NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 19 - 401 - 極め し者
♪♪~
( テンテン ) ん ?
リ ー ったら まだ あの 修業 やって た の 。
《 ネジ : 中 忍 試験 中 だ と いう の に 呆れた やつ だ 》
( リ ー ) シラ 君 僕 の 本気 を 見せ ます 。
( セン ) 最初に 言 っと く けど シラ は とんでもなく 強いよ 。
( シラ ) は ~ っ 。
僕 だって 強く なって い ます !
これ が 俺 に とって 最後 の 戦い 。
最後 ?
いく ぞ リ ー 。
は ぁ ~!
何 これ とんでもなく 速い 。
剛 拳 と 剛 拳 の 戦い 。
そう めったに 見 られる もの で は ない な 。
《 俺 の 術 を 止めた やつ だ 》
(( クッ … すべて 受け きった だ と !?))
《 できれば 俺 も 戦って み たかった 》
《 さすが です 。 これ だけ 強い 体 術 使い は ➡
ガイ 先生 と ネジ 以来 です 》
《 正確な 技 だ 。 一撃 一撃 に 情念 を 感じる 。
キミ が いかに 修業 を 重ねて きた か が ➡
よく 伝わって くる 》
う っ 。
リ ー キミ に は 感謝 して いる 。
えっ ?
俺 が こうして 忍 と して い られる の は ➡
キミ の おかげ かも しれ ない 。
あの 時 我 愛 羅 様 は 言った 。
(( 我 愛 羅 : 俺 は 以前 木 ノ 葉 で ➡
お前 と 同じ ような 者 と 出会った こと が ある 。
その者 は たゆま ぬ 努力 で 立派な 忍 と なって いる 。
シラ お前 なら その者 に も 劣ら ぬ 忍 と なろう ))
キミ の こぶし が 我 愛 羅 様 の 気持 を 変えた の かも しれ ない 。
いいえ 僕 は 関係 あり ませ ん 。
それ は キミ の 努力 が 我 愛 羅 君 に 言わ せた 言葉 です 。
リ ー その 礼 は 俺 の 本気で 返す !
当然です 。 それ が 体 術 を きわめる 者 同士 の 流儀 。
なんか あの 2 人 楽し そう ね 。
リ ー は 今 本当の ライバル と 思える 相手 に 出会えた の かも しれ ない 。
一 人 で の 修業 に は 限界 が ある 。
その 限界 を 超え させて くれる の が ライバル 。
へ ぇ ~ ネジ に も ライバル が いる の ?
俺 の ライバル …。
(( ナルト : 日向 の 憎しみ の 運命 だ か 何だか 知 ん ねえ が な ➡
お前 が 無理だ っつ うなら もう 何も し なくて いい !
俺 が 火影 に なって から 日向 を 変えて やる よ !))
《 俺 の 相手 に なる の は お前 だけ だ 。
早く 帰って 来い ナルト 》
まだ 2 人 と も 決定 打 は ない みたい ね 。
互いに 様子 を 見合って いる から な 。
えっ !? あいつ ら まだ 本気 出して ない の ?
( ネジ )5 割 程度 だろう 。
どん だけ 体 が キレキレ な の よ 。
このまま 互角で いったら …。
いい や 互角 と いう の は 違う 。
えっ それ も 違う の ?
技 の スピ ー ド 手数 の 多 さ は 今 の ところ 互角だ 。
だが シラ の 体格 は ➡
リ ー より ひと 回り 大きい 。
打撃 技 は 体重 差 で 一 打 の 重み が 違って くる 。
互角に 見えて も 体重 の 少ない リ ー に は …。
ダメ ー ジ が たまって る って こと ?
リ ー も そろそろ それ を 感じ 始めて る 頃 だろう 。
《 シラ 君 の ほう が ➡
一撃 一撃 が 重い このまま じゃ …》
リ ー !
