NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 16 - 353 - 大 蛇 丸 の 実験 体
何者 か が 里 に おりて くる 。
大 蛇 丸 様 か ?
いや わから ない 。
( ゴッタ ) 大 蛇 丸 様 である なら 迎え入れる 。
木 ノ 葉 の 追っ手 なら …。
我ら が 始末 を つける !
( カカシ ) 何 だ ここ は ?
( カカシ ) 妙な ところ に 迷い 込んじゃ った な 。
《 甲 : なぜ ここ に ?
つけ られた の か ?》
《 まさに 秘密の 隠れ家 。
運よく 見つけた 足跡 だった が →
いきなり 当たり を 引き 当てた か ?》
《 霧 ? いや 違う 》
《 ただ の 目 くらまし で は ない な 。
ならば … 正体 を 見極め させて もらう 》
ぐ っ !
あっ … う っ …。
その 面 木 ノ 葉 の 暗部 だ な ?
誰 だ アンタ ?
ここ へ 何 し に 来た !?
《 なんだ あの 術 は ?》
もう いい 俺 が やる 。
ぐ っ う ぅ … うわ ぁ !
ぐ ぅ …!
燻し 身 の 術 。
お前 の 身 の 内 を 燻す 。
チャクラ 血液 内臓 神経 筋肉 すべて 我 が 意のままだ 。
さて ここ は どう かな ?
ぐ わ ~!!
《 はたけ カカシ …》
( ゴッタ ) お前 の 目的 は わかって いる 。
だが 大 蛇 丸 様 に は 指 一 本 触れ させ ない 。
その 前 に 俺 たち が 消し去る 。
木 遁 !
ダメです その 人 を 死な せて は !
( ゴッタ ) なぜ だ ? コイツ は 木 ノ 葉 の 追っ手 だ ぞ 。
包囲 網 を 突破 する の に 有益な 情報 を 聞き出せ ます 。
( ゴッタ ) 知る か ! 大 蛇 丸 様 に 仇 なす もの は 殺す !
だったら その 人 もろとも あなた を …。
( カカシ ) うわ ぁ ~!!
いい 度胸 だ 。
だが わかって いる だろう な ?
もし お前 の 判断 が 間違って いたら →
その とき は お前 も …。
《 木 遁 … ヤツ は 根 の …》
意識 が 戻った ようです ね 。
これ から いろいろ と 聞か せて もらい ます よ 。
( カカシ ) ここ は なんだ ? なぜ お前 が ここ に いる ?
質問 する の は 僕 の ほう な のに 。
木 遁 !
う ぅっ ! ( 甲 ) なぜ ここ が わかり ました ?
偶然だ 。 まったく ついて ない ぜ 。
( うめき声 )
あと は 木 ノ 葉 同士 うまく やる だろう 。
木 ノ 葉 は どこ まで →
大 蛇 丸 様 の 情報 を つかんで い ます か ね ?
( カカシ ) う ぅ … うわ ~!
いい でしょう どこまでも つきあい ます よ 。
いずれ は しゃべる こと に …。
すみません 。 こう する しか なくて …。
お前 …。 ダンゾウ 様 の 命 です 。
ここ で 大 蛇 丸 様 を 待て と 。
やはり か 。 大 蛇 丸 を 逃がそう と いう ハラ だ な 。
いえ 思い は 同じです よ 。
ダンゾウ 様 は 木 ノ 葉 を 第 一 に 考えて い ます 。
なにより 恐れ ねば なら ない の は 大 蛇 丸 様 の 里 外 流出 。
これ を 止めよ と 私 を ここ に つかわ せた のです 。
どう だ か な …。
大 蛇 丸 は 重傷 を 負って いる 。
体 が 動か なければ 情報 も 意味 は ない 。
果たして ここ に やってくる か …。
( 甲 ) だ から こそ 情報 が 必要 か と 。
それ で ? さっき の ヤツ ら 大 蛇 丸 と つながって いる の か ?
何者 な んだ ? イブリ 一族 。
( 甲 ) 体 を 煙 に する こと が できる 肉体 変化 能力 を 持つ 集団 です 。
大 蛇 丸 様 が 彼ら を 見つけ 実験 対象 と して いた ようです 。
実験 …。
(( これ から 話す こと は ウワサ に すぎ ぬ が →
禁じ られて おる 柱 間 様 の 細胞 移植 実験 を →
続けて おる 者 が いる と いう のだ ))
煙 に 変化 …。
また 戦う こと に なったら あの 術 は 面倒だ な 。
体 の 中 に 入り込ま れた とき →
まったく 体 の 自由 が きか なかった 。
( ゴッタ ) そういう こと か 。
( ゴッタ ) ダンゾウ も しょせん は 木 ノ 葉 の 者 …。
今 の 大 蛇 丸 様 に とって は 敵 と いう こと だ な 。 甲 !
キサマ … 最初 から 俺 たち を !
《 これ だけ の 人数 が 相手 か …》
俺 たち は 大 蛇 丸 様 と ともに ある 。
2 人 と も 大 蛇 丸 様 の ため に 死んで もらう !
(( ユキミ : テンゾウ !
大 蛇 丸 様 の ため に 死んで ))
( ユキミ ) テンゾウ !
テンゾウ に 手出し さ せ ない !
《 テンゾウ ?》
お前 … まだ そんな こと を !
わかって る わかって る わ よ !
テンゾウ は もう 死んだ んでしょう ?
でも …。 もう や だ ! もう 死な せ ない !
