NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 20 - 440 - 籠 の 鳥
( ネジ ) あなた の 言う 実験 の 結果 は 出 ました か ?
彼ら は 里 の 掟 より 仲間 どうし の 絆 を ➡
大事に する こと を 証明 して くれた はずです 。
もう 実験 を する 必要 は ない でしょう 。
今 まで さらった 木 ノ 葉 の 忍 たち 全員 を ➡
返して ください ます ね ?
父上 。
( 綱 手 ) なに 仮面 の 男 は ネジ の ?
( シズネ ) そろそろ これ が 必要 か と 思い まして 。
お ~ 気 が 利く な 。
どうぞ 。
おっと っと っと …。
あ ~ 五臓 六 腑 に 染み渡る な !
おっと 続き 続き 。
いい だろう 。
消えた みんな は どこ に いる んです ?
無事な んでしょう ね ?
むろん だ すぐ 道 案内 を さ せよう 。
お前 は 皆 を 迎え に 行って くれ 。
わかり ました 。
俺 は 後始末 を して から 合流 する 。
( シカマル ) みんな 聞いた な ?
俺 たち は 一致 団結 し アスマ たち を ➡
仲間 たち を 見つけて 助け出す !
( ナルト たち ) お ぉ !
( ナルト ) よし すぐに 行く って ば よ 。
ちょっと 待て ナルト ! なんだ よ 。
仲間 を 助け出す って お前 が 言った んだ ろ ?
言った けど よ 。
みんな が どこ に いるか まったく わかって ない んだ ぜ 。
( いの ) 手がかり も ない し …。
( リ ー ) それとも ナルト 君 は 僕たち が 知ら ない 情報 を ➡
持って いる んです か ? ( テンテン ) そうそう 。
そ … そんな もん ある わけ ねえ だろう が 。
( みんな ) あ ~?
( サスケ ) フンッ 戦闘 力 は 多少 上がった が 頭 の でき は 悪い まま だ な 。
何 だ と !? ( サクラ ) もう ケンカ は やめて !
( キバ ) や っぱ 俺 たち 探索 班 の 出番 だ な 。
( 赤 丸 ) ワン !
( ヒナタ ) その 必要 は な さ そうだ よ 。 あ ?
ワン ! ワン !
ネジ 兄さん … よく ご 無事で 。
心配 を かけた な 。
おい 敵 は どう なった ? やっ つ けち まった の か !?
いや 。 えっ 逃がし ち まった の か ?
( ネジ ) いや そう じゃ ない が …。
だったら どういう こと だって ば よ !?
ナルト ネジ に 話す 時間 を 与えよう ぜ 。
った く …。
あ … あぁ 。
で どう な んだ ? ネジ 。
( 飛 段 ) やっと お出まし か 。
あ ~ あ 待ちくたびれた ぜ 。
実験 は 終わった 。
これ を もって 傭兵 諸君 に は 解散 して いただく 。
( ヒルコ ) そう は いか ねえ な 。 見てくれ 。
( ヒルコ ) 俺 の 芸術 に 傷 を つけ られた まま ➡
引き下がれ と いう の か ?
もう すべて は 終わった 。
真実 を 証明 する こと も できた 。 解散 だ 。
お っ 待てよ 相棒 !
( 角 都 ) 仕事 は 終わった 。 カネ を もらえば もう 用 は ない 。
チッ ! しよう が ねえ な 。
あっ ? えっ !? ちょ っ … 待って くれよ !
お前たち に は 後始末 を 頼み たい 。
( 小南 ) 後始末 … です か ?
避難 して いた 住民 たち を もと の 家 に 戻して くれ 。
( 弥彦 ) あぁ 喜んで 。
それ と は 別に やって ほしい こと が ある 。
と いう わけだ 。
つまり 今 まで 起こった こと は ➡
すべて その 仮面 の 男 の 実験 だった っ つう こと か 。
ちょっと 待って ください ! ガイ 先生 たち は 無事な んです か ?
あぁ 人質 全員 の 解放 を 約束 して 道 案内 を 用意 する と 言って いた 。
道 案内 って ? 何 だ ? それ 。
なんだ お前 ら !
( 小南 ) 私 たち は 敵 で は ない わ 。
( 弥彦 ) まずは 信頼 関係 を 築か なきゃ な 。
今回 は 雇い主 の 試験 に 巻き込んで すまなかった 。
( 長門 ) 試験 は 終了 した 。 キミ たち の 仲間 は 解放 する 。
本当 か ?
俺 たち は 雨 隠れ の 忍 。
忍 の 世界 の 未来 の ため ➡
同じ 志 を 持った 仲間 を 探し 旅 を 続けて いる チ ー ム ・ ジライヤ だ 。
ウソ は …。 チ ー ム ・ ジライヤ !?
お め えら エロ 仙人 を 知って ん の か ?
