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屍鬼, Shiki Episode 12

Shiki Episode 12

( 夏野 ) この 村 の 思い出 に は 全部 徹 ちゃん が い た 。

( 辰巳 ) あなた は 僕たち を 狩 ろ う と して いる 。

( 敏夫 ) 連中 が 死ぬ の は ひどく て 人 が 死ぬ の は ひどく ない の か ! ?

( 沙 子 ) 屍 鬼 … 。 いい わ 。 とても いい 響き 。 気 に 入っちゃ っ た 。

( 敏夫 ) 桐 敷 さん は 間違い なく 生き て いる よ 。

( 田中 ) 《 昼間 役場 に 勤める 人間 が →

わたし しか い なく なって しまった 》 →

《 保険 係 の 石田 さん は 失踪 。 ほか は 退職 し 転居 し た 》 →

《 所長 も 体調 を 崩し て 欠勤 が 続 い て いる 》 →

《 加速 し て 増え 続ける 死亡 届 》 →

《 逆 に 引っ越し が 多い 割に 転居 届 は ほとんど こ ない 》

《 このまま で は 村 から 人 が い なく なって しまう ん じゃ ない か 》

どうも !

( 田中 ) 《 欠員 を 埋める べく 臨時 雇用 で 入った 2 人 》

《 彼ら は なぜ か 夜 に しか 現れ ない 》

朝 の 光 を 手放し た 花

注が れ ない 雨 を 求め

覚め ない 眠り に つく

誰 か を そっと 呼ぶ 声

闇 の 楽園 は

嘘 か 夢 か

失う の は 身体 と

自分 と いう 心

その 対価 を 差し出し

何 を 得 られる の だ ろ う

この 涙 で 奪え る 程 に

命 は 脆く て 儚く て

全て に 訪れる

終わり を

「 恐怖 」 と 嘆く の か

終演 を 歌う 金 盞花

静か に 咲き誇る

憎しみ も

悲しみ も

その 根 で た くり 寄せ て

終焉 を 歌う 金 盞花

寂し さ を 潤す

注が れ ない 雨 を 求め て

覚め ない 眠り に つく

( 昭 ) 兄 ちゃ ー ん !

( 昭 ) 昨日 は 連絡 が つか なかった から 心配 し た ぜ !

電話 し て き て くれ て 安心 し た よ 。

( かおり ) 何 か あった の ? ( 夏野 ) いや 。 そっち は ?

こっち は 大 あり だ よ 。 俺 今日 ついに さ … 。

《 みんな 聞い て くれ ! 村 で 死人 が 出 まくって る こと だ けど 》

《 例の 起き上がり の こと ? 》 ( 昭 ) 《 えっ ! ? 》

《 ああ 水口 の キモ ババア が 兼 正 に 乗り込 ん だ ら な … 》

《 兼 正 は 起き上がり じゃ 。 退散 ! ! 》 ( 女子 生徒 たち ) 《 ハハハハ ! 》

( 男子 生徒 ) 《 でも 結局 兼 正 の 家族 に 怒ら れ て 帰った ん だ ろ ? 》

( 男子 生徒 ) 《 自分 が 退散 ! 》 ( 一同 ) 《 アハ ハハ ! 》

( 昭 ) 俺 それ 以上 何も 言え なく な っち まっ て … 。

結城 さん 。 兼 正 の 人 たち は 起き上がり じゃ なかった の か な ?

お前 たち 村 を 出ろ 。

今 すぐ 村 から 逃げろ 。

どういう こと ?

結城 さん … 。 ( 昭 ) 兄ちゃん … 。 嘘 だ ろ ?

やつ ら ここ を 起き上がり の 村 に する つもり な の かも しれ ない 。

夏 から 続く 死者 の 数 は もう 分から ない 。

引っ越し た や つら だって もう 生き て は い ない だ ろ う 。

そうして 死 ん だ や つら が 起き上がる 。

もともと この 外 場 村 は 外 から 閉ざさ れ て い た 。

よそ の 人間 は 人 と 起き上がり が 入れ替わって も 気付か ない だ ろ う 。

そんな 村 だ から あいつ ら に 選ば れ た 。

お前 たち も 例外 じゃ ない 。

俺 が 襲わ れ た って こと は →

お前 たち も 今日 すぐ 襲わ れ た って 不思議 じゃ ない って こと だ 。

だから 逃げろ 。

そんな … 。 嫌 だ よ 。 ( かおり ) わたし も 。

迷って る 時間 は たぶん もう ない 。

( 昭 ) 兄ちゃん は どう な ん だ よ ?

俺 は まだ やる こと が ある 。

手伝う よ ! 俺 に できる こと なら 何 だって やる !

無理 だ 。 お前 たち に は 危険 過ぎる 。

逃げ た から って どう なる わけ じゃ ない よ !

ここ に いる より は まし だ 。 でも 嫌 だ ! →

こんな 兄ちゃん 残し て ど っか よそ へ なんか 行ける か よ !

俺 たち は 逃げ ない ! !

後悔 する ぞ 。

逃げ て 後悔 する より ここ に 残って 後悔 し た 方 が いい よ !

分かった 。 ただし 俺 に は 二 度 と 近づく な 。

( 昭 ) えっ ? ( かおり ) 結城 さん ?

次に 会う とき は 俺 は もう 俺 じゃ ない かも しれ ない 。

分かった な ?

《 徹 ちゃん が 来 た の が おととい 》

《 もし 昨日 も 来 られ て い たら こんなに は 動け なかった だ ろ う 》

《 貧血 が これほど きつい もの と は 思わ なかった 》

《 なぜ 来 なかった ん だ ろ う ? 罪 の 意識 から か ? 》

《 不思議 な もの だ な … 》

《 徹 ちゃん が 死 ん で 棺 に 入って い た とき は →

徹 ちゃん で ない もの の よう に 見え た 》

《 でも 今 目の前 に いる これ … 》

《 俺 を 襲う こと を ちゅうちょ し て いる これ は →

俺 の 記憶 に ある 徹 ちゃん そのまま だ 》

俺 は ここ だ よ 。

( 徹 ) あぁ … ! 効く ん だ こういう の 。

何 だ よ 。 こんな もの が 怖い の か よ !

これ を 見る と どんな 気分 な わけ ?

それとも 生き てる ころ から 怖かった の か ?

夏野 … 。

下 の 名前 で 呼ぶ な って ! !

う わ っ !

共存 は でき ない わけ ? どうして も 人 を 襲わ ない と 駄目 な の か ?

無理 だ 。

きちんと 理由 を 説明 し たら →

血 を 分け て くれる 人 だって いる はず だ !

ちょっと 待て ば 血 なんて 元 の 量 に 戻る ん だ から !

何も 殺す こと は ない だ ろ う ! !

お前 に は 分から ない よ !

そんな こと で 解決 できる なら 最初 から 人 を 襲ったり し ない !

初め は みんな 嫌がる ん だ 。

人 を あやめ た 罪 を 恐れる やつ 。 人 を あやめ た 罰 を 恐れる やつ 。 →

でも 人 を あやめ て も 罰 なんか 下され ない と 分かる と →

罪 に は すぐ 慣れる ん だ よ 。

人 を 餌 と 思う 罪 に 。

人 は 生き てる 豚 の 肉 を 少しずつ 削って 食べ た り なんか し ない 。

違う か ?

