NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 16 - 358 - クーデター
( カカシ ) 暗部 に 入った からに は →
お前 も この 任務 は 避けて 通れ ない 。
( イタチ ) ここ で は 何の 任務 を ?
6 年 前 九 尾 事件 の とき →
上層 部 は うち は 一族 の 仕業 で は と 疑い を 持った 。
以来 うち は 地区 の 24 時間 監視 が 始まった の さ 。
( うなり 声 )
(( 三 代 目 火影 様 九 尾 が …。
九 尾 が 急に 里 に 出現 し ました 。
わかって おる 。 あれ は わし が おさえる 。
お前たち は 非 戦闘 員 の 保護 に 回る のじゃ 。
はっ !
( ダンゾウ ) うち は の 警務 部隊 に 非 戦闘 員 を 保護 さ せよ 。
後方 に 待機 さ せる べきだ 。
うち は 一族 の 瞳 術 は 九 尾 を おさえる の に 使える のだ 。
九 尾 を 操る の に も 使える のだ 。
もし ヤツ ら が 九 尾 を 手なずけ →
そのまま 自分 たち の 力 と したら →
うち は マダラ の 再来 と なろう 。
( うなり 声 )
非 戦闘 員 の 保護 は お ぬし に 任せる 。
暗部 警務 部隊 好きに 使う が よい 。
里 の 若者 たち も 保護 対象 と せよ 。
了解 した 。
こっち だ 急げ !
落ち着いて ! ここ は 大丈夫だ !
隊長 我々 も 援軍 に 向かい ましょう 。
( フガク ) 警務 部隊 は 非 戦闘 員 を 保護 する 。
しかし 隊長 !
それ が 里 から の 命令 だ 。
あっ ちか !?
( 泣き声 )
( イタチ ) よし よし ビックリ しちゃ った な 。
今 の うち だ 避難 所 に 急ぐ よ 。
このたび の 九 尾 事件 わから ぬ こと が 多 すぎる 。
クシナ の 封印 が 解けた の か と 思った が →
それでは ビワコ や 暗部 たち が 殺さ れた 理由 が つか ぬ 。
誰 か 犯人 が いる と いう わけだ な 。
( ダンゾウ ) うち は の 者 で は ない の か ?
根拠 は ?
九 尾 を ただ 解放 して も 暴走 する だけ だ 。
コントロール できる 用意 が なければ 事件 など 起こせ ぬ 。
そこ で 写 輪 眼 か …。
うち は の 瞳 術 なら 九 尾 を 操 れる と いう し な 。
しかし 目的 は ?
( ダンゾウ ) 木 ノ 葉 に おける うち は の 復権 。
なるほど な 。
だが それ は 推測 に すぎ ぬ 。
今後 は うち は 一族 の 監視 を 強化 せ ねば 。
うち は 地区 を 24 時間 監視 体制 に 置く のだ 。
それでは 余計な 反発 を 招く 。
秘密裏 に 暗部 に やら せれば よい 。
用心 に こした こと は ない な 。 うむ 。
待て !
うち は の 仕業 と わかった わけで は ない 。
わから ぬ から やる のだ 。
何も 出 なければ むしろ それ が うち は の ため だ 。
( ミコト ) クシナ …))
交代 だ 。
異常 なし です 。 ここ が ?
監視 所 は ここ だけ じゃ ない ぜ 。
ダンゾウ 様 の 暗部 も 見張って いる 。
どう する ? 仲間 に この こと を 伝え に いく か ?
ここ で の 俺 の 仕事 は ?
そい つ で ずっと 覗いて な 。
それ じゃ 隊長 俺 たち は これ で 。
しっかり 見張れ よ イタチ 。
暗部 に は こんな 仕事 も ある 。
暗殺 と は 違う が ま ぁ 汚れ 仕事 に は 変わり は ない 。
任務 は 任務 です 。
お前 の 場合 自分 の 仲間 や 家族 を 監視 する んだ から よけいに だ 。
シフト を 変えて やって も いい が 。
構い ませ ん それ に …。
それ に ?
