Goblin Slayer Episode 10 Goblin Slayer Episode 10

（ ゴブリン スレイヤー ） 子供 の ころ ― ||こども||

大きく なったら 冒険 者 に なる の だ と 思って い た おおきく||ぼうけん|もの||||||おもって||

村 を 出 て 人々 を 苦しめる 魔物 たち を 倒し むら||だ||ひとびと||くるしめる|まもの|||たおし

やがて 竜 すら 倒す ほど の 存在 に |りゅう||たおす|||そんざい|

勇者 白金 等級 の 冒険 者 に なる と ゆうしゃ|しろがね|とうきゅう||ぼうけん|もの|||

（ 勇者 ） こ … これ が 終わったら ゆうしゃ||||おわったら

村 に 戻って ３ 人 で お祭り に 行く ん だ むら||もどって|じん||おまつり||いく||

（ 剣 聖 ） 誰 だって そう です よ けん|せい|だれ||||

一緒 に いたい 人 が い て やり たい こと が ある ん です いっしょ|||じん||||||||||

（ 賢 者 ） そんな 小さな 願い を かなえる ため に も … かしこ|もの||ちいさな|ねがい|||||

（ 勇者 ） 負ける わけ に は いか ない よ ！ ゆうしゃ|まける||||||

僕たち が 世界 を 救わ なきゃ ！ ぼくたち||せかい||すくわ|

（ ゴブリン スレイヤー ） たとえ 勇者 に は なれ なく と も ― |||ゆうしゃ||||||

冒険 者 に は なれる と 思って い た ぼうけん|もの|||||おもって||

たった １ 人 で 俺 を 育て て いる 姉 を 置 い て いき さえ すれ ば … |じん||おれ||そだて|||あね||お||||||

♪～

～♪

（ 牛 飼 娘 ） 私 街 に 行く ん だ よ ！ うし|か|むすめ|わたくし|がい||いく|||

叔父さん の 牧場 に 行って 牛 の お産 を 手伝う の おじさん||ぼくじょう||おこなって|うし||おさん||てつだう|

あと ね 手伝い が 終わったら 街 で 買い物 し て き て いい って ― ||てつだい||おわったら|がい||かいもの||||||

お 母さん が お 小遣い を くれ た の |かあさん|||こづかい||||

何 買 お っか な ～ なん|か|||

何 か 欲しい もの ある ？ 買って き て あげる から … なん||ほしい|||かって||||

（ 幼少 期 の ゴブリン スレイヤー ） いら ねえ ようしょう|き|||||

（ 牛 飼 娘 ） え … うし|か|むすめ|

ある でしょ ？ だって …

（ 幼少 期 の ゴブリン スレイヤー ） いら ねえ って 言って ん だ ろ ようしょう|き|||||||いって|||

何 その 言い 方 ！ なん||いい|かた

街 に 行った こと ない から がい||おこなった|||

何 か 買って き て あげよ う って そう 思った のに … なん||かって|||||||おもった|

（ 幼少 期 の ゴブリン スレイヤー ） うるさい な ようしょう|き|||||

街 でも どこ でも 行って くれ ば いい だ ろ ！ がい||||おこなって|||||

なんで 怒る の ! ? |いかる|

（ 幼少 期 の ゴブリン スレイヤー ） 怒って ねえ よ ！ ようしょう|き||||いかって||

（ 牛 飼 娘 ） 怒って る ！ うし|か|むすめ|いかって|

（ 幼少 期 の ゴブリン スレイヤー の すすり泣き ） ようしょう|き|||||すすりなき

（ ゴブリン スレイヤー の 姉 ） あの 子 が 街 に 行く こと が ― |||あね||こ||がい||いく||

羨ま しかった の ね ？ うらやま|||

だから って ああいう 態度 は よく ない わ |||たいど||||

女の子 は 守って あげ なく ちゃ おんなのこ||まもって|||

（ 幼少 期 の ゴブリン スレイヤー ） うん ようしょう|き||||

（ ゴブリン スレイヤー の 姉 ） 知って る ？ |||あね|しって|

人 を 羨 ん だ り する と ゴブリン に なる の よ じん||うらや||||||||||

（ 幼少 期 の ゴブリン スレイヤー ） ゴブリン に ？ ようしょう|き|||||

（ ゴブリン スレイヤー の 姉 ） そう |||あね|

自分 に ない もの を 欲しがって ばかり いる と ― じぶん|||||ほしがって|||

心 も 体 も 醜く ゆ がん で いって 強引 に 奪い取 ろ う と する よう に なる こころ||からだ||みにくく|||||ごういん||うばいと|||||||

