くれぐれも 気 を つけて な 。

お 任せ ください !

はっ !

よう イタチ ! 暗部 の 初 任務 だ な 。

( イタチ ) はい 。 カカシ 隊長 と の ツーマンセル だって な 。

気 を つけろ よ 。 なん です ?

隊長 は 任務 の ため なら 仲間 も 殺す から な 。

まさに 忍 の 中 の 忍 だ 。

では 諸君 青春 の 熱き 炎 を 燃やして レッツゴー !

(2 人 ) あっ ! 待って ください 隊長 !

( コスケ ) この 歳 で 青春 と いわ れ まして も のう 。

あの 人 たち は この 任務 の 真意 を 知ら さ れて は い ない のです ね 。

そう だ 。 知っている の は 木 ノ 葉 の 上層 部 と →

任務 を 受けた 俺 たち だけ だ 。

( ガイ ) 遠出 の とき に コスケ さん が いて くれる の は →

実に ありがたい 。

おかわり も あり ます ので 。

みんな しっかり 食って 体力 も チャクラ も 十分に 蓄えて おけ 。

でも いい んです か ? 隊長 。

こんな 派手に 火 を たいて 居場所 バレバレ です よ 。

もし 敵 が 襲って きたら どう する んです か ?

襲って くる と いう なら それ も いい 。

どうやら 俺 たち の 任務 は →

敵 と 味方 を はっきり さ せる こと の ようだ 。

意外です ね 。

あの 人 は 任務 の 表 側 しか 知ら さ れて い ない のに →

この 任務 の 本質 に 気づいて いる 。

俺 たち も 補給 して おこう 。 はい 。

ある 意味 暗部 を 象徴 して いる な 。

何 が です ?

向こう は 日 の あたる 場所 で 陽気に 鍋 を つついて る 。

こちら は 日陰 で 兵糧 丸 だ 。

大丈夫です そういう 部署 だ と いう こと は →

わかって い ます から 。 そう か 。

( 足音 )

林 の 国 の 般若 衆 だ な 。

いかにも 早く 巻物 を よこせ 。

では 互いに …。 そちら から だ 。

いい だろう 。

間違い ない ようだ な 。

そちら の 巻物 は ? これ だ 。

交換 する の は 巻物 だろう 。

木 ノ 葉 は 約定 を 違えて 我ら に 攻撃 を 仕掛けた 。

よって これ に 報復 する 。

ずいぶんな 言 い草 だ な 。

約束 を 破った の は キサマ ら だろう 。

( 笑い声 )

隊長 ! フン 。

はな から 裏切る つもりだった の か 。

ここ から 先 は 引き受け ます 。 ( カカシ ) お前たち は 逃げろ 。

お前 ら ! 暗部 。 増 援 だ !

土 遁 岩石 崩し !

逃げろ !

土 遁 土 流 壁 !

ハハハハハ !

ん ?

お前たち は 下がって いろ 。 (2 人 ) はい !

噂 で は 任務 の ため なら 仲間 も 殺す 人 だ と 。

俺 の 仲間 は 絶対 殺さ せ や し ない 。

それ が この 写 輪 眼 と 一緒に 託さ れた 思い だ 。

お前 も 逃げろ 。 任務 の 途中 で 逃げ られる か !

続けろ !

土 遁 岩石 崩し !

八 門 遁甲 第 五 杜門 開 !

体 術 だけ で あれ を !

感心 する の は あと だ !

う お ぉ ~!

引け 引け !

とりゃ !

あ ? これ で お前 の 任務 は 終了 だ 。

里 へ 戻れ 。 ぐ わ っ !

おい 何 を して る ?

( カカシ ) これ が 俺 たち の 受けた 任務 だ 。

だから って やめろ カカシ !

おい 任務 中 の 暗部 の 名 を 呼ぶ ヤツ が ある か !

お前 …。 あ ~ っ !

問題 あり ませ ん 隊長 。

敵 は 全滅 です 。

( カカシ ) 俺 は ダンゾウ 様 に 報告 に 行く 。

お前 は 任務 完了 で いい 。

あの … 隊長 の 写 輪 眼 は →

自分 で 開眼 した もの で は あり ませ ん よ ね ?

あぁ 。

本来 の 自分 と は 違う 力 を 得た こと に →

違和感 は ない のです か ?

