16.1 仕掛けられた 罠 (2)
しかけ られた|わな
установленная|ловушка
set|
16.1 Fallen stellen (2)
16.1 Trap set (2)
16.1 Zestaw pułapek (2)
16.1 Conjunto de armadilhas (2)
16.1 Fällor inställda (2)
16.1 Tuzak seti (2)
16.1 陷阱套裝 (2)
「 今夜 だ 」
こんや|
сегодня вечером|
tonight|
Tonight.
マクゴナガル 先生 が 声 の 届か ない ところ まで 行って しまう の を 待って 、 ハリー が 言った 。
|せんせい||こえ||とどか||||おこなって||||まって|||いった
McGonagall|||||reach||||went|||||Harry||
Harry said, waiting until Professor McGonagall was out of earshot.
「 スネイプ が 仕掛け 扉 を 破る なら 今夜 だ 。
||しかけ|とびら||やぶる||こんや|
||настройка||||||
Snape||set up|door||break|||
"If Snape breaks the gimmick door, it's tonight.
必要な こと は 全部 わかった し 、 ダンブルドア も 追い払った し 。
ひつような|||ぜんぶ|||||おいはらった|
необходимое||||||||прогнал|
necessary|||all|understood||||driven away|
I knew everything I needed, and I rushed to Dumbledore.
スネイプ が 手紙 を 送った んだ 。
||てがみ||おくった|
||letter||sent|
Snape sent a letter.
ダンブルドア 先生 が 顔 を 出したら 、 きっと 魔法 省 じゃ キョトンと する に 違いない 」
|せんせい||かお||だしたら||まほう|しょう||きょとんと|||ちがいない
|||||выставит|||министерство||удивленно|||
|||face|object marker|comes out|surely||department||dumbfounded|||doubtlessly
If Professor Dumbledore shows his face, he must be Kyoton at the Ministry of Magic. "
「 でも 私 たち に 何 が できるって ‥‥」 突然 ハーマイオニー が 息 を のんだ 。
|わたくし|||なん||できる って|とつぜん|||いき||
||||||можем||||||
||||||we can|suddenly|||breath||
"But what can we do..." Hermione gasped suddenly.
ハリー と ロン が 急いで 振り返る と 、 そこ に スネイプ が 立って いた 。
||||いそいで|ふりかえる||||||たって|
|||||обернуться|||||||
||||hurriedly|turned around|||||||
Harry and Ron hurriedly looked back, and Snape stood there.
「 や あ 、 こんにちは 」 スネイプ が いやに 愛想 よく 挨拶 を した 。
||||||あいそ||あいさつ||
||||||вежливо|хорошо|приветствие||
|||||unusually|friendly|politely|greeting||
"Hello," Snape greeted me unpleasantly.
三 人 は スネイプ を じっと 見つめた 。
みっ|じん|||||みつめた
||||||stared
The three of them stared at Snape.
「 諸君 、 こんな 日 に は 室 内 に いる もん じゃ ない 」
しょくん||ひ|||しつ|うち|||||
gentlemen|like this||||room||||||not
"You guys, you're not in the room on a day like this."
スネイプ は とって つけた ような ゆがんだ ほほえみ を 浮かべた 。
||||||||うかべた
|||||искривленная|||
||attached|attached||twisted|distorted smile||wore
Snape gave a wry smile.
「 僕たち は ……」
ぼくたち|
"We are..."
ハリー は 、 その後 何 を 言ったら よい の か 考えつか なかった 。
||そのご|なん||いったら||||かんがえつか|
||после этого|||||||пришло в голову|
|||||||||couldn't think|
Harry couldn't figure out what to say after that.
「 もっと 慎重に 願いたい もの です な 。
|しんちょうに|ねがい たい|||
|осторожно|хотелось|||
more|carefully|wished|||
"I want to be more careful.
こんなふうに ウロウロ して いる ところ を 人 が 見たら 、 何 か 企んで いる ように 見えます ぞ 。
|うろうろ|||||じん||みたら|なん||たくらんで|||みえ ます|
|блуждать||||||||||замышляет||||
like this|wandering||||||||||planning|||looks like|
When a person sees a place like this, it looks like he is planning something.
グリフィンドール と して は 、 これ 以上 減点 さ れる 余裕 は ない はずだろう ?
|||||いじょう|げんてん|||よゆう|||
||||||||||||должно быть
Gryffindor|||(topic marker)||more|deduction|||margin|||supposed to
Gryffindor can't afford to lose any more points, can it?
」
ハリー は 顔 を 赤らめた 。
||かお||あからめた
||||покраснел
||||blushed
Harry blushed.
三 人 が 外 に 出よう と する と 、 スネイプ が 呼び止めた 。
みっ|じん||がい||でよう||||||よびとめた
|||||выйти||||||остановил
|||||to go out||||Snape||called out
As the three were about to leave, Snape stopped them.
「 ポッター 、 警告 して おく 。
|けいこく||
|предупреждение||
|warning||
"Potter, be warned.
これ 以上 夜中 に うろついて いる の を 見かけたら 、 我 輩 が 自ら 君 を 退 校 処分 に する ぞ 。
|いじょう|よなか||||||みかけたら|われ|やから||おのずから|きみ||しりぞ|こう|しょぶん|||
|больше|||блуждая||||увижу||||сам|||||изгнание|||
||midnight||loitering||||see|I|I||myself|||dismiss|school|disciplinary action|||
If I see any more of you wandering around at night, I will personally expel you from the school.
さあ もう 行き たまえ 」
||いき|
|||давай
||go|please
Come on, go! "
スネイプ は 大股 に 職員 室 の 方 に 歩いて いった 。
||おおまた||しょくいん|しつ||かた||あるいて|
||широкими шагами||||||||
||large strides||staff|staff room|||||
Snape walked stride towards the staff room.
入口 の 石段 の ところ で 、 ハリー は 二 人 に 向かって 緊迫 した 口調 で ささやいた 。
いりぐち||いしだん||||||ふた|じん||むかって|きんぱく||くちょう||
||камень ступеньки||||||||||в напряженном||тоне||
entrance||stone steps||||||||||tense||tone||
At the foot of the steps, Harry whispered to them in an urgent tone of voice.
「 よし 。
"Alright.
こう しよう 。
Let's do this.
誰 か 一 人 が スネイプ を 見張る んだ …… 職員 室 の 外 で 待ち伏せ して 、 スネイプ が 出て きたら 跡 を つける 。
だれ||ひと|じん||||みはる||しょくいん|しつ||がい||まちぶせ||||でて||あと||
|||||||следить|||||||засада||||||||
|||||||keep watch||staff|||||ambush||||||trace||
Someone's got to keep an eye on Snape.
ハーマイオニー 、 君 が やって くれ 」
|きみ|||
Hermione, you do it."
「 何で 私 な の ?
なんで|わたくし||
"Why me?
」
「 あたりまえ だろう 」 ロン が 言った 。
||||いった
обычно||||
obvious||||
"Of course it is," Ron said.
「 フリットウィック 先生 を 待ってる ふり を すれば いい じゃ ない か 」
|せんせい||まってる|||||||
|||ждет|||||||
Fritwick|||waiting|pretending||if||||
"You should pretend to be waiting for Professor Fritwick."
ロン は ハーマイオニー の 声色 を 使った 。
||||こわいろ||つかった
||||голос||
||||tone||used
Ron used Hermione's voice.
「 ああ 、 フリットウィック 先生 。
||せんせい
"Oh, Dr. Flitwick.
私 、14 b の 答え を 間違えて しまった みたいで 、 とっても 心配な んです けど ……」
わたくし|||こたえ||まちがえて||||しんぱいな||
|||||ошибся||||беспокойно||
|b||answer||mistakenly||it seems||worried||
I seem to have made a mistake in my answer to 14b, and I'm very worried about it. ......"
「 まあ 失礼 ね 。
|しつれい|
|rude|
"Well, excuse me.
黙ん なさい !
もく ん|
молчи|
quiet|
Shut up!
」
それ でも 結局 ハーマイオニー が スネイプ を 見張る こと に なった 。
||けっきょく|||||みはる|||
||in the end|||||keep watch|||
” Still, Hermione ended up watching over Snape.
「 僕たち は 四 階 の 例 の 廊下 の 外 に いよう 。
ぼくたち||よっ|かい||れい||ろうか||がい||
|||||例||||||будем
||four|floor||example||hallway||||
"Let us be outside the corridor of the example on the fourth floor.
さあ 行こう 」 と ハリー は ロン を 促した 。
|いこう||||||うながした
|||||||позвал
|||||||urged
Let's go, "Harry urged Ron.
だが こっち の 計画 は 失敗 だった 。
|||けいかく||しっぱい|
|||||неудача|
|here||plan||failure|
But this plan was a failure.
フラッフィー を 隔離 して いる ドア の 前 に 着いた とたん 、 また マクゴナガル 先生 が 現れた のだ 。
||かくり|||どあ||ぜん||ついた||||せんせい||あらわれた|
||изолировать||||||||||||||
||isolated|||||||arrived||||||appeared|
As soon as I got to the door that separated Fluffy, Professor McGonagall appeared again.
