勇者 ヨシヒコ と 魔 王 の 城 ＃07 ゆうしゃ|||ま|おう||しろ

（ ムラサキ ） ねぇ ねぇ 　 私 また 特技 身 に つけた かも しん ない 。 |||わたくし||とくぎ|み|||||

（ ヨシヒコ ） えっ 　 どんな 特技 だ ？ |||とくぎ|

ちょ 見て て 　 いく よ 。 |みて|||

何 だ 　 この 油断 した 目 は 。 なん|||ゆだん||め|

こんな 状態 なら この 女 　 倒 せる かも しれ ない 。 |じょうたい|||おんな|たお||||

すごい ！　 この 特技 は 使える ぞ 。 ||とくぎ||つかえる|

この 特技 酔っ払い の 目 と 名づけた 。 |とくぎ|よっぱらい||め||なづけた

（ メレブ ） ほほ う 。　 ムラサキ は →

酔っ払い の 目 と いう 特技 を 手 に 入れた か 。 よっぱらい||め|||とくぎ||て||いれた|

（ ダンジョー ） 早速 　 次の 戦い に 使って もらおう じゃ ない か 。 |さっそく|つぎの|たたかい||つかって||||

ムラサキ の 特技 に 浮かれて る ところ 恐れ入り ます 　 失礼 し ます 。 ||とくぎ||うかれて|||おそれいり||しつれい||

１ つ ご 報告 が あり ます 。 ||ほうこく|||

私 も また １ つ → わたくし|||

呪文 を 覚えた ようです 。 じゅもん||おぼえた|よう です

何で すか ？　 メレブ さん 。 なんで|||

どうせ また 　 使え ねえ やつ だろう 。 ||つかえ|||

ムラサキ 　 バカ 。 |ばか

そして 　 平ら 胸 。 |たいら|むね

この 呪文 は 　 強い 敵 と 戦う とき → |じゅもん||つよい|てき||たたかう|

かなり 有効な 呪文 だ よ 。 |ゆうこうな|じゅもん||

どんな 呪文 だ ？　 早く 言え 。 |じゅもん||はやく|いえ

味方 の 守備 力 を 一気に 上げる 呪文 だ よ 。 みかた||しゅび|ちから||いっきに|あげる|じゅもん||

そんな 呪文 が ある の か ？　 すごい 。 |じゅもん|||||

俺 は 　 この 呪文 を 　 人知れず …。 おれ|||じゅもん||ひとしれず

ポリコズン ！ Polikozun

そう 名づけた よ 。 |なづけた|

ポリコズン …。

この 呪文 は ブドウ に 多く 含ま れる ポリフェノール と → |じゅもん||ぶどう||おおく|ふくま|||

トマト に 多く 含ま れる リコピン を → とまと||おおく|ふくま|||

味方 の 体 内 に 注入 する こと が できる 呪文 だ よ 。 みかた||からだ|うち||ちゅうにゅう|||||じゅもん||

すごい ！

どれ ぐらい の 量 だ ？ |||りょう|

ブドウ ４ 房 ぶん の ポリフェノール と → ぶどう|ふさ||||

トマト …。 とまと

３ 個 半 ぶん ぐらい の リコピン ？ 注入 する よ 。 こ|はん|||||ちゅうにゅう||

すげ え 少ない よ ね ？　 それ 。 ||すくない|||

一 度 の 量 は 少なくて も 長く 続ける こと に よって → ひと|たび||りょう||すくなくて||ながく|つづける|||

血液 は サラサラ に なり → けつえき||さらさら||

脳卒中 　 動脈 硬化 　 心筋 梗塞 など → のうそっちゅう|どうみゃく|こうか|しんきん|こうそく|

そんな 病気 から 身 を 守る こと が できる よ 。 |びょうき||み||まもる||||

敵 から 身 を 守り たい ん す けど ！ 病気 じゃ なくて 。 てき||み||まもり|||||びょうき||

なんて すごい 呪文 な んだ 。 今 すぐ 私 に かけて ください 。 ||じゅもん|||いま||わたくし|||

そう 　 はしゃぎ なさ んな ヨシヒコ さん よ 。 ||な さ||||

