Mahouka Koukou no Rettousei Episode 6 mahouka|koukou||rettousei|episode Mahouka Koukou no Rettousei Episode 6 Mahouka Koukou no Rettousei Episode 6

達也 こりゃ 一体 … たつや||いったい

レオ

援軍 が 到着 し て た か えんぐん||とうちゃく||||

テロリスト ？ てろりすと

それ じゃ 問答 無用 で ぶ っ 飛ばし て も いい 相手 な の ね ||もんどう|むよう||||とばし||||あいて|||

生徒 で なけ れ ば 手加減 無用 だ せいと|||||てかげん|むよう|

ところで ほか に 侵入 者 は 見 なかった か ？ |||しんにゅう|もの||み||

彼ら の 狙い は 図書 館 よ かれら||ねらい||としょ|かん|

小野 先生 ？ おの|せんせい

こちら を 襲った の は 陽動 ね ||おそった|||ようどう|

主力 は すでに 侵入 し て い ます しゅりょく|||しんにゅう||||

壬生 さん も そっち に いる わ みぶ||||||

後 ほど ご 説明 いた だい て も よろしい です か あと|||せつめい|||||||

却下 し ます と 言い たい ところ だ けど きゃっか||||いい||||

そう も いか ない でしょ う ね

その代わり 一 つ お 願い し て も いい かしら そのかわり|ひと|||ねがい|||||

何 でしょう なん|

カウンセラー 小野 遥 と して お 願い し ます かうんせらー|おの|はるか||||ねがい||

壬生 さん に 機会 を 与え て あげて ほしい の みぶ|||きかい||あたえ||||

彼女 は 去年 から 剣道 選手 と して の 評価 と かのじょ||きょねん||けんどう|せんしゅ||||ひょうか|

二 科 生 と して の 評価 の ギャップ に 悩 ん で い た わ ふた|か|せい||||ひょうか||ぎゃっぷ||なや|||||

私 の 力 が 足り なかった の でしょ う ね わたくし||ちから||たり|||||

結局 彼ら に 付け込ま れ て しまった けっきょく|かれら||つけこま|||

だから …

甘い です ね あまい||

行く ぞ 深雪 いく||みゆき

はい

おい 達也 |たつや

それ は ちょっと 冷たい ん じゃ ない か |||つめたい||||

レオ

余計 な 情け で 怪我 を する の は 自分 だけ じゃ ない ん だ ぞ よけい||なさけ||けが|||||じぶん||||||

おい 達也 |たつや

深雪 … みゆき

握った メッセージ That ' s Rising Hope にぎった|めっせーじ|that||rising|hope

( hey welcome to message write you )

( can you distance standby )

here we go !

揺るが ない 世界 異常 な 現状 ゆるが||せかい|いじょう||げんじょう

続く 壁 は 何 重層 つづく|かべ||なん|じゅうそう

イメージ 通り なんか じゃ ない いめーじ|とおり|||

静か に 騒ぎ だし た 本能 しずか||さわぎ|||ほんのう

迷路 み たい 行き止まり な ん だ めいろ|||いきどまり|||

もう 思考 は ディストーション |しこう||

容赦 ない ね いつの間に ようしゃ|||いつのまに

見失った ルート 暴れ だす みうしなった|るーと|あばれ|

( pay attention ! )

( Hey what is it ? ) hey|||

( watch your step now ! )

常識 なんか 要ら ない じょうしき||いら|

( are you serious ! ? )

( no no no , don ' t worry 1,2,3 )