だから ね あと で ちゃんと あの 子 に 謝 ろ う ||||||こ||あやま||

（ ゴブリン スレイヤー ） その 夜 姉さん は 牛乳 と 鶏肉 を 使って ― |||よ|ねえさん||ぎゅうにゅう||けいにく||つかって

大 好物 の シチュー を 作って くれ た だい|こうぶつ||しちゅー||つくって||

おいしく て 何度 も お代わり し た はず な のに ― ||なんど||おかわり|||||

あの とき 食べ た シチュー の 味 が 思い出せ ない ||たべ||しちゅー||あじ||おもいだせ|

きっと …

（ 鳥 の さえずり ） ちょう||

（ 起き上がる 音 ） おきあがる|おと

（ 鳥 の さえずり ） ちょう||

（ ゴブリン スレイヤー ） あの 日 に 食べ た きり だ から だ ろ う |||ひ||たべ|||||||

（ 牛 飼 娘 ） おはよう ！ うし|か|むすめ|

（ ゴブリン スレイヤー ） ああ

（ 牛 飼 娘 ） 今日 は 日ざし が 強く なり そう だ ね うし|か|むすめ|きょう||ひざし||つよく||||

当たり前 だ よ ね 夏 だ もん ね あたりまえ||||なつ|||

（ ゴブリン スレイヤー ） そうだ な ||そう だ|

（ 牛 飼 娘 ） あー お なか ペッコペコ ！ うし|か|むすめ||||

叔父さん も 起き てる みたい だ し 朝 ごはん に しよ ！ おじさん||おき|||||あさ|||

（ ゴブリン スレイヤー ） 分かった ||わかった

（ 牛 飼 娘 の 鼻歌 ） うし|か|むすめ||はなうた

（ ゴブリン スレイヤー ） おはよう ございます

（ 牛 飼 娘 の 叔父 ） ああ いつも の 見回り か ？ うし|か|むすめ||おじ||||みまわり|

（ ゴブリン スレイヤー ） はい 問題 は あり ませ ん で し た |||もんだい|||||||

そんなに 心配 する こと は ない ん じゃ ない か ？ |しんぱい||||||||

魔 神 王 は 勇者 に 倒さ れ た そう だ し ま|かみ|おう||ゆうしゃ||たおさ|||||

魔物 ども も しばらく おとなしく … まもの||||

（ ゴブリン スレイヤー ） し ませ ん （ 牛 飼 娘 の 叔父 ） あ … |||||うし|か|むすめ||おじ|

（ ゴブリン スレイヤー ） 少なくとも ゴブリン は し ませ ん ||すくなくとも|||||

（ 牛 飼 娘 の 叔父 ） そ … そう か うし|か|むすめ||おじ|||

（ ゴブリン スレイヤー ） はい

あー ごめん ごめん 遅く なっちゃ っ た ！ |||おそく|||

今 並べる から ね 食べよ 食べよ ！ いま|ならべる|||たべよ|たべよ

（ 牛 飼 娘 ） ごはん 食べ たら 配達 に 行か なく ちゃ うし|か|むすめ||たべ||はいたつ||いか||

（ ゴブリン スレイヤー ） 俺 も 行 こ う ギルド に 用事 が ある ||おれ||ぎょう|||ぎるど||ようじ||

（ 牛 飼 娘 ） うん ！ じゃあ 一緒 に 行 こ う うし|か|むすめ|||いっしょ||ぎょう||

（ 牛 飼 娘 の 叔父 ） 街 へ は 依頼 を 受け に 行く の か ？ うし|か|むすめ||おじ|がい|||いらい||うけ||いく||

（ ゴブリン スレイヤー ） それ も あり ます が ―

防 具 の 修理 と 引き取り を ふせ|つぶさ||しゅうり||ひきとり|

（ 牛 飼 娘 の 叔父 ） そう か うし|か|むすめ||おじ||

（ 牛 飼 娘 の 鼻歌 ） うし|か|むすめ||はなうた

（ 牛 飼 娘 の 叔父 ） ほど ほど に し て くれ うし|か|むすめ||おじ||||||

あの 子 が かわいそう だ |こ|||

（ ゴブリン スレイヤー ） 善処 し ます ||ぜんしょ||

（ 牛 飼 娘 ） フゥ … うし|か|むすめ|

