Chuunibyou demo Koi ga Shitai ! Episode 2 Chuunibyou demo Koi ga Shitai! Episode 2

ニ … ニャー

しばらく 見つめ 合って から |みつめ|あって|

しばらく 見つめ 合って から |みつめ|あって|

逸ら す まで に 何 を 考え て た の 気 に なる はやら||||なん||かんがえ||||き||

逸ら す まで に 何 を 考え て た の 気 に なる はやら||||なん||かんがえ||||き||

唇 尖ら せ た あたし を 見 て くちびる|とがら|||||み|

唇 尖ら せ た あたし を 見 て くちびる|とがら|||||み|

どう し た の って 聞い て くる の 待って みる の |||||ききい||||まって||

どう し た の って 聞い て くる の 待って みる の |||||ききい||||まって||

ごまかし た あ と の 独り言 は |||||ひとりごと|

ごまかし た あ と の 独り言 は |||||ひとりごと|

恥ずかしい から 聞か ない で くれる はずかしい||きか|||

恥ずかしい から 聞か ない で くれる はずかしい||きか|||

後 に 引け ない ほど 惹 か れ 合う 恋 あと||ひけ|||じゃく|||あう|こい

後 に 引け ない ほど 惹 か れ 合う 恋 あと||ひけ|||じゃく|||あう|こい

もう 始まって た |はじまって|

もう 始まって た |はじまって|

夢 なら たくさん 見 た ゆめ|||み|

夢 なら たくさん 見 た ゆめ|||み|

覚め た まま でも まだ 会い たい さめ|||||あい|

覚め た まま でも まだ 会い たい さめ|||||あい|

君 が そう さ せ た きみ|||||

君 が そう さ せ た きみ|||||

恋 は 欲張り だ ね こい||よくばり||

恋 は 欲張り だ ね こい||よくばり||

飛び 跳ね そう な 心 の 行く まま に 行 こ う よ とび|はね|||こころ||いく|||ぎょう|||

飛び 跳ね そう な 心 の 行く まま に 行 こ う よ とび|はね|||こころ||いく|||ぎょう|||

理想 も 妄想 も 現実 も りそう||もうそう||げんじつ|

理想 も 妄想 も 現実 も りそう||もうそう||げんじつ|

全て 君 を 軸 に 回る すべて|きみ||じく||まわる

全て 君 を 軸 に 回る すべて|きみ||じく||まわる

新しい 世界 へ あたらしい|せかい|

新しい 世界 へ あたらしい|せかい|

あ 気持ち いい わ ね |きもち|||

そっち の ほう 少し 深く なって る から 気 を つけ て |||すこし|ふかく||||き|||

大丈夫 だいじょうぶ

ええ

どこ 見 てる の 人 が 困って る のに |み|||じん||こまって||

ごめん ごめん

冨樫 君 の エッチ とがし|きみ||

やめろ よ

冨樫 君 の エッチ とがし|きみ||

やめろ よ

エッチ

ああ やめ て

やめ て

やっと 戻って き た か |もどって|||

その 手 に 持って いる の は なん だ |て||もって|||||

ハイリヒ ・ ヴァッサー 魔力 チャンバー 内 圧力 上昇 エネルギー 充填 百二十 パーセント ||まりょく||うち|あつりょく|じょうしょう|えねるぎー|じゅうてん|ひゃくにじゅう|ぱーせんと

お前 の せい か おまえ|||

おでこ どう し た ん だ よ

おでこ

昨夜 戦い が あって その 時 に さくや|たたかい||||じ|

あっ 　 いや この こと は まだ 知ら ない ほう が … ||||||しら|||

中 二 病 は 面倒くさい の だ なか|ふた|びょう||めんどうくさい||

猫 ？ ねこ

ニャー

キメラ

それ は ギリシャ 神話 と か ゲーム に 出 て くる 怪物 だ ろ う ||ぎりしゃ|しんわ|||げーむ||だ|||かいぶつ|||

そう 昨夜 不可 視 境界 線 を 探査 中 に 遭遇 |さくや|ふか|し|きょうかい|せん||たんさ|なか||そうぐう

ゲット だ ぜ げっと||

飼う つもり か かう||

うん 使い 魔 と して 使役 さ せる |つかい|ま|||しえき||

闇 の 世界 の もの で ある キメラ に は 不可 視 境界 線 を 探し出す 力 が ある はず やみ||せかい||||||||ふか|し|きょうかい|せん||さがしだす|ちから|||

