Noragami Episode 2 noragami|episode Noragami Episode 2

私 の 体 は 変わって しまい まし た わたくし||からだ||かわって|||

あの 日 自分 の こと を 神様 と 言う 男 に 出会って から |ひ|じぶん||||かみさま||いう|おとこ||であって|

体 落とし て も もの に は 触れる の ね からだ|おとし||||||ふれる||

流浪 神 差 るろう|かみ|さ

流浪 神 差 るろう|かみ|さ

流浪 神 差 るろう|かみ|さ

弾丸 込め た 小銃 を 僕 は 片手 に 持って いる だんがん|こめ||しょうじゅう||ぼく||かたて||もって|

弾丸 込め た 小銃 を 僕 は 片手 に 持って いる だんがん|こめ||しょうじゅう||ぼく||かたて||もって|

弾丸 込め た 小銃 を 僕 は 片手 に 持って いる だんがん|こめ||しょうじゅう||ぼく||かたて||もって|

弾丸 込め た 小銃 を 僕 は 片手 に 持って いる だんがん|こめ||しょうじゅう||ぼく||かたて||もって|

弾丸 込め た 小銃 を 僕 は 片手 に 持って いる だんがん|こめ||しょうじゅう||ぼく||かたて||もって|

弾丸 込め た 小銃 を 僕 は 片手 に 持って いる だんがん|こめ||しょうじゅう||ぼく||かたて||もって|

震え た 君 の 居る 場所 へ 足 を 早め 向かって いる ふるえ||きみ||いる|ばしょ||あし||はや め|むかって|

震え た 君 の 居る 場所 へ 足 を 早め 向かって いる ふるえ||きみ||いる|ばしょ||あし||はや め|むかって|

震え た 君 の 居る 場所 へ 足 を 早め 向かって いる ふるえ||きみ||いる|ばしょ||あし||はや め|むかって|

震え た 君 の 居る 場所 へ 足 を 早め 向かって いる ふるえ||きみ||いる|ばしょ||あし||はや め|むかって|

震え た 君 の 居る 場所 へ 足 を 早め 向かって いる ふるえ||きみ||いる|ばしょ||あし||はや め|むかって|

震え た 君 の 居る 場所 へ 足 を 早め 向かって いる ふるえ||きみ||いる|ばしょ||あし||はや め|むかって|

（ チクタク 針 を チクタク と ） |はり|||

（ チクタク 針 を チクタク と ） |はり|||

（ チクタク 針 を チクタク と ） |はり|||

（ チクタク 針 を チクタク と ） |はり|||

（ チクタク 針 を チクタク と ） |はり|||

（ チクタク 針 を チクタク と ） |はり|||

焦る 心 を 急か し た だけ あせる|こころ||せか|||

焦る 心 を 急か し た だけ あせる|こころ||せか|||

焦る 心 を 急か し た だけ あせる|こころ||せか|||

焦る 心 を 急か し た だけ あせる|こころ||せか|||

焦る 心 を 急か し た だけ あせる|こころ||せか|||

焦る 心 を 急か し た だけ あせる|こころ||せか|||

（ チクタク 針 を チクタク と ） |はり|||

（ チクタク 針 を チクタク と ） |はり|||

（ チクタク 針 を チクタク と ） |はり|||

（ チクタク 針 を チクタク と ） |はり|||

（ チクタク 針 を チクタク と ） |はり|||

（ チクタク 針 を チクタク と ） |はり|||

留まる 気配 も なく 進 ん で ゆく とどまる|けはい|||すすむ|||

留まる 気配 も なく 進 ん で ゆく とどまる|けはい|||すすむ|||

留まる 気配 も なく 進 ん で ゆく とどまる|けはい|||すすむ|||

留まる 気配 も なく 進 ん で ゆく とどまる|けはい|||すすむ|||

留まる 気配 も なく 進 ん で ゆく とどまる|けはい|||すすむ|||

留まる 気配 も なく 進 ん で ゆく とどまる|けはい|||すすむ|||

（ チクタク 針 を チクタク と ） |はり|||

（ チクタク 針 を チクタク と ） |はり|||

（ チクタク 針 を チクタク と ） |はり|||

（ チクタク 針 を チクタク と ） |はり|||

（ チクタク 針 を チクタク と ） |はり|||

