NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 19 - 409 - 二人 の 背中
( サクラ ) まだ チャクラ が 足りない クッ 。
( チョウジ ) ぬ ぉ ~ ぎ ぃ ~!
( いの ) グッ … 起きろ チョウジ ! チョウジ !
( サヤ ) あなた 何 して くれちゃ う の かしら 。
私 の お 人形 さん は …。
お前 の 人形 なんか じゃ ない !
私 の 仲間 だ !
何 する の よ !
チョウジ の 中 から 出て いけ !
出て いく の は あなた の ほう です わ !
う っ … ま 負け ない 。
山中 一族 が 心 転身 で 負ける わけに は いか ない の よ !
あぁ ~!
ハァ ハァ ハァ …。
( チョウジ ) グ グ グ … フンッ !
いの !
あっ …。 ( サナ ) お 姉 様 !
( マムシ ) お 嬢 !
私 の 術 が …。
私 の 術 が 敗れ …。
敗れて ない … 負けて ない !
負けて ない ! 負けて なんか いない !
( マムシ / サナ ) あぁ ~!
う っ …。 いの ! 勝った の ね !
ハァ ハァ ハァ 。
う っ う ぅ … えっ ?
いの ! サクラ !
( サクラ ) 傀儡 人形 。
( いの ) まさか …。
( マムシ ) ここ だ ! サナ お 嬢 。
( サナ ) マムシ 生きて る ?
あったり め えだ 。 お 姉 様 は ?
お 嬢 ! お 姉 様 ご 無事で ?
( サヤ ) 私 は ね 。 でも ➡
私 の 人形 が 壊さ れて しまった 。
サヤ お 嬢 の 術 が 敗れる と は 。
あ ~? ひ いっ 。
( サヤ ) 私 は 負けて ない 負けて ない 。 負けて ない んだ !
もう 中 忍 試験 なんて どう だって いい 。
復讐 … 復讐 する の よ 。
サヤ お 嬢 でも どう やって ?
あいつ ら を 傀儡 に して 10 年間 便所 掃除 を さ せて やる !
ひ い ~ っ !
さすが です わ お 姉 様 。 なんと え げつ ない こと を 。
ウッフッフ … 木 ノ 葉 の 3 人 の うち ➡
あの 金髪 は 感知 タイプ 。
そい つ を 逆に 利用 して やる わ 。
サナ わかる わ ね ?
ええ お 姉 様 。
ハァ ハァ ハァ 。
ハァ ハァ 。
ハァ ハァ ハァ 。
《 チョウジ も い の も ➡
連戦 で チャクラ を 削って る 。
もう 体力 も 気力 も 限界 。
次に 敵 が 襲って きたら 私 が …》
《 サクラ : あの 頃 の 私 は ➡
サスケ 君 や ナルト に 守ら れて ばかり いた 。
今 の 私 なら ➡
2 人 を 守れる はず 。
あの 時 の サスケ 君 や ➡
ナルト みたいに !》
( 自 来 也 ) さて 今日 は ➡
今 まで の 修業 から 更に ステップアップ さ せる 。
( 自 来 也 ) 少し 実験 的な 試みに なる 。
わし に も 何 が 起こる か わから ん 。
覚悟 は できて おる な ?
( ナルト ) お おう !
とにかく やって みる って ば よ !
うむ 出て 来い ゲロ 寅 !
( ゲロ 寅 ) 嫌な 感じ じゃ のう 。
お前 が わし を 呼ぶ って こと は …。
さよう ほん の 少し だけ ➡
九 尾 の 封印 を 開ける んだ の う 。 えっ ?
( ゲロ 寅 ) 言って おく が わし は 反対じゃ 。
九 尾 は 人間 ごとき に どうこう できる もの で は ない 。
だからこそ 時間 を かけて 見極めて きた 。
《 自 来 也 : 今 まで の 修業 で 尾 が 2 本 に なる まで なら ➡
ナルト が 自我 を 保てる こと は わかって いる 。
それ が どこ まで 可能 か ➡
知って おく 必要 が ある んで のう 》
大丈夫な の か ? 小僧 。
封印 を 開ける と いう こと は ➡
九 尾 の 影響 を もろ に 受ける と いう こと だ 。
のみ込ま れて 暴走 し ない と ➡
本当に 言い切れる の か ?
それ は …。
( 自 来 也 ) クハッハッハッ …。
なあ に いざというとき は ➡
この 伝説 の 三 忍 自 来 也様 が ➡
体 を 張って 止める だけ よ !
エロ 仙人 …。
それ に わし は ナルト が この 術 を ➡
会得 する と 信じて おる 。
九 尾 を ナルト の 中 に 封印 した ➡
四 代 目 火影 と 同じ ように な 。
おう !
じゃあ いく ぞ 。 ああ 。
そりゃ あ !