あの 構え は …。 リ ー の やつ ➡
蓮華 を 使う つもり か !? 危険だ わ 。
ですが 彼 は ➡
それ を 冒す に ふさわしい 相手 です 。
は ぁ ~!
う ぅ …。
お ぉ ~!
はっ ! う っ 。
《 バカ な 第 一 開門 が 開か ない 。
どうして ?》
僕 の 点 穴 を 突いて チャクラ の 流れ を 封じた んです ね 。
( シラ ) 体 術 使い 同士 長所 も 短所 も わかって いる 。
キミ が 八 門 遁甲 と いわ れる 秘術 を 使う こと も な 。
う っ 。
ここ から が 俺 の 本気だ 。
シラ の モ ー ド が 変わった 。
やっと 本気 を 出す の ね 。
行く ぞ リ ー 。
ぐ わ っ 。
どうした の ? 急に 攻撃 が 連続 で 当たり 始めた 。
これ は … あっ 。
音 だ 。 音 ?
やつ の 攻撃 から 音 が 消えて いる 。
俺 たち 体 術 使い が 超 高速の 技 に 対応 できる の は ➡
五感 を 研ぎ澄ます から だ 。
その 一 つ に 音 が ある 。
そう いえば リ ー は 以前 音 忍 と 戦った とき に ➡
苦しめ られた って 言って た っけ 。
これ は あの 時 と 真 逆だ 。
シラ から まったく 音 が し ない 。
でも どうして ?
白 眼 !
そう か これ は フクロウ の 原理 だ 。
フクロウ ?
フクロウ は 音 を 立て ず に 飛ぶ の を 知っている か ?
翼 に 特殊な 櫛 状 の 羽 が あって ➡
それ が 羽ばたき の 音 を 消す 。
やつ は 体 術 のみ に 扱える チャクラ で ➡
全身 に その 羽 を 作り上げて いる んだ 。
たった 一 人 で ここ まで 工夫 する と は …。
つくづく 敵 に して おくに は 惜しい 相手 だ 。
( リ ー ) うわ っ 。
無 音 の 拳 受け きれる か ! リ ー 。
《 う ぅ どう すれば …》
(( ガイ : 自分 を 信じ ない やつ なんか に ➡
努力 する 価値 は ない ))
《 そうです 僕 だって ➡
シラ 君 に 負け ない 修業 を して きた はずです 》
(( リ ー :999 1,000 と 。
( ネジ ) うわ っ 。 ( テンテン ) は ぁ 。
さ ぁ これ から 腹筋 1,000 回 です 。
ハァ … マジ ?
マジ です ! 待て 待て 待て 。
ちょっと 待て 体力 強化 は もう この くらい で いい ぞ 。
体力 なら すでに 俺 たち より ➡
お前 の ほう が はるかに 上 だ リ ー …。
ですが 僕 は 一 度 も ガイ 先生 に も ネジ に も 勝った こと は あり ませ ん 。
あ ~ それ は お前 が ここ を 使って ない から だ 。
体 術 に 頭 なんて 関係 が ある んです か ?
ある と も 。
頭 で イメ ー ジ する こと が 体 術 の 極意 と いって いい 。
俺 は 常に 組手 を する とき ➡
100 手先 まで 見えて いる 。
え ~! そんな こと できる んです か !?
できる ! 俺 は ひたすら イメ ー ジトレ ー ニング を 続ける こと で ➡
カカシ と 戦う なら 1,000 手先 まで 見える ように なった 。
そ そんなに !?
ハッハッハッ … ウッハッハッハッ !
ねえ ほんとな の ?
さあ な 。
仮に 俺 が 右 の 正 拳 突き から 攻撃 を 始める と する 。
リ ー お前 が 50 手 目 に 繰り出す 技 は 何 だ ?
え …。
お前 が 50 手 目 に 繰り出す 技 だ 。
えっ と えっ と ➡
右手 の 突き です 。 外れ 。
あ … それ じゃ 右 回し 蹴り 。
正解 。 で は 100 手 目 は ?
えっ と 左 か か と 蹴り ?
