勇者 ヨシヒコ と 悪霊 の 鍵 #04
♪♪~
止まれ い !
( ダンジョー ) また 盗賊 か 。
さっさと こっち に メシ を よこさ ない と →
お前 ら 死んで しまう ような 目 に …。
あって しまう …。
ような 感じ だ 。 はい !
出会い 頭 の コメント が まったく 整理 できて い ない 。
5 点 減点 。 ( メレブ ) あれ ? あの 人 誰 だろう か ?
は いはい …。
死に たく なきゃ かかって こい よ !!
相手 の 向き 指さし 確認 !
うん うん そして 目 視 。
目 視 左右 左右 上 下 。
上 下 。
来い や ~!! あ ~!! 後ろ の …。
後ろ の 目 視 忘れて る マイナス 2 点 はい 。
来い や !
( ムラサキ ) 何 して ん の ? いやだ から 今 →
仮 免許 の 路上 教習 中 だ から 気 に し ないで ください 。
え ? 盗賊 って 免許 いる の ?
来い や 。 うん もっと 出よう か 。
来い や ! もっと 腹 から 出よう か 。
来い や !!
うん ビビッ てる いい よ いい よ 頑張って いこう 。
そう ? あの 人 の さじ加減 じゃ ない ?
♪♪~
お お お キミ いこう キミ いこう 。
お いく ぞ !!
( ヨシヒコ ) ちょっと 待て ! 仮 免 の 盗賊 を 斬る こと は でき ん 。
何 ぼ ~ っと して ん の 。 はい 右手 どう す ん の 右手 を ?
右手 を 持ち替える 。
逆手 に 持ち替えて …。
そう で 6 時 の 位置 まで 。 6 時 の 位置 まで 。
あ いいね いいね お いい いい 。
お ~ 彼 なんか す っと 今 持ち替えた ね 。
ねえ 6 時 あ それ まだ 4 時 だ 。
まだ 4 時 だ 4 時 だ !
あ だいぶ 暗く なって きた 5 時 だ 5 時 だ ! それ でも まだ 5 時 だ 。
ねえ あの 人 うるさい よ ね 。 ねえ いい よ いい よ 。
左手 を 持ち替え 持ち替えて …。
じゅ … そう それ で 回転 。
ほら 何 やって る の ? ちょっと ごめん ね ごめん ね 。
それ だ と 回 ん ない でしょ 。 実際 やって みる ?
ほら 回して ほら 。 どう なった これ ?
痛い 痛い ここ ピッキー なって 痛い ね これ 。
どう する これ 。 頑張って る んです よ 僕 だって 。
頑張って る も クソ も …。 何 泣いて ん の ?
ふ ふ ふ 泣いちゃ った ごめん ね 。 じゃあ 1 回 落ち着こう か ねえ 。
ねえ 。 僕 だって 一生懸命 …。
一生懸命 そう やって …。
言わ れたら わかん ない じゃ ないで す か …。
一生懸命 みんな やって んだ よ ねえ 。
ごめん ごめん もう 1 回 あわせて もう 1 回 あわせて …。
じゃあ ね そ っ から …。
じゃあ 優しく いく よ 。
左手 を 右手 の 位置 に 持ち替えて …。
持ち替えて …。
順 …。
手 。 手 そう 順手 。
ねえ そ したら 次 は 次 は ほら ほら 。
右手 を 左手 の 位置 に 持ち替えて 順 …。
手 じゃ ない の そこ は 逆手 。
逆手 逆手 。
そし たら 回転 。
ほら 回った ほら 回った 。
実戦 で そんな 暇 は ない 。
笑って んじゃ ねえ よ お前 。
教習 所 戻る か また お前 。
教習 所 どこ に ある んだろう ね ?
