白雪姫 はくせつ ひめ Snow White

白雪 姫 はくせつ|ひめ

むかし むかし 、 とっても 美しい けれど 、 心 の みにくい お きさき が い ました 。 |||うつくしい||こころ||||||| お きさき は 魔法 の カガミ を 持って いて 、 いつも 魔法 の カガミ に たずね ます 。 |||まほう||||もって|||まほう||||| 「 カガミ よ カガミ よ 、 この世 で 一 番 美しい の は 誰 ？ ||||このよ||ひと|ばん|うつくしい|||だれ 」 　 お きさき は 、 カガミ が いつも の 様 に 、 「 あなた が 、 一 番 美しい です 」 と 、 答える の を 待ち ました 。 |||||||さま||||ひと|ばん|うつくしい|||こたえる|||まち| しかし カガミ は 、 「 あなた の 娘 、 白雪 姫 ( しら ゆき ひめ ) です 」 と 、 答えた のです 。 |||||むすめ|はくせつ|ひめ||||||こたえた| お きさき は 、 白雪 姫 の ２ 度 目 の お 母さん です 。 |||はくせつ|ひめ||たび|め|||かあさん| お きさき は 激しく 腹 を 立て 、 白雪 姫 を 猟師 ( りょうし ) に 殺さ せよう と し ました 。 |||はげしく|はら||たて|はくせつ|ひめ||りょうし|||ころさ|||| でも 心 の 優しい 猟師 は 白雪 姫 を そっと 森 の 中 に 隠して 、 お きさき に は 白雪 姫 を 殺した と うそ を ついた のです 。 |こころ||やさしい|りょうし||はくせつ|ひめ|||しげる||なか||かくして|||||はくせつ|ひめ||ころした|||||

白雪 姫 は 、 森 に 住む 七 人 の 小人 たち と 暮らす 事 に なり ました 。 はくせつ|ひめ||しげる||すむ|なな|じん||こびと|||くらす|こと||| そして 小人 たち が 山 に 働き に 行って いる 間 、 掃除 や 洗濯 や 針 仕事 を したり 、 ごはん を 作ったり して 毎日 を 楽しく 過ごし ました 。 |こびと|||やま||はたらき||おこなって||あいだ|そうじ||せんたく||はり|しごと|||||つくったり||まいにち||たのしく|すごし| 「 白雪 姫 、 わたし たち が 仕事 に 行って いる 間 、 誰 も 家 に 入れちゃ いけない よ 。 はくせつ|ひめ||||しごと||おこなって||あいだ|だれ||いえ||いれちゃ|| あの 怖い お きさき に 、 ここ が 知ら れて しまう から ね 」 と 、 いつも 小人 たち は 言う のでした 。 |こわい||||||しら|||||||こびと|||いう|

ところが ある 日 、 「 カガミ よ カガミ よ 、 この世 で 一 番 美しい の は だれ ？ ||ひ|||||このよ||ひと|ばん|うつくしい||| 」 と 、 お きさき が カガミ に 聞く と 、 「 山 を 越えた その 向こう 、 七 人 の 小人 の 家 に いる 白雪 姫 です 」 と 、 答えた のです 。 ||||||きく||やま||こえた||むこう|なな|じん||こびと||いえ|||はくせつ|ひめ|||こたえた| 「 なんで すって ！ あの 猟師 、 裏切った ね ！ |りょうし|うらぎった| よし 、 こう なれば 」 　 自分 で 白雪 姫 を 殺そう と 考えた お きさき は 、 物売り の おばあ さん に 化ける と 、 毒 リンゴ を 手 に 七 つ の 山 を 越えて 小人 の 家 に 行き ました 。 |||じぶん||はくせつ|ひめ||ころそう||かんがえた||||ものうり|||||ばける||どく|りんご||て||なな|||やま||こえて|こびと||いえ||いき| そして 、 窓 を 叩いて 言い ました 。 |まど||たたいて|いい| 「 美しい 娘 さん に 、 おくり物 だ よ 」 「 まあ 、 何て きれいな リンゴ 。 うつくしい|むすめ|||おくりもの||||なんて||りんご おばあ さん 、 ありがとう 」

けれど 、 その リンゴ を 一口 かじる なり 白雪 姫 は バタリ と 倒れて 、 二度と 目 を 開き ませ ん でした 。 ||りんご||ひとくち|||はくせつ|ひめ||||たおれて|にどと|め||あき||| 白雪 姫 が 死んだ 事 を 知った 小人 たち は 悲しみ 、 せめて 美しい 白雪 姫 が いつでも 見 られる 様 に と 、 ガラス の ひつぎ の 中 に 白雪 姫 を 寝かせて 森 の 中 に 置き ました 。 はくせつ|ひめ||しんだ|こと||しった|こびと|||かなしみ||うつくしい|はくせつ|ひめ|||み||さま|||がらす||||なか||はくせつ|ひめ||ねか せて|しげる||なか||おき| そして ある 日 、１ 人 の 王子 が 森 で 、 白雪 姫 の ひつぎ を 見つけた のです 。 ||ひ|じん||おうじ||しげる||はくせつ|ひめ||||みつけた| 「 何て きれいな 姫 な んだ 。 なんて||ひめ|| まるで 眠って いる ようだ 」 　 王子 は 思わず 、 ひつぎ の 中 の 白雪 姫 に キス を し ました 。 |ねむって|||おうじ||おもわず|||なか||はくせつ|ひめ||きす||| する と キス した はずみ で 、 毒 リンゴ の かけら が 白雪 姫 の のど から 飛び出した のです 。 ||きす||||どく|りんご||||はくせつ|ひめ||||とびだした| 目 を 開けた 白雪 姫 は 、 「 わたし は 、 どこ に いる の かしら ？ め||あけた|はくせつ|ひめ|||||||| 」 と 、 王子 に 尋ね ました 。 |おうじ||たずね| 「 ずっと 、 わたし と 一緒に いる のです よ 。 |||いっしょに||| 姫 」 　 王子 と 結婚 した 白雪 姫 は 、 ずっと 幸せに 暮らし ました 。 ひめ|おうじ||けっこん||はくせつ|ひめ|||しあわせに|くらし|

おしまい