吹き返す 心臓 の リズム ふきかえす|しんぞう||りずむ

視界 まだ 眩 ん でる しかい||くら||

それ でも 行か なく ちゃ ||いか||

君 が 信じ てる 僕 を 裏切る きみ||しんじ||ぼく||うらぎる

わけ に いか ない 強く クラクション が 鳴る ||||つよく|||なる

孤独 な まま 時 が 経った って こどく|||じ||たった|

逃げる 事 覚え た って にげる|こと|おぼえ||

新しい 今日 が 来 ちゃ う けど あたらしい|きょう||らい|||

この 願い 例え 魔法 が 無く たって |ねがい|たとえ|まほう||なく|

叶え なきゃ 誓った かなえ||ちかった

僕 は 君 と まだ 見 たい 未来 ある ん だ よ ぼく||きみ|||み||みらい||||

泣き そう でも なき||

悔しく て も 止まって い られ ない くやしく|||とまって|||

握った メッセージ That ' s Rising Hope にぎった|めっせーじ|that||rising|hope

すでに 乱戦 模様 だ な |らんせん|もよう||

レオ

パン ツァー ぱん|

音声 認識 と は また レア な もの を おんせい|にんしき|||||||

お 兄 様 今 展開 と 構成 が |あに|さま|いま|てんかい||こうせい|

ああ 逐次 展開 だ |ちくじ|てんかい|

十 年 前 に 流行った 技術 だ な じゅう|とし|ぜん||はやった|ぎじゅつ||

あいつ って 魔法 まで アナクロ だった の ね ||まほう|||||

う わ よく 壊れ ない わ ね |||こぼれ|||

CAD 自体 に も 硬化 魔法 が かけ られ た ん だ cad|じたい|||こうか|まほう||||||

どれ だけ 乱暴 に 扱って も 壊れ ない って わけ か ||らんぼう||あつかって||こぼれ||||

ホント に お 似合い の 魔法 ほんと|||にあい||まほう

レオ 先 に 行く ぞ |さき||いく|

おう よ 引き受け た ||ひきうけ|

さあ 来い |こい

階段 の 上り口 に 二 人 かいだん||あがりぐち||ふた|じん

階段 を 上り 切った ところ に 一 人 かいだん||のぼり|きった|||ひと|じん

二 階 特別 閲覧 室 に 四 人 ふた|かい|とくべつ|えつらん|しつ||よっ|じん

だ な

すごい ね

達也 くん が いれ ば 待ち伏せ の 意味 が なくなっちゃ う たつや|||||まちぶせ||いみ|||

実戦 で は 絶対 敵 に 回し たく ない 相手 だ な じっせん|||ぜったい|てき||まわし|||あいて||

特別 閲覧 室 で 何 を し て いる の でしょ う とくべつ|えつらん|しつ||なん|||||||

恐らく おそらく

魔法 大学 が 所蔵 する 機密 文書 を 盗み出 そ う と して いる ん だ ろ う まほう|だいがく||しょぞう||きみつ|ぶんしょ||ぬすみだ|||||||||

