NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 19 - 412 - ネジ の 判断
( マツリ ) これ を 差し上げ ます 。 力 を 貸して ください 。
( ネジ ) そんな もの は いい ! それ より 案内 を 頼める か ?
はい !
あちら です 。
白 眼 !
とらえた !
( リ ー ) どう する つもりです ? 無視 は でき ない 。
( テンテン ) でも 中 忍 試験 を 降りる こと に なっちゃ う かも 。
す すみ ませ ん 。
お前 の せい で は ない 。 俺 自身 の 判断 で 行動 して いる 。
あっ はい 。
テンテン の 言う とおり →
今回 の 中 忍 試験 を 棒 に 振る こと に なる かも しれ ない 。
だが こういう とき アイツ なら →
ナルト だったら 迷わ ず こう する だろう 。
ええ ! きっと ね 。 そうです ね 。
目の前 の 困って る 人 を 放っておいて →
二 次 試験 を 通過 した と したら ナルト 君 に 叱ら れて しまい ます 。
ナルト も 我 愛 羅 も 運命 に 挑み →
困難 を 乗り越えた 者 同士 だ 。
けして ひと 事 だ と 片づけたり は し ない 。
♪♪( 琵琶 )
( 我 愛 羅 ) った く 来る な と 言った はずだ 。
( フウ ) だ から って 放って おけ ない っす 。
アンタ の 友達 が ここ に いたら きっと 助け に 来た に 違いない っす 。
友達 …。
ああ アイツ は バカ だ から な 。
う お っ !
ぐ あっ !
( うめき声 )
う ぅ …。
う ぅ …。
あっ ! う …。
あぁ …。
う ぅ …。
忍法 コク ー ン 。
♪♪~
《 ホウイチ : 何 だ ? あれ は 》
これ は …。 アッシ の 力 じゃ →
この チャクラ の 鎖 を ぶ っ ちぎる の は ムリ っす 。
だから せめて 時間 を 引き延ばして みる っす 。
♪♪( 琵琶 )
《 これ は …。
チャクラ の 鎖 の 動き が 鈍く なって きた 。
あの 繭 に は チャクラ の 吸収 を 抑える 力 が ある と いう の か ?》
何 を した ? チャクラ の 糸 で 繭 を 作った っす 。
アッシ の 繭 は メッチャ 細い チャクラ の 糸 が 複雑に 絡み合って る っす 。
思った とおり 吸収 する 力 が 弱まった っす 。
止まった わけで は ない 。
確かに チャクラ の 吸収 スピ ー ド が 遅く なった 分 →
体 は 楽に なった が →
このまま で は いずれ 尾 獣 を 抜か れ →
死ぬ 。
マイナス 思考 は ダメ っす 。
今に きっと 誰 か が 助け に 来て くれる っす よ 。
お前 こそ なぜ そこ まで プラス 思考 に なれる んだ 。
生まれつき おめでたい って 褒めて くれた 人 が いる っす 。
誰 も 助け に は こ ない だろう 。
そんな こと ない っす 。
お ~ い ! 誰 か いる っす か ?
繭 が ある 分 声 は 通ら ない 。
う っ … しまった 。
こう なったら 力ずく でも 抜いて み せる っす !!
は ~ っ ! この … くっ …。
よっ … よっ … あれ ?
やっぱり 救援 を 待つ っす 。
いくら 待って も 砂 隠れ の 援軍 は 来 ない 。
またまた … マイナス 思考 。
俺 たち を 襲って いる の が 砂 隠れ の 人間 だ と 言って も か ?
マジ っす か !?