あなた は うち は の 者 で は ない 。

しかし 写 輪 眼 を 持つ 以上 →

うち は の 者 と 同じ 力 を 使える 。

自分 が どちら の 忍 な の か 。

そんなふうに 考えた こと は ない 。

この 写 輪 眼 は 俺 の 友 から 託さ れた もの だ 。

俺 に 大事な こと を 決して 忘れる な と 。

友 から ? あぁ 。

仲間 を 殺さ せる な と な 。

そう か ご 苦労であった な 。

三 代 目 。

俺 に 暗部 が 向か ない と いう の は よく わかり ました 。

そう だろう な 。 だからといって →

カカシ に 暗部 が 向いて いる か と いえば 俺 に は そう は 思え ませ ん !

そう か 。

どう でした ? 新人 は 。 優秀だ よ 。

俺 なんか より ずっと 優秀な 暗部 に なれる 。

いえ 先輩 も 優秀じゃ あり ませ ん か 。

暗部 の 任務 は 常に 闇 が つきまとう 。

どうした ん です ? 今更 。

今更 … そう だ な 。

味方 を 騙そう が 殺そう が 任務 の うち か 。

( チャイム )

( サスケ ) あっ 兄さん !

一緒に 帰ろう サスケ 。

うん ! 任務 終わった んだ ね 。

兄さん 聞いて 。

今日 俺 ね アカデミー で 先生 に 褒め られた んだ よ 。

よう カカシ 。

任務 の とき は 悪かった な 。

いや 俺 こそ 。

知っている 者 も いる だろう が →

俺 の 息子 の イタチ が 暗部 入り した 。

火影 や 他の 上層 部 の そば で →

いろいろ と 知り える こと が 増えて いく だろう 。

それ は うち は 一族 に とって 増えて いく と いう こと だ 。

イタチ よ 何 か 報告 する こと は ない か ?

はい 。

まだ 入隊 した ばかりで たいした こと は あり ませ ん が →

今 木 ノ 葉 の 上層 部 は →

一枚岩 と は 言え ない 状態 だ と 思わ れ ます 。

その なか で 一族 は どう 振る舞えば いい の か 。

それ が 木 ノ 葉 の 未来 を 決める こと に なる と 思わ れ ます 。

そう だ 木 ノ 葉 の 未来 は →

本来 うち は 一族 が 関わる べき こと な のだ 。

( みんな ) そうだ そうだ !

あれ は …。

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NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 16 - 357 - 暗部 の うち は ||しっぷう|つたい|しーずん|あんぶ||| NARUTO|Naruto|viento|la historia||||dentro| Naruto Shippuden - Season 16 - 357 - Uchiha of the Dark Side Naruto Shippuden Temporada 16 - 357 - Fuera de la Oscuridad

クソッ !

( テンゾウ ) 相変わらず 鮮やかです ね 。 先輩 の 雷 切 。 |あいかわらず|あざやか です||せんぱい||かみなり|せつ Tenzo|como siempre|Es vibrante.|||||

( カカシ ) 鮮やか ? |あざやか

暗殺 に 鮮やか も 無 様 も ある か 。 あんさつ||あざやか||む|さま||| asesinato||||||||

殺し は 殺し だ 。 ころし||ころし|

( テンゾウ ) そう いえば 補充 は どう なり ました ? |||ほじゅう||||

うち の 班 の 欠員 分 。 ||はん||けついん|ぶん

( カカシ ) べつに 急 い じゃ い ない 。 戦時 中 じゃ ない から な 。 ||きゅう|||||せんじ|なか||||

その うち 誰 か 来る さ 。 ||だれ||くる|

( ガイ ) よう   カカシ ! どうした   疲れた 顔 して 。 ||||つかれた|かお|

任務 明け か ? にんむ|あけ|

( 紅 ) ガイ の バカ ! 暗部 が 任務 の こと → くれない|||ばか|あんぶ||にんむ||

外 に 言う わけ ない でしょ 。 そういう こと だ 。 がい||いう||||||

俺 たち は   これ から 団子 屋 へ 行く んだ 。 おれ|||||だんご|や||いく|

お前 も   どう だ ? ( カカシ ) 悪い 。 おまえ|||||わるい

甘い もの は   ちょっと 。 あまい|||

( アスマ ) アイツ   すっかり つきあい が 悪く なった な 。 |||||わるく||

む ぅ 。 暗部 の 秘密 主義 の せい かしら 。 ||あんぶ||ひみつ|しゅぎ|||

いや   そんな こと は ない !

