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ナルト- 疾風伝 (Naruto), NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン17 - 369 - 本当の夢

NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 17 - 369 - 本当の 夢

< 柱 間 : 夢 の ようだった 。

うち は と 千手 が 手 を 組んだ のだ 。

もう 多く の 犠牲 が 出る こと も ない 。

多く の 子供 たち の 死 も 必要 なくなる >

< そして 俺 たち は →

一 から 里 づくり を 始めた >

< その後 火 の 国 と 手 を 組み →

国 と 里 が 同等の 立場 で 組織 する →

平安 の 国 づくり も 始まった >

< とにかく 夢 の ようだった >

♪♪~

(( 柱 間 : 覚えて る か ? ガキ の 頃 に ここ で 話した こと 。

( マダラ ) ああ 。

( 柱 間 ) ここ に 俺 たち の 集落 を つくろう 。

( マダラ ) えっ ? ( 柱 間 ) その 集落 は →

子供 が 殺し 合わ なくて いい ように する 。

子供 が ちゃんと 強く 大きく なる ため の →

訓練 する 学校 を つくる 。

個人 の 能力 や 力 に 合わせて 任務 を 選べる 。

ん でも って 依頼 レベル を →

ちゃんと 振り分け られる 上役 を 作る 。

子供 を 激しい 戦地 へ 送ったり し なくて いい 集落 だ 。

( マダラ ) フッ そんな バカな こと 言って ん の お前 くらい だ ぞ 。

お前 は どう な んだ よ ?

悪く は ねえ な 。

だったら 決まり ぞ 。 ああ 。

その 集落 つくったら 今度 こそ 弟 を →

一望 できる ここ から しっかり 守って やる 。

フフッ 。

ヘヘヘッ 。

あれ は ただ の 夢 の 話 だ と 思って た 。

つかもう と すれば →

でき ない こと は なかった って のに 俺 は …。

これ から 夢 が 現実 に なる 。

火 の 国 を 守る 影 の 忍 の 長 →

名 を 火影 どう だ ?

何 だ それ 。

火 の 国 から 里 の 代表 を 決める よう 要請 が あった んだ 。

( 柱 間 ) お前 に 長 を やって ほしい と 思って いる 。

火影 を 。

もう お前 に 兄弟 は い ない が →

この 里 の 忍 たち は →

皆 お前 の 兄弟 だ と 思って ほしい 。

しっかり と 皆 を 見守って ほしい んだ 。

( マダラ ) うち は の 兄弟 すら 守れ なかった この 俺 に 。

瓦 間 。 ( 板 間 ) う う っ う っ …。

( 柱 間 ) 板 間 ! 板 間 !

( 柱 間 ) ああ ~ うわ ぁ ~!

くっ う ぅ …。

ど どう した んだ よ 。

弟 が 死んだ 。

ここ へ 来る の は 川 を 見て る と →

心 の 中 の モヤモヤ が 流さ れて く 気 が する から だ 。

そう だった の か 。

( 柱 間 ) マダラ だ っけ か ?

お前 も そうだったり して な 。

( 柱 間 ) お前 兄弟 と か いる か ?

( マダラ ) 俺 は 5 人 兄弟 →

だった 。

( 柱 間 ) なぁ もう 兄弟 は い ねえ の か ?

いや 1 人 だけ 弟 が 残って る 。

その 弟 だけ は 何 が あろう と 俺 が 守る 。

お前 の 兄弟 は ?

俺 も 1 人 残って る 俺 も 絶対 に 弟 は 守る つもり ぞ 。

( 扉 間 ) 飛 雷神 斬り !

イズナ !

ハァ ハァ 。

弱気に なって る 暇 なんて ない ぞ 。

うち は に 千手 は もちろん と して →

猿 飛 一族 に 志村 一族 も 仲間 に 入り たい そうだ から な 。

ウソ だ ろ 。 ほんと か よ それ 。

その他 に も まだまだ この 里 は どんどん 大きく なる ぞ 。

そろそろ 里 の 名前 も 決め ない と な 。

何 か 案 ある か ?

♪♪~

( マダラ ) 木 ノ 葉 隠れ の 里 って の は どう だ ?

( 柱 間 ) 単純 ぞ 。 ひねり も ない ぞ 。 見た まま ぞ 。

火影 と どう 違う んだ コラッ !