《 フン … ムダ な こと を 。
むしろ それ で 逃げ場 を なくして る だけ だ 。
いつまで 閉じこもって い られる か 》
♪♪( 琵琶 )
かつて 俺 に とって 他者 と の 関係 と は →
憎しみ と 殺意 で しか なかった 。
だから 俺 が 風 影 に なった こと を →
いまだに 恐怖 に よる 支配 だ と 感じ →
亡き 者 に しよう と する 者 が いて も それ は それ で しかたがない 。
( 我 愛 羅 ) 否 も 応 も ない 。
自ら が 招いた こと だ から な 。
ただ 一 つ 心残り が ある と したら →
今 の 俺 が 変わろう と して いる こと を →
知って ほしかった と いう こと くらい だ 。
苦しみ や 悲しみ 喜び を 他者 と 分かち 合える って →
あの 友達 から 教えて もらった っす ね 。
ああ そう だ 。
しかし 人 柱 力 に とって それ は 難しい こと だ 。
そんな こと ない ! きっと 大丈夫 っす よ 。
人 柱 力 だって きっと 100 人 の 友 が できる っす 。
里 長 が そう 言って たっす よ 。
《 似て いる な やっぱり 》
( ガイ ) 砂 隠れ の 慌て ぶり を 見る と →
やはり 我 愛 羅 は 彼ら の 庇護 下 に は ない と 思う べきだ な 。
( 紅 ) ええ 恐れて いた とおり の 事態 に 。
( アスマ ) 自ら を オトリ に して ク ー デタ ー 派 を あぶりだそう と して いる の か …。
( ガイ ) ヘタ を する と すでに 暗殺 さ れて いる 可能 性 も ある な 。
彼 は 木 ノ 葉 と も 友好 的だ けど →
そんな こと に なったら 今後 の 関係 に も 影響 が 出る かも 。
暗殺 など さ せる もの か 。
でも 誰 が ク ー デタ ー 派 か 定かで は ない 以上 →
砂 隠れ に 協力 は 求め られ ない わ ね 。
我々 だけ でも なんとか する ぞ 。
とはいえ どこ に 消えた か 何の 手がかり も ない から な 。
あれ は !
( ガイ ) うむ 砂 隠れ の 下 忍 だ 。
♪♪( 琵琶 )
あの 琵琶 の 音 !
♪♪( 琵琶 )
あっ !
♪♪( 琵琶 )
♪♪~
何で すか あれ は !
なんだか 大きな 繭 みたい 。
それ に あの 男 は 何者 でしょう ?
あなた たち は 滝 隠れ の 受験 者 です ね 。
( ケゴン ) ああ 。 はぐれた フウ を 捜し に 来た 。
はぐれた ?
《 ネジ : なに !? 我 愛 羅 と フウ から チャクラ が 抜か れて いる 》
どうした の ? ネジ 。
あの 繭 の 中 に は 何 が !?
2 人 の 人 柱 力 だ 。
1 人 は 我 愛 羅 様 だ けど もう 1 人 は いったい …。
滝 隠れ の … お前たち の 仲間 だ な 。
いい の か 今 の まま で は あの 2 人 は 死ぬ ぞ 。
あの 琵琶 法師 の 封印 術 だろう 。
2 人 の 尾 獣 チャクラ は 吸収 さ れ →
いずれ その 本体 まで 抜か れて しまう 。
えっ 尾 獣 を 抜か れたら 我 愛 羅 様 の お 命 が 。
お 願い し ます 助けて ください 。
お前たち は どう する つもりだ 。
仲間 を 見捨てる 気 ?
ここ は いったん 休戦 して ともに 戦おう で は あり ませ ん か 。
今 なら まだ 助け られる 。
頼む …。 ( ヨウロウ ) フウ を 助けて やって くれ 。
ああ 。
そう か 。
( ネジ ) 確認 した ところ ヤツ の 背後 は 見通し が よ さ そうだ 。
そこ で 作戦 を 考えて みた 。
俺 たち は 攻撃 チ ー ム と 救出 チ ー ム の 二手 に わかれる 。
攻撃 チ ー ム は ヤツ の 背後 から 静かに 近づき →
攻撃 を 仕掛けて その 隙 に 救出 チ ー ム が 2 人 を 助ける 。
リ ー と マツリ 滝 隠れ の 2 人 は あの 琵琶 法師 を 。
( ヨウロウ / ケゴン ) わかった 。 ( リ ー ) はい 僕 に 任せて ください !
私 も 救出 チ ー ム に …。
いや 救出 チ ー ム に は テンテン が 必要だ 。
2 人 で 救出 に 向かう 。 オ ー ケ ー 。
( ネジ ) 散 !
《 手 裏 剣 影 分身 》
《 水 遁 水 手 裏 剣 》
《 必殺 宝 具 流星 》
木 ノ 葉 旋風 !
法 力 結 界 チャバシラ !
なんだ あれ は ? 防御 の 術 か ?
いえ それ だけ と は 思え ませ ん 。
気 を つけて ください 。 えっ !?
♪♪~
テンテン チャクラ 刀 を 頼む 。
了解 !
ハッ !
《 繭 の 一 点 を 狙って !》
ここ だ !
ハッ !
クソッ ! ヤツ に は 近づけ ん 。
強力な 結 界 だ 。
これ で は 我 愛 羅 様 の ため に →
何の お 役 に も 立って い ない 。
いえ これ で いい んです 。 え ?