十字架 が 効く なら これ だって いける よ な ?

や … やめ て くれ !

夏野 … 。

汚 ねえ よ !

もっと 吸 血 鬼 らしく しろ よ !

そんな 生き てる ころ の まん ま で さ !

夏野 … ?

腹 が すい たら 俺 の 血 を 吸え ば いい 。

2 人 で 何 か いい 方法 を 考える ん だ 。

それ まで ほか を 殺す くらい なら 俺 の 血 を 吸え 。

そして 村 を 出よ う ! 辰巳 たち の 目 の 届か ない 場所 へ !

くっ … 。

無理 だ ! 辰巳 から 逃げる なんて … 。

だから 吸って くれ 徹 ちゃん ! ! く ぅ … 。

徹 ちゃん ! !

う ぅ … う わ ぁ ぁぁ ぁ !

( 沙 子 ) わたし たち 屍 鬼 と は →

人 を 狩る もの 人 と 敵対 する もの 。 →

仕方ない の よ 。 人 を 襲わ なけ れ ば 死 ん で しまう ん だ もの 。

( 千鶴 ) 屍 鬼 ねぇ … 。

人 を 襲わ ず に 済め ば どんなに いい だ ろ う 。 →

誰 も 好き で こんな 生き物 に なった わけ じゃ ない わ 。

う ぐ っ … う ぅ … 。

う ぅ ぅ … !

徹 ちゃん 。

( 沙 子 ) でも ね →

ものすごく おなか が すく の よ 。 →

それ は とても とても 空虚 な 空腹 だ わ 。

( 沙 子 ) 誰 も 耐え られ ない 。

( 沙 子 ) 人殺し なんて どう で も いい と 思える ほど に … 。

( 恵 ) 《 超 が 付く ほど の 田舎 で ある 外 場 村 でも →

さらに ダサ い 外れ に ある ここ 山 入 》 →

《 この 夏 で 住人 は 全滅 》 →

《 こんな 場所 もう とっくに 忘れ られ ちゃ って る 》 →

《 辰巳 さん が 入り口 の 道路 を ダイナマイト で 爆破 し ちゃ った から →

なおさら 陸 の 孤島 だ し 》

( 恵 ) うつ だ わ ー 。 わたし どんどん 田舎 の 方 へ 追いやら れ てる 。

山奥 の 吸 血 鬼 の 村 なんて … 。

( 辰巳 ) 屍 鬼 と いう ん だ そう だ 。 →

桐 敷 家 は 吸 血 鬼 と いう 呼び名 が 嫌い な ん だ よ 。

どう だい ? 結城 夏野 君 を 襲う こと は あきらめ が つい た ?

もう いい わ 。

ところで 君 は 今 空 い て い た ね 。 ( 恵 ) ええ 。 誰 か を 襲う の ?

( 辰巳 ) 君 の 友達 の 田中 かおり 。 ( 恵 ) かおり を ?

… の 父親 を 。 ( 恵 ) かおり の お 父さん 。

かおり 君 は 最近 結城 夏野 君 と 仲良し の よう で ね 。

かおり が 結城 君 と ! ?

( 辰巳 ) 秘密 を 分かち合って →

手 に 手 を 取って われわれ に 対抗 し て いる 。 →

友達 の 家族 を 襲う の は 気 が 引ける なら ほか に 頼む が … 。

やり ます !

わたし が やり ます 。

( 結城 ) 夏野 。 医者 に 行か なく て 大丈夫 な の か ?

大丈夫 だ よ 。 ただ の 寝不足 だ から さ 。

( 結城 ) しか し … 。 平気 だって 。

色々 あった から さ 疲れ て た ん だ よ 。

( 結城 ) なら いい が … 。

( 結城 ) 梓 。 ( 梓 ) 何 ?

( 結城 ) その … 。 村 で は 新種 の 伝染 病 が はやって る と か →

そういう 噂 が ある ん だ が … 。 ( 梓 ) それ で ?

( 結城 ) ひょっとしたら 夏野 は その … 。

( 梓 ) ねえ 。 →

よく 考え て み て 。 新種 の 伝染 病 なんて →

世界 規模 で 考え て も そう そう ある もの じゃ ない わ 。 →

なのに 今 この 広い 世界 の この 日本 の この 村 で →

それ が 発生 し た なんて 非 科学 的 な こと を 信じ てる の ?

いや … 。 尾崎 君 が そう 言って た から 。

( 梓 ) あの 人 だって しょせん は 田舎 の お 医者 さま な の よ 。 →

都会 の 研究 機関 の 発表 なら ともかく … 。

( 結城 ) ああ … 。 もう いい 。

《 だが もし 本当 に そう だったら … 》

( 正 志郎 ) おや ? あなた は 確か 工房 の … 。 →

こんにちは 。 ( 結城 ) あっ … 。

この 間 うち の 前 に おら れ まし た よ ね ?

いや … 。 あの とき は 災難 で し た ね 。

ハハハハ ! さすが に 死体 扱い さ れる と は 思い ませ ん でし た よ 。

結城 さん も 都会 から 越し て こ られ た ん です よ ね ?

それ なら わたし の 気持ち も 分かって いただける でしょ う ?

( 結城 ) は あ … 。 ( 正 志郎 ) この ところ 死人 が 多い →

理由 が 伝染 病 かも って こと に なり まし た が →

わたし は 正直 それ も どう か と 思って まし た よ 。

と いう と ? ( 正 志郎 ) 新種 の 伝染 病 … 。

何だか 映画 で しか 聞か ない 話 です よ ね ?

妄想 に 近い と 思い ませ ん か ? →

田舎 の 迷信 に 近い と 言った 方 が いい かも しれ ない 。

まさか あなた は そんな 話 を 真に 受け て おら れ ませ ん よ ね ?

え … ええ 。

( 正 志郎 ) いや よかった ! さすが 都会 の 方 は 理性 的 だ 。

安心 し まし た よ あなた の よう な 方 が この 村 に い らし て 。

では 。

( 昭 ・ かおり ) すい ませ ー ん !

《 また 子供 か … 》

( かおり ・ 昭 ) すい ませ ー ん ! ( 結城 ) 何 か 用 かな ?

あの 兄ちゃん … 。 いや 夏野 さん は い ます か ?

君 たち は 誰 だい ?

田中 って いい ます 。 兄ちゃん の 友達 です 。

聞い た こと が ない な 。

( かおり ) あ … あの 昨日 から 夏野 さん →

具合 が 悪 そう だった から お 見舞い に … 。

今日 は ずる 休み する って 起き て も こ ない よ 。

だから また 後日 。 ( かおり ・ 昭 ) あっ !

父さん !

入れ て やって くれ 。

( 昭 ) お邪魔 し ま ー す !

なぜ 来 た ? ( 昭 ) だって ほっと ける か よ !

( かおり ) これ 見 て 。 →

起き上がり に 効果 が ある か 分から ない けど … 。 ( かおり ) これ 見 て 。 →

起き上がり に 効果 が ある か 分から ない けど … 。

効く と … わたし は 思う の 。 お 部屋 に たくさん 付け て おく ね 。

俺 だって 死ぬ つもり は ない 。 絶対 に この 村 から 出 て やる ん だ 。

ずっと そう 考え て い た 。

都会 に 戻る ため に 大学 受験 の 準備 も し て いる 。

( 昭 ) そうだ よ 。 出よ う 兄ちゃん ! ! 辛抱強く 粘って チャンス を 待 と う ! →

いつか 突破 口 が 見つかる はず だ よ !