（ チクタク 針 を チクタク と ） |はり|||

終わり と 始まり の 境目 おわり||はじまり||さかいめ

終わり と 始まり の 境目 おわり||はじまり||さかいめ

終わり と 始まり の 境目 おわり||はじまり||さかいめ

終わり と 始まり の 境目 おわり||はじまり||さかいめ

終わり と 始まり の 境目 おわり||はじまり||さかいめ

終わり と 始まり の 境目 おわり||はじまり||さかいめ

（ チクタク 針 を チクタク と ） |はり|||

（ チクタク 針 を チクタク と ） |はり|||

（ チクタク 針 を チクタク と ） |はり|||

（ チクタク 針 を チクタク と ） |はり|||

（ チクタク 針 を チクタク と ） |はり|||

（ チクタク 針 を チクタク と ） |はり|||

全て 重なった すべて|かさなった

全て 重なった すべて|かさなった

全て 重なった すべて|かさなった

全て 重なった すべて|かさなった

全て 重なった すべて|かさなった

全て 重なった すべて|かさなった

Hey ！ どうして 僕 は 待って い た hey||ぼく||まって||

Hey ！ どうして 僕 は 待って い た hey||ぼく||まって||

Hey ！ どうして 僕 は 待って い た hey||ぼく||まって||

Hey ！ どうして 僕 は 待って い た hey||ぼく||まって||

Hey ！ どうして 僕 は 待って い た hey||ぼく||まって||

Hey ！ どうして 僕 は 待って い た hey||ぼく||まって||

薄暗い 部屋 一 人きり うすぐらい|へや|ひと|ひときり

薄暗い 部屋 一 人きり うすぐらい|へや|ひと|ひときり

薄暗い 部屋 一 人きり うすぐらい|へや|ひと|ひときり

薄暗い 部屋 一 人きり うすぐらい|へや|ひと|ひときり

薄暗い 部屋 一 人きり うすぐらい|へや|ひと|ひときり

薄暗い 部屋 一 人きり うすぐらい|へや|ひと|ひときり

Hey ！ どうして 僕 は 待って い た hey||ぼく||まって||

Hey ！ どうして 僕 は 待って い た hey||ぼく||まって||

Hey ！ どうして 僕 は 待って い た hey||ぼく||まって||

Hey ！ どうして 僕 は 待って い た hey||ぼく||まって||

Hey ！ どうして 僕 は 待って い た hey||ぼく||まって||

Hey ！ どうして 僕 は 待って い た hey||ぼく||まって||

ドア を 蹴破る その 音 を どあ||けやぶる||おと|

ドア を 蹴破る その 音 を どあ||けやぶる||おと|

ドア を 蹴破る その 音 を どあ||けやぶる||おと|

ドア を 蹴破る その 音 を どあ||けやぶる||おと|

ドア を 蹴破る その 音 を どあ||けやぶる||おと|

ドア を 蹴破る その 音 を どあ||けやぶる||おと|

Hey ！ どうして 僕 は 待って い た hey||ぼく||まって||

Hey ！ どうして 僕 は 待って い た hey||ぼく||まって||

Hey ！ どうして 僕 は 待って い た hey||ぼく||まって||

Hey ！ どうして 僕 は 待って い た hey||ぼく||まって||

Hey ！ どうして 僕 は 待って い た hey||ぼく||まって||

Hey ！ どうして 僕 は 待って い た hey||ぼく||まって||

薄暗い 部屋 一 人きり うすぐらい|へや|ひと|ひときり

薄暗い 部屋 一 人きり うすぐらい|へや|ひと|ひときり

薄暗い 部屋 一 人きり うすぐらい|へや|ひと|ひときり

薄暗い 部屋 一 人きり うすぐらい|へや|ひと|ひときり

薄暗い 部屋 一 人きり うすぐらい|へや|ひと|ひときり

薄暗い 部屋 一 人きり うすぐらい|へや|ひと|ひときり

Hey ！ どうして 僕 は 待って い た hey||ぼく||まって||

Hey ！ どうして 僕 は 待って い た hey||ぼく||まって||

Hey ！ どうして 僕 は 待って い た hey||ぼく||まって||

Hey ！ どうして 僕 は 待って い た hey||ぼく||まって||

Hey ！ どうして 僕 は 待って い た hey||ぼく||まって||