て か まだ 直って ねえ の か その 落ち込み 癖 ))

< 長い 時間 かかった が →

俺 たち は 昔 の 仲 に 戻れた 気 が した >

(( それ で その 火影 って の は 里 に ずっと いて →

みんな を 見守る 役目 って こと だ ろ 。

それ も ある が そういう 意味 だけ じゃ ない 。

これ から 里 づくり が 本格 化 する に あたって →

火影 も 忙しく なる 。

だから お前 の で かい 顔 岩 を この 足 もと の 岩 に 彫る 。

この 里 を 守る 象徴 だ ぞ 。

冗談 だ ろ 。

顔 が イカツ すぎる から ほんの 少し 手 を 加える けど な 。

て め え の 情け ねえ 落ち込み 顔 より ずっと マシ だ ろ 。

そんなに 情けない ぞ ?

フフフ ああ 十分 すぎる ほど 情け ねえ 。

( 柱 間 ) そう か 。 ( マダラ ) フフフ 。

( 扉 間 ) ここ に いた の か 。 こんな ところ で なに 油 売って る !

( 扉 間 ) 火 の 国 の 大名 たち が 会談 に 来る 頃 だ ぞ !

扉 間 か …。

( 扉 間 ) 火影 だ と ? 何 を 勝手な こと を 。

マダラ を 長 の 候補 と して 推薦 する まで は いい 。

だが 決定 は 火 の 国 と 里 の 民意 を 聞き つつ →

上役 と 相談 して 決める 。 もう 父上 の とき と は 違う 。

しかし …。 そして うち は マダラ が →

長 に 選ば れる こと は まず ない 。

皆 わかって る 。

里 を つくった 立役者 は 兄 者 の ほう だ と 。

それ は うち は の 者 たち まで 言って る こと だ 。

それ に 兄 者 は うち は の 噂 を 知ら ない の か ?

やつ ら の 瞳 力 は 憎しみ の 強い 者 ほど 強く あらわれる 。

写 輪 眼 が そう だ 。

何 を しでかす か わから ぬ 連中 だ 。 これ から の 里 に とって …。

そういう 言い 方 は よせ 扉 間 。

ん ? ( 物音 )

ここ に 誰 かいた ような 気 が した ぞ 。

扉 間 お前 なら わかる だ ろ ?

いや 今 は チャクラ を 練って ない 。 話 を そらす な 兄 者 。

これ から は 民主 的な 運営 を やっていく 。

異議 は ある か ?

( 柱 間 ) いや それ で いい ))

< そして 俺 は 初代 火影 と なった >

俺 は 初代 火影 と なった 。

( 柱 間 ) 戦乱 の 世 忍 と 忍 が →

命 を 取り合う 一族 同士 の 対立 から →

うち は と 千手 が 手 を 取り合って できた 忍 の 理想郷 。

平和 を 求め 生まれた 忍 里 それ が 木 ノ 葉 隠れ の 里 だ 。

その 初代 火影 に 俺 は なった 。

(( マダラ : これ は うち は に 代々 伝わる 石碑 。

他 族 に 見せた こと は 一 度 も ない 。

解読 する に は 瞳 力 が 必要な 特別な 読み物 だ 。

今 の 俺 が 解読 できる ところ まで に こう 書いて ある 。

「1 つ の 神 が 安定 を 求め →

陰 と 陽 に 分 極 した 相反する 2 つ は 作用 し 合い →

森羅 万象 を 得る 」。

これ は すべて に 当てはまる 道理 だ 。

つまり 相反する 2 つ の 力 が 協力 する こと で →

本当の 幸せ が ある と うたって いる 。

だが 別の とらえ 方 も できる 。

柱 間 俺 が 何も 知ら ない と 思う か ?

扉 間 の こと は 俺 に 任せて くれ 。

お前 なし で は やれ ない 。

火影 の 右腕 と して 兄弟 と して ともに 協力 して くれ 。

いずれ 民 も お前 の よ さ に 気づく 。 その 時 二 代 目 と して …。

お前 の あと おそらく あの 扉 間 が 火影 と なろう 。

そう なれば うち は は いずれ 消さ れて いく 。

それ が わかって いて 里 を 出る よう うち は の 他 の 者 に 声 を かけた が →

誰一人 俺 に ついてくる 者 は い ない ようだ 。

マダラ 。

弟 も 守れ なかった 。

一族 を 守る と 弟 と 交わした 約束 も 守れ そうに ない 。

守り たい 同族 から も 信用 さ れて い ない 。

そんな こと は ない 。 皆 すぐに …。

あの 時 お前 に 弟 を 殺せ と 断定 する べきだった の かも な 。

お前 は 俺 を 兄弟 と いう 。 だが 里 の ため に どちら を 斬 れる ?