何者 だ なにもの|

止まれ とどまれ

エリカ

誰 だ だれ|

ここ は 任せ て ||まかせ|

分かった わかった

魔法 に よる 差別 の 撤廃 を 目指し て いる はず な のに まほう|||さべつ||てっぱい||まなざし|||||

どうして 魔法 研究 の 最 先端 資料 が 必要 な ん だ ろ う |まほう|けんきゅう||さい|せんたん|しりょう||ひつよう|||||

これ が あたし の し たかった こと な の ？

よし 開 い た |ひらき||

いよいよ この 国 の 最 先端 資料 に アクセス できる ||くに||さい|せんたん|しりょう||あくせす|

データ を 移す ぞ 記録 用 キューブ を 用意 しろ でーた||うつす||きろく|よう|||ようい|

よし

ド … ドア が |どあ|

そこ まで だ

何 だ ？ なん|

お前 たち の 企み は これ で 潰 え た おまえ|||たくらみ||||つぶ||

司 波 くん つかさ|なみ|

くそ

愚か な 真似 は やめ なさい おろか||まね|||

私 は お 兄 様 に 向け られ た 害 意 を 見逃す こと など あり ませ ん わたくし|||あに|さま||むけ|||がい|い||みのがす|||||

壬生 先輩 これ が 現実 です みぶ|せんぱい|||げんじつ|

誰 も が 等しく 優遇 さ れる 平等 な 世界 だれ|||ひとしく|ゆうぐう|||びょうどう||せかい

そんな もの は あり え ませ ん

才能 も 適性 も 無視 し て 平等 な 世界 が ある と すれ ば さいのう||てきせい||むし|||びょうどう||せかい|||||

それ は 誰 も が 等しく 冷遇 さ れ た 世界 ||だれ|||ひとしく|れいぐう||||せかい

壬生 先輩 は 利用 さ れ た ん です みぶ|せんぱい||りよう|||||

これ が 他人 から 与え られ た 耳 当たり の よい 理念 の 現実 です ||たにん||あたえ|||みみ|あたり|||りねん||げんじつ|

どうして よ 何で こう なる の よ ||なんで||||

差別 を 無く そう と し た の が 間違い だった と いう の ？ さべつ||なく|||||||まちがい||||

あなた だって 出来 の いい 妹 と いつも 比べ られ て い た はず よ ||でき|||いもうと|||くらべ||||||

そして 不当 な 侮辱 を 受け て き た はず よ |ふとう||ぶじょく||うけ|||||

誰 から も バカ に さ れ て き た はず よ だれ|||ばか||||||||

私 は お 兄 様 を 蔑 ん だ り は し ませ ん わたくし|||あに|さま||さげす|||||||

たとえ 私 以外 の 全 人類 が |わたくし|いがい||ぜん|じんるい|

お 兄 様 を 中傷 し 誹謗 し 蔑 ん だ と して も |あに|さま||ちゅうしょう||ひぼう||さげす|||||

私 は お 兄 様 に 変わる こと の ない 敬愛 を 捧げ ます わたくし|||あに|さま||かわる||||けいあい||ささげ|

確かに お 兄 様 を 侮辱 する 無知 な 者 ども は 存在 し ます たしかに||あに|さま||ぶじょく||むち||もの|||そんざい||

ですが それ 以上 に ||いじょう|

お 兄 様 の 素晴らし さ を 認め て くれる 人 たち が いる の です |あに|さま||すばらし|||みとめ|||じん|||||

壬生 先輩 あなた は 可哀想 な 人 です みぶ|せんぱい|||かわいそう||じん|

何 です って なん||

あなた に は あなた を 認め て くれる 人 が い なかった の です か |||||みとめ|||じん||||||

魔法 だけ が あなた を 測る すべて だった の です か まほう|||||はかる|||||

お 兄 様 は あなた を 認め て い まし た よ |あに|さま||||みとめ|||||

あなた の 剣 の 腕 を あなた の 容姿 を ||けん||うで||||ようし|

そんな の 上辺 だけ の もの じゃ ない ||じょうへん|||||

でも それ も 先輩 の 一部 で あり 先輩 の 魅力 で あり |||せんぱい||いちぶ|||せんぱい||みりょく||

先輩 自身 で は あり ませ ん か せんぱい|じしん||||||

お 兄 様 と あなた は 知り合った ばかり な の です よ |あに|さま||||しりあった|||||

そんな 相手 に 何 を 求め て いる の です か |あいて||なん||もとめ|||||

それ は …

結局 誰 より も あなた の こと を ウィード と 蔑 ん で い た の は けっきょく|だれ|||||||||さげす||||||

