Yahari Ore no Seishun Love Come wa Machigatteiru Episode 8 Yahari Ore no Seishun Love Come wa Machigatteiru Episode 8

≪ （ 戸塚 ） ねえ 起き て 起き て よ 八幡 とつか||おき||おき|||はちまん

（ 比企 谷 ） うん … ひき|たに|

＜ え ッ … え ッ ？ ＞

＜ まさか これ は 朝 チュン か 朝 チュン な の か ？ ＞ |||あさ|||あさ||||

（ 戸塚 ） やっと 起き た みんな 先 に 行った よ とつか||おき|||さき||おこなった|

早く し ない と 朝 ごはん の 時間 終わっちゃ う よ はやく||||あさ|||じかん|おわっちゃ||

そう か 俺 合宿 来 て た ん だった な ||おれ|がっしゅく|らい|||||

夏 休み 不規則 な 生活 し てる でしょ おう なつ|やすみ|ふきそく||せいかつ||||

運動 と か 全 然 して ない でしょ ？ 今度 テニス しよ う よ うんどう|||ぜん|ぜん||||こんど|てにす|||

おう その うち 適当 に 連絡 くれ |||てきとう||れんらく|

うん それ じゃ 八幡 の アドレス |||はちまん||あどれす

教え て もらって も いい かな ？ おしえ|||||

＜ 暇つぶし 機能 付き 目覚まし時計 と しか 扱って い ない ＞ ひまつぶし|きのう|つき|めざましどけい|||あつかって||

＜ 俺 の 携帯 に ついに 戸塚 の メール アドレス が …＞ おれ||けいたい|||とつか||めーる|あどれす|

≪ （ 戸塚 ） え ッ 八幡 何 泣 い てる の ？ とつか|||はちまん|なん|なき|||

試しに 送って みる ね ためしに|おくって||

ああ ッ 八幡 どう し た の 大丈夫 ？ ||はちまん|||||だいじょうぶ

♪♪～

（ 平塚 ） さて 今日 の 予定 だ → ひらつか||きょう||よてい|

夜 に 肝 試し と キャンプ ファイア を やる 予定 だ → よ||かん|ためし||きゃんぷ||||よてい|

昼間 小学生 達 は 自由 行動 な の で その 間 に 準備 を し て くれ ひるま|しょうがくせい|さとる||じゆう|こうどう|||||あいだ||じゅんび||||

