×

우리는 LingQ를 개선하기 위해서 쿠키를 사용합니다. 사이트를 방문함으로써 당신은 동의합니다 쿠키 정책.

image

逃げるは恥だが役に立つ, 逃げるは恥だが役に立つ#06

逃げる は 恥 だ が 役 に 立つ#06

( みくり ) 私 の 恋人 に なって もらえ ません か ?

いき ます やーッ ( 津崎 ) はい

きちんと 日 を 定める べきだ と 思う んです

ハグ の 日 を 火曜日 に する の は どう でしょう ?

了解 です 資源 ゴミ の 日 で 覚え やすい です

< 火曜 の 朝 は 資源 ゴミ を 出す ところ から 始まる > < いつも の ように お弁当 を 準備 し > < いつも の ように 朝食 を 作る > おはようございます おはようございます

< 以前 は 着替えて から 部屋 を 出て きた 平匡 さん が > < 寝巻き 姿 で うろついて いる こと が 嬉しい > < この 喜び は > < 野生 の カピバラ を 手なずけた 感覚 ?> < なで たい > < なで たい けど 逃げ られ そうで これ 以上 は 近寄れ ない > < みたいな > おはようございます おはようございます

< 平匡 さん を 送り出した あと は > < 片づけて 洗濯 して 掃除 する と いう ルーティンワーク > < 加えて 週 に 一度 の 掃除 も こなし > < 昼 休み に 歯医者 へ 行き 買い物 へ 行き > < 家 に 帰って 洗濯物 を 取り込み アイロン を かけ 夕飯 を 作る > (2人 ) ごちそうさま でした

< 夕飯 の 片づけ を 終え > < 明日 出す ゴミ の 用意 を する まで が > < 家事 で お 給料 を 頂いて いる 私 の 仕事 > 紅茶 です ちょっと いい やつ

時間 外 に すいません 私 も 飲み たかった ので ついで です

ところで 今日 は 火曜日 です

「 ハグ の 日 」 です よ ね

承知 して い ます です が 先日 …

《 ハグ して いい です か ?》 《 今日 は 火曜日 じゃない です が 》

《 前借り で お願いします 》

つまり 今日 は 火曜 で は ある もの の

ハグ を し ない 火曜 と いう こと に なる ので は

もう 忘れて くれた もの か と 忘れ ません よ

じゃ 前借り の 前借り で そんな

借金 の 自転車 操業 みたいな こと 言わ ないで ください

冗談 です 分かって ます 火曜 だった ので 一応 確認 でした

下 は 冷え ます

ありがとうございます

失礼 し ます

< 何という 平和 > ( 百合 ) セクハラ ?

いや 特に セクハラ された 覚え は ( 里中 ) 土屋 さん あなた は

加害者 です 先週 の 水曜日

部下 の 梅原 ナツキ さん に 対し イケメン よ ね と 発言

ああ

《 梅原 君 って イケメン よ ね 》 《( ナツキ ) うん ?》

《 なのに 不思議 と ムカつか ない の よ ね 》

《 何で だろう 部下 だ から かな ?》

いや そんな 大した 話 じゃ … 情報 提供者 の 話 に よる と

《 梅原 君 って イケメン よ ね 》 《 うん ?》

《 何 か 不思議 と かわいがり たく なっ ちゃう 》

《 何で だろう 恋 だ から ?》

おかしい それ おかしい

途中 で 話 が すり 替わって る だ よ ねえ

奥手 で 潔癖で 真面目な つっちー が さ

そんな こと する わけない よね 誰 が そんな こと 言って る の ?

守秘 義務 私 が 悪い の ?

つっちー は さ 産休 や 育休 を へて

キャリア を 外さ れた 私達 に とって みんな の 希望 の 星 な んだ から

変な こと に つまずか ない ように パワハラ 発言 に も 注意

し ない って ウチ の 部長 が さ ➡

つっちー の 下 に ついて る 女の子 堀内 さん ?

いっつも いびら れて て かわいそう だって

私 だって ね 好きで お 小言 おばさん やって る ん じゃない の よ

ただ その 子 の 文章 が 壊滅 的 だ から 仕方なく 言って あげて る だけ で

ホント は 私 が 自分 で やった 方 が ずっと 早い の

でも 仕事 を 奪っ ちゃったら 本人 の ため に なら ない でしょ

やり たく も ない のに お 小言 おばさん やって ん のに

色 ボケ おばさん まで 加わって ホント やって らん ない !

すいません 僕達 の せい で 私達 の せい ?

それ で 苦情 言い に 来た の か な と ちょっと クレーマ さん の 称号 まで

つけ ないで くれる ? ここ に 来た ついでに

ちょっと 愚痴 って みた だけ ちょっと …?

あッ ! うん うん うん !

本題 この 1 年間 コツコツコツコツ きた クレジットカード が

ついに 5万 ポイント 達し ました

おめでとうございます

で その ポイント は

これ に 引き換え ました

ペア 宿泊 ご 招待券

ああ みくり さん の 休暇 願 です か どうぞ 休んで 2人 で ペア 旅行 に

そっち の ペア に 決まって る でしょう が

2人 で 新婚旅行 行って き なさい

百合 ちゃん 私達 新婚旅行 は … 僕 も 仕事 が ある んで

こういう の は ね 行ける 時 に 行く の !

《 いつ 行く か ? 今 でしょ !》

《 いつか いつか と 思って る うち に 子供 が できた と し ます 》

《3年 は 旅行 へ 行け ません 2人 目 が できた と し ます 》

《 さらに 3年 は 困難 です 》 《 先生 》

《 どうぞ 》 《 私達 子供 を つくる 予定 は …》

《 甘い ! 人生 が 予定 どおり に いく の なら 》

《 私 は 27 で 結婚 して い ました 》

《 お 小言 おばさん や セクハラ ん に なる 運命 など 》

《 誰 が 想像 した でしょう か 》

《 いい です か ?》

《 思い も よら ない こと が 起こる の が ~》

《 人生 です 》

《 えッ ? 金八 ?》 林 先生 です よ ね

いや でも 今 ほのかに 金八 の かおり が

大体 ね カンタ 達 が うまく いって る か いって ない か 分かんない から

こんな ペア 旅行 券 なんか 頼ん じゃった の よ

本当 なら ね 高級 食材 と か 1人 で 行く リゾート スパ と か

そういう の を 選ぶ はず だった の よ それ な のに …

行か せて いただき ます よろしい

じゃあ 帰る

いい んです か ? 仕方 あり ません

すいません いえ

♬~

( 日野 ) 温泉 行く んだ

いい な いい な

個室 の 露天 風呂 で イチャイチャ する んだ ?

部屋 に お 風呂 ついて ません から ( 安恵 ) お 風呂 上がり に

広~い ベッド で イチャイチャ し ちゃう んだ う うん ツインルーム ベッド は 別

は ? イチャイチャ も 一切 なし

何 し に 行く の ? それ 何て いう の か な

友達 以上 恋人 未満 くらい が ぬるく 楽しく ちょうど いい

みたいな 下着 は ? カワイイ 系 ?

ホント 人 の 話 聞いて ない よ ね いっそ セクシー ?

どうした の ? それ 駅 で もらった

若い んだ から 人生 楽しみな よ 同い年 でしょ 何 おばさん みたいに

私 は 当分 いい や 人生 お休み

実家 あって 良かった よ ね それ

実家 なんて 好き じゃない なって 思って た けど さ

なきゃ 今頃 家 なし だ もん ね 何 が 幸い する か 分かんない わ

やっさん 今日 は 食べよう 私 の おごり だ から

デザート も ね あッ これ いい !

さりげなく カワイイ お 泊まり ランジェリー

カワイイ … オープン 記念 で 30 パーオフ

安い ! て 買わ ない し

そこ まで 浮かれた もの でも 楽しい もの で も あり ません

旅行 でしょ 楽しい でしょ 目下 の 心配 は

夜 です 夜 ?

< 果たして 眠れる だろう か > < ツインルーム と は いえ > < 女性 と 同じ 部屋 で 眠った こと など ない > そんなに 深刻 なら あと で いい もの あげる よ

あッ 旅行 の こと 沼田 さん に は 絶対 に 言わ ないで ください

何で ? 風見 さん に 伝わる から です

風見 さん に も 絶対 に 言わ ないで ください

何で ?

どうした ? いや

沼田 さん が どっか で 聞いて る んじゃない か な と 思って

忍者 じゃない んだ から はい

ホントに 言わ ないで ください ね 分かった

お願いします あと で いい もの あげる から

( 沼田 ) 今 行っ ちゃダメ だ きっと 何 か 理由 が ある んだ

彼 の 心 が 君 から 離れて る なんて そんな こと は 絶対 ない から

( 風見 ) どうした ん です か すいません ちょッ …

沼田 さん 今 は ダメな んだ

うーッ !

