Re ：ゼロ から 始める 異 世界 生活 (07) re|||はじめる|い|せかい|せいかつ Re：从零开始的异世界生活（07）

（ レム ） 抵抗 し ない で くれ たら ― |ていこう|||||

楽に 終わり に し て あげる こと も でき ます よ らくに|おわり|||||||||

（ ナツキ ･ スバル ） どう し て こんな こと を … |すばる||||||

って ありきたり な セリフ 言って いい か ？ |||せりふ|いって||

疑わしき は 罰せよ メイド と し て の 心 得 です うたがわしき||ばっせよ||||||こころ|とく|

ラム は 知って ん の か ||しって|||

姉 様 に 見 られる 前 に 終わら せる つもり です あね|さま||み||ぜん||おわら|||

そんなに 俺 が 信用 でき なかった の か |おれ||しんよう||||

はい

ざま あ ねえ 俺 |||おれ

うまく やって た な って 勘違い し や がって |||||かんちがい|||

姉 様 は … あね|さま|

（ スバル ） 聞き たく ねえ よ ！ すばる|きき|||

（ スバル ） くら え ！ （ シャッター 音 ） すばる|||しゃったー|おと

う う っ う っ

ハア ハア ハア ハア …

おわ っ ！

ああ ！

う …

あ あー っ

足 が ー ！ ああ あっ あし||-||

（ スバル の うめき声 ） すばる||うめきごえ

（ レム ） 水 の マナ よ この 者 に 癒 やし を |すい|||||もの||いや||

こんな あっさり 死な れ て は ― ||しな|||

聞き出す こと も 聞き出 せ ませ ん から ききだす|||ききだ||||

さっき レム に これ を 突き 立て て い れ ば ― |||||つき|たて||||

もう 少し 逃げ られ た はず でしょ う に |すこし|にげ||||||

お 聞き し ます |きき||

あなた は エミリア 様 に 敵対 する 候補 者 の 陣営 の 方 です か ？ |||さま||てきたい||こうほ|もの||じんえい||かた||

俺 の 心 は いつ でも エミリア たん の もの だ おれ||こころ||||||||

あ あー っ ！

誰 に どんな 条件 で 雇わ れ て いる ん です か だれ|||じょうけん||やとわ||||||

（ スバル ） エミリア たん の 笑顔 に プライス レス で … すばる||||えがお||||

（ スバル の 叫び声 ） すばる||さけびごえ

あなた は ―

魔女 教 の 関係 者 です か まじょ|きょう||かんけい|もの||

魔女 教 ？ まじょ|きょう

知ら ねえ よ しら||

そもそも うち は 代々 ― |||だいだい

（ スバル ） 無 宗教 … （ レム ） と ぼけ ない で ください ！ すばる|む|しゅうきょう||||||

う っ

そんなに 魔女 の に おい を 漂わ せ て ― |まじょ|||||ただよわ||

無関係 だ なんて 白々しい に も 限度 が あり ます よ ！ むかんけい|||しらじらしい|||げんど||||

姉 様 と あなた が 会話 し て いる の を 見 て いる 時 ― あね|さま||||かいわ||||||み|||じ

レム は 不安 と 怒り で どう に かなって しまい そう で し た ||ふあん||いかり|||||||||

姉 様 を あんな 目 に 遭わ せ た 元凶 が その 関係 者 が ― あね|さま|||め||あわ|||げんきょう|||かんけい|もの|

のう のう と レム と 姉 様 の 大事 な 居場所 に |||||あね|さま||だいじ||いばしょ|

もう 耐え られ ない ん です |たえ||||

姉 様 が 世話 を する の を 装って ― あね|さま||せわ|||||よそおって

あなた と 親し げ に ― ||したし||

ふるまって いる だけ と 知って い て も ！ ||||しって|||

（ スバル ） 野菜 の 皮 むく 時 に 手 切ら なく なった よ すばる|やさい||かわ||じ||て|きら|||

読み書き 簡単 な やつ だ けど できる よう に なった ん だ よみかき|かんたん||||||||||

約束 守って 勉強 し て た やくそく|まもって|べんきょう|||

童話 読め た ん だ ぜ どうわ|よめ||||

お前 たち の おかげ で おまえ||||

何 を 言って いる ん です か なん||いって||||

お前 たち が 俺 に くれ た もの の 話 だ よ おまえ|||おれ||||||はなし||

そんな こと 記憶 に あり ませ ん ||きおく||||

（ スバル ） くっ くく … すばる||

何で … 覚え て ねん だ よ ！ なんで|おぼえ||||

どう し て みんな で よって た か って 俺 を 置 い て いく ん だ よ ！ |||||||||おれ||お||||||

俺 が 何 し たっ つ ん だ よ ！ おれ||なん||||||

俺 に 何しろ って ん だ よ ！ おれ||なにしろ||||

何 が いけ ねえ ん だ よ ！ なん||||||

お前 ら どう し て そんな に 俺 を 憎む ん だ よ ！ おまえ|||||||おれ||にくむ|||

髪 を 切る 約束 だって ― かみ||きる|やくそく|

俺 は ずっと … おれ||

（ レム ） レム は