キャンプ ファイア す か きゃんぷ|||

（ 結 衣 ） フォーク ダンス やる やつ だ けつ|ころも|ふぉーく|だんす|||

（ 小町 ） おお ベント ラーベン トラー と か 踊る ん です ね こまち|||||||おどる|||

（ 雪 乃 ） オクラホマ ミキサー と 言い たい の かしら ゆき|の||みきさー||いい|||

最後 の 長音 しか 合って い ない 大して 変わ ん ねえ だ ろ さいご||ちょうおん||あって|||たいして|かわ||||

相手 に す ん の は 宇宙 人 みたい な もん だ し あいて||||||うちゅう|じん|||||

八幡 言い 方 が ひどい よ 違う ん だ はちまん|いい|かた||||ちがう||

俺 に も 言い分 は ある ん だ おれ|||いいぶん||||

小学生 の とき の キャンプ ファイア しょうがくせい||||きゃんぷ|

《 別に 手 つなが なく て も いい よ ね 》 べつに|て|つな が||||||

それ 以降 の 女子 も それ に 倣え で |いこう||じょし||||ならえ|

俺 は 一 人 エア オクラホマ ミキサー だった おれ||ひと|じん|えあ||みきさー|

≪ （ 平塚 ） 比企 谷 目 が 腐って いる ぞ → ひらつか|ひき|たに|め||くさって||

まあ その 目 なら お化け 役 に は ピッタリ か ||め||おばけ|やく|||ぴったり|

肝 試し 俺 ら が 脅かす 役 っす か ？ かん|ためし|おれ|||おびやかす|やく||

お化け の 仮装 セット は 置 い て ある そう だ → おばけ||かそう|せっと||お|||||

手分け し て やって くれ ≪ （ 生徒 達 ） は ～ い て わけ|||||せいと|さとる||

（ 戸部 ） せい ～ ッ ！ とべ||

おい しょ …

こうして 一 人 で 黙々 と 木 を 積 ん で いく と |ひと|じん||もくもく||き||せき||||

まるで ジェンガ みたい だ な

（ 葉山 ） え ッ ジェンガ って 一 人 で 遊べ る の ？ はやま|||||ひと|じん||あそべ||

＜ 何 違う の ？ ＞ なん|ちがう|

でき た

ほら 一 人 で 組み立てる から 面白い ん だ ろ ジェンガ |ひと|じん||くみたてる||おもしろい||||

違う の か ？ ちがう||

違う … の か ？ ちがう||

暑い あつい

暑い 暑い … あつい|あつい

お ッ なんか いい 感じ だ な ||||かんじ||

冷た ～ い つめた|

あ ッ お 兄ちゃん だ |||にいちゃん|

ヒッキー こっち こっち ～

お ～ い 何 してん の お前 ら ||なん|||おまえ|

つ ～ か なんで 水着 な の ？ |||みずぎ||

平塚 先生 が 川 で 遊べ る って 言った から ひらつか|せんせい||かわ||あそべ|||いった|

そんな こと より 新しい 水着 だ よ ほら → |||あたらしい|みずぎ|||

ほら ほら ～

は ～ い 感想 は ？ うん ？ そうだ な ||かんそう|||そう だ|

世界 一 かわいい よ ≪ （ 小町 ） わ あ 適当 だ な せかい|ひと|||こまち|||てきとう||

じゃあ じゃあ 結 衣 さん は ？ ちょ っ … 小町 ちゃん ||けつ|ころも|||||こまち|

ひ ゃ あ …

え ～ と …

その なん だ … いい 感じ だ な ||||かんじ||

似合って る し にあって||

そう か … ありがとう

＜ いか ん 自然 と 目 が 引き寄せ られ て しまう ＞ ||しぜん||め||ひきよせ|||

あら 川 に 向かって 土下座 ？ そんな わけ … |かわ||むかって|どげざ||

なん だ 比企 谷 も 来 て い た の か ||ひき|たに||らい|||||

平塚 先生 やれ ば できる じゃ ない です か ひらつか|せんせい|||||||

アラサー って 言って も 通じ ます よ … ||いって||つうじ||

（ 平塚 ） 私 は まだ 立派 な アラサー だ ひらつか|わたくし|||りっぱ|||

（ 優美子 ） 秋葉原 と か 行く ん じゃ ない の ？ ゆみこ|あきはばら|||いく||||

（ 海老名 ） 違う 違う 池袋 よ 池袋 全然 違う から → えびな|ちがう|ちがう|いけぶくろ||いけぶくろ|ぜんぜん|ちがう|

大体 場所 が 全然 違う でしょ 秋葉原 は 山の手 の 右 … だいたい|ばしょ||ぜんぜん|ちがう||あきはばら||やまのて||みぎ

フッ 勝った |かった

まあ ほら お前 の 姉ちゃん は ああ だ から ||おまえ||ねえちゃん||||

お前 も 遺伝子 的 に は 期待 できる と 思う ぜ おまえ||いでんし|てき|||きたい|||おもう|

姉さん が 何 か 関係 ある の ？ ねえさん||なん||かんけい||

大丈夫 です よ 女の子 の 価値 は そこ で 決まら ない です し だいじょうぶ|||おんなのこ||かち||||きまら|||

個人 差 あり ます し 小町 は 雪 乃 さん の 味方 です よ こじん|さ||||こまち||ゆき|の|||みかた||

は あ … どうも ありがとう

姉さん ？ 遺伝 ？ ねえさん|いでん

価値 ？ 個人 差 ？ かち|こじん|さ

あ ッ …

別に 本当 に 全く 気 に し て い ない けれど べつに|ほんとう||まったく|き||||||

外見 的 特徴 で 人 の 評価 が 決まる の なら がいけん|てき|とくちょう||じん||ひょうか||きまる||

相対 的 に なさ れる べき で 一部 で は なく 全体 の バランス が 対象 に そうたい|てき||な さ||||いちぶ||||ぜんたい||ばらんす||たいしょう|