しかし 一 つ 問題 が ある |ひと||もんだい||

なん だ

不可 視 境界 線 管理 局 の プリーステス は ふか|し|きょうかい|せん|かんり|きょく|||

キメラ の 魔力 に より 過剰 な 免疫 反応 を 起こす ||まりょく|||かじょう||めんえき|はんのう||おこす

お前 の 姉さん 猫 アレルギー な の か おまえ||ねえさん|ねこ|あれるぎー|||

そこ で 我が 同胞 で ある ダーク フレイム マスター に 協力 を … ||わが|どうほう|||だーく||ますたー||きょうりょく|

断る ことわる

高校 が 始まって 一 週間 ほど が 経った こうこう||はじまって|ひと|しゅうかん|||たった

じゃ よろしく お 願い し ます |||ねがい||

ねえ ダーク フレイム マスター |だーく||ますたー

ダーク フレイム マスター だーく||ますたー

うるさい

なんとなく 高校 生活 に も 馴染み |こうこう|せいかつ|||なじみ

この 真性 中 二 病 の 扱い に も 慣れ て き た |しんせい|なか|ふた|びょう||あつかい|||なれ|||

勇太 ゆうた

断る ことわる

そりゃ 樟 葉 も 夢 葉 も 動物 好き だ し 母さん だって 許し て くれる と 思う けど |くすのき|は||ゆめ|は||どうぶつ|すき|||かあさん||ゆるし||||おもう|

お前 の 言う こと を 聞く の が 癪 だ おまえ||いう|||きく|||しゃく|

勇太 は 意地 が 悪い ゆうた||いじ||わるい

とき に 勇太 の 父上 は ||ゆうた||ちちうえ|

単身 赴任 で ジャカルタ たんしん|ふにん||じゃかるた

そう な の か

まだまだ 俺 の 過去 が バレ ない よう に 注意 は 必要 だ が |おれ||かこ||||||ちゅうい||ひつよう||

ジャカルタ って 知って る か 「 じゃがいも 」 の 語源 だ ぞ じゃかるた||しって|||||ごげん||

少なくとも 現 時点 が 何事 も なく 俺 は クラス に 溶け込 ん で いる すくなくとも|げん|じてん||なにごと|||おれ||くらす||とけこ|||

では 図書 委員 は 枚方 さん に お 願い する こと に なり まし た |としょ|いいん||ひらかた||||ねがい||||||

もっとも ふざけ た 一色 が 推薦 し た せい で 委員 長 に なって しまった の は 誤算 だ が |||いっしょく||すいせん|||||いいん|ちょう||||||ごさん||