な … ! 何 だ これ は !

夏野 。 また お前 が … 。

いや あの 子 たち だ !

夏野 の 具合 が こんな こと で 良く なる と 思って いる の か ?

田舎 ならでは の 迷信 深 さ 。 →

起き上がり 。 伝染 病 。 たたり 。

もう ごめん だ !

( 昭 ) すい ませ ー ん ! 昨日 も 来 た 田中 です けど 。

( かおり ) すい ませ ー ん !

はい ?

あの … また お 見舞い に 来 た ん です けど … 。

どうぞ 。 ( 昭 ) お邪魔 し ます 。

何 か 兄ちゃん の 母ちゃん 暗い 感じ だ な 。

こら !

兄ちゃん 具合 どう ? えっ ! ?

( 昭 ) 兄ちゃん !

悪く なって る 。 恵 ちゃん の とき と 似 てる わ 。

縁起 で も ない こと 言う な よ 。 ( かおり ) だって … 。

( 結城 ) 帰って もらえ ない か 。

見 て の とおり 夏野 は 君 たち の 相手 を し て いる 状態 に は ない 。 →

これ は 返し て おく 。 妙 な もの を 持ち込む の は やめ て ほしい !

あの … その … 。

か … 看病 さ せ て ほしい ん です !

今晩 そば に 付い て て あげ たら いけ ませ ん か ?

ご 迷惑 は 掛け ませ ん ! お 願い し ます ! !

お … お 願い し ます !

看病 なら 家族 で ある わたし たち が し て いる 。 →

非常識 な こ と 言って ない で 帰って くれ !

( 昭 ) 嫌 だ … 。

絶対 に 嫌 だ ! !

( かおり ) 昭 ! ( 昭 ) 俺 帰ら ない ! !

駄目 よ 。 お 父さん と ケンカ なんて 。 ( 昭 ) だって !

( かおり ) 家 の 中 が 駄目 なら 外 から 見張れ ば いい わ 。

外 って … 夜中 に ! ? ( かおり ) 怖い ?

分かった よ ! もう お前 に は 頼ま ない ! !

けど これ だけ は 覚え て おけ よ ! →

助ける 方法 を 知って いる の は 俺 たち だけ だ ! →

このまま 放っと い たら 兄ちゃん は 殺さ れる 。

殺さ れる ? ( 昭 ) 起き上がり な ん だ よ ! !

( かおり ) 昭 ! ( 昭 ) な のに 邪魔 ばっかり し て 。

まるで お前 が 兄ちゃん を 殺 そ う と し てる みたい じゃ ねえ か ! !

( かおり ) ほら !

兄ちゃん は 絶対 に 助ける から な ! ! ( かおり ) お邪魔 し まし た 。

起き上がり … 。 仕方ない か 田舎 の 迷信 深い 子供 たち だ 。

わたし も 大人げなかった な 。

( 昭 ) 武装 だ ! こう なりゃ 武装 し て 徹底 抗戦 だ ! !

俺 は 釘 バット 持って くる ! ! ( かおり ) わたし は フライパン 。

待って くれ !

何 だ よ ?

( 結城 ) さっき は すま なかった 。 ( 昭 ・ かおり ) えっ ?

君 たち が あまり に も 真剣 だった から わたし も 少し 考え て み た ん だ 。

もしかしたら 君 たち の 方 が 正しい ん じゃ ない か と ね 。 →

兼 正 が 起き上がり だ と すれ ば 全て の つじつま が 合う ん だ よ 。

じゃあ 信じ て くれる の ?

( 結城 ) ああ 。 だから 今夜 は 夏野 の そば を 離れ ず →

見張って いよ う と 思う ん だ 。 ( 昭 ) ホント に ?

約束 する ! 家族 を 守る の は 父親 の 務め だ 。

だから 夏野 の こと は わたし に 任せ て くれ 。

きっと 起き上がり から 守って み せる 。

分かった よ 。 あんた の 子供 だ あんた が 守れ 。 これ 置 い て く から 。

( 昭 ) 起き上がり は こういう 神聖 な もの に 弱い と 思う ん だ 。

それ は 心強い 。

何 か あったら 田中 良和 の 所 に 電話 し て 。

電話 帳 に 載って っ から !

分かった 。 ありがとう 。 ( 昭 ) 行 こ う かおり 。

フゥ ~ 。

( 田中 ) しかし 何 だって みんな 夜 に しか 働か ない ん だ ?

お っ ?

ああ 恵 ちゃん か 。 こんな 時間 に お 出掛け かい ?

こんばん は おじ さま 。 ちょっと ジュース を 買い に 。

暗い から 足元 に 気 を 付ける ん だ よ 。 ( 恵 ) は ー い 。

うん ? 何 だ ろ う … 。

何 か おかしい 。

そう だ 。 あの 子 は 死 ん だ 。

おじ さま も 気 を 付け て 。

( 結城 ) 寒く ない の か ?

うん 。 この 方 が いい や 。 何だか 息苦しく て さ … 。

夏野 。 あまり 具合 が 良く ない よう なら →

あした 大きい 病院 に 行か ない か ? 精神 的 な もの かも しれ ない 。

薬 か 何 か くれる だ ろ う 。

父さん の ホワイト ホース で も いい けど 。

調子 に 乗る な 。

じゃあ 時々 見 に 来る から な 。

ああ 。

( ドア の 閉まる 音 )

闇 に 紛れ て

息 を 殺す

闇 を まとって

ふっと 微笑む

気のせい さ

お前 など 誰 も 知る はず ない

月 だけ が

見つめ て いる

ああ 終わり の 無い 夜 彷徨う

ああ あなた の 夢 ただ 夢見 て

ああ 終わり の 無い 夜 彷徨う

ああ あなた の 夢 ただ 夢見 て


Shiki Episode 12

( 夏野 ) この 村 の 思い出 に は 全部 徹 ちゃん が い た 。 なつの||むら||おもいで|||ぜんぶ|てつ|||| All the memories I have about this village have Tohru in them.

( 辰巳 ) あなた は 僕たち を 狩 ろ う と して いる 。 たつみ|||ぼくたち||か||||| You're trying to hunt us.

( 敏夫 ) 連中 が 死ぬ の は ひどく て 人 が 死ぬ の は ひどく ない の か ! ? としお|れんちゅう||しぬ|||||じん||しぬ||||||

( 沙 子 ) 屍 鬼 … 。 いい わ 。 とても いい 響き 。 気 に 入っちゃ っ た 。 いさご|こ|しかばね|おに|||||ひびき|き||はいっちゃ|| Shiki... That's good.

( 敏夫 ) 桐 敷 さん は 間違い なく 生き て いる よ 。 としお|きり|し|||まちがい||いき||| There's no doubt that Mr. Kirishiki is alive.

