NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 20 - 458 - 真
( サスケ ) カカシ アンタ が 先 に いる なんて 珍しい な 。
( カカシ ) ま ぁ たま に は な 。
こんな 所 に 呼び出して 何の 用 だ ?
《 イタチ : サスケ 。
大きく なった な 》
( イタチ ) 久しぶりだ な サスケ 。
うち は イタチ …。
アンタ を … 殺す !
( 鬼 鮫 ) ほう 写 輪 眼 。 しかも あなた に よく 似て 。
いったい 何者 です ?
俺 の 弟 だ 。
《 写 輪 眼 は 開いた か 。 そう で なくて は な 》
アンタ の 言った とおり アンタ を 恨み 憎み →
そして アンタ を 殺す ため だけ に 俺 は !
《 どれ だけ 強く なった ?》
俺 は … 生きて きた !
《 千鳥 》
う お ~ っ !
《 そう か カカシ さん が …》
うわ ~ っ !
( ナルト ) サスケ ! チクショウ …。
忍法 口 寄せ の …。 遅い 。
( イタチ ) 自 来 也様 。
( 自 来 也 ) 目当て は やはり ナルト か 。
ナルト 君 を 連れて 行く の が 暁 から 下された →
我々 へ の 至上 命令 。
ナルト は やれ ん のう 。
どう です か ね ?
ちょうど いい お前 ら 2 人 は ここ で わし が 始末 する 。
手 出す な …。
コイツ を 殺す の は …。
俺 だ 。
今 お前 など に 興味 は ない 。
《 今 は まだ だ サスケ 》
う っ うわ っ !
サスケ ! チクショウ が !
ナルト ! 手 出す な っ つって んだろう が !
これ は 俺 の 戦い だ …。
《 そう だ 》
上等だ !!
ぐ っ …。
《 イタチ : まだ 足りない んだ 》
《 イタチ : 許せ サスケ 。
許せ …》
容赦 ないで すね 。
《 憎め この 俺 を 》
( イタチ ) お前 は 弱い 。
今 から 24 時間 あの 日 を さまよえ 。
うわ ~ っ !! 弟 相手 に 月 読 です か ?
いいかげんに … しや が れ !!
う っ … あっ …。
なぜ 弱い か 。
足りない から だ 。 憎しみ が 。
鬼 鮫 来い 。 チッ 。
待て !
なぜ 退く 必要 が ? あなた なら …。
《 サスケ 三 代 目 が 死んで も まだ →
お前 を 守る 者 たち が いる んだ な 。
待って いる ぞ サスケ 》
なぜ そこ まで 弟 に こだわる ? アイツ は 抜け 忍 だろう 。
少なくとも お前 なんか より →
アイツ の こと を 兄弟 だ と 思って いる から だ 。
( カラス の 鳴き声 )
お前 は サスケ を 連れ戻し た がって いた な ?
だが うまく いか なかったら どう する ?
どう やって でも 連れ戻す 。
さっき お前 は サスケ を 兄弟 の ようだ と 言った な 。
ならば もし その サスケ が →
木 ノ 葉 を 襲って きたら どう する と 聞いて いる んだ 。
なんだ ? なんで サスケ が … そんな こと する わけ ねえ だ ろ !
サスケ は まだ 純粋だ 。
簡単に 何 色 に でも 染まる 。
そう なった 場合 お前 は ヤツ を 止め られる の か ?
サスケ を 殺して でも 。
サスケ と 木 ノ 葉 を 天秤 に かけ られる の か ?
くっ ! 木 ノ 葉 は 守る !
そんで も って サスケ も 殺さ ず 止める !
子供 だ な 。 お前 の 話 は 絵空事 ばかり だ 。
忍 は ときに 厳しい 選択 を 迫ら れる こと だって ある 。
前 に も 一 度 同じ こと を 言わ れた 。
でも 選択肢 なんて ねえ 。
まっすぐ 自分 の 言葉 は 曲げ ねえ 。 それ が 俺 の 忍 道 だ !
《 そう か 》
来た か 。
その 写 輪 眼 お前 は どこ まで 見えて いる ?
