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昔話、日本語。, 鬼 の お 面 と 女 の 子

鬼 の お 面 と 女 の 子

むかし 、 むかし 、 ある ところ に 女 の 子 が 住んで いました 。 女の子 は 、 お母さん と 二 人 で 住んで い まし た が 、 とても 貧乏で 、 とうとう 女の子 は 、 奉公 に 出る こと に なりました 。 自分 の 家 を 離れて 、 お 店 で 働 く こと に なった のです 。 女の子 は 、 とても 優しい 子 で 、 家 に 一 人 残して いった お母さん が 心配で なりません 。 お母さん に よく 似た 女 の 人 の お 面 を 買って 、 毎日 、 元気で います ように と お 祈り して いました 。 ある 時 、 女の子 が いない 間 に 、 いたずら 好きな 近所 の 子供 が 、 の お 面 を 鬼 の お 面 と 取り替えて しまいました 。 女 の 子 が 自分 の 部屋 に 帰って く る と 、 お母さん の お 面 が 鬼 の お 面 に なって いる ので 、 とても 驚 いて 、「 これ は 、 不吉な ! お母さん に 何 か あった に 違いない 。」 と 、 大急ぎで 鬼 の お 面 を 持って 、 お母さん の 住む 村 に 出かけて 行きました 。 ところ が 、 暗い 山道 を 一 人 で 歩 いて いる と 、 山賊 が 出て きて 、 女 の 子 を さらって しまいました 。 山賊 たち は 、 女 の 子 に 「 腹 が 減った から 、 飯 を 炊け ! 」 と 、 命令 しました 。 女 の 子 は 、 火 を 起こして ご飯 を 炊き 始めました が 、 たき 木 が ぬれて いて 煙 が いっぱい 出て きました 。 あまり に 煙い もの です から 、 女 の 子 は 、 持って いた 鬼 の お 面 を 顔 に か いき ぶって 、 フーフー と 息 を 吹きかけ ま した 。

火 に 照らさ れた その 姿 は 、 まるで 本物 の 鬼 の よう 。 山賊 たち は 怖 がって 、 宝 物 を 置いて みんな 逃げて しまいました 。 女 の 子 は 、 山賊 が 置いて いった 宝 物 を 持って 、 お母さん の 家 に 帰りました 。 子供 が いたずら して 鬼 の お 面 に 取り替えた だけ です から 、 お母さん は とても 元気で 、 女 の 子 が 持って 帰って きた 宝物 で 、 お 金持ち に なって 幸せ に 暮らした そうです 。

おしまい 。

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鬼 の お 面 と 女 の 子 おに|||めん||おんな||こ Die Maske des Dämons und das Mädchen demon mask and girl La máscara del demonio y la niña Le masque du démon et la jeune fille Het masker van de demon en het meisje A máscara do demónio e a rapariga Маска демона и девушка 恶魔面具和女孩 惡魔面具與女孩