今度 こそ 堪忍 袋 の 緒 が 切れた ようだ 。
こんど||かんにん|ふくろ||お||きれた|
||терпение|||шнурок||порвался|
this time||patience|patience||patience||at the end|
It seems that the patience bag has run out this time.
「 何 度 言ったら わかる んです !
なん|たび|いったら||
how|time|||explanation
"How many times do you know!
たとえ 私 でも 破れ ない ような 魔法陣 を 組んで いる と お 思い です か ー 」 と すごい 剣幕 だ 。
|わたくし||やぶれ|||まほう じん||くんで||||おもい|||-|||けんまく|
||||||магический круг||составляет||||||||||настроение|
for example|||unbreakable|not||magic circle||forming||||||question marker||||intense sword aura|
Do you think that even I have a magical team that can't be broken? "
「 こんな 愚か し い こと は もう 許しません !
|おろか||||||ゆるし ませ ん
|глупый||||||не прощу
|foolish||||||will not forgive
"I won't forgive such stupid things anymore!
もし あなた たち が また この あたり に 近づいた と 私 の 耳 に 入ったら 、 グリフィンドール は 五十 点 減点 です !
||||||||ちかづいた||わたくし||みみ||はいったら|||ごじゅう|てん|げんてん|
||||||||||||||if you enter||||||
If I hear you guys are near here again, Gryffindor is down fifty points!
ええ 、 そう です と も 、 ウィーズリー 。
|so||||weekly
Yes, yes, Weasley.
私 、 自分 の 寮 でも 減点 します !
わたくし|じぶん||りょう||げんてん|し ます
|my||dormitory|||will do
I will deduct points for my dormitory as well!
」
ハリー と ロン は 寮 の 談話 室 に 戻った 。
||||りょう||だんわ|しつ||もどった
||||dormitory||conversation|||
" Harry and Ron returned to their dormitory common room.
「 でも 、 まだ ハーマイオニー が スネイプ を 見張ってる 」 と ハリー が 言った とたん 、 太った 婦人 の 肖像 画 が バッ と 開いて ハーマイオニー が 入って きた 。
||||||みはってる||||いった||ふとった|ふじん||しょうぞう|が||||あいて|||はいって|
||||||наблюдает|||||||дама||портрет|||сильно||открылась||||
||||||keeping watch|||||||woman||portrait|painting||bang|quotation particle|opened||||
"But Hermione's still watching over Snape," said Harry as the fat lady's portrait burst open and Hermione entered.
「 ハリー 、 ごめん ー 」 オロオロ 声 だ 。
||-|おろおろ|こえ|
|||flustered||
"Harry, I'm sorry.
「 スネイプ が 出て きて 、 何 して るって 聞か れた の 。
||でて||なん||る って|きか||
||||what|doing||||nominalizer
"Snape came out and what was it open to?
フリットウィック 先生 を 待って るって 言った の よ 。
|せんせい||まって|る って|いった||
I said I was waiting for Dr. Flitwick.
そし たら スネイプ が フリットウィック 先生 を 呼び に 行った の 。
|||||せんせい||よび||おこなった|
|||||||звать|||
|||||||called|||
Then Snape went to get Professor Flitwick.
だ から 私 、 ずっと 捕まっちゃって て 、 今やっと 戻って こ れた の 。
||わたくし||つかまっちゃ って||いまや っと|もどって|||
||||попалась||теперь||||
|||for a long time|caught||finally||||
That's why I was arrested for so long, and now I'm finally back.
スネイプ が どこ に 行った か わから ない わ 」
||||おこなった||||
||||||не знаю||
I don't know where Snape went.
「 じゃあ 、 もう 僕 が 行く しか ない 。
||ぼく||いく||
|||||только|
well|already|||||not
"Then, I have no choice but to go.
そう だろう ?
Right?
」 と ハリー が 言った 。
|||いった
said Harry.
あと の 二 人 は ハリー を 見つめた 。
||ふた|じん||||みつめた
|||||||looked
The other two stared at Harry.
蒼白な 顔 に 緑 の 目 が 燃えて いた 。
そうはくな|かお||みどり||め||もえて|
бледное|||||||горели|было
pale|||green||||burning|was
Green eyes burned on a pale face.
「 僕 は 今夜 ここ を 抜け出す 。
ぼく||こんや|||ぬけだす
|||||выбраться
||tonight|||escape
I'm getting out of here tonight.
『 石 』 を 何とか 先 に 手 に 入れる 」
いし||なんとか|さき||て||いれる
||somehow|ahead||||get
We'll manage to get the 'stone' first."
「 気 は 確か か !
き||たしか|
||точно|
spirit||for sure|question marker
"Are you sure!
」 と ロン が 言った 。
|||いった
「 だめ よ !
No, you can't!
マクゴナガル 先生 に も スネイプ に も 言わ れた でしょ 。
|せんせい||||||いわ||
McGonagall and Snape told you that, didn't they?
退 校 に なっちゃ うわ ー 」
しりぞ|こう||||-
|||стало||
leaving|school||going||
I'm going to be expelled.
「 だ から なん だって いう んだ ?
is|so||||explanation
"So what are you saying?
」
ハリー が 叫んだ 。
||さけんだ
||крикнул
||shouted
Harry shouted.
「 わから ない の かい ?
"Don't you understand?
もし スネイプ が 『 石 』 を 手 に 入れたら 、 ヴォルデモート が 戻って くるんだ 。
|||いし||て||いれたら|||もどって|
|||||||получит||||
|||||||he obtains||||coming
If Snape gets the Stone, Voldemort will come back.
あいつ が すべて を 征服 しよう と して いた 時 、 どんな ありさま だった か 、 聞いて る だろう ?
||||せいふく|||||じ|||||きいて||
||||покорение|||||||состояние|||||
||||conquer|||||||state|||listening||
Did you hear what it was like when he was trying to conquer everything?
退 校 に されよう に も 、 ホグワーツ そのもの が なくなって しまう んだ 。
しりぞ|こう||さ れよう||||その もの||||
|||されよう||||||||
leave|school||to be||||it||||
Even if I get expelled, Hogwarts itself will be gone.
ペシャンコ に されて しまう 。
||さ れて|
плоский|||
flattened|||
It will be made into a pechanco.
でなければ 闇 の 魔術 の 学校 に されて しまう んだ !
|やみ||まじゅつ||がっこう||さ れて||
если не|тьма||||||||
if not|||magic||school||||
Otherwise you'll end up in the School of the Dark Arts!
減点 なんて もう 問題 じゃ ない 。
げんてん|||もんだい||
deduction|||issue||
Deductions are no longer a problem.
それ が わから ない の かい ?
Don't you know that?
グリフィンドール が 寮 対抗 杯 を 獲得 し さえ したら 、 君 たち や 家族 に は 手出し を し ない と でも 思って る の かい ?
||りょう|たいこう|さかずき||かくとく||||きみ|||かぞく|||てだし||||||おもって|||
||||||||||||||||вмешательство|||||||||
||dormitory|inter-house|cup||won||||you|||family|||interference|||||||||
Do you really think that if Gryffindor even wins the Dorm Cup, they will leave you and your family alone?
もし 僕 が 『 石 』 に たどり着く 前 に 見つかって しまったら 、 そう 、 退 校 で 僕 は ダーズリー 家 に 戻り 、 そこ で ヴォルデモート が やってくる の を じっと 待つ しか ない 。
|ぼく||いし||たどりつく|ぜん||みつかって|||しりぞ|こう||ぼく|||いえ||もどり|||||||||まつ||
|||||достигнуть|||||||||||||||||||приходит||||||
|||||to reach||||||leave||||||||return||||(subject marker)|coming||||wait|only|not
If I am discovered before I reach the Stone, then yes, I will have to leave school and return to the Dursleys' house, where I will have to wait patiently for Voldemort to arrive.
死ぬ の が 少し だけ 遅く なる だけ だ 。
しぬ|||すこし||おそく|||
|||||поздно|становится|только|
to die|||||slow|||
You'll just die a little bit slower.
だって 僕 は 絶対 に 闇 の 魔法 に 屈服 し ない から !
|ぼく||ぜったい||やみ||まほう||くっぷく|||
|||||||||поддаться|||
|||absolutely||||magic||succumb|||
Because I will never give in to the magic of darkness!
今晩 、 僕 は 仕掛け 扉 を 開ける 。
こんばん|ぼく||しかけ|とびら||あける
сегодня вечером||||||
tonight|||mechanism|door||
Tonight I will open the trap door.
君 たち が 何と 言おう と 僕 は 行く 。
きみ|||なんと|いおう||ぼく||いく
I'm going no matter what you guys say.
いい かい 、 僕 の 両親 は ヴォルデモート に 殺さ れた んだ 」
||ぼく||りょうしん||||ころさ||
||||parents||||||
Okay, my parents were killed by Lord Voldemort. "
ハリー は 二 人 を にらみつけた 。
||ふた|じん||
|||||пристально смотрел
|||||glared at
Harry glared at them.
「 その とおり だ わ 、 ハリー 」
"Exactly, Harry."
ハーマイオニー が 消え 入る ような 声 で 言った 。
||きえ|はいる||こえ||いった
||entered|disappear into|like|||
said Hermione in a faint voice.