あなた 自身 です |じしん|

壬生 みぶ

指輪 を 使え ゆびわ||つかえ

キャスト ジャミング か きゃすと||

お 兄 様 |あに|さま

深雪 止せ みゆき|よせ

お 兄 様 拘束 せ ず と も よかった の です か |あに|さま|こうそく||||||||

不十分 な 視界 の 中 で 無理 を する 必要 は ない ふじゅうぶん||しかい||なか||むり|||ひつよう||

それ に

彼女 が 確保 し て くれる さ かのじょ||かくほ||||

誰 ？ だれ

はじめ まして 一 年 E 組 千葉 エリカ です ||ひと|とし|e|くみ|ちば||

一昨年 の 全国 中学 女子 剣道 大会 準 優勝 の いっさくねん||ぜんこく|ちゅうがく|じょし|けんどう|たいかい|じゅん|ゆうしょう|

壬生 紗耶 香 先輩 です よ ね みぶ|さや|かおり|せんぱい|||

それ が どうか し た の ？

いえいえ ただ 確認 し たかった だけ です ||かくにん||||

そんなに 慌て なく て も |あわて|||

得 物 を 手 に 取る 間 くらい 待って あげる のに とく|ぶつ||て||とる|あいだ||まって||

そこ を 退き なさい 痛い 目 を 見る わ よ ||しりぞき||いたい|め||みる||

これ って 正当 防衛 成立 かな ||せいとう|ぼうえい|せいりつ|

まっ そんな 言い訳 を する つもり も ない けど ||いいわけ||||||

じゃあ 真剣 勝負 って もの を やり ま しょ う か 先輩 |しんけん|しょうぶ|||||||||せんぱい

速い はやい

自己 加速 術 式 ？ じこ|かそく|じゅつ|しき

渡辺 先輩 と … 同じ わたなべ|せんぱい||おなじ

拾い なさい ひろい|

そして あなた の 全力 を 見せ なさい |||ぜんりょく||みせ|

あなた を 縛る あの 女 の 幻影 を あたし が 打ち砕 い て あげる ||しばる||おんな||げんえい||||うちくだ|||

こんな もの に は 頼ら ない ||||たよら|

あたし は 自分 の 力 で その 技 を 打ち破る ||じぶん||ちから|||わざ||うちやぶる

私 に は 分かる あなた の 技 は 渡辺 先輩 と 同じ もの だ わたくし|||わかる|||わざ||わたなべ|せんぱい||おなじ||

私 の 技 は あの 女 の もの と は 一味 違う わ よ わたくし||わざ|||おんな|||||いちみ|ちがう||

ごめん 先輩 |せんぱい

骨 が 折れ て いる かも しれ ない こつ||おれ|||||

罅 が 入って いる わ ね か||はいって|||

いい わ 手加減 でき なかった って こと でしょ う ||てかげん||||||

うん 先輩 は 誇って も いい よ |せんぱい||ほこって|||

千葉 の 娘 に 本気 を 出さ せ た ん だ から ちば||むすめ||ほんき||ださ|||||

あなた あの 千葉 家 の 人 だった の ？ ||ちば|いえ||じん||

実は そう な ん だ じつは||||

ちなみに 渡辺 摩 利 は うち の 門下 生 |わたなべ|さす|り||||もんか|せい

あの 女 は 目録 で 私 は 印 可 |おんな||もくろく||わたくし||いん|か

剣 術 の 腕 なら 私 の 方 が 上 だ から けん|じゅつ||うで||わたくし||かた||うえ||

そう

よう 司 |つかさ

何 か 用 か 辰巳 なん||よう||たつみ

お め え さん に 聞き たい こと が ある |||||きき||||

ぼ … 僕 に ？ |ぼく|

ああ うち の 委員 長 は ちょっと 感心 し ない 特技 を 持って て な |||いいん|ちょう|||かんしん|||とくぎ||もって||

気流 を 操作 し て 複数 の 香料 を 掛け合わせる こと で きりゅう||そうさ|||ふくすう||こうりょう||かけあわせる||

違法 な 薬物 を 使わ ず に 自白 剤 を 作 っち まう ん だ よ いほう||やくぶつ||つかわ|||じはく|ざい||さく|||||

ネタ は あがって ん だ よ ねた|||||

あいつ ら の 手引き を し た の は お め え だって ネタ が |||てびき||||||||||ねた|

司 司 先輩 大人 しく ご 同行 願い ます つかさ|つかさ|せんぱい|おとな|||どうこう|ねがい| ち っ くそ

一 年 以上 前 から 司 主将 は 剣道 部員 たち に ひと|とし|いじょう|ぜん||つかさ|しゅしょう||けんどう|ぶいん||

魔法 に よる 差別 の 撤廃 を 目指す よう 訴え かけ て い まし た まほう|||さべつ||てっぱい||めざす||うったえ|||||