ギルド に 用事 ある ん だ よ ね ？ （ ゴブリン スレイヤー ） ああ ぎるど||ようじ||||||||

（ 牛 飼 娘 ） 私 も 配達 終わったら ― うし|か|むすめ|わたくし||はいたつ|おわったら

ちょっと 買い たい もの が ある から ― |かい|||||

あと で 合流 し て 一緒 に 帰る って こと で ！ ||ごうりゅう|||いっしょ||かえる|||

（ ゴブリン スレイヤー ） 分かった ||わかった

（ ドア が 閉まる 音 ） （ 槍 やり 使い ） おい あんた どあ||しまる|おと|やり||つかい||

体格 は いい のに 生 白い ヤツ だ な たいかく||||せい|しろい|やつ||

見かけ ない が 新顔 か ？ みかけ|||しんがお|

（ ゴブリン スレイヤー ） いや

（ 槍 使い ） する って えと 休暇 か 何 か で 来 た の か ？ やり|つかい||||きゅうか||なん|||らい|||

（ ゴブリン スレイヤー ） そんな ところ だ

（ 槍 使い ） だ よ な やり|つかい|||

冒険 者 に なって 稼ぐ って ヤツ なら 今 都 の ほう に 行く もん な ぼうけん|もの|||かせぐ||やつ||いま|と||||いく||

魔 神 王 の 残党 が まだまだ 残って る ま|かみ|おう||ざんとう|||のこって|

敗 残 の 兵 だ 軽く ひね れ て いい 稼ぎ に なる はい|ざん||つわもの||かるく|||||かせぎ||

お前 は 行か ない の か ？ おまえ||いか|||

俺 ？ 冗談 ポイ だ ぜ おれ|じょうだん|ぽい||

そんな 弱い 者 イジメ みたい な こと が で きっか |よわい|もの|||||||

俺 は 俺 の ため に 戦う ん だ おれ||おれ||||たたかう||

カネ だ 平和 だって の は 興味 ない ね それ に … かね||へいわ||||きょうみ||||

（ 受付 嬢 ） は いはい うけつけ|じょう||

ちゃんと 話 は 聞き ます から １ 列 に 並 ん で ください ！ |はなし||きき|||れつ||なみ|||

まあ 個人 的 な 理由 さ |こじん|てき||りゆう|

結局 キレイ な お 題目 な ん ざ \ N いら ない ん だ よ な けっきょく||||だいもく||||||||||

そういう もの か

そういう もん さ ん ？

あば よ これ から 遺跡 で 冒険 なんで な ||||いせき||ぼうけん||

武運 でも 祈って くれ ぶうん||いのって|

（ ゴブリン スレイヤー ） そう しよ う

（ 槍 使い ） ハハッ 愛想 の ない ヤツ だ な やり|つかい||あいそ|||やつ||

だが そういう ヤツ は 嫌い じゃ ない ||やつ||きらい||

（ 魔女 ） 依頼 は ない わ よ まじょ|いらい||||

そう か

（ 鍛治 職人 ） 時間 が あった から 細かい 部分 も 直し て おい た かじ|しょくにん|じかん||||こまかい|ぶぶん||なおし|||

具合 は どう だ ？ ぐあい|||

（ ゴブリン スレイヤー ） うむ 問題 ない |||もんだい|

（ 鍛治 職人 ） んで こいつ の 修理 だ なあ かじ|しょくにん||||しゅうり||

った く ゴブリン 相手 に どう やれ ば ここ まで 壊せ る ん だ か |||あいて|||||||こわせ||||

（ ゴブリン スレイヤー ） スクロール の 調達 は どう なった ？ ||||ちょうたつ|||

（ 鍛治 職人 ） そう 簡単 に 見つかる よう な 代物 じゃ ねえ かじ|しょくにん||かんたん||みつかる|||しろもの||

おとなしく 待って ろ |まって|

（ ゴブリン スレイヤー ） 分かった ||わかった

（ ドア が 開く 音 ） どあ||あく|おと

（ 丁 稚 奉公 ） ねえ 親方 あの 人 銀 等級 の 冒険 者 です よ ね ？ ちょう|ち|ほうこう||おやかた||じん|ぎん|とうきゅう||ぼうけん|もの|||