俺 は お前 ら の こと だ … おれ||おまえ||||

（ レム ） 姉 様 は 優し すぎ ます |あね|さま||やさし||

（ スバル ） ん … あっ すばる||

（ レム ） お 客 様 お 目 覚 め です か ？ ||きゃく|さま||め|あきら|||

（ ラム ） お 客 様 起き て た の ？ ||きゃく|さま|おき|||

（ スバル ） あ … ああ … あ あっ あっ あっ すばる||||||

あ あー っ ！

（ エミリア ） スバル ラム と レム の ２ 人 が す ご ー く 心配 し て た わ よ |すばる|||||じん||||-||しんぱい|||||

何 か 失礼 が あった か もって 珍しく 落ち込 ん で … なん||しつれい|||||めずらしく|おちこ||

（ スバル ） 何も なかった よ すばる|なにも||

俺 と あの ２ 人 の 間 に は おれ|||じん||あいだ||

スバル ？ 大丈夫 ？ すばる|だいじょうぶ

何 か ある なら 私 で よけ れ ば 相談 に 乗る けど なん||||わたくし|||||そうだん||のる|

（ スバル ） もう ダメ だ よ 俺 限界 な ん だ って すばる||だめ|||おれ|げんかい||||

エミリア に 言 え たら … ||げん||

あっ そう だ よ

（ エミリア ） 何 ？ |なん

（ スバル ） 今 まで 俺 は 全て 自分 だけ で 変えよ う と あが い て い た すばる|いま||おれ||すべて|じぶん|||かえよ|||||||

だが …

スバル 本当 に 大丈夫 ？ すばる|ほんとう||だいじょうぶ

エミリア に 聞い て ほしい こと が ある ||ききい|||||

はい

（ スバル ） エミリア 俺 は 今 まで ― すばる||おれ||いま|

何度 も 死に … なんど||しに

はっ … あっ あっ …

（ スバル ） おい … 待て … すばる||まて

それ は 本気 で シャレ に なら ねえ … ||ほんき|||||

ぐ お っ ああ ああ …

（ エミリア ） スバル ？ （ スバル ） ああ ！ あっ |すばる|すばる||

スバル ！ すばる

どう し た の 急に ||||きゅうに

（ スバル ） 体 は 動く 声 も 出る 心臓 も 痛く ない すばる|からだ||うごく|こえ||でる|しんぞう||いたく|

だが ―

恐怖 は 刻ま れ た きょうふ||きざま||

どう し た の ？ さっき から 本当 に 変 よ ||||||ほんとう||へん|

スバル 何 か ある なら … すばる|なん|||

（ スバル ） 頼み が ある ん だ すばる|たのみ||||

うん

俺 に 構わ ない で くれ おれ||かまわ|||

（ スバル ） 死 に 戻り を 打ち明ける こと は 許さ れ ない すばる|し||もどり||うちあける|||ゆるさ||

この 屋敷 で 俺 は ３ 度 死 ん だ |やしき||おれ||たび|し||

４ 度 目 の 死 は 王 都 でも 経験 し て い ない たび|め||し||おう|と||けいけん||||

もし 次に 死ね ば ― |つぎに|しね|

戻 れ ない かも しれ ない もど|||||

（ ベアトリス ） 随分 と ふ ぬけ た ツラ 構え に なって いる かしら |ずいぶん||||||かまえ||||

（ スバル ） 何 し に 来 た ん だ すばる|なん|||らい|||

に ー ちゃ と あの 小 娘 に 言わ れ て ― |-||||しょう|むすめ||いわ||

ツラ を 見 に き て やった の よ ||み||||||

パック と エミリア ぱっく||

お前 の 様子 が おかしい から ― おまえ||ようす|||

最初 に 目覚め た 時 に ベティー が 何 か し た ん じゃ ない か って ― さいしょ||めざめ||じ||||なん||||||||

疑って る かしら うたがって||

失礼 な 話 な の よ しつれい||はなし|||

分かった もう 大丈夫 だ わかった||だいじょうぶ|

お前 は 謝り に き て くれ た それ で 十 分 だ よ おまえ||あやまり||||||||じゅう|ぶん||

どう し て ベティー が 謝ら なく ちゃ なら ない の かしら ！ |||||あやまら||||||

まず そこ を 訂正 し ない と 帰る に 帰 れ ない の よ |||ていせい||||かえる||かえ||||

ん ？

ツラ が 辛 気 臭く なった だけ じゃ なく ― ||しん|き|くさく||||

随分 と 濃く なって いる の かしら ずいぶん||こく||||

は ？

魔女 の におい な の よ 鼻 が 曲がり そう かしら まじょ||||||はな||まがり||

魔女 って 嫉妬 の 魔女 か まじょ||しっと||まじょ|

今 の 世界 で 魔女 と 言わ れ て それ 以外 の 何 が あり える の よ いま||せかい||まじょ||いわ||||いがい||なん|||||

どう し て その に おい を 俺 から 感じる ？ |||||||おれ||かんじる

さあ 何 に せよ ― |なん||

魔女 から 特別 な 扱い を 受ける お前 は やっかい 者 な の よ まじょ||とくべつ||あつかい||うける|おまえ|||もの|||

顔 も 名前 も 知ら ない 相手 に 特別 扱い って の は ゾッと し ねえ な かお||なまえ||しら||あいて||とくべつ|あつかい||||ぞっと|||