( 田中 ) 《 昼間 役場 に 勤める 人間 が → たなか|ひるま|やくば||つとめる|にんげん|

わたし しか い なく なって しまった 》 →

《 保険 係 の 石田 さん は 失踪 。 ほか は 退職 し 転居 し た 》 → ほけん|かかり||いしだ|||しっそう|||たいしょく||てんきょ|| Mr. Ishida, the Public Health Officer, went missing,

《 所長 も 体調 を 崩し て 欠勤 が 続 い て いる 》 → しょちょう||たいちょう||くずし||けっきん||つづ||| Even the Chief fell sick and is still absent.

《 加速 し て 増え 続ける 死亡 届 》 → かそく|||ふえ|つづける|しぼう|とどけ

《 逆 に 引っ越し が 多い 割に 転居 届 は ほとんど こ ない 》 ぎゃく||ひっこし||おおい|わりに|てんきょ|とどけ||||

《 このまま で は 村 から 人 が い なく なって しまう ん じゃ ない か 》 |||むら||じん||||||||| If this keeps up, will this village become deserted?

どうも ! Hello.

( 田中 ) 《 欠員 を 埋める べく 臨時 雇用 で 入った 2 人 》 たなか|けついん||うずめる||りんじ|こよう||はいった|じん Those two temps were hired to fill the vacancies.

《 彼ら は なぜ か 夜 に しか 現れ ない 》 かれら||||よ|||あらわれ| For some reason, they only come in at night.

朝 の 光 を 手放し た 花 あさ||ひかり||てばなし||か O flower, parched in the light of dawn,

注が れ ない 雨 を 求め そそが|||あめ||もとめ reaching for the unfallen rain,

覚め ない 眠り に つく さめ||ねむり||

誰 か を そっと 呼ぶ 声 だれ||||よぶ|こえ Someone calls out softly for a paradise of darkness.

闇 の 楽園 は やみ||らくえん|

嘘 か 夢 か うそ||ゆめ| Is it a lie or a dream?

失う の は 身体 と うしなう|||からだ| Either way, it's already lost.

自分 と いう 心 じぶん|||こころ What do you gain by putting forth your heart?

その 対価 を 差し出し |たいか||さしだし

何 を 得 られる の だ ろ う なん||とく|||||

この 涙 で 奪え る 程 に |なみだ||うばえ||ほど| Looking through those eyes,

命 は 脆く て 儚く て いのち||もろく||はかなく| life is foolish and fleeting enough to snatch away.

全て に 訪れる すべて||おとずれる Will today be the day you grieve the end

終わり を おわり| which comes to us all?

「 恐怖 」 と 嘆く の か きょうふ||なげく||

終演 を 歌う 金 盞花 しゅうえん||うたう|きむ|さかずきはな The calendula which sings of the abyss

静か に 咲き誇る しずか||さきほこる silently blooms full.

憎しみ も にくしみ| Hatred and sadness

悲しみ も かなしみ|

その 根 で た くり 寄せ て |ね||||よせ|

終焉 を 歌う 金 盞花 しゅうえん||うたう|きむ|さかずきはな The calendula which sings of demise

寂し さ を 潤す さびし|||うるおす

注が れ ない 雨 を 求め て そそが|||あめ||もとめ| reaching for the unfallen rain,

覚め ない 眠り に つく さめ||ねむり|| fall into a wakeless sleep.

( 昭 ) 兄 ちゃ ー ん ! あき|あに||-| Natsuno!

( 昭 ) 昨日 は 連絡 が つか なかった から 心配 し た ぜ ! あき|きのう||れんらく|||||しんぱい||| We were worried because we couldn't reach you yesterday.

電話 し て き て くれ て 安心 し た よ 。 でんわ|||||||あんしん||| What a relief it was to get your call.

( かおり ) 何 か あった の ? ( 夏野 ) いや 。 そっち は ? |なん||||なつの||| Did something happen?

こっち は 大 あり だ よ 。 俺 今日 ついに さ … 。 ||だい||||おれ|きょう||

《 みんな 聞い て くれ ! 村 で 死人 が 出 まくって る こと だ けど 》 |ききい|||むら||しにん||だ||||| Everyone, listen!

《 例の 起き上がり の こと ? 》 ( 昭 ) 《 えっ ! ? 》 れいの|おきあがり|||あき|

《 ああ 水口 の キモ ババア が 兼 正 に 乗り込 ん だ ら な … 》 |みずぐち|||||けん|せい||のりこ|||| Yeah.

《 兼 正 は 起き上がり じゃ 。 退散 ! ! 》 ( 女子 生徒 たち ) 《 ハハハハ ! 》 けん|せい||おきあがり||たいさん|じょし|せいと|| "The Kanemasa people are Risen!

( 男子 生徒 ) 《 でも 結局 兼 正 の 家族 に 怒ら れ て 帰った ん だ ろ ? 》 だんし|せいと||けっきょく|けん|せい||かぞく||いから|||かえった||| But she went home after being told off by the family at Kanemasa, right?

( 男子 生徒 ) 《 自分 が 退散 ! 》 ( 一同 ) 《 アハ ハハ ! 》 だんし|せいと|じぶん||たいさん|いちどう|| She was the one cast away!

( 昭 ) 俺 それ 以上 何も 言え なく な っち まっ て … 。 あき|おれ||いじょう|なにも|いえ||||| I couldn't say anything else.

結城 さん 。 兼 正 の 人 たち は 起き上がり じゃ なかった の か な ? ゆうき||けん|せい||じん|||おきあがり|||||

お前 たち 村 を 出ろ 。 おまえ||むら||でろ Leave the village.

今 すぐ 村 から 逃げろ 。 いま||むら||にげろ Get away from this village right away.

どういう こと ?

結城 さん … 。 ( 昭 ) 兄ちゃん … 。 嘘 だ ろ ? ゆうき||あき|にいちゃん|うそ||

やつ ら ここ を 起き上がり の 村 に する つもり な の かも しれ ない 。 ||||おきあがり||むら||||||||

夏 から 続く 死者 の 数 は もう 分から ない 。 なつ||つづく|ししゃ||すう|||わから|

引っ越し た や つら だって もう 生き て は い ない だ ろ う 。 ひっこし||||||いき||||||| Those who moved out are probably dead too.

そうして 死 ん だ や つら が 起き上がる 。 |し||||||おきあがる And then, those who died, rise.

もともと この 外 場 村 は 外 から 閉ざさ れ て い た 。 ||がい|じょう|むら||がい||とざさ||||

よそ の 人間 は 人 と 起き上がり が 入れ替わって も 気付か ない だ ろ う 。 ||にんげん||じん||おきあがり||いれかわって||きづか|||| Outsiders wouldn't notice even if all the villagers were replaced by Risen.

そんな 村 だ から あいつ ら に 選ば れ た 。 |むら||||||えらば||

お前 たち も 例外 じゃ ない 。 おまえ|||れいがい||

俺 が 襲わ れ た って こと は → おれ||おそわ|||||

お前 たち も 今日 すぐ 襲わ れ た って 不思議 じゃ ない って こと だ 。 おまえ|||きょう||おそわ||||ふしぎ|||||

だから 逃げろ 。 |にげろ

そんな … 。 嫌 だ よ 。 ( かおり ) わたし も 。 |いや||||| I don't want to.

迷って る 時間 は たぶん もう ない 。 まよって||じかん|||| You probably don't have time to hesitate.