< みくり さん と 旅行 だ なんて 風見 さん に 話したら > < 羨まし がられて しまう それ に 旅行 と いって も > < 実態 は ただ の 社員 旅行 > < せいぜい 従業員 の 慰労 に 努める と しよう > ( ノック )

準備 でき ました か ? はい

戸締まり OK です で は 出発 し ましょう

はい

(♬~ My Favorite Things )

♬~

そう だ 京都 行こう

行き先 は 京都 で は あり ません

気分 です

すいません

隣 に 座って も よろしい でしょう か

進行 方向 向いて ない と 落ち着か なくて

あッ 私 も 同じ タイプ です

すいません

すいません 気づか なくて いえ

今日 は みくり さん を 慰労 する 旅行 な ので

そんな いつも ありがとうございます

いえ こちら こそ お 世話に なって ます

(♬~ My Favorite Things )

あの 一番 高い 建物 です

雨 でも キレイ です ね はい

あそこ です はい

(♬~ My Favorite Things )

わあ 素敵な お 部 …

( 仲居 ) ご ゆっくり どうぞ すいません

ツイン の お 部屋 を 頼んだ んです けど 変更 を 承り ました が

うん した した 何で 勝手に ?

だって 旅館 から 宿泊 確認 の 連絡 が 私 の 方 に きて

ツイン って 言わ れた って いう から そんな はず ない

☎ ダブルベッド で お願いします って ツイン を 取った んだ って

何で よ ? いつも 一緒に 寝て る ん でしょ

寝て … る ん でした はい

( 従業員 ) あいにく 本日 の ツインルーム は 全て 埋まって しまい まして

みくり さん 諦め ましょう

旅館 の 方 に 何ひとつ 落ち度 は あり ません

お 忙しい ところ お 騒がせ し ました

お 役 に 立て なくて 申し訳 ございません

いえいえ ≪( 従業 員 ) 失礼 いたし ます

< 高校 の 時 の 彼氏 は 正反対 の タイプ だった > 《( カヲル ) ちっさッ ! 何 これ ?》 《 エスプレッソ で ございます 》

《 こんな の 頼んで ない 普通 の に かえて 》

《 カヲル 君 私達 頼んだ よ 》 《 だって こんな の って 知って た ?》

《 知ら なくて も 頼んだ んだ から 》 《 すいませーん かえて くーださい 》

《 すいません …》

< きっと 平匡 さん なら > 《 小さい … です ね 》

《 まさか こんな サイズ と は 》

《 勉強 に なり ました 》 《 はい 》

《(2人 ) にがッ 》

< 妄想 で すら 平和 > みくり さん ? はい

部屋 に 戻り ましょう はい

( 男 ) だって こんなん だって 知ら なかった んだ し ➡

知ら なかった んだ から かえて くれて も よく ない ?

≪( 従業員 ) そう 言わ れ まして も … ≪( リリカ ) もう いい よ カヲル 君

( カヲル ) えーッ だって 魚 より カニ の 方 が いい じゃん

≪( リリカ ) 私 どっち も 嫌い

ご 夕食 は 指定 して いただいて た コース のみ の ご 提供 と なって おり ます

2人 分 ぐらい どうにか な ん ない ? 私 どっち も 嫌い だって !

ああ なる と クレーマー です ね ≪( カヲル ) どこ 産 ? カニ

すいません えッ ?

北海道 ? 北海道 か よ 聞いて ねえ 部屋 に 戻り ましょう 今 すぐ

あの 人 も どう か と 思い ます けど 付き合って る 女性 の 方 も

ちょっと 人間性 を 疑って しまい ます ね

そう です ね

< 私 何で 付き合った んだ っけ ?> < 学園 祭 を 前 に 周り が どんどん カップル に なって > < そんな 時 に 付き合おう って 言わ れて > < カッコイイ し 悪い 人 じゃ ないし いい か なんて > 《 はい 》 《 嘘ーッ !》

< でも あまりに 価値 観 が 合わ なくて > 《 カヲル 君 そういう ところ 直した 方 が いい よ 》

《 これ メッチャ 良く ない ?》 《 全然 似合って ない 》

《 痛い っす よ 》 《 ぶつかったら ごめんなさい だ よ 》

< 結果 「 お前 と いて も 楽しく ない 」 と フラれた > < 嫌な 言い 方 を して しまった > 《 付き合って る 女性 の 方 も 》

《 ちょっと 人間性 を 疑って しまい ます ね 》

< あんな の は モテ ない 男 の ひがみ だ > < どんな 相手 を 選ぼう が その 人 の 自由な のに > 平匡 さん 写真 撮り ません か ?

写真 ? 2人 で 浴衣 着て

ラブラブ 風 の 1枚 を 百合 ちゃん に

バッグ に 何 か ? いえ 何も

ペット の ネコ が ついてき ちゃった ? ネコ 飼って ない でしょ

冗談 です 何か この 部屋 暑い です ね 冷たい もの 買って き ます ね

だって 津崎 君 が 夜 が 心配 だって 言う から

そういう 心配 じゃ あり ません てっきり 安眠 グッズ と か

リラックス 効果 の ある 何か を くれた もの だ と ばかり

高かった んだ から 無駄に す んな よ ちゃ お !

ちゃ …

しかも 3本 !

( 扉 が 開く )

お 水 と お茶 どっち … ちゃ お !

お茶 を … どうぞ

平匡 さん は い

ダブルベッド に なって しまい ました が これ だけ 大き ければ

雑魚寝 の つもり で 端 と 端 で 問題 なく 眠れる と 思い ます

ソファー に 一緒に 座る 感覚 で

スプリング も 良 さ そうだ し 互い の 振動 も

そんなに 気 に なら ない んじゃ ない でしょう か

うん ?

下 に 何 か … わ あー ッ ダメです

中 に マムシ !

ムシ 虫 が い ます

大きい ? かなり 深刻な 虫 な ので 見 ない 方 が

仲居 さん 呼び ましょう いや そんな 大 ごと で は

虫 な んです よ ね ? ま … むし です

なら 正当な 苦情 です クレーマー に は なり ません

あッ 逃げた 逃げ ました え ッ どこ へ ?

その みくり さん の 足 の 方 に えッ ちょっと … あッ !

あッ !

不可抗力 です ! 分かって ます 大丈夫 です

セクハラ で は ! 大丈夫 です 事故 です セーフ です

< 到着 して 2 時間 も たって い ない と いう のに > < 果たして 僕 は 社員 旅行 と いう ミッション を > < 無事 やり遂げ られる のだろう か > < 平匡 さん すごい 汗 > < 何だか 私 まで > (2人 ) 暑い !

すいません 空調 の 調子 が おかしくて

一番 いい お 部屋 な んです けど 今朝 ちょうど キャンセル が 出た んです

差額 は 結構 です ので

こちら 露天 風呂 付き 客室 と なって おり ます

どうぞ ご ゆっくり お 楽しみ ください

えー …

素敵 な お 部屋 で 得 し ました ね いやいや いや

おかしい でしょ この 部屋 は 一番 いい お 部屋 だ と

社員 旅行 に ふさわしく あり ません でも 他 に 空いて ないし

では 僕 は 下 の 大浴場 へ 行き ます もったいない です

障子 を 閉めれば 普通 に 入れ ます し この 部屋 たぶん

10万 円 以上 する と 思い ます めったに 泊まれ ない んだ から

思う存分 満喫 し ましょう 社員 旅行 を

はい 社員 旅行 を

( ノック )

≪( 仲居 ) 失礼 し ます 先ほど の 部屋 に お 忘れ物 が

どうぞ

失礼 し ます

ありがとう ございます 失礼 し ます

チェスト の 下 に 落ちて ました

失礼 し ます

何て 素晴らしい 仲居 さん なんだ

忘れ物 を 届ける くらい 当然 じゃ ? いや あの 方 は 仕事 プラスアルファ の

気遣い が できる 素晴らしい 仲居 さん です

何 です か ? それ みくり さん に は 関係 あり ません

せっかく 来た んだ し お 風呂 一緒に 入り ます か ?

あッ 見 ないで !

それ から

お 風呂 に 一緒に 入る と か そういう 冗談 を

軽々しく 言わ ないで ください

僕達 は ただ の 雇用 関係 で あと

火曜日 に ハグ を する だけ の 関係 でしょ

今 も ただ の 社員 旅行 です し それ 以上 でも それ 以下 で も ない

まったく もう …

みくり さん は すぐに 突拍子もない こと を 言い出す

< 怒ら れて しまった > < 私 の この こざかし さ が いつも 彼氏 に フラれる 原因 な んだ よ な > ( カヲル と リリカ の 楽し そうな 声 )

< あー いつも なら ちっとも 羨ましく ない ベッタベッタ な カップル が > < 羨ましく 見える > < これ は 社員旅行 百合 ちゃん へ 感謝 の 貢ぎ物 を > 土屋 さん この スチール な んです けど 修整 かけ ます か ?

あんま 色味 を 強く する と 嘘 っぽく なる ような

そう ね ナチュラル に とどめて 分かり ました

( 柚 ) 土屋 さん 本部 会議 の 資料 見て もらえ ました か ?