「 僕 は 透明 マント を 使う よ 。
ぼく||とうめい|まんと||つかう|
||invisible||||
I'll use the invisibility cloak.
マント が 戻って きた の は ラッキーだった 」
まんと||もどって||||らっきーだった
||||||везло
||||||lucky
I was lucky that the cloak was back."
「 でも 三 人 全員 入れる かな ?
|みっ|じん|ぜんいん|いれる|
|||everyone||
But will all three of us be able to get in?
」 と ロン が 言った 。
|||いった
Ron said.
「 全員って …… 君 たち も 行く つもり かい ?
ぜんいん って|きみ|||いく||
все||||||
everyone||||||
All of you are going to ......?
」
「 バカ 言う な よ 。
ばか|いう||
Don't be stupid.
君 だけ を 行か せる と 思う の かい ?
きみ|||いか|||おもう||
|||to go|||||
You think I'll let you go alone?
」
「 もちろん 、 そんな こと でき ない わ 」
"Of course I can't do that."
と ハーマイオニー が 威勢 よく 言った 。
|||いせい||いった
|||силами||
|||force||
Hermione said dashingly.
「 私 たち が い なけりゃ 、 どう やって 『 石 』 まで たどりつく つもりな の 。
わたくし|||||||いし||||
|||||||||достигнуть|намерен|
|||||||||to reach|intending|
"Without us, how would we get to the'stone'?
こう しちゃ いられ ない わ 。
||いら れ||
like||||explanatory particle
I can't do this.
私 、 本 を 調べて くる 。
わたくし|ほん||しらべて|
|||проверю|
I|book||will look up|to come
I'm going to check out the book.
なに か 役 に たつ こと が ある かも ……」
||やく||||||
||польза||||||
||role||will help||||
It might be of some use..."
「 でも 、 もし つかまったら 、 君 たち も 退 校 に なる よ 」
|||きみ|||しりぞ|こう|||
||поймают||||||||
||get caught||||to leave||||
"But if you get caught, you'll be expelled from school, too."
「 それ はどう かしら 」 ハーマイオニー が 決然と 言った 。
|は どう||||けつぜんと|いった
|||||decisively|
"I wonder if that's the case," Hermione said resolutely.
「 フリットウィック が そっと 教えて くれた んだ けど 、 彼 の 試験 で 私 は 百 点 満点 中 百十二 点 だった んですって 。
|||おしえて||||かれ||しけん||わたくし||ひゃく|てん|まんてん|なか|ひゃくじゅうに|てん||んです って
|||||||||||||||максимум||сто двенадцать|||говорят
Frittwick|||told|||but|he||exam||||||perfect score||112|||I heard that
"Flitwick quietly taught me, but in his exam I got 112 out of 100.
これ じゃ 私 を 退 校 に は し ない わ 」
||わたくし||しりぞ|こう|||||
||||drop||||||
This won't get me kicked out of school."
夕食 の 後 、 談話 室 で 三 人 は 落ち着か ない 様子 で みんな から 離れて 座った 。
ゆうしょく||あと|だんわ|しつ||みっ|じん||おちつか||ようす||||はなれて|すわった
dinner||after|conversation||||||restless||appearance||||away|
After dinner, the three of them sat restlessly apart from everyone else in the common room.
誰 も もう 三 人 の こと を 気 に とめる 様子 も なかった 。
だれ|||みっ|じん||||き|||ようす||
||||||||||обращать внимание|||
|also|||||||mind||pay attention|appearance||not
No one seemed to care about the three of them anymore.
グリフィンドール 寮生 は もう ハリー に 口 を きか なく なって いた 。
|りょうせい|||||くち|||||
||||||||говорить|||
|resident|||||talking|||||been
The Gryffindor housemates no longer spoke to Harry.
今夜 ばかり は 、 三 人 は 無視 されて も 気 に なら なかった 。
こんや|||みっ|じん||むし|さ れて||き|||
|только|||||игнорирование||||||
tonight||(topic marker)||||ignored|||||would|
Just for tonight, the three of them didn't mind being ignored.
ハーマイオニー は これ から 突破 しなければ なら ない 呪い を 一 つ でも 見つけよう と ノート を めくって いた 。
||||とっぱ|し なければ|||まじない||ひと|||みつけよう||のーと|||
||||прорыв|||||||||найти|||||
||||breakthrough||||curse|||||to find||||flipping|
Hermione was flipping through her notebook trying to find even one curse that she had to break through.
ハリー と ロン は 黙り がち だった 。
||||だまり||
|||||склонны|
Harry||||silent|tended to|was
Harry and Ron tended to be silent.
二 人 と も これ から 自分 たち が やろう と して いる こと に 考え を 巡らせて いた 。
ふた|じん|||||じぶん|||||||||かんがえ||めぐらせて|
|||||||||делать||||||||прокручивая|
two|person|with|also||||||going to do|quotation particle|doing||||||thinking|
Both of them were thinking about what they were going to do.
寮生 が 少しずつ 寝室 に 行き 、 談話 室 は 人気 が なくなって きた 。
りょうせい||すこしずつ|しんしつ||いき|だんわ|しつ||にんき|||
||немного|спальня|||||||||
resident||little by little|bedroom||||||popularity||disappeared|come
Little by little, the dormitory students went to their bedrooms, and the common room became less popular.
最後 に リー ・ ジョーダン が 伸び を して あくび を し ながら 出て いった 。
さいご|||||のび|||||||でて|
Lee Jordan stretched and yawned as he left.
「 マント を 取って きたら 」 と ロン が ささやいた 。
まんと||とって|||||
||took|||||
"Get me the cloak," whispered Ron.
ハリー は 階段 を かけ上がり 暗い 寝室 に 向かった 。
||かいだん||かけあがり|くらい|しんしつ||むかった
||||поднялся||||
||stairs||ran up|dark|bedroom||
Harry ran up the stairs and into the dark bedroom.
透明 マント を 引っ張り出す と 、 ハグリッド が クリスマス ── プレゼント に くれた 横笛 が ふと 目 に とまった 。
とうめい|まんと||ひっぱりだす||||くりすます|ぷれぜんと|||よこぶえ|||め||
прозрачный|||достать||||||||флейта||вдруг|||остановилось
transparent|||pulled out||Hagrid||Christmas||||wooden flute||suddenly|||caught
When I pulled out the transparent cloak, Hagrid suddenly caught my eye on the flute that was in the present.
フラッフィー の 前 で 吹こう と 、 笛 を ポケット に 入れた ── とても 歌う 気持 に は なれ そうに も なかった から だ 。
||ぜん||ふこう||ふえ||ぽけっと||いれた||うたう|きもち||||そう に||||
||||подуть|||||||||настроение||||||||
||||blew||flute||||||sing|feeling|||could not become|||||
I put the whistle in my pocket to blow it in front of Fluffy-because I didn't feel like singing very much.
ハリー は 談話 室 に かけ 戻った 。
||だんわ|しつ|||もどった
||||||вернулся
||||||returned
Harry ran back to the common room.
「 ここ で マント を 着て みた 方 が いい な 。
||まんと||きて||かた|||
"You should try on the cloak here.
三 人 全員 隠れる か どう か 確かめよう …… もしも 足 が 一 本 だけ はみ出して 歩き回って いる の を フィルチ に でも 見つかったら ……」
みっ|じん|ぜんいん|かくれる||||たしかめよう||あし||ひと|ほん||はみだして|あるきまわって|||||||みつかったら
|||||||давай проверим||||||||ходит|||||||
||everyone|hide||||let's make sure|if|foot|subject marker||one||sticking out|walking around|||||||is found
Let's see if all three can hide ... If Filch finds that he is walking around with only one leg sticking out ... "
「 君 たち 、 何 して る の ?
きみ||なん|||
you|||||nominalizer
What are you guys doing?
」
部屋 の 隅 から 声 が 聞こえた 。
へや||すみ||こえ||きこえた
room||corner||||
I heard a voice in the corner of the room.
ネビル が ひじ かけ 椅子 の 陰 から 現れた 。
||||いす||かげ||あらわれた
||elbow||chair||shade||emerged
Neville emerges from behind the elbow chair.
自由 を 求めて また 逃亡 した ような 顔 の ヒキガエル の トレバー を しっかり と つかんで いる 。
じゆう||もとめて||とうぼう|||かお||ひきがえる|||||||
свобода||ищет||бегство|||||||Тревор||||держит|
freedom||seeking||escape||like|||toad||Trevor|||||
Holding onto Trevor, a toad that looks like it's fleeing for freedom again.
「 なんでもない よ 、 ネビル 。
Nothing, Neville.
なんでもない 」
ハリー は 急いで マント を 後ろ に 隠した 。
||いそいで|まんと||うしろ||かくした
||hurriedly|||||hid
Harry hurriedly hid his cloak behind his back.
「 また 外 に 出る んだ ろ 」
|がい||でる||
"You're going out again."
ネビル は 三 人 の 後ろめた そうな 顔 を 見つめた 。
||みっ|じん||うしろめた|そう な|かお||みつめた
|||||後ろめた - виновный||||
|||||guilty||||
Neville stared at their guilty faces.