ヨシヒコ もう 斬っちゃ え 斬っちゃ え 。
どうせ 眠る だけ なんだ から 。
ダメだ 斬れば 少なくとも 彼 の 心 の 傷 に なる 。
そんな 気 を つかう 必要 ねえ ぞ 。
はい 目 視 目 視 …。
目 視 目 視 目 視 目 視 後ろ 目 視 …。
お いいね いいね 今日 の 目 視 いい よ 。
まったく 隙 が ない まったく 隙 が ない そういう こと な の →
そういう の 実戦 で ビシッと やって 。 まったく 隙 が なくて いいわけ 。
ねえ まあまあ ごめん ね 。
今 たまたま 今 ね 後ろ から ブスブス いか れて る けども →
実戦 で は こういう こと ない から 。 ある から 。
ある よ ほら 刺して る じゃ ん あの 子 。
いこう か 回転 回転 。 はい 次 。
剣 を 左右 です よ 左右 です よ 。 あの 右側 に …。
私 が 。 あの ちゃんと して ください 。
たまに は お 願い も いい ね 。 あの こっち そう やって →
習って る ん こっち 側 に やって もらわ ない と →
僕 だって 困る んです よ 。 私 が あわせれば いい です か ?
せ ~ の 。 はい それ を 早く それ を 早く ね 。
はい はい 。
いやいや ちょっと キミ も 戻る ねえ ?
キミ も 戻っちゃ う 。 いや 。 ちょっと ぼ ~ っと して る けど 。
はい いこう いこう 2 人 と も いこう じゃあ 。
ヨシヒコ 優し すぎる よ 。
ほ い ほ い 。 そして おもむろに 離れる 。
あ わかった あの 人 の 時間 だ 今 。
そして …。 口 ほど に もの を 言う 。
口 ほど でも ねえ な だ ろ 。 3 点 減点 だ よ お前 。
何 やって んだ よ !
こんなんじゃ もう 今日 は ハンコ あげ られ ない な わかる 。
う …。 また 泣く の か 。
どうも ~。 出た 。
どうも ~ 芳村 真理 です 。
誰 な んだ よ 。
昔 はやった だろう !
はやった だろう よ なぜ 知ら ねえ んだ よ バカ 野郎 。
お前 芳村 真理 じゃ ねえ だ ろ 。
こんにちは 楠田 仏 です 。
だから 誰 な んだ 。 なるほど ・ ザ ・ 仏 。
仏 様 悪霊 の 鍵 の ありか は まだ わかり ませ ん か ?
そう な んです ね わから ない んです ね 。
ちょっと 笑っちゃ って んじゃ ねえ か もう 楠田 仏 いら ねえ よ 。
似て ねえ もう いい から 。 じゃあ ね 説明 を いたし ます 。
え ~ あの この先 に う ~ ん トロダーン と いう 村 が →
う ~ ん あり ます う ~ ん その 村長 の 持ち物 の なか に →
う ~ ん それ らしき 村 が あっ 村 じゃ ない 鍵 が →
う ~ ん ある と いう こと です う ~ ん 。
なんだ それ は モノ マネ な の か オリジナルな の か ?
なんだ その しゃべり 方 は 。
それ は 悪霊 の 鍵 な の か ?
それ は わから ないで す 。 ただ う ~ ん え ~ え ~ え ~。
なにやら え ~ 邪悪な う ~ ん →
気 が う ~ ん 漂う う ~ ん 鍵 と いう こと です 。
邪悪な 気 が 漂う 鍵 。
それ は 悪霊 の 鍵 である 可能 性 は 高い な 。
はい じゃあ トロダーン の 村 に みんな で 一緒に 行って み ヨーカド -。
ちょっと な んだ よ 。
大丈夫です か ? あ ~ すみません 旅 の お方 。
どう さ れた ? かなり 憔悴 して る みたいだ な 。
少し ばかり 年貢 が 厳しい んで さ 。
年貢 誰 に 納める の か ?
村長 さん で さ 。 村長 に 年貢 !? 聞いた こと ない わ 。
前 は なかった よ 。
前 の 村長 さん は とても いい お方 で の ぅ 。
みんな 大好きじゃ った が 突然 死んで しまって …。
あの 頃 は 楽しかった よ 。
今 の 村長 に なって 年貢 とら れる ように なった って こと ?
そんだ ただ今 の 村長 さん は 年貢 を 納める かわり に →
この 村 の 付近 に いる 邪悪な 幽霊 から →
俺 たち を 守って くれる んだ 。
邪悪な 幽霊 ?
