NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 19 - 400 - 体 術 使い と して ...
( リ ー ) シラ 君 に は 忍術 や 幻 術 を 扱う スキル が ほとんど ない 。
( リ ー ) シラ 君 は 僕 と 同じ 体 術 しか でき ない 忍 な んです 。
( セン ) あんた 気づいて た の ね 。
( リ ー ) 昨日 彼 と 手 合わせ を した とき に わかり ました 。
忍術 や 幻 術 を 使える 人 たち に は わから ない かも しれ ませ ん 。
とても 繊細で 特殊な 僕 と 似た 感じ が した んです 。
( セン ) そこ まで 気づか れて る ん なら 話す わ 。
砂 隠れ じゃ 先代 の 風 影 様 まで ➡
シラ の ような 人 たち は 忍 と 認め られ なかった の よ 。
( リ ー ) そんな ! シラ 君 ほど の 体 術 使い で も です か ?
そう よ だ から シラ は つい この 前 まで アカデミ ー に も 行け ず ➡
みんな から 仲間外れ に さ れて た 。
(( あっ 。 (3 人 ) あっ 。
お いっ 忍術 使え ない やつ が 何 見て んだ よ !
( シラ ) う っ 。
向こう 行け ! お前 の ダメダメ が うつる だ ろ ))
( 笑い声 )
( セン ) でも シラ は 諦め なかった 。
自分 を 信じて 。
(( シラ : は ~!
ふ っ は っ で やっ !
ふ っ は っ だっ …。
ふ っ ふ っ は っ …。
ふ っ は っ ふ っ …))
( セン ) ずっと 一 人 で 体 術 を 磨き 続けた 。
でも 時代 は 変わった 。
四 代 目 風 影 亡き あと ➡
しばらく 空席 だった 五 代 目 風 影 の 座 に ➡
我 愛 羅 様 が おさまった の よ 。
以前 の 我 愛 羅 様 を 知る 人々 は 里 が 恐ろしい こと に なる と 噂 した 。
けど 実際 は 違った わ 。
我 愛 羅 様 は 人々 の 意見 を 聞き入れ ➡
次々 と 先代 の 因習 を 断ち切り 里 の 改革 を 進めた の よ 。
(( ヨメ : あれ が 我 愛 羅 様 ?
ああ ガキ の 頃 一緒に 遊んで た テマリ の 弟 だ 。
( 我 愛 羅 ) あそこ に は 砂防 の ため の ➡
巨大 岩 が あった はずだ が ?
そ それ が …。
これ を 壊した 者 を 呼べ 。
シラ と 言った な 。
あれ は 里 を 守る ため の 岩 と 知っていた はず 。
なぜ 倒した ?
申し訳 あり ませ ん 。
倒す つもりで は あり ませ ん でした 。
あの 岩 は 私 に とって も 大切な 修業 相手 でした 。
修業 で 倒した と いう の か ?
お前 は アカデミ ー の 生徒 で は ない と 聞いた が 。
はい 私 に は 忍術 や 幻 術 の スキル が ほとんど あり ませ ん 。
この 里 の 決まり で は ➡
私 の ような 者 が 忍 に なる こと は 許さ れて い ない のです 。
それ で 一 人 で 修業 を 続けて いた と いう の か …。
おもしろい 。
あの 岩 と お前 と どちら が 価値 が ある の か ➡
見極め させて もらおう か 。
♪♪~
う ぉ ~!
見事な こぶし だ 。
あっ 失礼 し ました 。
アカデミ ー に 行け ない お前 が ここ まで 技 を 磨く に は ➡
俺 の 想像 も でき ない 努力 が あった はずだ 。
( 我 愛 羅 ) 先代 が 定めた 決め 事 は 今 を もって 廃止 する 。
シラ 忍 に なれ 。
俺 は 以前 木 ノ 葉 で ➡
お前 と 同じ ような 者 と 出会った こと が ある 。
う ぉ ~!
こっち です よ !
うわ っ !