それ も 結果 的 に は あり だ ||けっか|てき||||

では これ で 終わり ます |||おわり|

はい ご苦労様 じゃ ホームルーム 終わり ます |ごくろうさま|||おわり|

お 疲れ 大変 です ね 委員 長 |つかれ|たいへん|||いいん|ちょう

どの 口 が 言う |くち||いう

まあまあ それ より 誰 に 投票 する か 決め た か |||だれ||とうひょう|||きめ||

ぼちぼち 集計 し たい ん だ が |しゅうけい|||||

投票 ？ とうひょう

「 可愛い 子 ちゃん 選手 権 」 だ よ かわいい|こ||せんしゅ|けん||

言った ろ う クラス の 女子 ナンバーワン を 男子 投票 で 決める って いった|||くらす||じょし|なんばーわん||だんし|とうひょう||きめる|

誰 に する だれ||

いい の か そんな こと し て て 見つかったら 女子 激怒 だ ぞ ||||||||みつかったら|じょし|げきど||

バレ ない バレ ない

こういう 時 の 男 の 結束 は 岩 より 堅い から な |じ||おとこ||けっそく||いわ||かたい||

冨樫 君 とがし|きみ

えっ 　 あっ 　 はい

理科 室 昼 休み で いい りか|しつ|ひる|やすみ||

理科 の 先生 に 頼ま れ た でしょ う 用具 の 確認 りか||せんせい||たのま|||||ようぐ||かくにん

七 八 九 十 十二 個 なな|やっ|ここの|じゅう|じゅうに|こ

十二 … と はい これ で この 段 は 終わり ね じゅうに||||||だん||おわり|

この 香り 「 アジアンス 」 か 「 ヴィダルサスーン 」 か |かおり||||

クラス 員 に は もう 慣れ た ？ くらす|いん||||なれ|

うん まあ まだ よく わから ない けど

何 か 気づ い た こ と あったら 言って ね なん||きづ||||||いって|

私 結構 いろいろ 忘れ ちゃ う ほう だ から わたくし|けっこう||わすれ|||||

そう かな 全然 そう は 見え ない けど ||ぜんぜん|||みえ||

なんとか そう 見え ない よう しっかり し た ふり し てる の ||みえ|||||||||

一応 委員 長 だ し いちおう|いいん|ちょう||

そ … そう か 落ち 着 い て いる よう に 見える けど |||おち|ちゃく||||||みえる|

委員 長 と か 何度 も やって る だ ろ う いいん|ちょう|||なんど||||||

まあ ね でも 推薦 さ れ て よ |||すいせん||||

冨樫 君 も 結構 ある ん じゃ ない の とがし|きみ||けっこう|||||

俺 ？ ない ない 小学校 の 時 一 回 やった か な くらい おれ|||しょうがっこう||じ|ひと|かい||||

どっち か って いう と 目立た ない ほう だ し |||||めだた||||

本当 ？ 結構 似 てる か な って 最初 会った 時 思った ん だ けど ほんとう|けっこう|に|||||さいしょ|あった|じ|おもった|||

ほら 入学 式 の 日 駅 で 会った じゃ ない |にゅうがく|しき||ひ|えき||あった||

覚え てる の おぼえ||

なんで 当たり前 じゃ ない |あたりまえ||

いや でも まだ クラス も 名前 も 分から ない 時 だった から |||くらす||なまえ||わから||じ||

だから 教室 に 着 て 冨樫 君 見 た 時 に あっ 　 あの 人 だって |きょうしつ||ちゃく||とがし|きみ|み||じ||||じん|

そ … そう

落ち着けよ 俺 まだ 慌てる よう な 時間 じゃ ない おちつけよ|おれ||あわてる|||じかん||

しかし 少なくとも 悪く は 思って い ない って こと だ よ な |すくなくとも|わるく||おもって|||||||

まさか 来る の か 俺 の リア 充 展開 |くる|||おれ||りあ|まこと|てんかい

じゃ 残り は 明日 |のこり||あした

誘う か 「 一緒 に 帰ら ない ？ 」 さそう||いっしょ||かえら|

いや 待て シミュレーション だ 反応 予測 |まて|しみゅれーしょん||はんのう|よそく

一緒 に 帰ら ない ？ いっしょ||かえら|

なんで

だめ だ

ど … どう し た の 冨樫 君 |||||とがし|きみ

い … いや なんでもない こっち の 話 で |||||はなし|

冨樫 君 とがし|きみ

なな な … なん だ

ああ びっくり し た

お前 か また お前 か おまえ|||おまえ|

勇太 目 が 目 が 回る ゆうた|め||め||まわる

小鳥 遊 さ ん ？ ことり|あそ||

お前 たち 何故 ここ に おまえ||なぜ||

先生 に 頼ま れ て せんせい||たのま||

こいつ の 言う こと は 無視 し て いい ||いう|||むし|||

こんな 薬品 が この 学校 に やはり 管理 局 の 捜査 が ここ に まで 及 ん で いる の か |やくひん|||がっこう|||かんり|きょく||そうさ|||||およ|||||