Hey ！ どうして 僕 は 待って い た hey||ぼく||まって||

もう 恐れる こと は 無い よ |おそれる|||ない|

もう 恐れる こと は 無い よ |おそれる|||ない|

もう 恐れる こと は 無い よ |おそれる|||ない|

もう 恐れる こと は 無い よ |おそれる|||ない|

もう 恐れる こと は 無い よ |おそれる|||ない|

もう 恐れる こと は 無い よ |おそれる|||ない|

弾丸 込め た 小銃 を 持って だんがん|こめ||しょうじゅう||もって

弾丸 込め た 小銃 を 持って だんがん|こめ||しょうじゅう||もって

弾丸 込め た 小銃 を 持って だんがん|こめ||しょうじゅう||もって

弾丸 込め た 小銃 を 持って だんがん|こめ||しょうじゅう||もって

弾丸 込め た 小銃 を 持って だんがん|こめ||しょうじゅう||もって

弾丸 込め た 小銃 を 持って だんがん|こめ||しょうじゅう||もって

固く 閉ざさ れ た ドア を 蹴破った かたく|とざさ|||どあ||けやぶった

固く 閉ざさ れ た ドア を 蹴破った かたく|とざさ|||どあ||けやぶった

固く 閉ざさ れ た ドア を 蹴破った かたく|とざさ|||どあ||けやぶった

固く 閉ざさ れ た ドア を 蹴破った かたく|とざさ|||どあ||けやぶった

固く 閉ざさ れ た ドア を 蹴破った かたく|とざさ|||どあ||けやぶった

固く 閉ざさ れ た ドア を 蹴破った かたく|とざさ|||どあ||けやぶった

吸い付 い た 銃口 が 跳ね て すいつ|||じゅうこう||はね|

吸い付 い た 銃口 が 跳ね て すいつ|||じゅうこう||はね|

吸い付 い た 銃口 が 跳ね て すいつ|||じゅうこう||はね|

吸い付 い た 銃口 が 跳ね て すいつ|||じゅうこう||はね|

吸い付 い た 銃口 が 跳ね て すいつ|||じゅうこう||はね|

吸い付 い た 銃口 が 跳ね て すいつ|||じゅうこう||はね|

昨日 の 僕 を 貫 い た きのう||ぼく||つらぬ||

昨日 の 僕 を 貫 い た きのう||ぼく||つらぬ||

昨日 の 僕 を 貫 い た きのう||ぼく||つらぬ||

昨日 の 僕 を 貫 い た きのう||ぼく||つらぬ||

昨日 の 僕 を 貫 い た きのう||ぼく||つらぬ||

昨日 の 僕 を 貫 い た きのう||ぼく||つらぬ||

上澄み そう 絶望 を 受け取って うわずみ||ぜつぼう||うけとって

上澄み そう 絶望 を 受け取って うわずみ||ぜつぼう||うけとって

上澄み そう 絶望 を 受け取って うわずみ||ぜつぼう||うけとって

上澄み そう 絶望 を 受け取って うわずみ||ぜつぼう||うけとって

上澄み そう 絶望 を 受け取って うわずみ||ぜつぼう||うけとって

上澄み そう 絶望 を 受け取って うわずみ||ぜつぼう||うけとって

明日 へ と 僕 は 歩き 始め た あした|||ぼく||あるき|はじめ|

明日 へ と 僕 は 歩き 始め た あした|||ぼく||あるき|はじめ|

明日 へ と 僕 は 歩き 始め た あした|||ぼく||あるき|はじめ|

明日 へ と 僕 は 歩き 始め た あした|||ぼく||あるき|はじめ|

明日 へ と 僕 は 歩き 始め た あした|||ぼく||あるき|はじめ|

明日 へ と 僕 は 歩き 始め た あした|||ぼく||あるき|はじめ|

また 今夜 待ち合わせよ う |こんや|まちあわせよ|

また 今夜 待ち合わせよ う |こんや|まちあわせよ|

また 今夜 待ち合わせよ う |こんや|まちあわせよ|

また 今夜 待ち合わせよ う |こんや|まちあわせよ|

また 今夜 待ち合わせよ う |こんや|まちあわせよ|

また 今夜 待ち合わせよ う |こんや|まちあわせよ|

壱岐 さん いき|

壱岐 さん いき|

壱岐 ひより さん いき||

はい

あれ 私 寝 て た |わたくし|ね||

壱岐 さん いき|

まだ 具合 が 悪い の なら 保健 室 に 行き なさい |ぐあい||わるい|||ほけん|しつ||いき|

すみません 大丈夫 です |だいじょうぶ|

如 雪 一 般 ごと|ゆき|ひと|はん