あー これ ね 途中 まで 赤 入れた んだ けど いい わ

こっち で 直す えッ ?

会議 明日 だ から 時間 ない から

土屋 さん 優しい ありがとうございます

もしもし 土屋 です

自分 で やる って 言えば 良かった のに

私 が やる と 時間 かかる し

結局 私 が 自分 で 資料 直して さ

まあ 仕事 だ から しょうがない んだ けど

仕事 の 半分 は 仕方 が ない で できて る

残り の 半分 は ? 帰り たい

やる気 ゼロ じゃない

でも 仕事 だけ が 人生 じゃない

ほどほど の 仕事 でも 食って けりゃ それ で いい じゃない

それ も 一つ の 真理 よ ね

百合 さん は やり たい 仕事 を やって る んだ よ ね

まあ ね でも 最近

自分 が かけた 時間 と 労力 に 対して

割 が 合わ ない ような 気 が して き ちゃって

割 と か 言い出したら 何も でき ない よ

そう な の よ ね

( 山 さん ) 人間 は 悲しい かな

見返り が 欲しく なって しまう 生き物 な んだ よ

特に 恋愛 に 関して は ちょっと 仕事 の 話して んだ けど

まあまあ まあ 自分 が 相手 に かけた 愛情 と

同等の 愛情 が 返って こ ない と 人 は 不安に なる

愛情 が もらえ なくて も

同等の 見返り が あれば 納得 できる こと も ある

お 金 だ と か 生活 の 安定 だ と か

でも ね 思い が 強い ほど 次第に 耐え られ なく なる んだ

俺 ばっかり 私 ばっかり が 積もり に 積もって

関係 は 終わり を 迎える

ちょっと つられ ないで よ !

おいしい です ね

はい

何 だろう これ それ シャケ でした

これ も 手 が 込んで いて

すいません いつも 手抜き 料理 ばっかり で

手抜き だった んです か ? そういう わけ で も ない んです が

どうしても 効率 重視 に なって しまう ので

日々 の 生活 の 中 で 効率 は 大事 です

お 店 の 味 を 求める なら それなり の 時間 と

料金 を と いう こと に なり ます

こういう 食事 は たまに だ から いい んだ し

僕 は みくり さん の 作る 料理 どれも とても 好き です

立派な キンメ だ な

< 私 意外 と 単純 かも > 《 今 も ただ の 社員旅行 です し それ 以上 でも それ 以下 で も ない 》

< さっき の モヤモヤ が 平匡 さん の ちょっと した 一言 で > < 嘘 みたいに 消えた > < ありがとう 百合 ちゃん > < この キンメダイ も 隅々 まで 満喫 する から ね !> 百合 ちゃん 頑張って る よ

沼 ちゃん も そのまま で いい よ だ よ な そうだ よ な

だ よ ね ああ

一体 何 が …? 私 帰る

いい じゃない です か もう 少し 明日 も 早い の

あッ そうだ

みくり と 平匡 さん ね 今 新婚旅行 満喫 して る から

冗談 でしょ ?

もう やけ ちゃう ぐらい ラブラブ な んだ から

< 思い も し ない こと が 起こる の が 人生 > < そのとおり です 百合 先生 > < 契約 結婚 も 火曜日 の ハグ も 無茶苦茶 で は ある けれど > < こう やって 安全 装置 の 付いた 疑似 体験 を 味わう の は 悪く ない > < むしろ 理想 的 と まで 思える > 《 せっかく 来た んだ し お 風呂 一緒に 入り ます か ?》

< 全く みくり さん は ! 僕 が プロ の 独身 だ から いい ような もの の > < 獣 の ような 男 だったら どう する つもり な んだ > < 困った 人 だ > < みくり さん は > < うっかり バッグ を 蹴飛ばして > < 中身 を 飛び出さ せて しまった ばっかりに > < えらい もの を 見た ような > < 平匡 さん に そんな 度胸 ある はず も ない し > < 何の 用意 も 必要 ない と 思って はいた けれど > < 何 が 幸いする か は 分から ない > < 備え あれば 憂い なし の 「 備え 」 が > < 役 に 立つ 時 ?> 少し つかり すぎ ました

もう 平気 です 落ち着き ました

どうぞ お 風呂 に 行って きて ください

はい

はあ ~

< いい ん だろう か > < 平匡 さん の 心 の テリトリー に > < 入ら せて もらえる ん だろう か > < 腕 が しびれた > < だが 下手に 動いて 勘違い されて は まずい > < これ は 社員旅行 一歩 間違う と セクハラ > < 大惨事 だ > < 世の中 の 男達 は どう やって 1つ 布団 で 女性 と 寝て いる の か > < あらかじめ ぐぐって おく べき だった > < いや こんな シチュエーション 普通 は ない の か > < 完璧 だった > < 耳栓 と アイマスク で みくり さん の 気配 を 完全 に 断って > < 眠る こと に 成功 した > < やり きった > < プロ の 独身 やり きり ました !> はあ ~

< 私 は 1人 で 何 を やって いる の か > < 思い返せば > < 結婚 し ましょう だの 恋人 に なり ましょう だの > < ハグ を し ましょう だの ハグ の 前借り だ の > < どれ も 私 の 一方的な 要求 で > < 優しい から 受け止めて くれて る んだろう けど > < いつも いつも 私 から > 疲れた …

朝食 も おいしい です ね

まあまあ です まあまあ ?

そう かな

≪( カヲル ) 森山 !?

森山 じゃーん ! 忘れて た

何 やって んだ よ ? いや 何 って …

どうも ~! あッ この 人 高校 の 時 の 同級生 で

森山 の 元カレ でーす それ 言う 必要 なくない ?

こいつ めんどくさい でしょ やかましくて ➡

まあ 悪い やつ じゃない ん す けど ね

あれ 渋谷 の カフェ 行った 時 店 で 俺 に もう 説教 始めて …

余計 な こと 言わ なくて いい から 何で そういう ところ …

先 に 戻り ます

ご ゆっくり どうぞ

彼 怒った ?

平気 ? お前 男 の 趣味 変わった な ~

変わった んじゃ ない よ えッ ?

気づいた だけ だ よ

おはよう

おはようございます

ゆうべ は 悪かった

意地悪 し すぎた ごめんなさい

どういう 風 の 吹き回し です か ?

あなた が あんな 顔 する と 思わ なかった の よ

《 もう やけ ちゃう ぐらい ラブ ラブ な んだ から 》

もっと いい加減 な 気持ち で みくり に 近づいて る と 思って た

ダメ ね この 年 に なって も 人 の 気持ち が 分かんない

自分 でも よく 分から ない んです

ショック を 受けた ように 見えた なら そう な の かもしれません

この 年 に なって も 自分 の 気持ち が 分から ない

困った もん ね

まったく です

僕 は 何 を 求めて る んでしょう

私 に 聞か ないで よ

< あの 時 …> 《 こいつ めんどくさい でしょ やかましくて 》

< 何 か 言って くれる か と 思った > < もしも 今 手 を つなぎ ましょう って 言ったら > 《 今 は 社員旅行 中 です 》 < て 怒ら れて > 《 新婚旅行 の ふり を する と いう 仕事 の 最中 で も あり ます 》

< て 食い下がったら > 《 それ は グレー ゾーン です ね 》 < なんて 困った 顔 を して > < 仕方なく 手 を 出して > < でも 欲しい の は > < 仕方なく なんか じゃ なくて > < 私 は > < 平匡 さん に 何 を 求めて る んだろう > < 疲れた けど 楽しかった な > 《 森山 の 元カレ でーす こいつ めんどくさい でしょ 》

《 やかましくて 》

< 彼 に 腹 も 立た なかった > < 自分 の 方 が みくり さん を 知って る と 思った から > < 僕 は 知って る > < 穏やか な ほほ笑み も > < ぬくもり も > < 優し さ も > < もしも 今 手 を 重ねたら > < みくり さん は どんな 顔 を する だろう > < この 旅 が 終われば 雇用主 と 従業員 > < 週 に 一度 ハグ を する だけ の 関係 > < 今 まで どおり > < 今 まで どおり で いい > < もう やめる > < もう 疲れた > < 何も し ない > < 何も 求め ない > < この 旅 が 終われば > < 平穏 な 日常 に 戻る > < あと 一 駅 > < あと 一 駅 > < あと … 一 駅 > <(2人 ) 永遠 に 着か なければ いい のに > ( アナウンス ) ご 乗車 ありがとうございました

終点 三島 三島 です

東海道 線 新幹線 ご 利用 の お客様 は お 乗り換え と なり ます

行き ましょう か 車内 に 落とし物 お 忘れ物 を

なさい ません よう ご 注意 ください

♬~

Learn languages from TV shows, movies, news, articles and more! Try LingQ for FREE

逃げる は 恥 だ が 役 に 立つ#06 にげる||はじ|||やく||たつ Escape is Shameful but Useful #06 Scappare è vergognoso ma utile #06 Att fly är skamligt men användbart #06