( 昭 ) 兄ちゃん は どう な ん だ よ ? あき|にいちゃん||||||

俺 は まだ やる こと が ある 。 おれ||||||

手伝う よ ! 俺 に できる こと なら 何 だって やる ! てつだう||おれ|||||なん|| I'll help you!

無理 だ 。 お前 たち に は 危険 過ぎる 。 むり||おまえ||||きけん|すぎる

逃げ た から って どう なる わけ じゃ ない よ ! にげ|||||||||

ここ に いる より は まし だ 。 でも 嫌 だ ! → ||||||||いや| It's better than staying here.

こんな 兄ちゃん 残し て ど っか よそ へ なんか 行ける か よ ! |にいちゃん|のこし|||||||いける|| We can't just leave you here when you're in this condition.

俺 たち は 逃げ ない ! ! おれ|||にげ| We won't run away!

後悔 する ぞ 。 こうかい|| You'll regret it.

逃げ て 後悔 する より ここ に 残って 後悔 し た 方 が いい よ ! にげ||こうかい|||||のこって|こうかい|||かた|||

分かった 。 ただし 俺 に は 二 度 と 近づく な 。 わかった||おれ|||ふた|たび||ちかづく| Okay.

( 昭 ) えっ ? ( かおり ) 結城 さん ? あき|||ゆうき| Yuuki?

次に 会う とき は 俺 は もう 俺 じゃ ない かも しれ ない 。 つぎに|あう|||おれ|||おれ|||||

分かった な ? わかった| Got it?

《 徹 ちゃん が 来 た の が おととい 》 てつ|||らい|||| It was they day before yesterday that Tohru came.

《 もし 昨日 も 来 られ て い たら こんなに は 動け なかった だ ろ う 》 |きのう||らい|||||||うごけ|||| If he had come yesterday, too,

《 貧血 が これほど きつい もの と は 思わ なかった 》 ひんけつ|||||||おもわ| I never thought anemia would be this tough.

《 なぜ 来 なかった ん だ ろ う ? 罪 の 意識 から か ? 》 |らい||||||ざい||いしき||

《 不思議 な もの だ な … 》 ふしぎ|||| How odd.

《 徹 ちゃん が 死 ん で 棺 に 入って い た とき は → てつ|||し|||ひつぎ||はいって|||| When I saw Tohru in the coffin after his death,

徹 ちゃん で ない もの の よう に 見え た 》 てつ||||||||みえ| he looked like something different.

《 でも 今 目の前 に いる これ … 》 |いま|めのまえ||| But this thing in front of me right now...

《 俺 を 襲う こと を ちゅうちょ し て いる これ は → おれ||おそう|||||||| This thing that's hesitant to attack me

俺 の 記憶 に ある 徹 ちゃん そのまま だ 》 おれ||きおく|||てつ||| is just like the Tohru I remember.

俺 は ここ だ よ 。 おれ|||| I'm right here.

( 徹 ) あぁ … ! 効く ん だ こういう の 。 てつ||きく||||

何 だ よ 。 こんな もの が 怖い の か よ ! なん||||||こわい|||

これ を 見る と どんな 気分 な わけ ? ||みる|||きぶん||

それとも 生き てる ころ から 怖かった の か ? |いき||||こわかった|| Or were you afraid of it even before you died?

夏野 … 。 なつの Natsuno...

下 の 名前 で 呼ぶ な って ! ! した||なまえ||よぶ|| I told you not to call me by my first name!

う わ っ !

共存 は でき ない わけ ? どうして も 人 を 襲わ ない と 駄目 な の か ? きょうぞん|||||||じん||おそわ|||だめ||| Can't we coexist?!

無理 だ 。 むり|

きちんと 理由 を 説明 し たら → |りゆう||せつめい|| If you guys explain the reason in a proper manner,

血 を 分け て くれる 人 だって いる はず だ ! ち||わけ|||じん|||| there should be some people who'd share their blood!

ちょっと 待て ば 血 なんて 元 の 量 に 戻る ん だ から ! |まて||ち||もと||りょう||もどる||| If we wait a little, the amount of blood will go back to normal, so...

何も 殺す こと は ない だ ろ う ! ! なにも|ころす||||||

お前 に は 分から ない よ ! おまえ|||わから||

そんな こと で 解決 できる なら 最初 から 人 を 襲ったり し ない ! |||かいけつ|||さいしょ||じん||おそったり|| If we could solve things like that, we wouldn't need to attack people in the first place!

初め は みんな 嫌がる ん だ 。 はじめ|||いやがる|| Everyone is reluctant to do it at first.

人 を あやめ た 罪 を 恐れる やつ 。 人 を あやめ た 罰 を 恐れる やつ 。 → じん||||ざい||おそれる||じん||||ばち||おそれる| Some fear the sin of thinking about killing people.

でも 人 を あやめ て も 罰 なんか 下され ない と 分かる と → |じん|||||ばち||くだされ|||わかる| But once they realize that they won't be punished for killing people,

罪 に は すぐ 慣れる ん だ よ 。 ざい||||なれる||| they get used to the sin right away.

人 を 餌 と 思う 罪 に 。 じん||えさ||おもう|ざい| The sin that they think of people as their food...

人 は 生き てる 豚 の 肉 を 少しずつ 削って 食べ た り なんか し ない 。 じん||いき||ぶた||にく||すこしずつ|けずって|たべ|||||

違う か ? ちがう|

十字架 が 効く なら これ だって いける よ な ? じゅうじか||きく||||||

や … やめ て くれ ! D-Don't do it...

夏野 … 。 なつの

汚 ねえ よ ! きたな|| You play dirty!

もっと 吸 血 鬼 らしく しろ よ ! |す|ち|おに||| Act more like a vampire!

そんな 生き てる ころ の まん ま で さ ! |いき|||||||

夏野 … ? なつの

腹 が すい たら 俺 の 血 を 吸え ば いい 。 はら||||おれ||ち||すえ||

2 人 で 何 か いい 方法 を 考える ん だ 。 じん||なん|||ほうほう||かんがえる||

それ まで ほか を 殺す くらい なら 俺 の 血 を 吸え 。 ||||ころす|||おれ||ち||すえ

そして 村 を 出よ う ! 辰巳 たち の 目 の 届か ない 場所 へ ! |むら||でよ||たつみ|||め||とどか||ばしょ| And then, let's go somewhere Tatsumi and the others can't find us.

くっ … 。

無理 だ ! 辰巳 から 逃げる なんて … 。 むり||たつみ||にげる| It's impossible!

だから 吸って くれ 徹 ちゃん ! ! く ぅ … 。 |すって||てつ||| So suck my blood, Tohru!

徹 ちゃん ! ! てつ|

う ぅ … う わ ぁ ぁぁ ぁ !

( 沙 子 ) わたし たち 屍 鬼 と は → いさご|こ|||しかばね|おに|| It is in our nature as shiki to hunt people.

人 を 狩る もの 人 と 敵対 する もの 。 → じん||かる||じん||てきたい||

仕方ない の よ 。 人 を 襲わ なけ れ ば 死 ん で しまう ん だ もの 。 しかたない|||じん||おそわ||||し|||||| We can't help it because we'll die if we don't attack people.

( 千鶴 ) 屍 鬼 ねぇ … 。 ちず|しかばね|おに| Shiki, huh?

人 を 襲わ ず に 済め ば どんなに いい だ ろ う 。 → じん||おそわ|||すめ|||||| How nice it'd be if we didn't have to attack people.