何も ない なら もう 行く の よ なにも||||いく||

に ー ちゃ に は ちゃんと 話し た こと は 伝え て おく の かしら |-|||||はなし||||つたえ||||

ちょっと 待て お 前 俺 に 悪い と 思って ん だ よ な ？ |まて||ぜん|おれ||わるい||おもって||||

（ ベアトリス ） 思って ない の よ |おもって|||

（ スバル ） パック に 言いつけ ん ぞ すばる|ぱっく||いいつけ||

す こ ー し だけ 思って る こと も ある かも しれ ない かしら ||-|||おもって||||||||

悪い と 思って て 許し て ほしけりゃ ― わるい||おもって||ゆるし||

１ 個 だけ 俺 の 願い を 聞い て くれ こ||おれ||ねがい||ききい||

（ ベアトリス ） 言って みる の よ |いって|||

５ 日 目 の 朝 あさって の 朝 だ ひ|め||あさ|||あさ|

その 時間 まで 俺 を 守って くれ ない か |じかん||おれ||まもって|||

（ ベアトリス ） もめ事 を 持ち込ま れる の は ごめん な の かしら |もめごと||もちこま|||||||

ベティー に とって この 屋敷 は 無く て は なら ない 場所 な の よ ||||やしき||なく|||||ばしょ|||

（ スバル ） 俺 の ほう から 何 か する 気 は ない すばる|おれ||||なん|||き||

かかる 火 の 粉 を 払い たい だけ だ |ひ||こな||はらい|||

それ さえ 他 人任せ な くせ に 随分 と 立派 な 志 な の かしら ||た|ひとまかせ||||ずいぶん||りっぱ||こころざし|||

今回 に 限っちゃ 返す 言葉 も ねえ よ … こんかい||かぎっちゃ|かえす|ことば|||

ハア

手 出す の よ て|だす||

え ？

（ ベアトリス ） ん ん

汝 ( なんじ ) の 願い を 聞き届ける なんじ|||ねがい||ききとどける

ベアトリス の 名 に おい て 契約 は ここ に 結ば れる ||な||||けいやく||||むすば|

たとえ 仮 でも 契約 は 契約 |かり||けいやく||けいやく

お前 の わけ の 分から ない 頼み 聞い て やる かしら おまえ||||わから||たのみ|ききい|||

マジ か よ 幼女 に 泣か さ れ そう に なった |||ようじょ||なか|||||

幼女 と か 言う な な の よ ようじょ|||いう||||

あと に ー ちゃ に 告げ口 し たら 許さ ない かしら フン ||-|||つげぐち|||ゆるさ|||ふん

そんな 大事 か ？ それ |だいじ||

必死 さ が 鬼 が がって ん な お前 ひっし|||おに|||||おまえ

（ ベアトリス ） プウ

（ スバル ） ハア ハア ハア ハア … すばる||||

う う …

やめろ ー ！ |-

（ ベアトリス ） いつ まで も グー スカ と 寝 てる ん じゃ ない かしら |||||||ね|||||

（ ベアトリス ） フン （ スバル ） ボンボルディア … |ふん|すばる|

約束 の 時間 だ から いやいや 来 て やった のに ― やくそく||じかん||||らい|||

随分 余裕 の ある 奴 な の よ ずいぶん|よゆう|||やつ|||

肝心 の ４ 日 目 に 居眠り と か マジ で 命知らず の アホ か 俺 かんじん||ひ|め||いねむり|||||いのちしらず||||おれ

（ ベアトリス ） ブツブツ と うるさい かしら |ぶつぶつ|||

いい から 適当 な とこ に 掛け て いる の よ ||てきとう||||かけ||||

（ スバル ） 禁 書庫 すばる|きん|しょこ

