NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 17 - 369 - 本当の 夢
< 柱 間 : 夢 の ようだった 。
うち は と 千手 が 手 を 組んだ のだ 。
もう 多く の 犠牲 が 出る こと も ない 。
多く の 子供 たち の 死 も 必要 なくなる >
< そして 俺 たち は →
一 から 里 づくり を 始めた >
< その後 火 の 国 と 手 を 組み →
国 と 里 が 同等の 立場 で 組織 する →
平安 の 国 づくり も 始まった >
< とにかく 夢 の ようだった >
♪♪~
(( 柱 間 : 覚えて る か ? ガキ の 頃 に ここ で 話した こと 。
( マダラ ) ああ 。
( 柱 間 ) ここ に 俺 たち の 集落 を つくろう 。
( マダラ ) えっ ? ( 柱 間 ) その 集落 は →
子供 が 殺し 合わ なくて いい ように する 。
子供 が ちゃんと 強く 大きく なる ため の →
訓練 する 学校 を つくる 。
個人 の 能力 や 力 に 合わせて 任務 を 選べる 。
ん でも って 依頼 レベル を →
ちゃんと 振り分け られる 上役 を 作る 。
子供 を 激しい 戦地 へ 送ったり し なくて いい 集落 だ 。
( マダラ ) フッ そんな バカな こと 言って ん の お前 くらい だ ぞ 。
お前 は どう な んだ よ ?
悪く は ねえ な 。
だったら 決まり ぞ 。 ああ 。
その 集落 つくったら 今度 こそ 弟 を →
一望 できる ここ から しっかり 守って やる 。
フフッ 。
ヘヘヘッ 。
あれ は ただ の 夢 の 話 だ と 思って た 。
つかもう と すれば →
でき ない こと は なかった って のに 俺 は …。
これ から 夢 が 現実 に なる 。
火 の 国 を 守る 影 の 忍 の 長 →
名 を 火影 どう だ ?
何 だ それ 。
火 の 国 から 里 の 代表 を 決める よう 要請 が あった んだ 。
( 柱 間 ) お前 に 長 を やって ほしい と 思って いる 。
火影 を 。
もう お前 に 兄弟 は い ない が →
この 里 の 忍 たち は →
皆 お前 の 兄弟 だ と 思って ほしい 。
しっかり と 皆 を 見守って ほしい んだ 。
( マダラ ) うち は の 兄弟 すら 守れ なかった この 俺 に 。
瓦 間 。 ( 板 間 ) う う っ う っ …。
( 柱 間 ) 板 間 ! 板 間 !
( 柱 間 ) ああ ~ うわ ぁ ~!
くっ う ぅ …。
ど どう した んだ よ 。
弟 が 死んだ 。
ここ へ 来る の は 川 を 見て る と →
心 の 中 の モヤモヤ が 流さ れて く 気 が する から だ 。
そう だった の か 。
( 柱 間 ) マダラ だ っけ か ?
お前 も そうだったり して な 。
( 柱 間 ) お前 兄弟 と か いる か ?
( マダラ ) 俺 は 5 人 兄弟 →
だった 。
( 柱 間 ) なぁ もう 兄弟 は い ねえ の か ?
いや 1 人 だけ 弟 が 残って る 。
その 弟 だけ は 何 が あろう と 俺 が 守る 。
お前 の 兄弟 は ?
俺 も 1 人 残って る 俺 も 絶対 に 弟 は 守る つもり ぞ 。
( 扉 間 ) 飛 雷神 斬り !
イズナ !
ハァ ハァ 。
弱気に なって る 暇 なんて ない ぞ 。
うち は に 千手 は もちろん と して →
猿 飛 一族 に 志村 一族 も 仲間 に 入り たい そうだ から な 。
ウソ だ ろ 。 ほんと か よ それ 。
その他 に も まだまだ この 里 は どんどん 大きく なる ぞ 。
そろそろ 里 の 名前 も 決め ない と な 。
何 か 案 ある か ?
♪♪~
( マダラ ) 木 ノ 葉 隠れ の 里 って の は どう だ ?
( 柱 間 ) 単純 ぞ 。 ひねり も ない ぞ 。 見た まま ぞ 。
火影 と どう 違う んだ コラッ !