今 の 俺 の この 眼 に 見えて いる の は →
イタチ アンタ の 死に 様 だ 。
俺 の 死に 様 か 。
では …。
再現 して みろ 。
う っ … う …。
♪♪~
許せ サスケ 。 これ で 最後 だ 。
( 倒れる 音 )
俺 の こと を ずっと 許さ なくて いい 。
俺 は お前 を ずっと 愛して いる 。
♪♪~
《 俺 は …》
《 決めた よ 兄さん 》
( マダラ ) あと は ヤツ ら か 。
( ゼツ ) やはり 光 を 通さ なかった か 。
やっと だ 。
どうやら あの 黒い 野郎 は 平気 みて ぇだ な 。
サスケ みんな を 幻 術 から 覚まさ せる に は →
どう すりゃ いい ?
輪廻 眼 の 幻 術 は 輪廻 眼 で 処理 できる おそらく な 。
( カカシ ) サスケ の 左 目 が 必要 と いう こと か 。
そう は させ ない 。
あと は お前たち を 処理 する だけ だ 。
( マダラ ) 世界 の 救世 主たる 俺 が な 。
マダラ !
( サクラ ) あの 額 の 目 。
気 を つけろ 。 ヤツ の 影 4 体 に 四方 を 囲ま れて る ぞ 。
わかって ん よ 。
もう お前 ら に は 何も さ せ ん 。
今 この世 の 因果 を 断ち切った のだ 。
人々 から 苦しみ 痛み むなし さ を 切り離した のだ 。
こんな の ウソ っぱ ち じゃ ねえ か !
ナルト 。 皆 の 幸せ の 邪魔 を して いる のだ お前 は 。
見ろ 。 すべて の 忍 が 戦い を やめた 世界 を 。
俺 は 地獄 を 天国 へ と 変えた 。
柱 間 の 間違い を ようやく 正した のだ 。
初代 火影 様 の 間違い って なん の こと よ ?
お前たち 木 ノ 葉 の 者 は 認め たく ない だろう が →
結局 柱 間 は 失敗 した のだ 。
忍 世界 の 変革 に 。
最初 は 柱 間 も 俺 も 目的 は 一緒だった 。
そして 一緒に 行動 を 始めた 。
( マダラ ) 年 端 も いか ぬ 子供 で すら 戦い に 駆り出さ れる →
忍 の 世界 を 変えよう と した 。
( マダラ )2 人 で 忍 の 里 を 作った 。
だが それ で は 真 の 平和に は たどり着け ない 。
人 は 腹 の 奥 はらわた まで 見せ 合う こと は でき ない 。
恐れ 疑い 憎む こと は 決して 止ま ない 。
俺 の 主張 は 退け られた 。
忍 の 世界 は 柱 間 の 理想 の もと に 進んで いった 。
だが それ で どう なった ?
忍 同士 の 戦い は 止まら ぬ 。
止まら ぬ どころ か 里 を 作った こと に よって →
軍事 力 は 高まり →
戦い は 大戦 と 呼ば れる 規模 に 膨れ上がり →
死傷 者 の 数 は 膨大 と なった 。
第 一 次 忍 界 大戦 。
第 二 次 忍 界 大戦 。
第 三 次 忍 界 大戦 。
戦い は 止ま ぬ 。 それ が 柱 間 の 作った 忍 世界 だ 。
もっとも この 第 四 次 忍 界 大戦 は 俺 が 仕掛けた もの だ が な 。
( サクラ ) そう よ 。 あなた の せい で 大勢 が 死んだ !
おとなしく 尾 獣 を 渡せ と いう 提案 は した はずだ 。
今 人 は 皆 神 樹 の 中 で →
それぞれ が 幸せな 夢 を 見て いる 。
自分 の 理想 の 世界 の 中 に いる のだ 。
これ が お前 の 理想 の 世界 か 。
人 に ただ まやかし を 与えた だけ だ ろ !
俺 は 忍 の 長き 戦い の 歴史 から →
救世 主として 争い を 取り除いた のだ 。
もう 理解 しろ 。 すべて 終わった のだ 。
( ゼツ ) 違う マダラ 。
お前 は 救世 主 でも なく そして 終わり で も ない 。
《 動け ん …》
( サクラ ) 何 な の ?
なぜ お前 が オビト と は 違い →
すべて を 利用 する 側 だ と 言い切れる ?
自分 だけ が 違う と 思う の は おこがましく ない か ?
マダラ よ お前 も また 幻 の 夢 の 中 に いた のだ 。
俺 の 描いた 夢 の 中 に 。
黒 ゼツ お前 は 何 を 言って いる ?