お前たち か 私 に 会い たい と いう の は 。
はい こちら に 邪悪な 気 を 宿す 鍵 が ある と 聞いた のです が …。
誰 から 聞いた のだ ? そんな もの は ない !
いや ある はずです 。
ない と 言ったら ない んだ !
いろんな とこ 見て 声 高く なって →
わかり やすい キョド り 方 ある と みた !
それ を 私 たち に ください 。
その 鍵 で 世界 が 平和に なる かも しれ ませ ん 。
この 村 に 幽霊 が 出る の も その 鍵 の せい かも しれ ん ぞ 。
そんな こと まで …。 お 願い し ます 。
よし わかった ただし 条件 が ある 。
なん でしょう ?
確かに 少し 前 から この 村 に 幽霊 が 出る ように なった 。
いい 大人 が 幽霊 など と 魔物 で は ない のであろう 。
ああ 幽霊 だ 。
幽霊 だって ぷぷ ぷ 。
その 幽霊 を 送り込んで くる 奴 も わかって おる のだ 。
北 の 山 … 北 の 山 の てっぺん の あばら家 に 巣くう 邪悪な 霊魂 。
その 幽霊 を 退治 すれば 鍵 を いただける と ?
もちろん だ 。 そう すれば この 村 は 平和に なる だろう 。
村 は 平和に 我々 は 鍵 を 手 に する 一石二鳥 だ な 。
ちょっと 待て 。 俺 も いい 大人 だ 。
幽霊 が 出る など にわかに 信じ がたい 。
では 今夜 この 村 で 過ごす が いい 。
今 なん どき だ ?
急に 山々 が 静かに なった 気 が する 。
ちょうど 幽霊 など が 姿 を 現す 丑 三 つ の 頃 だ な 。
や だ ~ 怖い !
バカ 者 いい 大人 が 幽霊 だ なんて 騒ぐ んじゃ ない 。
確かに 魔物 は 存在 する 。 だが この世 に →
霊魂 は 存在 し ない んだ な これ が 。
うむ 毎晩 出る もの で も ない のでしょう 。
今夜 は あきらめて 宿 に 帰る と し ましょう 。 お ぅ 。
おい あの 井戸 から なんか 出て きて ない ?
ああ 井戸 に は よく 何 か の 職人 が →
住んで る こと が ある 。 いや あれ 職人 じゃ ない よ ね 。
ねぇ あれ 絶対 職人 じゃ ない よ ね 。
お … お っ さん 幽霊 信じて ねえ んだ ろ 。
ちょ … ちょっと 誰 だ か 聞いて こい よ 。
信じて い ない が … あれ は 幽霊 だ !
認めた 。 簡単に 認めた よ 。
おい あいつ 来る よ 。 きっと 来る よ !
逃げよう ぜ 。
なんか 近づいて くっ から 。 逃げよう ぜ !
( 悲鳴 )
( ムラサキ ) 助けて !
押す な よ 。
おい あいつ 速 ぇの 。
途中 で 消えた の なに あれ 。
幽霊 だ から 。 幽霊 だ から パッと 消える んだ よ 。
あなた さっき まで 幽霊 いない と 言って いた 。
さすが は 勇者 。 今もって →
幽霊 に 立ち向かう 姿勢 を くずさ ん と は …。
気絶 して おり ます 。 そういう 奴 で あり ます 。
ヨシヒコ お前 昨日 井戸 の 幽霊 見て 気絶 して んだ から 。
幽霊 の 親 玉 退治 する なんて 無理だ ろ 。
昨日 は 油断 した だけ だ 。
心構え さえ しっかり して いれば 幽霊 など 倒 せる !
魔物 も いる の か …。 こいつ も 幽霊 な んだ ぞ 確か 。
でも 気のせい か かわいく 見える な 。
熱 ち !
かわいい と か 言う から 怒った んだ よ 。
小さい 宿屋 だ が つぶれた らしい 。
旅人 が 書き残して いった 旅 の 思い出 だ 。
「 幽霊 が 出 ます 。
気 を つけて ください 」。
「 信じて い ませ ん でした が ほんとに 出た ので →
日の出 と ともに 帰り ます 」。
そんなに 頻繁に 幽霊 が 出る なら →
宿屋 どころ じゃ ない な 。 ハハッ 。
この 辺り も 親 玉 の 縄張り と いう こと か 。
( 悲鳴 )
どうした ん です か !? 今 今 … ヨシヒコ の 後ろ に →
白い 子 が 。 白い 子 ?