カカシ は 俺 の 永遠の ライバル 。 心 に 熱き もの が ある 男 だ ! ||おれ||えいえんの|らいばる|こころ||あつき||||おとこ|

よ ~ し   こう なったら 俺 が ! ||||おれ|

お前 が ? おまえ|

暗部 に 入れて ください 。 あんぶ||いれて|

カカシ の ため に も それ が いちばん です !

のう   ガイ よ 。

お前 が   カカシ を 心配 して いる こと は よく わかった 。 おまえ||||しんぱい||||||

しかし   適材 適所 と いう もの が あって のう 。 |てきざい|てきしょ||||||

暗部 で は   お前 の よ さ が 発揮 でき ぬだろう 。 あんぶ|||おまえ|||||はっき||

いや   俺 の こと は いい んです   三 代 目 ! |おれ|||||ん です|みっ|だい|め

カカシ の パートナー と して 俺 は …。 ||ぱーとなー|||おれ|

うるさい !  お前 は 暗部 に は 向か ぬ のだ ! |おまえ||あんぶ|||むか||

向く …  向か ない …。 むく|むか|

あ …  あの   ダンゾウ 様 。 ( ダンゾウ ) 何 だ ? |||さま||なん|

ダンゾウ 様 の ところ の 暗部 に 俺 を 入れて ください ! |さま||||あんぶ||おれ||いれて|

お前 に は 足り ぬ な 。 おまえ|||たり||

は ?  何 が です か ? |なん|||

闇 が だ 。 やみ||

闇 ? やみ

お前 の 班 に 今日 から 新人 が 加わる こと に なった 。 おまえ||はん||きょう||しんじん||くわわる|||

例の 彼 です か ? れいの|かれ||

うむ   実に 優秀な 忍 だ 。 |じつに|ゆうしゅうな|おし|

しかし   若い です ね 。 |わかい||

経験 を 積ま せる べきだ と ダンゾウ が 推薦 した 。 けいけん||つま||||||すいせん|

あなた の 装備 一式 です 。 ||そうび|いっしき|

( イタチ ) ありがとう ございます 。 いたち||

( ドア が 開く 音 ) どあ||あく|おと

( イタチ ) 今日 から 暗部 に 所属 する こと に なり ました → いたち|きょう||あんぶ||しょぞく|||||

うち は イタチ です 。 よろしく お 願い し ます 。 ||いたち||||ねがい||

そう か   キミ か 。 一 番 奥 の ロッカー を 使う と いい 。 ||きみ||ひと|ばん|おく||ろっかー||つかう||

はい 。

あれ か 。 11 歳 だ と よ 。 ||さい|||

暗部 最 年少じゃ ねえ の か 。 あんぶ|さい|ねんしょうじゃ|||

ろ 班 は 5 分 後 に 第 3 演習 場 に 集合 だ から ね 。 |はん||ぶん|あと||だい|えんしゅう|じょう||しゅうごう|||

はい 。

♪♪~

( カカシ ) 何 を して いる ? |なん|||

説明 しろ 。 せつめい|

ここ に 来る だけ の 腕 が ある の か はっきり さ せ たくて 。 ||くる|||うで||||||||

若 すぎ ます から ね 。 わか||||

上層 部 の 決定 に 不満 か ? じょうそう|ぶ||けってい||ふまん|

いや   そういう つもり じゃ 。

コイツ が 只者 じゃ ない と いう こと は お前たち も 感じて いる はずだ 。 ||ただもの|||||||おまえたち||かんじて||

ろ 班 隊長 の カカシ だ 。 |はん|たいちょう|||

早急だ が   暗部 の ルール   フォーメーション を 覚えて もらう 。 そうきゅうだ||あんぶ||るーる|||おぼえて|

はい 。

やる な 。 うむ 。

( テンゾウ ) 実力 は 確かです が → |じつりょく||たしか です|

あの 歳 で 暗部 に 入れる なんて 異例 は 異例です ね 。 |さい||あんぶ||いれる||いれい||いれい です|

ダンゾウ 様 の 推薦 が あった らしい 。 |さま||すいせん|||

へ ぇ … 彼   そう は 見え ませ ん けど ね 。 ||かれ|||みえ||||

何 が だ ? なん||

ダンゾウ 様 は   暗部 や 根 の 要員 に 独自の 基準 が ある ようです 。 |さま||あんぶ||ね||よういん||どくじの|きじゅん|||よう です

で ?