（ 鍛治 職人 ） ああ らしい な かじ|しょくにん|||

なんで あんな 鎧 ( よろい ) な ん です ？ ||よろい||||

音 を 出し たく ない なら ミスリル の 鎖 帷子 ( くさり かた びら ) と か … おと||だし||||||くさり|かたびら|||||

分か ん ねえ の か ？ わか||||

（ 丁 稚 奉公 ） は い だって そう でしょ ？ ちょう|ち|ほうこう|||||

スクロール より も 魔 剣 の １ 本 の ほう が よっぽど … |||ま|けん||ほん||||

（ 鍛治 職人 ） ゴブリン 相手 に ― かじ|しょくにん||あいて|

伝説 の 魔 剣 を 喜々と して 振り回す ヤツ は ― でんせつ||ま|けん||ききと||ふりまわす|やつ|

ただ の マン チキン よ ||まん||

ヤツ は 自分 が 何 を し てる の か 重々 分かって ん の さ やつ||じぶん||なん||||||じゅうじゅう|わかって|||

（ 新米 戦士 ） せ え いっ ！ （ 少年 斥候 ） た ー っ ！ しんまい|せんし||||しょうねん|せっこう||-|

（ 少年 斥候 ） う わ っ ぎ っ … しょうねん|せっこう|||||

が あー っ イッテー ！ （ 重 戦士 ） そら そ ら どう し た ！ ||||おも|せんし||||||

そんな ん じゃ ゴブリン だって ぶ っ 殺せ ねえ ぞ ！ |||||||ころせ||

（ 新米 戦士 ） くっ チクショウ ！ 隙 突く ぞ ！ 右 から 回れ しんまい|せんし|||すき|つく||みぎ||まわれ

（ 少年 斥候 ） よし き た ！ しょうねん|せっこう|||

（ 少女 巫術 師 ） 作戦 は ともかく … しょうじょ|ふじゅつ|し|さくせん||

（ 見習 聖 女 ） 口 に 出し たら ダメ でしょ みならい|せい|おんな|くち||だし||だめ|

た ー っ ！ うわ ー ！ |-|||-

（ 少年 斥候 ） た ー っ ！ う お っ ！ しょうねん|せっこう||-||||

（ 重 戦士 ） 甘い わ ！ （ 少年 斥候 ･ 新米 戦士 ） ぐう っ … おも|せんし|あまい||しょうねん|せっこう|しんまい|せんし||

（ 女 騎士 ） なん だ ゴブリン スレイヤー じゃ ない か おんな|きし|||||||

水 の 街 で 死に かけ たら し いな すい||がい||しに||||

（ ゴブリン スレイヤー ） ああ

（ 女 騎士 ） と いう か お前 いつも その 格好 な の か ？ おんな|きし||||おまえ|||かっこう|||

（ ゴブリン スレイヤー ） ああ （ 女 騎士 ） そう |||おんな|きし|

（ ゴブリン スレイヤー ） あの 戦士 |||せんし

お前 ら の 一 党 で は なかった よう に 思った が おまえ|||ひと|とう||||||おもった|

（ 女 騎士 ） ああ うち の 小僧 に 稽古 を つけ て や って たら ― おんな|きし||||こぞう||けいこ||||||

あいつ が ジーッ と 見 てる もん だ から さ ||||み|||||

冒険 者 の 剣 術 は 大半 が 独学 だ ぼうけん|もの||けん|じゅつ||たいはん||どくがく|

一 度 でも 剣 術 を 学べ ば 生き延びる 目 が 残る ひと|たび||けん|じゅつ||まなべ||いきのびる|め||のこる

さて あの 娘 ら に も ― ||むすめ|||

自分 が どう 振る舞え ば いい か を 教え て やら ない と いけない な じぶん|||ふるまえ|||||おしえ||||||

そろそろ あの 体力 バカ も 息切れ し て き た ころ だ ろ う ||たいりょく|ばか||いきぎれ||||||||

どれ 私 も 加勢 して やる か |わたくし||かせい|||

（ 女 騎士 ） さあ 勝負 だ ！ （ 重 戦士 ） お ？ おんな|きし||しょうぶ||おも|せんし|

日頃 から 一騎当千 を 豪語 し て いる 以上 ひごろ||いっきとうせん||ごうご||||いじょう

よもや ひきょう と は 言う まい ！ ||||いう|

（ 重 戦士 ） だ あー ! ? て め え この っ おも|せんし|||||||

それ でも 聖 騎士 志望 か ！ ||せい|きし|しぼう|

問答 無用 ！ もんどう|むよう

訓練 に なん ねえ だ ろ う が ！ （ 女 騎士 ） ウフッ くんれん||||||||おんな|きし|

（ 少年 斥候 ） た …\ N （ 新米 戦士 ） 助かった しょうねん|せっこう|||しんまい|せんし|たすかった

（ 剣 が 交わる 音 ） （ 重 戦士 ） 容赦 ねえ なあ ！ けん||まじわる|おと|おも|せんし|ようしゃ||

（ 女 騎士 ） フッ ハハハハ …\ N （ 重 戦士 ） おお ー っ ！ おんな|きし||||おも|せんし||-|

（ 女 騎士 ） おお ー っ ！ （ 剣 が 交わる 音 ） おんな|きし||-||けん||まじわる|おと

（ ドア の 開閉 音 ） どあ||かいへい|おと

（ 女 神官 ） ゴブリン スレイヤー さん ！ おんな|しんかん|||

い ら し て た ん です ね

（ ゴブリン スレイヤー ） ああ 防 具 の 修理 に な |||ふせ|つぶさ||しゅうり||

（ 女 神官 ） 声 を かけ て くれ れ ば いい のに おんな|しんかん|こえ||||||||

（ ゴブリン スレイヤー ） 特に 用 は ない ||とくに|よう||

肩 の 具合 は どう だ ？ かた||ぐあい|||

（ 女 神官 ） えっ ？ あ … はい もう 大丈夫 です おんな|しんかん|||||だいじょうぶ|