( マダラ ) 俺 は お前 の こと を よく わかって いる つもりだ 。

これ 以上 は 無理だ 。

俺 は 里 を 出て 行く 。

俺 は 別の 道 を 見つけた 。

はらわた を 見せ 合った から こそ 見えた 。

協力 と は いわば 静かな 争い で しか ない 。

そんな こと は ない ! 俺 が そう は させ ん !

現実 を どう とらえる か だ 柱 間 。

ただ 卑屈な の は やめ に しよう 。

この世 は ただ の 余興 と 見る ほう が まだ 健全だ 。

俺 の 話 を 聞いて る の か マダラ !

俺 と 対等に 争 える の は お前 だけ だ 。

本当の 夢 の 道 へ 行く まで お前 と の 戦い を 楽しむ さ 。

本当の 夢 って 何 だ ?

俺 たち の 目指した もん は この 里 に ある んだろう が !

お前 は 見え ない の さ 。 更に この先 が 。

先 の 夢 が 。

だったら その先 の 夢 って の を 教えて くれ 。

この 里 の 夢 と つながる なら 導き 役 と して お前 の 力 が 必要だ 。

上役 と して も 。 そして … 友 と して も 。

フッ … つながり など ない 。

そして お前 に は 決して 届か ない 。

俺 の あと を 追いかけて も 無駄だ 。

お前 なら 知って る だ ろ 。

俺 の 後ろ に 立てる やつ など い ない と ))

< そう 言って マダラ は 里 を 出た >

<2 人 で 届いた 場所 →

マダラ と 俺 が 望んだ 里 に マダラ は い なく なった 。

だが 世界 で は かつて の 対立 した ライバル →

うち は と 千手 が 手 を 組み 作り上げた →

忍 族 連合 体 である 里 システム を 皆 高く 評価 し 真似て いった 。

火 の 国 で 始まった 木 ノ 葉 隠れ の 里 と →

里 を 治める 長 と いう システム が →

大国 に 飛び火 して いった のである 。

雷 の 国 に は 雲隠れ の 里 が おこり 長 を 雷 影 と 名のり →

土 の 国 に は 岩 隠れ の 里 が おこり 長 を 土 影 と 名のり →

水 の 国 に は 霧 隠れ の 里 が おこり 長 を 水 影 と 名のり →

そして 風 の 国 に は →

砂 隠れ の 里 が おこり 長 を 風 影 と 名のった 。

大国 だけ で は なく 小国 に も この システム は 受け継が れて いった 。

マダラ と 俺 の 夢 が 叶った のだ >

< 忍 の 子供 たち も 戦う こと で は なく →

学ぶ こと 遊ぶ こと を 知り →

酒 の 味 を 知る まで 生きて いける ように なる >

< だが マダラ は かつて の 夢 を 潰す か の ごとく →

木 ノ 葉 の 里 を 襲って きた >

(( 柱 間 : 今 まで の こと を 俺 たち の 努力 を →

無駄に する の か マダラ 。

俺 と お前 が 戦った ところ で 何も 生まれ ん 。

この 戦い は 里 と 忍 を 傷つける だけ だ 。

俺 たち の 兄弟 を 仲間 を 侮辱 する だけ だ ぞ 。

お前 に 俺 の …。

俺 は お前 を 殺し たく ない 。

それ は 俺 を いつでも 殺せる って こと か ?

違う 。 俺 たち は 友 だ と …。

俺 は もう 届いた の さ !

( 咆哮 )

しかたない 。

仙法 木 遁 真 数 千手 !

いく ぞ マダラ 。 来い 柱 間 !

(2 人 ) う お ~!

頂上 化 仏 !

♪♪~

スサノオ を 剥がさ れた か 。 ん っ !

( 足音 )

ハァ ハァ ハァ …。

いく ぞ 。

廓庵 入 鄽垂 手 !

♪♪~

マダラ !

柱 間 !))

( 開演 ブザー )

皆様 お 変わり ございませ ん か ?