もう いい から 白衣 を 脱げ お 前 ん じゃ ない だ ろ う |||はくい||ぬげ||ぜん||||||

脱げ ？ ぬげ

ああ すぐに 脱げ 今 すぐ だ ||ぬげ|いま||

い … いま すぐ 脱げ と … |||ぬげ|

それ は わざと やって る よ な つ ー か 薬 を 勝手 に 弄る な ||||||||-||くすり||かって||いじる|

残念 ながら キメラ が 現実 世界 で 生き て いく ため に は ざんねん||||げんじつ|せかい||いき|||||

魔力 が 足り て い ない まりょく||たり|||

人工 的 に 作り出し て 補給 する 必要 が ある じんこう|てき||つくりだし||ほきゅう||ひつよう||

キメラ ？

ああ 気 に し なく て いい |き|||||

額 に こんな 模様 の 入った 灰色 の 猫 で さ がく|||もよう||はいった|はいいろ||ねこ||

昨日 拾って き た ん だ って 小鳥 遊 さん が きのう|ひろって||||||ことり|あそ||

小鳥 遊 で は なく 六 花 と ことり|あそ||||むっ|か|

灰色 の 猫 そう いえ ば はいいろ||ねこ|||

えっ 　 本当 に ドド メン |ほんとう|||

違う かも しれ ない ん です けど ここ に 書 い て ある 特徴 は 大体 合って て ちがう|||||||||しょ||||とくちょう||だいたい|あって|