お前 を 作った の は 俺 だ 。
お前 は 俺 の 意志 そのもの な んだ ぞ 。
そこ も 違う 。
俺 の 意志 は カグヤ だ 。
どう なって ん だって ば よ 。
ここ へ きて 仲間割れ か ?
いや そう じゃ ない 。
アイツ 今 カグヤ と 言った 。
カグヤ ? 何 それ ?
六 道 仙人 が 言って いた ヤツ だ 。
(( 今 の マダラ が まさに それ だ 。
まるで 母 カグヤ の ようだ 。
十 尾 の 力 を 得て わし に 近づき →
母 カグヤ の 力 に さえ 近づこう と して いる 。
やがて 母 の 力 は うぬぼれ を 生み →
人々 は その 力 の 存在 を 恐れる ように なって いった ))
まさか …。
( 扉 間 ) 何 だ ?
チャクラ を 吸い取って いる の か 。
ぐ ぉ ~ っ !
何 だって ば よ コイツ 。 すげ ぇ チャクラ だ 。
あたり の マダラ の 影 が すべて 消えた 。
何 か ある ぞ !
チャクラ だ ! うわ っ !
ハハハッ !
地中 から 噴き出た チャクラ を どんどん 吸収 して る の か !?
どこ から こんな 濃い いっぱいの チャクラ が !?
無限 月 読 に 捕まって る ヤツ ら の もの だろう 。
ギャ ー ッ !
このまま じゃ ヤベエ ぞ サスケ !
これ 十 尾 どころ じゃ ねえ ぞ チャクラ !
動く 前 に 止める !
いけ ナルト !
コイツ が 膨れて る うち に 止める って こった な 。
火 に 飛び 入る 虫 2 匹 。
お前 ら も 今 この 場 で チャクラ を 吸収 して やる 。
クソッ …。
待て サクラ ! でも …。
考え なし なら 無意味に なる 。
チクショウ !
《 動け ねえ …》
サスケ コイツ を 倒して 止め ねえ と →
俺 ら より 先 に みんな の チャクラ が 吸収 さ れて →
死 ん じ まう ぞ ! くっ …。
安心 しろ 皆 を 殺したり は し ない 。
かつて カグヤ は この 無限 月 読 を 人々 に かけた が →
殺さ ず に 生かした まま 保存 して おいた 。
カグヤ の 兵 と して 生産 する ため に 。
生産 ? どういう こと だ 。
フッ イタチ より は 鈍い ようだ な 。
ただ の 人間 が 戦闘 で 使える か 。
う っ …。
まさか …。
( ゼツ ) 白 ゼツ に する のだ 。
かつて の 無限 月 読 に かかった 者 ども の 成れ の 果て の 姿 。
それ が 白 ゼツ だ 。
ゆっくり と 時間 を かけて 変化 さ せる 。
なら みんな あの 白い のに な っち ま うって こと か ?
黒 ゼツ 何 を 言って いる 。
無限 月 読 は うち は に よって 忍 世界 に →
永遠の 平和 を もたらす 術 だ 。
( ゼツ ) お前 の その 根拠 は なんだ ?
六 道 仙人 が …。
石碑 に そう 書き記した 。
書いて あった !
( ゼツ ) マダラ よ 。
俺 は お前 など より はるか 昔 から 存在 して いる 。
ハゴロモ の 残した 石碑 を 見つけ 修正 する 時間 は 十分に あった 。
修正 だ と ?
( ゼツ ) 無限 月 読 は 平和 の 夢 を 与える 術 で は ない 。
個々 の 持つ チャクラ を 集め 膨大な 量 に 高める 術 だ 。
なんの ため に …。
( ゼツ ) お前 は その ため に 動いて いた のだ 。
俺 の … いや カグヤ の 意志 に よって 。
俺 が そんな …。
( ゼツ ) お前 が オビト を 駒 と して 使った ように →
お前 も また 1 つ の 駒 だった のだ 。
あっ !
おい す っげ え 膨れて ん ぞ !
吸収 し すぎた チャクラ に 耐え られ ず 膨張 して いる んだ !
このまま じゃ 砕け 散る !
なぜ だ なぜ こんな …。
《 柱 間 … 俺 は どこ で 間違えた んだ ?》
縮んで る 。
オビト !
♪♪~
コイツ … コイツ 大 じいちゃん が 言って た …。
大 筒 木 カグヤ !