美 空 ひばり です 。

では 最後 まで ご ゆっくり お 楽しみ ください 。

( 宮本 )『 木曜 8 時 の コンサート 名曲 ! に っぽ ん の 歌 』。

( 松丸 ) 夏 らしく ひまわり に 囲ま れて 始まり ました 。

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NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 17 - 369 - 本当の 夢 ||しっぷう|つたい|しーずん|ほんとうの|ゆめ Naruto Shippuden - Season 17 - 369 - True Dreams

< 柱 間 : 夢 の ようだった 。 ちゅう|あいだ|ゆめ||

うち は と 千手 が 手 を 組んだ のだ 。 |||せんじゅ||て||くんだ|

もう 多く の 犠牲 が 出る こと も ない 。 |おおく||ぎせい||でる|||

多く の 子供 たち の 死 も 必要 なくなる > おおく||こども|||し||ひつよう|

<  そして   俺 たち は → |おれ||

一 から 里 づくり を 始めた > ひと||さと|||はじめた

<  その後   火 の 国 と 手 を 組み → そのご|ひ||くに||て||くみ

国 と 里 が 同等の 立場 で 組織 する → くに||さと||どうとうの|たちば||そしき|

平安 の 国 づくり も 始まった > へいあん||くに|||はじまった

<  とにかく 夢 の ようだった > |ゆめ||

♪♪~

(( 柱 間 : 覚えて る か ? ガキ の 頃 に   ここ で 話した こと 。 ちゅう|あいだ|おぼえて|||がき||ころ||||はなした|

( マダラ ) ああ 。 まだら|

( 柱 間 ) ここ に 俺 たち の 集落 を つくろう 。 ちゅう|あいだ|||おれ|||しゅうらく||

( マダラ ) えっ ? ( 柱 間 ) その 集落 は → まだら||ちゅう|あいだ||しゅうらく|

子供 が 殺し 合わ なくて いい ように する 。 こども||ころし|あわ|||よう に|

子供 が ちゃんと 強く 大きく なる ため の → こども|||つよく|おおきく|||

訓練 する 学校 を つくる 。 くんれん||がっこう||

個人 の 能力 や 力 に 合わせて 任務 を 選べる 。 こじん||のうりょく||ちから||あわせて|にんむ||えらべる

ん でも って   依頼 レベル を → |||いらい|れべる|

ちゃんと 振り分け られる 上役 を 作る 。 |ふり わけ||うわやく||つくる

子供 を 激しい 戦地 へ 送ったり し なくて いい 集落 だ 。 こども||はげしい|せんち||おくったり||||しゅうらく|

( マダラ ) フッ   そんな バカな こと 言って ん の   お前 くらい だ ぞ 。 まだら|||ばかな||いって|||おまえ|||

お前 は   どう な んだ よ ? おまえ|||||

悪く は ねえ な 。 わるく|||

だったら 決まり ぞ 。 ああ 。 |きまり||

その 集落 つくったら 今度 こそ   弟 を → |しゅうらく||こんど||おとうと|

一望 できる   ここ から しっかり 守って やる 。 いちぼう|||||まもって|

フフッ 。

ヘヘヘッ 。

あれ は   ただ の 夢 の 話 だ と 思って た 。 ||||ゆめ||はなし|||おもって|

つかもう と すれば →

でき ない こと は なかった って のに   俺 は …。 |||||||おれ|

これ から 夢 が 現実 に なる 。 ||ゆめ||げんじつ||

火 の 国 を 守る   影 の 忍 の 長 → ひ||くに||まもる|かげ||おし||ちょう

名 を 火影   どう だ ? な||ほかげ||

何 だ   それ 。 なん||

火 の 国 から 里 の 代表 を 決める よう 要請 が あった んだ 。 ひ||くに||さと||だいひょう||きめる||ようせい|||

( 柱 間 ) お前 に 長 を やって ほしい と 思って いる 。 ちゅう|あいだ|おまえ||ちょう|||||おもって|

火影 を 。 ほかげ|

もう   お前 に 兄弟 は い ない が → |おまえ||きょうだい||||

この 里 の 忍 たち は → |さと||おし||

皆   お前 の 兄弟 だ と 思って ほしい 。 みな|おまえ||きょうだい|||おもって|

しっかり と 皆 を 見守って ほしい んだ 。 ||みな||みまもって||

( マダラ ) うち は の 兄弟 すら 守れ なかった   この 俺 に 。 まだら||||きょうだい||まもれ|||おれ|

瓦 間 。 ( 板 間 ) う う っ   う っ …。 かわら|あいだ|いた|あいだ|||||

( 柱 間 ) 板 間 !  板 間 ! ちゅう|あいだ|いた|あいだ|いた|あいだ

( 柱 間 ) ああ ~  うわ ぁ ~! ちゅう|あいだ|||

くっ   う ぅ …。

ど   どう した んだ よ 。

弟 が   死んだ 。 おとうと||しんだ

ここ へ 来る の は   川 を 見て る と → ||くる|||かわ||みて||

心 の 中 の モヤモヤ が 流さ れて く 気 が する から だ 。 こころ||なか||もやもや||ながさ|||き||||

そう だった の か 。

( 柱 間 ) マダラ   だ っけ か ? ちゅう|あいだ|まだら|||

お前 も   そうだったり して な 。 おまえ||そう だったり||

( 柱 間 ) お前   兄弟 と か いる か ? ちゅう|あいだ|おまえ|きょうだい||||

( マダラ ) 俺 は  5 人 兄弟 → まだら|おれ||じん|きょうだい

だった 。

( 柱 間 ) なぁ   もう   兄弟 は い ねえ の か ? ちゅう|あいだ|||きょうだい|||||

いや  1 人 だけ   弟 が 残って る 。 |じん||おとうと||のこって|

その 弟 だけ は 何 が あろう と   俺 が 守る 。 |おとうと|||なん||||おれ||まもる

お前 の 兄弟 は ? おまえ||きょうだい|

俺 も 1 人 残って る 俺 も   絶対 に   弟 は   守る つもり ぞ 。 おれ||じん|のこって||おれ||ぜったい||おとうと||まもる||

( 扉 間 ) 飛 雷神 斬り ! とびら|あいだ|と|らいじん|きり

イズナ !