( 我 愛 羅 ) その者 は たゆま ぬ 努力 で 立派な 忍 と なって いる 。
シラ お前 なら その者 に も 劣ら ぬ 忍 と なろう ))
それ で シラ は やっと 忍 に なる こと が できた の よ 。
我 愛 羅 様 は それ だけ じゃ なく ➡
シラ の 人柄 を 見込んで 自分 の 体 術 指南 役 に 取り上げた わ 。
風 影 の 体 術 指南 って いったら 大 出世 じゃ ないで す か !
でも それ を 快く 思わ ない 連中 も 多く いる の 。
( ネジ ) つい この 前 まで 自分 より 下 だ と 思って いた やつ が ➡
大 出世 を とげれば 妬む やつ も 出て くる ➡
と いう わけ か 。
人 の 意識 が 変わる に は 長い 時間 が かかる 。
そう か だ から シラ 君 は あんな こと を …。
(( お前 が 何 を 感じた か は 知ら ない 。
だが 生まれ の 不幸 を 嘆いて も 意味 など ない 。
その 不幸 を 含めて 人生 は ひと つ しか ない から な ))
《 リ ー : シラ 君 キミ は すごい 努力 を して きた 。
なのに キミ を こんなに した 連中 を 僕 は 許せ ない !》
( テンテン ) リ ー !
あの バカ ! まさか さっき の 連中 を …。
《 チャクラ を 上手く 使え ず ずっと バカ に さ れ 続けて …》
(( ハハッ ! バ ~ カ ! お前 が 忍者 に なれる わけ ねえ だ ろ !
だいたい 忍術 使え ない やつ が 忍者 に なれる わけ ねえ じゃ ん 。
なぁ ? なれ ます !
って いう か よ 人並み 以下 の 体 術 以外 何も でき ねえ お前 が ➡
この 忍術 アカデミ ー に いる こと 自体 ナンセンス な んだ ぜ 。
ヘッ お前 ここ で 何て 呼ば れて っか 知って っか ?
あっ あ ~!
( ガイ ) ついに 今日 から お前たち も 下 忍 に なった 。
そこ で お前たち の 目指す もの を 聞いて み たい 。
答え たく ない 。 先生 !
たとえ 忍術 や 幻 術 は 使え なくて も ➡
立派な 忍者 に なれる こと を 証明 し たい んです 。
それ が 僕 の すべて です 。
フッ 。 キミ ! 何 が おかしい !
お前 忍術 も 幻 術 も 使え ない って 時点 で 忍者 じゃ ないだ ろ 。
( リ ー ) うわ ぁ !
( テンテン ) リ ー ! ほんと あんた って ば 懲り ない んだ から 。
勝て っこ ない でしょ 。 ネジ は あんた と 違って ➡
天才 な んだ から 。
無駄だ よ リ ー 。 いかに 努力 した ところ で ➡
お前 に 俺 は 倒せ ない 。 これ は 決まって いる こと だ 。
くっ …。
ハイ ! ハイ ! ハイ ! ハイ !
腕 立て 500 回 連続 で でき なければ ➡
縄跳び 1,200 回 二 重 跳び で !
1,200 回 でき なかったら 丸太 蹴り 2,000 回 !
1,116… 1,117!
あっ !
くっ … う ぅ …。
リ ー よ もう 休憩 か ?
何の 用 です か ? ガイ 先生 。
この 前 の 任務 で の 失敗 なら もう 詫びた はずです 。
確かに … お前 は ネジ と は 違う 。
忍術 や 幻 術 の 天才 でも なければ 体 術 の 天才 で も ない 。
けど なぁ リ ー 。
お前 も ネジ を こえる 力 を …。
その 可能 性 を 秘めて る 天才 な んだ ぞ 。
気休め なら やめて ください 。
気休め でも なんでもない 。
なぜなら リ ー お前 は 努力 の 天才 だ 。 あっ !
自分 を 信じ ない やつ なんか に 努力 する 価値 は ない !))
《 僕 も ずっと 自分 を 信じて 努力 して き ました 。
シラ 君 キミ は まるで もう 一 人 の 僕 じゃ ないで す か !
いや アカデミ ー に 行け なかった キミ は ➡
僕 以上 の 思い で 修業 を 続けて きた はず 。
その 努力 を 侮辱 した 人 は 僕 が 絶対 に 許さ ない !》
くっ …。
これ は !
った く ! お前たち が 逃げ出さ なきゃ ➡
巻物 を 手 に 入れ られた のに な !