( みくり ) 私 の 恋人 に なって もらえ ません か ? み くり|わたくし||こいびと||||ませ ん|

いき ます やーッ ( 津崎 ) はい ||や -ッ|つ さき|

きちんと 日 を 定める べきだ と 思う んです |ひ||さだめる|||おもう|

ハグ の 日 を 火曜日 に する の は どう でしょう ? ||ひ||かようび||||||

了解 です 資源 ゴミ の 日 で 覚え やすい です りょうかい||しげん|ごみ||ひ||おぼえ||

< 火曜 の 朝 は 資源 ゴミ を 出す ところ から 始まる > かよう||あさ||しげん|ごみ||だす|||はじまる < いつも の ように お弁当 を 準備 し > |||お べんとう||じゅんび| < いつも の ように 朝食 を 作る > |||ちょうしょく||つくる おはようございます おはようございます おはよう ございます|おはよう ございます

< 以前 は 着替えて から 部屋 を 出て きた 平匡 さん が > いぜん||きがえて||へや||でて||ひら きよう|| < 寝巻き 姿 で うろついて いる こと が 嬉しい > ね まき|すがた||||||うれしい < この 喜び は > |よろこび| < 野生 の カピバラ を 手なずけた 感覚 ?> やせい||||てなずけた|かんかく < なで たい > な で| < なで たい けど 逃げ られ そうで これ 以上 は 近寄れ ない > な で|||にげ||そう で||いじょう||ちかよれ| < みたいな > おはようございます おはようございます おはよう ございます|おはよう ございます

< 平匡 さん を 送り出した あと は > ひら きよう|||おくりだした|| < 片づけて 洗濯 して 掃除 する と いう ルーティンワーク > かたづけて|せんたく||そうじ|||| < 加えて 週 に 一度 の 掃除 も こなし > くわえて|しゅう||ひと ど||そうじ|| < 昼 休み に 歯医者 へ 行き 買い物 へ 行き > ひる|やすみ||は いしゃ||いき|かいもの||いき < 家 に 帰って 洗濯物 を 取り込み アイロン を かけ 夕飯 を 作る > いえ||かえって|せんたくもの||とりこみ|あいろん|||ゆうはん||つくる (2人 ) ごちそうさま でした じん||

< 夕飯 の 片づけ を 終え > ゆうはん||かたづけ||おえ < 明日 出す ゴミ の 用意 を する まで が > あした|だす|ごみ||ようい|||| < 家事 で お 給料 を 頂いて いる 私 の 仕事 > かじ|||きゅうりょう||いただいて||わたくし||しごと 紅茶 です ちょっと いい やつ こうちゃ||||

時間 外 に すいません 私 も 飲み たかった ので ついで です じかん|がい|||わたくし||のみ||||

ところで 今日 は 火曜日 です |きょう||かようび|

「 ハグ の 日 」 です よ ね ||ひ|||

承知 して い ます です が 先日 … しょうち||||||せんじつ

《 ハグ して いい です か ?》 《 今日 は 火曜日 じゃない です が 》 |||||きょう||かようび|じゃ ない||

《 前借り で お願いします 》 まえがり||お ねがい し ます

つまり 今日 は 火曜 で は ある もの の |きょう||かよう|||||

ハグ を し ない 火曜 と いう こと に なる ので は ||||かよう|||||||

もう 忘れて くれた もの か と 忘れ ません よ |わすれて|||||わすれ|ませ ん|

じゃ 前借り の 前借り で そんな |まえがり||まえがり||

借金 の 自転車 操業 みたいな こと 言わ ないで ください しゃっきん||じてんしゃ|そうぎょう|||いわ||

冗談 です 分かって ます 火曜 だった ので 一応 確認 でした じょうだん||わかって||かよう|||いちおう|かくにん|

下 は 冷え ます した||ひえ|

ありがとうございます ありがとう ございます

失礼 し ます しつれい||

< 何という 平和 > なんという|へいわ ( 百合 ) セクハラ ? ゆり|せくはら

いや 特に セクハラ された 覚え は ( 里中 ) 土屋 さん あなた は |とくに|せくはら|さ れた|おぼえ||さと ちゅう|つちや|||

加害者 です 先週 の 水曜日 かがい しゃ||せんしゅう||すいようび

部下 の 梅原 ナツキ さん に 対し イケメン よ ね と 発言 ぶか||うめはら||||たいし|||||はつげん

ああ

《 梅原 君 って イケメン よ ね 》 《( ナツキ ) うん ?》 うめはら|きみ||||||

《 なのに 不思議 と ムカつか ない の よ ね 》 |ふしぎ||ムカ つ か||||

《 何で だろう 部下 だ から かな ?》 なんで||ぶか|||

いや そんな 大した 話 じゃ … 情報 提供者 の 話 に よる と ||たいした|はなし||じょうほう|ていきょう しゃ||はなし|||

《 梅原 君 って イケメン よ ね 》 《 うん ?》 うめはら|きみ|||||

《 何 か 不思議 と かわいがり たく なっ ちゃう 》 なん||ふしぎ||||な っ|ちゃ う

《 何で だろう 恋 だ から ?》 なんで||こい||

おかしい それ おかしい

途中 で 話 が すり 替わって る だ よ ねえ とちゅう||はなし|||かわって||||

奥手 で 潔癖で 真面目な つっちー が さ おく て||けっぺきで|まじめな|つ っち -||

そんな こと する わけない よね 誰 が そんな こと 言って る の ? |||||だれ||||いって||

守秘 義務 私 が 悪い の ? しゅ ひ|ぎむ|わたくし||わるい|

つっちー は さ 産休 や 育休 を へて つ っち -|||さん きゅう||いく きゅう||

キャリア を 外さ れた 私達 に とって みんな の 希望 の 星 な んだ から きゃりあ||はずさ||わたくし たち|||||きぼう||ほし|||

変な こと に つまずか ない ように パワハラ 発言 に も 注意 へんな|||||||はつげん|||ちゅうい

し ない って ウチ の 部長 が さ ➡ |||うち||ぶちょう||

つっちー の 下 に ついて る 女の子 堀内 さん ? つ っち -||した||||おんなのこ|ほりうち|

いっつも いびら れて て かわいそう だって い っつ も|||||

私 だって ね 好きで お 小言 おばさん やって る ん じゃない の よ わたくし|||すきで||こごと|||||じゃ ない||

ただ その 子 の 文章 が 壊滅 的 だ から 仕方なく 言って あげて る だけ で ||こ||ぶんしょう||かいめつ|てき|||しかたなく|いって||||

ホント は 私 が 自分 で やった 方 が ずっと 早い の ほんと||わたくし||じぶん|||かた|||はやい|

でも 仕事 を 奪っ ちゃったら 本人 の ため に なら ない でしょ |しごと||だつ っ|ちゃ ったら|ほんにん|||||| But if you take away your job, it won't do you any good.