誰 も 好き で こんな 生き物 に なった わけ じゃ ない わ 。 だれ||すき|||いきもの||||||

う ぐ っ … う ぅ … 。

う ぅ ぅ … !

徹 ちゃん 。 てつ| Tohru.

( 沙 子 ) でも ね → いさご|こ|| But...

ものすごく おなか が すく の よ 。 → we get really hungry.

それ は とても とても 空虚 な 空腹 だ わ 。 ||||くうきょ||くうふく|| It's a very, very empty hunger.

( 沙 子 ) 誰 も 耐え られ ない 。 いさご|こ|だれ||たえ|| No one can bear it...

( 沙 子 ) 人殺し なんて どう で も いい と 思える ほど に … 。 いさご|こ|ひとごろし|||||||おもえる||

( 恵 ) 《 超 が 付く ほど の 田舎 で ある 外 場 村 でも → けい|ちょう||つく|||いなか|||がい|じょう|むら|

さらに ダサ い 外れ に ある ここ 山 入 》 → |||はずれ||||やま|はい but this area, Yamairi, is even duller, being located at the edge of the village.

《 この 夏 で 住人 は 全滅 》 → |なつ||じゅうにん||ぜんめつ All the residents here died this summer.

《 こんな 場所 もう とっくに 忘れ られ ちゃ って る 》 → |ばしょ|||わすれ|||| Everyone has long forgotten about this place.

《 辰巳 さん が 入り口 の 道路 を ダイナマイト で 爆破 し ちゃ った から → たつみ|||いりぐち||どうろ||だいなまいと||ばくは||||

なおさら 陸 の 孤島 だ し 》 |りく||ことう|| it's become even more isolated.

( 恵 ) うつ だ わ ー 。 わたし どんどん 田舎 の 方 へ 追いやら れ てる 。 けい||||-|||いなか||かた||おいやら|| This is so depressing.

山奥 の 吸 血 鬼 の 村 なんて … 。 やまおく||す|ち|おに||むら|

( 辰巳 ) 屍 鬼 と いう ん だ そう だ 。 → たつみ|しかばね|おに||||||

桐 敷 家 は 吸 血 鬼 と いう 呼び名 が 嫌い な ん だ よ 。 きり|し|いえ||す|ち|おに|||よびな||きらい||||

どう だい ? 結城 夏野 君 を 襲う こと は あきらめ が つい た ? ||ゆうき|なつの|きみ||おそう|||||| Say, have you given up on attacking Natsuno Yuuki?

もう いい わ 。 Who gives a crap.

ところで 君 は 今 空 い て い た ね 。 ( 恵 ) ええ 。 誰 か を 襲う の ? |きみ||いま|から||||||けい||だれ|||おそう| By the way, you're free now, right?

( 辰巳 ) 君 の 友達 の 田中 かおり 。 ( 恵 ) かおり を ? たつみ|きみ||ともだち||たなか||けい|| Your friend, Kaori Tanaka.

… の 父親 を 。 ( 恵 ) かおり の お 父さん 。 |ちちおや||けい||||とうさん Her father.

かおり 君 は 最近 結城 夏野 君 と 仲良し の よう で ね 。 |きみ||さいきん|ゆうき|なつの|きみ||なかよし|||| It seems that Kaori has gotten close to Natsuno Yuuki lately.

かおり が 結城 君 と ! ? ||ゆうき|きみ| Kaori and Yuuki?!

( 辰巳 ) 秘密 を 分かち合って → たつみ|ひみつ||わかちあって They share secrets and are standing up to us hand-in-hand.

手 に 手 を 取って われわれ に 対抗 し て いる 。 → て||て||とって|||たいこう|||

友達 の 家族 を 襲う の は 気 が 引ける なら ほか に 頼む が … 。 ともだち||かぞく||おそう|||き||ひける||||たのむ| If attacking a member of your friend's family bothers you, I'll ask someone else.

やり ます !

わたし が やり ます 。 Leave it to me.

( 結城 ) 夏野 。 医者 に 行か なく て 大丈夫 な の か ? ゆうき|なつの|いしゃ||いか|||だいじょうぶ|||

大丈夫 だ よ 。 ただ の 寝不足 だ から さ 。 だいじょうぶ|||||ねぶそく||| I'm fine.

( 結城 ) しか し … 。 平気 だって 。 ゆうき|||へいき| But...

色々 あった から さ 疲れ て た ん だ よ 。 いろいろ||||つかれ||||| So many things have happened...

( 結城 ) なら いい が … 。 ゆうき||| If you say so...

( 結城 ) 梓 。 ( 梓 ) 何 ? ゆうき|あずさ|あずさ|なん Morning, Same Day

( 結城 ) その … 。 村 で は 新種 の 伝染 病 が はやって る と か → ゆうき||むら|||しんしゅ||でんせん|びょう||||| Well... there's a rumor that some new kind of infectious disease Morning, Same Day

そういう 噂 が ある ん だ が … 。 ( 梓 ) それ で ? |うわさ||||||あずさ||

( 結城 ) ひょっとしたら 夏野 は その … 。 ゆうき||なつの||

( 梓 ) ねえ 。 → あずさ| You know...

よく 考え て み て 。 新種 の 伝染 病 なんて → |かんがえ||||しんしゅ||でんせん|びょう|

世界 規模 で 考え て も そう そう ある もの じゃ ない わ 。 → せかい|きぼ||かんがえ|||||||||

なのに 今 この 広い 世界 の この 日本 の この 村 で → |いま||ひろい|せかい|||にっぽん|||むら|

それ が 発生 し た なんて 非 科学 的 な こと を 信じ てる の ? ||はっせい||||ひ|かがく|てき||||しんじ||

いや … 。 尾崎 君 が そう 言って た から 。 |おさき|きみ|||いって||

( 梓 ) あの 人 だって しょせん は 田舎 の お 医者 さま な の よ 。 → あずさ||じん||||いなか|||いしゃ|||| He's only a doctor in a rural village.

都会 の 研究 機関 の 発表 なら ともかく … 。 とかい||けんきゅう|きかん||はっぴょう|| It's not an announcement by a research institute in a big city.

( 結城 ) ああ … 。 もう いい 。 ゆうき||| Yeah...

《 だが もし 本当 に そう だったら … 》 ||ほんとう||| But what if it's really true?

( 正 志郎 ) おや ? あなた は 確か 工房 の … 。 → せい|しろう||||たしか|こうぼう| Oh?

こんにちは 。 ( 結城 ) あっ … 。 |ゆうき|

この 間 うち の 前 に おら れ まし た よ ね ? |あいだ|||ぜん|||||||

いや … 。 あの とき は 災難 で し た ね 。 ||||さいなん|||| Well... I feel bad about what happened to you.

ハハハハ ! さすが に 死体 扱い さ れる と は 思い ませ ん でし た よ 。 |||したい|あつかい|||||おもい|||||

結城 さん も 都会 から 越し て こ られ た ん です よ ね ? ゆうき|||とかい||こし||||||||

それ なら わたし の 気持ち も 分かって いただける でしょ う ? ||||きもち||わかって|||

( 結城 ) は あ … 。 ( 正 志郎 ) この ところ 死人 が 多い → ゆうき|||せい|しろう|||しにん||おおい Yeah...