ポリコズン ！

ああ あ ～！

血液 が サラサラ に なって → けつえき||さらさら||

体 の 動き まで サラサラ に なって きた 。 からだ||うごき||さらさら|||

その サラサラ な 動き は 　 ちょっと 意味 わかん ない けれども ？ |さらさら||うごき|||いみ|||

うわ あ …。

守備 力 が 上がって きた 気 が し ます 。 しゅび|ちから||あがって||き|||

メレブ さん 　 その 杖 で 私 を 殴って みて ください 。 |||つえ||わたくし||なぐって||

いい よ 。

おお 　 守備 力 が 上がって きて いる 。 |しゅび|ちから||あがって||

痛い っ ！ 今 　 痛い っ つった じゃ ん 。 いたい||いま|いたい||||

痛い じゃ ん 　 痛 そうじゃ ん 　 ねぇ 。 いたい|||つう|そう じゃ||

ちょっと 俺 も 心配な 歳 に なって きた もん で な 。 |おれ||しんぱいな|さい||||||

かけて もらって いい ？

な に 普通に 健康に なろう と して んだ よ 。 ||ふつうに|けんこうに|||||

うむ 。

ポリコズン ！

２ 週間 は 続けよう 。 しゅうかん||つづけよう

そう したら 何となく 体 の 中 から 変わって くっ から 。 ||なんとなく|からだ||なか||かわって||

２ 週間 かけて 何となく な の ？ しゅうかん||なんとなく||

ポリフェノール ！

リコピン ！

うわ ぁ ～！！

魔 王 倒す アイテム って 　 次 　 何 な んだ よ 。 ま|おう|たおす|あいてむ||つぎ|なん|||

それ わかん ない で 歩いて たって ただ の 散歩 だ ぜ 。 ||||あるいて||||さんぽ||

仏 ちゃ ま ～！ 早く 出て きて くれ ない と → ふつ|||はやく|でて||||

ムラサキ 　 泣いちゃ い ます よ ～。 |ないちゃ|||

いや 　 その 程度 かわいく した から って → ||ていど||||

出て くる ほど 　 仏 安く ないだ ろ 。 でて|||ふつ|やすく||

（ 仏 ） 出て き ます ぅ ～！ 安かった 　 仏 ！ ふつ|でて||||やすかった|ふつ

メレブ さん 　 メガネ 　 メガ ネ 。 ||めがね|めが|

安く 出て きて 　 ジャジャジャジャーン ！ はい 　 こんにちは 　 仏 です 。 やすく|でて|||||ふつ|

精一杯 かわいい 感じ で やって 。 せいいっぱい||かんじ||

こんばん に ゃ 　 仏だ に ゃ 。 に ゃん に ゃん 。 |||ぶつだ||||||

なんで 　 お前 の リクエスト に 応え なきゃ いけ ねえ んだ よ 　 バカ 野郎 　 お前 。 |おまえ||りくえすと||こたえ||||||ばか|やろう|おまえ

仏 様 　 私 は 魔 王 を 倒す ため に → ふつ|さま|わたくし||ま|おう||たおす||

次に 何 を 手 に 入れれば いい のでしょう か ？ つぎに|なん||て||いれれば|||

よくぞ 言った ぞ 　 ヨシヒコ よ 。 |いった|||

天女 の 羽衣 　 無敵の 靴 鬼 神 の …　 羽衣 に 続く …。 てんにょ||はごろも|むてきの|くつ|おに|かみ||はごろも||つづく

鬼 神 の …　 鬼 神 　 羽衣 着 ねえ よ 。 ゴッチャ に なっちゃ って んじゃ ねえ か 。 おに|かみ||おに|かみ|はごろも|ちゃく||||||||| |||||||||a mess||||||

魔 王 を 倒す ため の 　 次 なる 装備 。 ま|おう||たおす|||つぎ||そうび

なんで アカデミー 賞 　 気分 な んだ よ 。 （ ムラサキ ） 中身 　 誰 が 書いて んだ よ 。 |あかでみー|しょう|きぶん|||||なかみ|だれ||かいて||