神殿 で 癒 やし の 術 を 受け まし た し しんでん||いや|||じゅつ||うけ|||

（ ゴブリン スレイヤー ） そう か

はい ！

（ 受付 嬢 ） ゴブリン スレイヤー さん うけつけ|じょう|||

水 の 街 の 依頼 どう で し た か ？ すい||がい||いらい|||||

（ ゴブリン スレイヤー ） 解決 し た 特に 問題 は ない ||かいけつ|||とくに|もんだい||

何 言って る ん です か ？ 危うく 死 ん で しまう ところ で … なん|いって|||||あやうく|し|||||

え えっ ! ? だ … 大丈夫 な ん です か ？ |||だいじょうぶ||||

（ ゴブリン スレイヤー ） ああ 平気 だ |||へいき|

（ 受付 嬢 ） 治療 しっかり 受け まし た か ？ うけつけ|じょう|ちりょう||うけ|||

（ ゴブリン スレイヤー ） ああ 受け た |||うけ|

あ …

あっ あ …

（ 受付 嬢 ） どう かし まし た ？ うけつけ|じょう||||

（ 女 神官 ） い … いえ な … なんでも あり ませ ん おんな|しんかん|||||||

（ 受付 嬢 ） ん ？ うけつけ|じょう|

（ ゴブリン スレイヤー ） それ で 用件 は ？ 依頼 が ある の か ？ ||||ようけん||いらい||||

（ 受付 嬢 ） いえ そう で は ない ん です が … うけつけ|じょう||||||||

昨日 水 の 街 から 来 た 冒険 者 から ― きのう|すい||がい||らい||ぼうけん|もの|

ゴブリン スレイヤー さん 宛 の 手紙 を 預かって まし て … |||あて||てがみ||あずかって||

（ ゴブリン スレイヤー ） わざわざ すまない

いえ これ も ギルド の お 仕事 の うち です から |||ぎるど|||しごと||||

水 の 街 に お 知り合い が いたん です か ？ すい||がい|||しりあい||||

（ ゴブリン スレイヤー ） いや

おそらく 依頼 者 から だ ろ う |いらい|もの||||

（ 受付 嬢 ） なるほど そういう こと です か うけつけ|じょう|||||

（ 女 神官 ） 依頼 者 って … おんな|しんかん|いらい|もの|

剣 ( つる ぎ ) の 乙女 様 が ゴブリン スレイヤー さん に 手紙 を ？ けん||||おとめ|さま||||||てがみ|

どうして ？

（ 鉱 人 道 士 ） おお ！ （ 女 神官 ） あ … あらがね|じん|どう|し||おんな|しんかん|

（ 鉱 人 道 士 ） そこ に おる ん は かみ きり 丸 じゃ ねえ か あらがね|じん|どう|し||||||||まる|||

（ 妖精 弓 手 ） 来 た ん なら 挨拶 くらい し なさい よ ようせい|ゆみ|て|らい||||あいさつ||||

オルク ボルグ ！

（ 蜥蜴 僧侶 ） 防 具 が 直った よう で 何より です な とかげ|そうりょ|ふせ|つぶさ||なおった|||なにより||

小 鬼殺し 殿 （ ゴブリン スレイヤー ） ああ しょう|おにころし|しんがり|||

（ 鉱 人 道 士 ） わし ら は 飯 に 行く ところ だ が あらがね|じん|どう|し||||めし||いく|||

かみ きり 丸 も どう だ ？ ||まる|||

よかったら 一緒 に どう ？ |いっしょ||

は … はい ！

あ … 私 は … |わたくし|

ぜひとも ！

（ ゴブリン スレイヤー ） 俺 は いい ||おれ||

遠慮 し なく て いい って ば ！ えんりょ||||||

（ ゴブリン スレイヤー ） そういう わけ で は …

ほら 行 こ ！ オルク ボルグ |ぎょう|||

お 待た せ … |また|

（ ゴブリン スレイヤー ） ああ

お 仲間 たくさん だ ね |なかま|||

（ ゴブリン スレイヤー ） ああ

（ 監督 官 ） うーん 面白い かんとく|かん||おもしろい

（ 妖精 弓 手 ） もう 待ち合わせ し てる なら ― ようせい|ゆみ|て||まちあわせ|||

そう 言い なさい よ |いい||

（ 鉱 人 道 士 ） かみ きり 丸 を 強引 に 誘った ん は ― あらがね|じん|どう|し|||まる||ごういん||さそった||

お前 さん じゃ ろ う が おまえ|||||

（ 妖精 弓 手 ） しょうがない じゃ ない 知ら なかった ん だ も の ようせい|ゆみ|て|しょうが ない|||しら|||||

（ 牛 飼 娘 ） あの 私 ごちそう に なっちゃ っ て も ― うし|か|むすめ||わたくし||||||

いい の か な ？

（ ゴブリン スレイヤー ） 別に かまわ ない ||べつに||

（ 蜥蜴 僧侶 ） 遠慮 は 無用 です ぞ お嬢さん とかげ|そうりょ|えんりょ||むよう|||おじょうさん

（ 受付 嬢 ） そう そう うけつけ|じょう||

食事 は 大勢 で 食べ た ほう が おいしい です から ね しょくじ||おおぜい||たべ|||||||

（ 牛 飼 娘 ） じゃあ 遠慮 なく ！ うし|か|むすめ||えんりょ|

（ にぎやか な 話し声 ） ||はなしごえ

ねえ ねえ 勇者 が 魔 神 王 を 倒し た って 噂 ( うわさ ) ||ゆうしゃ||ま|かみ|おう||たおし|||うわさ|

あれ 本当 な の ？ |ほんとう||

はい 本当 です |ほんとう|

都 から ギルド に 通知 も 届 い て ます し と||ぎるど||つうち||とどけ||||

なんでも 勇者 様 は ― |ゆうしゃ|さま|

史上 10 人 目 の 白金 等級 冒険 者 に 認定 さ れ た そう です よ ！ しじょう|じん|め||しろがね|とうきゅう|ぼうけん|もの||にんてい||||||