大き さ は この ぐらい で お 尻 が こんな で おおき|||||||しり|||

背中 に は 翼 が … せなか|||つばさ|

生え て ない はえ||

確かに うち の 猫 も その ぐらい だった ん だ よ ね たしかに|||ねこ||||||||

翼 が ？ つばさ|

いい から 黙って ろ ||だまって|

いつ から い なく なった ん です か

一 週間 ぐらい 前 ひと|しゅうかん||ぜん

見 に 来 ます ？ み||らい|

いい の

はい

えっ と 五 月 七 日 先輩 ？ ||いつ|つき|なな|ひ|せんぱい

それ で 「 つ ゆり 」 って 読む の |||||よむ|

五 月 七 日 久 民 です よろしく いつ|つき|なな|ひ|ひさ|たみ||

あっ 　 えっ と 冨樫 勇太 です |||とがし|ゆうた|

す ん な

二 階 が 俺 の 家 で その 上 が 小鳥 遊 さん の 家 な ん です よ ふた|かい||おれ||いえ|||うえ||ことり|あそ|||いえ||||

六 花 と むっ|か|

うるさい

仲良し な ん だ ね 幼馴染 と か なかよし|||||おさななじみ||

いいえ 小鳥 遊 さん は この 前 越し てき た ばかり で |ことり|あそ||||ぜん|こし||||

魔力 コード 解除 まりょく|こーど|かいじょ

いい から 早く 開けろ ||はやく|あけろ

開 い た ついに 開 い た ぞ ひらき||||ひらき|||

めんどうくさい やつ だ なあ

ちょっと 待って 自分 の 部屋 に 異常 が ない か 調査 し て くる |まって|じぶん||へや||いじょう||||ちょうさ|||

まあ いきなり 押しかけ た の は 悪かった よ ||おしかけ||||わるかった|

乙女 です から おとめ||

入って いい はいって|

お邪魔 し ます おじゃま||

なんか すごい

Welcome to dark side 混沌 なる カオス へ ようこそ ||||こんとん||かおす||

それ 意味 かぶって る から な |いみ||||

可愛い 縫いぐるみ と か 好き な ん だ ね かわいい|ぬいぐるみ|||すき||||

その 子 は 北 を 守る 玄 武 |こ||きた||まもる|げん|ぶ

モーゼル ミリタリー じゃ ん

お前 意外 と いい 趣味 してん な おまえ|いがい|||しゅみ||

魔 を 滅 する こと が できる 聖なる 銃 ま||めつ|||||せいなる|じゅう

そんな 感じ する なあ 見せ て もらって いい |かんじ|||みせ|||

いい

や っぱ 格好いい なあ モーゼル ||かっこいい||

あ … あの この 銃 は です ね 本物 は 百 年 以上 前 に 作ら れ た すごい 銃 で |||じゅう||||ほんもの||ひゃく|とし|いじょう|ぜん||つくら||||じゅう|

あっ いや これ は M 712 と いう タイプ な ん です が |||||||たいぷ||||

冨樫 君 そういう の 好き な ん だ ね とがし|きみ|||すき||||

ちなみに

この 部屋 の すべて の 物体 は 占星術 の 定め に よって 配置 さ れ て いる |へや||||ぶったい||せんせいじゅつ||さだめ|||はいち||||

動かす こと は 厳禁 よって 片付け なく て いい うごかす|||げんきん||かたづけ|||

発射 はっしゃ

それ で 猫 は ||ねこ|

一般 人 に は 見え ない よう な 処置 を 施し て ある いっぱん|じん|||みえ||||しょち||ほどこし||

先輩 だ ぞ 敬語 使え せんぱい|||けいご|つかえ

いい よ いい よ

部屋 に 溶け込 ん で た ね へや||とけこ||||

見える の か それ が みえる||||

話 を ややこしく する な はなし||||

どう です か

残念 ながら 別人 の よう だ ヒゲ の 形 が 違う ざんねん||べつじん||||ひげ||かた||ちがう

そう です か

誰 の 猫 だ だれ||ねこ|

えっ

誰 の だ だれ||

誰 の 猫 だ だれ||ねこ|

秘密 隔壁 閉鎖 放射 線 防御 壁 注水 ひみつ|かくへき|へいさ|ほうしゃ|せん|ぼうぎょ|かべ|ちゅうすい

総員 脱出 そういん|だっしゅつ

なに

俺 の 部屋 おれ||へや

人 の 部屋 で な に やって ん です か じん||へや|||||||

すぐ 終わる |おわる

もし かして 決闘 ||けっとう

わくわく し ない で ください

いつか は 乗り越え なけ れ ば なら ない 壁 シュバルツシュート 全開 ||のりこえ||||||かべ||ぜんかい

「 Avalon Smash 」

冨樫 勇太 だ なあ とがし|ゆうた||

私 は 小鳥 遊 十 花 こいつ の 姉 だ 話 が ある わたくし||ことり|あそ|じゅう|か|||あね||はなし||

「 邪 王 真 眼 」 だ か なんだか 知ら ない が 中学 の 時 から まったく 変わり ない じゃ|おう|まこと|がん||||しら|||ちゅうがく||じ|||かわり|

困った もん だ こまった||

しかも 私 は 猫 アネルギー だって いう のに |わたくし||ねこ||||

なに か って いう と すぐ 拾って くる ||||||ひろって|

迷惑 甚だしい すま ない が 頼め ない か めいわく|はなはだしい||||たのめ||

あっ

あの 猫 だ 私 に は 触れ ない なんとか し て ほしい |ねこ||わたくし|||ふれ|||||

捨て て くる でも 誰 か に あげて くる でも なんでも 構わ ない すて||||だれ|||||||かまわ|

ここ に は 置け ない それ だけ だ |||おけ||||

いや でも 俺 が … です か ||おれ|||

嫌 か いや|

嫌 と いう か いや|||

なら 頼む |たのむ

でも

この ボイス レコーダー に 入って いる の は 二 年 前 ||||はいって||||ふた|とし|ぜん

この 団地 の ベランダ で 録音 さ れ た もの だ |だんち||べらんだ||ろくおん|||||

これ は お 芝居 でも なけ れ ば 夢 で も ない |||しばい|||||ゆめ|||

この 世界 は 2012 年 マヤ の 予言 に よる 暗黒 の 世界 に 引きずり込ま れる の だ |せかい||とし|||よげん|||あんこく||せかい||ひきずりこま|||

