NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 5 - 110 - 罪 の 記憶
( いの ) うわ ぁ ~!! な 何 な の これ ? 敵 の 術 ?
( ヒナタ ) な なめくじ !?
( サクラ ) 綱 手 様 の 口 寄せ カツユ 様 よ 。
ごめんなさい 。 すみません 。
どうして こちら に ? ( シズネ ) きて くださった のです ね カツユ 様 。
( カツユ ) 綱 手 様 は 前回 渡した 封印 術 式 だけ で は ➡
尾 獣 相手 に どれほど の 効果 が ある の か と ➡
心配 さ れて おいで でした 。
それ で 私 に 封印 術 の ため の チャクラ を 皆様 に 運ぶ ように と 。
助かり ます 。
さっそく 皆様 に 分け 与え ましょう 。
お 願い し ます 。 かしこまり ました 。
( 鱗 児 ) 綱 手 め カツユ を 送り込んで きた か クソッ 。
もっと だ ! もっと 力 を 幽鬼 丸 !
( 幽鬼 丸 ) うわ ぁ ~!!
( 紅 蓮 ) ナルト 。
( ナルト ) 何 だって ば よ !
許さ れる の か ?
いや 許して くれる の か ?
母親 を 殺した の が 私 だ と 知ったら ➡
幽鬼 丸 は …。
は ぁ … まだ そんな こと 迷って ん の か よ 。
幽鬼 丸 を この 手 で 守る 覚悟 なら できて いる 。
オレ だったら 思い 続ける 。
嫌わ れよう が 拒ま れよう が ➡
たとえ 憎ま れよう が 。
アイツ が オレ の こと を 帰る 場所 だって 思おう が 思わ なかろう が ➡
そんな こと は 関係 ねえ 。
オレ なら 思い 続ける 。 あっ !
そう だ な 。 私 も ナルト ➡
お前 みたいに バカ に なって みる 。 なんだ と !?
急ぐ ぜ 。
《 幽鬼 丸 》
水面 下 から の 三尾 の 力 が …。
すごい 今にも チャクラ が 爆発 し そう 。
こ こんな …。
カツユ 様 の チャクラ が なきゃ 私 の 力 だけ じゃ とても …。
いい 三 尾 の 力 が 大 蛇 丸 の もの に なろう が ➡
暁 の 手 に 落ちよう が ➡
木 ノ 葉 に とって すさまじい 脅威 に なる 。
でも 今 三 尾 は 我々 の 手 の 中 に ある 。
木 ノ 葉 の 里 を 仲間 たち を この 力 から 守れる の は ➡
私 たち だけ よ 。 (3 人 ) はい !
カツユ 様 チャクラ を 更に 強めて いただけ ませ ん か ?
はい やって み ます 。
一気に 異 空間 封印 に まで 持っていき ます !
う ~ ん !
♪♪~
クッ ヤツ ら め まだ 三 尾 を 抑え こんで いる の か 。
うわ ~!
幽鬼 丸 ! 三尾 の 荒 ぶる 魂 を 刺激 しろ !
暴れろ 木 ノ 葉 の ヤツ ら を すべて 蹂躙 して しまえ !
うわ ~!
( キバ ) サイ お前 も ヤツ ら に ?
( サイ ) ええ 幽鬼 丸 を 連れ 去ら れて しまい ました 。
( 赤 丸 ) ワンワン !
( テンテン ) これ は …。
( リ ー ) 間違い あり ませ ん ヤツ ら です !
待ち なさい よ ! わ あ !
何 を する んです ど根性 で リベンジ し ましょう !
今 飛び込んで も 同士討ち する 危険 性 が ある でしょ 。
ああ あの 霧 の なか で は 赤 丸 の 鼻 も 利か ねえ 。
ク ー ン 。
ここ は しばらく 様子 を み ましょう 。
ん もう ! 悔しい です !
《 カカシ : 敵 は 幽鬼 丸 を 使い ➡
三尾 を コントロ ー ル しよう と して いる の か 》
《 このまま で は シズネ の 封印 班 が 危ない 》
《 ちょっと 厄介だ な 。
この 数 の 分身 すべて を かわす の は 不可能 》
ダメ だ よけ きれ ない !!
うわ ~!
( 鬼 霧 ) そろそろ だ 煙 縛 牢 !
ハハハッ 噂 に 聞く 木 ノ 葉 の カカシ よ 。
オレ の この 手 で 倒 せる チャンス に めぐりあえる と は …。
人生 生き延びて みる もん だ ぜ 。
オレ も お前 ほど じゃ ない が 影 分身 が 使える んだ よ 。
雷 切 !
《 ヤマト : まずい な 》
( 鬼 鳳 ) 何とか と 煙 は 高い ところ が 好き って ね 。
煙 龍 !