て か まだ 直って ねえ の か その 落ち込み 癖 ))
< 長い 時間 かかった が →
俺 たち は 昔 の 仲 に 戻れた 気 が した >
(( それ で その 火影 って の は 里 に ずっと いて →
みんな を 見守る 役目 って こと だ ろ 。
それ も ある が そういう 意味 だけ じゃ ない 。
これ から 里 づくり が 本格 化 する に あたって →
火影 も 忙しく なる 。
だから お前 の で かい 顔 岩 を この 足 もと の 岩 に 彫る 。
この 里 を 守る 象徴 だ ぞ 。
冗談 だ ろ 。
顔 が イカツ すぎる から ほんの 少し 手 を 加える けど な 。
て め え の 情け ねえ 落ち込み 顔 より ずっと マシ だ ろ 。
そんなに 情けない ぞ ?
フフフ ああ 十分 すぎる ほど 情け ねえ 。
( 柱 間 ) そう か 。 ( マダラ ) フフフ 。
( 扉 間 ) ここ に いた の か 。 こんな ところ で なに 油 売って る !
( 扉 間 ) 火 の 国 の 大名 たち が 会談 に 来る 頃 だ ぞ !
扉 間 か …。
( 扉 間 ) 火影 だ と ? 何 を 勝手な こと を 。
マダラ を 長 の 候補 と して 推薦 する まで は いい 。
だが 決定 は 火 の 国 と 里 の 民意 を 聞き つつ →
上役 と 相談 して 決める 。 もう 父上 の とき と は 違う 。
しかし …。 そして うち は マダラ が →
長 に 選ば れる こと は まず ない 。
皆 わかって る 。
里 を つくった 立役者 は 兄 者 の ほう だ と 。
それ は うち は の 者 たち まで 言って る こと だ 。
それ に 兄 者 は うち は の 噂 を 知ら ない の か ?
やつ ら の 瞳 力 は 憎しみ の 強い 者 ほど 強く あらわれる 。
写 輪 眼 が そう だ 。
何 を しでかす か わから ぬ 連中 だ 。 これ から の 里 に とって …。
そういう 言い 方 は よせ 扉 間 。
ん ? ( 物音 )
ここ に 誰 かいた ような 気 が した ぞ 。
扉 間 お前 なら わかる だ ろ ?
いや 今 は チャクラ を 練って ない 。 話 を そらす な 兄 者 。
これ から は 民主 的な 運営 を やっていく 。
異議 は ある か ?
( 柱 間 ) いや それ で いい ))
< そして 俺 は 初代 火影 と なった >
俺 は 初代 火影 と なった 。
( 柱 間 ) 戦乱 の 世 忍 と 忍 が →
命 を 取り合う 一族 同士 の 対立 から →
うち は と 千手 が 手 を 取り合って できた 忍 の 理想郷 。
平和 を 求め 生まれた 忍 里 それ が 木 ノ 葉 隠れ の 里 だ 。
その 初代 火影 に 俺 は なった 。
(( マダラ : これ は うち は に 代々 伝わる 石碑 。
他 族 に 見せた こと は 一 度 も ない 。
解読 する に は 瞳 力 が 必要な 特別な 読み物 だ 。
今 の 俺 が 解読 できる ところ まで に こう 書いて ある 。
「1 つ の 神 が 安定 を 求め →
陰 と 陽 に 分 極 した 相反する 2 つ は 作用 し 合い →
森羅 万象 を 得る 」。
これ は すべて に 当てはまる 道理 だ 。
つまり 相反する 2 つ の 力 が 協力 する こと で →
本当の 幸せ が ある と うたって いる 。
だが 別の とらえ 方 も できる 。
柱 間 俺 が 何も 知ら ない と 思う か ?
扉 間 の こと は 俺 に 任せて くれ 。
お前 なし で は やれ ない 。
火影 の 右腕 と して 兄弟 と して ともに 協力 して くれ 。
いずれ 民 も お前 の よ さ に 気づく 。 その 時 二 代 目 と して …。
お前 の あと おそらく あの 扉 間 が 火影 と なろう 。
そう なれば うち は は いずれ 消さ れて いく 。
それ が わかって いて 里 を 出る よう うち は の 他 の 者 に 声 を かけた が →
誰一人 俺 に ついてくる 者 は い ない ようだ 。
マダラ 。
弟 も 守れ なかった 。
一族 を 守る と 弟 と 交わした 約束 も 守れ そうに ない 。
守り たい 同族 から も 信用 さ れて い ない 。
そんな こと は ない 。 皆 すぐに …。
あの 時 お前 に 弟 を 殺せ と 断定 する べきだった の かも な 。
お前 は 俺 を 兄弟 と いう 。 だが 里 の ため に どちら を 斬 れる ?