寝 てる 間 に 俺 を 担ぎ こ ん だ の か ね||あいだ||おれ||かつぎ|||||

お前 の に おい が 充満 し てる 部屋 で 過ごす なんて ごめん かしら おまえ|||||じゅうまん|||へや||すごす|||

ベティー の 居場所 は 禁 書庫 だけ な の よ ||いばしょ||きん|しょこ||||

お前 も お 行儀 よくし て いる かしら おまえ|||ぎょうぎ||||

ベアトリス まさか と は 思う けど ― ||||おもう|

寝 てる 俺 の 手 と か 握って なかった よ な ？ ね||おれ||て|||にぎって|||

ホント に まさか な の よ ほんと|||||

仮に に ー ちゃ の お 願い で も 断ら せ て もらう かしら かりに||-||||ねがい|||ことわら||||

断言 か よ だんげん||

お 行儀 よく って 言わ れ て も なあ … |ぎょうぎ|||いわ||||

あっ なあ お前 それ で … ||おまえ||

（ ベアトリス ） 質問 ばかり で 小 うるさい の よ |しつもん|||しょう|||

少し 黙って いる が いい かしら すこし|だまって||||

呼 ん でる よ||

（ スバル ） え ？ すばる|

（ ベアトリス ） 呼ば れ て いる かしら |よば||||

ああ そう 言え ば い た の よ 忘れ て た かしら ||いえ||||||わすれ|||

（ スバル ） お っ おい 待て よ 今 外 に 出 たら … すばる||||まて||いま|がい||だ|

（ ベアトリス ） 引っこ ん で い て も 構わ ない の よ ここ に いれ ば 安全 かしら |ひっこ||||||かまわ||||||||あんぜん|

ああ クソ 何 だって ん だ よ |くそ|なん||||

あ …

まさか … 越え た の か ４ 日 目 の 夜 を |こえ||||ひ|め||よ|

ハ … ハハハ …

あれ だけ 遠い って 思い こ ん で た のに ||とおい||おもい|||||

こんなに あっさり と

ハ … ハハハ ハハハハハ …

（ エミリア ） スバル （ スバル ） あ … |すばる|すばる|

（ スバル ） エミリア すばる|

スバル どこ に 行って た の ？ すばる|||おこなって||

（ スバル ） あっ いや … 俺 は すばる|||おれ|

だって … う うん いい の

いい から 一緒に 来 て ||いっしょに|らい|

え ？ どこ 行く ん だ よ エミリア たん ？ ||いく|||||

何で そんな 顔 し てる ん だ よ なんで||かお|||||

だって もう 全部 うまく いく そう だ ろ う ？ ||ぜんぶ||||||

俺 が こう し て 無事 で エミリア も おれ|||||ぶじ|||

あっ そう だ 村 に さ 一緒 に 行 こ う |||むら|||いっしょ||ぎょう||

やり たい こと 話し たい こと いっぱい ある ん だ |||はなし||||||

いっぱい あった ん だ よ

（ エミリア ） スバル |すばる

エミリア …

（ ラム ） いや ああ あっ ！

（ ラム の 泣き声 ） ||なきごえ

どう し て …

何で レム が 殺さ れ ち まっ てる … なんで|||ころさ||||

（ ラム ） 触ら ない で ！ |さわら||

レム に …

ラム の 妹 に 触ら ない で ！ ||いもうと||さわら||

（ スバル ） あ … すばる|

（ ロズワール ･ Ｌ ･ メイザース ） 死因 は 衰弱 死 だ ー ね 眠る よう に 命 の 火 を 消さ れ てる |ｌ||しいん||すいじゃく|し||-||ねむる|||いのち||ひ||けさ||