それ は めでたい

これ で 枕 を 高く し て 眠 れる と いう もの ||まくら||たかく|||ねむ||||

（ 鉱 人 道 士 ） 今頃 都 は 盛り 上 が っと る じゃ ろ う の あらがね|じん|どう|し|いまごろ|と||さかり|うえ|||||||

こっち も 祝杯 と いく か ||しゅくはい|||

（ 妖精 弓 手 ） いつも 飲 ん でる くせ に ようせい|ゆみ|て||いん||||

あー あ 私 も 都 に 行け ば よかった かな ||わたくし||と||いけ|||

（ 受付 嬢 ） 都 ほど じゃ あり ませ ん が この 街 でも 秋 に 収穫 祭 が あり ます よ うけつけ|じょう|と||||||||がい||あき||しゅうかく|さい||||

（ 妖精 弓 手 ） 収穫 祭 か ようせい|ゆみ|て|しゅうかく|さい|

（ 鉱 人 道 士 ） かみ きり 丸 も １ 杯 どう よ ？ あらがね|じん|どう|し|||まる||さかずき||

（ ゴブリン スレイヤー ） いや 今日 は 遠慮 し て おく |||きょう||えんりょ|||

だったら これ を 飲 ん で み ませ ん か ？ |||いん||||||

（ 牛 飼 娘 ） ん ？ うし|か|むすめ|

（ 牛 飼 娘 ） わ っ おいしい ！ （ 女 神官 ） 本当 ！ うし|か|むすめ||||おんな|しんかん|ほんとう

（ 受付 嬢 ） フフッ レモン と 蜂蜜 を 入れ て ある ん です うけつけ|じょう||れもん||はちみつ||いれ||||

疲労 回復 に いい そう です よ ひろう|かいふく|||||

（ ゴブリン スレイヤー ） なるほど

携行 食 の 一案 と して 考慮 す べき だ ろ う けいこう|しょく||いちあん|||こうりょ|||||

（ 牛 飼 娘 ･ 女 神官 ） アハハ … うし|か|むすめ|おんな|しんかん|

（ 重 戦士 ） 稽古 の あと は 飯 だ 飯 ！ おも|せんし|けいこ||||めし||めし

（ 重 戦士 ） 俺 の おごり だ 遠慮 せ ず 食え ！ おも|せんし|おれ||||えんりょ|||くえ

（ 新米 戦士 ･ 少年 斥候 ） いった だ き ま ー す ！ しんまい|せんし|しょうねん|せっこう|||||-|

朝 から ずっと 稽古 し て た みたい です ね あさ|||けいこ||||||

刻 苦 勉励 よき こと です きざ|く|べんれい|||

最近 です ね さいきん||

稽古 を 専門 に やる 訓練 所 を 建てよ う って 動き が ある ん です よ けいこ||せんもん|||くんれん|しょ||たてよ|||うごき|||||

（ 蜥蜴 僧侶 ） ほう とかげ|そうりょ|

（ 受付 嬢 ） 引退 し た 冒険 者 さん を 雇って … うけつけ|じょう|いんたい|||ぼうけん|もの|||やとって

新人 さん って 何も 知ら ない 人 が 多い です から しんじん|||なにも|しら||じん||おおい||

（ 妖精 弓 手 ） そう ねえ ようせい|ゆみ|て||

ちょっと した こと でも 知って れ ば 生き て 帰れ る 確率 も 上がる し ||||しって|||いき||かえれ||かくりつ||あがる|

（ 鉱 人 道 士 ） 自信 に も なる わ い な あらがね|じん|どう|し|じしん||||||

それ に 冒険 者 を 引退 し て も 死ぬ まで 生き て いく わけ です から ||ぼうけん|もの||いんたい||||しぬ||いき|||||

誰 に とって も 必要 だ と 思う ん です だれ||||ひつよう|||おもう||

（ ゴブリン スレイヤー ） そう か

（ 受付 嬢 ） だ から ゴブリン スレイヤー さん も ― うけつけ|じょう||||||

体 に 気 を つけ ない と ダメ です よ からだ||き|||||だめ||