冨樫 君 どう し た の とがし|きみ||||

お 兄ちゃん どう し た の |にいちゃん||||

兄 で は ない 我が 名 は ダーク フレイム マスター あに||||わが|な||だーく||ますたー

闇 の 炎 の 使い 手 に し て この 世界 を 焼き払う 者 やみ||えん||つかい|て|||||せかい||やきはらう|もの

これ 冨樫 君 の 声 ？ |とがし|きみ||こえ

やめ て くれ やめろ やめ て くれ 聞き たく ない それ は 聞き たく ない |||||||きき|||||きき||

今日 は 風 が 騒がしい きょう||かぜ||さわがしい

な に 言って ん の 風 なんて 吹 い て ない じゃ ない ||いって|||かぜ||ふ|||||

漲る 力 が 漲って き た ぞ みなぎる|ちから||みなぎって|||

そんな 大きい 声 出さ ない で 皆 笑って る よ |おおきい|こえ|ださ|||みな|わらって||

愚民 ども に は 笑わ せ て おけ ば いい 我が 最愛 なる 妹 よ ぐみん||||わらわ||||||わが|さいあい||いもうと|

私 の 趣味 は おもしろい 動画 サイト に 投稿 する こと だ わたくし||しゅみ|||どうが|さいと||とうこう|||

頼む ぞ たのむ|

なん な の

兄 から … あに|

はい

逃げ た か にげ||

父さん 母さん 親不孝 を 許し て ください とうさん|かあさん|おやふこう||ゆるし||

冨樫 君 私 と 世界 の 果て まで 逃げよ う とがし|きみ|わたくし||せかい||はて||にげよ|

本気 に し ます よ ほんき||||

世界 の 果て は すなわち ここ 地球 は まるい ん だ もん せかい||はて||||ちきゅう|||||

お前 な に し て た 十 花 さん 怒って た ぞ おまえ||||||じゅう|か||いかって||

早く 逃げろ あやつ は 管理 局 の 一 級 プリーステス はやく|にげろ|||かんり|きょく||ひと|きゅう|

その 力 は 半端 で は ない |ちから||はんぱ|||

汝 その 全て の 鮮血 を 鎖 の 生 贄 と して 差し出さ ん ブラッディ プリズン なんじ||すべて||せんけつ||くさり||せい|にえ|||さしで さ|||

よく 頑張った なあ |がんばった|

瞬間 移動 を も 操る 恐るべき アビリティ しゅんかん|いどう|||あやつる|おそるべき|

お前 が 間抜け な だけ だった ん じゃ ない か おまえ||まぬけ|||||||

もう 来 た |らい|

なんか 楽しい ね ホラー 映画 みたい |たのしい|||えいが|

楽しく は ない です たのしく|||

今 なに か 光った いま|||ひかった

五 月 七 日 さん いつ|つき|なな|ひ|

勇太 急 い で ゆうた|きゅう||

なんと いう か 命 の 危機 を 感じ て いる の だ が |||いのち||きき||かんじ|||||

残念 ながら 現状 プリーステス に 勝て る すべ を 私 は 持た ない ざんねん||げんじょう|||かて||||わたくし||もた|

だが いずれ 勝利 せ ね ば なら ない 相手 ||しょうり||||||あいて

これ を 持って 先 へ ||もって|さき|

この 戦い が 終わったら 一緒 に 暮ら そ う |たたかい||おわったら|いっしょ||くら||

死亡 フラグ 立て てん じゃ ねえ よ しぼう||たて||||

勇太 も 早く 逃げろ ここ は 私 が 食い止める だ から お前 は 先 に 行け ゆうた||はやく|にげろ|||わたくし||くいとめる|||おまえ||さき||いけ