やり たく も ない のに お 小言 おばさん やって ん のに ||||||こごと||||

色 ボケ おばさん まで 加わって ホント やって らん ない ! いろ||||くわわって|ほんと|||

すいません 僕達 の せい で 私達 の せい ? |ぼくたち||||わたくし たち||

それ で 苦情 言い に 来た の か な と ちょっと クレーマ さん の 称号 まで ||くじょう|いい||きた|||||||||しょうごう|

つけ ないで くれる ? ここ に 来た ついでに |||||きた|

ちょっと 愚痴 って みた だけ ちょっと …? |ぐち||||

あッ ! うん うん うん ! あ ッ|||

本題 この 1 年間 コツコツコツコツ きた クレジットカード が ほんだい||ねんかん|こつこつ こつこつ||くれじっと かーど|

ついに 5万 ポイント 達し ました |よろず|ぽいんと|たっし|

おめでとうございます おめでとう ございます

で その ポイント は ||ぽいんと|

これ に 引き換え ました ||ひきかえ|

ペア 宿泊 ご 招待券 ぺあ|しゅくはく||しょうたい けん

ああ みくり さん の 休暇 願 です か どうぞ 休んで 2人 で ペア 旅行 に |み くり|||きゅうか|ねがい||||やすんで|じん||ぺあ|りょこう|

そっち の ペア に 決まって る でしょう が ||ぺあ||きまって|||

2人 で 新婚旅行 行って き なさい じん||しんこん りょこう|おこなって||

百合 ちゃん 私達 新婚旅行 は … 僕 も 仕事 が ある んで ゆり||わたくし たち|しんこん りょこう||ぼく||しごと|||

こういう の は ね 行ける 時 に 行く の ! ||||いける|じ||いく|

《 いつ 行く か ? 今 でしょ !》 |いく||いま|

《 いつか いつか と 思って る うち に 子供 が できた と し ます 》 |||おもって||||こども|||||

《3年 は 旅行 へ 行け ません 2人 目 が できた と し ます 》 とし||りょこう||いけ|ませ ん|じん|め|||||

《 さらに 3年 は 困難 です 》 《 先生 》 |とし||こんなん||せんせい

《 どうぞ 》 《 私達 子供 を つくる 予定 は …》 |わたくし たち|こども|||よてい|

《 甘い ! 人生 が 予定 どおり に いく の なら 》 あまい|じんせい||よてい|||||

《 私 は 27 で 結婚 して い ました 》 わたくし|||けっこん|||

《 お 小言 おばさん や セクハラ ん に なる 運命 など 》 |こごと|||せくはら||||うんめい|

《 誰 が 想像 した でしょう か 》 だれ||そうぞう|||

《 いい です か ?》

《 思い も よら ない こと が 起こる の が ~》 おもい||||||おこる||

《 人生 です 》 じんせい|

《 えッ ? 金八 ?》 林 先生 です よ ね え ッ|きむ やっ|りん|せんせい|||

いや でも 今 ほのかに 金八 の かおり が ||いま||きむ やっ|||

大体 ね カンタ 達 が うまく いって る か いって ない か 分かんない から だいたい|||さとる|||||||||わか ん ない|

こんな ペア 旅行 券 なんか 頼ん じゃった の よ |ぺあ|りょこう|けん||たの ん|じゃ った||

本当 なら ね 高級 食材 と か 1人 で 行く リゾート スパ と か ほんとう|||こうきゅう|しょく ざい|||じん||いく|りぞーと|||

そういう の を 選ぶ はず だった の よ それ な のに … |||えらぶ|||||||

行か せて いただき ます よろしい いか||||

じゃあ 帰る |かえる

いい んです か ? 仕方 あり ません |||しかた||ませ ん

すいません いえ

♬~

( 日野 ) 温泉 行く んだ ひの|おんせん|いく|

いい な いい な

個室 の 露天 風呂 で イチャイチャ する んだ ? こしつ||ろてん|ふろ||||

部屋 に お 風呂 ついて ません から ( 安恵 ) お 風呂 上がり に へや|||ふろ||ませ ん||やす けい||ふろ|あがり|

広~い ベッド で イチャイチャ し ちゃう んだ う うん ツインルーム ベッド は 別 ひろ||べっど||||ちゃ う|||||べっど||べつ

は ? イチャイチャ も 一切 なし |||いっさい|

何 し に 行く の ? それ 何て いう の か な なん|||いく|||なんて||||

友達 以上 恋人 未満 くらい が ぬるく 楽しく ちょうど いい ともだち|いじょう|こいびと|みまん||||たのしく||

みたいな 下着 は ? カワイイ 系 ? |したぎ|||けい

ホント 人 の 話 聞いて ない よ ね いっそ セクシー ? ほんと|じん||はなし|きいて|||||せくしー

どうした の ? それ 駅 で もらった |||えき||

若い んだ から 人生 楽しみな よ 同い年 でしょ 何 おばさん みたいに わかい|||じんせい|たのしみな||おないどし||なん||

私 は 当分 いい や 人生 お休み わたくし||とうぶん|||じんせい|お やすみ

実家 あって 良かった よ ね それ じっか||よかった|||

実家 なんて 好き じゃない なって 思って た けど さ じっか||すき|じゃ ない||おもって|||

なきゃ 今頃 家 なし だ もん ね 何 が 幸い する か 分かんない わ |いまごろ|いえ|||||なん||さいわい|||わか ん ない|

やっさん 今日 は 食べよう 私 の おごり だ から やっ さん|きょう||たべよう|わたくし||||

デザート も ね あッ これ いい ! でざーと|||あ ッ||

さりげなく カワイイ お 泊まり ランジェリー |||とまり|

カワイイ … オープン 記念 で 30 パーオフ |おーぷん|きねん||

安い ! て 買わ ない し やすい||かわ||

そこ まで 浮かれた もの でも 楽しい もの で も あり ません ||うかれた|||たのしい|||||ませ ん

旅行 でしょ 楽しい でしょ 目下 の 心配 は りょこう||たのしい||もっか||しんぱい| Travel is fun, isn't it?

夜 です 夜 ? よ||よ

< 果たして 眠れる だろう か > はたして|ねむれる|| <Can I really sleep> < ツインルーム と は いえ > < 女性 と 同じ 部屋 で 眠った こと など ない > じょせい||おなじ|へや||ねむった||| そんなに 深刻 なら あと で いい もの あげる よ |しんこく|||||||

あッ 旅行 の こと 沼田 さん に は 絶対 に 言わ ないで ください あ ッ|りょこう|||ぬまた||||ぜったい||いわ||

何で ? 風見 さん に 伝わる から です なんで|かざみ|||つたわる||

風見 さん に も 絶対 に 言わ ないで ください かざみ||||ぜったい||いわ||

何で ? なんで

どうした ? いや

沼田 さん が どっか で 聞いて る んじゃない か な と 思って ぬまた|||ど っか||きいて||んじゃ ない||||おもって

忍者 じゃない んだ から はい にんじゃ|じゃ ない|||

ホントに 言わ ないで ください ね 分かった ほんとに|いわ||||わかった

お願いします あと で いい もの あげる から お ねがい し ます||||||

( 沼田 ) 今 行っ ちゃダメ だ きっと 何 か 理由 が ある んだ ぬまた|いま|ぎょう っ|ちゃ だめ|||なん||りゆう|||

彼 の 心 が 君 から 離れて る なんて そんな こと は 絶対 ない から かれ||こころ||きみ||はなれて||||||ぜったい||

( 風見 ) どうした ん です か すいません ちょッ … かざみ||||||ちょ ッ

沼田 さん 今 は ダメな んだ ぬまた||いま||だめな|

うーッ ! う -ッ

< みくり さん と 旅行 だ なんて 風見 さん に 話したら > み くり|||りょこう|||かざみ|||はなしたら < 羨まし がられて しまう それ に 旅行 と いって も > うらやま し|が られて||||りょこう||| < 実態 は ただ の 社員 旅行 > じったい||||しゃいん|りょこう < せいぜい 従業員 の 慰労 に 努める と しよう > |じゅうぎょう いん||いろう||つとめる|| ( ノック )

準備 でき ました か ? はい じゅんび||||

戸締まり OK です で は 出発 し ましょう とじまり|ok||||しゅっぱつ||

はい

(♬~ My Favorite Things ) my|favorite|things

♬~

そう だ 京都 行こう ||みやこ|いこう

行き先 は 京都 で は あり ません いきさき||みやこ||||ませ ん

気分 です きぶん|

すいません

隣 に 座って も よろしい でしょう か となり||すわって||||

進行 方向 向いて ない と 落ち着か なくて しんこう|ほうこう|むいて|||おちつか|

あッ 私 も 同じ タイプ です あ ッ|わたくし||おなじ|たいぷ|

すいません

すいません 気づか なくて いえ |きづか||

今日 は みくり さん を 慰労 する 旅行 な ので きょう||み くり|||いろう||りょこう||

そんな いつも ありがとうございます ||ありがとう ございます

いえ こちら こそ お 世話に なって ます ||||せわに||

(♬~ My Favorite Things ) my|favorite|things

あの 一番 高い 建物 です |ひと ばん|たかい|たてもの|

雨 でも キレイ です ね はい あめ|||||

あそこ です はい

(♬~ My Favorite Things ) my|favorite|things

わあ 素敵な お 部 … わ あ|すてきな||ぶ

( 仲居 ) ご ゆっくり どうぞ すいません なかい||||

ツイン の お 部屋 を 頼んだ んです けど 変更 を 承り ました が |||へや||たのんだ|||へんこう||うけたまわり||

うん した した 何で 勝手に ? |||なんで|かってに

だって 旅館 から 宿泊 確認 の 連絡 が 私 の 方 に きて |りょかん||しゅくはく|かくにん||れんらく||わたくし||かた||

ツイン って 言わ れた って いう から そんな はず ない ||いわ|||||||

☎ ダブルベッド で お願いします って ツイン を 取った んだ って だぶる べっど||お ねがい し ます||||とった||

何で よ ? いつも 一緒に 寝て る ん でしょ なんで|||いっしょに|ねて|||

寝て … る ん でした はい ねて||||

( 従業員 ) あいにく 本日 の ツインルーム は 全て 埋まって しまい まして じゅうぎょう いん||ほんじつ||||すべて|うずまって||

みくり さん 諦め ましょう み くり||あきらめ|

旅館 の 方 に 何ひとつ 落ち度 は あり ません りょかん||かた||なにひとつ|おちど|||ませ ん

お 忙しい ところ お 騒がせ し ました |いそがしい|||さわがせ||

お 役 に 立て なくて 申し訳 ございません |やく||たて||もうしわけ|ございませ ん

いえいえ ≪( 従業 員 ) 失礼 いたし ます |じゅうぎょう|いん|しつれい||

< 高校 の 時 の 彼氏 は 正反対 の タイプ だった > こうこう||じ||かれ し||せいはんたい||たいぷ| 《( カヲル ) ちっさッ ! 何 これ ?》 《 エスプレッソ で ございます 》 かおる|ち っさ ッ|なん||||