里 に 疑い を もたれて いる こと は →
うち は 一族 の ほう でも 感じて い ます 。
( カカシ ) そう だろう な 。
いいかげんに しろ よ !
何 すんだ よ こら ! だいたい あの とき お前 が な !
お前 が 悪い んだ ろ !
俺 じゃ ねえ よ お前 だ ! ちょっと やめ なさい よ !
おい 何の 騒ぎ だ !
おとなしく しろ !
警務 部隊 なんか お呼び じゃ ねえ よ !
九 尾 の とき みたいに 隠れて ろ ! なんだ と この !
イテテテ ! 2 人 と も 連行 する !
離せよ ! いい から 黙って 歩け !
酔っ払い の ケンカ だ ろ ?
仲裁 で いい もの を 。
警務 部隊 の 取り締まり が →
厳しく なった と 苦情 が 増えて おる 。
部隊 に 対して 不信 感 が 募って いる ようだ 。
うち は が 増長 して いる ようだ な 。
いや 反発 であろう 。
6 年 前 の 九 尾 事件 が 尾 を 引いて おる のだ 。
あの とき うち は の 者 は 被害 に あって おら んだろう に 。
それ が 不信 感 の もと と いう こと か 。
そして 九 尾 から うち は を 遠のけ たこ と は →
うち は の 側 に も 木 ノ 葉 から 疑わ れて いる と いう →
不信 感 を 生んで しまった ようだ 。
うち は の 隔離 政策 は 二 代 目 様 から 続く →
木 ノ 葉 の 基本 方針 。 なに を 今さら 。
二 代 目 様 の 意図 は 隔離 で は ない 。 各 一族 へ の 配慮 だ 。
わし ら の 友 であった うち は カガミ を 忘れた か 。
忘れ など せ ぬ 。 あや つ の 瞳 術 に は 何度 も 助け られた 。
うち は 一族 は 木 ノ 葉 の 仲間 だ 。
仲間 と して とめて おか ねば なら ぬ 。
とめて おける もの ならば な 。
うわ ~ っ ! 落ち着け !
幻 術 … いつの間に !?
白 眼 !
撤退 する ! しかし 隊長 !
あれ は 木 ノ 葉 の 瞬 身 うち は シスイ だ 。
これ で は 相手 に なら ぬ 引く ぞ !
( シスイ ) これ で 霧 隠れ も しばらく は おとなしく なる だろう 。
シスイ 隊 任務 完了 。 帰還 し ました 。
そう か 長期 の 任務 ご 苦労であった な 。
しばし 休暇 を とる が よい 。
でしたら 三 代 目 に お 願い が 。
ん ?
うち は 一族 と 里 の 間 の 不信 感 に 心 を 痛めて い ます 。
うむ わし も じゃ 。
一族 と 里 を 再び 信頼 で →
繋ぐ こと が できれば と 思って い ます 。
その 任務 を 授けて もらえ ない でしょう か ?
通常 任務 から 外して ほしい と いう こと か ?
はい 。 それ と 俺 に ある 程度 の 権限 を 与えて ください 。
わかった 。 お前 に は わし から →
極秘 の 調査 任務 を 出した と いう こと に する 。
何 か 不備 が 生じた とき は わし の 名 を 出せ 。
責任 は すべて わし が とる 。
ありがとう ございます 。
お前 を 見て いる と わし の かつて の 友 →
うち は カガミ を 思い出す 。
まだまだ 及び ませ ん 。
( サスケ ) 兄さん ! 任務 終わった の ?
だったら 俺 の 修業 に つきあって よ 。
許せ サスケ 急な 呼び出し だ 。
昔 よく ここ で 遊んだ な 。 ( イタチ ) 戻って いた の か ?
ああ ようやく 霧 隠れ を 追 っ 払えた よ 。
用件 は ?