敵 の 気 を 引きつけ ネジ の 仕事 を やり やすく する の が →
僕たち の 役目 な んです 。
ネジ 大丈夫 ?
2 人 と も 大丈夫 か ?
やっぱり 救援 が 来て くれた っす !
他言 は 固く 禁じて あった のだ が …。
部下 を 叱る な よ 。
お前 の こと を 心から 心配 して の こと だ 。
( ネジ ) やはり な 。 この 鎖 は 点 穴 を 正確に 貫いて いる 。
経 絡 系 へ の 直接 的 ダメ ー ジ に 加え →
点 穴 に より チャクラ の 流れ を コントロ ー ル し →
お前たち の 中 の 尾 獣 チャクラ を 吸い取って いる んだ 。
ああ 。 いずれ 尾 獣 チャクラ が 弱まれば →
その 本体 まで も が 抜か れて しまう だろう 。
なんとか して ほしい っす 。
尾 獣 チャクラ と は いえ チャクラ は チャクラ 。
鎖 に 尾 獣 チャクラ を 吸い取ら れて いる 点 穴 を 突く こと で →
その 流れ を 止める こと が できる かも しれ ない 。
できる か ?
ああ 。 確信 は ない が やって みる 価値 は ある だろう 。
頼む 。
ここ だ 。
柔 拳 点 穴 針 !
どうした ?
あぁ … 尾 獣 チャクラ の 勢い が 強 すぎて →
弾き 返さ れた 。
尾 獣 チャクラ が これほど の 力 を 持つ もの と は な 。
《 ネジ : あの とき ナルト の 中 の 九 尾 チャクラ の 凄ま じさ に →
驚いた もの だ が …。
我 愛 羅 と フウ の 尾 獣 チャクラ も →
ナルト の 九 尾 チャクラ に 勝る と も 劣ら ない …。
と いう わけ か 》
頑張って ほしい っす 。
頼り に して る っす よ 。 あぁ わかった 。
もう 一 度 …。
は ぁ ~ っ !
よし 止まった ぞ 。 あぁ 。
次 は お前 だ フウ 。 うん !
( ネジ ) は ぁ ~ っ !
♪♪( 琵琶 )
《 なに !?
尾 獣 チャクラ の 流れ が 止まった 。
なぜ だ ? 尾 獣 チャクラ が 流れて こ ない 》
琵琶 法師 の 様子 が …。 え ぇ 。
何 か 起こった んでしょう か 。
あの 木 ノ 葉 の 白 眼 何 か やった の か ?
うむ … 明らかに 敵 の 様子 が おかしい 。
♪♪~
これ は いったい …。
まるで 生きて いる ような …。 不気味な …。
気 を つけて ください ! う っ …。
《 このまま で は この 鎖 は 吸収 する べき 尾 獣 チャクラ を 探し →
すでに 俺 の 体 内 に 溜め込んだ 尾 獣 チャクラ を 狙い →
奪い合い を 始め 崩壊 する 》
♪♪~
結 界 が 破ら れた !?
う っ …。
ぐ わ ~ っ !
彼 を 殺して は なら ない 。 頼める か ?
ああ わかった 。
う う …。
ネジ 。
( ネジ ) なるほど 先ほど と 理屈 は 同じだ な 。
点 穴 が ふさが れて いる 。 こちら は 数 が 多い が な 。
皆 少し 離れて いて くれ 。
まだ 助かる 。 医療 班 に 連れて いこう 。
はい わかり ました !
礼 を 言う 。 ネジ お前 に 助け られる と は 。
フン 。 皆さん は 大丈夫です か ?
ああ もう 平気 っす よ 。
我 愛 羅 様 ご 無事で 何より です !
マツリ の ヤツ も 立派に 働いた 。 うん 。
( 紅 ) あそこ に …。
どうやら 我々 が 手 を 貸す まで も ない ようだ な 。
ああ ひと 足 遅かった ようだ 。
( フウ ) 滝 隠れ の フウ っす !
アッシ 百 人 の 友 を 作って る っす 。
だから フウ の 友達 に なって ほしい っす !
わかった わかった 。 わかった から この 手 を 離せ 。
ハハハ ! ネジ よかった です ね !
( フウ ) ヤッホ ヤッホホ ー ! 友達 友達 !
( 松丸 ) オ ー プニング は 旅立ち の 時 から 今年 で 30 年 と なった →
坂本 九 さん の 名曲 から スタ ー ト し ましょう 。
( 宮本 ) 菅原 洋一 さん あおい 輝彦 さん →
氷 川 きよし さん に 歌って いただき ます 。