ヤギ と ライオン やぎ||らいおん Goats and Lions

ヤギ と ライオン やぎ||らいおん Goat and lion

むかし むかし 、 ある ヤギ が 、 夕立 ( ゆうだち ) にあい ました 。 |||やぎ||ゆうだち||| Once upon a time, a goat met the convectional rain. Era uma vez, uma cabra conheceu Yudachi. トリニダード の 夕立 は 、 ものすごい 勢い で 降る のです 。 ||ゆうだち|||いきおい||ふる|の です As chuvas convencionais em Trinidad estão caindo em uma taxa tremenda. ライオン が 家 の 窓 から 、 ずぶぬれ の ヤギ を 見 ました 。 らいおん||いえ||まど||||やぎ||み| Um leão viu uma cabra encharcada pela janela de sua casa. ライオン は ヤギ に 、 「 家 に 入って 、 雨 やどり を し ない か ？ らいおん||やぎ||いえ||はいって|あめ||||| O leão perguntou ao bode: "Por que você não vai para casa e chove? 」 と 、 声 を かけ ました 。 |こえ||| Eu gritei. ヤギ は ありがたい 事 だ と 思って 、 ライオン の 家 ヘ 入り ました 。 やぎ|||こと|||おもって|らいおん||いえ||はいり| すると ライオン は 、 大声 で 言い ました 。 |らいおん||おおごえ||いい| 「 ヤギ くん 、 座り たまえ 。 やぎ||すわり| 雨 やどり の 間 、 ヴァイオリン を ひいて あげよう 」 　 ヤギ は ますます ありがたい 事 だ と 思って 、 腰 を かけ ました 。 あめ|||あいだ|ヴぁいおりん||||やぎ||||こと|||おもって|こし||| ライオン は ヴァイオリン を 取り出す と 、 ひき ながら 歌い 出し ました 。 らいおん||ヴぁいおりん||とりだす||||うたい|だし| ♪ 雨 の 降る 日 に ゃ 。 あめ||ふる|ひ|| ♪ 家 に いて 、 家 に いて 。 いえ|||いえ|| ♪ 雨 の 降る 日 に ゃ 、 家 に いて 。 あめ||ふる|ひ|||いえ|| ♪ おいしい 肉 の 、 おい で を 待つ さ 。 |にく|||||まつ| ヤギ は 、 その おいしい 肉 が 自分 の 事 だ と わかった ので ビックリ 。 やぎ||||にく||じぶん||こと|||||びっくり でも 、 落ち着いて 言い ました 。 |おちついて|いい| 「 ライオン さん 、 いい ヴァイオリン を お 持ち です ねえ 。 らいおん|||ヴぁいおりん|||もち|| わたし に も ちょっと ひか せて くれ ませ ん か ？ 」 「 さあ 、 さあ 、 どうぞ 」 　 ライオン は 上きげんで 、 ヴァイオリン を かして くれ ました 。 |||らいおん||じょうきげんで|ヴぁいおりん|||| ヤギ は ヴァイオリン を かりる と 、 ひき ながら 歌い ました 。 やぎ||ヴぁいおりん||||||うたい| ♪ きのう 、 ころした 。 一万 匹 の ライオン 。 いちまん|ひき||らいおん ♪ 一万 匹 の ライオン 、 一万 匹 の ライオン 。 いちまん|ひき||らいおん|いちまん|ひき||らいおん ♪ きのう 、 ころした 。 一万 匹 の ライオン 。 いちまん|ひき||らいおん ♪ きょう は なん 匹 、 ころそう か 。 |||ひき|| 今度 は ライオン が 、 ビックリ し ました 。 こんど||らいおん||びっくり|| ( ヤギ が ライオン を 殺す なんて 、 本当だろう か ？ やぎ||らいおん||ころす||ほんとうだろう| ) 　 ライオン は 首 を かしげ ました が 、 用心 した ほう が いい と 考えて 、 大声 で おかみ さん を 呼び ました 。 らいおん||くび|||||ようじん||||||かんがえて|おおごえ|||||よび| 「 おい 、 おい 、 たき ぎ を 取って 来い ！ |||||とって|こい 」 　 この 雨 の 中 を たき ぎ を 取り に 行け と 言わ れて 、 おかみ さん は おどろき ました 。 |あめ||なか|||||とり||いけ||いわ|||||| それ でも 仕方なく 出かけよう と する と 、 ライオン は 小さな 声 で 言い ました 。 ||しかたなく|でかけよう||||らいおん||ちいさな|こえ||いい| 「 帰って 来る な よ 」 　 ヤギ は 聞こえ ない ふり を して い ました が 、 今度 は もっと 大きく 早口 で 歌い 出し ました 。 かえって|くる|||やぎ||きこえ||||||||こんど|||おおきく|はやくち||うたい|だし| ♪ きのう 、 ころした 。 一万 匹 の ライオン 。 いちまん|ひき||らいおん ♪ 一万 匹 の ライオン 、 一万 匹 の ライオン 。 いちまん|ひき||らいおん|いちまん|ひき||らいおん ♪ きのう 、 ころした 。 一万 匹 の ライオン 。 いちまん|ひき||らいおん ♪ きょう は なん 匹 、 ころそう か 。 |||ひき|| ライオン は 、 今度 は 息子 を 呼び ました 。 らいおん||こんど||むすこ||よび| 「 森 へ 行って 、 おっかさん が 何 を グズグズ して いる の か 見て 来い 」 　 そして 小さな 声 で 、 つけたし ました 。 しげる||おこなって|おっか さん||なん||ぐずぐず|||||みて|こい||ちいさな|こえ||| 「 帰って くる な よ 」 　 ヤギ は 、 聞こえ なかった ふり を して い ました 。 かえって||||やぎ||きこえ|||||| そして 、 ものすごい 大声 で 、 ものすごい 早 さ で 歌い 続け ました 。 ||おおごえ|||はや|||うたい|つづけ| ♪ きのう 、 ころした 。 一万 匹 の ライオン 。 いちまん|ひき||らいおん ♪ 一万 匹 の ライオン 、 一万 匹 の ライオン 。 いちまん|ひき||らいおん|いちまん|ひき||らいおん ♪ きのう 、 ころした 。 一万 匹 の ライオン 。 いちまん|ひき||らいおん ♪ きょう は なん 匹 、 ころそう か 。 |||ひき|| あんまり 早口 で わめいた ので 、 ヤギ は ヘトヘト に くたびれ ました 。 |はやくち||||やぎ||||| それ でも ヤギ は 、 歌う の を 止め ませ ん でした 。 ||やぎ||うたう|||とどめ||| とうとう ライオン は 、 怖くて いて も たって も い られ なく なり ました 。 |らいおん||こわくて||||||||| 「 ヤギ くん 、 失礼 。 やぎ||しつれい ちょっと 家 の やつ ら を 、 探し に 行って 来る よ 。 |いえ|||||さがし||おこなって|くる| どうぞ ゆっくり 、 休んで いて くれた まえ 」 と 、 言う と 、 ライオン は 大急ぎで 家 から 出て 行って しまい ました 。 ||やすんで|||||いう||らいおん||おおいそぎで|いえ||でて|おこなって|| ライオン が 見え なく なった とたん 、 ヤギ は ヴァイオリン を 放り 出して 一目さんに 逃げ 出し ました 。 らいおん||みえ||||やぎ||ヴぁいおりん||はな り|だして|いちもくさんに|にげ|だし| それ から と いう もの 、 ヤギ は 決して ライオン の 家 の 前 の 道 を 通ら なかった と いう こと です 。 |||||やぎ||けっして|らいおん||いえ||ぜん||どう||とおら|||||

おしまい