雪ノ下 まだ 諦める よう な 時間 じゃ ない ゆきのした||あきらめる|||じかん||

（ にぎやか な 笑い声 ） ||わらいごえ

≪ （ 小町 ） そ ～ れ ！ こまち||

もう 小町 ちゃん ったら もう ビチョビチョ だ よ |こまち||||||

戸塚 に 水 かけ たかった な とつか||すい|||

おう

（ 留美 ） なんで 一 人 な の ？ るみ||ひと|じん||

水着 持ってき て ねえ ん だ よ お前 は ？ みずぎ|もってき||||||おまえ|

今日 自由 行動 な ん だ って きょう|じゆう|こうどう||||

朝 ごはん 終わって 部屋 戻ったら 誰 も い なかった あさ||おわって|へや|もどったら|だれ|||

あの 留美 ちゃん も 一緒 に 遊ば ない ？ |るみ|||いっしょ||あそば|

そ っか

ねえ 八幡 は さ 呼び捨て か よ |はちまん|||よびすて||

八幡 小学校 の とき の 友達 って いる ？ はちまん|しょうがっこう||||ともだち||

い ない たぶん 大体 みんな そう だ ぜ |||だいたい||||

だから ほっと い て いい あいつ ら 卒業 し たら 一 人 も 会わ ない ぞ |||||||そつぎょう|||ひと|じん||あわ||

それ は ヒッキー だけ でしょ

私 も 会って ない わ わたくし||あって||

留美 ちゃん この 人 達 が 特殊 な だけ だ から ね るみ|||じん|さとる||とくしゅ|||||

特殊 で 何 が 悪い 英語 で 言え ば スペシャル だ とくしゅ||なん||わるい|えいご||いえ||すぺしゃる|

なんか 優れ てる っぽい だ ろ |すぐれ||||

日本 語 の 妙 よ ね 由比 ヶ 浜 にっぽん|ご||たえ|||ゆひ||はま

お前 小学校 の 同級 生 で 今 でも 会う やつ 何 人 いる ？ おまえ|しょうがっこう||どうきゅう|せい||いま||あう||なん|じん|

え ッ ？ う ～ ん 一 人 か 二 人 か な ||||ひと|じん||ふた|じん||

お前 の 学年 何 人 い た ？ おまえ||がくねん|なん|じん||

３０ 人 ３ クラス だ けど じん|くらす||

と いう こと は 卒業 の ５ 年 後 も 友達 やって る 確率 は ||||そつぎょう||とし|あと||ともだち|||かくりつ|

３ パーセント から ６ パーセント って ところ だ ぱーせんと||ぱーせんと|||

八方美人 の 由比 ヶ 浜 で すら この 確率 だ ぞ はっぽうびじん||ゆひ||はま||||かくりつ||

美人 ？ エヘヘ びじん|

由比 ヶ 浜 さん 別 に 褒め られ て いる わけ で は ない わ ゆひ||はま||べつ||ほめ||||||||

いい か ？ 常 人 の 場合 は 八方美人 じゃ なく ||とわ|じん||ばあい||はっぽうびじん||

何となく 二方 美人 くらい だ ろ う から なんとなく|ふたかた|びじん|||||

４ で 割ったら 大体 １ パーセント だ |わったら|だいたい|ぱーせんと|

１ パーセント なんて 誤差 だ 切り捨て て いい ぱーせんと||ごさ||きりすて||

四捨五入 と いう 名 ゼリフ を 知ら ない の か よ ししゃごにゅう|||な|||しら||||

でも １ パーセント で いい って 考える と 少し は 気 が 楽 かも ね |ぱーせんと||||かんがえる||すこし||き||がく||

みんな と 仲よく って やっぱり しんどい とき ある し ||なかよく||||||

≪ （ 留美 ） でも お 母さん は 納得 し ない → るみ|||かあさん||なっとく||

いつも 友達 と 仲よく し てる かって 聞い て くる し → |ともだち||なかよく||||ききい|||

林間 学校 も たくさん 写真 撮って き なさい って デジカメ … りんかん|がっこう|||しゃしん|とって||||

そう …

それ に シカト さ れる と 自分 が 一 番 下 な ん だ なって 感じる ||||||じぶん||ひと|ばん|した|||||かんじる