( マダラ ) 俺 は お前 の こと を よく わかって いる つもりだ 。
これ 以上 は 無理だ 。
俺 は 里 を 出て 行く 。
俺 は 別の 道 を 見つけた 。
はらわた を 見せ 合った から こそ 見えた 。
協力 と は いわば 静かな 争い で しか ない 。
そんな こと は ない ! 俺 が そう は させ ん !
現実 を どう とらえる か だ 柱 間 。
ただ 卑屈な の は やめ に しよう 。
この世 は ただ の 余興 と 見る ほう が まだ 健全だ 。
俺 の 話 を 聞いて る の か マダラ !
俺 と 対等に 争 える の は お前 だけ だ 。
本当の 夢 の 道 へ 行く まで お前 と の 戦い を 楽しむ さ 。
本当の 夢 って 何 だ ?
俺 たち の 目指した もん は この 里 に ある んだろう が !
お前 は 見え ない の さ 。 更に この先 が 。
先 の 夢 が 。
だったら その先 の 夢 って の を 教えて くれ 。
この 里 の 夢 と つながる なら 導き 役 と して お前 の 力 が 必要だ 。
上役 と して も 。 そして … 友 と して も 。
フッ … つながり など ない 。
そして お前 に は 決して 届か ない 。
俺 の あと を 追いかけて も 無駄だ 。
お前 なら 知って る だ ろ 。
俺 の 後ろ に 立てる やつ など い ない と ))
< そう 言って マダラ は 里 を 出た >
<2 人 で 届いた 場所 →
マダラ と 俺 が 望んだ 里 に マダラ は い なく なった 。
だが 世界 で は かつて の 対立 した ライバル →
うち は と 千手 が 手 を 組み 作り上げた →
忍 族 連合 体 である 里 システム を 皆 高く 評価 し 真似て いった 。
火 の 国 で 始まった 木 ノ 葉 隠れ の 里 と →
里 を 治める 長 と いう システム が →
大国 に 飛び火 して いった のである 。
雷 の 国 に は 雲隠れ の 里 が おこり 長 を 雷 影 と 名のり →
土 の 国 に は 岩 隠れ の 里 が おこり 長 を 土 影 と 名のり →
水 の 国 に は 霧 隠れ の 里 が おこり 長 を 水 影 と 名のり →
そして 風 の 国 に は →
砂 隠れ の 里 が おこり 長 を 風 影 と 名のった 。
大国 だけ で は なく 小国 に も この システム は 受け継が れて いった 。
マダラ と 俺 の 夢 が 叶った のだ >
< 忍 の 子供 たち も 戦う こと で は なく →
学ぶ こと 遊ぶ こと を 知り →
酒 の 味 を 知る まで 生きて いける ように なる >
< だが マダラ は かつて の 夢 を 潰す か の ごとく →
木 ノ 葉 の 里 を 襲って きた >
(( 柱 間 : 今 まで の こと を 俺 たち の 努力 を →
無駄に する の か マダラ 。
俺 と お前 が 戦った ところ で 何も 生まれ ん 。
この 戦い は 里 と 忍 を 傷つける だけ だ 。
俺 たち の 兄弟 を 仲間 を 侮辱 する だけ だ ぞ 。
お前 に 俺 の …。
俺 は お前 を 殺し たく ない 。
それ は 俺 を いつでも 殺せる って こと か ?
違う 。 俺 たち は 友 だ と …。
俺 は もう 届いた の さ !
( 咆哮 )
しかたない 。
仙法 木 遁 真 数 千手 !
いく ぞ マダラ 。 来い 柱 間 !
(2 人 ) う お ~!
頂上 化 仏 !
♪♪~
スサノオ を 剥がさ れた か 。 ん っ !
( 足音 )
ハァ ハァ ハァ …。
いく ぞ 。
廓庵 入 鄽垂 手 !
♪♪~
マダラ !
柱 間 !))
( 開演 ブザー )
皆様 お 変わり ございませ ん か ?
美 空 ひばり です 。
では 最後 まで ご ゆっくり お 楽しみ ください 。
( 宮本 )『 木曜 8 時 の コンサート 名曲 ! に っぽ ん の 歌 』。
( 松丸 ) 夏 らしく ひまわり に 囲ま れて 始まり ました 。