魔法 より 呪術 より の 手法 だ まほう||じゅじゅつ|||しゅほう|

あっ

（ スバル ） あの 呪い は レム だ と ばっかり … すばる||まじない|||||

呪術 師 と レム は 別個 じゅじゅつ|し||||べっこ

お 客人 な ー に か 心当たり は ない か ね ー え |きゃくじん||-|||こころあたり|||||-|

かわい がって い た 従者 が こんな 目 に 遭わ さ れ て ― ||||じゅうしゃ|||め||あわ|||

私 も 少々 気 が 立って いる よう だ わたくし||しょうしょう|き||たって|||

（ エミリア ） スバル |すばる

何 か 知って る なら 言って なん||しって|||いって

あ …

（ スバル ） いっそ 洗いざらい ぶちまけ て 楽 に なり たい すばる||あらいざらい|||がく|||

ハッ

イッテ …

何 か 知って いる なら 洗いざらい ぶちまけ なさい ！ なん||しって|||あらいざらい||

（ スバル ） 待て ラム それ は … すばる|まて|||

（ ベアトリス ） 約束 は 守る 主義 な の よ |やくそく||まもる|しゅぎ|||

屋敷 に いる 間 は ― やしき|||あいだ|

この 男 の 身 の 安全 は ベティー が 守る 契約 かしら |おとこ||み||あんぜん||||まもる|けいやく|

ベアトリス 様 |さま

ロズワール こいつ は 昨晩 禁 書庫 に い た かしら |||さくばん|きん|しょこ||||

だから この 一 件 と は 関係ない はず … ||ひと|けん|||かんけいない|

事態 に 重き を 置く べき は すでに そこ に ない じたい||おもき||おく||||||

し ー かし 君 が 身 を 張って 守る ほど と は ― |-||きみ||み||はって|まもる|||

よ ー っぽ ど 彼 が 気 に 入った の か な ？ |-|||かれ||き||はいった|||

冗談 は 化粧 と 性癖 だけ に する かしら じょうだん||けしょう||せいへき||||

（ ラム ） そんな の 全部 どう で も いい の よ ！ |||ぜんぶ||||||

ジャマ し ない で

ラム を 通し て ||とおし|

レム の 仇 ( かたき ) を … 何 か 知って いる なら 全部 話し て ||あだ|||なん||しって|||ぜんぶ|はなし|

ラム を ―

レム を ―

助け て たすけ|

ごめん ね ラム

私 は それ でも スバル を 信じ て みる わたくし||||すばる||しんじ||

（ スバル ） え ？ すばる|

スバル お 願い ― すばる||ねがい

あなた が ラム を レム を 救って あげ られる なら ― ||||||すくって|||

お 願い |ねがい

くっ …

ごめん

（ エミリア ） スバ ルー ！ |すば|るー

（ ラム ） 絶対 に 殺し て や る ー ！ |ぜったい||ころし||||-

（ スバル ） 逃げ た すばる|にげ|

俺 は 逃げ た ん だ おれ||にげ|||

逃げ出し ち まった ん だ にげだし||||

もう あの 場所 に は 戻 れ ない ||ばしょ|||もど||

しかた ねえ じゃ ねえ か よ ！ 俺 に 何 が … ||||||おれ||なん|

俺 だって あんな 楽しかった って の に ー ！ おれ|||たのしかった||||-

（ スバル ） 似 てる な あの 死 に 場所 と すばる|に||||し||ばしょ|

死に 場所 … しに|ばしょ

死ね ば … しね|

（ スバル ） 救わ れる だ ろ う か この 状況 から すばる|すくわ|||||||じょうきょう|

あっ そう だ よ な 死 ん じまえ ば 変わる |||||し||||かわる

（ スバル ） あが い て あが い て あがき 続け た 結果 が これ だって ん なら すばる||||||||つづけ||けっか|||||

何 の 意味 が ある ん だ なん||いみ||||

あ …

崖 （ スバル ） このまま 目 を つむった まま 一 歩 を 踏み出せ ば それ で 終わり だ がけ|すばる||め||||ひと|ふ||ふみだせ||||おわり| くっ …

