異 世界 かる てっと - 07
( エミリア ) ハァ …
す ご ー く 大変
( パック ) お 疲れ リア
( パック ) あんな よく 分から ない 生き物 だらけ な クラス の ―
学級 委員 長 を やる だ なんて ね
( エミリア ) うん す ご ー く 大変
その わりに は ちょっと うれし そうだ けど ?
( エミリア ) あの ね ここ って みんな す ご ー く 個性 的でしょ ?
個性 で まとめて いい か は 議論 の 余地 が ある けど ね
誰 も 私 の こと を “ 銀 髪 の ハーフエルフ ” って 言わ ない の
うん
ここ が どんな 世界 で どうして こう なった の か は 分から ない
ロズワール は 何 か 知って そうな 気 も する けど
でも 私 は この 世界 で できる こと を したい なって
( パック ) うん
大変 かも しれ ない … う うん たぶん とって も 大変
でも 私 頑張る って 決めた の
リア が そう 決めた こと なら 僕 は 全力 で 応援 する よ
( エミリア ) ありがとう パック ( パック ) アハッ
( エミリア ) あと ね ( パック ) ん ?
私 学校 行った こと なかった から す ご ー く 楽しい
♪~
~♪
( レム ) スバル 君 飼育 委員 は どう です か ?
( スバル ) いや なかなか おかしい ぜ
おかしい … です か ?
ああ
( スバル ) こいつ 俺 の 知って る ジャンガリアンハムスター に して は
でか すぎ なんだ よ な
( ハムスケ ) そな た それ がし の 種族 を 知っている で ご ざる か ?
いや 知って る けど 微妙に って か ―
す っげ え 大事な ところ が 違う んだ けど
( ハムスケ ) それ は 以前 殿 に も 言わ れた で ご ざる
( スバル ) 何 言って る か 聞こえ ねえ し …
そもそも 頭 かじる の やめて もらえ ます ?
( アウラ ) こら ハムスケ ! ( ハムスケ ) ハッ !
つい 本能 の まま に かじって しまった で ご ざる !
( アウラ ) ごめん スバル … って 血だらけじゃ ん
こいつ 何で か 俺 だけ すごい かじって くる んだ けど
ホント ダメでしょ !
なぜ か スバル 殿 を 見る と 感情 が 盛り上がって しまう ので ご ざる
盛り上がって た んだ !?
でも それ で ガブガブ って 野生 の コミュニケーション ?
( ハムスケ ) 本当に かたじけない で ご ざる
( スバル ) かたじけな いってん なら かじる なって の !
って な 感じよ
その 魔 獣 を 倒し ましょう
結論 早い な
もめ事 起こす なって ロズ っち に も 言わ れて る だ ろ
( スバル ) ノープロ ノープロ ( レム ) む う ~
( スバル ) レム の ほう こそ どう だ ?
はい レム は 保健 委員 です ので
誰 か が ケガ や 病気 に なら ない かぎり 仕事 が あり ませ ん
ハッ ! スバル 君 ( スバル ) うん ?
どうして 魔 獣 に 襲わ れた とき に 来て くれ なかった んです か ?
ああ 悪 ( わり ) い 悪い
次 は 絶対 に 来て ください ね !
その 前 に あの ハムスター に かじら れ ない と いけない けど ね
で ベア 子 ( こ ) は どう な んだ ? 確か 図書 委員 だ っけ ?
( ベアトリス ) 別に 何も ない の よ ずっと 本 を 読んで る だけ かしら
( スバル ) いつも と 変わ ん ねえ な ( ベアトリス ) それ で いい の よ
あの 頭 の おかしい 集団 の 中 に いる と こっち も 頭 が おかしく なる かしら
あっ です が もう 1 人 委員 の 方 が いらっしゃい ます よ ね
確か マーレ さん でした よ ね
あの 娘 は … まあ いい の よ
珍しい な ベア 子 が そんな 反応 する なんて
これ と いって 特徴 は ない けど なんて いう か 妙に 安心 する かしら
( マーレ ) あっ … あ あの …
何 な の よ
こ この 本 おもしろい で すよ
( ベアトリス ) あと で 読んで みる かしら
エヘッ
ベア 子 に も ちびっ子 友達 が できて よかった よかった
そんな じゃ ない の よ !
ホントに 不快 かしら まったく
( マーレ ) お お 姉ちゃん 待って よ
ほら ゆっくり して たら 置いて いく よ … あっ
よ ー う ちびっ子 たち ! いい 朝 だ な
相変わらず うるさい ね スバル は
そこ が 俺 の なけなし の 個性 だ から な
そこ を 自分 で 言える の は ある 意味 すごい よ
ところで 傷 は 大丈夫 ?
ああ もう バッチリ さ ! ( アウラ ) そりゃ よかった
あっ 今日 は 私 が 朝 の エサ 当番 だ から 先 に 行く ね
おう 頼んだ ぜ
しっかり エサ 食わせて あと で 俺 を ガブガブ し ない ように な
( アウラ ) 分かった 分かった !
スバル の 分 の 胃袋 だけ 余裕 残して おく よ
( スバル ) おい ! ( マーレ ) あっ …
おはよう ございます
おはよう かしら
じゃ … じゃあ 僕 も 先 に 行き ます
待つ の よ 図書 室 を 開ける なら ベティー も 一緒に 行く かしら
( マーレ ) はい !