むかし 、 むかし 、 ある ところ に 女 の 子 が 住んで いました 。 女の子 は 、 お母さん と 二 人 で 住んで い まし た が 、 とても 貧乏で 、 とうとう 女の子 は 、 奉公 に 出る こと に なりました 。 自分 の 家 を 離れて 、 お 店 で 働 く こと に なった のです 。 女の子 は 、 とても 優しい 子 で 、 家 に 一 人 残して いった お母さん が 心配で なりません 。 |||||おんな||こ||すんで||おんなのこ||お かあさん||ふた|じん||すんで||||||びんぼうで||おんなのこ||ほうこう||でる||||じぶん||いえ||はなれて||てん||はたら||||||おんなのこ|||やさしい|こ||いえ||ひと|じん|のこして||お かあさん||しんぱいで| Once upon a time, there lived a girl's child. The girl lived with her mother, but she was so poor that she finally went to the apprenticeship. I decided to leave my house and work in a store. The girl is a very kind child, so don't worry about the mother who left her alone at home. お母さん に よく 似た 女 の 人 の お 面 を 買って 、 毎日 、 元気で います ように と お 祈り して いました 。 お かあさん|||にた|おんな||じん|||おもて||かって|まいにち|げんきで||よう に|||いのり|| I bought a mask of a woman who looked a lot like my mother and prayed that she would be fine every day. ある 時 、 女の子 が いない 間 に 、 いたずら 好きな 近所 の 子供 が 、 の お 面 を 鬼 の お 面 と 取り替えて しまいました 。 |じ|おんなのこ|||あいだ|||すきな|きんじょ||こども||||おもて||おに|||おもて||とりかえて| At one point, while the girl was absent, a mischievous neighbor's child replaced her mask with a demon mask. 女 の 子 が 自分 の 部屋 に 帰って く る と 、 お母さん の お 面 が 鬼 の お 面 に なって いる ので 、 とても 驚 いて 、「 これ は 、 不吉な ! おんな||こ||じぶん||へや||かえって||||お かあさん|||おもて||おに|||おもて||||||おどろ||||ふきつな When the girl's child returned to her room, she was very surprised because her mother's mask was a demon's mask, and she said, "This is ominous! お母さん に 何 か あった に 違いない 。」 お かあさん||なん||||ちがいない There must have been something to my mom. " と 、 大急ぎで 鬼 の お 面 を 持って 、 お母さん の 住む 村 に 出かけて 行きました 。 |おおいそぎで|おに|||おもて||もって|お かあさん||すむ|むら||でかけて|いきました I hurriedly took the mask of the demon and went to the village where my mother lived. ところ が 、 暗い 山道 を 一 人 で 歩 いて いる と 、 山賊 が 出て きて 、 女 の 子 を さらって しまいました 。 ||くらい|やまみち||ひと|じん||ふ||||さんぞく||でて||おんな||こ||| However, when I was walking alone on a dark mountain road, a bandit came out and kidnapped the girl's child. 山賊 たち は 、 女 の 子 に 「 腹 が 減った から 、 飯 を 炊け ! さんぞく|||おんな||こ||はら||へった||めし||たけ The bandits told the girl, "I'm hungry, so cook rice! 」 と 、 命令 しました 。 |めいれい| I ordered. 女 の 子 は 、 火 を 起こして ご飯 を 炊き 始めました が 、 たき 木 が ぬれて いて 煙 が いっぱい 出て きました 。 おんな||こ||ひ||おこして|ごはん||たき|はじめました|||き||||けむり|||でて| The girl's child started to cook rice with a fire, but the wood was wet and a lot of smoke came out. あまり に 煙い もの です から 、 女 の 子 は 、 持って いた 鬼 の お 面 を 顔 に か いき ぶって 、 フーフー と 息 を 吹きかけ ま した 。 ||けむい||||おんな||こ||もって||おに|||おもて||かお|||||||いき||ふきかけ|| It was so smokey that the girl shook her face with the demon's face and blew on her breath.

火 に 照らさ れた その 姿 は 、 まるで 本物 の 鬼 の よう 。 ひ||てらさ|||すがた|||ほんもの||おに|| Its appearance illuminated by fire is like a real demon. 山賊 たち は 怖 がって 、 宝 物 を 置いて みんな 逃げて しまいました 。 さんぞく|||こわ||たから|ぶつ||おいて||にげて| The bandits were scared and left their treasures and all ran away. 女 の 子 は 、 山賊 が 置いて いった 宝 物 を 持って 、 お母さん の 家 に 帰りました 。 おんな||こ||さんぞく||おいて||たから|ぶつ||もって|お かあさん||いえ||かえりました The girl's child returned to her mother's house with the treasure left by the bandits. 子供 が いたずら して 鬼 の お 面 に 取り替えた だけ です から 、 お母さん は とても 元気で 、 女 の 子 が 持って 帰って きた 宝物 で 、 お 金持ち に なって 幸せ に 暮らした そうです 。 こども||||おに|||おもて||とりかえた||||お かあさん|||げんきで|おんな||こ||もって|かえって||たからもの|||かねもち|||しあわせ||くらした|そう です The mother was very energetic because the child just mischievously replaced it with a demon mask, and it was a treasure that the girl's child brought back, and she was happy to live rich.

おしまい 。 The end.