理由 が 伝染 病 かも って こと に なり まし た が → りゆう||でんせん|びょう||||||||

わたし は 正直 それ も どう か と 思って まし た よ 。 ||しょうじき||||||おもって||| To be honest, I think that's doubtful.

と いう と ? ( 正 志郎 ) 新種 の 伝染 病 … 。 |||せい|しろう|しんしゅ||でんせん|びょう What do you mean?

何だか 映画 で しか 聞か ない 話 です よ ね ? なんだか|えいが|||きか||はなし||| That's something we hear about only in movies, right?

妄想 に 近い と 思い ませ ん か ? → もうそう||ちかい||おもい||| Don't you think it's almost like a delusion?

田舎 の 迷信 に 近い と 言った 方 が いい かも しれ ない 。 いなか||めいしん||ちかい||いった|かた|||||

まさか あなた は そんな 話 を 真に 受け て おら れ ませ ん よ ね ? ||||はなし||しんに|うけ||||||| You don't take a story like that in seriousness, do you?

え … ええ 。

( 正 志郎 ) いや よかった ! さすが 都会 の 方 は 理性 的 だ 。 せい|しろう||||とかい||かた||りせい|てき|

安心 し まし た よ あなた の よう な 方 が この 村 に い らし て 。 あんしん|||||||||かた|||むら|||| What a relief it is to know a gentleman such as yourself resides in the neighborhood.

では 。

( 昭 ・ かおり ) すい ませ ー ん ! あき||||-|

《 また 子供 か … 》 |こども| Kids again...

( かおり ・ 昭 ) すい ませ ー ん ! ( 結城 ) 何 か 用 かな ? |あき|||-||ゆうき|なん||よう| May I help you?

あの 兄ちゃん … 。 いや 夏野 さん は い ます か ? |にいちゃん||なつの||||| Is Natsuno home?

君 たち は 誰 だい ? きみ|||だれ| Who are you?

田中 って いい ます 。 兄ちゃん の 友達 です 。 たなか||||にいちゃん||ともだち| We're the Tanakas.

聞い た こと が ない な 。 ききい||||| I've never heard of you.

( かおり ) あ … あの 昨日 から 夏野 さん → |||きのう||なつの| U-Um, Natsuno seemed sick yesterday, so we came to see him.

具合 が 悪 そう だった から お 見舞い に … 。 ぐあい||あく|||||みまい|

今日 は ずる 休み する って 起き て も こ ない よ 。 きょう|||やすみ|||おき||||| He said that he'd skip school today, so he hasn't even gotten out of bed yet.

だから また 後日 。 ( かおり ・ 昭 ) あっ ! ||ごじつ||あき|

父さん ! とうさん Dad...

入れ て やって くれ 。 いれ|||

( 昭 ) お邪魔 し ま ー す ! あき|おじゃま|||-| Thank you.

なぜ 来 た ? ( 昭 ) だって ほっと ける か よ ! |らい||あき||||| Why'd you come?

( かおり ) これ 見 て 。 → ||み| Look at this.

起き上がり に 効果 が ある か 分から ない けど … 。 ( かおり ) これ 見 て 。 → おきあがり||こうか||||わから|||||み|

起き上がり に 効果 が ある か 分から ない けど … 。 おきあがり||こうか||||わから||

効く と … わたし は 思う の 。 お 部屋 に たくさん 付け て おく ね 。 きく||||おもう|||へや|||つけ|||

俺 だって 死ぬ つもり は ない 。 絶対 に この 村 から 出 て やる ん だ 。 おれ||しぬ||||ぜったい|||むら||だ|||| I don't intend to die either.

ずっと そう 考え て い た 。 ||かんがえ||| I've always felt that way.

都会 に 戻る ため に 大学 受験 の 準備 も し て いる 。 とかい||もどる|||だいがく|じゅけん||じゅんび||||

( 昭 ) そうだ よ 。 出よ う 兄ちゃん ! ! 辛抱強く 粘って チャンス を 待 と う ! → あき|そう だ||でよ||にいちゃん|しんぼうづよく|ねばって|ちゃんす||ま|| That's right!

いつか 突破 口 が 見つかる はず だ よ ! |とっぱ|くち||みつかる||| We should be able to find an opening at some point!

な … ! 何 だ これ は ! |なん|||

夏野 。 また お前 が … 。 なつの||おまえ| Natsuno...

いや あの 子 たち だ ! ||こ|| It must be those kids.

夏野 の 具合 が こんな こと で 良く なる と 思って いる の か ? なつの||ぐあい|||||よく|||おもって|||

田舎 ならでは の 迷信 深 さ 。 → いなか|||めいしん|ふか| The tendency to be superstitious, which is often seen in rural areas...

起き上がり 。 伝染 病 。 たたり 。 おきあがり|でんせん|びょう|

もう ごめん だ !

( 昭 ) すい ませ ー ん ! 昨日 も 来 た 田中 です けど 。 あき|||-||きのう||らい||たなか|| Hello! Saturday, October 8, Shakkou

( かおり ) すい ませ ー ん ! |||-| Hello?

はい ? Yes?

あの … また お 見舞い に 来 た ん です けど … 。 |||みまい||らい|||| Um... we came to check up on Natsuno again.

どうぞ 。 ( 昭 ) お邪魔 し ます 。 |あき|おじゃま|| Please come in.

何 か 兄ちゃん の 母ちゃん 暗い 感じ だ な 。 なん||にいちゃん||かあちゃん|くらい|かんじ||

こら !

兄ちゃん 具合 どう ? えっ ! ? にいちゃん|ぐあい|| Natsuno!

( 昭 ) 兄ちゃん ! あき|にいちゃん Natsuno...

悪く なって る 。 恵 ちゃん の とき と 似 てる わ 。 わるく|||けい|||||に||

縁起 で も ない こと 言う な よ 。 ( かおり ) だって … 。 えんぎ|||||いう||||

( 結城 ) 帰って もらえ ない か 。 ゆうき|かえって|||

見 て の とおり 夏野 は 君 たち の 相手 を し て いる 状態 に は ない 。 → み||||なつの||きみ|||あいて|||||じょうたい||| As you can see, Natsuno isn't in any condition to talk with you.

これ は 返し て おく 。 妙 な もの を 持ち込む の は やめ て ほしい ! ||かえし|||たえ||||もちこむ|||||

あの … その … 。

か … 看病 さ せ て ほしい ん です ! |かんびょう|||||| P-Please let us nurse him!

今晩 そば に 付い て て あげ たら いけ ませ ん か ? こんばん|||つけい||||||||

ご 迷惑 は 掛け ませ ん ! お 願い し ます ! ! |めいわく||かけ||||ねがい|| We won't cause you any trouble.

お … お 願い し ます ! ||ねがい||

看病 なら 家族 で ある わたし たち が し て いる 。 → かんびょう||かぞく|||||||| We're his family. We're nursing him.

非常識 な こ と 言って ない で 帰って くれ ! ひじょうしき||||いって|||かえって|

( 昭 ) 嫌 だ … 。 あき|いや|

絶対 に 嫌 だ ! ! ぜったい||いや|

( かおり ) 昭 ! ( 昭 ) 俺 帰ら ない ! ! |あき|あき|おれ|かえら| Akira...