《 こんな の 頼んで ない 普通 の に かえて 》 ||たのんで||ふつう|||

《 カヲル 君 私達 頼んだ よ 》 《 だって こんな の って 知って た ?》 かおる|きみ|わたくし たち|たのんだ||||||しって|

《 知ら なくて も 頼んだ んだ から 》 《 すいませーん かえて くーださい 》 しら|||たのんだ|||すい ませ - ん||く - だ さい

《 すいません …》

< きっと 平匡 さん なら > |ひら きよう|| 《 小さい … です ね 》 ちいさい||

《 まさか こんな サイズ と は 》 ||さいず||

《 勉強 に なり ました 》 《 はい 》 べんきょう||||

《(2人 ) にがッ 》 じん|に が ッ

< 妄想 で すら 平和 > もうそう|||へいわ みくり さん ? はい み くり||

部屋 に 戻り ましょう はい へや||もどり||

( 男 ) だって こんなん だって 知ら なかった んだ し ➡ おとこ||||しら||| (Man) I didn't know that it was like this ➡

知ら なかった んだ から かえて くれて も よく ない ? しら||||||||

≪( 従業員 ) そう 言わ れ まして も … ≪( リリカ ) もう いい よ カヲル 君 じゅうぎょう いん||いわ||||||||かおる|きみ

( カヲル ) えーッ だって 魚 より カニ の 方 が いい じゃん かおる|えー ッ||ぎょ||かに||かた|||じゃ ん

≪( リリカ ) 私 どっち も 嫌い |わたくし|||きらい

ご 夕食 は 指定 して いただいて た コース のみ の ご 提供 と なって おり ます |ゆうしょく||してい||||こーす||||ていきょう|||| Supper is only offered for the designated course.

2人 分 ぐらい どうにか な ん ない ? 私 どっち も 嫌い だって ! じん|ぶん||||||わたくし|||きらい|

ああ なる と クレーマー です ね ≪( カヲル ) どこ 産 ? カニ ||||||かおる||さん|かに

すいません えッ ? |え ッ

北海道 ? 北海道 か よ 聞いて ねえ 部屋 に 戻り ましょう 今 すぐ ほっかいどう|ほっかいどう|||きいて||へや||もどり||いま|

あの 人 も どう か と 思い ます けど 付き合って る 女性 の 方 も |じん|||||おもい|||つきあって||じょせい||かた|

ちょっと 人間性 を 疑って しまい ます ね |にんげん せい||うたがって|||

そう です ね

< 私 何で 付き合った んだ っけ ?> わたくし|なんで|つきあった|| < 学園 祭 を 前 に 周り が どんどん カップル に なって > がくえん|さい||ぜん||まわり|||かっぷる|| < そんな 時 に 付き合おう って 言わ れて > |じ||つきあおう||いわ| < カッコイイ し 悪い 人 じゃ ないし いい か なんて > ||わるい|じん||||| 《 はい 》 《 嘘ーッ !》 |うそ -ッ

< でも あまりに 価値 観 が 合わ なくて > ||かち|かん||あわ| 《 カヲル 君 そういう ところ 直した 方 が いい よ 》 かおる|きみ|||なおした|かた|||

《 これ メッチャ 良く ない ?》 《 全然 似合って ない 》 ||よく||ぜんぜん|にあって|

《 痛い っす よ 》 《 ぶつかったら ごめんなさい だ よ 》 いたい||||||

< 結果 「 お前 と いて も 楽しく ない 」 と フラれた > けっか|おまえ||||たのしく|||フラ れた < 嫌な 言い 方 を して しまった > いやな|いい|かた||| 《 付き合って る 女性 の 方 も 》 つきあって||じょせい||かた|

《 ちょっと 人間性 を 疑って しまい ます ね 》 |にんげん せい||うたがって|||

< あんな の は モテ ない 男 の ひがみ だ > |||||おとこ||| < どんな 相手 を 選ぼう が その 人 の 自由な のに > |あいて||えらぼう|||じん||じゆうな| <While the person is free to choose what kind of person> 平匡 さん 写真 撮り ません か ? ひら きよう||しゃしん|とり|ませ ん|

写真 ? 2人 で 浴衣 着て しゃしん|じん||ゆかた|きて

ラブラブ 風 の 1枚 を 百合 ちゃん に らぶ らぶ|かぜ||まい||ゆり||

バッグ に 何 か ? いえ 何も ばっぐ||なん|||なにも

ペット の ネコ が ついてき ちゃった ? ネコ 飼って ない でしょ ぺっと||ねこ|||ちゃ った|ねこ|かって|| Did your pet cat come along? I don't have a cat

冗談 です 何か この 部屋 暑い です ね 冷たい もの 買って き ます ね じょうだん||なん か||へや|あつい|||つめたい||かって|||

だって 津崎 君 が 夜 が 心配 だって 言う から |つ さき|きみ||よ||しんぱい||いう|

そういう 心配 じゃ あり ません てっきり 安眠 グッズ と か |しんぱい|||ませ ん||あんみん|ぐっず||

リラックス 効果 の ある 何か を くれた もの だ と ばかり りらっくす|こうか|||なん か||||||

高かった んだ から 無駄に す んな よ ちゃ お ! たかかった|||むだに|||||

ちゃ …

しかも 3本 ! |ほん

( 扉 が 開く ) とびら||あく

お 水 と お茶 どっち … ちゃ お ! |すい||おちゃ|||

お茶 を … どうぞ おちゃ||

平匡 さん は い ひら きよう|||

ダブルベッド に なって しまい ました が これ だけ 大き ければ だぶる べっど||||||||おおき|

雑魚寝 の つもり で 端 と 端 で 問題 なく 眠れる と 思い ます ざこね||||はし||はし||もんだい||ねむれる||おもい|

ソファー に 一緒に 座る 感覚 で そふぁー||いっしょに|すわる|かんかく|

スプリング も 良 さ そうだ し 互い の 振動 も すぷりんぐ||よ||そう だ||たがい||しんどう|

そんなに 気 に なら ない んじゃ ない でしょう か |き|||||||

うん ?

下 に 何 か … わ あー ッ ダメです した||なん|||||だめです

中 に マムシ ! なか||まむし

ムシ 虫 が い ます むし|ちゅう|||

大きい ? かなり 深刻な 虫 な ので 見 ない 方 が おおきい||しんこくな|ちゅう|||み||かた|

仲居 さん 呼び ましょう いや そんな 大 ごと で は なかい||よび||||だい|||

虫 な んです よ ね ? ま … むし です ちゅう|||||||

なら 正当な 苦情 です クレーマー に は なり ません |せいとうな|くじょう||||||ませ ん

あッ 逃げた 逃げ ました え ッ どこ へ ? あ ッ|にげた|にげ|||||

その みくり さん の 足 の 方 に えッ ちょっと … あッ ! |み くり|||あし||かた||え ッ||あ ッ

あッ ! あ ッ

不可抗力 です ! 分かって ます 大丈夫 です ふかこうりょく||わかって||だいじょうぶ|

セクハラ で は ! 大丈夫 です 事故 です セーフ です せくはら|||だいじょうぶ||じこ||せーふ|

< 到着 して 2 時間 も たって い ない と いう のに > とうちゃく||じかん||||||| <It's been less than two hours since I arrived> < 果たして 僕 は 社員 旅行 と いう ミッション を > はたして|ぼく||しゃいん|りょこう|||みっしょん| < 無事 やり遂げ られる のだろう か > ぶじ|やりとげ||| < 平匡 さん すごい 汗 > ひら きよう|||あせ < 何だか 私 まで > なんだか|わたくし| (2人 ) 暑い ! じん|あつい

すいません 空調 の 調子 が おかしくて |くうちょう||ちょうし||

一番 いい お 部屋 な んです けど 今朝 ちょうど キャンセル が 出た んです ひと ばん|||へや||||けさ||きゃんせる||でた|

差額 は 結構 です ので さがく||けっこう||

こちら 露天 風呂 付き 客室 と なって おり ます |ろてん|ふろ|つき|きゃくしつ||||

どうぞ ご ゆっくり お 楽しみ ください ||||たのしみ|

えー …

素敵 な お 部屋 で 得 し ました ね いやいや いや すてき|||へや||とく|||||

おかしい でしょ この 部屋 は 一番 いい お 部屋 だ と |||へや||ひと ばん|||へや||

社員 旅行 に ふさわしく あり ません でも 他 に 空いて ないし しゃいん|りょこう||||ませ ん||た||あいて|

では 僕 は 下 の 大浴場 へ 行き ます もったいない です |ぼく||した||だい よくじょう||いき|||

障子 を 閉めれば 普通 に 入れ ます し この 部屋 たぶん しょうじ||しめれば|ふつう||いれ||||へや|

10万 円 以上 する と 思い ます めったに 泊まれ ない んだ から よろず|えん|いじょう|||おもい|||とまれ|||

思う存分 満喫 し ましょう 社員 旅行 を おもうぞんぶん|まんきつ|||しゃいん|りょこう|

はい 社員 旅行 を |しゃいん|りょこう|

( ノック )