第 2 話 だい|はなし

夏 だるい だ もん なつ|||

100 メートル だって めーとる|

ウッソー どう しよ う

や ばい よ ね ー ||||-

やっぱり すごく 眠い ||ねむい

あの 事 故 以来 ずっと こんな 感じ |こと|こ|いらい|||かんじ

睡魔 だけ じゃ なく て すいま||||

今日 雪 に なる って きょう|ゆき|||

ゆき

へえ 雪 ？ |ゆき

ゆき ゆき

ひより 行 こ う |ぎょう||

遅れる よ おくれる|

他の みんな に は 見え て ない たの||||みえ||

人 の 死角 に 住ま う じん||しかく||すま|

あれ が あやか し

ゆき

なんで 見える よう に なっちゃ っ た ん だ ろ う |みえる|||||||||

日和 日和 って ば ひより|ひより||

あれ また

った く いつ から 日和 は 瞬間 爆睡 芸 覚え た ん だ よ ||||ひより||しゅんかん|ばくすい|げい|おぼえ||||

隠れ 格闘技 オタク で 鯨 飲 中学生 って かくれ|かくとうぎ|おたく||くじら|いん|ちゅうがくせい|

明らか に 設定 盛り 過ぎ だ わ この 子 あきらか||せってい|さかり|すぎ||||こ

なあ 今度 下着 も 選 ん で やる か |こんど|したぎ||せん||||

ああ 丸見え て も いい やつ ね |まるみえ|||||

や っぱ 王道 は 縞 柄 ||おうどう||しま|え

いや 可愛い の が 一 番 だ な |かわいい|||ひと|ばん||

まいった な

でも

これ は これ で 楽しい ||||たのしい

私 は 私 は 鳥 わたくし||わたくし||ちょう

フライング バード フライング バード ふらいんぐ|ばーど|ふらいんぐ|ばーど

あや かし は どこ に でも いる

物陰 に 隠れ て いる もの ものかげ||かくれ|||

空 を 移動 する もの から||いどう||

人 の 肩 に 乗って いる もの じん||かた||のって||

大き さ も 姿形 も 様々 だ が おおき|||すがたかたち||さまざま||

それ ら 全て が 命 なき 者 ||すべて||いのち||もの

彼岸 の 住人 ひがん||じゅうにん

彼ら の 姿 を 見 られる の は かれら||すがた||み|||

動物 や 幼い 子供 どうぶつ||おさない|こども

そして 彼岸 と 此岸 の 狭間 に 立つ 俺 達 だけ だ |ひがん||しがん||はざま||たつ|おれ|さとる||

黒く 霞 ん でる くろく|かすみ||

あれ が 時 化 ||じ|か

あやか し たち が 好む 陰 鬱 な 空気 ||||このむ|かげ|うつ||くうき

嫌 な 感じ いや||かんじ

人間 が 取り 憑 かれる と にんげん||とり|ひょう||

憂鬱 に なって 魔 が 差す って 夜 ト さん 言って た な ゆううつ|||ま||さす||よ|||いって||

って 夜 ト さん 全然 連絡 し て 来 ない |よ|||ぜんぜん|れんらく|||らい|

なん だ 壱岐 ひより さん です か ||いき||||

なんの 御用 で |ごよう|

なんの って 私 の 体質 治し て くれる って 約束 です よ ||わたくし||たいしつ|なおし||||やくそく||

分かって る 分かって る わかって||わかって|

夜 鬥 一切 煩 惱 包 解決 ！ よ|とう|いっさい|わずら|のう|つつ|かいけつ

その うち やる から

その うち その うち って

具体 的 に いつ な ん です か ぐたい|てき||||||

もう ２ 週間 です よ |しゅうかん||

だから いろんな こと から 起こった ||||おこった

の っぴ き なら ない 大人 の 事情 が ある ん だって ば |||||おとな||じじょう|||||

今 は 無理 な の いま||むり||

夜 ト さん って 本当 に 神様 よ||||ほんとう||かみさま

失礼 な しつれい|

俺 は 本物 だ おれ||ほんもの|

人間 に こんな 神業 出来る か にんげん|||かみわざ|できる|

神秘 的 と か 奇跡 と か 思え しんぴ|てき|||きせき|||おもえ

いや むしろ うさん臭い って いう か ||うさんくさい|||

ジャージ に 変 な 涎 かけ たし ||へん||よだれ||