駄目 よ 。 お 父さん と ケンカ なんて 。 ( 昭 ) だって ! だめ|||とうさん||けんか||あき| Don't fight with him.

( かおり ) 家 の 中 が 駄目 なら 外 から 見張れ ば いい わ 。 |いえ||なか||だめ||がい||みはれ|||

外 って … 夜中 に ! ? ( かおり ) 怖い ? がい||よなか|||こわい Outside?

分かった よ ! もう お前 に は 頼ま ない ! ! わかった|||おまえ|||たのま| Fine.

けど これ だけ は 覚え て おけ よ ! → ||||おぼえ||| But remember this.

助ける 方法 を 知って いる の は 俺 たち だけ だ ! → たすける|ほうほう||しって||||おれ|||

このまま 放っと い たら 兄ちゃん は 殺さ れる 。 |ほっと|||にいちゃん||ころさ| If you don't do anything, he'll be killed.

殺さ れる ? ( 昭 ) 起き上がり な ん だ よ ! ! ころさ||あき|おきあがり|||| Killed?

( かおり ) 昭 ! ( 昭 ) な のに 邪魔 ばっかり し て 。 |あき|あき|||じゃま||| All you do is get in our way. Akira!

まるで お前 が 兄ちゃん を 殺 そ う と し てる みたい じゃ ねえ か ! ! |おまえ||にいちゃん||ころ||||||||| It's as if you're trying to kill him!

( かおり ) ほら ! Come on!

兄ちゃん は 絶対 に 助ける から な ! ! ( かおり ) お邪魔 し まし た 。 にいちゃん||ぜったい||たすける||||おじゃま||| We'll save Natsuno for sure!

起き上がり … 。 仕方ない か 田舎 の 迷信 深い 子供 たち だ 。 おきあがり|しかたない||いなか||めいしん|ふかい|こども|| The Risen...

わたし も 大人げなかった な 。 ||おとなげなかった| I acted like a child too.

( 昭 ) 武装 だ ! こう なりゃ 武装 し て 徹底 抗戦 だ ! ! あき|ぶそう||||ぶそう|||てってい|こうせん|

俺 は 釘 バット 持って くる ! ! ( かおり ) わたし は フライパン 。 おれ||くぎ|ばっと|もって|||||ふらいぱん I'll bring a spiked bat.

待って くれ ! まって| Wait!

何 だ よ ? なん||

( 結城 ) さっき は すま なかった 。 ( 昭 ・ かおり ) えっ ? ゆうき|||||あき||

君 たち が あまり に も 真剣 だった から わたし も 少し 考え て み た ん だ 。 きみ||||||しんけん|||||すこし|かんがえ||||| Since you were so serious about this matter, I gave it a little thought too,

もしかしたら 君 たち の 方 が 正しい ん じゃ ない か と ね 。 → |きみ|||かた||ただしい|||||| thinking that you two might be right.

兼 正 が 起き上がり だ と すれ ば 全て の つじつま が 合う ん だ よ 。 けん|せい||おきあがり|||||すべて||||あう||| Everything makes sense if the Kanemasa people are Risen.

じゃあ 信じ て くれる の ? |しんじ||| Then you believe us?

( 結城 ) ああ 。 だから 今夜 は 夏野 の そば を 離れ ず → ゆうき|||こんや||なつの||||はなれ| I think I'll stand watch at Natsuno's side all night tonight.

見張って いよ う と 思う ん だ 。 ( 昭 ) ホント に ? みはって||||おもう|||あき|ほんと|

約束 する ! 家族 を 守る の は 父親 の 務め だ 。 やくそく||かぞく||まもる|||ちちおや||つとめ|

だから 夏野 の こと は わたし に 任せ て くれ 。 |なつの||||||まかせ||

きっと 起き上がり から 守って み せる 。 |おきあがり||まもって||

分かった よ 。 あんた の 子供 だ あんた が 守れ 。 これ 置 い て く から 。 わかった||||こども||||まもれ||お|||| He's your son, so you protect him.

( 昭 ) 起き上がり は こういう 神聖 な もの に 弱い と 思う ん だ 。 あき|おきあがり|||しんせい||||よわい||おもう||

それ は 心強い 。 ||こころづよい That's reassuring.

何 か あったら 田中 良和 の 所 に 電話 し て 。 なん|||たなか|よしかず||しょ||でんわ|| If something happens, please call Yoshikazu Tanaka's house.

電話 帳 に 載って っ から ! でんわ|ちょう||のって||

分かった 。 ありがとう 。 ( 昭 ) 行 こ う かおり 。 わかった||あき|ぎょう||| Thanks.

フゥ ~ 。

( 田中 ) しかし 何 だって みんな 夜 に しか 働か ない ん だ ? たなか||なん|||よ|||はたらか||| In any case, why in the heck does everyone work only at night?

お っ ?

ああ 恵 ちゃん か 。 こんな 時間 に お 出掛け かい ? |けい||||じかん|||でがけ|

こんばん は おじ さま 。 ちょっと ジュース を 買い に 。 |||||じゅーす||かい|

暗い から 足元 に 気 を 付ける ん だ よ 。 ( 恵 ) は ー い 。 くらい||あしもと||き||つける||||けい||-| It's dark, so watch your step, okay?

うん ? 何 だ ろ う … 。 |なん||| What's this...

何 か おかしい 。 なん||

そう だ 。 あの 子 は 死 ん だ 。 |||こ||し|| That's right.

おじ さま も 気 を 付け て 。 |||き||つけ| You should be careful as well, Mr. Tanaka.

( 結城 ) 寒く ない の か ? ゆうき|さむく|||

うん 。 この 方 が いい や 。 何だか 息苦しく て さ … 。 ||かた||||なんだか|いきぐるしく||

夏野 。 あまり 具合 が 良く ない よう なら → なつの||ぐあい||よく|||

あした 大きい 病院 に 行か ない か ? 精神 的 な もの かも しれ ない 。 |おおきい|びょういん||いか|||せいしん|てき||||| why don't I take you to a big hospital tomorrow?

薬 か 何 か くれる だ ろ う 。 くすり||なん|||||

父さん の ホワイト ホース で も いい けど 。 とうさん||ほわいと|ほーす|||| I can take your White Horse, too.

調子 に 乗る な 。 ちょうし||のる|

じゃあ 時々 見 に 来る から な 。 |ときどき|み||くる||

ああ 。

( ドア の 閉まる 音 ) どあ||しまる|おと

闇 に 紛れ て やみ||まぎれ|

息 を 殺す いき||ころす

闇 を まとって やみ|| Clad in the darkness, I suddenly grin.

ふっと 微笑む |ほおえむ

気のせい さ きのせい| It's just my imagination; no one knows you.

お前 など 誰 も 知る はず ない おまえ||だれ||しる||

月 だけ が つき||

見つめ て いる みつめ||

ああ 終わり の 無い 夜 彷徨う |おわり||ない|よ|さまよう Ah, I haunt the endless night.

ああ あなた の 夢 ただ 夢見 て |||ゆめ||ゆめみ| Ah, I just dream a dream of you.

ああ 終わり の 無い 夜 彷徨う |おわり||ない|よ|さまよう Ah, I haunt the endless night.

ああ あなた の 夢 ただ 夢見 て |||ゆめ||ゆめみ| Ah, I just dream a dream of you.