いや そんな はず は ない 。
色白の 子供 が 遊び に きて る だけ だ 。
何で こんな 山奥 に こんな 夜中 に →
わざわざ 色白の 男の子 が 遊び に くる 理由 が 見当たら ん !
気のせい です 。 そんな の は 気のせい です 。
さっき 3 人 見て んだ から 気のせい な わけ ねえ だ ろ 。
皆さん 気 を しっかり と 持って →
ダンジョー さん が 言う ように 幽霊 なんか いない !
幽霊 なんか い ない んです !
( 悲鳴 )
いいかげんに し なさい ムラサキ !
いる んです か ? 後ろ に 。
いる …。 ずっと いる 。
振り向き ます よ 。
いい です か ?
振り向き ます よ 。 どうぞ 。
サッと な サッと 。
( メレブ ) 見えた ? 今 。
いいえ 。
絶対 見えた 。 今 見えた べ ?
いいえ 。 嘘 つけよ 。
ほら 見えた 今 。 見えて ないで すよ !
半 べそ かいてん じゃ ん もう 。
え ?
今日 さ みんな で 寝 ない ように しよう ぜ 。 な ?
そう だ な 1 人 残って 幽霊 が 出る と 怖い 。
とはいうものの 火 は 消えて いき そうに なって い ます 。
火 が 絶える と 幽霊 が 寄って くる ぞ 。
そういう 怖い 顔 と トーン で 言う な よ 。
火 を 絶やす と 出て くる の は 動物 や 魔物 でしょう ?
幽霊 も だ ! 幽霊 も 来る んだ !
火 が 消えたら どう する ? また 幽霊 が 出る ぞ !
しかし 薪 は 外 に しか ない ようです ね 。
お ~ っ 誰 か 薪 取って こ いよ おい 年上 ダンジョー ほら 早く 。
俺 は 嫌だ 。
なぜなら 怖い から だ 。
しかたない です ね 。 助かり ます 。
じゃんけん に し ましょう 。 嘘 だ ろ おい !
大の 男 が 3 人 揃って 薪 ひと つ 取り に 行け ねえ って →
どういう こと だ よ ! じゃんけん だ ムラサキ 。
じゃんけん だ ! ひどい よ ~ ひど すぎる よ ~。
よし 最初 は グー 。
最初 は グー じゃんけん ぽん !
よし 勝った 勝った チョキ 最強 ! あ ~ っ 嘘 でしょ !
嫌だ ! 私 絶対 嫌だ !
行き なさい 負けた んだ から 行き なさい 。
ねぇ ねぇ ヨシヒコ 勇者 は 一 人 で 夜中 に 行か せたり し ない よ ね ?
そんな こと 勇者 は し ない よ ね ? 早く 行き なさい ムラサキ !!
火 が 消える でしょう !
最悪 や ~。
もう なん も 信じ ねえ ぞ 。
ほん ま …。
♪♪~
いない いない おばけ なんて いない い ない 。
あっ これ か 。
怖い とき は 歌 を 歌おう 。
♪♪「 おばけ なんて ない さ おばけ なんて うそ さ 」
♪♪「 おばけ なんて ない さ 」
なんか いる 感じ する けど →
い ない よ ね ?
( うめき声 )
( 悲鳴 )
ムラサキ ! 出た な どう する ヨシヒコ ?
少し 様子 を 見 ましょう 。
ムラサキ 大丈夫 か ?
ツルーン クリン アー !
ツルーン クリン アー !
冷静に なれ ムラサキ 「 ツルーン クリン アー 」 と は なん ぞ や ?
ツルーン クリン アー !
「 ツルーン クリン アー 」 など いる わけ が ない 。
幽霊 だ な 。 白い 子供 と いい →
「 ツルーン クリン アー 」 と いい ここ ら へんに は →
幽霊 が はびこって いる らしい 。
私 は 恐れ ませ ん よ 親 玉 は 必ず 私 が しとめて みせ ます 。
信じて いい んだ な ?