ハァ   ハァ 。

弱気に なって る 暇 なんて   ない ぞ 。 よわきに|||いとま|||

うち は に   千手 は もちろん と して → |||せんじゅ||||

猿 飛 一族 に   志村 一族 も 仲間 に 入り たい そうだ から な 。 さる|と|いちぞく||しむら|いちぞく||なかま||はいり||そう だ||

ウソ だ ろ 。  ほんと か よ   それ 。 うそ||||||

その他 に も   まだまだ この 里 は   どんどん 大きく なる ぞ 。 そのほか|||||さと|||おおきく||

そろそろ 里 の 名前 も 決め ない と な 。 |さと||なまえ||きめ|||

何 か   案 ある か ? なん||あん||

♪♪~

( マダラ ) 木 ノ 葉 隠れ の 里 って の は どう だ ? まだら|き||は|かくれ||さと|||||

( 柱 間 ) 単純 ぞ 。  ひねり も ない ぞ 。 見た まま ぞ 。 ちゅう|あいだ|たんじゅん||||||みた||

火影 と   どう 違う んだ   コラッ ! ほかげ|||ちがう||

て か   まだ 直って ねえ の か その 落ち込み 癖 )) |||なおって|||||おちこみ|くせ

< 長い 時間 かかった が → ながい|じかん||

俺 たち は   昔 の 仲 に 戻れた 気 が した > おれ|||むかし||なか||もどれた|き||

(( それ で   その 火影 って の は 里 に ずっと いて → |||ほかげ||||さと|||

みんな を 見守る 役目 って こと だ ろ 。 ||みまもる|やくめ||||

それ も ある が そういう 意味 だけ じゃ ない 。 |||||いみ|||

これ から   里 づくり が 本格 化 する に あたって → ||さと|||ほんかく|か|||

火影 も 忙しく なる 。 ほかげ||いそがしく|

だから   お前 の で かい 顔 岩 を この 足 もと の 岩 に 彫る 。 |おまえ||||かお|いわ|||あし|||いわ||ほる

この 里 を 守る   象徴 だ ぞ 。 |さと||まもる|しょうちょう||

冗談 だ ろ 。 じょうだん||

顔 が   イカツ すぎる から   ほんの 少し 手 を 加える けど な 。 かお||||||すこし|て||くわえる||

て め え の 情け ねえ 落ち込み 顔 より ずっと マシ だ ろ 。 ||||なさけ||おちこみ|かお|||||

そんなに 情けない ぞ ? |なさけない|

フフフ   ああ   十分 すぎる ほど 情け ねえ 。 ||じゅうぶん|||なさけ|

( 柱 間 ) そう か 。 ( マダラ ) フフフ 。 ちゅう|あいだ|||まだら|

( 扉 間 ) ここ に いた の か 。 こんな ところ で   なに 油 売って る ! とびら|あいだ||||||||||あぶら|うって|

( 扉 間 ) 火 の 国 の 大名 たち が 会談 に 来る 頃 だ ぞ ! とびら|あいだ|ひ||くに||だいみょう|||かいだん||くる|ころ||

扉 間 か …。 とびら|あいだ|

( 扉 間 ) 火影 だ と ? 何 を 勝手な こと を 。 とびら|あいだ|ほかげ|||なん||かってな||

マダラ を 長 の 候補 と して 推薦 する まで は いい 。 まだら||ちょう||こうほ|||すいせん||||

だが   決定 は 火 の 国 と 里 の 民意 を 聞き つつ → |けってい||ひ||くに||さと||みんい||きき|

上役 と 相談 して 決める 。 もう 父上 の とき と は 違う 。 うわやく||そうだん||きめる||ちちうえ|||||ちがう

しかし …。 そして   うち は マダラ が → ||||まだら|

長 に 選ば れる こと は   まず ない 。 ちょう||えらば|||||

皆 わかって る 。 みな||

里 を つくった 立役者 は 兄 者 の ほう だ と 。 さと|||たてやくしゃ||あに|もの||||

それ は   うち は の 者 たち まで 言って る こと だ 。 |||||もの|||いって|||

それ に   兄 者 は うち は の 噂 を 知ら ない の か ? ||あに|もの|||||うわさ||しら|||