お前 の 率直な 意見 を 聞き たい 。
フガク さん は どこ まで 本気だ と 思う ?
本気 と は ?
クーデター だ 。
うち は に は 里 に 対する 不満 が 高まって いる 。
里 が このまま なら うち は も 我慢 の 限界 を 超える だろう 。
里 が 変われば うち は も 変わる か 。
だが うち は が 変わら なければ 里 は 変わら ない 。
双方 に 不信 感 が ある 以上 事態 は 悪化 する だけ だ 。
俺 は その 不信 を 払い たい 。
できる と 思う か ?
さあ な 。 しかし やら ねば 。
うち は が クーデター を 起こせば →
それ は 双方 に とって 不幸な 結果 しか もたらさ ない 。
俺 も クーデター に は 反対だ 。
しかし 阻止 する に は よほど の こと を し なければ 。
わかって いる 。 だが お前 は 動か ない ほう が いい 。
なぜ だ ?
警務 部隊 の 一部 が お前 を 疑って いる 。
俺 に お前 の 監視 を 命じて きた 。
( フガク ) なんだ と ?
明日 が どんな 日 か お前 も 知っている だろう 。
お前 は 自分 の 立場 が わかって い ない 。
俺 は 明日 任務 に つく 。
何の 任務 だ ?
それ は 言え ない 。 極秘 任務 だ 。
イタチ お前 は 一族 と 里 の 中枢 を 繋ぐ パイプ 役 で も ある のだ 。
それ は わかって る な ?
ああ 。
それ を よく 肝 に 銘じて おけ 。
そして 明日 の 会合 に は 来い 。
( ダンゾウ ) 今夜 は うち は が また 会合 を 持つ そうだ 。
会合 の こと は わし も 知って おる 。
だが うち は 一族 の 祭事 と 言わ れて は 口 が は さめ ぬ 。
何 が 祭事 だ !
里 に 対する 反目 を 高め その 敵対 心 を 利用 して →
一族 の 結束 を はかろう と いう のだろう 。
これ は クーデター の 準備 だ 。
その 芽 は 摘む こと に する 。 シスイ 。
( ダンゾウ ) うち は シスイ ?
シスイ が その 会合 に 出る 。
そして もし うち は フガク が クーデター を 企んで おった なら …。
別 天神 を 使い ます 。
お前 の 瞳 術 か 。
相手 に 気づか れる こと なく →
己 の 意思 で 動いて いる か の よう に 操る と いう 。
フガク さん に 里 と の 共存 を 考えて もらい ます 。
フガク 一 人 を 改心 さ せて うち は の 不満 が 収まる と も 思え ぬ 。
いや うち は が 変わる と いう の なら →
わし ら も 変われば よい 。 うち は の 待遇 を 改善 して いこう 。
それ が 俺 の 願い です 。
暗部 を 一 人 後方 支援 に つけて おく 。
頼む ぞ シスイ 。
はっ !
( ミコト ) 来 ませ ん ね 。 イタチ 。
《 遅い な 》
なんで しょうか ? ダンゾウ 様 。
そろそろ 会合 の 時間 な のです が …。
フガク に 瞳 術 を かけ うち は を まとめた とて →
里 が 変わら なければ どう する ?
火影 様 が 変えて くれる と 約束 して くれ ました 。
三 代 目 が 説得 して も 里 の 者 の 不信 は そう そう 消え ぬ ぞ 。
わかって い ます 。
ですが 時間 を かけて いけば …。 それ に だ →
わし の ような 疑り 深い 者 も そう 簡単に は 考え を 変え ぬ 。
その とき は どう する ? しかし ダンゾウ 様 …。
その とき に は この わし に も →
別 天神 と やら を 使う の か ?
俺 は …。 その 写 輪 眼 わし が 預かる 。
御免 !
ただ の 幻 術 です 。 じきに 覚める でしょう 。
あっ ! 写 輪 眼 !?
この 眼 の かわり に いただく ぞ 。
もう 片方 も 渡して もらおう 。
《 火 遁 豪 火 球 の 術 !》
水 遁 水 乱 波 !