僕 から は なんとも 。 ぼく|||

( イタチ ) 今日 から 勤務 が 始まり ました 。 いたち|きょう||きんむ||はじまり|

そう か   さすが 俺 の 子 だ 。 |||おれ||こ|

暗部 入り   心から 頼もしく 思う ぞ 。 あんぶ|はいり|こころから|たのもしく|おもう|

しかし   これ は 肝 に 銘じて おけ 。 |||かん||めいじて|

お前 は   木 ノ 葉 の 暗部 である 前 に うち は 一族 の イタチ である と な 。 おまえ||き||は||あんぶ||ぜん||||いちぞく||いたち|||

はい 。

うち は 一族 は 木 ノ 葉 の 治安 を 任さ れて いる が → ||いちぞく||き||は||ちあん||まかさ|||

それゆえ 逆に 里 の 中枢 から 切り離さ れて いる 。 |ぎゃくに|さと||ちゅうすう||きりはなさ||

一族 に は 独自の 目 と 耳 が 必要な のだ 。 いちぞく|||どくじの|め||みみ||ひつような|

頼む ぞ   イタチ 。 たのむ||いたち

( ダンゾウ ) うち は フガク は →

歴代 の 警務 隊長 の 中 でも 切れ者 の 部類 だ 。 れきだい||けいむ|たいちょう||なか||きれもの||ぶるい|

さすが お前 の 父 と いった ところ か 。 |おまえ||ちち||||

皮肉で は ない 。  木 ノ 葉 は うち は 一族 に 自治 権 を 与えた 。 ひにくで|||き||は||||いちぞく||じち|けん||あたえた

うち は 地区 は 里 の 中枢 から 切り離さ れて いて → ||ちく||さと||ちゅうすう||きりはなさ||

我ら も 直接   干渉 が でき ぬ 。 われら||ちょくせつ|かんしょう|||

それゆえに 独自の 目 と 耳 が 必要な のだ 。 |どくじの|め||みみ||ひつような|

頼んだ ぞ   イタチ 。 たのんだ||いたち

( カカシ ) 少し は 慣れた か ? |すこし||なれた|

( イタチ ) まだ です 。 意外だ な 。 いたち|||いがいだ|

まだ 任務 に 出て い ませ ん 。 |にんむ||でて|||

火影 様 の 護衛 も 任務 の うち だ 。 ほかげ|さま||ごえい||にんむ|||

暗部 は 暗殺 戦術 特殊 部隊 の はずで は ? あんぶ||あんさつ|せんじゅつ|とくしゅ|ぶたい|||

今 は 休戦 中 だ から な 。 いま||きゅうせん|なか|||

カカシ よ 。 はっ !

わし は あくまで 公式 に 小 隊 を 派遣 する 。 |||こうしき||しょう|たい||はけん|

だが   この 任務 に は 裏 が ある と いう ダンゾウ の 意見 も 無視 は でき ぬ 。 ||にんむ|||うら|||||||いけん||むし|||

そこ で 別動隊 を 非公式に 派遣 する 。 ||べつどうたい||ひこうしきに|はけん|

火影 から の 任務 で は ない と いう こと です ね 。 ほかげ|||にんむ||||||||

ダンゾウ から の 指示 を あおげ 。 |||しじ||

( ダンゾウ ) 表向き は 平和 外交 だ 。 |おもてむき||へいわ|がいこう|

林 の 国 の 忍   般若 衆 と 国境 で 情報 の 交換 を 行う 。 りん||くに||おし|はんにゃ|しゅう||くにざかい||じょうほう||こうかん||おこなう