主将 に 連れ られ て ブランシュ の 支部 に 行った こと も あり ます しゅしょう||つれ|||||しぶ||おこなった||||

お 兄さん が 日本 支部 の 代表 を 務め て いる らしく て |にいさん||にっぽん|しぶ||だいひょう||つとめ||||

私 は 入学 し て すぐ の 時 に わたくし||にゅうがく|||||じ|

二 科 生 だ から って 差別 さ れ た 出来事 が あって ふた|か|せい||||さべつ||||できごと||

主将 の 話 に 聞き入って しまった ん だ と 思い ます しゅしょう||はなし||ききいって|||||おもい|

その 出来事 と いう の は ？ |できごと||||

あの … 剣 術 部 が 勧誘 で 騒ぎ を 起こし た 時 |けん|じゅつ|ぶ||かんゆう||さわぎ||おこし||じ

それ を 鎮め た 渡辺 先輩 の 魔法 剣 技 を 見 て 感動 し た ん です ||しずめ||わたなべ|せんぱい||まほう|けん|わざ||み||かんどう||||

だから 先輩 に 一 手 ご 指導 を お 願い し た ん です が |せんぱい||ひと|て||しどう|||ねがい|||||

すげなく あしらわ れ て しまって

なん だって ？

壬生 それ は 本当 か ？ みぶ|||ほんとう|

お前 で は 相手 に なら ない から 無駄 だ おまえ|||あいて|||||むだ|

自分 に 相応しい 相手 を 選べ と じぶん||ふさわしい|あいて||えらべ|

それ で きっと あたし が 二 科 生 だ から そう 思ったら … |||||ふた|か|せい||||おもったら

ちょっと … ちょっと 待って ||まって

その 時 の こと は 覚え て いる |じ||||おぼえ||

だが あたし は お前 を すげなく あしらったり は し て ない ぞ |||おまえ||||||||

え ？

あたし は 確か あの 時 こう 言った ||たしか||じ||いった

私 の 腕 で は 到底 お前 の 相手 は 務 ま ら ない わたくし||うで|||とうてい|おまえ||あいて||つとむ|||

それ より お前 の 腕 に 見合う 相手 と 稽古 し て くれ と な ||おまえ||うで||みあう|あいて||けいこ|||||

違う か ちがう|

え ？ あの …

待って 摩 利 まって|さす|り

じゃあ あなた は 壬生 さん の 方 が 強い から |||みぶ|||かた||つよい|

稽古 の 相手 は 辞退 する と 言った の ？ けいこ||あいて||じたい|||いった|

そりゃ 魔法 から 見 れ ば 私 の 方 が 上 か も し れ ん が |まほう||み|||わたくし||かた||うえ||||||

純粋 に 剣 の 道 を 修め た 壬生 に 剣 技 で 敵 う 道理 が ない じゅんすい||けん||どう||おさめ||みぶ||けん|わざ||てき||どうり||

じゃあ … あたし の 誤解 だった ん です か |||ごかい||||

なん だ あたし バカ みたい |||ばか|

勝手 に 先輩 の こと 誤解 し て かって||せんぱい|||ごかい||

自分 の こと を 貶め て じぶん||||おとしめ|

逆恨み で 一 年間 も 無駄 に し て さかうらみ||ひと|ねんかん||むだ|||

無駄 で は ない と 思い ます よ むだ|||||おもい||

司 波 君 ？ つかさ|なみ|きみ

エリカ が 先輩 の 技 を 見 て 言って い まし た ||せんぱい||わざ||み||いって|||

中学生 の 頃 と は 別人 の よう に 強く なって いる と ちゅうがくせい||ころ|||べつじん||||つよく|||

それ は 紛れ も なく 壬生 先輩 が 自分 の 手 で 高め た 先輩 の 剣 です ||まぎれ|||みぶ|せんぱい||じぶん||て||たかめ||せんぱい||けん|

恨み に 凝り固まる で なく 嘆き に 溺れる で なく うらみ||こりかたまる|||なげき||おぼれる||

おのれ 自身 を 磨き 高め た 先輩 の 一 年 が |じしん||みがき|たかめ||せんぱい||ひと|とし|

無駄 で あって はず は ない と 思い ます むだ|||||||おもい|

司 波 君 … つかさ|なみ|きみ

一 つ だけ お 願い が ある ん だ けど ひと||||ねがい|||||

なん でしょ う

少し 動か ない で ね すこし|うごか|||

さて 問題 は ブランシュ の やつ ら が 今 |もんだい|||||||いま Ahora el problema es que los chicos de Blanche están ahora