自在に 形 を 変える 煙 に 木 遁 は 不利 。
ならば こちら も スタイル を 合わせる まで 。
水 遁 ! 水 波 手 !
なに ?
気体 である 煙 は 水 で 液化 して しまえば ➡
自在に コントロ ー ル でき ない 。
水 遁 を 扱える ボク に は もう お前 の 術 は 無意味だ 。
あっ あ ~ っ !
( 濡 羅 吏 ) 受け なさい !
第 三 の 手 が ある こと を 忘れ ないで 。
♪♪~
遊び は 終わり 。
ムダ よ 。
( シノ ) 放 錘 の 陣 。
うわ っ ! なぜ なぜ な の ?
お前 の 術 は オレ の 蟲 たち に とって は かなり の 強敵 だった 。
しかし 日向 一族 の ヒナタ と 一 戦 交じ えた の が お前 の 敗因 だ 。
なぜ なら …。
(( シノ : ヒナタ 話し が ある 。
シノ 君 どうした の ?
あの 晶 遁使 い に ついて 些細 な こと で も いい ➡
何 か 気づいた こと が あれば 教えて ほしい 。
残念だ けど 彼女 の 術 は 完璧 。
とっさに 全身 を チャクラ で 覆って い なければ 今頃 私 は …。
全身 に チャクラ と いえば シノ 君 。
あの ヌル っと した 人 に は 気 を つけて 。
シノ 君 に とって は 強敵 に なる 。
どういう こと だ ?
敵 の 術 は 体 そのもの 。
あの ボディス ー ツ の 中 は チャクラ で 満たさ れて いて ➡
体型 を 自在に 変化 さ せる こと が できる 。
柔 拳 を 打ち込んだ とき も ➡
体 を ねじまげ すり抜ける ように かわさ れた の 。
柔 拳 を かわした だ と 。
問題 は その とき かすめた 私 の 手 に ついた 液体 の ほう 。
敵 の 体 は 全身 その とりもち の ような 粘液 に 覆わ れて る 。
ん ?))
事前 に 情報 は 得て いた 。
だから はじめ は その やっかいな 粘液 を ➡
お前 の 体 から そぎ 落とす こと に 集中 した 。
お前 はじめ から !
そう 。 お前 の その 粘液 の 膜 を 少し でも 薄く する ため に 。
さらに 攻撃 を 一 点 に 集中 さ せた こと で ➡
薄い 膜 は 簡単に 破けた 。
終わり だ 。 ギャ ー ッ !!
終わった か ? ええ 。
時間 は かかった が 。
( キバ ) カカシ 先生 ! ( 赤 丸 ) ワンワン !
( リ ー ) ご 無事でした か 。
キミ たち こそ 大丈夫 かい ?
ま ぁ なんとか 。
それ より ナルト は ? まだ 見つから ない 。
( サイ ) すみません 幽鬼 丸 を 。 ああ 。
さて 我々 は 封印 班 の 側面 援助 に 向かう ぞ 。
( みんな ) はい !
それ と もう ひと つ 。 幽鬼 丸 を 奪還 保護 する こと 。
まずは 封印 班 の 様子 を 見 に 行く 。
どうやら 苦戦 中 の ようだ しな 。
♪♪~
今度 こそ … 三 尾 を !
い の 焦ら ないで 。
チャクラ を 安定 さ せる こと に 精神 を 集中 さ せる の よ !
は はい !
ぐ お ぉ ~!!
ダメ か !? まだ 足りない の か !?
う ぅ … う っ う ぅ …!
この !! ダメ な の か !?
幽鬼 丸 の 力 は そんな もの な の か !?
こんな もん じゃ もう 効か ない 。
フッ !
こう なったら 最後 の 手段 だ 。
これ だけ は 使い たく なかった が な 。
大 蛇 丸 様 の ため に 死んで もらう よ !
あっ あぁ … あっ !
さあ !!
う っ …!
幽鬼 丸 ! 大丈夫 か !?
お前たち ! やっぱり 生きて いた か !
しっかり しろ ! どうした !?
あぁ … あっ あぁ …。
おい ! 幽鬼 丸 ! しっかり して くれ !
幽鬼 丸 !
フンッ 。
♪♪~
やっぱり … 帰って きて くれた んだ ね 。
紅 蓮 さん … ボク が 思って いた から 。
思って いる 人 が いる ところ が 帰って くる 場所 だ から 。
ああ … そう さ 。
お前 が 思って いて くれた から 帰って こ られた んだ 。
うん …。
三尾 の 異 空間 の 中 に 閉じ込め られて いた 間 ➡
ずっと 私 も お前 の こと を 思って いた 。
だから 幽鬼 丸 は 私 の ところ へ 帰って こ なくちゃ いけない んだ 。
嬉しい な … ボク は 帰る よ 。 紅 蓮 さん の ところ へ 。
ボク の 帰る ところ は 紅 蓮 さん の ところ しか ない んだ 。
フフッ … ハハハッ …。
ああ そうさ 。
お前 の 帰る ところ は もう そこ だけ しか ない んだ 。
帰る べき 母親 の 懐 は なく なって しまった から な 。
やめろ 。 お前 は 黙って ろ 。
いや これ だけ は 言わ せて もらう 。
聞く んだ 幽鬼 丸 !