「 う うん 。
違う 。
ちがう
No, it's not.
違う わ よ 。
ちがう||
No, it's not.
出て なんか いか ない わ 。
でて||||
I don't think I'm going out.
Я никуда не выхожу.
ネビル 、 もう 寝たら ?
||ねたら
||поспит
||goes to sleep
Neville, why don't you go to bed?
Невилл, может, уже поспишь?
」
と ハーマイオニー が 言った 。
|||いった
Hermione said.
Сказала Гермиона.
ハリー は 扉 の 脇 の 大きな 柱 時計 を 見た 。
||とびら||わき||おおきな|ちゅう|とけい||みた
||дверь||рядом||||||
|(topic marker)|door||side|||pillar|clock||
Harry looked at the large wall clock by the door.
もう 時間 が ない 。
|じかん||
I'm out of time.
スネイプ が 今にも フラッフィー に 音楽 を 聞か せて 眠ら せて いる かも しれ ない 。
||いまにも|||おんがく||きか||ねむら|||||
Снегг||в любое мгновение|||музыка|||||||||
||at any moment|||music||||falling asleep|||||
Snape could be putting Fluffy to sleep at any moment.
「 外 に 出て は いけない よ 。
がい||でて|||
"Don't go outside.
また 見つかったら 、 グリフィンドール は もっと 大変な こと に なる 」
|みつかったら||||たいへんな|||
|если найдется|||||||
|is found||||difficult|||
If he is found again, Gryffindor will be in much more trouble."
と ネビル が 言った 。
|||いった
「 君 に は わから ない こと だ けど 、 これ は 、 とっても 重要な こと な んだ 」
きみ|||||||||||じゅうような|||
|||||||||||важное|||
|||||||||||important|||
"You don't know, but this is very important."
と ハリー が 言った が 、 ネビル は 必死に 頑張り 、 譲ろう と し なかった 。
|||いった||||ひっしに|がんばり|ゆずろう|||
|||||||изо всех сил|старался|уступить|||
|||||||desperately|working hard|to give in|||
Harry said, but Neville desperately tried hard and refused to give up.
「 行か せる もん か 」
いか|||
going||nominalizer|(question marker)
"Can you let me go?"
« Я не позволю вам уйти »
ネビル は 出口 の 肖像 画 の 前 に 急いで 立ちはだかった 。
||でぐち||しょうぞう|が||ぜん||いそいで|たちはだかった
||||||||||встал на пути
||||portrait|painting||||hurriedly|blocked
Neville hurriedly stood before the exit portrait.
Невилл поспешно встал перед портретом у выхода.
「 僕 、 僕 、 君 たち と 戦う !
ぼく|ぼく|きみ|||たたかう
|||||буду сражаться
|||||fight
"I, I, I will fight with you!
« Я, я буду сражаться с вами! »
」
「 ネビル 」
ロン の かんしゃく玉 が 破裂 した 。
||かんしゃく たま||はれつ|
||шарик гнева||взорвался|
||marble||burst|
Ron's tantrum ruptured.
「 そこ を どけよ 。
there||move
"Get out of there.
バカ は よせ ……」
ばか||
||прекрати
||get closer
Stop being an idiot..."
「 バカ 呼ばわり する な !
ばか|よばわり||
|называть||
idiot|calling||don't
"Don't call me stupid!
もう これ 以上 規則 を 破って は いけない !
||いじょう|きそく||やぶって||
||more|rule||break||
Don't break the rules anymore!
恐れ ず に 立ち向かえ と 言った の は 君 じゃ ない か 」
おそれ|||たちむかえ||いった|||きみ|||
страх|||вставай против||||||||
fear|||to stand up||||||||
Isn't it you who told you to stand up without fear? "
「 ああ 、 そうだ 。
|そう だ
でも 立ち向かう 相手 は 僕たち じゃ ない 」
|たちむかう|あいて||ぼくたち||
|to confront|opponent||||
But we are not the ones we face. "
ロン が いきりたった 。
||разозлился
||angry
Ron went into a rage.
「 ネビル 、 君 は 自分 が 何 を しよう と して る の か わかって ない んだ 」
|きみ||じぶん||なん||||||||||
"Neville, you don't know what you're trying to do."
口 ン が 一 歩 前 に 出る と 、 ネビル が ヒキガエル の トレバー を ポロリ と 落とした 。
くち|||ひと|ふ|ぜん||でる||||ひきがえる||||||おとした
||||шаг|||||||||||падение||
||||step|||||||||Trevor||accidentally||dropped
As the mouth stepped forward, Neville dropped the toad's trever.
トレバー は ピョン と 飛んで 、 行方 を くらました 。
||||とんで|ゆくえ||
||прыжок|||местонахождение||скрылся
Trevor||hopped||flew|whereabouts||lost
Trevor flew off and disappeared.
「 やる なら やって みろ 。
do|||try
"If you're going to do it, do it.
Если ты собираешься сделать это, делай.
殴れ よ !
なぐれ|
бей|
hit|
Hit me!
Давай, ударь меня!
いつでも かかって こい !
|звонить|
anytime||come
Come on anytime!
Приходи в любое время!
」
ネビル が 拳 を 振り上げて 言った 。
||けん||ふりあげて|いった
||кулак||подняв|
||fist||raised|
Neville raised his fist in the air.
ハリー は ハーマイオニー を 振り返り 、 弱り 果てて 頼んだ 。
||||ふりかえり|よわり|はてて|たのんだ
||||обернулся|слабости|до конца|
||||looked back|weakened|completely|pleaded
Harry looked back at Hermione and asked, weakened.
Гарри обернулся к Гермионе и, сильно ослабев, попросил.
「 なんとか して くれ 」
somehow||for me
"Do something about it."
«Пожалуйста, сделай что-нибудь»
ハーマイオニー が 一 歩 進み 出た 。
||ひと|ふ|すすみ|でた
|||step|stepped|
Hermione stepped forward.
Гермиона сделала шаг вперёд.
「 ネビル 、 ほんとに 、 ほんとに ごめんなさい 」
"Neville, I'm so, so, so sorry."
ハーマイオニー は 杖 を 振り上げ 、 ネビル に 杖 の 先 を 向けた 。
||つえ||ふりあげ|||つえ||さき||むけた
||||подняла|||||||
||||raised|||||||
Hermione raised her wand and pointed it at Neville.
「 ベトリフィカストタルス 、 石 に なれ !
|いし||
Бетрификастоталус(1)|||
petrificastus|stone||become
"Betrificus Totarus, turn to stone!
」 ネビル の 両腕 が 体 の 脇 に ピチッ と 貼り つき 、 両足 が バチッ と 閉じた 。
||りょううで||からだ||わき||||はり||りょうあし||||とじた
||обе руки||||бок||||прилипло||||щелкнуть||закрылись
||both arms||body||side||with a snap||pressed||both legs||snap||closed
'' Neville's arms snapped at his sides, and his legs snapped shut.
体 が 固く なり 、 その場で ユラユラ と 揺れ 、 まるで 一 枚 板 の ように うつ伏せ に バッタリ 倒れた 。
からだ||かたく||そのばで|ゆらゆら||ゆれ||ひと|まい|いた|||うつぶせ||ばったり|たおれた
||жестким||на месте|||||один|одна||||лицом вниз|||
body||stiff||on the spot|swaying||swayed||one|counter for flat objects|board|||face down||with a thud|collapsed
My body became stiff and shook on the spot, and I fell down on my stomach like a single board.
ハーマイオニー が かけ寄り 、 ネビル を ひっくり返した 。
||かけより|||ひっくりかえした
||подбежала|||перевернул
||rushed up|||overturned
Hermione ran over and knocked Neville over.
ネビル の あご は グッと 結ばれ 、 話す こと も でき なかった 。
||||ぐっと|むすばれ|はなす||||
||||плотно|связаны|||||
Neville||chin||firmly|tied|||||
Neville's chin was tied tight and couldn't even speak.
Челюсть Невила плотно сжалась, и он не мог говорить.
目 だけ が 動いて 、 恐怖 の 色 を 浮かべ 三 人 を 見て いた 。
め|||うごいて|きょうふ||いろ||うかべ|みっ|じん||みて|
||||страх|||||||||
|||moving|fear||color||showed||||looking|
Only his eyes were moving, and he was looking at the three with a look of terror.
Только глаза двигались, и он смотрел на троих с выражением страха на лице.
「 ネビル に 何 を し たんだい ?
||なん|||
Neville||||doing|doing
"What did you do to Neville?
«Что вы с Невилом сделали?»
」 と ハリー が 小声 で たずねた 。
|||こごえ||
|||шепотом||спросил
|Harry||||asked
Harry asked in a whisper.
「『 全身 金縛り 』 を かけた の 。
ぜんしん|かなしばり|||
всё тело|паралич сна|||
entire body|sleep paralysis|||
"I put a 'whole body restraint' on you.
ネビル 、 ごめんなさい 」 ハーマイオニー は 辛 そうだ 。
||||しん|そう だ
||||грустный|
||||uncomfortable|
I'm sorry Neville," said Hermione.
「 ネビル 、 こう し なくちゃ なら なかった んだ 。
|like|||||explanation
"Neville, I had to do this.