人 を 見た目 で 判断 し て は いけ ませ ん じん||みため||はんだん||||||

お 父さん お 母さん に 言わ れ なかった |とうさん||かあさん||いわ||

あと これ は ゆる ふ わ スカーフ ||||||すかーふ

ゆる ふ わ

見 て あの 子 １ 人 で ブツブツ 言って る み|||こ|じん||ぶつぶつ|いって|

きっと 何 か 悲しい こと が あった ん だ よ |なん||かなしい||||||

夜 ト さん って あや かし と どこ が 違う ん です か よ|||||||||ちがう|||

だって 夜 ト さん 人 から 認識 さ れ にくい じゃ ない です か |よ|||じん||にんしき|||||||

そういう ところ あや かし に そっくり

俺 は 彼岸 から 来 てる から な おれ||ひがん||らい|||

人 の 腹 から 生まれ た ん じゃ ね ー じん||はら||うまれ|||||-

願い から 生まれ た 武 神 だ ねがい||うまれ||ぶ|かみ|

あや かし って ん なら お前 の ほう が は まって ん だ ろ |||||おまえ||||||||

また

私 って ば いつの間に わたくし|||いつのまに

Yeah 生 霊 yeah|せい|れい

笑いごと じゃ あり ませ ん わらいごと||||

まあ 確かに |たしかに

その 剥き出し の 姿 は 危険 だ |むきだし||すがた||きけん|

気 を 付けろ き||つけろ

生き ながら の あや かし な ん ざ 目立つ から な いき||||||||めだつ||

寄って くる ぞ よって||

寄って 触って 魂 を 貪る よって|さわって|たましい||むさぼる

そうして あやか し に 憑 かれる と ||||ひょう||

人 は 魔 が 差す じん||ま||さす

超え て は なら ない 境界 線 こえ|||||きょうかい|せん

それ を 跨ぐ の を 厭わ なく なる ||またぐ|||いとわ||

その先 に ある の は 快楽 に も 似 た 生き 地獄 だ そのさき|||||かいらく|||に||いき|じごく|

でし たら 私 の 体 早く 治し て ください ||わたくし||からだ|はやく|なおし||

分かって る よ 契約 だ ろ わかって|||けいやく||

前払い の 五 円 は 返 さ ね ー から な まえばらい||いつ|えん||かえ|||-||

いっぱい 貯 め て 大きな お 社 建てる ん だ |ちょ|||おおきな||しゃ|たてる||

駅 近 えき|ちか

嫁 付き よめ|つき

バス トイレ 別 の ばす|といれ|べつ|

俺 の お 社 おれ|||しゃ

本 大 神 ほん|だい|かみ

夜 ト 様 右 足 の 力 加減 は よろしい です か よ||さま|みぎ|あし||ちから|かげん||||

左 足 は いかが でしょ う ひだり|あし||||

うむ 苦しゅう ない |くるしゅう|

われ が 全 能 なる 神 ぞ ||ぜん|のう||かみ|

ほれ 柿 ピー の ピーナツ だけ を 仕分け し て |かき||||||しわけ||

ここ へ

はい 夜 ト 様 |よ||さま

いい いい ね

それ で いつ 働 い て もらえ ます |||はたら||||

う っせ ー な だ から 待って って 言って ん だ ろ ||-||||まって||いって|||

先週 から それ ばっかり じゃ ない です か 夜 ト さん せんしゅう||||||||よ||

そう だ っけ

じゃあ 夜 ト さん じゃ なく て |よ|||||

夜 ト 様 ん って １０ 回 言って み よ||さま|||かい|いって|

噛ま ず に 言え たら 考え て やって も いい けど かま|||いえ||かんがえ|||||

大体 神様 を 「 さん 」 付け て 呼ぶ と か なく ね ー だいたい|かみさま|||つけ||よぶ|||||-

では 今後 は 夜 ト で |こんご||よ||

と … とにかく 今 の 俺 は １００ パー の 俺 じゃ ね ー し ||いま||おれ||||おれ|||-|

本気 出せ ね ー の ほんき|だせ||-|

神器 が 見つかる まで は な しんき||みつかる|||

その 神器 と は なん です か |しんき|||||

神器 って の は 神 の 下 で 武器 と なる もん だ しんき||||かみ||した||ぶき||||