ドラゴン の 盾 。 （ 歓声 ） ||たて|かんせい

それ は 　 どこ に ？ あの …　 あれ だ よ ！

あの …　 あの …　 なんか 　 パゴラ の 村 だ 。 |||||むら| |||pagoda|||

な っ 　 あの …　 東 に ある パゴラ の 村 って いう とこ に さ 　 行けよ 。 |||ひがし|||||むら||||||いけよ

ただ な 簡単に 手 に 入る と 思う な よ 。 ||かんたんに|て||はいる||おもう||

なぜなら な 　 パゴラ の 村 に …。 （ 玄関 チャイム ） ||||むら||げんかん|ちゃいむ

は いはい 　 ちょっと お 待ち ください 。 出 ん の かい ！ ||||まち||だ|||

ほ ほう 　 ずいぶん この 村 は 賑わって いる な 。 ||||むら||にぎわって||

商売 が うまく いって る 証拠 だろう 。 しょうばい|||||しょうこ|

ちょっと 聞いて み ましょう 。 |きいて||

すみません 　 ドラゴン の 盾 は どこ に あり ます か ？ |||たて||||||

ここ は 　 パゴラ の 村 。 商業 の 栄える 町 だ よ 。 ||||むら|しょうぎょう||さかえる|まち||

すみません 　 ドラゴン の 盾 は どこ に あり ます か ？ |||たて||||||

早く 俺 も 金儲け して → はやく|おれ||かねもうけ|

ラドマン さん の ように 金持ち に なる んだ 。 |||よう に|かねもち||| Radman|||||||

コイツ ら 　 何 　 すっとんきょうな 答え ばかり 言って る んだ ？ ||なん||こたえ||いって|| |||strange|||||

ま 　 村 に 入ったら 　 こんな 感じよ 。 |むら||はいったら||かんじよ

ねぇ 　 歌 　 歌って る けど 。 |うた|うたって||

（ ダンジョー ） 吟遊 詩人 か 。 |ぎんゆう|しじん|

♪♪「 金 に 目 の ない 金持ち は 」 きむ||め|||かねもち|

♪♪「 世界 の 珍品 　 集めて は 家 に 並べて 　 ご 満悦 」 せかい||ちんぴん|あつめて||いえ||ならべて||まんえつ

♪♪「 刀 に 鎧 に 盾 に 矛 」 かたな||よろい||たて||ほこ

♪♪「 ああ 　 使い も し ない のに ああ 　 使い も し ない のに 」 |つかい||||||つかい||||

すごく わかり やすく ヒント を くれる 歌詞 だった ね 。 |||ひんと|||かし||

えっ 　 ヒント ？ |ひんと

いやいや 　 ありか を 教えて くれて た じゃ ん 。 |||おしえて||||

すみません すばらしい 曲 だった ので → ||きょく||

ついつい 聴き入って しまい ました 。 |ききいって|| |listening||

すばらしい 曲って … 声 が いい よ ね 。 |まがって|こえ||||

まあ 　 そう じゃ なくて 今 の 曲 に よれば → ||||いま||きょく||

ドラゴン の 盾 は 金持ち の ラドマン が 持って る ようだ ね 。 ||たて||かねもち||||もって|||

は いはい お 話 は わかり ました が → |||はなし||||

旦那 様 が 納得 さ れる と は 思え ませ ん 。 だんな|さま||なっとく|||||おもえ||

魔 王 を 倒す ため な んです 。 そこ を なんとか 。 ま|おう||たおす|||ん です|||

（ ラドマン ） また 　 やられた ん かい な 。 そこそこ 強い 言 うてた や ない かい 。 |||||||つよい|げん||||

ヤツ なら やって くれる と 思った んです が 。 やつ|||||おもった|ん です|

ラドマン さん です か ？

そや けど 　 何 や 　 キミ ら ？ ||なん||きみ|

はい 　 魔 王 を 倒す ため に → |ま|おう||たおす||

旦那 様 の コレクション の ドラゴン の 盾 が ほしい と 。 だんな|さま||これくしょん||||たて|||

お 願い し ます 。 あか ん 　 あか ん ！ |ねがい||||||

あれ は な 　 遠く の 王 の 墓 から 出た 出土 品 で な → |||とおく||おう||はか||でた|しゅつど|しな||

それ は もう …　 うん 　 待てよ 。 ||||まてよ

ちょっと 上がり 　 見せ たる わ ！ |あがり|みせ||

神々しい 盾 だ ね 。 くれる んだ な ？　 ありがとう 。 こうごうしい|たて||||||

やる と は 言う てへん やろ 。 なんで 見せた んだ よ 。　 自慢 ？ |||いう||||みせた|||じまん

ハッ …　 自慢 ちゃ う が な ！　 ハハハハハ ！ （ ダンジョー ） 自慢 だ な 。 |じまん|||||||じまん||

お 金持ち って 　 イヤ ねぇ 。 ほん ま や な 。 |かねもち||いや|||||

これ 　 ください 。 駄菓子 屋 じゃ ない ぞ 。 ||だがし|や|||

やって も ええ が 　 条件 が ある 。 ||||じょうけん||

西 の 山 に 　 わし が 　 オーナー やって る 五 重 の 塔 が あん ねん 。 にし||やま||||おーなー|||いつ|おも||とう|||

なん や 　 神 が 住まう 塔 や いう から 買い取った ん やけど → ||かみ||すまう|とう||||かいとった||

遊ば し とく の も 　 なん や から 賃貸 で 貸した ん や 。 あそば||||||||ちんたい||かした||