訳 を 話して る 暇 が ない んだ 」 と ハリー が 言った 。
やく||はなして||いとま|||||||いった
reason||talking|いる|free time|||||||
I don't have time to talk about it," Harry said.
「 あと で きっと わかる よ 。
||surely||
I'm sure you'll figure it out later.
ネビル 」 と ロン が 言った 。
||||いった
Neville," Ron said.
三 人 は ネビル を またぎ 、 透明 マント を かぶった 。
みっ|じん|||||とうめい|まんと||
|||||перешагнули|прозрачный|||
|||||stepping over|transparent|||
The three straddle Neville and put on the invisibility cloak.
動け なく なった ネビル を 床 に 転がした まま 出て いく の は 、 幸先 が よい と は 思え なかった 。
うごけ|||||とこ||ころがした||でて||||さいさき|||||おもえ|
|||||||||||||предзнаменование||||||
moved|||||floor||left||||||omen||||||
I didn't think it was a good idea to leave Neville, who was stuck, lying on the floor.
三 人 と も 神経 が ピリピリ して いた ので 、 銅像 の 影 を 見る たび に 、 フィルチ か と 思ったり 、 遠く の 風 の 音 まで が 、 ピーブズ の 襲いかかって くる 音 に 聞こえたり した 。
みっ|じん|||しんけい||ぴりぴり||||どうぞう||かげ||みる||||||おもったり|とおく||かぜ||おと|||||おそいかかって||おと||きこえたり|
||||нервы||||||статуя||тень||||||||||||||||||атаковать||||слышался|
||||nerves||on edge||||statue||shadow||||||||thinking|distance||wind|||||Peeves||attacking||||hearing|
All three were on edge, so every time they saw the shadow of the statue they thought it was Filch, and even the distant wind sounded like Peeves' pounce.
最初の 階段 の 下 まで 来る と 、 ミセス ・ ノリス が 階段 の 上 を 忍び 歩き して いる の が 見えた 。
さいしょの|かいだん||した||くる|||||かいだん||うえ||しのび|あるき|||||みえた
||||||||||||||忍び (1)||||||
first|stairs|||||||||||||stealthily||||||
When I came to the bottom of the first staircase, I saw Mrs. Norris sneaking up the stairs.
「 ねえ 、 蹴っ飛ばして やろう よ 。
|け っ とばして||
|пнуть||
|kicking|let's|
"Hey, let's kick him.
一 回 だけ 」 と ロン が ハリー の 耳元 で ささやいた が 、 ハリー は 首 を 横 に 振った 。
ひと|かい|||||||みみもと||||||くび||よこ||ふった
||||||||||||||||||покачал
|time|||||||ear||||||head||side||shook
Just once," Ron whispered in Harry's ear, who shook his head.
気づか れ ない ように 慎重に 彼女 を 避けて 上がって いく と 、 ミセス ・ ノリス は ランプ の ような 目 で 三 人 の 方 を 見た が 、 何も し なかった 。
きづか||||しんちょうに|かのじょ||さけて|あがって||||||らんぷ|||め||みっ|じん||かた||みた||なにも||
||||осторожно|||избегая|||||||||||||||||||||
noticed||||carefully|her||avoid|going up||when||||lamp||||||||||||||
Carefully avoiding her and climbing up, Mrs. Norris looked at the three with a lamp-like eye, but did nothing.
四 階 に 続く 階段 の 下 に たどり着く まで 、 あと は 誰 に も 出会わ なかった 。
よっ|かい||つづく|かいだん||した||たどりつく||||だれ|||であわ|
||||||||дойти||||||||
|floor||continued|||||reached|||||||encountered|
I didn't meet anyone until I got to the bottom of the stairs leading to the fourth floor.
ピーブズ が 四 階 へ の 階段 の 途中 で ヒョコヒョコ 上下 に 掛れ ながら 、 誰 か を つまずか せよう と 絨毯 を たるま せて いた 。
||よっ|かい|||かいだん||とちゅう|||じょうげ||かかれ||だれ||||||じゅうたん||||
||||||||||прыгая|вверх и вниз|||||||споткнуться|||ковер||たるま(1) - поднимать||
Peebs||||||||midway||hopping|up and down||swinging|while||||tripped|||carpet||slack||
Peeves was on his way up the stairs to the fourth floor, hopping up and down, flopping on the carpet in an attempt to trip someone.
「 そこ に いる の は だ ー れ だ ?
||||||-||
Who's there?
」
三 人 が 階段 を 登って いく と 、 突然 ピーブズ が 意地悪 そうな 黒い 目 を 細めた 。
みっ|じん||かいだん||のぼって|||とつぜん|||いじわる|そう な|くろい|め||ほそめた
|||||||||Пивз|||||||сужил
|||stairs||climbing|||suddenly|||malicious||black|||narrowed
Peeves suddenly narrowed his dark, mean eyes as they climbed the stairs.
「 見え なく たって 、 そこ に いる の は わかって る んだ 。
みえ||||||||||
seen||even if||||||||
"I know I'm there even if I can't see it.
だ ー れ だ 。
|-||
Who is it .
幽霊っ子 、 亡霊っ子 、 それとも 生徒 の いたずらっ子 か ?
ゆうれい っこ|ぼうれい っこ||せいと||いたずら っこ|
|призрак||||шалун|
child|ghost child|or|student||troublemaker|
Ghost child, ghost child, or student prankster?
」
ピーブズ は 空中 に 飛び上がり 、 プカプカ し ながら 目 を 細めて 三 人 の 方 を 見た 。
||くうちゅう||とびあがり||||め||ほそめて|みっ|じん||かた||みた
|||||покачиваясь|||||прищурив||||||
||midair||jumped up|lightly|||||narrowing||||||
Peeves jumped up into the air and looked at them, squinting as he did so.
「 見え ない もの が 忍び 歩き して る 。
みえ||||しのび|あるき||
||||незаметно|||
||||creeping|||
"Invisible things are sneaking around.
フィルチ を 呼ーぼう 。
||よ - ぼう
||звать
||call
Call Filch.
呼ば なくちゃ 」
よば|
have to|
I have to call you.”
突然 ハリー は ひらめいた 。
とつぜん|||
|||вспомнил
suddenly|||had a flash
Suddenly, Harry had an epiphany.
「 ピーブズ 」 ハリー は 低い しわがれ 声 を 出した 。
|||ひくい||こえ||だした
|||низкий|сиплый|||
|||low|hoarse|||
Peeves," Harry said, his voice low and hoarse.
「 血みどろ 男爵 様 が 、 わけ あって 身 を 隠して いる の が わから ん か 」
ちみどろ|だんしゃく|さま||||み||かくして||||||
кровавый|барон|сан||||||||||||
bloody|baron|lord|(subject marker)|reason||body||hiding|hiding|nominalizer||||
"Can't you see why the bloody baron-sama is hiding himself for a reason?"
ピーブズ は 肝 を つぶして 空中 から 転落 し そうに なった が 、 あわや 階段 に ぶつかる 寸前 に 、 やっと の こと で 空中 に 跨 み とどまった 。
||かん|||くうちゅう||てんらく||そう に||||かいだん|||すんぜん||||||くうちゅう||また||
||печень||разбить|в воздухе||падение|||||чуть не||||в самый последний момент||||||||||остановился
||liver||crush|midair||fall|||||narrowly|stairs||to collide|brink|locative particle|finally||||midair||straddle||managed to stay
Peeves was so nervous that he almost fell out of the sky, but just before he hit the stairs, he finally managed to stay aloft.
「 も 、 申し訳 ありません 。
|もうしわけ|あり ませ ん
|извинения|
|sorry|
"I'm sorry, too.
血みどろ 閣下 、 男爵 様 。」
ちみどろ|かっか|だんしゃく|さま
Кровавый|ваше превосходительство|барон|
bloody|Excellency|baron|
Bloody hell, my lord, my baron.
ピーブズ は とたん に へりくだった 。
||вдруг||снизошел
||||humbled
Peeves immediately humbled himself.
「 手前 の 失態 で ございます 。
てまえ||しったい||
ваша||ошибка||
my||mistake||is
"It's a blunder in front of you.
問違えました …… お 姿 が 見え なかった もの です から …… そうです と も 、 透明で 見え なかった ので ございます 。
とい ちがえました||すがた||みえ|||||そう です|||とうめいで|みえ|||
ошибся в вопросе||||||||||||прозрачный||||
made a mistake||appearance||||||||||transparent||did not see||is
I made a mistake... I couldn't see your figure... That's right, but it was transparent and I couldn't see it.
老 いぼ れ ピーブズ め の 茶番劇 を 、 どう か お 許し ください 」
ろう||||||ちゃばんげき|||||ゆるし|
||||||театральная постановка|||||прощение|
old|age spots|||eye||farce|||||forgiveness|
Please forgive old Peeves for this farce."
「 わし は ここ に 用 が ある 。
||||よう||
||||business||
"I have business here.
«Я здесь по делу.»
ピーブズ 、 今夜 は ここ に 近寄る で ない 」
|こんや||||ちかよる||
|сегодня вечером||||подойти||
|tonight||||approach||
Peeves, don't come here tonight. "
«Пибвз, не подходи сюда сегодня ночью.»