やつ ら の 瞳 力 は   憎しみ の 強い 者 ほど 強く あらわれる 。 |||ひとみ|ちから||にくしみ||つよい|もの||つよく|

写 輪 眼 が そう だ 。 うつ|りん|がん|||

何 を しでかす か わから ぬ 連中 だ 。 これ から の 里 に とって …。 なん||||||れんちゅう|||||さと||

そういう 言い 方 は よせ   扉 間 。 |いい|かた|||とびら|あいだ

ん ? ( 物音 ) |ものおと

ここ に 誰 かいた ような 気 が した ぞ 。 ||だれ|||き|||

扉 間   お前 なら わかる だ ろ ? とびら|あいだ|おまえ||||

いや   今 は チャクラ を 練って ない 。 話 を そらす な   兄 者 。 |いま||||ねって||はなし||||あに|もの

これ から は 民主 的な 運営 を やっていく 。 |||みんしゅ|てきな|うんえい||

異議 は ある か ? いぎ|||

( 柱 間 ) いや   それ で いい )) ちゅう|あいだ||||

<  そして 俺 は 初代 火影 と なった > |おれ||しょだい|ほかげ||

俺 は   初代 火影 と なった 。 おれ||しょだい|ほかげ||

( 柱 間 ) 戦乱 の 世   忍 と 忍 が → ちゅう|あいだ|せんらん||よ|おし||おし|

命 を 取り合う 一族 同士 の 対立 から → いのち||とりあう|いちぞく|どうし||たいりつ|

うち は と 千手 が 手 を 取り合って できた   忍 の 理想郷 。 |||せんじゅ||て||とりあって||おし||りそうきょう

平和 を 求め   生まれた 忍 里 それ が   木 ノ 葉 隠れ の 里 だ 。 へいわ||もとめ|うまれた|おし|さと|||き||は|かくれ||さと|

その   初代 火影 に   俺 は なった 。 |しょだい|ほかげ||おれ||

(( マダラ : これ は   うち は に 代々   伝わる 石碑 。 まだら||||||だいだい|つたわる|せきひ

他 族 に 見せた こと は 一 度 も ない 。 た|ぞく||みせた|||ひと|たび||

解読 する に は   瞳 力 が 必要な 特別な 読み物 だ 。 かいどく||||ひとみ|ちから||ひつような|とくべつな|よみもの|

今 の 俺 が   解読 できる ところ まで に こう 書いて ある 。 いま||おれ||かいどく||||||かいて|

「1 つ の 神 が 安定 を 求め → ||かみ||あんてい||もとめ

陰 と 陽 に 分 極 した 相反する 2 つ は 作用 し 合い → かげ||よう||ぶん|ごく||あいはんする|||さよう||あい

森羅 万象 を 得る 」。 しんら|ばんしょう||える

これ は すべて に 当てはまる 道理 だ 。 ||||あてはまる|どうり|

つまり   相反する 2 つ の 力 が 協力 する こと で → |あいはんする|||ちから||きょうりょく|||

本当の 幸せ が ある と うたって いる 。 ほんとうの|しあわせ|||||

だが   別の とらえ 方 も できる 。 |べつの||かた||

柱 間   俺 が 何も 知ら ない と 思う か ? ちゅう|あいだ|おれ||なにも|しら|||おもう|

扉 間 の こと は 俺 に 任せて くれ 。 とびら|あいだ||||おれ||まかせて|

お前 なし で は やれ ない 。 おまえ|||||

火影 の 右腕 と して 兄弟 と して   ともに 協力 して くれ 。 ほかげ||みぎうで|||きょうだい||||きょうりょく||

いずれ 民 も お前 の よ さ に 気づく 。 その 時   二 代 目 と して …。 |たみ||おまえ|||||きづく||じ|ふた|だい|め||

お前 の あと   おそらく あの 扉 間 が 火影 と なろう 。 おまえ|||||とびら|あいだ||ほかげ||

そう なれば   うち は は いずれ 消さ れて いく 。 ||||||けさ||

それ が わかって いて 里 を 出る よう うち は の 他 の 者 に 声 を かけた が → ||||さと||でる|||||た||もの||こえ|||