ちょっと 嫌 だ な 惨め っぽい |いや|||みじめ|

でも もう どう しよう も ない し

なぜ ？

（ 留美 ） 私 見捨て ちゃ った し → るみ|わたくし|みすて|||

もう 仲 よく でき ない → |なか|||

仲よく し て も また いつ こう なる か 分か ん ない し → なかよく|||||||||わか|||

なら このまま で いい か な って

＜ そう か この 子 は もう 見限った の だ ＞ |||こ|||みかぎった||

＜ 自分 が 変われ ば 世界 が 変わる と いう が ＞ じぶん||かわれ||せかい||かわる|||

＜ そんな こと は ない ＞

＜ 人 が 人 を 評価 する の は 固定 観念 と 印象 だ ＞ じん||じん||ひょうか||||こてい|かんねん||いんしょう|

＜ ぼ っち は ぼ っち で ある こと を 強要 さ れる ＞ |||||||||きょうよう||

＜ 何 か を 頑張って 目立て ば 攻撃 の 材料 に さ れる だけ ＞ なん|||がんばって|めだて||こうげき||ざいりょう||||

＜ それ が 子供 の 王国 の 腐り きった ルール ＞ ||こども||おうこく||くさり||るーる

惨め な の は 嫌 か ？ みじめ||||いや|

うん

肝 試し 楽しい と いい な かん|ためし|たのしい|||

あ ッ …

ヒッキー ？ どう し た の ヒッキー

＜ 問題 ＞ もんだい

＜ 世界 は 変わり ませ ん 自分 は 変え られ ます ＞ せかい||かわり|||じぶん||かえ||

＜ さて どう 変わり ます か ？ ＞ ||かわり||

＜ 答え ＞ こたえ

＜ 新 世界 の 神 に なる ＞ しん|せかい||かみ||

確か 肝 試し の お化け って 言った よ な たしか|かん|ためし||おばけ||いった||

何 この 安っぽい コスプレ なん||やすっぽい|

たか ～ ま が ～ は ら ～ に ～

無駄 に 本格 的 だ な むだ||ほんかく|てき||

私 陰 陽師 もの も いける クチ だ から ど ～ まん せ ～ まん … わたくし|かげ|ようし||||||||||

そう です か

魔法使い って お化け かな まほうつかい||おばけ|

まあ 大きい くくり だ と お化け な ん じゃ ない か ？ |おおきい||||おばけ|||||

でも 怖く ない よ ね いや 怖い ぞ 大丈夫 だ |こわく|||||こわい||だいじょうぶ|

＜ 本当 に 怖い このまま 迷わ ず 戸塚 ルート に 入って しまい そう で ＞ ほんとう||こわい||まよわ||とつか|るーと||はいって|||

＜ ほんと に 怖い ＞ ||こわい

お 兄ちゃん うん ？ |にいちゃん|

ジャーン 何 それ 化け 猫 ？ |なん||ばけ|ねこ

たぶん よく 分か ん ない けど かわいい から 何でも いい か な って ||わか||||||なんでも||||

＜ 何 鑑定 し てる ん だ ？ ＞ なん|かんてい||||

よく 似合って いる わ ありがとう ござい ます |にあって|||||

お前 無駄 に 着物 似合う な マジ で 雪 女 っぽい おまえ|むだ||きもの|にあう||||ゆき|おんな|

比企 谷 君 も 似合って いる わ よ ゾンビ 姿 ひき|たに|きみ||にあって|||||すがた

目 の 腐り 方 なんて ハリウッド 級 ね め||くさり|かた||はりうっど|きゅう|

俺 は ノー メイク ノー チェンジ だ けど な おれ||のー||のー|ちぇんじ|||

忙しい やっちゃ な お前 は いそがしい|||おまえ|

あ ッ ヒッキー

その … どう ？

少し でも 似合って なかったら はっきり 言う し すこし||にあって|||いう|

すげ え バカ に し てる ところ だった ん だ けど な ||ばか|||||||||

そう でき なく て 残念 だ え ッ ？ えっ と … ||||ざんねん|||||

ほう 素直 に 褒め れ ば いい のに バーカ |すなお||ほめ|||||