神器 さえ あれ ば 俺 は 何でも 斬れ る しんき||||おれ||なんでも|きれ|

だから 今 は なんにも でき ない ん です ね |いま|||||||

前 は 持って い た ん です よ ね ぜん||もって||||||

なく し た の

ち げ ー よ ||-|

辞め られ 首 に し た やめ||くび|||

神器 は 人 しんき||じん

あぁ 死霊 だ |しりょう|

死霊 しりょう

はい

早く て 安く て 安心 デリバリー ゴッド の 夜 ト で ござい ます はやく||やすく||あんしん||||よ||||

お 困り です ね すぐ 行き ます |こまり||||いき|

まっ

もう

なんか あの 人 ||じん

m 0 0 l 0 20 l 35 20 l 35 0

m 0 0 l 0 20 l 35 20 l 35 0

m 0 0 l 0 20 l 35 20 l 35 0

情 報 m 0 0 l 0 20 l 35 20 l 35 0 じょう|ほう|||| 台 m 0 0 l 0 20 l 35 20 l 35 0 だい|||| 俺 なら １００ パー の 力 出し て ない し おれ||||ちから|だし|||

親 が 死 ん だ ら 働く っす おや||し||||はたらく|

ほら ひより

働か なく て も 飯 の 味 は おんなじ っ しょ はたらか||||めし||あじ||||

駄目 人間 よ 怖い で ちよ ね ー だめ|にんげん||こわい||||-

いや 働け ない じゃ ない 働か ない ん です |はたらけ||||はたらか|||

はい

お 母 様 あれ が 関わって は いけない って いう 駄目 人間 です ね |はは|さま|||かかわって|||||だめ|にんげん||

俺 は 働か ない こと で その 代わり もう 一 人 仕事 もらえ てる おれ||はたらか|||||かわり||ひと|じん|しごと||

でも 他 に こんな 事 頼め る 人 い ない し |た|||こと|たのめ||じん|||

どう し たら

成す なら て め ぇ の 拳 で 成せ なす||||||けん||なせ

マイ ロード 蟷 野 様 まい||とう|の|さま

そう よ 誰 か に 頼って ばかり じゃ だめ ||だれ|||たよって|||

私 は 私 で できる こと を し なく ちゃ わたくし||わたくし|||||||

そう だ 私 が 神器 を 探せ ば いい ||わたくし||しんき||さがせ||

あの う

夜 ト って 人 の 神器 に なって み ませ ん か よ|||じん||しんき||||||

すみません あの う

時 化 だ じ|か|

あれ だけ いれ ば 話 を 聞い て くれる 死霊 も いる か も ||||はなし||ききい|||しりょう||||

へえ トイレット ペーパー を ねえ ||ぺーぱー||

ええ 壁 に 貼って おく と |かべ||はって||

液 だれ せ ず に カビ の 根っこ まで 薬剤 が 届く ん です よ えき|||||かび||ねっこ||やくざい||とどく|||

本当 は 半日 くらい おい て から 流す と いい ん です けど ね ほんとう||はんにち|||||ながす||||||

ええ さすが プロ だ ね ||ぷろ||

プロ ぷろ

こんな 時間 に すぐ 来 て くれ た し |じかん|||らい||||

なんか あったら また 頼っちゃ う かな |||たよっちゃ||

ぜひ 御 ひいき に |ご||

じゃ 頼む わ |たのむ|

ああ すみません

使い古し の 歯 ブラシ あり ます つかいふるし||は|ぶらし||

ここ ん とこ 相当 カビ が 深い ので |||そうとう|かび||ふかい|

助かった よ お 兄ちゃん たすかった|||にいちゃん

水漏れ 直し て もらう どころ か 掃除 まで し て もらっちゃ っ て みずもれ|なおし|||||そうじ||||||

いいえ

さすが に 五 円 じゃ 悪い から ||いつ|えん||わるい|

はい お 駄賃 ||だちん

俺 は 武 神 の はず だ おれ||ぶ|かみ|||

なのに 何故 お 手軽 価格 で ゴム バッ キン 交換 や カビ 取り なんか やって る ん だ |なぜ||てがる|かかく||ごむ||きん|こうかん||かび|とり|||||