誰一人 俺 に ついてくる 者 は い ない ようだ 。 だれひとり|おれ|||もの||||

マダラ 。 まだら

弟 も 守れ なかった 。 おとうと||まもれ|

一族 を 守る と 弟 と 交わした 約束 も 守れ そうに ない 。 いちぞく||まもる||おとうと||かわした|やくそく||まもれ|そう に|

守り たい 同族 から も 信用 さ れて い ない 。 まもり||どうぞく|||しんよう||||

そんな こと は ない 。  皆 すぐに …。 ||||みな|

あの 時   お前 に 弟 を 殺せ と 断定 する べきだった の かも な 。 |じ|おまえ||おとうと||ころせ||だんてい|||||

お前 は 俺 を 兄弟 と いう 。 だが   里 の ため に どちら を 斬 れる ? おまえ||おれ||きょうだい||||さと||||||き|

( マダラ ) 俺 は お前 の こと を よく わかって いる つもりだ 。 まだら|おれ||おまえ|||||||

これ 以上 は   無理だ 。 |いじょう||むりだ

俺 は 里 を 出て 行く 。 おれ||さと||でて|いく

俺 は 別の 道 を 見つけた 。 おれ||べつの|どう||みつけた

はらわた を 見せ 合った から こそ 見えた 。 ||みせ|あった|||みえた

協力 と は いわば 静かな 争い で しか ない 。 きょうりょく||||しずかな|あらそい|||

そんな こと は ない ! 俺 が そう は させ ん ! ||||おれ||||さ せ|

現実 を どう とらえる か だ   柱 間 。 げんじつ||||||ちゅう|あいだ

ただ   卑屈な の は やめ に しよう 。 |ひくつな|||||

この世 は ただ の 余興 と 見る ほう が まだ 健全だ 。 このよ||||よきょう||みる||||けんぜんだ

俺 の 話 を 聞いて る の か   マダラ ! おれ||はなし||きいて||||まだら

俺 と 対等に 争 える の は お前 だけ だ 。 おれ||たいとうに|あらそ||||おまえ||

本当の 夢 の 道 へ 行く まで お前 と の 戦い を 楽しむ さ 。 ほんとうの|ゆめ||どう||いく||おまえ|||たたかい||たのしむ|

本当の 夢 って 何 だ ? ほんとうの|ゆめ||なん|

俺 たち の 目指した もん は この 里 に ある んだろう が ! おれ|||めざした||||さと||||

お前 は 見え ない の さ 。 更に この先 が 。 おまえ||みえ||||さらに|このさき|

先 の 夢 が 。 さき||ゆめ|

だったら   その先 の 夢 って の を 教えて くれ 。 |そのさき||ゆめ||||おしえて|

この 里 の 夢 と つながる なら 導き 役 と して お前 の 力 が 必要だ 。 |さと||ゆめ||||みちびき|やく|||おまえ||ちから||ひつようだ

上役 と して も 。 そして …  友 と して も 。 うわやく|||||とも|||

フッ …  つながり など ない 。

そして   お前 に は 決して 届か ない 。 |おまえ|||けっして|とどか|

俺 の あと を 追いかけて も 無駄だ 。 おれ||||おいかけて||むだだ

お前 なら 知って る だ ろ 。 おまえ||しって|||

俺 の 後ろ に 立てる やつ など い ない と )) おれ||うしろ||たてる|||||

<  そう 言って   マダラ は 里 を 出た > |いって|まだら||さと||でた

<2 人 で 届いた 場所 → じん||とどいた|ばしょ

マダラ と 俺 が 望んだ 里 に マダラ は い なく なった 。 まだら||おれ||のぞんだ|さと||まだら||||

だが 世界 で は かつて の 対立 した ライバル → |せかい|||||たいりつ||らいばる

うち は と 千手 が 手 を 組み 作り上げた → |||せんじゅ||て||くみ|つくりあげた

忍 族 連合 体 である 里 システム を 皆 高く 評価 し   真似て いった 。 おし|ぞく|れんごう|からだ||さと|しすてむ||みな|たかく|ひょうか||まねて|

