NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 20 - 441 - 帰還
( 綱 手 ) いい 天気 だ 。
しかし … った く 自 来 也 の やつ ➡
なんて 後味 の 悪い 話 を 書き や が って 。
続き が 気 に なって しかたない 。
( シズネ ) あら お茶 を と 思った のです が ➡
タイミング が 悪かった でしょう か ? いや そんな こと は ない 。
ちょうど 小 腹 が 減って いた ところ だ 。
( シズネ ) よかった どうぞ 甘 栗 甘 の よもぎ 団子 です 。
う ~ ん やはり 脳 の 疲れ に は 甘い もの だ な 。
どれ 続き 続き 。
( ミナト ) キミ たち の おかげ で 任務 は 無事 遂行 さ れた 。
ご苦労さま と 言い たい ところ だ けど ➡
そういう わけ に も いか ない よ ね 。
( ネジ ) 申し訳 あり ませ ん でした 。
最初に 命令 違反 を した の は 俺 です 。
どうか 俺 を 処分 して ください 。
( リ ー ) ネジ ! キミ 一 人 の せい じゃ あり ませ ん 。
( ナルト ) そう だって ば よ 。 んな こ と 言ったら 俺 が 最初に 。
けど あの 時 は それ しか なかった んだ 。
( サスケ ) だが 掟 破り は 掟 破り だ 。
けど よ ! ( カカシ ) こら ここ で もめ ない 。
確かに 彼ら の 行動 は 軽率だった かも しれ ませ ん 。
しかし 彼ら の 機転 に よって 我々 が 救わ れた の も 事実 。
どうか 寛大な 処置 を お 願い し ます 。
キミ たち に そう 言わ れて は ね 。
確かに 命令 違反 は 許さ れる もの じゃ ない 。
任務 に は イレギュラ ー は つきもの 。
限ら れた 状況 の なか で 判断 し ➡
最良 の 選択 を して いか なければ なら ない 。
今回 キミ たち は 全員 が 団結 して 事 に 当たり 任務 を 成功 に 導いた 。
その 側面 も 評価 し なければ いけない よ ね 。
( サクラ ) 四 代 目 様 それ って …。
( ヒルゼン ) まっ お 咎め なし と いう こと かのう 。
よっ しゃ ~!
やった って ば よ 。
( チョウジ ) ひと 安心 したら お腹 減っちゃ った よ 。
( キバ ) てっきり 大 目玉 食らう と 思った けど な 。
火影 も しょせん 身内 に 甘い と いう こと か 。
お前 まだ 言って ん の か よ 。
俺 は お前 を 認め ない 。
まあ いい じゃ ねえ か せっかく 丸く 収まった んだ しよ 。
それにしても ナルト の 活躍 ったら すごかった よ ね 。
( いの ) ほん と 見直しちゃ った わ よ 。
( ヒナタ ) うん ナルト 君 修業 頑張って た もの 。
アハハ ! それほど で も ある って ば よ 。
よし 飯 でも 食い ながら 話そう ぜ 。 くだら ん 。
え ~ サスケ 君 帰っちゃ う の ?
( チョウジ ) まあ いい じゃ ん いい じゃ ん 焼き肉 だ !
なんだ よ あいつ 。
( 綱 手 ) 面会 謝絶 だって の に 無理に 押し入って きや が って 。
( 自 来 也 ) お前 は 大げさだ のう 。
ひどい 状態 は とっくに 脱した わ 。
でも 心配な んだ よ 。
すみません うち の 息子 の せい で 。
な に かまう もの か 。
この 程度 の ケガ なんとも な いわい 。
しかし ナルト の やつ ➡
まだ つたない と は いえ 本当に 九 尾 チャクラ を 操る と は 。
ひょっとしたら 本当に ➡
わし が 捜し 求めて いる 予言 の 子 かも しれ ん のう 。
あれ が そんな たいそうな もの か ね …。
ハハハハッ …。
しかし 安心 して も おら れ ん 。
肝心の 問題 が 残った まま だ 。
大 蛇 丸 か 。
わし が あいつ の アジト を 見つけた とき …。
(( やっと 見つけた ぞ 大 蛇 丸 。
( 大 蛇 丸 ) フッ こんな ところ まで 訪ねて くる なんて ね 。
大 蛇 丸 その 姿 は いったい …。
( 大 蛇 丸 ) あぁ これ 新しい 体 を 手 に 入れた の よ 。
まさか 他人 の 体 を 乗っ取った と いう の か 。
不老 長寿 が 私 の 目標 。
若く 強く 美しい 体 は 誰しも が 憧れる もの 。
ただ 今 の この 姿 は 仮 の 器 。
次に 術 が 発動 可能 と なる 3 年 後 まで に は ➡
もっと 美しい 体 を 見つける つもり 。
そう はいかん 。 お前 の 企み は ここ まで よ !