どこ に いる の か と いう こと です が

達也 君 まさか 彼ら と 一 戦 交える つもり な の ？ たつや|きみ||かれら||ひと|いくさ|まじえる|||

その 表現 は 妥当 で は あり ませ ん ね |ひょうげん||だとう||||||

叩き 潰す ん です よ たたき|つぶす|||

危険 だ 学生 の 分 を 超え て いる きけん||がくせい||ぶん||こえ||

私 も 反対 よ わたくし||はんたい|

学 外 の こと は 警察 に 任せる べき だ わ まな|がい||||けいさつ||まかせる|||

そして 壬生 先輩 を 強盗 未遂 で 家裁 送り に する ん です か |みぶ|せんぱい||ごうとう|みすい||かさい|おくり|||||

なるほど 警察 の 介入 は 好ましく ない |けいさつ||かいにゅう||このましく|

だからと言って このまま 放置 する こと も でき ない だからといって||ほうち|||||

だが な 司 波 ||つかさ|なみ

相手 は テロリスト だ あいて||てろりすと|

俺 も 七草 も 渡辺 も 当 校 の 生徒 に 命 を 懸けろ う と は 言え ん おれ||ななくさ||わたなべ||とう|こう||せいと||いのち||かけろ||||いえ|

当然 だ と 思い ます とうぜん|||おもい|

最初 から 委員 会 や 部活 連 の 力 を 借りる つもり は あり ませ ん さいしょ||いいん|かい||ぶかつ|れん||ちから||かりる|||||

一 人 で 行く つもり か ひと|じん||いく||

本来 なら ば そうした い ところ な の です が ほんらい|||||||||

お供 し ます おとも||

あたし も 行く わ ||いく|

俺 も だ おれ||

司 波 君 もしも 私 の ため だったら お 願い だ から やめ て 頂 戴 つかさ|なみ|きみ||わたくし|||||ねがい|||||いただ|たい

私 は 平気 罰 を 受ける だけ の こと を し た ん だ から わたくし||へいき|ばち||うける|||||||||

それ より 私 の せい で 司 波 君 たち に 何 が あったら ||わたくし||||つかさ|なみ|きみ|||なん||

壬生 先輩 の ため で は あり ませ ん みぶ|せんぱい|||||||

自分 の 生活 空間 が テロ の 標的 に なった ん です じぶん||せいかつ|くうかん||てろ||ひょうてき||||

俺 と 深雪 の 日常 を 損な お う と する もの は すべて 駆除 し ます おれ||みゆき||にちじょう||そんな||||||||くじょ||

これ は 俺 に とって 最 優先 事項 です ||おれ|||さい|ゆうせん|じこう|

しかし お 兄 様 ||あに|さま

どう やって ブランシュ の 拠点 を 突き止め れ ば いい の でしょう か ||||きょてん||つきとめ||||||

分から ない こと は 知って いる 人 に 聞け ば いい わから||||しって||じん||きけ||

小野 先生 おの|せんせい

あ … あの …

九重 先生 秘蔵 の 弟子 から 隠れ おおせよ う なんて ここのえ|せんせい|ひぞう||でし||かくれ|||

やっぱり 甘かった か |あまかった|

放棄 さ れ た 工場 か ほうき||||こうじょう|

車 の 方 が いい だ ろ う な くるま||かた||||||

正面 突破 です か しょうめん|とっぱ||

車 は 俺 が 用意 しよ う くるま||おれ||ようい||

え ？ 十文字 君 も 行く の ？ |じゅうもんじ|きみ||いく|

十 師 族 に 名 を 連ねる 者 と して 当然 の 務め だ じゅう|し|ぞく||な||つらねる|もの|||とうぜん||つとめ|

だが それ 以上 に 俺 も また 一 高 の 生徒 と して ||いじょう||おれ|||ひと|たか||せいと||

この 事態 を 看過 する こと は でき ん |じたい||かんか|||||

じゃあ …