火 の 国 で 始まった 木 ノ 葉 隠れ の 里 と → ひ||くに||はじまった|き||は|かくれ||さと|

里 を 治める 長 と いう システム が → さと||おさめる|ちょう|||しすてむ|

大国 に 飛び火 して いった のである 。 たいこく||とびひ|||

雷 の 国 に は 雲隠れ の 里 が おこり 長 を 雷 影 と 名のり → かみなり||くに|||くもがくれ||さと|||ちょう||かみなり|かげ||なのり

土 の 国 に は 岩 隠れ の 里 が おこり 長 を 土 影 と 名のり → つち||くに|||いわ|かくれ||さと|||ちょう||つち|かげ||なのり

水 の 国 に は 霧 隠れ の 里 が おこり 長 を 水 影 と 名のり → すい||くに|||きり|かくれ||さと|||ちょう||すい|かげ||なのり

そして   風 の 国 に は → |かぜ||くに||

砂 隠れ の 里 が おこり 長 を 風 影 と 名のった 。 すな|かくれ||さと|||ちょう||かぜ|かげ||なのった

大国 だけ で は なく   小国 に も この システム は 受け継が れて いった 。 たいこく|||||しょうこく||||しすてむ||うけつが||

マダラ と 俺 の 夢 が 叶った のだ > まだら||おれ||ゆめ||かなった|

< 忍 の 子供 たち も 戦う こと で は なく → おし||こども|||たたかう||||

学ぶ こと   遊ぶ こと を 知り → まなぶ||あそぶ|||しり

酒 の 味 を 知る まで 生きて いける ように なる > さけ||あじ||しる||いきて||よう に|

<  だが   マダラ は かつて の 夢 を 潰す か の ごとく → |まだら||||ゆめ||つぶす|||

木 ノ 葉 の 里 を 襲って きた > き||は||さと||おそって|

(( 柱 間 : 今 まで の こと を 俺 たち の 努力 を → ちゅう|あいだ|いま|||||おれ|||どりょく|

無駄に する の か   マダラ 。 むだに||||まだら

俺 と お前 が 戦った ところ で 何も 生まれ ん 。 おれ||おまえ||たたかった|||なにも|うまれ|

この 戦い は 里 と 忍 を 傷つける だけ だ 。 |たたかい||さと||おし||きずつける||

俺 たち の 兄弟 を   仲間 を 侮辱 する だけ だ ぞ 。 おれ|||きょうだい||なかま||ぶじょく||||

お前 に   俺 の …。 おまえ||おれ|

俺 は お前 を 殺し たく ない 。 おれ||おまえ||ころし||

それ は 俺 を いつでも 殺せる って こと か ? ||おれ|||ころせる|||

違う 。  俺 たち は 友 だ と …。 ちがう|おれ|||とも||

俺 は もう   届いた の さ ! おれ|||とどいた||

( 咆哮 ) ほうこう

しかたない 。

仙法   木 遁   真 数 千手 ! せんほう|き|とん|まこと|すう|せんじゅ

いく ぞ   マダラ 。 来い   柱 間 ! ||まだら|こい|ちゅう|あいだ

(2 人 ) う お ~! じん||

頂上 化 仏 ! ちょうじょう|か|ふつ

♪♪~

スサノオ を 剥がさ れた か 。  ん っ ! ||はがさ||||

( 足音 ) あしおと

ハァ   ハァ   ハァ …。

いく ぞ 。

廓庵 入 鄽垂 手 ! かくいおり|はい|鄽すい|て

♪♪~

マダラ ! まだら

柱 間 !)) ちゅう|あいだ

( 開演 ブザー ) かいえん|ぶざー

皆様   お 変わり ございませ ん か ? みなさま||かわり|||

美 空 ひばり です 。 び|から||

では   最後 まで ご ゆっくり   お 楽しみ ください 。 |さいご|||||たのしみ|

( 宮本 )『 木曜 8 時 の コンサート 名曲 ! に っぽ ん の 歌 』。 みやもと|もくよう|じ||こんさーと|めいきょく|||||うた

( 松丸 ) 夏 らしく ひまわり に 囲ま れて 始まり ました 。 まつまる|なつ||||かこま||はじまり|