外れ 。 正解 は 左 の 回し 蹴りだ 。
は ?
今 それ を 証明 して やる 。
いい か ? フン 。
う お ~!
♪♪~
( ガイ )48 49… 50。 あっ 。
あっ 。 ( ガイ ) 続けろ 。
先生 が 言った こと が 当たった わ 。
♪♪~
( ガイ )98 99 100。
また 当たった 。 なるほど 。
そう さ せて いる んだ 。 えっ ?
( リ ー ) ハァ ハァ ハァ …。
すごい です ガイ 先生 どんな 手品 を ?
手品 で は ない 。
お前 が 俺 の 思う ように 動かさ れて いた だけ の 話 だ 。
あっ 動かさ れて いた ?
そう だ お前 が そういう 動き しか でき ない ように ➡
俺 は 反撃 して いた 。
技 や 術 の 戦い に は 流れ が ある 。
それ を 支配 すれば 先 を 読む こと は 難しく ない 。
俺 は 今 の 組手 の 流れ を 支配 し ➡
その 結果 俺 より 体力 の ある お前 が 先 に へばって いる 。
あっ そう か !
ガイ 先生 は まったく 息 が 切れて い ない 。
流れ を 支配 する こと で 俺 は お前 の スタミナ を 削り ながら ➡
体力 を 温存 した のだ 。
戦い の なか で 相手 を 倒す チャンス は そう ない 。
通常 の 攻撃 は それ を 生み出す きっかけ に 過ぎ ない のだ 。
これ が 頭 を 使う と いう こと だ ))
《 そうだ 今 まで の 組手 で ➡
シラ 君 の パタ ー ン は ある 程度 わかって る 。
だったら この 組手 の 流れ を 支配 する んだ 。
そう すれば 音 は 聞こえ なくて も ➡
シラ 君 の 攻撃 を 予測 でき ます 》
よし ! なに !?
リ ー に 攻撃 が 当たら なく なった 。
リ ー の やつ やっと あの 時 の 修業 を 思い出した か 。
《 対応 が 早い 。 ますます キミ の 本気 を 見 たく なった よ 》
う ぅっ !
《 点 穴 が 外れて る !
どういう こと だ ? 偶然 外れた の か ?》
《 ガイ 先生 は いきなり 六 門 から 発動 できる 。
そこ まで は 無理で も …》
は ぁ ~! 第 三 生 門 ! 開 !
いきなり 第 三 門 から … リ ー の やつ そこ まで の 修業 を 。
それ が 噂 に 聞く 八 門 遁甲 … ならば !
は ぁ ~! 七 天 呼 法 第 一 活性 !
第 二 活性 !
第 三 活性 !
何 だ !? あれ は 。
あれ は シラ が 編み出した 呼吸 法 に よる 体 術 です 。
酸素 を 多く 取り込む こと で 全身 を 活性 化 さ せる 術 よ 。
シラ は あの 技 を やる とき 肺活量 が 通常 の 4 倍 近く に なる わ 。
独自の 八 門 遁甲 と いう わけ か 。
すごい そんな もの まで 一 人 で 。
まったく あの 2 人 に は 思い知ら さ れる 。
努力 に は 限界 が ない と いう こと を 。
ほんとだ わ 。 リ ー ! シラ ! どっち も 頑張れ !
いき ます よ シラ 君 !
来い !
まだ です ! 第 四 傷 門 開 !
第 五 杜門 開 !
う ぉ ~!
《 これ が お前 の 本気 か 。
俺 の チャクラ が … 音 なし の 羽 が 吹き飛ばさ れて いく !》
聞こえて き ました よ キミ の こぶし の 音 が !
う っ !
木 ノ 葉 旋風 ! うわ っ !
まだまだ だ 。
傷口 が 開いた んです ! シラ !
シラ 君 !