ところが 　 そこ に 住 ん ど る ヤツ ら が → |||じゅう||||やつ||

まあ 　 長い こと 家賃 を 払え へん ね や ん か 。 |ながい||やちん||はらえ|||||

ソイツ ら から 　 滞納 し とる 家賃 根こそぎ 取り立てて くれ へんか な 。 |||たいのう|||やちん|ねこそぎ|とりたてて|||

そんな もの は 　 お 安い ご用 だ 。 ||||やすい|ごよう|

（ ラドマン ） ただ 　１ 階 から ５ 階 まで 住 ん ど る ヤツ ら は → ||かい||かい||じゅう||||やつ||

皆殺し の 　５ 悪党 と 呼ば れ とる 　 つわもの や 。 みなごろし||あくとう||よば||||

今 まで 　 何 人 も 取り立て に 行か せた が → いま||なん|じん||とりたて||いか||

生きて 帰って きた ヤツ は 誰 も おら ん 。 いきて|かえって||やつ||だれ|||

うわ ～ っ …　 それ 　 や だ なぁ …。 ハハハハ 　 化け物 で も ある まい し → |||||||ばけもの|||||

この ダンジョー が さっさと 取り立てて くれる わ 。 ||||とりたてて||

ハハッ …　 みんな 　 行く 前 は そう 言う ん やけど な 。 ||いく|ぜん|||いう|||

行って き ます 。 ほう 　 さすが 勇者 や 。 おこなって|||||ゆうしゃ|

いやいや 　 ちょっと 待って よ 。 もう 　 ここ に ある の → ||まって||||||

わかった んだ から さ 　 あと で 盗み に 入る って いう 手 も あんだ よ 。 ||||||ぬすみ||はいる|||て|||

それ 　 わし の 目の前 で 言う こと 　 違う や ん 。 |||めのまえ||いう||ちがう||

今 　 奪って 　 ダッシュ って いう の も ある 。 いま|うばって|だっしゅ|||||

そう か …。

お前 　 何 して ん ？ おまえ|なん||

（ ダンジョー ） なるほど 。 なかなか 立派な 塔 だ 。 |||りっぱな|とう|

これ さ 　１ 階 　 上がる ごと に → ||かい|あがる||

相手 が 強く なる イメージ ？ あり ます けど 　 大丈夫 かね ？ あいて||つよく||いめーじ||||だいじょうぶ|

臆する こと は 　 あり ませ ん 。 ドラゴン の 盾 が 手 に 入る ならば 。 おくする||||||||たて||て||はいる|

さすが は 　 俺 が 見込んだ 勇者 だ 。 ||おれ||みこんだ|ゆうしゃ|

行き ましょう 。 いき|

あっ …　 また 腰 　 抜けた 。 歩けて ない 　 歩けて ない 。 ||こし|ぬけた|あるけて||あるけて|

ああ 　 出た 　 出た 　 出た 。 産まれ たて の 小鹿 状態 。 |でた|でた|でた|うま れ|||こしか|じょうたい

臆病な の も 　 また 勇者 なり 。 おくびょうな||||ゆうしゃ|

いや 　 さすが に これ は 　 や ば いっしょ …。

ジャイタン … さん 　 みたい よ 。 giant|||

（ ジャイタン ） やい ！　 テメエ ら ！ 何 し に 来た んだ よ ！ ||||なん|||きた||

ラドマン さん に 命じ られ → |||めいじ|

ここ の 家賃 を いただき に あがり ました 。 ||やちん|||||

また かよ …　 ここ は 　 もう 俺 の もん な んだ よ ！ |||||おれ|||||

お前 の もん じゃ ない ！ おう ？ おまえ|||||

ここ は 　 賃貸 物件 だ 。 ||ちんたい|ぶっけん|

どれ だけ 　 長く 住んで も お前 の もの に は なら ん 。 ||ながく|すんで||おまえ||||||

なんだ ？　 この 感覚 は 。 懐かしい 感覚 と ともに → ||かんかく||なつかしい|かんかく||

ここ は 　 コイツ の もの で も いい んじゃ ない か ？

ああ 　 そう じゃ ない か 。 そんなふうな 気 が して い ます 。 ||||||き||||

あっ ！　 何 を する んだ ！ 剣 を 返せ ！ |なん||||けん||かえせ

うる せ ぇ ！ お前 の もの は 　 俺 の もの 。 |||おまえ||||おれ||

俺 の もの は 　 俺 の もん だ ～ い ！ おれ||||おれ||||

ああ 　 そうです 。 その 剣 は 　 ジャイタン の もの です 。 |そう です||けん|||||

何 言って ん の ？　 ヨシヒコ ？ あれ は 　 アンタ の 剣 でしょ 。 なん|いって||||||||けん|

や ～ い ！ ああ …。

や ～ い ！ あっ 　 ダメだ ！　 なぜ か 渡して しまう 。 |||だめだ|||わたして|

ちょっと 　 どうした の ？　 みんな 。

い 　 いかん ！　 剣 を 返して くれ ！ いざ ない の 剣 を 返せ ！ ||けん||かえして|||||けん||かえせ

うる せ ぇ ！　 ヨシヒコ の くせ に ！

あぁ …　 誰 か に 泣きつき たい 。 |だれ|||なきつき| ||||to cry to|

何 か 　 青くて 丸い 感じ の もの に 泣きつき たい 。 なん||あおくて|まるい|かんじ||||なきつき|

ちょっと 　 みんな 　 しっかり して ！ ママ ！　 メロン ！　 ママ 　 メロン ！ ||||まま|めろん|まま|めろん