黙れ って 言って る んだ 。
いい んだ ナルト …。
だけど よ …。
いい んだ … お前 が 教えて くれた から …。
紅 蓮 …。
フッ … ハッハッハッハッ ! 覚悟 の 上 か 。
立派な もん だ 。 いい か ? 幽鬼 丸 。
お前 の 帰る べき 場所 を 奪った の は ➡
白い 椿 を お前 の 母親 の 血 で 赤い 椿 に した の は …。
♪♪~
お前 の 母親 を 殺した の は その 女 …。
紅 蓮 な んだ !!
紅 蓮 の 本性 は 悪魔 な の さ 。 母親 を 殺した こと を 隠し ➡
お前 を 利用 する ため に 近づき 信用 さ せ ➡
利用 し 続けて きた んだ から な !
ハハ … ハハハハハ !
幽鬼 丸 ! 憎い だろう ? 殺して やり たい だろう ?
誰 も 止め やしない 。 止める もんか 。
さあ その 怒り を 三尾 に ぶつけろ !!
三尾 に 何もかも すべて 壊して しまえ と 命じる んだ ハハ …。
この 野郎 が !!
黙れ !
フッ … ハハハハハ 。
紅 蓮 さん …。
すまない 幽鬼 丸 … アイツ の 言った こと は 本当だ …。
聞く んだ 幽鬼 丸 。 昔 の 紅 蓮 は 大 蛇 丸 の ため に ➡
たくさんの 罪 を 犯した かも しん ねえ 。
でも 今 の 紅 蓮 は 違う !
今 まで の こと を 悔やんで 悔やんで 悔やんで …。
何 が あって も 幽鬼 丸 お前 を 守る って …。
どんなに 嫌わ れて も お前 の こと を 思い 続ける って オレ に 誓った んだ 。
どんなに 悔いて も 謝って も 私 の 犯した 罪 が ➡
決して 消える こと は ない の は わかって いる 。
お前 が 望む なら この 命 を 奪って も かまわ ない 。
でも もし 許さ れる なら ➡
お前 の こと を ずっと 守り 続けて い たい 。
紅 蓮 さん …。
あっ …。
♪♪~
そんな … 私 の こと を 憎ま ない の か ?
紅 蓮 さん は いい 人 だ よ 。
やっぱり 紅 蓮 さん の いる ところ が ボク の 帰る べき 場所 だ もん 。
紅 蓮 さん も ボク の いる ところ に 帰って くれば いい んだ よ 。
誓う 。 もう お前 の そば から 離れる こと は ない 。
お前 の こと を ずっと 思い 続ける 。
うん 。
ボク は ずっと 紅 蓮 さん の こと を 思い 続けて いる よ 。
これ から も ず ~ っと 。
ず ~ っと 大好きだ よ 。
ああ 私 も だ 。
お前たち もう 絶対 離れる んじゃ ねえ ぞ 。
フフフフ … とんだ 茶 番 だ よ 。
弱い 者 同士 が 傷 を なめ あった って ➡
そんな 絆 なんて すぐに ちぎれる もの だ 。
フッ …。
ふ っ !
♪♪~
カブト … テメエ !
( カブト ) ナルト 君 。
ジャマ する なら キミ も 殺す よ 。
カブト ! テメエ が 全部 やった の か !?
許さ ねえ !!
なぁ なぁ なぁ ! シノ の 素顔 って ➡
誰 も 見た こと ねえ よ な 。 そう いえば …。
でも キバ なら 見た こと ある んじゃ ない ?
オレ だって 見た こと ねえ よ 。
つうか あん ま 興味 ねえ し 。 ヒナタ は どう だ ?
わ … 私 も 見た こと ない 。
う ~ ん 誰 も 見た こと ねえ と なる と ますます 気 に なる !
( サクラ ) 意外に サスケ 君 みたいに ク ー ル かも ! フフ ー ッ !
( キバ ) サスケ の どこ が いんだ よ 。 カカシ 先生 みたいじゃ ねぇ の ?
( サクラ ) ずいぶん マヌケ 面 ね 。 確かに !
( ヒナタ ) リ ー さん みたいな 目 は どう かな ?
はっ ゲジマユ ? わ っ あっ 濃 ゆ !
あっ だったら さ ギャップ を 狙って お 色気 系 と か ?
( 笑い声 )
( シノ ) オッホン ! ( ナルト たち ) あっ げ っ ! シノ !?
しかたない 。 お前 ら が そんなに 言う なら …。
( 叫び声 )