お 兄ちゃん は ひね デレ てる な 変 な 造語 を 作 ん な |にいちゃん||||||へん||ぞうご||さく||

それ で く だん の 問題 どう する の ？ |||||もんだい|||

留美 ちゃん が みんな と 話す しか ない の かも な るみ|||||はなす|||||

たぶん それ だ と 留美 ちゃん が みんな に 責め られ ちゃ う よ ||||るみ|||||せめ||||

じゃあ 一 人 ずつ 話し合え ば …\ N 同じ だ よ |ひと|じん||はなしあえ|||おなじ||

その 場 で は いい 顔 し て も 裏 で また 始まる |じょう||||かお||||うら|||はじまる

女の子 って 隼人 君 が 思って る より ずっと 怖い よ おんなのこ||はやと|きみ||おもって||||こわい|

マジ ？ 超 怖 え |ちょう|こわ|

なあ 俺 に 考え が ある ん だ が |おれ||かんがえ|||||

ろくな 考え で は な さ そう ね |かんがえ||||||

まあ 聞け せっかく の 肝 試し だ これ を 利用 する に かぎる |きけ|||かん|ためし||||りよう|||

どう 利用 する の ？ |りよう||

人間 関係 に 悩み を 抱える なら にんげん|かんけい||なやみ||かかえる|

それ 自体 を 壊し て しまえ ば 悩む こと は なく なる |じたい||こわし||||なやむ||||

みんな が ぼ っち に なれ ば 争い も もめ事 も 起き ない |||||||あらそい||もめごと||おき|

よ ～ し

じゃあ 次に 出発 する の は この 班 だ ！ |つぎに|しゅっぱつ|||||はん|

（ 児童 達 ） キャーッ じどう|さとる|

ス … スタート し たら → |すたーと||

森 の 奥 に ある 祠 から お札 を 取って き て ください しげる||おく|||し||おふだ||とって|||

キャーッ

ガオーッ 食べ ちゃ う ぞ ！ |たべ|||

アハ ハハ ウオーッ オーッ

なんか 私 バカ みたい |わたくし|ばか|

そろそろ だ な

うん ？ あ ッ …

あ ッ …

ひ ゃ ッ ああ 俺 俺 ||||おれ|おれ

え ッ 比企 谷 … 君 ？ ||ひき|たに|きみ

幽霊 か と 思った わ 目 が 死 ん で い た から ゆうれい|||おもった||め||し|||||

そう です か それ で 計画 の ほう は ？ |||||けいかく|||

開始 の 合図 だ かいし||あいず|

さあ そして 最後 に 出る の は この 班 だ ！ ||さいご||でる||||はん|

キャーッ

ああ …

（ ヨッコ ） あ ッ お 兄さん 達 だ （ 仁美 ） 超 普通 の 格好 し てる ||||にいさん|さとる||ひとみ|ちょう|ふつう||かっこう||

（ 由香 ） だ さ ～\ N （ 森 ちゃん ） 肝 試し 全然 怖く ない し ゆか||||しげる||かん|ためし|ぜんぜん|こわく||

≪ （ 由香 ） 高校 生 な のに 頭 悪 ～ い ゆか|こうこう|せい|||あたま|あく|

ああ ？ 何 タメ 口 利 い て ん だ よ |なん|ため|くち|り|||||

≪ （ 優美子 ） ちょっと あんた ら 調子 乗って ん じゃ ない の ？ ゆみこ||||ちょうし|のって||||

別に あー しら あんた ら の 友達 じゃ ない ん だ けど べつに||||||ともだち|||||

つ ～ かさ さっき 超 バカ に し て た やつ いる よ ね |||ちょう|ばか||||||||

あれ 言った の 誰 ？ |いった||だれ

ごめんなさい

誰 が 言った か 聞い てん の だれ||いった||ききい||

なめ て ん の か ああ おい ？ やっちゃ え やっちゃ え な め||||||||||

ここ で 礼儀 を 教え とく の も あー し ら の 仕事 って いう の ？ ||れいぎ||おしえ||||||||しごと|||

葉山 さん こい つら やっちゃ って いい っす か ？ はやま||||||||