もちろん です 。
先ほど ムラサキ の 悲鳴 が 聞こえた とき →
様子 を 見 ましょう と 言った 時点 で →
かなり 疑って いる 私 だ が 本当に 信じて いい んだ な ?
もちろん です 。
ヨシヒコ 。
様子 見た の ?
様子 見た の ?
ヨシヒコ 。
♪♪~
結局 寝る んだ な お前たち は 。
メレブ 悪い が 小便 に 付き合って くれ 。
付き合って やり たい が … 無理 。
なぜ だ ? 俺 は もはや 一 人 で は いけ ん 。
金縛り 中 な のだ よ 。 なぜなら →
ずっと 白い 子 に 見 られて いる 。
う ぅ ~!
う ぅ …。
♪♪~
♪♪~
男 は 黙って … 立ち ション だ 。
親 玉 の 家 と いう は あれ です か ね ?
あぁ 。 てっぺん に ある と 言って たから な 。
確かに 何 か 邪悪な 気 を 放って いる 。
あれ だけ の 幽霊 たち を 解き放った 親 玉 だ 。
ただ もの で は ない ぞ 。 わかって い ます 。
つって も 幽霊 だ から ね 。 夜 に なる まで 出て こ な いっしょ 。
ああ そう だ な 。
さて この 決戦 を 前 に して この ドンピシャ の タイミング で →
また 一 つ 呪文 を 手 に 入れた 私 だ よ 。
幽霊 を 退治 できる 呪文 なら ありがたい 。
期待 す ん なって お っ さん 。
おっと 。 今回 は 期待 して もらって いい ようだ 。
幽霊 退治 が でき そうです か ? ああ 。
驚く なかれ ムラサキ 。 私 は この 旅 の 序盤 に して →
早くも 氷 系 の 呪文 を 手 に 入れた よ 。
ヒャド 系 です か 。 ああ 。
まずは ムラサキ に 。 いい よ 私 は 。
どない だ ?
口 の 中 に 氷 出て きた 。
す すごい ! すご すぎる !
敵 の 口 の 中 に 1 つ だけ 氷 を 出現 さ せる 呪文 だ よ 。
1 つ だけ な んです ね 。
うむ 。 私 は この 呪文 を …。
ヒャダコリ 。 そう 名付けた コリ 。
ヒャダコリ ! これ で 無敵だ 。 無敵で は ない コリ 。
メレブ 。 ちょっと 暑い から 氷 くれ 。
まいど コリ 。
うまい ! 敵 も うまい って 言う だけ だ ぜ 。
きっと 。 バカ か ムラサキ 。 ムラサキ バカ か 。
太った のに 平ら 胸 。 マジ ぶ っ 殺す ぞ 。
幽霊 が 相手 だ 。 幽霊 は 夏 の 季節 に でる もの だ 。
私 の ヒャダコリ で どんどん 氷 を 投入 したら 。
もう 寒くて …。 逃げ ます ね 。
正解 ! すごい 。
メレブ さん 私 に も ヒャダコリ を かけて ください 。
よい コリ よ 。
もっと かけて ください 。 ほっ !
あぁ ~ 頭 キーン と なった コリ か ~。 ヨシヒコ 。
言わ ん こっちゃ ない コリ 。
ああ もう ヤダ 。 怖くて 。
安心 しろ 親 玉 は ヨシヒコ が しとめる 。
さ ぁ どんな 現れ 方 する か 。
最強の 幽霊 と は 。
落ち着いて 。 落ち着いて 待ち ましょう 。
♪♪~
きた ! これ 幽霊 が 出る とき 絶対 流れる 音 だ !
おお っ どこ だ ? どこ から だ ?
来い 。 私 は 勇者 だ 。
♪♪~
あれっ お 客 さん ?
あら っ 。 最も オーソドックスな の が 来た よ これ 。
お前 が 幽霊 の 親 玉 か !