う っ 。
( ゲロ 寅 ) あっという間 に 2 本 。
お いっ ! 3 本 目 が 出た ぞ !
そこ だ ナルト !
そこ で チャクラ を 抑えろ 。
くっ … う ぅ !
くっ …。
己 を 抑える んじゃ !
わかって る って ば よ ! くっ 。
《 でも なんだ ?
この イライラ する 感じ …。
憎くて 憎くて ➡
腹 ん 中 が 真っ黒に なって い くみて えだ !》
( 九 喇嘛 ) お前 に 協力 して やろう 。
ん ?
お お前 は …。
( 九 喇嘛 ) 遠慮 する こと は ない 。
力 が 欲しい んだろう ?
やめろ ! うわ っ 。
しかし 哀れ を 通り越して 滑稽だ な 。
お前 が 必死に 取り戻そう と して いる 男 は ➡
自ら 里 を 捨てた 。
とっくに お前 の こと など 忘れて マシ な 相手 と 組んで る だろう に 。
うる せ え ! 引っ込んで ろ !
ゴホッ …。 ( 九 喇嘛 ) バカ が !
引っ込む の は お前 の ほう だ 。
やはり 無謀だった んじゃ !
しかたない のう 。
ゲロ 寅 お前 は 下 が っと れ !
ナルト は わし が 止める !
おお ~ っ !!
ここ は ?
( 自 来 也 ) 起きた か ?
エロ 仙人 ?
う っ … く … これ って 。
決まって おろう 。 暴走 した お前 を 抑えて この ザマ よ 。
肋 やら 何やら や っち まった らしい 。
う っ …。
俺 の せい で 。
お前 の せい で は ない 。 今回 は わし の 判断 ミス だ 。
少し 甘く 見 すぎて いた のう 。
エロ 仙人 俺 …。
詫びる こと は ない 。 修業 に 失敗 は つきもの じゃ 。
でも !
俺 あいつ の 挑発 に 乗 っち まって 。
それ で ? ゲロ 寅 の 言う とおり ➡
やはり 無理だ と 諦める か ?
3 本 目 まで は なんとか 自分 の 意識 を 保てた んだ 。
すげ え 力 が 湧いて きて …。
この 術 が 必要 だって はっきり わかった 。
今 は 無理で も 絶対 に 諦め ねえ 。
俺 を 信じて くれた エロ 仙人 と 四 代 目 の 気持 は 裏切れ ねえ !
フン …。
もともと 一筋縄 で いか ん こと は わかって おった 。
もう 一 度 方法 を 考える ➡
必要 が ある のう 。 う っ …。
《 ナルト は 必ず どこ か で 頑張って 修業 を して る 。
私 も ➡
こんな ところ で 弱音 を 吐く わけに は いか ない !》
砂 嵐 の 術 !
じゃあ お 姉 様 あと は よろしく 。
頼む ぜ サヤ お 嬢 。
呪い の 砂 人形 の 術 !
なん だって いきなり 僕たち の 周り だけ 砂 嵐 が ?
不自然 よ ! 攻撃 を 受けて る と とらえる べきじゃ ない ?
あい つらね ? まだ 懲りて ない なんて !
視界 を 塞いで 襲って くる つもり よ 。
( チョウジ ) やつ ら の ほう が 地 の 利 が ある から ね 。
大丈夫 ! 2 人 に も ➡
私 の とらえた イメ ー ジ を 送る から !
う っ …。 いの !
大丈夫 ? さっき から ずっと 感知 能力 全開 じゃ ない !
この くらい まだ 平気 よ !
呪い の 砂 人形 の 術 まだまだ 増える わ よ 。
あの 感知 タイプ の 金髪 女 私 の 操り の 術 を 抑え 込む のに ➡
相当 の チャクラ を 使って 疲れ切って いる 。
その うえ で の 呪い 人形 …。
( サヤ ) この 数 を 感知 する の は 相当な 負担 の はず 。
ハァ ハァ ハァ …。
う ぅっ ! ( サヤ ) クックック … マムシ 。
て や ~ っ ! サナ お 願い ね 。
はい お 姉 様 。
砂 衣 の 術 !
くっ …。 いの ! これ 以上 無理 し ないで !
でも …。 3 人 で それぞれ の 方向 を ➡
警戒 すれば 何とか なる よ 。 わかった わ 。
心 伝 身 で 3 人 の 視界 を ひと つ に つなぐ 。
それ なら 負担 も 軽く なる から 。
う っ ! ん ?
いける ! い の こい つら 結構 もろい よ !
そう ね これ なら !
だ ぁ ~!
いくら でも 来い ! 全部 蹴散らして やる !
えっ !?
う っ うわ ぁ ~! チョウジ !
( いの ) サクラ ! う ぅっ !
いの ! う ぉ ~!