あの 白 眼 の 班 は シラ が いちばん 警戒 して いた やつ だ 。
敬遠 する に こした こと は ない 。 チッ !
それ より あいつ ら は 追いついて こ ない だろう な ?
ありったけ の 起爆 札 を 使 っち まった が ➡
あの 辺り は もともと 地下 空洞 の 多い 場所 だ から な 。
思った より で かい 崖 が できた 。
あれ を 避けて くる に は 時間 が かかる 。
( リ ー ) 果たして そう でしょう か ?
誰 だ ?
木 ノ 葉 の 美しき 碧 き 野獣 ロック ・ リ ー !
お前 は さっき の !
キミ たち が シラ 君 に した こと は 許せ ませ ん !
シラ 君 に 謝って ください !
俺 たち が シラ に 謝る だ と ?
こいつ 木 ノ 葉 の くせ に シラ の 味方 を する つもり か ?
努力 を 信じる 人 の 前 に 敵 も 味方 も あり ませ ん !
それ より 貴 様 ! どう やって あの 谷 を !
僕 に は 努力 と いう 見え ない 翼 が あり ます !
(( う お ~ っ !!
で や ぁ ~!))
努力 は 時に 不可能 を 可能に する 無限の 翼 と なる んです 。
キミ たち が 謝る まで 僕 の 怒り は おさまり ませ ん !
好きに さ せる か 。
お前 の 弱点 は わかって る 。
風 遁 砂 塵 旋風 。
あっ 。
セイヤ ー !
うわ っ !
クッ 幻 術 。
お前 は シラ と 同じ 体 術 特化 型 だ 。
なら その 弱点 を つく まで 。
卑怯 です ! 正々堂々と 戦って ください 。
ぐ っ う っ !
何 が 卑怯 だ 。 忍術 を 使え ない お前 が 悪い の さ 。
《 この 砂 塵 旋風 の 中 で は ➡
無数の 砂 が ぶつかり合って 強力な 電磁 波 を 生み出す 。
そして 中 に 閉じ込め られた 人間 は ➡
その 影響 で 幻影 を 見 続ける 》
そろそろ とどめ だ 。
なに !?
ネジ 。
もう 1 人 で 6 人 相手 なんて 無 茶 な んだ から 。
テンテン キミ たち も あの 谷 を 越え られた んです ね 。
あんた に できて 私 たち に でき ない わけない でしょ 。
クソ …。
俺 たち は チ ー ム だ 。 勝手な 行動 は 慎め 。
すみません 。 でも どうしても 我慢 が 。
だが こう なって は しかたがない 。
行く ぞ テンテン 。 そう こ なくっちゃ !
八 卦 六十四 掌 。
うわ ぁ ~! ぐ あっ !
は ぁ ~!
はっ !
なんだ こいつ ら 。 めちゃくちゃ つえ ぇぞ 。
僕 に も 今 まで の 借り を 返さ せて ください 。
木 ノ 葉 大 烈風 !
( シラ ) 待って くれ リ ー 。 あっ 。
もう 許して やって くれ 。 シラ 君 。
なぜ です ? なぜ かばう んです ?
彼ら は キミ を 裏切って ひどい 目 に あわせた んです よ ?
わかって る 。 だが それ は どう で も いい こと だ 。
どうでも いい って どういう こと です か ?
彼ら に 認めて もらえ ない 俺 が 悪い 。 そういう こと だ 。
( シラ ) 言った はずだ 。 生まれ の つら さ を 含めて ➡
それ が 俺 の 人生 だ と 。
俺 は 誰 も 恨んで など いない 。 誰 も 憎んで も い ない 。
すべて を 含めて 俺 の 人生 だ 。
すべて は 俺 の 努力 が 足りない せい だ 。
俺 は 俺 の 人生 を 誰 の せい に も し たく ない 。
シラ 君 … キミ の 努力 が 足りない なんて …。
う っ う ぅ … うわ ~ ん !
シラ 君 ! あなた は 男 の 中 の 男 だ 。
忍 の 中 の 忍 だ ! 僕 は 今 最高に 感動 して い ます 。
ガイ 先生 以来 あなた の ような すばらしい 人 に ➡
出会った こと が あり ませ ん !