どうした レム ?
いえ 少し 楽しい な と
そう だ な
( スバル ) そう いえば ―
エミリア たん は 今日 は 早く 学校 に 行った んだ っけ ?
ええ 何 か やる こと が ある と おっしゃって い ました
( スバル ) 珍しい な ( レム ) そうです ね
( めぐみ ん ) おはよう ございます 今日 も 一 日 頑張って いき ましょう
それでは 目覚め の 1 曲 その 名 も 「 穿 ( う が ) つ 咆哮 ( ほうこう ) 漆黒 の 嵐 」
( グランツ ) まるで 似合わ ない
( めぐみ ん ) うかつに そういう こと 言う の やめて ください
( グランツ ) その 曲 は 朝 に 絶対 似合わ ない
センス の ない 人間 に は この すばらし さ が ―
分から ない のです …
あっ ちょっと 保健 室 に 用事 が ある こと を 思い出し ました
スバル 君 は 先 に 行って て ください ( スバル ) おう
お っは よ ー さん !
ナツキ ・ スバル 華麗に クランクイン !
エミリア たん は …
って 何 してん の これ ?
スバル 私 昨日 す ご ー く 考えた の
どう したら みんな が 学園 生活 を 楽しく 過ごせる か なって
( スバル ) うん
で ね やっぱり みんな で 楽しい こと を する の が 一 番 って ―
そう 思った の どう かな ?
エミリア たん が そう 決めた ん なら それ が 一 番 いい と 思う よ
俺 も 全力 で 協力 する !
ありがとう スバル ( スバル ) おう !
でも こちら の …
こちら の 方々 は …
( アインズ ) や あ 私 は アインズ ・ ウール ・ ゴウン だ
“ アインズ ” で 構わ ない
ア … アインズ 君
( アルベド )“ 様 ” でしょ
( スバル ) あっ … ( アインズ ) アルベド 構わ ない
失礼 し ました
( アインズ ) 失礼 した
さて エミリア 君 の 提案 だ が 意外 と 悪く ない と 思う
えっ …
( アインズ ) 我々 は 経緯 こそ よく 分から ない 状況 だ が ―
同じ クラス で 机 を 並べて いる いわば 仲間 だ
仲間 …
( アインズ ) 仲間 同士 が 交流 を 深める と いう の は ―
とても よい こと で は ない か ?
( アインズ ) 俺 も ギルド メンバー と いろいろ やった な
ゲーム 内 で だ けど …
( アインズ ) だ から こういう の も 悪く ない と 思った んだ
どう だ ? アルベド
至高 の 御方 の 考え に 間違い など ある はず が ございませ ん
この 娘 の 提案 に 乗って やる と し ましょう
あり が と な アインズ !
なれなれしい !
( スバル ) すいません ( アインズ ) いや
( アインズ ) こいつ も たぶん ―
俺 と 同じ 世界 から 来た ヤツ っぽい から な
仲よく なって おいて 損 は ない だろう
( アインズ ) 私 も “ スバル ” と 呼ぶ から お あいこ だ
いい な ? スバル
( スバル ) あ … ああ
2 人 と も す ご ー く 仲よし さん ね
この 状況 を 素直に 受け入れ られる エミリア たん マジ すげ え な
( アインズ ) ん ?
( スバル ) あ ?
( アインズ ) ちょっと 失礼
あっ … 私 以外 の 胸 を まさぐる なんて !
( アインズ ) ふむ …
( スバル ) え ? ええ ? えっ ?
( アインズ ) いや 失礼 した
ちょっと 気 に なる こと が あった んだ が …
骸骨 に 胸 を 触ら れる なんて 初めて だ から な
焦った ぜ
( アインズ ) フッ ハハハ …
私 も 心臓 を ひねり 潰さ なかった の は 初めて だ
( アインズ ・ スバル ) ハハハハ …
笑え ねえ !
( ロズワール ) いい ねえ 青春 だ ねえ
( スバル ) あ ?
そんな 君 たち に 1 つ 朗報 だ ~ よ
( 一同 ) ん ?
ちかぢか 我が 校 で は 臨海 学校 が ある ん だけ ~ れ ど
臨海 学校 ?
そう クラス みんな で 海 に 行って 泳いだり 遊んだり して ―
仲よく なる って イベント さ
あの さ 俺 たち 出会って 結構 間 も ない と 思う けど
何 か イベント 展開 早く ね ?
青春 って の は あっという間 な んだ ~ よ
分かった ような 分から ない ような
( アインズ ) おお エミリア 君 その 臨海 学校 で 何 か ―
アクティビティー を やって みて は どう だろう ?
あく て ぃび て ぃ ー ?
( アインズ ) ああ アクティビティー だ
臨海 学校 で クラス 全員 が 参加 できる イベント を 提案 する のだ
それ ナイスアイデア !
すばらしい で すわ アインズ 様 !
“ あく て ぃび て ぃ ー ” ね うん 頑張って 提案 して みる !
ありがとう アインズ 君
その 笑顔 俺 以外 に 向け られて いた と して も マジ 天使 !
略して EMT !
ごめん ちょっと 何 言って る か 分か ん ない
本当に 分から ない わ
あと は 若者 に 任せて おけば 大丈夫 … か ・ あ ・ な
♪~
~♪