土 遁 黄泉 沼 !
残念 あなた の 手の内 は お 見通し 。
何 だ と !?
クッ 逃がした か …。 だが わし は 諦め ん 。
探せば 次の 動き に つながる 痕跡 くらい ある 。
これ は ! すぐに ミナト に 知らせ ねば 。
まずい … 口 寄せ の 術 !))
あの 巻物 から する に 今回 の 事件 に ➡
大 蛇 丸 が 関わって いた こと は 間違い ない んだ が …。
思惑 まで は わから ず じまい か …。
引き続き 警戒 した ほう が よ さ そうだ の ぉ 。
なら 僕 は 僕 で できる こと は やって おか ない と 。
失礼 し ます 。
ミナト の やつ 相変わらず 忙し そうだ の ぉ 。
そりゃ あ 今 の 木 ノ 葉 は ➡
安定 して いる と は 言いがたい から な 。
うち は の ク ー デタ ー を 防ぐ こと は できた が ➡
まだ 根本 は 解決 して おら ん 。
しかし ミナト は これ を 機 に 連中 と 向かい合って みる つもり らしい 。
ほ ぉ 。
( フガク ) 命令 違反 を した あげく 余計な トラブル に 巻き込ま れる と は な 。
うち は 一族 は ほぼ 全員 が 木 ノ 葉 警務 部隊 に 所属 する 名門 。
そんな ざ まで は 示し が つか ん 。
その … 勝手に 飛び出した 者 が いて …。
止め られ なかった の なら それ は お前 の 力 不足 だろう 。
はい 。
( フガク ) 知って の とおり 今 は うち は 一族 に とって 大事な 時期 だ 。
お前 の 兄 なら もっと うまく 立ち回ったろう に 。
( イタチ ) 失礼 し ます 。
( イタチ ) ただいま 戻り ました 父さん 。
おお 待って いた ぞ イタチ 。
まだ 話し 中 かな ? ( フガク ) かまわ ん 。
それ より 報告 を 聞か せて もらおう か 。
俺 は これ で 。
ん ~ うまい !
任務 の あと の 焼き肉 は 最高だ ね 。
った く サスケ の やつ 意地 張り や が って 。
( シカマル ) まあ あいつ も 忙しい んだ ろ 。
く っそ ~ ナルト ばっ か に いい かっこ さ れて たまる か よ 。
俺 ら も 気合い 入れて 修業 しよう ぜ 赤 丸 !
( 赤 丸 ) ワンワン !
それにしても 後味 の 悪い 事件 でした ね 。
うん 。
最後に あんな こと が 起こる なんて 。
あいつ ら 意味 わかん ねえ 。
試験 は 終わった から 村人 たち を 村 に 誘導 する って 言って た のに 。
まさか 村 ごと 吹っ飛ば して しまう と は な 。
僕たち が 助けた 子供 たち も いた のに 。
おそらく 証拠 隠滅 の ため でしょう が 。
( テンテン ) だ と したら とんでもない 連中 じゃ ない 。
あんな 連中 に チ ー ム ・ ジライヤ を 名乗ら せて たまる か よ !
今度 会ったら ただ じゃ おか ねえ !
そう よ ! 絶対 捕まえて やる んだ から !
ねえ シカマル 。
あ ああ … そうだ な 。
父さん が 言った こと は 当然だ 。
ナルト が 勝手 を し なければ 。 ( シロ ) ワン ワン !
《 シロ そう いえば お前 ➡
あいつ に 助け られた んだった な 》
だが 今回 は 違う 。 俺 たち は 任務 の なか で 動いて いた 。
うまく いった の は 結果 論 に すぎ ない 。
なのに みんな あいつ に 甘 すぎる 。
また 父さん に 何 か 言わ れた か ?