ああ 僕たち の 命 の 恩人 であり 忍術 の 師匠 だ 。
( シカマル ) なるほど 襲撃 さ れ ながら も 殺意 を 感じ なかった の は ➡
試験 だった から か 。
で 俺 たち は その 試験 に パス し たって こと か ?
だ と 思う 。 な ので これ から 仲間 の 居場所 を 教える 。
小南 。
♪♪~
シノビアゲハ 。
蝶 たち が あなた たち を 仲間 の ところ へ 案内 する わ 。
俺 たち は 村人 たち を もと の 家 に 戻さ なきゃ な ん ねえ んだ 。
そろそろ 消え させて もらう ぜ 。
ちょっと 待て !
ちえっ エロ 仙人 と の こと もっと 聞き たかった のに 。
あれ に ついて行けば いい んだ な 。
ネジ 兄さん 。 ああ 。
( ヒナタ ) シノビアゲハ 。
あそこ ! あの 建物 か 。
よ ~ し みんな を 助け に 行く って ば よ !
待てよ 万が一 罠 って こと だって …。
聞いて ないし 。 った く 。
みんな !
( カカシ ) 面目ない 。
ガイ 先生 ご 無事で なにより です 。
( ガイ ) おお ! 俺 は 今 むちゃくちゃ 感動 して いる ぞ !
教え子 に 助け られる と は 先生 冥利 に 尽きる と いう もの 。
く は ~ っ !
あ ち っ … もう 少し 丁寧に やって くれ 。
たいした 傷 じゃ ない って 。
アスマ 。 ( チョウジ ) どこ か 痛い とこ あったり し ない ?
( アスマ ) いや … 心配 を かけて すまなかった 。
ほんと よかった ~。
しかし 今回 の 事件 ➡
いったい どういう こと な んだ ?
( 紅 ) あなた たち 説明 して くれる わ ね 。
あ … ああ 。
私 から 説明 しよう 。
待って くれ 。 もう この 人 は 敵 で は ない !
大丈夫だ 。
わかった って ば よ 。
まさか … あなた は 。
あなた は … 日向 ヒザシ さん 。 ( ヒナタ ) そんな …。
あなた は 私 が 3 歳 の 時 亡くなら れた はずじゃ …。
え ? そこ は まず 俺 から 説明 しよう 。
ネジ 兄さん …。
ヒナタ 様 3 歳 の 誕生日 に ➡
木 ノ 葉 を 揺るがす 大 事件 が 起きた 。
雲隠れ の 忍 に ヒナタ 様 が さらわ れ かけ ➡
ヒアシ 様 が 返り 討ち に して しまわ れた のだ 。
( ヒナタ ) 悪い の は もちろん 雲隠れ の ほう 。
当然 里 の 関係 は 悪化 し 戦い に なり かけた 。
戦い を 避け たい 木 ノ 葉 は ➡
雲隠れ と 裏 取引 を し 雲 の 条件 を のんだ 。
いや のま ざる を え なかった 。
なん だって ば よ その 条件 って …。
白 眼 の 血 継 限界 を 持つ 日向 宗 家 …。
つまり ヒナタ 様 の 父上 ➡
ヒアシ 様 の 死体 を 渡せ と いう もの だった 。
そこ で 日向 ヒアシ と 双子 の 兄弟 である ➡
俺 の 父 日向 ヒザシ が 宗 家 の 影 武者 と して ➡
殺さ れる こと で 里 の 平和 が 守ら れた んだ 。
父上 の 決意 と いきさつ は ナルト お前 が 見た とおり だ 。
それ も これ も 宗 家 を 守る ため ➡
日向 に 代々 伝わる 忌まわしき 呪 印 システム 。
生き ながら に して 逆らう こと の でき ない ➡
運命 に 流さ れ ながら も ➡
自ら の 意志 で 運命 に 逆らおう と した ➡
父上 の 生き様 だった んだ 。
( ヒザシ ) カカシ こ たび の こと 皆 に 迷惑 を かけた 。
死んだ はずの あなた が なぜ ?
うむ … 最初 私 に も わから なかった 。
長 い眠り から 覚めた とき ➡
私 は とある 男 の アジト に いた 。
(( 大 蛇 丸 : あなた が よみがえった の は ➡
私 の 術 穢土 転生 の おかげ 。
でも あなた の 心 に ➡
この世 に 対する 執着 が あった から で も ある の よ 。
執着 など ない ! 私 は 望んで この 命 を …。
一族 の ため に 望んで その 命 を 捧げた と いう の ね 。
でも その 死 が 無駄だった と したら …))
その 男 が 言う とおり かも しれ ない 。
その 時 私 は そう 思った 。
そこ で 今回 の 事件 を 計画 した んだ 。
私 の 死 が 無駄で は なかった こと を …。
私 の 死 を 受け 悪 しき 掟 や 運命 が ➡
木 ノ 葉 の 里 に 考える きっかけ を ➡
もたらして いる で あろう こと を 期待 して …。
いや そんな こと は 今 は どう で も いい 。
私 は この世 に 存在 して は なら ぬ 人間 だ 。
しかし この 術 は 自ら 解く こと は 不可能な ようだ 。
里 に 戻り この 術 の 解き 方 を 調べて もらい たい 。
その 前 に ひと つ 。 ネジ と …。
息子 と 2 人 だけ で 話 を さ せて もらい たい 。
♪♪~
ネジ あの 日 の こと を 覚えて いる か ?