まったく 大げさな んだ から 。 もらい泣き し そうだった のに ➡
引っ込んだ わ 。 フッ 。
これ を 持っていって くれ 。 これ で どちら か の 1 チ ー ム は ➡
合格 できる はずだ 。 えっ 。
まったく どこ まで お人好しな の よ 。
つきあわ さ れる 身 に も なって ほしい わ ね 。
ごめんなさい ! なんで あんた が 謝 ん の よ 。
あっ ! そう でした 。
だが これ を 受け取ったら お前たち は 。
俺 たち の 分 は 自分 たち で 何とか する 。
どうして そこ まで する 。 我 愛 羅 の ため か ?
あいつ は 前 まで 誰 でも 殺す 残忍な 忍 だった 。
それ が 簡単に 変わる か よ 。
それ は わかって いる 。 だが 我 愛 羅 様 は 俺 と 同じだ 。
そう 思った んだ 。
( シラ ) 一緒に 修業 を して いて よく わかる 。
我 愛 羅 様 は 悔やんで いる 今 まで の 行い を 。
そして それ が 簡単に 償 える もの で ない こと も ➡
よく 知って おら れる 。
だが それ でも 我 愛 羅 様 は 前 に 進もう と して いる 。
人 が どう 思おう と 努力 し 続ける こと が ➡
今 の 自分 に できる ベスト だ と 信じて いる から だ 。
今 の 自分 は 問題 じゃ ない 。
未来 の 自分 が 恥ずかしく なければ それ で いい 。
うわ ぁ ~。
キミ は なんて いい こと を 言う んだ 。
そう です 。 未来 の 自分 が 恥ずかしく なければ ➡
それ で いい んです 。 は いはい 。
わかった から ちょっと 黙って て 。
それ は 受け取れ ない 。
えっ ?
おい お前たち の 巻物 を 。
どうして ?
俺 たち に だって プライド が ある んだ よ 。
今 の 戦い は 俺 たち の 負け だ 。
だから 巻物 は 渡す 。
だが 俺 たち だって このまま 終わる つもり は ない 。
自分 たち の 巻物 は 他の 連中 から 奪って みせる 。
行く ぞ 。
どうして 彼ら は …。
やつ ら も 未来 に 恥じ ない 自分 を 見つける 気 に なった と いう こと だ 。
( リ ー ) シラ 君 ! あっ 。
あの ありがとう ございました 。
あんた たち の おかげ で ➡
砂 隠れ に も シラ の 居場所 が 出来る かも しれ ない わ 。
俺 たち の 力 で は ない 。
シラ 自身 の 力 と うち の 体 術 バカ の おかげ だ 。
あいつ まっすぐ で ちょっと シラ に 似て る かも 。
えっ それ は あの 変な 服 も 髪形 も まゆ毛 も …。
絶対 に 似て ない 。
そう ね あいつ は ナルト に 次ぐ バカ だ から 。
ナルト ? うち の 里 の 忍 だ 。
今 は 旅 に 出て いる が な 。
そう いえば 聞いた こと が ある 。
我 愛 羅 様 の 気持 を 変えた 忍 が いる って 。
それ が 確か ナルト 。
あいつ 今頃 何 を やって いる か 。
あっ 。
う お ~!
ネジ テンテン !
これ は 二 次 試験 と は まったく 関係ない こと です が ➡
お 願い が あり ます 。
あちゃ ~ やっぱり 言いだした か 。
(2 人 ) ん ?
僕 は あの とき の ような 思い は 二度と し たく ない 。
《 サスケ 君 は 僕 が かなわなかった あの 砂 の 我 愛 羅 と 。
そして ナルト 君 は ➡
僕 が 倒し たい と 願い 続けた あの ネジ を …。
なんで だ なんで こんなに …》
どうせ 止めた って 聞か ない んだ ろ ?
はい !
シラ 君 僕 は キミ と 戦って み たい 。
同じ 体 術 を きわめる 者 同士 と して ➡
僕 と 戦って ください 。
もし 戦える なら 僕 は この 中 忍 試験 で ➡
思い残す こと は あり ませ ん !
いい だろう 望む ところ だ リ ー 。
俺 も 内心 キミ と ずっと 戦って み たかった 。