だが   おそらく これ は 敵 の 罠 である と → ||||てき||わな||

わし は 考えて いる 。 ||かんがえて|

三 代 目 も   これ に 同意 した 。 みっ|だい|め||||どうい|

通常 任務 を 行う 部隊 に 暗部 が 護衛 に つく 。 つうじょう|にんむ||おこなう|ぶたい||あんぶ||ごえい||

そして   敵 が 裏切り 部隊 に 攻撃 を 仕掛けて きたら → |てき||うらぎり|ぶたい||こうげき||しかけて|

殺せ 。 1 人 残ら ず な 。 ころせ|じん|のこら||

殲滅 です か ? せんめつ||

木 ノ 葉 は 裏切り を 許さ ぬ と 見せつける のだ 。 き||は||うらぎり||ゆるさ|||みせつける|

イタチ と の   ツーマンセル を 希望 し ます 。 いたち|||||きぼう||

いい だろう 。 では 。

カカシ よ わし は 暗部 の お前 を 買って いる 。 ||||あんぶ||おまえ||かって|

改めて 根 に 引き抜き たい くらい だ 。 あらためて|ね||ひきぬき|||

ご 冗談 を 。 |じょうだん|

いや   お前 に は 資質 が ある 闇 と いう 資質 が な 。 |おまえ|||ししつ|||やみ|||ししつ||

林 の 国 の 般若 衆 と 機密 交換 を 行う 。 りん||くに||はんにゃ|しゅう||きみつ|こうかん||おこなう

木 ノ 葉 から は   この 巻物 を 渡す 。 き||は||||まきもの||わたす

般若 衆 から の 巻物 と 交換 して くる のだ 。 はんにゃ|しゅう|||まきもの||こうかん|||

中身 の 確認 は どう し ます ? なかみ||かくにん||||

これ は   お互い が 信用 できる か どう か の 確認 だ 。 ||おたがい||しんよう||||||かくにん|

もし   ガセ を 掴ま せ られた と したら → |||つかま||||

それ は   林 の 国 が 火 の 国 と → ||りん||くに||ひ||くに|

同盟 を 結ぶ 気 が ない と いう 証拠 だ 。 どうめい||むすぶ|き|||||しょうこ|

特に 何も なければ そのまま 持ち帰って くる のです ね 。 とくに|なにも|||もちかえって||の です|

うむ 。  現在   林 の 国 と は 敵対 関係 に は ない が → |げんざい|りん||くに|||てきたい|かんけい||||

何 が ある か は わから ん 。 くれぐれも 気 を つけて な 。 なん||||||||き|||

お 任せ ください ! |まかせ|

はっ !