あや とり が し たい ！ 早く 　 あや とり を せ ねば ！ |||||はやく|||||

さては 　 アンタ 　 呪術 師 ね ！ ||じゅじゅつ|し|

まんまと 　 術 に はめた な ！ |じゅつ|||

よ ～ し ！　 今 から 俺 様 の リサイタル を 開いて やる ！ ||いま||おれ|さま||りさいたる||あいて|

リサイタル ？ りさいたる

♪♪「 ぼ げ ～」

ダメだ ！　 なんだ 　 この 音 は ！ 耐え られ ない ！ だめだ|||おと||たえ||

かつて 　 聞いた こと も ない 不快な 響き だ 。　 これ は ！ |きいた||||ふかいな|ひびき|||

ジャイタン 　 やめて って ば ！

ダメだ …　 このまま だ と 気絶 して しまう …。 だめだ||||きぜつ||

なんとか し ない と …。 ♪♪「 ぼ げ ～」

≪ コラッ ！　 ツヨシ ！ あっ ！ |Tsuyoshi|

いつまで 　 こんな ところ で 歌って ん だい ！　 えっ ！ ||||うたって|||

さっさと 店番 し な ！ |みせばん||

かあちゃん ！ でも 　 コイツ ら が さ ！

なん なんだい ？　 アンタ ら は …。

すみません 　 ジャイタン さん が ここ の 家賃 を 滞納 さ れて いて …。 ||||||やちん||たいのう|||

ええ ！　 そんな こと して た の かい お前 は ！ |||||||おまえ|

かあちゃん 　 許して くれよ ！ この バカ 息子 ！ |ゆるして|||ばか|むすこ

かあちゃん 　 払う から ！ 当たり前だ ろ ！ イテッ ！ |はらう||あたりまえだ||

第 一 の 階 　 突破 です ね 。 だい|ひと||かい|とっぱ||

ま ぁ 　 ラッキーパンチ だ けど な 。

（ キサラ ） あれ ？　 ここ まで 来 れちゃ った んだ 。 ||||らい|||

ジャイタン 　 負けた んだ 。　 アイツ 弱 ぇ 。 ぶっちゃ け 。 |まけた|||じゃく|||

キサラ さん 　 滞納 さ れて る 家賃 を 払って くれ ませ ん か ？ ||たいのう||||やちん||はらって||||

あの さ …　 用件 言う の 　 早く ね ？ テンパリ 過ぎ 。 ||ようけん|いう||はやく|||すぎ |||||||panic|

私 たち に は 時間 が ない んだ 。 早く 　 魔 王 を 倒さ ねば 。 わたくし||||じかん||||はやく|ま|おう||たおさ|

あ ～　 そういう 暑苦しい 話 俺 　 苦手な んだ よ ね 。　 ごめん ね 。 ||あつくるしい|はなし|おれ|にがてな|||||

あと 　 それ から 　 そこ の 女子 さ → |||||じょし|

こんな 　 むさ苦しい ヤツ ら とい ねえ で 俺 の ビストロ の ディナー パーティー → |むさくるしい|やつ|||||おれ||||でぃなー|ぱーてぃー

来れば いい じゃ ん 。 あと は 　 好きに やっちゃ って ～。 くれば||||||すきに||

黙れ ！　 ムラサキ は 女 だ が 　 私 たち と 魔 王 を 倒さん と する 立派な 戦士 だ 。 だまれ|||おんな|||わたくし|||ま|おう||とうさん|||りっぱな|せんし|

お前 の ような 男 に 惹 かれる ような 女 で は …。 おまえ|||おとこ||じゃく|||おんな||

なんだ と ！ （ ダンジョー ） いかん ！

今度 は 　 ムラサキ が 呪術 に かかった 。 こんど||||じゅじゅつ||

ちょっと 　 こっち 来い よ 。 キサラ 様 ～！ ||こい|||さま

お前 　 なんだ よ 　 この 服 …。 おまえ||||ふく

すげ ぇ いい じゃ ん 。

とろ ～ ん ！

いかん ！ ムラサキ が とろけて しまった 。

やっちゃ おうか な 。

弓矢 か ！ こんな 狭い 空間 で ！？ ゆみや|||せまい|くうかん|

弓矢 構えた キサラ 様 　 とろけ ます ～。 ゆみや|かまえた||さま||

はい 　１ 人 目 ～。 危ない 　 ヨシヒコ ！ |じん|め|あぶない|

よくぞ 　 よけた 　 ヨシヒコ ！ すぐ 　 次 が 来 ます 。　 気 を つけて ！ ||||つぎ||らい||き||

次 　 よ けら ん ねえ ぞ ！　 来る ぞ ！ つぎ||||||くる|

（ メレブ ） 来る ぞ ！ |くる|

もしや の や …　 これ １ 本 しか ない 感じ かな 　 矢 ？ ||||ほん|||かんじ||や

たしかに 。　 どこ に も ない 様子 。 |||||ようす

待てよ 。 まてよ

待てよ ！ まてよ

待って あげ ましょう 。 まって||

なぜ ？　 なぜ 　 待つ ？　 えっ ！？ ||まつ|

これ 　 取る ぜ 。　 取る ぜ 　 矢 。 ほら ！　 ほら ！ |とる||とる||や||

これ 　 矢 を …。 |や|

はい 　 取り ます 。　 抜き ました 。 |とり||ぬき|

戻る ぜ 。　 あの 立ち 位置 　 戻る ぜ 。 もどる|||たち|いち|もどる|

そ したら 　 おい 　 おい ！ あれ 　 来る ぜ 。　 来る ぜ 　 これ 。 |||||くる||くる||

はい 　 構え ました 。 |かまえ|

そういう こと か 。 バカ ！　 ヨシヒコ の バカ ！！ |||ばか|||ばか

３ 回 　 言い ます 。　 バカ 　 バカ 　 バカ ！ その お 姿 　 かっこよし ！ かい|いい||ばか|ばか|ばか|||すがた| |||||||||cool