ハリー が しわがれ 声 で 言った 。
|||こえ||いった
||сухой|||
||hoarse|||
Harry said in a husky voice.
Сказал Гарри хриплым голосом.
「 はい 、 閣下 。
|かっか
|ваше превосходительство
|your excellency
"Yes, Your Excellency.
仰せ の とおり に いたします 」 ピーブズ は 再び 空中 に 舞い上がった 。
おおせ||||いたし ます|||ふたたび|くうちゅう||まいあがった
повеление||||||||||взмыл
instruction||||will do|||again|midair||flew up
I will do as you command." Peeves soared into the air again.
「 首尾よく お 仕事 が 進みます ように 。
しゅびよく||しごと||すすみ ます|
успешно||||продвигается|
smoothly||work||progress|
"May your work go on successfully.
男爵 様 。
だんしゃく|さま
baron|
Dear Baron .
お邪魔 は いたしません 」 ピーブズ は サッと 消えた 。
おじゃま||いたし ませ ん|||さっと|きえた
беспокойство||не сделаю||||
intrude||did not|Peebs||quickly|
I won't bother you." Peeves vanished.
「 すごい ぞ 、 ハリー !
"Great job, Harry!
」 ロン が 小声 で 言った 。
||こごえ||いった
||in a low voice||
Ron whispered.
まもなく 三 人 は 四 階 の 廊下 に たどり着いた 。
|みっ|じん||よっ|かい||ろうか||たどりついた
|||||||коридор||
soon|||||floor||hallway||arrived
Soon the three arrived at the corridor on the fourth floor.
扉 は すでに 少し 開いて いた 。
とびら|||すこし|あいて|
door||already|||
The door was already slightly open.
「 ほら 、 やっぱり だ 」 ハリー は 声 を 殺した 。
|||||こえ||ころした
|||||||killed
"See, after all," Harry killed his voice.
「 スネイプ は もう フラッフィー を 突破 した んだ 」
|||||とっぱ||
|||||broken through||
"Snape's already gotten past Fluffy."
開いた まま の 扉 を 見る と 、 三 人 は 改めて 自分 たち の しよう と して いる こと が 何 な の か を 思い知ら さ れた 。
あいた|||とびら||みる||みっ|じん||あらためて|じぶん|||||||||なん|||||おもいしら||
||||||||||снова|||||||||||||||||
||||||||||anew|themselves|||||||thing|||||||made to realize||
Looking at the door that remained open, the three were reminded of what they were trying to do.
マント の 中 で ハリー は 二 人 を 振り返った 。
まんと||なか||||ふた|じん||ふりかえった
|||||||||обернулся
|||||||||turned
Harry looked back at them in his cloak.
「 君 たち 、 戻り たかったら 、 恨んだり し ない から 戻って くれ 。
きみ||もどり||うらんだり||||もどって|
|||хотели|ненавидеть|||||
||return|if you wanted|blaming|||||
"You guys, if you want to go back, I won't hold a grudge against you, so go back.
マント も 持っていって いい 。
まんと||もっていって|
||взять с собой|
||take|
You can also bring a cloak.
僕 に は もう 必要 が ない から 」
ぼく||||ひつよう|||
||||necessary|||
I don't need it anymore. "
「 バカ 言う な 」
ばか|いう|
"Don't be silly"
「 一緒に 行く わ 」 ロン と ハーマイオニー が 言った 。
いっしょに|いく||||||いった
I'll go with you," Ron and Hermione said.
ハリー は 扉 を 押し 開けた 。
||とびら||おし|あけた
||||push|opened
Harry pushed open the door.
扉 は きしみ ながら 開き 、 低い 、 グルグル と いう うなり 声 が 聞こえた 。
とびら||||あき|ひくい|ぐるぐる||||こえ||きこえた
||скрипеть||||глубокий||||||
door||creaking|||low|with a low, whirring|||low rumbling|||
The door creaked open and I heard a low, gurgling growl.
三 つ の 鼻 が 、 姿 の 見え ない 三 人 の いる 方向 を 狂った ように かぎ 回った 。
みっ|||はな||すがた||みえ||みっ|じん|||ほうこう||くるった|||まわった
|||||||||||||||сумасшедшим||нюхать|
three|||noses||figure||||||||direction||frantically||key|turned
Drei Nasen schnupperten wie wild in die Richtung der drei unsichtbaren Männer.
The three noses swirled in the direction of the three invisible people.
「 犬 の 足元 に ある の は 何かしら 」 と ハーマイオニー が ささやいた 。
いぬ||あしもと|||||なにかしら||||
||feet|||||something||||
"What's at the dog's feet?" whispered Hermione.
「 ハープ みたいだ 。
はーぷ|
арфа|
harp|
It's like a harp.
スネイプ が 置いて いった に 違いない 」 と ロン が 言った 。
||おいて|||ちがいない||||いった
||left|||||||
Snape must have left it," Ron said.
「 きっと 音楽 が 止んだ とたん 起きて しまう んだ 」 と ハリー が 言った 。
|おんがく||やんだ||おきて||||||いった
|||остановилась||||||||
|music||stopped||got up||||||
``I bet he wakes up as soon as the music stops,'' said Harry.
「 さあ 、 はじめよう ……」
|начнем
|let's start
"Let's get started: ......"
ハリー は ハグリッド に もらった 横笛 を 唇 に あてて 吹き はじめた 。
|||||よこぶえ||くちびる|||ふき|
|||||флейта||губы||||
|||||wooden flute||lips||pressed|blowing|
Harry put the whistle Hagrid had given him to his lips and began to blow.
メロディー と も いえ ない もの だった が 、 最初の 音 を 聞いた 瞬間 から 、 三 頭 犬 は トロン と し はじめた 。
めろでぃー||||||||さいしょの|おと||きいた|しゅんかん||みっ|あたま|いぬ|||||
||||||||||||||||||Трон|||
melody|||||||but|first||||moment||three||dog||thud|||
It wasn't even a melody, but from the moment they heard the first sound, the three dogs began to trot.
ハリー は 息 も 継が ず に 吹いた 。
||いき||つが|||ふいた
||дыхание|||||подул
||||taking|||blew
Harry blew without breathing.
だんだん と 犬 の うなり 声 が 消え 、 ヨロヨロッ と した か と 思う と 、 膝 を ついて 座り込み 、 ゴロン と 床 に 横たわった 。
||いぬ|||こえ||きえ||||||おもう||ひざ|||すわりこみ|||とこ||よこたわった
постепенно|||||||||||||||||||||||легла
gradually||||growling|||disappeared|unsteadily|||||||knee|||sat down|thud||floor||laid
Gradually the dog's growl disappeared, and when I thought it was sloppy, I sat down with my knees and lay down on the floor with Goron.
グッスリ と 眠り こんで いる 。
ぐっすり||ねむり||
|||спит|
sound asleep|||curled|
He is sound asleep.
「 吹き 続けて くれ 」
ふき|つづけて|
дуй|продолжай|давай
blowing||for me
"Keep blowing."
三 人 が マント を 抜け出す 時 、 ロン が 念 を 押した 。
みっ|じん||まんと||ぬけだす|じ|||ねん||おした
|||||выбраться||||念||
|||||slipped out||Ron||presentiment||made sure
Ron reminded him when the three escaped from the cloak.
三 人 は ソーッ と 仕掛け 扉 の 方 に 移動 し 、 犬 の 巨大な 頭 に 近づいた 。
みっ|じん||||しかけ|とびら||かた||いどう||いぬ||きょだいな|あたま||ちかづいた
|||тихо||||||||||||||
|||swiftly||approached|||||moved||||gigantic|||approached
The three of them swung toward the trap door and approached the dog's gigantic head.
熱くて くさい 鼻息 が かかった 。
あつくて||はないき||
горячий||дыхание носа||
passionate|stinky|breath||steamy
I had a hot and stuffy nose.
犬 の 背中 越し に むこう 側 を のぞきこんで 、 ロン が 言った 。
いぬ||せなか|こし|||がわ|||||いった
||||||||заглядывая|||
||back|across|||other||peering|||
Looking over the dog's back and looking beyond, Ron said.
「 扉 は 引っ掛れば 開く と 思う よ 。
とびら||ひっかかれば|あく||おもう|
||зацепится||||
door||is pulled|opens|||you know
"I think the door will open if you hook it.
ハーマイオニー 、 先 に 行く かい ?
|さき||いく|
Hermione||||question marker
Hermione, are you going ahead?
」
「 いや よ !
" " no !
」
「 ようし !
должен
alright
You have to!
」
ロン が ギュッと 歯 を 食いしばって 、 慎重に 犬 の 足 を またいだ 。
||ぎゅっと|は||くいしばって|しんちょうに|いぬ||あし||
|||зуб||сжав зубы|осторожно|||||перепрыгнул
||tightly|teeth||gritted|carefully|||leg||stepped over
Ron gritted his teeth and cautiously stepped over the dog's leg.