よう   イタチ ! 暗部 の 初 任務 だ な 。 |いたち|あんぶ||はつ|にんむ||

( イタチ ) はい 。 カカシ 隊長 と の ツーマンセル だって な 。 いたち|||たいちょう|||||

気 を つけろ よ 。 なん です ? き|||||

隊長 は 任務 の ため なら 仲間 も 殺す から な 。 たいちょう||にんむ||||なかま||ころす||

まさに   忍 の 中 の 忍 だ 。 |おし||なか||おし|

では   諸君 青春 の 熱き 炎 を 燃やして   レッツゴー ! |しょくん|せいしゅん||あつき|えん||もやして|

(2 人 ) あっ ! 待って ください 隊長 ! じん||まって||たいちょう

( コスケ ) この 歳 で 青春 と いわ れ まして も のう 。 ||さい||せいしゅん||||||

あの 人 たち は   この 任務 の 真意 を 知ら さ れて は い ない のです ね 。 |じん||||にんむ||しんい||しら||||||の です|

そう だ 。  知っている の は 木 ノ 葉 の 上層 部 と → ||しっている|||き||は||じょうそう|ぶ|

任務 を 受けた   俺 たち だけ だ 。 にんむ||うけた|おれ|||

( ガイ ) 遠出 の とき に コスケ さん が いて くれる の は → |とおで||||||||||

実に ありがたい 。 じつに|

おかわり も あり ます ので 。

みんな   しっかり 食って 体力 も   チャクラ も 十分に 蓄えて おけ 。 ||くって|たいりょく||||じゅうぶんに|たくわえて|

でも   いい んです か ?  隊長 。 ||ん です||たいちょう

こんな 派手に 火 を たいて 居場所 バレバレ です よ 。 |はでに|ひ|||いばしょ|||

もし   敵 が 襲って きたら どう する んです か ? |てき||おそって||||ん です|

襲って くる と いう なら それ も いい 。 おそって|||||||

どうやら   俺 たち の 任務 は → |おれ|||にんむ|

敵 と 味方 を はっきり さ せる こと の ようだ 。 てき||みかた|||||||

意外です ね 。 いがい です|

あの 人 は 任務 の 表 側 しか 知ら さ れて い ない のに → |じん||にんむ||ひょう|がわ||しら|||||

この 任務 の 本質 に 気づいて いる 。 |にんむ||ほんしつ||きづいて|

俺 たち も   補給 して おこう 。 はい 。 おれ|||ほきゅう|||

ある 意味   暗部 を 象徴 して いる な 。 |いみ|あんぶ||しょうちょう|||

何 が です ? なん||

向こう は   日 の あたる 場所 で 陽気に 鍋 を つついて る 。 むこう||ひ|||ばしょ||ようきに|なべ|||

こちら は   日陰 で 兵糧 丸 だ 。 ||ひかげ||ひょうろう|まる|

大丈夫です   そういう 部署 だ と いう こと は → だいじょうぶ です||ぶしょ|||||

わかって い ます から 。 そう か 。

( 足音 ) あしおと

林 の 国 の 般若 衆 だ な 。 りん||くに||はんにゃ|しゅう||

いかにも   早く 巻物 を よこせ 。 |はやく|まきもの||

では   互いに …。 そちら から だ 。 |たがいに|||

いい だろう 。

間違い ない ようだ な 。 まちがい|||

そちら の 巻物 は ? これ だ 。 ||まきもの|||

交換 する の は 巻物 だろう 。 こうかん||||まきもの|

木 ノ 葉 は   約定 を 違えて 我ら に 攻撃 を 仕掛けた 。 き||は||やくじょう||ちがえて|われら||こうげき||しかけた

よって   これ に 報復 する 。 |||ほうふく|

ずいぶんな 言 い草 だ な 。 |げん|いぐさ||

約束 を 破った の は   キサマ ら だろう 。 やくそく||やぶった|||||

( 笑い声 ) わらいごえ

隊長 ! フン 。 たいちょう|ふん

はな から 裏切る つもりだった の か 。 ||うらぎる|||

ここ から 先 は 引き受け ます 。 ( カカシ ) お前たち は 逃げろ 。 ||さき||ひきうけ|||おまえたち||にげろ

お前 ら ! 暗部 。 増 援 だ ! おまえ||あんぶ|ぞう|えん|

土 遁   岩石 崩し ! つち|とん|がんせき|くずし

逃げろ ! にげろ

土 遁   土 流 壁 ! つち|とん|つち|りゅう|かべ

ハハハハハ !

ん ?

お前たち は   下がって いろ 。 (2 人 ) はい ! おまえたち||さがって||じん|

噂 で は   任務 の ため なら 仲間 も 殺す 人 だ と 。 うわさ|||にんむ||||なかま||ころす|じん||

俺 の 仲間 は 絶対   殺さ せ や し ない 。 おれ||なかま||ぜったい|ころさ||||

それ が   この 写 輪 眼 と 一緒に 託さ れた 思い だ 。 |||うつ|りん|がん||いっしょに|たくさ||おもい|

お前 も 逃げろ 。 任務 の 途中 で 逃げ られる か ! おまえ||にげろ|にんむ||とちゅう||にげ||

続けろ ! つづけろ

土 遁   岩石 崩し ! つち|とん|がんせき|くずし

八 門 遁甲   第 五 杜門   開 ! やっ|もん|とんこう|だい|いつ|もりもん|ひらき

体 術 だけ で   あれ を ! からだ|じゅつ||||

感心 する の は あと だ ! かんしん|||||

う お ぉ ~!

引け   引け ! ひけ|ひけ

とりゃ !

あ ? これ で お前 の 任務 は 終了 だ 。 |||おまえ||にんむ||しゅうりょう|

里 へ 戻れ 。 ぐ わ っ ! さと||もどれ|||

おい   何 を して る ? |なん|||

( カカシ ) これ が 俺 たち の 受けた 任務 だ 。 |||おれ|||うけた|にんむ|

だから って   やめろ   カカシ !