はい 　１ 人 目 。 |じん|め

よけろ ！

う ぉ ～！ ちょ …　 待て 　 待て 　 待てよ ！ |||まて|まて|まてよ

早い よ 。　 待て 　 待て 　 待てよ 。 はやい||まて|まて|まてよ

待ち ましょう 。 まち|

嘘 だ ろ ！？　 また 　 待つ ？　 嘘 だ ろ ！？ うそ||||まつ|うそ||

行く よ 　 これ 。　 また 　 行く よ 。　 ねぇ 。 待つ ？　 なんで 　 待つ ？ いく||||いく|||まつ||まつ

ほら 　 取る よ ！　 ねぇ 。 |とる||

お …　 届か ない 。　 やった じゃ ん ！ |とどか||||

手伝い ましょう 。 えっ ！？　 手伝う の ？　 ねぇ 。 てつだい|||てつだう||

何 を ？　 ちょっと ！　 いい よ 。 なん||||

ダンジョー さん 　 お 願い し ます 。 お 願い しちゃ った よ 。 |||ねがい||||ねがい|||

嘘 でしょ ？ いい よ 　 引き受け なくて 。　 ねぇ ！ うそ||||ひきうけ||

届く よね ？　 届いた 　 ほら ！ とどく||とどいた|

なんで 　 取 … なんで 　 取って あげる の ！？ |と||とって||

なんで 　 取って … ほら 　 戻る ぜ 。　 戻る よ 。 |とって||もどる||もどる|

戻って 　 あの 立ち 位置 に 戻ったら → もどって||たち|いち||もどったら

また 　 ほら 　 三 たび 　 来る ！ 構え ます 。 ||みっ||くる|かまえ|

卑怯 な ！ バカ ！　 お前 が 　 バカな だけ ！！ ひきょう||ばか|おまえ||ばかな|

はい 　１ 人 目 。 |じん|め

あれ ？　 これ 　 マジ 　 超 や ばい じゃ ん 。 |||ちょう||||

もう 　 待ち ませ ん よ 。 |まち|||

（ キサラ ） ちょ …　 ちょっと 待てよ ！ |||まてよ

なんだ ！？　 お前 は ！　 もう …。 |おまえ||

ムラサキ 　 大丈夫 か ？ ごめん 。 |だいじょうぶ||

なんか 　 催眠 術 に かけ られて た みたい 。 |さいみん|じゅつ|||||

さ ぁ 　 行き ましょう 。 ||いき|

上 に 行けば 行く ほど 強く なる 説 疑わしく なって きた な 。 うえ||いけば|いく||つよく||せつ|うたがわしく|||

ほら ！　 弱 そうじゃ ん 。 上 に 行けば 行く ほど 弱 そうじゃ ん 。 |じゃく|そう じゃ||うえ||いけば|いく||じゃく|そう じゃ|

名前 も 　 スズキ だ し ね 。 それ 　 関係ない ！ なまえ||すずき|||||かんけいない

謝れ ！　 全国 の スズキ さん に 。 めちゃくちゃ 　 いる けど 。 あやまれ|ぜんこく||すずき|||||

いて ぇ ！

（ スズキ ） あ …　 どうも 。 な んでしょう ？ すずき||||

この 方 なら 話し合い に 応じて くれ そうです ね 。 |かた||はなしあい||おうじて||そう です|

すみません 　 滞納 さ れて いる 家賃 を いただき に き ました 。 |たいのう||||やちん|||||

えっ ！？　 僕 　 払って ませ ん でした ？ |ぼく|はらって|||

うわ っ ！　 うっかり して た 。

あぁ 　 うっかり です か 。 それ は 　 よかった 。

すみません 。 払い ます 　 払い ます から 。 |はらい||はらい||

すみません 　 なんか 　 わざわざ 取り に きて いただいて …。 |||とり|||

なんだ … めちゃくちゃ 　 いい 人 じゃ ん 。 |||じん||

あの …　 よかったら お 茶 でも 飲んで って ください ね 。 |||ちゃ||のんで|||

これ から 　 上 の 方 に も もらい に いく んです よ 。 ||うえ||かた||||||ん です|

あれ ！？　 魔法使い の 方 です か ？ |まほうつかい||かた||

あれ …　 わかっちゃ い ました ？

あの 　 僕 も ね １ つ だけ 使える んです よ 　 呪文 。 |ぼく|||||つかえる|ん です||じゅもん

へえ 　１ つ だけ ？ おお 　 やる な 　 フフフフ 。

なんで 　 上 から 目線 な んだ よ 。 |うえ||めせん|||

数 だけ あった って お前 の 　 ひと つ も 使え ねえ だ ろ 。 すう||||おまえ|||||つかえ|||

すごい で すね 　 スズキ さん 。 |||すずき|

私 に も スズキ さん の 呪文 かけて ください 。 わたくし|||すずき|||じゅもん||

えっ ！？　 いい んです か ？ ||ん です|

いや 　 久しぶりだ から かかる かな ？ |ひさしぶりだ|||

やって みなさ いよ ふわ っと ね 　 ウィー 。 |みな さ|||||

じゃあ 　 これ で 。

ザラキ ！？ Zaraki

何 か 用 です か ？ なん||よう||

あの …。 セーブ ？ |せーぶ

いえ 。 生き返ら せる ？ |いきかえら|

できる んです か ？ |ん です|

だ と ね 　 ダンジョー さん は ９０ ゴールド →

ムラサキ さん は ５０ ゴールド →

メレブ は ５ ゴールド 必要に なっちゃ う けど 。 |||ひつよう に|||

そんなに お 金 持って ませ ん 。 ||きむ|もって||