ま ぁ い いっか

酒 さえ 飲め れ ば さけ||のめ||

今日 は もう このまま 天神 の とこ で 寝よ う きょう||||てんじん||||ねよ|

儲かって ます な もうかって||

行き は よい よい 帰り は 怖い と こりゃ いき||||かえり||こわい||

今夜 は やけに 時 化 て ん な こんや|||じ|か|||

あ そう いえ ば あいつ の 依頼 ||||||いらい

どう っす かな

何 だ よ も う なん||||

來 \ h \ h 電 らい|||いなずま

接 聽 保存 拒 接 つ|ちょう|ほぞん|こば|つ

あいつ か 面倒 くせ え な ||めんどう|||

は いはい 何で ござい ま しょ う か ||なんで|||||

あ 遅く に すみ ませ ん |おそく||||

えと

夜 ト の し … 神器 を 見つけ た ん です けども よ||||しんき||みつけ||||

は ？

どういう こと だ よ

こ この 人 なんて どう でしょ う ||じん||||

神器 し ー ん 器 しんき||-||うつわ

逃げろ にげろ

何 が 神器 だ なん||しんき|

で で で でも 神器 は 死霊 だって ||||しんき||しりょう|

ありゃ 念 も 呪 も 絡 ん だ 塊 |ねん||まじない||から|||かたまり

ただ の あや かし だ

見りゃ 分か ん だ ろ みりゃ|わか|||

はい

ぱっと 見 確かに そう 思った ん です けど |み|たしかに||おもった|||

いい 匂い |におい

夜 ト さん が おっしゃる 通り よ|||||とおり

やっぱり 見た目 で 判断 し て は いけない と 思い まし て |みため||はんだん||||||おもい||

いい 匂い |におい

俺 の 教訓 ここ で 聴 い ちゃ った おれ||きょうくん|||き|||

そこ で 頑張る な よ ||がんばる||

と いう なん です が

今 体 落とし ちゃ い まし た いま|からだ|おとし||||

そこ は 頑張れ よ ||がんばれ|

ひより

そ そうだ |そう だ

私 この 姿 だ と 結構 強い ん だった わたくし||すがた|||けっこう|つよい||

もう 大丈夫 です |だいじょうぶ|

私 一 人 で 戦い ます わたくし|ひと|じん||たたかい|

ほら ほら こっち

今 だ いま|

ジャングル ・ ソバッ じゃんぐる|

走れ はしれ

その 手 ひどく 変色 し て ます けど |て||へんしょく||||

だい じ ょ

いい 触れ ん な |ふれ||

お前 まで やすむ ぞ おまえ|||

やすむ

不 浄 を もらう こと だ ふ|きよし||||

やすみ は 移る ||うつる

払う か 清め ない 限り はらう||きよめ||かぎり

そこ に 留まり 体 を 蝕む ||とどまり|からだ||むしばむ

いい 匂い |におい

それ から その 穴 の |||あな|

それ は 尻尾 じゃ ねえ ||しっぽ||

お前 の 本体 と 霊 体 を 繋ぐ 命綱 だ おまえ||ほんたい||れい|からだ||つなぐ|いのちづな|

いい 匂い |におい

そい つ が 切れる と |||きれる|

死ぬ ぞ しぬ|

そんな 私 有線 な ん です か |わたくし|ゆうせん||||

そこ

いい か

お前 は そもそも 戦い に 向かわ ねぇ の おまえ|||たたかい||むかわ||

さっき みたい な 真似 は やめろ |||まね||

だって 夜 ト 一 人 じゃ 何も でき ない ん です よ ね |よ||ひと|じん||なにも||||||

うる せ え な

だから ずっと 探し て ん だ よ ||さがし||||

俺 の しん おれ||

日本 郵政 にっぽん|ゆうせい

郵 箱 ゆう|はこ

男 見 た とこ 十代 そこそこ の ガキ おとこ|み|||じゅうだい|||がき ちょっと 面倒 くせ え 時期 か |めんどう|||じき|

いい 匂い |におい

夜 ト よ|

あいつ に する

いい 匂い |におい

帰る 場 も なく かえる|じょう||

逝く こと も ままならない お前 に いく||||おまえ|

留まる 場 を 与える とどまる|じょう||あたえる

わが 名 は 夜 ト |な||よ|

忌み 名 を 握り て ここ に 留め ん いみ|な||にぎり||||とどめ|

仮名 を 持って 我が 僕 と する かな||もって|わが|ぼく||

名 は 従い て 器 は 音 に な||したがい||うつわ||おと|

我が 命 にて 神器 と なさ ん わが|いのち||しんき||な さ|

名 は 雪 （ ゆき ） 器 は 雪 （ せつ ） な||ゆき||うつわ||ゆき|

来い 雪 器 こい|ゆき|うつわ

剣 夜 ト けん|よ| や … 夜 ト |よ|

豊 葦原 の 中津 国 とよ|あしはら||なかつ|くに

荒び 足ら せ ぬ 「 彼 」 の もの よ すさび|たら|||かれ|||

我 夜 ト 神 来 たり 降り われ|よ||かみ|らい||ふり

雪 器 を 以 って 砕き ふせ ゆき|うつわ||い||くだき|