親 玉 ? ああ ! それ は デタラメ です よ 。
幽霊 は 幽霊 な んだ けど →
親 玉 なんて あの … 全然 違い ます って 。
それでは あなた は …。 一応 決まり なんで →
言わ せて もらって も いい か な 。
う ~ ら ~ め ~ し ~ や ~。
オーソドックス や だ 。 うらめし や と か 言う けど さ →
誰 も 恨んで ない から 安心 して 。
一応 決まり な んで 。 なんか いいね 怖く なくて 。
や だ な お嬢さん 幽霊 なんだ から ちょっと ぐらい は →
怖がって くれ ない と ダメな んです よ 。
お っ ぽい ぽい いい よ それ っぽく なって きた 。
う ぅ だ ろ !? だ ろ !? だ ろ …!?
うらめし …。 あぁ いい や もう いい ごめん 。
2 回 は いい や 2 回 は いい や 。
親 玉 が デタラメ と いう の は どういう こと です か ?
あっ 聞く ? 聞いちゃ う ? 聞いちゃ う 。
トロダーン の 村長 いる でしょ ? 俺 あいつ に 殺さ れた の 。
えっ ? め っちゃ いい 人 そうだった よ 。
いや あいつ 元々 俺 の 部下 だった んだ けど →
村長 に なって から いろいろ いい 思いし たくて さ →
それ で 俺 が 寝て る ところ を …。 何 !?
寝 首 を かく と は 卑怯 だ 。
部下 に 寝 首 かかれ そうな キャラ だ もん ね 。
俺 でしょう !? そう な の よ 寝 首 かかれ キャラ な の 。
そんで ね いろんな 人 が 俺 を 騙す し →
俺 騙さ れる し …。
そう いえば 今 の 村長 に なって から 年貢 は 重く なった と 言って いた 。
どうやら 私腹 を 肥やして いた ようだ な 。
だから 俺 枕元 に 出て やった の よ 。
そ したら それ を いい こと に →
幽霊 から 守って やる と か 言って よ 。
あなた やられ 放題 じゃ ん 。 そう な の よ 。
そこら へんに こう 出て くる 幽霊 いる でしょ ?
あれ 全部 仕込み だ から それ に あの 人 たち ね →
全部 普通の 人 だ から 。 だ と 思った 。
お前 めちゃくちゃ 怖がって た じゃ ねえ か よ 。
だから 言った だろう ? 幽霊 なんか いない って 。
いる けど ね ここ に ね 。 俺 ね 。
笑って ないで 早く 成仏 し な よ 。
あぁ し たい んだ けど さ 俺 あいつ の こと →
どうしても 許せ ない んだ よ ね 。
懲らしめて やり ましょう 成仏 できる ように 。
えっ ?
ご 苦労 だった な 勇者 たち よ 。
なんでも 幽霊 の 親 玉 を 退治 した そうだ な 。
はい 。 これ が お前たち が 欲しがって いた →
鍵 だ 。
これ は … MIWA って 書いて ある 。
えっ ? これ 魔物 を 封印 できる ? これ 。
これ を いただく 前 に 村長 に 見て いただき たい もの が 。
ん ?
何 な んだ これ は !? あんた が 仕込んだ 幽霊 でしょ ?
すげ ぇ 怖かった やめて マジ で 。 知ら ん こんな 奴 ら は 知ら ん 。
そして 俺 は 後ろ 。 あぁ … 村長 。
村長 自分 の 本当の 姿 を 見て みろ 。
これ は …。 悪霊 退散 。
うわ ぁ ~。
なんと 元々 鍵 に 悪 が 宿って いた と は な 。
これ で 村長 も 元 の いい 方 に 戻る はず 。
これ で 成仏 でき ん でしょ ? あぁ 心置きなく 成仏 できる わ 。
あり が と ね 勇者 たち 。
また 鍵 は 偽物 だった が →
いい こと した な ヨシヒコ 。 はい 。
う ~ ん ほんとに この世 の どこ か に →
ある の か の う ? 悪霊 の 鍵 。 仏 は 頼り に なん ねえ し な 。
早く 見つけ ない と ああして 人 の 心 に まで →
悪霊 が 宿り 始めて いる 。
早く 見つけ ない と 。 戦う のみ だ な 。 はい 。
( ヒサ ) 兄 様 その 戦い 私 も 入れて ください ませ 。
なんと ヒサ は 弓 の 達人 に なり ました 。
どれ だけ 離れた ところ から でも 的 を 射る こと が できる のです よ 。