( マムシ ) まあ いい すぐに 毒 が まわる 。
お前たち は すぐに 動け なく なる ハッハッハ …。
チョウジ ! いの !
この くらい 何て こと は ない わ 。
うん 毒 が 全身 に まわる 前 に あいつ ら 全部 叩き 潰す !
《 サクラ : また 私 は 守ら れて る …》
《 これ じゃ いけない 。
私 は 変わった んだ から !》
《 早く チャクラ を … あの とき の ように !》
(( 早く 治療 し なければ この 人 は 死んで しまい ます !
( サクラ ) 急いで 綱 手 様 を 呼び に 行か なくて は 。
う ぅ ~!
とにかく 集中 治療 室 へ 。 はい 。
あ …。
( 綱 手 ) 手術 も 前 に 出て 戦う こと も 許可 する こと は でき ん ぞ !
でも 綱 手 様 を 待って いたら 患者 が 死ぬ 。
私 が やる しか ない ))
これ は …。
心 伝 身 の 術 で サクラ の 心 が 入って きて いる !?
(( う ぅ ~!
《 私 しか い ない んだ … 私 が !
今 こそ チャクラ の コントロ ー ル を 。
ダメ だ ! チャクラ が 足りない !
サスケ 君 … ナルト !
私 こんな とき まで 2 人 に 頼って …》
うわ ぁ ~! う ぅ …。
《 でき ない なんて 言え ない 。
私 が でき なければ この 人 が 死ぬ !
もっと チャクラ を !
もっと !
私 が … 私 の 力 で 私 の 意志 で …》
《 少し だ けど チャクラ が 回復 した 。
やれる ! 必ず この 人 を 助ける !》
( 綱 手 ) 中 忍 試験 に 出る だ と ?
本気 か ? お 願い し ます 。
許可 は でき ん と 言った はずだ 。
百 豪 の チャクラ を 溜 め る ダム と 日常 に 使う チャクラ を 溜 め る ダム …。
2 つ の チャクラ を コントロ ー ル する こと で 手術 に も 成功 し ました 。
どこ まで できる か 試験 に 参加 する こと で ➡
自分 を 追い込んで み たい んです 。
私 は まだまだ 未熟です 。 でも こんな 私 を ➡
いの と チョウジ が 誘って くれ ました 。
一緒に 中 忍 試験 に 出よう って 。
私 を 信頼 して くれた 2 人 に も 応え たい んです !
お 願い し ます !
( 綱 手 ) 持っていけ 。
ありがとう ございます ! ただし ➡
中 忍 試験 で 起こる こと は すべて 自己 責任 だ 。
( 綱 手 ) いい な ? はい !))
そう か …。
サクラ は そんな 事情 を おして 僕たち の ため に …。
知ら なかった …。
私 が 無理に 誘った ばっかりに …。
違う の ! これ は 誰 の ため で も ない !
私 自身 ! 私 の ため な の …。
《 いつも ナルト や サスケ 君 の 背中 ばかり 追って きた ➡
私 自身 に 対する 挑戦 !
いの … チョウジ …。
私 を 信じて くれて ありがとう 。
私 を 誘って くれて 本当に … 本当に …。
ありがとう 》
デブ と 金髪 は もう 動け ませ ん わ お 姉 様 。
おでこ も すぐに …。
おでこ の チャクラ が 急激に 上がって ます わ !
《 チャクラ が 溜まった !!
チョウジ とい の は 私 が 絶対 に 守る ! 一気に …》
終わら せる !
しゃ ~ んな ろ ~!!
(3 人 ) うわ ~!!
私 は 負けて ない ! 負けて ない !
負けて ない んだ ~! ( サナ ) お 姉 様 !!
負けて る ! これ 絶対 負けて る って !
( サヤ ) マムシ ! お前 100 年 便所 掃除 !! い ~ や ~!!
ん …。 大丈夫 ? 毒 は 抜いた から ➡
じき 痺れ も とれる わ 。 あ … ありがとう 。
う うん 。 私 2 人 に 謝ら ない と 。
え ? 心 伝 身 で 見た でしょ ?
2 人 を 私 の 挑戦 に つきあわせて しまった …。
まったく よ ね !
な ~ ん て ね 。
やっぱり あんた を 誘って よかった わ 。 いの …。
うん ! 誘って よかった よ 。
この 3 人 なら どんな やつ ら に だって ➡
勝てる 気 が する よ 。
2 人 と も …。
あ … えっ と …。
プッハハハハ ! アハハハハ !
( サクラ ) もう 何 よ ぉ 2 人 と も !
さあ 中央 塔 へ 向かう よ !
二 次 試験 突破 まで あと 少し !!
♪♪~
チョウジ … いの … ほんとに ありがとう 。
オ ー プニング は 美 空 ひばり さん の 名曲 から スタ ー ト し ましょう 。
皆さん も ご 一緒に 歌って ください 。