こう しよ う 半分 は 見逃し て やる |||はんぶん||みのがし||

あと の 半分 は ここ に 残れ → ||はんぶん||||のこれ

誰 が 残る か 自分 達 で 決め て いい ぞ だれ||のこる||じぶん|さとる||きめ|||

すいません で し た （ 葉山 ） 謝って ほしい ん じゃ ない → ||||はやま|あやまって||||

半分 残れ って 言った ん だ 選べ よ え ッ … はんぶん|のこれ||いった|||えらべ|||

ねえ 聞こえ なかった の それとも 聞こえ て て 無視 し てん の ？ |きこえ||||きこえ|||むし|||

早く しろ よ 誰 が 残る ん だ よ お前 か ？ おい はやく|||だれ||のこる||||おまえ||

鶴見 …→ つるみ

あんた 残り なさい よ |のこり||

≪ （ 仁美 ） そう そう だ よ ひとみ||||

ここ から が あなた の 狙い な の ね ああ |||||ねらい||||

鶴見 留美 を 取り巻く 人間 関係 を ぶ っ 壊す つるみ|るみ||とりまく|にんげん|かんけい||||こわす

《 人間 本当 に 怖い 思い を し たら 》 にんげん|ほんとう||こわい|おもい|||

《 人 の こと なんて 考え て い られ ない 》 じん||||かんがえ||||

《 周り の 人間 を 犠牲 に し て でも 助か ろ う と し た がる 》 まわり||にんげん||ぎせい|||||たすか||||||

《 そんな 醜い 部分 を さらし たら もう 仲よく なんて でき ない 》 |みにくい|ぶぶん|||||なかよく|||

《 そう やって 連中 を バラバラ に して やれ ば いい 》 ||れんちゅう||ばらばら|||||

《 それ だ と 問題 は 解決 し ない ん じゃ ない の か ？ 》 |||もんだい||かいけつ|||||||

《 でも 問題 の 解消 は できる 》 |もんだい||かいしょう||

《 ＜ 逃げ ちゃ ダメ なんて 強者 の 考え 方 で しか ない ＞ 》 にげ||だめ||きょうしゃ||かんがえ|かた|||

《 ＜ いつも 自分 が 悪い なんて こと は ない ＞ 》 |じぶん||わるい||||

《 ＜ 社会 が 世の中 が 周囲 が ＞ 》 しゃかい||よのなか||しゅうい|

《 ＜ 誰 か が 間違って いる こと だって たくさん ある ＞ 》 だれ|||まちがって|||||

《 ＜ 自分 は 変え られる なんて の は ＞ 》 じぶん||かえ||||

《 ＜ その ゴミ み たい な 冷淡 で 残酷 な 世界 に 順応 し て ＞ 》 |ごみ||||れいたん||ざんこく||せかい||じゅんのう||

《 ＜ 負け を 認め て 隷属 する 行為 だ ＞ 》 まけ||みとめ||れいぞく||こうい|

《 ＜ きれい な 言葉 で 飾って 自分 すら だまし て いる 欺瞞 に すぎ ない ＞ 》 ||ことば||かざって|じぶん|||||ぎまん|||

《 そういう 考え 方 か 彼女 が 君 を 気 に かける 理由 が 少し 分かった よ 》 |かんがえ|かた||かのじょ||きみ||き|||りゆう||すこし|わかった|

《 ＜ 彼女 ？ ＞ 》 かのじょ

《 ＯＫ それ で いこ う 》

《 ただし 俺 は みんな が 一致 団結 し て 》 |おれ||||いっち|だんけつ||

《 対処 する 可能 性 に かけ て だ 》 たいしょ||かのう|せい||||

《 根 は いい 子 達 だ と 思う ん だ よ 》 ね|||こ|さとる|||おもう|||

さあ あと 二 人 だ 早く しろ ||ふた|じん||はやく|

由香 が さっき あんな こと 言わ なけ れ ば … ゆか|||||いわ|||

由香 の せい じゃ ん そうだ よ ね ゆか|||||そう だ||

違う 仁美 が 最初 に 言った のに ちがう|ひとみ||さいしょ||いった|

私 何も 言って ない 何も 悪く ない 森 ちゃん の 態度 が 悪かった の わたくし|なにも|いって||なにも|わるく||しげる|||たいど||わるかった|