大丈夫です か ? シラ 君 。
ああ 。
どうやら この 勝負 お預け の ようです ね 。
リ ー キミ が うらやましい よ 。
俺 も ガイ 先生 に 一 度 教え を 受けて み たかった 。
シラ 君 どうして 僕 の 点 穴 を 解除 した んです か ?
気づいた の か 。
どうしても キミ の 全力 と 戦って み たかった 。
思った とおり キミ は 強かった 。
( シラ ) いい 経験 を さ せて もらった よ 。
( セン ) 何 バカ 言って ん の !
( ヨメ ) 無 茶 する から です !
シラ 君 キミ に これ を あげ ます 。
これ は ガイ 先生 から もらった もの です 。
僕 は これ で 強く なり ました 。
通 気性 保湿 性 に 優れ 動き やす さ を 追求 し つくした 逸品 。
修業 の とき に 着る と その 違い が すぐに わかる !
すぐ クセ に なる ! これ を 着れば 僕たち は ➡
兄弟 です !
ありがとう もらって おく よ 。
シラ 君 さっき 最後に なる と 言って ました が 。
風 の 国 に は 北 の 国境 を 警備 する 部隊 が あって な 。
どんな とき でも その 部隊 は 任務 地 を 離れ ない 。
そこ は 過酷な 環境 ゆえ 志願 者 が ほとんど い ない んだ 。
だが 俺 は この 試験 に 合格 したら そこ に 志願 しよう と 思う 。
えっ …。 故郷 が 近く で な 。
病気 の 両親 の 近く に いて やり たい 。
だから もう キミ たち に 会う こと も 二度と ない だろう 。
そう だった んです ね 。 シラ そんな つもり だった んだ 。
でも それ じゃ もう ヨメ と は 会え ない んだ ね 。
あんた どうせ シラ に くっついて くんだ ろ ?
えっ えっ !?
俺 は 自分 の 人生 を 後悔 して は い ない 。
だが もし キミ の ような 友 が いた なら ➡
きっと 楽しい 人生 を 送れる と 思う 。
キミ から の 最高の 褒め 言葉 だ と 受け取って おき ます !
最高の 褒め 言葉 の つもりだ 。 リ ー !
( リ ー ) 巻物 も 二 本 揃い ました し !
( テンテン ) あと は ゴ ー ル 地点 に まっ し ぐ ら ね !
さて いつ 話す かな ?
調査 班 の 報告 に よる と 滝 隠れ の フウ の 班 です が ➡
トッチ と クン と 名乗る 2 人 は 実際 に は 下 忍 で は なく ➡
ケゴン と ヨウロウ と いう 名 の 上 忍 だ と 思わ れ ます 。
滝 隠れ め 何 を 企んで いる の か 。
待て 。
この 件 に 関して は 俺 が 預かる 。
(2 人 ) は ? この 事実 は ➡
我々 の 間 だけ に とどめる 。
(2 人 ) しかし !
二 次 試験 は つつがなく 継続 さ れる 。
いい な 。
いったい 何 を 考えて おら れる の か 。
( ケゴン ) もう すぐ 日 が 暮れる 。 ( ヨウロウ ) そうだ な 。
ここ なら 近づく 敵 も いち早く 察知 できる 。
野宿 に は 最適だ 。
( ケゴン ) で フウ は ?
( ヨウロウ ) あれ ? 今 さっき まで そこ い ら に …。
フウ !
った く ! 勝手気ままに !
あっ … なんだ ?
( フウ ) ツンツン 。
( ヨウロウ ) フウ ! 勝手に うろつき 回る な !
( ケゴン ) まったく ! 他の 里 の 者 の 奇襲 を ➡
受けたら どう する つもりだ !
フウ は 滝 隠れ に とって 重要な …。
わかった ! 今 行 くっす !
やれやれ 。 そんな 騒いだら 見つかっちゃ う っす よ 。
フウ …。
あいつ は …。
< 旬 の 小 鉢 が 大好きな 豆 助 > 豆 助 きょう は 今 が 旬 の あれ を 使った 小 鉢 よ
< その 小 鉢 と は ?>