じゃあ 　 稼いで くる しか ない よ ね 。 |かせいで|||||

稼ぐ ？ かせぐ

お 金 の いい ヤツ 倒して くる しか ない よ ね 。 |きむ|||やつ|たおして|||||

はい 。

さすが に ３ つ は 重い 。 ||||おもい

あなた 　 お 金 に なり ます か ？ ||きむ||||

１２０ ゴールド です か ね 。

あ …　 じゃあ 　 倒し ます 。 ||たおし|

すみません これ 運ぶ の が 大変 すぎて → ||はこぶ|||たいへん|

１４２ ゴールド しか 貯 め られ ませ ん でした 。 ||ちょ|||||

ああ 　３ ゴールド 足りない か 。 ||たりない|

だ と した ならば 　 誰 か ２ 人 を 完全に 生き返ら せて → ||||だれ||じん||かんぜんに|いきかえら|

１ 人 は …。 じん|

中途半端に 生き返ら せる しか ない か な 。 ちゅうとはんぱに|いきかえら|||||

中途半端に 生き返ら す こと が → ちゅうとはんぱに|いきかえら|||

できる んです か ？ できる よ 。 |ん です|||

すみません 　 なんか 変な 呪文 かけちゃ い まして 。 ||へんな|じゅもん|||

ああ いえ 　 こちら が かけて くれ と 言った もの です から 。 |||||||いった|||

あの 私 　 あの 今 から 釣り に 行き ます んで 。 |わたくし||いま||つり||いき||

すみません 。 逆に すみません 　 なんか 。 |ぎゃくに||

いや 　 僕 も その １ つ が あの 呪文 なんで ね 。 |ぼく||||||じゅもん||

あ 　 いやいや でも 　 すごい うん 。

僕 も 　 あんなに かかる と は 思わ なかった 。 ぼく||||||おもわ|

ヨシヒコ 　 お前 　 完全に 選択 ミス だ ろ 。 |おまえ|かんぜんに|せんたく|みす||

どう 考えた って → |かんがえた| |thought|

中途半端に 生き返ら す なら コイツ だ ろ ？ ちゅうとはんぱに|いきかえら|||||

もともと 中途半端な ヤツ な んだ から さ 。 |ちゅうとはんぱな|やつ||||

おい 　 なんだ 　 その 言い 方 は ま 　 強く は 否定 し ない けども 。 |||いい|かた|||つよく||ひてい|||

なんで 　 お っ さん を さあ 。

もう イヤ ！　 アタイ 　 もう 戦い たく ない だって 怖い んだ もん ！ |いや|||たたかい||||こわい||

ダンジョー さん なら 半端で も 強い と 思った んです が 。 |||はんぱで||つよい||おもった|ん です|

上 へ 行く んでしょ あんた たち だけ で 行って 。 うえ||いく||||||おこなって

アタイ 　 ここ で お 留守番 して る から 。 ||||るすばん|||

あら 　 たくましい 腕 　 フフフ 。 ||うで|

（ タダタ ） なんと 　 この 天空 の 鎧 が たった の ３００ ゴールド ！ |||てんくう||よろい|||| just|||||||||

３００ ゴールド です よ 皆さん しか も 　 こちら → |||みなさん|||

お 買い上げ 下さった 皆様 に は もれなく → |かいあげ|くださった|みなさま|||

シルク の ビスチェ 更に やすらぎ の ローブ も → |||さらに|||| ||bustier|||||

つけちゃ い ます から ね ！ かわいい 。

しかも 　 それ だけ で は ございませ ん 更に 更に ！ |||||||さらに|さらに

キメラ の 翼 　 世界 樹 の 葉 更に 更に ！ ||つばさ|せかい|き||は|さらに|さらに

２５ 型 の アナログ テレビ も つけ させて いただき ます ！ かた||あなろぐ|てれび|||さ せて||

おいおい おい 　 つけ すぎ だ ろ 。 それ 　 いるか ？

ダメだ 　 買い ます ！ （ ダンジョー ） ダメ よ 　 ヨシヒコ 。 だめだ|かい|||だめ||

これ 全部 　 送料 は ジャポネット が 負担 し ます ！ |ぜんぶ|そうりょう||||ふたん|| ||||Japonet||||

えっ 　 送料 まで ？ そんな 迷って る あなた に は → |そうりょう|||まよって||||

こちら の ２５ 型 の アナログ テレビ を もう 一 台 セット に して → ||かた||あなろぐ|てれび|||ひと|だい|せっと||

お 値段 据え置き です よ ！ ２ つ も テレビ を ！ |ねだん|すえおき|||||てれび|

ガマン よ 　 ヨシヒコ 。　 お 願い ！ でも 　 どっち も アナログ だ よ 。 がまん||||ねがい||||あなろぐ||

それ でも ダメ なら この 家賃 も つけちゃ い ます ！ ||だめ|||やちん||||

今 よ ！ で や ！ いま|||

手ごわかった ぞ 　 タダタ 。 てごわかった||

私 まで は 破れて も 最上 階 の 敵 に は 絶対 に 勝て ませ ん から ね ！ わたくし|||やぶれて||さいじょう|かい||てき|||ぜったい||かて||||

４０ 年 も ここ に 住まう 男 。 とし||||すまう|おとこ

あの ツキノワグマ を １０ 頭 も まとめて 倒した 伝説 の 格闘 家 です から ね ！ |つきのわぐま||あたま|||たおした|でんせつ||かくとう|いえ|||