( ユキミ ) テンゾウ !
ユキミ … 大 蛇 丸 様 を 裏切る と いう の か !
( ユキミ ) さ ぁ こっち よ !
( カカシ ) 何 が どう なって る ?
こっち よ テンゾウ !
< キミ は もう チャレンジ した かな ?>
< その 第 2 弾 カカシ 篇 が →
現在 開催 中 !
世界中 の 『 NARUTO 』 ファン が 注目 する この 検定 に 参加 して い ない キミ !
今 から でも まだ 間に合う ぞ !>
この 通路 は どこ に つながって る んだ ?
外 に 出る の 。 えっ …。
( カカシ ) 俺 たち を 大 蛇 丸 から 引き離そう って こと か 。
( ユキミ ) 知ら ない 。
甲 。 えっ ええ …。
ねぇ 外 に 出る って 本当に ?
( ユキミ ) 本当 よ 。
でも 外 に 出たら 風 は 怖く ない の ?
私 どうしても 見 たい もの が ある の 。
あっ !
( 甲 ) どうした の ?
ねぇ 聞こえ ない ? えっ ?
耳 を すまして かすかだ けど 確かに 聞こえる 。
あっ 聞こえる !
私 見て み たい の 。 この 音 が どこ から 聞こえて くる の か 。
テンゾウ と 一緒に !
えっ …。
しまった !
こんな ところ で 置いてきぼり か よ 。
( ユキミ ) うわ ぁ … はっ よっ と !
( 甲 ) ずるい で すよ ! お 願い です から →
僕 の 体 から 出て 行って ください !
( ユキミ ) ダメ ! あの 音 の する 場所 まで は →
テンゾウ と 私 は 2 人きり !
は ぁ …。
はっ たっ はっ 気持 いい !
今 の 2 人 なら なんでも でき そうな 気 が する !
2 人 …。
やっと 出た 。
上 の ほう に 登り 続ければ と は 思って いた けど →
まったく … 今日 は 運 が いい んだ か 悪い んだ か …。
誰 だ !?
( ゴッタ ) ユキミ は どこ だ ? さ ぁ 知ら ない ね 。
また 逆らう 気 か 。
あの 苦し み を 忘れた わけで は ある まい 。
《 煙 ならば !》
♪♪~
《 もらった !》
甘い わ !
ならば !
♪♪~
( ユキミ ) わ ぁ ~!
聞こえて くる よ あの 音 が ! ワクワク する ね テンゾウ !
( 甲 ) ええ ま ぁ …。
よし それ じゃ !
ここ なら 大丈夫 ね 。 じゃあ じっと して て 。
はい オッケー !
( 風 の 音 )
もう 大丈夫 よ 。 さあ 行こう !
ここ な の ね … ここ だった の ね 。
わ ぁ … すごい ! 人 も いっぱい !
なんだか いい に おい も する 。
何 か な ? テンゾウ 。
なに あれ 。 声 が で か いって …。
何 よ 失礼 しちゃ う 。
何 やって んだ オメエ は !
大切な 商品 を 傷 物 に しち まって !!
ジャーン !!
どう ? テンゾウ 。 お 似合い … です ね 。
♪♪~
《 ヤツ に 攻撃 を 当てる に は 不意打ち しか ない !》
しまった !
フン 。
う っ … ぐう っ …。 ( ゴッタ ) もう 終わり だ 。
さあ 言え ! ユキミ は どこ だ !
分身 と は いえ 自分 自身 を 斬った 感想 は どう だ ?
う っ …。
うわ ~ っ !!
( ゴッタ ) ユキミ …。
大 蛇 丸 様 を 救える の は …。
もう お前 しか …。
何の こと だ ? おい !
( 甲 ) どう でした ? 楽しかった ?
( ユキミ ) う ~ ん …。
でも 実際 に 見て みたら →
思って たより イマイチ か な 。
イマイチ … です か 。
お祭り って 想像 して いた こと と 全然 違って たし →
1 人 で 来たら どうして いい か わから なかった かも 。
でも 今日 は テンゾウ と 2 人 だった から →
とっても 楽しかった !
そう だ ね … 2 人 だった から …。
僕 も 実験 体 だった んだ よ 。 えっ ?
体 を いじら れて ジッと 見 られて 痛くて 苦しかった な 。
いっぱい いた 仲間 も い なく なっちゃ って 。
1 人 に なる と ね 死ぬ こと ばっかり 想像 しちゃ うんだ 。
でも ね 2 人 だ と 生きる こと ばかり 想像 する んだ 。
2 人 で ど っか 行く ?
冗談 だ ろ 。
一緒に 帰ろう キミ の 村 に 。
キミ は 今 すぐ 家 に 戻ら なければ なら ない 。
さ ぁ 行こう 。
ちょっと 待って ください カカシ さん 。
何 か あった んです か ? 甲 。
大 蛇 丸 を 捕まえる に は その 子 が 必要な んだ 。
その 子 が いる かぎり 大 蛇 丸 は 必ず ここ に 来る 。
(( 私 たち で は ダメだ 。
若い ユキミ の 血 を 大 蛇 丸 様 に 与え ねば …))
おとり に ? これ は 任務 だ 。
僕 の 任務 は カカシ さん が 疑って いた とおり →
大 蛇 丸 を 逃がす こと です 。 なに ?
甲 !
僕 は テンゾウ です !
ふざける な !
♪♪~
テンゾウ どうした の 何 が あった の ?
♪♪~