私 は 不可 視 境界 線 を 見つけ なけ れ ば なら ない 必ず わたくし||ふか|し|きょうかい|せん||みつけ||||||かならず

小鳥 遊 ことり|あそ

六 花 と 呼べ と むっ|か||よべ|

いや キメラ が

そこ か

私 が 引き付ける 勇太 は キメラ を わたくし||ひきつける|ゆうた|||

い でよ シュヴァルツ ゼクス プロトタイプ Mk - Ⅱ

爆ぜろ リアル 弾けろ シナプス はぜろ|りある|はじけろ|

バニッシュメント ディス ワールド ||わーるど

血 の 盟約 に 従い 吾 汝 を 召喚 する ち||めいやく||したがい|われ|なんじ||しょうかん|

「 Koningin der Nacht 」

「 ダークマター ブレイズ 」

小鳥 遊 意外 と … 押し てる ことり|あそ|いがい||おし|

「 Nergal Blast 」

頑張れ 小鳥 遊 がんばれ|ことり|あそ

「 カンティクル 」

いい加減 に しろ いいかげん||

妄想 も 大概 に し て おけ もうそう||たいがい||||

とにかく 猫 を 連れ込む な 今回 は それ で 勘弁 して やる |ねこ||つれこむ||こんかい||||かんべん||

い て て て …

貼 っと け は||

おかしい 「 カンティクル 」 が 完全 に 決まった はず な のに なぜ |||かんぜん||きまった||||

お前 の 頭 の 中 で は な おまえ||あたま||なか|||

まだ ヒリヒリ する |ひりひり|

「 ダークマター ブレイズ 」

格 ゲー か っ つ ー の かく|||||-|

まあ モデルガン ぐらい いい か

残念 だ けど 元 の 家 に 戻す わけ に は いか ない ん だ ざんねん|||もと||いえ||もどす|||||||

僕 も これ 以上 痛い 目 に 遭い たく ない ぼく|||いじょう|いたい|め||あい||

母さん 猫 飼い たい ん だ けど かあさん|ねこ|かい||||

ええ ？ いきなり ね

猫 だ 可愛い ねこ||かわいい

久 民 先輩 の 猫 は しばらく し て 無事 見つかった そう です ひさ|たみ|せんぱい||ねこ|||||ぶじ|みつかった||

INSIDE IDENTITY

居場所 は どこ ？ いばしょ||

勘違い が 恥 だ と か かんちがい||はじ|||

素直 さ が 痛い と か すなお|||いたい||

誰 が なんと 言いよう と か だれ|||いいよう||

正し さ なんて 分か ん ない ぜ ただし|||わか|||

普通 に 流れ て く 日常 に ふつう||ながれ|||にちじょう|

無理 し て 馴染ま せ た むり|||なじま||

沈 ん じ まった 個性 と 血 を しず||||こせい||ち|

噛 ん で 飲 ん で 吐 い て 割れ か|||いん|||は|||われ

こんな 僕 を 分かって ほしい |ぼく||わかって|

言い たい けど 言え なく て いい|||いえ||

なんで 誰 も 分かって くん ない の と |だれ||わかって||||

思う の は 贅沢 な の か な ？ な の か な ？ おもう|||ぜいたく||||||||

感情 的 な 太陽 は かんじょう|てき||たいよう|

熱 を 上げ すぎ て ねつ||あげ||

どうにか なり そう

叫び たく て しょうがない さけび|||しょうが ない

がむしゃら に 求め てる IDENTITY ||もとめ||

INSIDE IDENTITY

INSIDE MY JUSTICE

邪魔 し ない で じゃま|||

居場所 は 何 処 ？ いばしょ||なん|しょ