瞬 身 の 術 か ! 追え !
シスイ か ?
( シスイ ) 来い !
もう うち は の クーデター は 止め られ そうに ない 。
このまま 木 ノ 葉 が 内戦 を 起こせば →
他国 が 必ず 攻め 入って くる 。
まず 戦争 に なる 。
別 天神 を 使い クーデター を 止めよう と した 矢先 →
ダンゾウ に 右 眼 を 奪わ れた 。
ヤツ は 俺 を 信用 して い ない 。
なりふり 構う こと なく 自分 の やり 方 で 里 を 守る つもりだ 。
恐らく 左 眼 も 狙わ れる 。
その 前 に この 眼 は お前 に 渡す 。
《 シスイ …》
頼める の は 親友 の お前 だけ だ 。
この 里 を … うち は の 名 を 守って くれ 。
確かに 受け取った ぞ 。 お前 は どう する んだ ?
俺 が 死ねば いく つ も 状況 が 変わる だろう 。
遺書 も のこして きた 。 待て シスイ !
止める な よ イタチ !
俺 の 友 ならば 。
シスイ !!
シスイ …。
う っ ! 俺 が 何 したって んだ よ !
いい から おとなしく しろ 。
( フガク ) 手荒な 真似 はやめろ 。 隊長 。
あなた に は 容疑 が かけ られて いる 。
本部 まで 同行 願おう 。 お … おう 。
いい か 捜査 手順 は 順守 しろ 。 はっ !
ほら 歩け !
( イタチ ) うち は シスイ は 一族 に おいて →
若手 の 中核 を 担う 人物 。
その 彼 の 自殺 に より →
うち は の 士気 も 戦力 も 一気に 落ちて しまい ました 。
結果 的に 反乱 の 芽 は 摘んだ か 。
シスイ も 己 の 命 を 投げ出さ ねば →
止め よう が なかった と いう の か 。
わし が 無理 を さ せて しまった か 。
うち は の 中 に お前 が シスイ を 殺した と 疑う 者 が いる ようだ が 。
俺 も シスイ も 同じく うち は の こと を 考えて 働いて いた 。
それ を 知ら ない 連中 の 言う こと です 。
( イタチ ) シスイ は 合流 地点 に 現れ ませ ん でした 。
秘密 が ある ゆえ に 疑わ れた か 。
暗部 から 正式に 自殺 だ と 伝えて おこう 。
よい な ヒルゼン 。 うむ 。
あっ !
うわ っ !
あっ ! それ は 雷 切 。
キサマ 木 ノ 葉 の コピー 忍者 …。
カカシ …。
( テンゾウ ) 先輩 の 名前 も ずいぶん と 広まっちゃ い ました ね 。
長年 やって りゃ 有名に も なら ぁ 。
現場 を 処理 しろ 木 ノ 葉 の 痕跡 は 一切 残す な よ 。
へい へい わかって ます よ 。
暗部 の 任務 に 汚れ 仕事 は つきもの です から 。
隊長 の 写 輪 眼 は 友 から 託さ れた と 言って ました ね 。
その 思い と ともに な 。
その 思い に は 応え ねば なり ませ ん か ?
ああ 俺 は その つもり で いる 。
うち は シスイ の 件 は 俺 も 知っている 。
それ の 何 か か ?
いえ 大丈夫です 。 そう か 。
ま たいした こと は でき ない が 何 か あったら 言って くれ 。
はい 。
(( 頼める の は 親友 の お前 だけ だ 。
この 里 を … うち は の 名 を 守って くれ ))
《 シスイ あれ から 状況 は 更に 悪く なった 。
俺 は 両方 は 守れ そうに ない 》
< きょう から 13 代 目 >
< 旬 の 野菜 が 大好きな 豆 助 >
≫ 豆 助
きょう の お 野菜 は 今 が 旬 の アレ よ ?
< その 野菜 と は …?>