≪( 仲居 ) 失礼 し ます 先ほど の 部屋 に お 忘れ物 が なかい|しつれい|||さきほど||へや|||わすれもの|

どうぞ

失礼 し ます しつれい||

ありがとう ございます 失礼 し ます ||しつれい||

チェスト の 下 に 落ちて ました ||した||おちて|

失礼 し ます しつれい||

何て 素晴らしい 仲居 さん なんだ なんて|すばらしい|なかい||

忘れ物 を 届ける くらい 当然 じゃ ? いや あの 方 は 仕事 プラスアルファ の わすれもの||とどける||とうぜん||||かた||しごと||

気遣い が できる 素晴らしい 仲居 さん です きづかい|||すばらしい|なかい||

何 です か ? それ みくり さん に は 関係 あり ません なん||||み くり||||かんけい||ませ ん

せっかく 来た んだ し お 風呂 一緒に 入り ます か ? |きた||||ふろ|いっしょに|はいり||

あッ 見 ないで ! あ ッ|み|

それ から

お 風呂 に 一緒に 入る と か そういう 冗談 を |ふろ||いっしょに|はいる||||じょうだん|

軽々しく 言わ ないで ください かるがるしく|いわ||

僕達 は ただ の 雇用 関係 で あと ぼくたち||||こよう|かんけい||

火曜日 に ハグ を する だけ の 関係 でしょ かようび|||||||かんけい|

今 も ただ の 社員 旅行 です し それ 以上 でも それ 以下 で も ない いま||||しゃいん|りょこう||||いじょう|||いか|||

まったく もう …

みくり さん は すぐに 突拍子もない こと を 言い出す み くり||||つ ひょうし も ない|||いいだす

< 怒ら れて しまった > いから|| < 私 の この こざかし さ が いつも 彼氏 に フラれる 原因 な んだ よ な > わたくし|||||||かれ し||フラ れる|げんいん|||| ( カヲル と リリカ の 楽し そうな 声 ) かおる||||たのし|そう な|こえ

< あー いつも なら ちっとも 羨ましく ない ベッタベッタ な カップル が > ||||うらやま しく||||かっぷる| < 羨ましく 見える > うらやま しく|みえる < これ は 社員旅行 百合 ちゃん へ 感謝 の 貢ぎ物 を > ||しゃいん りょこう|ゆり|||かんしゃ||みつぎもの| 土屋 さん この スチール な んです けど 修整 かけ ます か ? つちや|||すちーる||||おさむ ひとし|||

あんま 色味 を 強く する と 嘘 っぽく なる ような あん ま|いろ あじ||つよく|||うそ|||

そう ね ナチュラル に とどめて 分かり ました ||なちゅらる|||わかり|

( 柚 ) 土屋 さん 本部 会議 の 資料 見て もらえ ました か ? ゆず|つちや||ほんぶ|かいぎ||しりょう|みて|||

あー これ ね 途中 まで 赤 入れた んだ けど いい わ |||とちゅう||あか|いれた||||

こっち で 直す えッ ? ||なおす|え ッ

会議 明日 だ から 時間 ない から かいぎ|あした|||じかん||

土屋 さん 優しい ありがとうございます つちや||やさしい|ありがとう ございます

もしもし 土屋 です |つちや|

自分 で やる って 言えば 良かった のに じぶん||||いえば|よかった|

私 が やる と 時間 かかる し わたくし||||じかん||

結局 私 が 自分 で 資料 直して さ けっきょく|わたくし||じぶん||しりょう|なおして|

まあ 仕事 だ から しょうがない んだ けど |しごと|||||

仕事 の 半分 は 仕方 が ない で できて る しごと||はんぶん||しかた|||||

残り の 半分 は ? 帰り たい のこり||はんぶん||かえり|

やる気 ゼロ じゃない やる き||じゃ ない

でも 仕事 だけ が 人生 じゃない |しごと|||じんせい|じゃ ない

ほどほど の 仕事 でも 食って けりゃ それ で いい じゃない ||しごと||くって|||||じゃ ない

それ も 一つ の 真理 よ ね ||ひと つ||しんり|| That's one truth, isn't it?

百合 さん は やり たい 仕事 を やって る んだ よ ね ゆり|||||しごと||||||

まあ ね でも 最近 |||さいきん

自分 が かけた 時間 と 労力 に 対して じぶん|||じかん||ろうりょく||たいして

割 が 合わ ない ような 気 が して き ちゃって わり||あわ|||き||||ちゃ って

割 と か 言い出したら 何も でき ない よ わり|||いいだしたら|なにも||| I can't do anything if I say something

そう な の よ ね

( 山 さん ) 人間 は 悲しい かな やま||にんげん||かなしい|

見返り が 欲しく なって しまう 生き物 な んだ よ みかえり||ほしく|||いきもの||| It's a creature that makes you want something in return.

特に 恋愛 に 関して は ちょっと 仕事 の 話して んだ けど とくに|れんあい||かんして|||しごと||はなして||

まあまあ まあ 自分 が 相手 に かけた 愛情 と ||じぶん||あいて|||あいじょう|

同等の 愛情 が 返って こ ない と 人 は 不安に なる どうとうの|あいじょう||かえって||||じん||ふあんに|

愛情 が もらえ なくて も あいじょう||||

同等の 見返り が あれば 納得 できる こと も ある どうとうの|みかえり|||なっとく||||

お 金 だ と か 生活 の 安定 だ と か |きむ||||せいかつ||あんてい|||

でも ね 思い が 強い ほど 次第に 耐え られ なく なる んだ ||おもい||つよい||しだいに|たえ||||

俺 ばっかり 私 ばっかり が 積もり に 積もって おれ||わたくし|||つもり||つもって

関係 は 終わり を 迎える かんけい||おわり||むかえる

ちょっと つられ ないで よ !

おいしい です ね

はい

何 だろう これ それ シャケ でした なん|||||

これ も 手 が 込んで いて ||て||こんで|

すいません いつも 手抜き 料理 ばっかり で ||てぬき|りょうり||

手抜き だった んです か ? そういう わけ で も ない んです が てぬき||||||||||

どうしても 効率 重視 に なって しまう ので |こうりつ|じゅうし||||

日々 の 生活 の 中 で 効率 は 大事 です ひび||せいかつ||なか||こうりつ||だいじ|

お 店 の 味 を 求める なら それなり の 時間 と |てん||あじ||もとめる||||じかん| If you want the taste of the shop, you have a certain amount of time

料金 を と いう こと に なり ます りょうきん|||||||

こういう 食事 は たまに だ から いい んだ し |しょくじ|||||||

僕 は みくり さん の 作る 料理 どれも とても 好き です ぼく||み くり|||つくる|りょうり|どれ も||すき|

立派な キンメ だ な りっぱな|||

< 私 意外 と 単純 かも > わたくし|いがい||たんじゅん| <Maybe it's simpler than I expected> 《 今 も ただ の 社員旅行 です し それ 以上 でも それ 以下 で も ない 》 いま||||しゃいん りょこう||||いじょう|||いか|||

< さっき の モヤモヤ が 平匡 さん の ちょっと した 一言 で > ||もやもや||ひら きよう|||||いちげん| <The moyamoya I mentioned earlier is just a little word from Mr. Tadashi Hira> < 嘘 みたいに 消えた > うそ||きえた <Disappeared like a lie> < ありがとう 百合 ちゃん > |ゆり| < この キンメダイ も 隅々 まで 満喫 する から ね !> |||すみずみ||まんきつ||| 百合 ちゃん 頑張って る よ ゆり||がんばって||

沼 ちゃん も そのまま で いい よ だ よ な そうだ よ な ぬま||||||||||そう だ||

だ よ ね ああ

一体 何 が …? 私 帰る いったい|なん||わたくし|かえる

いい じゃない です か もう 少し 明日 も 早い の |じゃ ない||||すこし|あした||はやい|

あッ そうだ あ ッ|そう だ

みくり と 平匡 さん ね 今 新婚旅行 満喫 して る から み くり||ひら きよう|||いま|しんこん りょこう|まんきつ|||

冗談 でしょ ? じょうだん|

もう やけ ちゃう ぐらい ラブラブ な んだ から ||ちゃ う||らぶ らぶ|||

< 思い も し ない こと が 起こる の が 人生 > おもい||||||おこる|||じんせい <Life is where unexpected things happen> < そのとおり です 百合 先生 > その とおり||ゆり|せんせい < 契約 結婚 も 火曜日 の ハグ も 無茶苦茶 で は ある けれど > けいやく|けっこん||かようび||||むちゃくちゃ|||| < こう やって 安全 装置 の 付いた 疑似 体験 を 味わう の は 悪く ない > ||あんぜん|そうち||ついた|ぎじ|たいけん||あじわう|||わるく| < むしろ 理想 的 と まで 思える > |りそう|てき|||おもえる 《 せっかく 来た んだ し お 風呂 一緒に 入り ます か ?》 |きた||||ふろ|いっしょに|はいり||