まあ いつも どおり かな 。 そう か 。
だが 裏を返せば ➡
それ だけ お前 に 期待 して る って こと だ 。
それ に 俺 たち は 今 微妙な 立場 に ある から な 。
物騒な ク ー デタ ー まで 持ち出して …。
強引に 火影 に こちら の 条件 を のま せた ばかりだ 。
つけいら れる 隙 を 作り たく ない んだろう 。
祖先 の マダラ の 反逆 以降 その 能力 を 恐れ られ ➡
中央 政治 から 遠ざけ られて きた ➡
俺 たち の 状況 を 変える ため に …。
けど 約束 は 信じ られる の か …。
心配 ない 。
それ の ため に 俺 が 火影 に つけ られて いる 。
兄さん …。
いずれ 俺 と お前 が うち は 一族 を 支える こと に なる 。
俺 は 未来 の ため に ➡
四 代 目 の 真意 を 見極める つもりだ 。
だから お前 も 頑張れ 。
《 やはり 兄さん は すごい 。 だが 俺 だって …。
あんな やつ に 遅れ を 取って る 場合 じゃ ない !》
俺 に 新しい 術 を 教えて くれ 。
珍しい な 。 ずいぶん やる 気 じゃ ない か 。
俺 に は もっと 力 が いる 。
その ため に は 決定 力 の ある 術 が 必要だ 。
フ ー ン 。
それ なら お 誂え向きの 術 が ある 。
写 輪 眼 の 先 読み と 合わせて ➡
初めて 完成 さ れる 電光石火 の 貫通 技 …。
つまり … 千鳥 か 。
サスケ の やつ 任務 から 帰った ばっ か な のに ➡
よく やる よ ね 。 何 言って ん の 。
早速 新 術 の 修業 に かかる なんて さすが サスケ 君 !
あんた たち も 少し は 見習い なさい よ 。
めん どくせ え なぁ 。
おい 今 の 話 ほんと か ?
サスケ が 新しい 術 の 修業 を して る って ?
うん 。 演習 場 で カカシ 先生 と 。
マジ か ! クッソ 出し抜か れた って ば よ !
おいおい 焦る こと ないだ ろ 。
つうか お前 すげ え 術 会得 した ばっ か じゃ ねえ か …。
悪い また 今度 な !
だから 面会 謝絶 だって 言って る のに !
いい から ど いて くれ って ば よ !
なんだ 騒々しい の ぉ …。
俺 に 修業 を つけて くれ って ば よ ! エロ 仙人 !
ずいぶん 性急な 話 だ が …。
まあ いい 。 どうせ しばらく は 静養 の 身 。
ちょっくら 見て やろう の ぉ 。
よっ しゃ ! 自 来 也 …。
お ~ い ! サスケ !
何の 用 だ 。 俺 も ➡
修業 始める って 言い に きたん だって ば よ !
何 ? 鈍い やつ だ な 。
お前 より 先 に 新 術 を 会得 したら ➡
俺 の こと 認めろ って 言って ん だって ば よ !
フン くだら ん 。 なんだ と !
お前 など 相手 に なら ない 。
俺 の 目標 は もっと 先 に ある から な 。
その 言葉 後悔 す んな よ 。
絶対 負かして やっ から な ! おい ナルト !
フン ! 邪魔 した の ぉ 。
ハア … あいつ 何 に 勝つ って ?
知ら ん 。 それ より 修業 の 続き だ 。
らしく ない の ぉ わざわざ ケンカ を 売り に 行く と は 。
いい んだ 。 その ほう が 張り合い が 出 ん だ から 。
あの 小僧 お前 の 負け たく ない 相手 と いう わけ か 。
しゃ あっ ! 見て ろ よ サスケ !
《 俺 は 負け ない 。 そして ➡
一 日 も 早く 父さん に 認めて もらう んだ !》
ハァ ー ッ !
もっと 集中 しろ の ぉ 。
確実に 九 尾 の チャクラ を 引き出す んだ 。
ハァ ー ッ !
ケガ を した か 。 いや 問題 ない 。
続け させて くれ 。
ハァ ー ッ !