屈んで 仕掛け 扉 の 引き手 を 引っ張る と 、 扉 が 跳ね上がった 。
くっん で|しかけ|とびら||ひきて||ひっぱる||とびら||はねあがった
наклонившись||||ручка||тянуть||||поднялась
bending|mechanism|door||door handle||pulled||door||jumped
I bent down and pulled the pull of the trapdoor, and the door sprang up.
「 何 が 見える ?
なん||みえる
" What do you see ?
」 ハーマイオニー が こわごわ 尋ねた 。
|||たずねた
||hesitantly|asked
Hermione asked stiffly.
「 何にも …… 真っ暗 だ …… 降りて いく 階段 も ない 。
なんにも|まっくら||おりて||かいだん||
|completely dark||going down||stairs||
"Nothing ... it's pitch black ... there are no stairs to go down.
落ちて いく しか ない 」
おちて|||
falling|||but
I have no choice but to fall."
ハリー は まだ 横笛 を 吹いて いた が 、 ロン に 手 で 合図 を し 、 自分 自身 を 指さした 。
|||よこぶえ||ふいて|||||て||あいず|||じぶん|じしん||ゆびさした
|||флейта||играл|||||||знак|||себя|себя||
|||transverse flute||playing|||||||signal|||himself|himself||pointed
Harry, still blowing his flute, gestured to Ron and pointed at himself.
「 君 が 先 に 行きたい の かい ?
きみ||さき||いき たい||
||||хочет идти||
you||||||
"Do you want to go first?
本当に ?
ほんとうに
Really ?
」 と ロン が 言った 。
|||いった
said Ron.
「 どの くらい 深い か わから ない よ 。
||ふかい||||
||deep||||
"I don't know how deep it is.
ハーマイオニー に 笛 を 渡して 、 犬 を 眠ら せて おいて もらおう 」
||ふえ||わたして|いぬ||ねむら|||
||flute||handed|dog||to sleep|||let's have
Give Hermione the whistle so she can put her dog to sleep."
ハリー は 横笛 を ハーマイオニー に 渡した 。
||よこぶえ||||わたした
||флейта||||
||flute||||handed
Harry gave the flute to Hermione.
ほんの わずか 音 が 途絶えた だけ で 、 犬 は グルル と うなり 、 ぴくぴく 動いた 。
||おと||とだえた|||いぬ|||||ぴく ぴく|うごいた
||||прервался|||||груллю|||покачиваясь|двигался
mere|just|sound||stopped|||||growled|||twitch|moved
At the slightest cessation of sound, the dog grunted and twitched.
ハーマイオニー が 吹き 始める と 、 また すぐ 深い 眠り に 落ちて いった 。
||ふき|はじめる||||ふかい|ねむり||おちて|
||вздохнула|||||||||
||blew|||||deep|||fall|
Hermione began to blow, and soon fell into a deep sleep again.
ハリー は 犬 を 乗り越え 、 仕掛け 扉 から 下 を 見た 。
||いぬ||のりこえ|しかけ|とびら||した||みた
||||перепрыгнул||||||
||||climbed over|trap|||||
Harry climbed over the dog and looked down through the trap door.
底 が 見え ない 。
そこ||みえ|
дно|||
bottom|||
I can't see the bottom.
ハリー は 穴 に 入り 、 最後に 指先 だけ で 扉 に しがみつき 、 ロン の 方 を 見上げて 言った 。
||あな||はいり|さいごに|ゆびさき|||とびら|||||かた||みあげて|いった
||||||кончики пальцев|||||вцепился||||||
||||entered|finally|fingertips|||door||clinging|||direction|||
Harry went into the hole, and finally clung to the door with just his fingertips, looking up at Ron and saying.
「 もし 僕 の 身 に 何 か 起きたら 、 ついてくる な よ 。
|ぼく||み||なん||おきたら|||
|||тело|||||||
if|||self||||happens|follow||
"If something happens to me, don't follow me.
まっすぐ ふくろう 小屋 に 行って 、 ダンブルドア 宛 に ヘドウィグ を 送って くれ 。
||こや||おこなって||あて||||おくって|
straight|owl|cabin|||Dumbledore|address||||send|
Go straight to Owl Hut and send Hedwig to Dumbledore.
いい かい ?
Can I?
」
「 了解 」
りょうかい
understood
Copy.
「 じゃ 、 後 で 会おう 。
|あと||あおう
|later||let's meet
I'll see you later.
できれば ね ……」
if possible|
If possible..."
ハリー は 指 を 離した 。
||ゆび||はなした
||||отпустил
||finger||let go
Harry released his finger.
冷たい 湿った 空気 を 切って 、 ハリー は 落ちて 行った 。
つめたい|しめった|くうき||きって|||おちて|おこなった
||||разрезая||||
cold|moist|air||cut|||fall|
Harry fell through the cold damp air.
下 へ …… 下 へ …… 下 へ …… そして ──
した||した||した||
||down|down|||
Go to ...... Go to ...... Go to ...... Go to ...... And ─
ドシン 。
дошин
thud
Doshin .
奇妙な 鈍い 音 を たてて 、 ハリー は 何やら 柔らかい 物 の 上 に 着地 した 。
きみょうな|にぶい|おと|||||なにやら|やわらかい|ぶつ||うえ||ちゃくち|
странный|глухой|||издавая|||что-то||||||приземлился|
strange|dull|||making|||something|soft|||||land|
With a strange, dull thud, Harry landed on something soft.
ハリー は 座り 直し 、 まだ 目 が 暗闇 に 慣れて い なかった ので 、 あたり を 手探り で 触った 。
||すわり|なおし||め||くらやみ||なれて||||||てさぐり||さわった
||сел|переселся||||темнота||||||||наощупь||
||sat|straight||||darkness||gotten used to||||||fumbling||touched
Harry sat up and groped around, his eyes still unused to the darkness.
何 か 植物 の ような もの の 上 に 座って いる 感じ だった 。
なん||しょくぶつ|||||うえ||すわって||かんじ|
||plant|||||||||feeling|
It felt like I was sitting on something like a plant.
「 オーケー だ よ !
おーけー||
Okay!
」
人口 の 穴 は 切手 ぐらい の 小さ さ に 見えた 。
じんこう||あな||きって|||ちいさ|||みえた
население||||марка||||||
population||hole||stamp|about||small|||could be seen
The holes in the population appeared to be as small as a postage stamp.
Дыра в населении казалась размером с марку.
その 明かり に 向かって ハリー が 叫んだ 。
|あかり||むかって|||さけんだ
||||||крикнул
|light|||||yelled
Harry shouted at the lights.
Харри закричал в сторону этого света.
「 軟 着陸 だ 。
なん|ちゃくりく|
мягкий|посадка|
soft|landing|
"Soft landing.
Мягкая посадка.
飛び降りて も 大丈夫だ よ !
とびおりて||だいじょうぶだ|
прыгнуть|||
jumped||okay|
It's okay to jump!
」
ロン が すぐ 飛び降りて きた 。
|||とびおりて|
|||jumped off|
Ron jumped down right away.
ハリー の すぐ 隣 に 大 の 字 に なって 着地 した 。
|||となり||だい||あざ|||ちゃくち|
|||рядом||||字||||
|||next||large||character|||land|
Harry landed in a big letter right next to it.
「 これ 、 なんだい ?
"What is this?
」 ロン の 第一声 だった 。
||だいいっせい|
||первый звук|
||first sound|
Ron was the first to speak.
「 わかん ない 。
何 か 植物 らしい 。
なん||しょくぶつ|
||plant|
It seems to be some kind of plant.
落ちる ショック を 和らげる ため に ある みたいだ 。
おちる|しょっく||やわらげる||||
|||смягчить||||
fall|shock||to alleviate||||
It seems to be there to relieve the shock of falling.
さあ 、 ハーマイオニー 、 おいで よ !
||come|
Come on, Hermione, come on!
」
遠く の 方 で 聞こえて いた 笛 の 音 が やんだ 。
とおく||かた||きこえて||ふえ||おと||
||||||||||умолк
in the distance|||at|||flute||||stopped
The sound of the whistle in the distance stopped.
犬 が 大きな 声 で 吠えて いる 。
いぬ||おおきな|こえ||ほえて|
|||||лает|
|||||barking|
A dog is barking loudly.
でも ハーマイオニー は もう ジャンプ して いた 。
||||じゃんぷ||
|Hermione|||||
But Hermione was already jumping.
ハリー の 脇 に 、 ロン と は 反対 側 に 着地 した 。
||わき|||||はんたい|がわ||ちゃくち|
||side||Ron|||opposite|side||land|landed
Harry landed on his side, opposite Ron.
「 ここって 、 学校 の 何 キロ も 下 に 違いない わ 」 と ハーマイオニー が 言った 。
ここ って|がっこう||なん|きろ||した||ちがいない|||||いった
здесь||||||||не может быть сомнений|||||
here|school||||||||||||
This must be miles below the school," Hermione said.
「 この 植物 の おかげ で 、 ほんとに ラッキーだった 」 ロン が 言った 。
|しょくぶつ|||||らっきーだった|||いった
|plant||thanks||||||
"I've been really lucky with this plant," Ron said.
「 ラッキーですって !
らっきーです って
говорит, что это удача
lucky
"Lucky!" he said!
」
ハーマイオニー が 悲鳴 を 上げた 。
||ひめい||あげた
||крик||
||scream||
Hermione screamed.