やはり 　 このまま で は 終わら ぬ か 。 ||||おわら||

相当 強そうだ な 　 上 の ヤツ は 。 そうとう|きょうそうだ||うえ||やつ|

今度 こそ 命懸け に なり そうだ 。 こんど||いのちがけ|||そう だ

なん だったら 私 １ 人 で 行き ます よ 。 ||わたくし|じん||いき||

えっ ？ 行く わ 　 アタシ 。 |いく||

ヨシヒコ ちゃん を １ 人 に する わけに は …。 |||じん||||

いかんだろう ！

あ 　 すげ え 自力 で 中途半端 克服 した よ 。 |||じりき||ちゅうとはんぱ|こくふく||

何 だ 　 中途半端 って 。 なん||ちゅうとはんぱ|

あの …。

誰 ？ だれ

あの 滞納 して いる 家賃 を もらい に 来た んです が 。 |たいのう|||やちん||||きた|ん です|

僕 から 金 巻き上げる なんて いい 度胸 だ ね 。 ぼく||きむ|まきあげる|||どきょう||

相手 に なって あげる よ 。 あいて||||

う っ 　 う っ …。

相手 に なって あげる よ 。 えっ ？ あいて|||||

相手 に なって あげる 。 あいて|||

相手 に …。 あいて|

う っ …。

ヘイ ！

だ 　 大丈夫です か ？ |だいじょうぶ です|

その 油断 した キミ に 必殺 の 熊 殺し パンチ ！ |ゆだん||きみ||ひっさつ||くま|ころし|ぱんち

パン 　 パンチ ！ ぱん|ぱんち

ハァー 。

あ 　 あの 　 あまり ご 無理 を なさら ず 　 寝て ください 。 ||||むり||||ねて|

あ ～　 確かに ４０ 年 以上 住んで る って 言って た な 。 |たしかに|とし|いじょう|すんで|||いって||

普通に 考えて じ じい だ よ な 。 ふつうに|かんがえて|||||

しかし 　 ツキノワグマ １０ 頭 倒した と 。 |つきのわぐま|あたま|たおした|

３０ 年 くらい 前 の 話 だ から な ！ とし||ぜん||はなし|||

今 は どう 見て も 老 いぼ れ だ な 。 いま|||みて||ろう||||

そんな 女 に 　 熊 殺し キック ！ |おんな||くま|ころし|きっく

行って あげ な よ 。 キック ！ おこなって||||きっく

あぁ ～！

やめ なさい 　 ムラサキ ！

どう です か 　 お じいさん 。

私 の 仲間 に なって 旅 を し ませ ん か ？ わたくし||なかま|||たび|||||

ヨシヒコ よ 　 誰 彼 誘う な 。 ||だれ|かれ|さそう|

やっと 僕 より も 強い 人 が 現れた みたいだ ね 。 |ぼく|||つよい|じん||あらわれた||

僕 より 強い 人間 が 現れたら 払う つもりだった の 。 ぼく||つよい|にんげん||あらわれたら|はらう||

ありがとう ございます 。

ついては 　 仲間 に なって 旅 を …。 無理 ！ |なかま|||たび||むり

これ で ４ つ の 装備 が 揃った と いう わけだ な 。 ||||そうび||そろった||||

もう 勝て んじゃ ねえ ？ |かて||

ただ 普通に 考えれば 鎧 と か 新しい 剣 と か ある よ な 。 |ふつうに|かんがえれば|よろい|||あたらしい|けん|||||

そう でしょう ね 。

とりあえず これ は 馬車 に 入れて おき ましょう 。 |||ばしゃ||いれて||

いつの間に 　 そんな システム が …。 いつのまに||しすてむ|

さ ぁ 　 次 は 何 を 手 に 入れれば いい のです か ？　 仏 様 。 ||つぎ||なん||て||いれれば||の です||ふつ|さま

仏 　 どこ に 進めば いい のだ ？ ふつ|||すすめば||

ちょっと さ 　 もう ホント さ お前 ら 勘違い して んだ けど → |||ほんと||おまえ||かんちがい|||

俺 が 出る の は 　 ねぇ 　 あれ だ よ 。 おれ||でる||||||

俺 の タイミング であって お前たち が 好き勝手に → おれ||たいみんぐ||おまえたち||すきかってに

呼び出して いい わけじゃ ない んだ ぜ 　 これ 。 よびだして||||||

風呂 入って んじゃ ない … 肌 白い な 　 おい 。 ふろ|はいって|||はだ|しろい||

何 言って んだ 　 お前 仏 だって 風呂 入 ん ない と → なん|いって||おまえ|ふつ||ふろ|はい|||

汚 ねえ だ ろ 　 バカ 野郎 　 お前 。 きたな||||ばか|やろう|おまえ

（ ムラサキ ） おい 　 それ 髪 の 毛 じゃ ない っつ って た じゃ ねえ か よ 。 |||かみ||け|||||||||

何 振って んだ よ 。 う っせ ぇな 　 お前 は 。 なん|ふって||||||おまえ|

何 だって いい だ ろ 　 この 平ら 胸 ！ あ ？　 テメエ ！ なん||||||たいら|むね||

今回 だけ で ３ 回 も 言わ れて んだ よ 。 ふざけ ん な よ 　 この 野郎 ！ こんかい|||かい||いわ|||||||||やろう

ごめんなさい 　 すみません でした 。

あの …　 じゃあ 東 に 向かって ください 　 はい 。 ||ひがし||むかって||

あの …　 東 に 行く と で すね → |ひがし||いく|||

アキバラ の 村 と いう の が あり ます ので → ||むら||||||| Akihabara|||||||||

そこ に 向かって ください 　 はい 。 ||むかって||

風呂 上 り の １ 杯 やって んじゃ ねえ よ ！ う まっ ！ ふろ|うえ|||さかずき||||||

あの ね 　 その 村 に 行けば → |||むら||いけば

賢 者 の 鎧 の ありか が わかり ます ぅ ～。 かしこ|もの||よろい||||||

賢 者 の 鎧 …。 お 疲れ さ まで す ぅ ～。 かしこ|もの||よろい||つかれ||||

あれ 　 メガネ なし で 見えた ？ |めがね|||みえた

いえ 　 見え ない まま 聞いて ました 。 |みえ|||きいて|

アキバラ の 村 って 言って た な 。 ||むら||いって||

行く か 。 いく|

今度 さ 何 か 聞き たい こと あったら さ → こんど||なん||きき||||

ムラサキ に 脅して もらおう ぜ 。 ||おどして||

（ ヒサ ） 兄 様 …。 ひさ|あに|さま

ヒサ は 心配です 。 ひさ||しんぱい です

ヒサ 　 早く ！ 看守 が 追って くる よ ！ ひさ|はやく|かんしゅ||おって|| ||||after||