七草 お前 は ダメ だ ななくさ|おまえ||だめ|

この 状況 で 生徒 会長 が 不在 に なる の は まずい |じょうきょう||せいと|かいちょう||ふざい|||||

了解 よ りょうかい|

でも だったら 摩 利 あなた も ダメ よ ||さす|り|||だめ|

残党 が まだ 校 内 に 隠れ て いる かも しれ ない ん だ から ざんとう|||こう|うち||かくれ||||||||

風紀 委員 長 に 抜け られ たら 困る わ ふうき|いいん|ちょう||ぬけ|||こまる|

会頭 俺 も 連れ て 行って ください かいとう|おれ||つれ||おこなって|

なぜ だ 桐原 ||きりはら

一 高 生 と して この よう な 無法 は 見過ごせ ませ ん ひと|たか|せい||||||むほう||みすごせ||

ダメ だ 連れ て 行け ん だめ||つれ||いけ|

会頭 かいとう

その 理由 で は 命 を 懸ける の に は 軽 すぎる |りゆう|||いのち||かける||||けい|

もう 一 度 聞く なぜ だ |ひと|たび|きく||

会頭 俺 は 中学 時代 の 壬生 の 剣 が 好き で し た かいとう|おれ||ちゅうがく|じだい||みぶ||けん||すき|||

人 を 切る ため の 俺 の 剣 と は 違い じん||きる|||おれ||けん|||ちがい

純粋 に 技 を 競い合う 剣 を きれい だ と 思い まし た じゅんすい||わざ||きそいあう|けん|||||おもい||

でも いつの間にか あいつ の 剣 は 曇って い まし た |いつのまにか|||けん||くもって|||

俺 は それ が 気 に 食わ なかった おれ||||き||くわ|

だから 乱入 など と いう マネ を し た の か |らんにゅう||||まね|||||

壬生 の 過ち を 気づか せ て やろう と か 考え た わけ じゃ あり ませ ん みぶ||あやまち||きづか||||||かんがえ||||||

ただ 頭 に き て 喧嘩 を 売った だけ です |あたま||||けんか||うった||

お前 は 過ち と 言う ん が 壬生 の 意思 で は ない の か おまえ||あやまち||いう|||みぶ||いし|||||

違い ます 壬生 の 志 は 剣 は そんな もの じゃ ない ちがい||みぶ||こころざし||けん|||||

あいつ の 剣 を 変え ち まった 汚染 し た やつ が ||けん||かえ|||おせん||||

今回 の 一 件 で 壬生 利用 し た やつ が いる はず です こんかい||ひと|けん||みぶ|りよう|||||||

こんな の は 壬生 の ため で すら ない |||みぶ|||||

俺 の 八 当たり です おれ||やっ|あたり|

お 願い し ます |ねがい||

会頭 連れ て 行って ください かいとう|つれ||おこなって|

いい だ ろ う

会頭 かいとう

男 を 懸ける に は 充分 な 理由 だ おとこ||かける|||じゅうぶん||りゆう|

ありがとう ござい ます

やさしい 風 芽吹く 蕾 |かぜ|めぶく|つぼみ

街 染め て く 花 たち がい|しめ|||か|

美し さ は 時 と ともに うつくし|||じ||

夢 の よう に 亡くなって しまう ゆめ||||なくなって|

あなた の 温もり ||ぬくもり

それ と 同じ で 消え て しまう かな ||おなじ||きえ|||

shadow of my love

終わり が あって も おわり|||

恐れ ず に 歌 を 歌 お う おそれ|||うた||うた||

eternal song

形 は いら ない かた|||

抱きしめて 感じ て ほしい だきしめて|かんじ||

十 年 先 も じゅう|とし|さき|

百 年 先 も ひゃく|とし|さき|

千 年 先 も せん|とし|さき|

愛 を 歌 お う あい||うた||

よう 司 波 兄 |つかさ|なみ|あに

俺 も 参加 さ せ て もらう ぜ おれ||さんか|||||