おい   任務 中 の 暗部 の 名 を 呼ぶ ヤツ が ある か ! |にんむ|なか||あんぶ||な||よぶ|やつ|||

お前 …。 あ ~ っ ! おまえ||

問題 あり ませ ん   隊長 。 もんだい||||たいちょう

敵 は 全滅 です 。 てき||ぜんめつ|

( カカシ ) 俺 は   ダンゾウ 様 に 報告 に 行く 。 |おれ|||さま||ほうこく||いく

お前 は 任務 完了 で いい 。 おまえ||にんむ|かんりょう||

あの …  隊長 の 写 輪 眼 は → |たいちょう||うつ|りん|がん|

自分 で 開眼 した もの で は あり ませ ん よ ね ? じぶん||かいげん|||||||||

あぁ 。

本来 の 自分 と は 違う 力 を 得た こと に → ほんらい||じぶん|||ちがう|ちから||えた||

違和感 は ない のです か ? いわかん|||の です|

あなた は   うち は の 者 で は ない 。 |||||もの|||

しかし   写 輪 眼 を 持つ 以上 → |うつ|りん|がん||もつ|いじょう

うち は の 者 と 同じ 力 を 使える 。 |||もの||おなじ|ちから||つかえる

自分 が   どちら の 忍 な の か 。 じぶん||||おし|||

そんなふうに 考えた こと は ない 。 |かんがえた|||

この 写 輪 眼 は 俺 の 友 から 託さ れた もの だ 。 |うつ|りん|がん||おれ||とも||たくさ|||

俺 に   大事な こと を 決して 忘れる な と 。 おれ||だいじな|||けっして|わすれる||

友 から ? あぁ 。 とも||

仲間 を 殺さ せる な と な 。 なかま||ころさ||||

そう か   ご 苦労であった な 。 |||くろうであった|

三 代 目 。 みっ|だい|め

俺 に 暗部 が 向か ない と いう の は よく わかり ました 。 おれ||あんぶ||むか||||||||

そう だろう な 。 だからといって →

カカシ に 暗部 が 向いて いる か と いえば 俺 に は   そう は 思え ませ ん ! ||あんぶ||むいて|||||おれ|||||おもえ||

そう か 。

どう でした ?  新人 は 。 優秀だ よ 。 ||しんじん||ゆうしゅうだ|

俺 なんか より   ずっと 優秀な 暗部 に なれる 。 おれ||||ゆうしゅうな|あんぶ||

いえ 先輩 も 優秀じゃ あり ませ ん か 。 |せんぱい||ゆうしゅうじゃ||||

暗部 の 任務 は 常に 闇 が つきまとう 。 あんぶ||にんむ||とわに|やみ||

どうした ん です ?  今更 。 |||いまさら

今更 …  そう だ な 。 いまさら|||

味方 を 騙そう が 殺そう が 任務 の うち か 。 みかた||だまそう||ころそう||にんむ|||

( チャイム ) ちゃいむ

( サスケ ) あっ   兄さん ! さすけ||にいさん

一緒に 帰ろう   サスケ 。 いっしょに|かえろう|さすけ

うん !  任務   終わった んだ ね 。 |にんむ|おわった||

兄さん   聞いて 。 にいさん|きいて

今日   俺 ね アカデミー で 先生 に 褒め られた んだ よ 。 きょう|おれ||あかでみー||せんせい||ほめ|||

よう   カカシ 。

任務 の とき は   悪かった な 。 にんむ||||わるかった|

いや   俺 こそ 。 |おれ|

知っている 者 も いる だろう が → しっている|もの||||

俺 の 息子 の イタチ が 暗部 入り した 。 おれ||むすこ||いたち||あんぶ|はいり|

火影 や 他の 上層 部 の そば で → ほかげ||たの|じょうそう|ぶ|||

いろいろ と 知り える こと が 増えて いく だろう 。 ||しり||||ふえて||

それ は   うち は 一族 に とって 増えて いく と いう こと だ 。 ||||いちぞく|||ふえて|||||

イタチ よ 何 か 報告 する こと は ない か ? いたち||なん||ほうこく|||||

はい 。

まだ 入隊 した ばかりで たいした こと は あり ませ ん が → |にゅうたい|||||||||

今   木 ノ 葉 の 上層 部 は → いま|き||は||じょうそう|ぶ|

一枚岩 と は 言え ない 状態 だ と 思わ れ ます 。 いちまいいわ|||いえ||じょうたい|||おもわ||

その なか で   一族 は どう 振る舞えば いい の か 。 |||いちぞく|||ふるまえば|||

それ が   木 ノ 葉 の 未来 を 決める こと に なる と 思わ れ ます 。 ||き||は||みらい||きめる|||||おもわ||

そう だ   木 ノ 葉 の 未来 は → ||き||は||みらい|

本来   うち は 一族 が 関わる べき こと な のだ 。 ほんらい|||いちぞく||かかわる||||

( みんな ) そうだ   そうだ ! |そう だ|そう だ

あれ は …。