種々 の 障り 穢 れ を 打ち 払わ ん しゅじゅ||さわり|あい|||うち|はらわ|

斬 そんな き| 今 泣 い て た いま|なき|||

体 取り戻し て き まし た からだ|とりもどし||||

何 し てる ん です なん||||

やすみ を 清め てる ||きよめ|

水 で 傷 が 治った すい||きず||なおった

ともあれ 収穫 が あった |しゅうかく||

誰 に も 障ら れ て ない 死霊 に 出会え た の は 幸運 だった だれ|||さわら||||しりょう||であえ||||こううん|

刃渡り も ちょうど いい はわたり|||

へ ぇ これ が 神器 ||||しんき

綺麗 きれい

剣 って いう より は 剥き出し の 刃 です ね けん|||||むきだし||は||

こいつ の 名 は 雪 ||な||ゆき

呼び名 は 雪 音 よびな||ゆき|おと

あれ

人 に なった じん||

雪 音 ゆき|おと

俺 は 夜 ト お前 の 主 だ おれ||よ||おまえ||おも|

彼岸 より 召し 上げ し お前 を 神器 と する ひがん||めし|あげ||おまえ||しんき||

眷属 より も そば に 永く 請い 従う こと を 許す けんぞく|||||ながく|こい|したがう|||ゆるす

着ろ きろ

もう 恐れる こと は ない |おそれる|||

いい よ 汗 臭 せ ぇ ||あせ|くさ||

あ じゃ ぁ これ を

寒 っ さむ|

ど っか 入り たい ん だ けど ||はいり||||

なあ 聴 い てん の |き|||

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君 の 名前 何 が あって も きみ||なまえ|なん|||

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必ず 呼ぶ から かならず|よぶ|

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君 は ぎ ざ ぎ ざ ハート の 持ち主 きみ||||||はーと||もちぬし

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触れる もの は 何でも 傷つけ ふれる|||なんでも|きずつけ

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世界 の すべて を 睨み付け て せかい||||にらみつけ|

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その 目 は 言う ん だ |め||いう||

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「 僕 は ここ に いる 」 ぼく||||

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誰 か が 笑って た だれ|||わらって|

だから 引 い た ん だ その 境界 線 |ひ||||||きょうかい|せん

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それ なら

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私 は その 手 を 引く わたくし|||て||ひく

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さ ぁ

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連れ て く から つれ|||

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言え ない なら いえ||

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この 手 を 強く 握って |て||つよく|にぎって

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離さ ない で はなさ||

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君 は もう 一 人 じゃ ない ん だ って きみ|||ひと|じん|||||

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知って ほしい ん だ よ しって||||

寒い なら 俺 の ゆる ふ わ スカーフ 首 に 巻 い と け ひより さむい||おれ|||||すかーふ|くび||かん||||

ありがとう ござい ます

でも いい です

次回 ノラガミ じかい|

招か れ た 厄災 まねか|||やくさい

いや あ のう

災 厄 招 至 わざわい|やく|まね|いたる

下 集 した|しゅう

ほら これ

結構 です けっこう|