え ッ ？ 森 ちゃん いつも そう → ||しげる|||

先生 と か に も そう だ し 普段 の こと なんて 関係ない でしょ せんせい||||||||ふだん||||かんけいない|

やめよ う よ みんな で 謝 ろ う よ |||||あやま|||

あー し 泣け ば いい と 思って る 女 が 一 番 嫌い だ から ||なけ||||おもって||おんな||ひと|ばん|きらい||

３０ 秒 だけ 待って やる あと 二 人 早く 選べ びょう||まって|||ふた|じん|はやく|えらべ

チクッ たら どう なる か 分かって ん べ ？ 顔 覚え た かんな |||||わかって|||かお|おぼえ||

残り ２０ 秒 のこり|びょう

や っぱ 由香 だ よ 由香 残 ん な よ ||ゆか|||ゆか|ざん|||

私 も それ が いい と 思う わたくし||||||おもう

ほら 行き な よ ちょっと 押さ ない で よ ！ |いき||||おさ|||

由香 ごめん でも しょうがない から ゆか|||しょうが ない|

ああ ッ

あと 一 人 ヒッ |ひと|じん|

１０ ９ ８ …

＜ あと は ＞

＜ なん ちゃ って ドッキリ で し た ～\ N と 出 て いけ ば それ で ＯＫ だ ＞ |||||||||だ|||||||

待って 何 だ よ まって|なん||

あれ ああ ？

４ ３ ２ １ …

あの ！

う わ ッ

（ 留美 ） こっち 急 い で ！ るみ||きゅう||

ちょ っ … 目 が ||め|

何 だ 今 の は ？ デジカメ の フラッシュ か なん||いま|||||ふらっしゅ|

あの 子 が みんな を 助け た って こと な の かしら |こ||||たすけ||||||

本当 は 仲 よかった の か な ？ ほんとう||なか||||

誰 か を おとしめ ない と 仲よく し て られ ない よう な の が だれ||||||なかよく||||||||

本物 な わけ ねえ だ ろ ほんもの|||||

そう か そう だ よ ね

けど 偽物 だって 分かって て |にせもの||わかって|

それ でも 手 を 差し伸べ たい って 思った なら ||て||さしのべ|||おもった|

そい つ は 本物 な ん だ ろ う きっと |||ほんもの||||||

≪ （ 平塚 ） 危ない 橋 を 渡った な ひらつか|あぶない|きょう||わたった|

一 歩 間違え れ ば 問題 に なって い た かも しれ ない ひと|ふ|まちがえ|||もんだい|||||||

は あ すいません

責め て は い ない せめ||||

むしろ 時間 も ない 中 で よく やった と 思って いる よ |じかん|||なか|||||おもって||

方法 は 最低 で し た けど ね そうだ な 君 は 最低 だ ほうほう||さいてい||||||そう だ||きみ||さいてい|

なぜ 俺 の 人格 批判 |おれ||じんかく|ひはん

方法 の 話 じゃ ねえ の か よ ほうほう||はなし|||||

そんな 方法 思いつく 時点 で 最低 だ よ → |ほうほう|おもいつく|じてん||さいてい||

だが 最低 に いる から こそ → |さいてい||||

どん底 に 落ち た 人間 に 寄り 添え る の かも しれ ない → どんぞこ||おち||にんげん||より|そえ|||||

そういう 資質 は 貴重 だ |ししつ||きちょう|

嫌 な 褒め られ 方 だ いや||ほめ||かた|

報われ ない わ ね うん ？ むくわれ||||

別に いい こと は 何も し て ない から な べつに||||なにも|||||

徒党 を 組 ん で い た 相手 が い なく なる だけ で ととう||くみ|||||あいて||||||

随分 と 楽 に なる もの よ ずいぶん||がく||||

たとえ 手段 は 最低 でも |しゅだん||さいてい|

お膳立て を し た の は 比企 谷 君 よ だ から … おぜんだて||||||ひき|たに|きみ|||

誰 から も 褒め られ なく て も だれ|||ほめ||||

一 つ くらい いい こと が あって も 許さ れる と 思う わ ひと||||||||ゆるさ|||おもう|

お 待た せ ！ |また|

はい 花火 ！ これ やろ う ！ |はなび|||

わ あ ！

ゆき の ん ほら ほら ！ 危ない |||||あぶない

うん ？