（ スバル ） 今度 死 ん だ ら … 俺 は どう なる ん だ すばる|こんど|し||||おれ|||||

ああ …

あと たった 一 歩 が … ||ひと|ふ|

俺 は こんな ― おれ||

こんな 簡単 な こと を … |かんたん|||

（ ベアトリス ） ようやく 見つけ た の よ ||みつけ|||

（ スバル ） どう し て すばる|||

何 な の かしら なん|||

どう し て 来 て くれ た ん だ 俺 は … |||らい||||||おれ|

お前 の 身 の 安全 を 守る の が ベティー の 交わし た 契約 な の よ おまえ||み||あんぜん||まもる|||||かわし||けいやく|||

ボディガード は 今日 の 朝 まで って 話 だった はず だ が ||きょう||あさ|||はなし||||

お前 の 思い違い じゃ ない かしら おまえ||おもいちがい|||

期限 の 話 を し た 覚え は ない の よ きげん||はなし||||おぼえ||||

淡い 期待 を 抱く の は 都合 が よ すぎる かしら あわい|きたい||いだく|||つごう||||

（ ベアトリス ） 失わ れ た 者 は 戻ら ない |うしなわ|||もの||もどら|

あの 姉 に 弁明 する 機会 なんて もう ない |あね||べんめい||きかい|||

お前 は それ を 投げ捨て た の よ おまえ||||なげすて|||

どちら が 欠け て も あの 姉妹 は もう 足りない かしら ||かけ||||しまい|||たりない|

（ スバル ） 俺 は あの ２ 人 の こと も 大切 で 守り たい と 思って た のに すばる|おれ|||じん||||たいせつ||まもり|||おもって||