「 二 人 と も 自分 を 見て ごらん なさい よ !
ふた|じん|||じぶん||みて|||
||||yourself|||||you
"Both of you, look at yourself!
« Посмотрите на себя, оба! »
」
ハーマイオニー は はじける ように 立ち上がり 、 ジトッ と 湿った 壁 の 方 に 行こう と もがいた 。
||||たちあがり|||しめった|かべ||かた||いこう||
|||||жидко|||||||||боролась
||burst|||with a squelch||moist|wall||||||struggled
Hermione stood up popping and struggled to go towards the damp wall.
Гермиона вскочила, как будто взрывающаяся, и попыталась подойти к влажной стене.
ハーマイオニー が 着地 した とたん 、 植物 の ツル が ヘビ の ように 足首 に からみついて きた のだ 。
||ちゃくち|||しょくぶつ||つる||へび|||あしくび||||
||приземлилась||в тот момент|растение|||||||||обвилось||
||landing|||plant||vine||snake|||ankle||coiled around||
As soon as Hermione landed, the plant vines wrapped around her ankles like snakes.
Как только Гермиона приземлилась, стебли растений обвились вокруг ее лодыжки, как змеи.
知ら ない うち に ハリー と ロン の 脚 は 長い ツル で 固く 締めつけられて いた 。
しら||||||||あし||ながい|つる||かたく|しめつけ られて|
||||||||ноги||||||сжатыми|
||||||||legs|||vine||tightly|being tightly squeezed|
Before they knew it, Harry and Ron's legs were fastened with long vines.
ハーマイオニー は 植物 が 固く 巻きつく 前 だった ので なんとか 振り ほどき 、 ハリー と ロン が ツル と 奮闘 する の を 、 引きつった 顔 で 見て いた 。
||しょくぶつ||かたく|まきつく|ぜん||||ふり||||||つる||ふんとう||||ひきつった|かお||みて|
|||||обвиваться||||||развязать|||||||борьба||||||||
||plant||tightly|coiled|||||gesture|untangle|||||vine||struggling||||grimaced||||
Hermione managed to unravel the plants before they were tightly wrapped around, watching Harry and Ron struggle with the vines with a stern look.
振り ほどこう と すれば する ほど 、 ツル は ますます きつく 、 すばやく 二 人 に 巻きついた 。
ふり||||||つる|||||ふた|じん||まきついた
время|振り|||||||всё более||быстро||||обвилась
swinging|brandish||||extent|rope||more and more|tightly|quickly||||coiled
The more they tried to shake it off, the tighter the crane wrapped around them.
「 動か ないで !
うごか|
двигайся|
move|
Don't move!
」 ハーマイオニー が 叫んだ 。
||さけんだ
||yelled
Hermione exclaimed.
「 私 、 知って る …… これ 、『 悪魔 の 罠 』 だ わ !
わたくし|しって|||あくま||わな||
||||||ловушка||
||||demon||trap||
I know ...... this is The Devil's Trap!
」
「 あぁ 。
何て 名前 か 知って る なんて 、 大いに 助かる よ 」
なんて|なまえ||しって|||おおいに|たすかる|
||||||очень|помогать|
||||||very|helpful|you
It's a great help to know what the name is. "
ロン が 首 に 巻きつこう と する ツル から 逃れよう と 、 のけぞり ながら うなった 。
||くび||まきつこう|||つる||のがれよう||||
|||||||||сбежать||откинулся||
||neck||trying to coil|||vine||tried to escape||leaning back||groaned
Ron groaned as he tried to escape from the vine that was trying to wrap it around his neck.
「 黙って て !
だまって|
quiet|
Shut up!
どう やって やっつける か 思い出そう と して る んだ から !
||||おもいだそう|||||
||победить|||||||
||defeat|||||||
I'm trying to remember how to beat him!
」 と ハーマイオニー が 言った 。
|||いった
|Hermione||
Hermione said.
「 早く して !
はやく|
Hurry up!
もう 息 が でき ない よ 」
|いき||||
|breath||||
I can't breathe anymore."
ハリー は 胸 に 巻きついた ツル と 格闘 しながら あえいだ 。
||むね||まきついた|つる||かくとう|し ながら|
|||||||борьба||задыхался
||chest|locative particle|wrapped|crane||struggle|struggling|gasped
Harry struggled with the vines wrapped around his chest.
「『 悪魔 の 罠 』、『 悪魔 の 罠 』っと …… スプラウト 先生 は 何て 言ったっけ ?
あくま||わな|あくま||わな|||せんせい||なんて|いった っけ
||ловушка|||||||||сказал
||trap||||repeated|Sprout||||said
The Devil's Trap, The Devil's Trap, ...... What did Dr. Sprout say?
暗闇 と 湿気 を 好み ……」
くらやみ||しっけ||よしみ
темнота||влажность||предпочитает
darkness||humidity||preference
I like darkness and humidity ... "
「 だったら 火 を つけて !
|ひ||
|fire||
Then light the fire!
」
ハリー は 息 絶え絶えだ 。
||いき|たえだえだ
|||едва дышит
|||out of breath
Harry is out of breath.
「 そう だ わ …… それ よ …… でも 薪 が ない わ !
||||||まき|||
||||||дрова|||
||||||firewood||not there|
Yes, ......, that's it. ......, but we don't have any firewood!
」 ハーマイオニー が イライラ と 両手 を よじり ながら 叫んだ 。
||いらいら||りょうて||||さけんだ
||раздраженно||руками||よじり - вертя||
||irritated||both hands||writhing||
Hermione yelled, wringing her hands in frustration.
「 気 が 変に なった の か !
き||へんに|||
mood||strangely|||
"Have you gone mad!
« Ты что, передумал! »
君 は それ でも 魔女 か !
きみ||||まじょ|
you|||||(question marker)
Are you still a witch!
Ты всё ещё ведьма!
」 ロン が 大声 を 出した 。
||おおごえ||だした
||громко||
Ron shouted out.
» — закричал Рон.
「 あっ、 そう だった !
"Oh, that's right!
」
ハーマイオニー は サッと 杖 を 取り出し 、 何 か つぶやき ながら 振った 。
||さっと|つえ||とりだし|なん||||ふった
||быстро||||||||
||swiftly||||||mutter||waved
Hermione quickly took out her wand and waved it, mumbling something.
する と 、 スネイプ に しかけた の と 同じ リンドウ 色 の 炎 が 植物 めがけて 噴射 した 。
|||||||おなじ||いろ||えん||しょくぶつ||ふんしゃ|
||||поставил|||||||||||выпустил струю|
||Snape||started||||blue|blue||flame||plant|aimed|spurt|
The same gentian-colored flame shot out at the plant, just as it had done at Snape.
草 が 光 と 温もり で すくみ 上がり 、 二 人 の 体 を 締めつけて いた ツル が 、 見る見る ほどけて いった 。
くさ||ひかり||ぬくもり|||あがり|ふた|じん||からだ||しめつけて||つる||みるみる||
трава||||тепло||сжимать|||||||сжимал||кран||на глазах|распустилась|
grass||light||warmth||shrink|rising|two|||bodies||tightening||vine||rapidly|untangled|
The grass was freezing with light and warmth, and the vines that were tightening their bodies were unraveling.
草 は 身 を よじり 、 へなへな と ほぐれ 、 二 人 は ツル を 振り払って 自由に なった 。
くさ||み||||||ふた|じん||つる||ふりはらって|じゆうに|
|||||слабый||||||||встряхнув||
grass||body||writhed|limp||loosened||||vine||shook off|freely|
The grass twisted and loosened, and the two shook off the vines and were free.
「 ハーマイオニー 、 君 が 薬草 学 を ちゃんと 勉強 して くれて いて よかった よ 」
|きみ||やくそう|まな|||べんきょう|||||
|||лекарственные травы|||||||||
|||herb|study||properly|studying|||||
"Hermione, I'm glad you've studied Herbology properly."
額 の 汗 を 拭い ながら 、 ハリー も ハーマイオニー の いる 壁 の ところ に 行った 。
がく||あせ||ぬぐい|||||||かべ||||おこなった
лоб||пот||вытирая|в то время как||||||||||
forehead||sweat||wiping|||||||wall||||
While wiping the sweat off his forehead, Harry went to the wall where Hermione was.
「 ほんとだ 。
правда
really
それ に こんな 危険な 状態 で 、 ハリー が 冷静で よかった よ ── それにしても 、『 薪 が ない わ 』 なんて 、 まったく ……」 と ロン が 言った 。
|||きけんな|じょうたい||||れいせいで||||まき|||||||||いった
||||||||спокойным|||||||||||||
that|||dangerous|state|in|Harry||calm||you|by the way|firewood|||particle||||||
And I'm glad Harry was so calm in such a dangerous situation—but 'no firewood' is all…" said Ron.
「 こっち だ 」
" Come here "
ハリー は 奥 へ 続く 石 の 一 本道 を 指さした 。
||おく||つづく|いし||ひと|ほんどう||ゆびさした
||внутрь||ведет||||путь||указал
||back||continued|stone||one|path||pointed
Harry pointed to a straight path of stone leading to the back.