（ 牛 飼 娘 ･ 女 神官 ） うん うん （ 受付 嬢 ） そう で ない と うし|か|むすめ|おんな|しんかん|||うけつけ|じょう||||

依頼 も 斡旋 ( あっせ ん ) し て あげ ませ ん から ね （ ゴブリン スレイヤー ） む … いらい||あっせん||||||||||||

次に 倒れ たら 半年 は 冒険 禁止 です つぎに|たおれ||はんとし||ぼうけん|きんし|

（ 牛 飼 娘 ） うん うん 禁止 禁止 うし|か|むすめ|||きんし|きんし

（ ゴブリン スレイヤー ） それ は 困る な ||||こまる|

でしょ ？

（ 妖精 弓 手 ） イシシッ （ 蜥蜴 僧侶 ） フフフ … ようせい|ゆみ|て||とかげ|そうりょ|

（ 妖精 弓 手 ） イシシッ （ 蜥蜴 僧侶 ） フフフ … ようせい|ゆみ|て||とかげ|そうりょ|

（ 受付 嬢 ） だ から ちゃんと 懲り て ください ね うけつけ|じょう||||こり|||

（ 牛 飼 娘 ） お 仲間 さん みんな いい 人 たち だ ね うし|か|むすめ||なかま||||じん|||

（ ゴブリン スレイヤー ） そう か ？

（ 牛 飼 娘 ） “ そう か ？ ” って そう じゃ ない の ？ うし|か|むすめ|||||||

（ ゴブリン スレイヤー ） 腕 は 立つ ||うで||たつ

パーティー を 組め ば 効率 よく ゴブリン ども を たたき 潰せ る ぱーてぃー||くめ||こうりつ||||||つぶせ|

いつか …

（ ゴブリン スレイヤー ） なん だ ？

あ … う うん なんでもない

（ ゴブリン スレイヤー ） そう か

（ 牛 飼 娘 ） うん うし|か|むすめ|

（ ゴブリン スレイヤー ） そう か

（ 鳥 の さえずり ） ちょう||

（ 剣 の 乙女 ） “ 拝啓 ゴブリン スレイヤー 様 へ ” けん||おとめ|はいけい|||さま|

“ 炎 の 精霊 が 舞い 続ける 残暑 厳しき 中 ― ” えん||せいれい||まい|つづける|ざんしょ|きびしき|なか

“ いかが お 過ごし でしょう か ” ||すごし||

“ 本来 なら ば もっと 早く に ― ” ほんらい||||はやく|

“ お 礼 の お 手紙 を 差し上げる べき か と 思い まし た が … ” |れい|||てがみ||さしあげる||||おもい|||

“ お手 を 煩わせ て は いけない と 自重 し て おり まし た ” おて||わずらわせ|||||じちょう|||||

“ どう か お 許し ください まし ね ” |||ゆるし|||

“ 私 ( わたくし ) の ほう は 不思議 と あれ 以来 夢にも 小 鬼 ども は 現れ ず ― ” わたくし|||||ふしぎ|||いらい|ゆめにも|しょう|おに|||あらわれ|

“ 穏やか に 過ごし て おり ます ” おだやか||すごし|||

“ これ も 全て あなた 様 と お 仲間 の 皆さん の おかげ です ” ||すべて||さま|||なかま||みなさん|||

“ 心から お礼 を 申し上げ ます ” こころから|お れい||もうしあげ|

“ 魔 神 王 も 勇者 に 倒さ れ ― ” ま|かみ|おう||ゆうしゃ||たおさ|

“ 世界 は 安寧 に 向かう と は 思い ます が ― ” せかい||あんねい||むかう|||おもい||

“ 魔 神 王 の 残党 も 多く ― ” ま|かみ|おう||ざんとう||おおく

“ まだまだ 予断 は 許さ れ ない 状況 です ” |よだん||ゆるさ|||じょうきょう|

“ 冒険 者 の 皆さん は ― ” ぼうけん|もの||みなさん|

“ 戦い を 続け なけ れ ば なら ない と 思い ます が ― ” たたかい||つづけ|||||||おもい||

“ いずれ に せよ ― ”