悪かった な 嫌 な 役 押し付け て わるかった||いや||やく|おしつけ|

別に 構わ ない よ べつに|かまわ||

気分 自体 は そんなに 悪く ない ん だ ただ … きぶん|じたい|||わるく||||

うん ？

≪ （ 葉山 ） 昔 の こと を 思い出し た → はやま|むかし||||おもいだし|

似 た よう な 光景 を 前 に し て 何も し なかった こと を に||||こうけい||ぜん||||なにも||||

なあ もし ヒキタニ 君 が |||きみ|

俺 と 同じ 小学校 だったら どう なって た かな おれ||おなじ|しょうがっこう|||||

お前 の 学校 に ぼ っち が 一 人 増える だけ だ よ おまえ||がっこう|||||ひと|じん|ふえる|||

俺 は いろんな こと が 違う 結末 に なった と 思う よ おれ|||||ちがう|けつまつ||||おもう|

ただ それ でも

比企 谷 君 と は 仲 よく でき なかった ろ う な ひき|たに|きみ|||なか||||||

冗談 だ よ じょうだん||

ご 苦労 だった な 家 に 帰る まで が 合宿 だ |くろう|||いえ||かえる|||がっしゅく|

帰り も 気 を つけ て 帰る よう に で は 解散 ！ かえり||き||||かえる|||||かいさん

小町 買い物 し て 帰 ろ う ぜ こまち|かいもの|||かえ|||

アイアイ サー 雪 乃 さん も 一緒 に 帰り ませ ん ？ ||ゆき|の|||いっしょ||かえり||

あ ッ …

（ 陽乃 ） は ～ い 雪 乃 ちゃん ようの|||ゆき|の|

姉さん ねえさん

雪 乃 ちゃん て ば 全然 お うち に 帰って こ ない ん だ もん ゆき|の||||ぜんぜん||||かえって|||||

お 姉ちゃん 心配 で 迎え に き ちゃ った |ねえちゃん|しんぱい||むかえ||||

お ッ 比企 谷 君 だ デート か ？ デート だ な ||ひき|たに|きみ||でーと||でーと||

違 う っ つ っ てん じゃ ない です か ちが|||||||||

あの ヒッキー 嫌がって ます から ||いやがって||

あなた は 比企 谷 君 の 彼女 ？ ||ひき|たに|きみ||かのじょ

違い ます クラスメート の 由比 ヶ 浜 結 衣 です ちがい||||ゆひ||はま|けつ|ころも|

クラスメート ？ はい

な ～ んだ よかった

雪 乃 ちゃん の 邪魔 する 子 だったら どう しよ う って 考え ちゃ った ゆき|の|||じゃま||こ||||||かんがえ||

比企 谷 君 に 手 を 出し ちゃ ダメ だ よ 雪 乃 ちゃん の だ から ひき|たに|きみ||て||だし||だめ|||ゆき|の||||

違 う っ つ ～ の 違う わ ちが|||||ちがう|

≪ （ 陽乃 ） ほら 息 ピッタリ 陽乃 その辺 に し て おけ ようの||いき|ぴったり|ようの|そのへん||||

久しぶり 静 ちゃん ひさしぶり|せい|

その 呼び 方 は やめろ |よび|かた||

先生 知り合い なん です か ？ 昔 の 教え子 だ せんせい|しりあい||||むかし||おしえご|

それ って …

じゃあ 雪 乃 ちゃん そろそろ 行 こっか |ゆき|の|||ぎょう|

お 母さん 待って る よ |かあさん|まって||

せっかく 誘って もらった のに ごめんなさい |さそって|||

一緒 に 行く こと は でき ない わ え ッ ああ … はい いっしょ||いく|||||||||

さようなら

じゃあ 比企 谷 君 バイ バーイ |ひき|たに|きみ||

都築 出し て ちょうだい つずき|だし||

ねえ あの 車 さ … ||くるま|

まあ 黒 塗り の 高級 車 なんて どれ も 同じ ように 見える し な |くろ|ぬり||こうきゅう|くるま||||おなじ|よう に|みえる||

何より 痛かった し いちいち 車 なんて 覚え て ねえ よ なにより|いたかった|||くるま||おぼえ|||

＜ 心 に も ない こと を 言った ＞ こころ||||||いった

＜ 本当 は 見 た 瞬間 に 気づ い て い た のに ＞ ほんとう||み||しゅんかん||きづ|||||

＜ その 夏 休み ＞ |なつ|やすみ

＜ 俺 と 雪ノ下 雪 乃 が 再び 会う こと は なかった ＞ おれ||ゆきのした|ゆき|の||ふたたび|あう|||

♪♪～

次回 じかい