（ ベアトリス ） あの 姉妹 の 何 を お前 は 知って る の かしら ||しまい||なん||おまえ||しって|||

どちら が 欠け て も もう 元 に は 戻ら ない ||かけ||||もと|||もどら|

戻 れ ない の よ もど||||

結局 俺 は 何 も 知ら ない まま ― けっきょく|おれ||なん||しら||

て め え 勝手 に みっともなく 騒ぎ立て て た だけ だって の かよ |||かって|||さわぎたて||||||

（ ベアトリス ） せめて ―

目 の 届か ない 所 で 死 ん で くれ ない と 夢見 が 悪い かしら め||とどか||しょ||し||||||ゆめみ||わるい|

だから お前 を 領地 の 外 へ 逃がし て やる の よ |おまえ||りょうち||がい||にがし||||

（ スバル ） ん ？ すばる|

そう いえ ば あの 時 ― ||||じ

両手 を 誰 か が 握って くれ て … りょうて||だれ|||にぎって||

（ スバル ） ラム レム すばる||

２ 人 が 苦しむ 俺 を 見 て らん なく て ― じん||くるしむ|おれ||み||||

両 手 を 握って くれ て いた ん だ と し たら りょう|て||にぎって||||||||

両 手 を 握って くれ て いた ん だ と し たら りょう|て||にぎって||||||||

♪ ～

♪ ～

♪ ～

そんな 奴 ら だった と し たら 俺 は 放って お けん の か |やつ||||||おれ||はなって||||

そんな 奴 ら だった と し たら 俺 は 放って お けん の か |やつ||||||おれ||はなって||||

（ ラム ） 絶対 に 殺し て や る ー ！ |ぜったい||ころし||||-

（ スバル ） 憎悪 に 満ち た 声 を 聞い た だ が それ 以上 に すばる|ぞうお||みち||こえ||ききい|||||いじょう|

（ ラム ） いや ああ あっ ！

（ スバル ） あの 泣き声 が 消え て くれ ない すばる||なきごえ||きえ|||

もともと 俺 は ― |おれ|

楽 な ほう へ 楽 な ほう へ 流さ れ やすい タチ な ん だ がく||||がく||||ながさ||||||

おい バカ な こと 考え て ん ぞ 俺 |ばか|||かんがえ||||おれ

せっかく 拾った 命 な の に な |ひろった|いのち||||

そう だ 拾った 俺 の 命 だ だ から ― ||ひろった|おれ||いのち|||

（ スバル ） 楽 な ほう に 生き やすい ほう へ それ を 目指し て 何 が 悪い すばる|がく||||いき||||||まなざし||なん||わるい

使い 方 は ― つかい|かた|

俺 が 決める ！ おれ||きめる

もたもた し すぎ た の よ

やっと 見つけ た |みつけ|

もう 絶対 に 逃がさ ない |ぜったい||にがさ|

（ ベアトリス ） 下がる かしら 契約 が 生き て いる 以上 ― |さがる||けいやく||いき|||いじょう

ベティー は お前 が 相手 でも 手 を 抜か ない の よ ||おまえ||あいて||て||ぬか|||

ベアトリス 様 こそ ― |さま|

ここ が 屋敷 の 中 で ない こと を お 忘れ でしょ ||やしき||なか||||||わすれ|

禁 書庫 から 離れ そして 森 の 中 ― きん|しょこ||はなれ||しげる||なか

ラム から その 男 を 守 れる 自信 が お あり です か |||おとこ||しゅ||じしん|||||

あ …

（ スバル ） び よ ー ん （ ベアトリス ） ああ … すばる|||-|||

ぱっ

うん なかなか 快感 ||かいかん

（ ベアトリス ） な … に … ん …

何 を し て や がる の よ ！ なん|||||||

お ま … お前 は 死に たい の かしら ！ ||おまえ||しに|||

バカ 言う ん じゃ ねえ よ ばか|いう||||

死に たく な ん か かけら も ねえ しに|||||||

死ぬ の なんか 本当 に 人生 の 最後 に １ 回 だけ で いい しぬ|||ほんとう||じんせい||さいご||かい|||

本気 で そう 思う ほんき|||おもう

（ ラム ） いい 度胸 だ わ やっと 観念 し た って こと ？ ||どきょう||||かんねん||||

観念 と は 少し 違う な かんねん|||すこし|ちがう|

言う なれば 覚悟 が 決まった って とこ か いう||かくご||きまった|||

悪かった な 俺 が ヘタレ な せい で ― わるかった||おれ|||||

随分 と お前 たち を 悲しま せ た ずいぶん||おまえ|||かなしま||

（ ラム ） やっぱり レム の こと を 何 か … ||||||なん|

（ スバル ） いい や 悪い けど それ は 本気 で 分から ない すばる|||わるい||||ほんき||わから|

正直 分か ん ない こと だらけ だ しょうじき|わか|||||

けど ―

分か ん ねえ こと だらけ な の を 知って い こ う と そう 思った よ わか||||||||しって||||||おもった|

いまさら 何 を … レム は もう 死 ん で しまった の |なん|||||し||||

いまさら 何 か が 分かった ところ で 何 が できる って いう の ！ |なん|||わかった|||なん|||||

何 か が できる なんて ― なん||||

か っ ちょ いい こと は 言 え ねえ ||||||げん||

何 も でき なかった 結果 が この ザマ だ から な なん||||けっか||||||

説得 力 なんて ゼロ な の は 俺 が 一 番 分かって る せっとく|ちから||||||おれ||ひと|ばん|わかって|

ただ 俺 は 覚え てん だ |おれ||おぼえ||

お前 ら が 忘れ た お 前 ら を 知って いる ん だ おまえ|||わすれ|||ぜん|||しって|||

あなた に ラム と レム の 何 が 分かる って いう の ！ ||||||なん||わかる|||

そう だ な 俺 は 肝心 な こと は 何にも 知ら ない まん ま だ |||おれ||かんじん||||なんにも|しら||||

だけど ―

お前 ら だって 知ら ない だ ろ う が おまえ|||しら|||||

何 を なん|

俺 が お前 ら を ― おれ||おまえ||

大好き だ って こと を だ よ ！ だいすき||||||

（ スバル ） て や ー っ （ ベアトリス ） あっ すばる|||-|||

待って ！ まって

俺 に しか でき ない こと だ ！ おれ||||||

（ ラム ） 絶対 に 殺し て や る ー ！ |ぜったい||ころし||||-

（ スバル ） 絶対 助け て や る ー ！ すばる|ぜったい|たすけ||||-

（ 衝突 する 音 ） しょうとつ||おと