“ あなた 様 の ご 無事 を 心 より お 祈り し て おり ます ” |さま|||ぶじ||こころ|||いのり||||

“ かしこ 剣 の 乙女 より 祈り を 込め て ” |けん||おとめ||いのり||こめ|

（ 人々 の ざわめき ） （ 妖精 弓 手 ） あー っ もう ！ ひとびと|||ようせい|ゆみ|て|||

“ 金 床 ( かな とこ ) 金 床 ” うるさい の よ ！ きむ|とこ|||きむ|とこ|||

いいかげん 頭 来 た ！ 勝負 よ ドワーフ ！ |あたま|らい||しょうぶ||

（ 鉱 人 道 士 ） ほ ！ 耳 長 娘 が いい 度胸 し とる わ あらがね|じん|どう|し||みみ|ちょう|むすめ|||どきょう|||

手加減 し ちゃ る か ん の てかげん||||||

わし ゃ 火 酒 そっち は ぶどう 酒 どう か の ？ ||ひ|さけ||||さけ|||

（ 妖精 弓 手 ） フン ！ 望む ところ ！ ようせい|ゆみ|て|ふん|のぞむ|

（ 鉱 人 道 士 ） ウヘヘヘ …\ N （ 女 神官 ） あ … あの … あらがね|じん|どう|し|||おんな|しんかん||

“ 君子 危うき に 近寄ら ず ” です ぞ くんし|あやうき||ちかよら|||

（ 妖精 弓 手 ） どんどん 持ってき なさい ようせい|ゆみ|て||もってき|

（ 妖精 弓 手 ） どんどん 持ってき なさい ようせい|ゆみ|て||もってき|

（ 鉱 人 道 士 ） ほら 早 よ 注が ん か ！ あらがね|じん|どう|し||はや||そそが||

（ 鉱 人 道 士 ） ほら 早 よ 注が ん か ！ あらがね|じん|どう|し||はや||そそが||

よし き た ！

（ 鉱 人 道 士 ） ほら 早 よ 注が ん か ！ あらがね|じん|どう|し||はや||そそが||

よし き た ！

お っ なんで え 面白い こと やって ん じゃ ねえ か ||||おもしろい||||||

（ 魔女 ） ウフフ … 賭ける ？ まじょ||かける

（ 女 騎士 ） よし 私 は 彼女 の ほう に 賭ける ぞ おんな|きし||わたくし||かのじょ||||かける|

金貨 で ３ 枚 きんか||まい

（ 重 戦士 ） おい 剛 気 だ な 大丈夫 か ？ おも|せんし||かたし|き|||だいじょうぶ|

（ 女 騎士 ） フフフ … 大 穴 狙い だ おんな|きし||だい|あな|ねらい|

何せ 秩序 に し て 善 なる 私 に は 神々 の 加護 が つい て いる なにせ|ちつじょ||||ぜん||わたくし|||かみがみ||かご||||

どっち か っ つ ー と 至高 神 は ばくち とがめる ほう じゃ ねえ かな ||||-||しこう|かみ|||||||

俺 は ドワーフ に 賭ける ぜ おれ||||かける|

じゃあ 俺 は エルフ の 子 に する |おれ||||こ||

（ 見習 聖 女 ） あ あっ 今日 の 稼ぎ を ！ みならい|せい|おんな|||きょう||かせぎ|

あの 本当 に 止め なく て いい ん でしょ う か ？ |ほんとう||とどめ|||||||

そう 何 杯 も 続か ず に 術 師 殿 が 勝つ |なん|さかずき||つづか|||じゅつ|し|しんがり||かつ

… と 言い たい ところ です が 野 伏 殿 は 意地 が 強い |いい|||||の|ふ|しんがり||いじ||つよい

これ は 分かり ませ ぬ ぞ ||わかり|||

そんな ひと 事 み たい に … ||こと|||

次 ー ！ まだまだ な ん だ から ね ！ つぎ|-||||||

ほ い き た ！

（ 歓声 ） かんせい

（ 妖精 弓 手 ） もう いっち ょ ー ！ ようせい|ゆみ|て||||-

（ ゴブリン スレイヤー ） どう し た ？

（ 牛 飼 娘 ） ん ー ？ “ ごはん だ よ ー ” って いう の と うし|か|むすめ||-||||-||||

“ 何 考え てる の か な ー ？ ” って いう の と なん|かんがえ|||||-||||

（ ゴブリン スレイヤー ） 先 の こと だ ||さき|||

先 の ？ さき|

（ ゴブリン スレイヤー ） そうだ ||そう だ

そ っか

ごめん ね

（ ゴブリン スレイヤー ） 何 が だ ？ ||なん||

（ 牛 飼 娘 ） う うん なんでもない うし|か|むすめ|||

な ー ん でも ！ ウフッ フフフ … |-||||

（ ゴブリン スレイヤー ） おかしな ヤツ だ |||やつ|

（ 牛 飼 娘 ） フフッ （ ゴブリン スレイヤー ） む … うし|か|むすめ||||

（ 倒れる 音 ） たおれる|おと

（ ゴブリン スレイヤー ） 油 で 汚れる ぞ ||あぶら||けがれる|

いい もん どうせ 洗濯 し ちゃ う し 体 も 洗う し |||せんたく|||||からだ||あらう|

（ ゴブリン スレイヤー ） そう か

（ 牛 飼 娘 ） そうだ よ うし|か|むすめ|そう だ|

先 の こと は ゆっくり さ 考えよ う よ さき||||||かんがえよ||

（ ゴブリン スレイヤー ） ゆっくり か

（ 牛 飼 娘 ） そう 焦 ん なく て いい から ね うし|か|むすめ||あせ||||||

（ ゴブリン スレイヤー ） ああ そう だ な

フゥ …

先 の こ と か … さき||||

それ に 冒険 者 を 引退 し て も 死ぬ まで 生き て いく わけ です から ||ぼうけん|もの||いんたい||||しぬ||いき|||||

誰 に とって も 必要 だ と 思う ん です だれ||||ひつよう|||おもう||

（ 牛 飼 娘 ） 年 も 取る ケガ も する うし|か|むすめ|とし||とる|けが||

疲れ れ ば 倒れる つかれ|||たおれる

いずれ 限界 が 来る |げんかい||くる

それ が 冒険 者 で あ ろ う と 勇者 で あ ろ う と ||ぼうけん|もの||||||ゆうしゃ|||||

たとえ 死な なく て も ― |しな|||

ゴブリン を 殺せ なく なる 日 が 必ず 訪れる ||ころせ|||ひ||かならず|おとずれる

こんな 日々 は 長く は 続か ない |ひび||ながく||つづか|

その とき どう すれ ば いい の か

どう し たら いい の か

彼 は 分から ない の だ ろ う かれ||わから|||||

う うん それ は 誰 に も … ||||だれ||

（ 牛 飼 娘 ） それ は 誰 に も … うし|か|むすめ|||だれ||

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