(( ヒザシ : ネジ お前 は 生きろ 。
お前 は 一族 の 誰 より も ➡
日向 の 才 に 愛さ れた 男 だ 。
お前 を 宗 家 に 生んで やり たかった なぁ ))
里 や 家族 そして お前 を 守る ため と は いえ ➡
日向 の 運命 に 逆らって みた 結果 ➡
お前 に は 寂しい 思い を さ せて しまった な 。
その うえ で 一族 の 運命 に 縛ら れた お前 の 未来 が 気がかりだった 。
ああ 当然 あなた を 失った 俺 は ➡
日向 の 運命 を 憎しみ 呪う こと を バネ に して 生きて きた 。
しかし 一 人 の 下 忍 と の 出会い が 俺 の 考え 方 を 変えて くれた 。
(( ハァ … ハァ … ハァ …。
( ネジ ) 一生 ぬぐい 落とせ ぬ 印 を 背負う 運命 が どんな もの か ➡
お前 など に わかる もの か !
わかって る って ば よ 。
んで それ が 何 ?
フン ! かっこ つけ んじゃ ねえ よ !
別に て め え だけ が 特別じゃ ね えん だって ば よ !
みんな 自分 の 運命 に 逆らおう って 必死な んだ !
お前 だって そう だろう 。
ぜ って え お 前 倒して それ を 証明 して やる !
日向 の 憎しみ の 運命 だ か なんだか 知ら ねえ が な ➡
お前 が 無理だ っつ うん なら もう 何も し なくて いい !
俺 が 火影 に なって から …。
日向 を 変えて やる よ !!))
( ネジ ) うずまき ナルト やつ に 教え られた 。
籠 の 鳥 だって 賢く なれば 自分 の クチバシ で フタ を 開けよう と する 。
また 自由に 空 を 飛び たい と 思う って こと を 。
どちら に せよ 行き着く 先 は 同じな の かも しれ ない 。
ただ 後者 の 生き 方 を 選ぶ とき ➡
人 は 生きる 目的 に 向かって 頑張れる 。
そして それ を 持つ 者 が 本当に 強い のだ と 。
そして 父上 私 の 目的 は ただ 一 つ ➡
もっと 強く なり たい 誰 に も 負け ない くらい 。
今 は そう 思い ます 。
いい 仲間 が 出来た な ネジ 。
( ネジ ) 今 は ライバル です が …。
( ネジ ) 父上 ! えっ !
どうやら 術 を 探さ なくて いい ようだ 。
ああ 。
立派に なった な ネジ 。
父 様 !
♪♪~
父 様 …。
( 鳥 の 鳴き声 )
( ネジ ) ガイ …。
ヒザシ さん は お前 の 成長 する 姿 を 見届け られ なかった こと が ➡
いちばん の 心残りだった ようだ な 。
♪♪~
はい 。
( 弥彦 ) よかった な 皆 も 家 に 戻って ➡
この 村 に も 平和 が 戻った って わけだ 。
ええ それ で これ から どう する ?
木 ノ 葉 隠れ の 里 の 下 忍 たち と 組む 気 な の か ?
ああ 。 里 は 違え ど ➡
同志 と 言って も いい かも な って 思って いる 。
いつか あいつ ら と 組む 日 も 来る かも しれ ない な 。 ん ?
長門 なんだ それ 。 あの 子供 たち の ?
村 の 道 で 拾った んだ 。
みんな が 村 に 帰る どさくさ で 落として しまった らしい な 。
ハハハ ! あいつ ら ➡
また ぬいぐるみ が ない って 大騒ぎ して る だろう な 。
よし 俺 が 届けて きて やる 。
弥彦 …。 すぐ 戻る ここ で 待って て くれ 。
おっしゃ ! さっさと 戻って 父ちゃん に 報告 する って ば よ !
じゃあ ナルト 君 里 まで 僕 と 競争 し ましょう !
フン 負け ねえ って ば よ 。 僕 だって 負け ませ ん 。
俺 が 負け ない んだ って ば よ ! 僕 も です 。
俺 だって ば よ 。 僕 です !
ほんと 元気 ね 。 そう ね 。
( カカシ ) お ~ い 待って くれ 。
ま まだ 体 の 調子 が …。
ちょ ちょっと 休んで いき ましょう よ 。
やれやれ 。
えっ 。
なんだ … なん だって ば よ 。
弥彦 。
ハァ ハァ ハァ …。
長門 ?
♪♪~
うわ ぁ ~!