( チョウジ ) なんか サスケ の 修業 って さ 鬼気 迫って る よ ね 。
僕 ちょっと 怖い んだ けど 。
バカ ね あれ が いい んじゃ ない 。
あいつ ら いろいろ めん どくせ え から な 。
(( ヒルゼン : うち は の 件 の 報告 書 か 。
ご 意見 番 から の 反対 は 予想 して い ました が ➡
他の 一族 から の 反発 が こう も 強い と は 。
皆 怖い のだ 。 裏切り の 歴史 が ある うえ ➡
基本 的に 他者 と 交わろう と し ない から な 。
その 高い 能力 と 相まって どうしても ➡
得体の知れない 連中 と 映る 。
未然 に 終わった ク ー デタ ー の 件 も 後 を 引いて おる しな 。
しかし 約束 を 違える こと は でき ませ ん 。
わかって おる が これ だけ の 反対の 声 を 無視 して は ➡
それ こそ 政 に 差し 障る 。
説得 を 続ける しか ない で すね 。
と いう わけだ もう 少し 時間 を くれ ない か ?
( イタチ ) すみません 立ち聞き を して しまい ました 。
力 及ば ず 申し訳ない と 思って る 。
( イタチ ) いえ 少し 驚き ました 。
しょせん 期限 を 切ら ない 口 約束 ➡
のら りく ら り と かわさ れる こと も 考えて い ました ので 。
それ で 欺か れる キミ じゃ ないだ ろ 。
それ に 力 の 及ぶ 範囲 の 災厄 くらい ➡
祓 って いき たい から ね 。
自 来 也様 が 妙 木山 で 授かった 予言 だ よ 。
忍 世界 に は さまざまな 災厄 が 立ちはだかって いる 。
で 自 来 也様 の 弟子 の 中 から 現れる 予言 の 子 は ➡
それ ら と 戦う 運命 に ある らしい 。
世界 を よい 方向 に 導く ため に ね 。
( イタチ ) それ は ナルト 君 の こと です か ?
さあ ね 。 先生 は 多く の 弟子 を 持って いる から ね 。
俺 も その うち の 一 人 だ し 。
まっ それ は ともかく と して ➡
問題 を 抱えた 里 は もろく なる 。
俺 の 子 や キミ の 弟 … 次の 世代 の ため に も ➡
なるべく 平和な 里 を 残し たい よ ね ))
ハァ ハァ ハァ …。
だいぶ 形 に なって きた な 。
当然だ 立ち止まる わけに は いか ない 。
その 様子 じゃ 今日 は ここ まで だ な 。
続き は 日 を 改めよう 。
♪♪~
のんきな やつ ら だ 。
( ミナト ) いい かい ? ナルト 。
この 螺旋 丸 は ただ の 基礎 に すぎ ない 。
お ぉ ~!
この先 の 修業 次第 で ➡
新しい 術 に も 進化 さ せ られる 。
父さん 。
お前 だった か 。
新 術 の 修業 を して いた んだ 。
そう か それ は ご 苦労 。
興味 は ない って 感じ か 。
《 いや 違う 。
この 程度 で は まだまだ ➡
うち は 一族 を 背負う 父さん の 評価 に は ➡
値し ない って こと だ …》
う ぉ ~ っ !
さすが だ な 。
まさか これほど の スピ ー ド で 習得 する と は 。
俺 は うち は だ から な 。
《 確かに この 術 なら ➡
あれ に 匹敵 する かも しれ ない 。
だが …》
《 俺 は あいつ を 凌 駕 する 》
カカシ この 千鳥 ➡
どこ まで 進化 さ せる こと が できる ?
ハァ 普通 少し は 喜ぶ もん だ けど ね 。
まっ そういう ところ も お前 らしい か 。
で どう な んだ ?
正直 雷 遁 は 莫大な チャクラ を 使う から ね 。
チャクラ 量 の 少ない 俺 に は ➡
これ が 精いっぱい な んだ よ 。
不可能 って こと か 。 ( カカシ ) そう じゃ ない 。
ただ この先 は 相当な 困難 を 極める だろう 。
クッ …。
( 上條 ) ミツバチ が いる 場所 に は →
豊かな 自然 と 変わら ぬ 暮らし が あり ます 。
残して いき たい その 風景 。
美しき 地球 。