< 全く みくり さん は ! 僕 が プロ の 独身 だ から いい ような もの の > まったく|み くり|||ぼく||ぷろ||どくしん|||||| < 獣 の ような 男 だったら どう する つもり な んだ > けだもの|||おとこ|||||| < 困った 人 だ > こまった|じん| < みくり さん は > み くり|| < うっかり バッグ を 蹴飛ばして > |ばっぐ||けとばして < 中身 を 飛び出さ せて しまった ばっかりに > なかみ||とびで さ||| < えらい もの を 見た ような > |||みた| < 平匡 さん に そんな 度胸 ある はず も ない し > ひら きよう||||どきょう||||| < 何の 用意 も 必要 ない と 思って はいた けれど > なんの|ようい||ひつよう|||おもって|| <I thought I didn't need to prepare anything> < 何 が 幸いする か は 分から ない > なん||さいわい する|||わから| <I don't know what makes me happy> < 備え あれば 憂い なし の 「 備え 」 が > そなえ||うれい|||そなえ| <If you are prepared, you will not be worried about "preparation"> < 役 に 立つ 時 ?> やく||たつ|じ 少し つかり すぎ ました すこし||| I was a little too busy

もう 平気 です 落ち着き ました |へいき||おちつき|

どうぞ お 風呂 に 行って きて ください ||ふろ||おこなって||

はい

はあ ~ は あ

< いい ん だろう か > < 平匡 さん の 心 の テリトリー に > ひら きよう|||こころ||| < 入ら せて もらえる ん だろう か > はいら||||| < 腕 が しびれた > うで|| < だが 下手に 動いて 勘違い されて は まずい > |へたに|うごいて|かんちがい|さ れて|| < これ は 社員旅行 一歩 間違う と セクハラ > ||しゃいん りょこう|ひと ほ|まちがう||せくはら < 大惨事 だ > だい さんじ| < 世の中 の 男達 は どう やって 1つ 布団 で 女性 と 寝て いる の か > よのなか||おとこ たち|||||ふとん||じょせい||ねて||| < あらかじめ ぐぐって おく べき だった > |ぐ ぐ って||| < いや こんな シチュエーション 普通 は ない の か > |||ふつう|||| < 完璧 だった > かんぺき| < 耳栓 と アイマスク で みくり さん の 気配 を 完全 に 断って > みみ せん||||み くり|||けはい||かんぜん||たって < 眠る こと に 成功 した > ねむる|||せいこう| < やり きった > < プロ の 独身 やり きり ました !> ぷろ||どくしん||| はあ ~ は あ

< 私 は 1人 で 何 を やって いる の か > わたくし||じん||なん||||| < 思い返せば > おもいかえせば < 結婚 し ましょう だの 恋人 に なり ましょう だの > けっこん||||こいびと|||| < ハグ を し ましょう だの ハグ の 前借り だ の > |||||||まえがり|| < どれ も 私 の 一方的な 要求 で > ||わたくし||いっぽうてきな|ようきゅう| < 優しい から 受け止めて くれて る んだろう けど > やさしい||うけとめて|||| < いつも いつも 私 から > ||わたくし| 疲れた … つかれた

朝食 も おいしい です ね ちょうしょく||||

まあまあ です まあまあ ?

そう かな

≪( カヲル ) 森山 !? かおる|もりやま

森山 じゃーん ! 忘れて た もりやま|じゃ - ん|わすれて|

何 やって んだ よ ? いや 何 って … なん|||||なん|

どうも ~! あッ この 人 高校 の 時 の 同級生 で |あ ッ||じん|こうこう||じ||どうきゅう せい|

森山 の 元カレ でーす それ 言う 必要 なくない ? もりやま||もと カレ|で - す||いう|ひつよう|なく ない

こいつ めんどくさい でしょ やかましくて ➡ |めん どくさい||

まあ 悪い やつ じゃない ん す けど ね |わるい||じゃ ない||||

あれ 渋谷 の カフェ 行った 時 店 で 俺 に もう 説教 始めて … |しぶや||かふぇ|おこなった|じ|てん||おれ|||せっきょう|はじめて

余計 な こと 言わ なくて いい から 何で そういう ところ … よけい|||いわ||||なんで||

先 に 戻り ます さき||もどり|

ご ゆっくり どうぞ

彼 怒った ? かれ|いかった

平気 ? お前 男 の 趣味 変わった な ~ へいき|おまえ|おとこ||しゅみ|かわった|

変わった んじゃ ない よ えッ ? かわった||||え ッ

気づいた だけ だ よ きづいた||| I just noticed

おはよう

おはようございます おはよう ございます

ゆうべ は 悪かった ||わるかった

意地悪 し すぎた ごめんなさい いじわる|||

どういう 風 の 吹き回し です か ? |かぜ||ふき まわし|| What kind of wind is it blowing around?

あなた が あんな 顔 する と 思わ なかった の よ |||かお|||おもわ|||

《 もう やけ ちゃう ぐらい ラブ ラブ な んだ から 》 ||ちゃ う||らぶ|らぶ|||

もっと いい加減 な 気持ち で みくり に 近づいて る と 思って た |いいかげん||きもち||み くり||ちかづいて|||おもって|

ダメ ね この 年 に なって も 人 の 気持ち が 分かんない だめ|||とし||||じん||きもち||わか ん ない

自分 でも よく 分から ない んです じぶん|||わから||

ショック を 受けた ように 見えた なら そう な の かもしれません しょっく||うけた||みえた|||||かも しれ ませ ん Maybe if it looks like you're in shock

この 年 に なって も 自分 の 気持ち が 分から ない |とし||||じぶん||きもち||わから|

困った もん ね こまった||

まったく です

僕 は 何 を 求めて る んでしょう ぼく||なん||もとめて||

私 に 聞か ないで よ わたくし||きか||

< あの 時 …> |じ 《 こいつ めんどくさい でしょ やかましくて 》 |めん どくさい||

< 何 か 言って くれる か と 思った > なん||いって||||おもった < もしも 今 手 を つなぎ ましょう って 言ったら > |いま|て|||||いったら 《 今 は 社員旅行 中 です 》 < て 怒ら れて > いま||しゃいん りょこう|なか|||いから| 《 新婚旅行 の ふり を する と いう 仕事 の 最中 で も あり ます 》 しんこん りょこう|||||||しごと||さい なか|||| 《I'm also in the middle of the job of pretending to be a honeymoon》

< て 食い下がったら > 《 それ は グレー ゾーン です ね 》 |くいさがったら|||ぐれー|ぞーん|| < なんて 困った 顔 を して > |こまった|かお|| < 仕方なく 手 を 出して > しかたなく|て||だして < でも 欲しい の は > |ほしい|| < 仕方なく なんか じゃ なくて > しかたなく||| <There is no choice but to do it> < 私 は > わたくし| < 平匡 さん に 何 を 求めて る んだろう > ひら きよう|||なん||もとめて|| < 疲れた けど 楽しかった な > つかれた||たのしかった| 《 森山 の 元カレ でーす こいつ めんどくさい でしょ 》 もりやま||もと カレ|で - す||めん どくさい|

《 やかましくて 》

< 彼 に 腹 も 立た なかった > かれ||はら||たた| < 自分 の 方 が みくり さん を 知って る と 思った から > じぶん||かた||み くり|||しって|||おもった| < 僕 は 知って る > ぼく||しって| < 穏やか な ほほ笑み も > おだやか||ほほえみ| < ぬくもり も > < 優し さ も > やさし|| < もしも 今 手 を 重ねたら > |いま|て||かさねたら < みくり さん は どんな 顔 を する だろう > み くり||||かお||| < この 旅 が 終われば 雇用主 と 従業員 > |たび||おわれば|こよう あるじ||じゅうぎょう いん < 週 に 一度 ハグ を する だけ の 関係 > しゅう||ひと ど||||||かんけい < 今 まで どおり > いま|| < 今 まで どおり で いい > いま|||| < もう やめる > < もう 疲れた > |つかれた < 何も し ない > なにも|| < 何も 求め ない > なにも|もとめ| < この 旅 が 終われば > |たび||おわれば < 平穏 な 日常 に 戻る > へいおん||にちじょう||もどる < あと 一 駅 > |ひと|えき < あと 一 駅 > |ひと|えき < あと … 一 駅 > |ひと|えき <(2人 ) 永遠 に 着か なければ いい のに > じん|えいえん||つか||| ( アナウンス ) ご 乗車 ありがとうございました あなうんす||じょうしゃ|ありがとう ございました

終点 三島 三島 です しゅうてん|みしま|みしま|

東海道 線 新幹線 ご 利用 の お客様 は お 乗り換え と なり ます とうかいどう|せん|しんかんせん||りよう||お きゃく さま|||のりかえ|||

行き ましょう か 車内 に 落とし物 お 忘れ物 を いき|||くるま ない||おとしもの||わすれもの|

なさい ません よう ご 注意 ください |ませ ん|||ちゅうい|

♬~