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進撃の巨人 3 Part 2, Shingeki no Kyojin Season 3 Part 2 (Attack on Titan Season 3 Part 2) Episode 01

Shingeki no Kyojin Season 3 Part 2 (Attack on Titan Season 3 Part 2) Episode 01

ウォール ・ マリア 領 は

人類 に 残さ れた 領土 の 3 分 の 1 に あたる

5 年 前 この 領土 を 失った 人類 は

残さ れた 2 枚 の 壁 の 中 で 悟った

私 たち は もう 生きて は いけない のだ と

なぜなら 人類 は 巨人 に 勝て ない のだ から

駆逐 して やる !

この世 から … 一 匹 残ら ず !

だが ある 少年 の 心 に 抱いた 小さな 刃 が

巨人 を 突き 殺し

その 巨大な 頭 を 大地 に 踏みつけた

それ を 見た 人類 は 何 を 思った のだろう

ある 者 は 誇り を

ある 者 は 希望 を

ある 者 は 怒り を 叫び 出した

では ウォール ・ マリア を 奪還 した なら

人類 は 何 を 叫ぶ だろう

人類 は 生きて いい のだ と

信じる こと が できる だろう か

進め ぇえ ええ ええ えっ !!

自ら の 運命 は 自ら で 決定 できる と

信じ させる こと が できる だろう か

ウォール ・ マリア さえ 奪還 すれば

おい ちゃん と 足下 を 照らせ !

す すいません !

麓 は まだ か ? 夜 が 明け ち まう ぞ

この 山 さえ 越えれば

シガンシナ 区 は すぐ そこ だ

わり ぃな … オレ の 馬 まで

あなた は ここ で 体力 を 使う べきじゃ ない

ああ わかって る

そう だ ぞ 休 ん どけよ エレン

バカ 名前 で 呼ぶ な

あっ … そうだった すま ん

周り は 常に 敵 だらけ だ と 思え って …

左 に 巨人 !! 全体 停止 !! 周囲 を 照らせ !!

大丈夫 ぐっすり 寝て る

この 子 も 夜 に 動く って いう 新種 で は ない ようだ ね …

ハハッ 残念だ な ほっといて やろう

こんな 距離 まで 近づか ない と

気付か ない なんて

あぁ まったく だ

私 たち は きっと この 闇夜 に 守ら れて いる

月 の 光 は 太陽 光 の 反射 だ から ね

新種 の 巨人 は その 微量 な 月光 を 糧 に して

動いて る って 仮説 が 正しければ だ けど

新月 を 選んで 正解 だった

あの 時 と 同じ こと が

起こら ない 保証 は 何も ない

今 の 子 も 「 月光 の 巨人 」 だった の かも しれ ない から ね

いつか 捕獲 できたら な ~

震え が …!?

何 だ !? 何 が そんなに 怖い んだ !?

クソッ … こんな 調子 で

ウォール ・ マリア 奪還 に 失敗 したら どう なる !?

どれ だけ の 人 が 失望 する と 思う !?

また 次の 機会 なんて もん が ある と 思う か !?

やっぱり オレ じゃ ダメな の か …?

こんな 奴 が …

どう やって 人類 を 救う って いう んだ よ ?

こんな 奴 が どう やって ?

エレン

どうした の 震えて ? 怖い の ?

はっ … は ぁ !? 怖く ねぇ し !

ええ ? ウソ だ ぁ 手 が 震えて る もん

これ は … 寒い んだ よ !

手 が なんか す っげ ぇ 寒い

そう な の ? 僕 なんか

ずっと 震え が 止ま ん ない んだ けど …

ほら

エレン って

巨人 が 怖い と 思った こと ある ?

普通 は みんな 巨人 が 怖い んだ よ

僕 なんか … 初めて 巨人 と 対峙 した 時

まったく 動け なく なった んだ …

でも そんな 僕 を …

君 は 巨人 の 口 から 出して くれた んだ

なんで 君 は あんな こと が できた の ?

思い出した んだ

お前 が オレ に 本 を 見せた 時 の こと を …

それ まで 壁 の 外 の こと なんて

考えた こと も なかった んだ

毎日 空か 雲 を 見て 過ごして た っけ

あの 時 お前 の 話 を 聞いて

お前 の 目 を 見る まで は …

お前 は 楽し そうに 夢 を 見て る のに

オレ に は 何も なかった

そこ で 初めて 知った んだ

オレ は 不自由な ん だって …

広い 世界 の 小さな 籠 で わけ の わかん ねぇ

奴 ら から 自由 を 奪わ れて る

それ が わかった 時 許せ ない と 思った

何で か 知ら ねぇ けど

オレ は 自由 を 取り返す ため なら …

そう 力 が 湧いて くるんだ

ありがとう な もう 大丈夫だ

多分 … 来年 の 今頃

オレ たち は 海 を 見て いる よ

この 辺り 見覚え が ある

確か 薪 を 拾い に 来た こと が …

麓 が 見えた ぞ !

街道 跡 が ある !

もう … すぐ そこ だ

川 の 音 が 聞こえる !

僕たち … 帰って きた んだ

あの 日 … ここ から 逃げて 以来

僕たち の 故郷 に …

物陰 に 潜む 巨人 に 警戒 せよ !!

これ より 作戦 を 開始 する !!

総員 立体 機動 に 移れ !!

塞ぐ べき 門 は 2 つ 。 内 門 と 外 門 だ 。

これ に よって シガンシナ 区 を 独立 さ せ

中 に 残った 巨人 を 殲滅 する 。

我々 の 動き を 知れば

敵 は エレン を 狙って 来る だろう が

ここ に いる の は フード で 顔 を 隠した 総員 100 名 の 兵士 。

誰 が エレン か わかった 時 は 既に

外 門 を 塞いだ 後 だ

止まる な !!

外 門 を 目指せ !!

了解 !!

これ は … 焚き火 の 跡 !?

いる … 近く に … ベルトルト と ライナー が …

オレ の 家 は あの 辺り だ 。

あそこ に … すべて を 置いて きた …

大丈夫だ 。 取り返して やる

やっぱり おかしい な …

巨人 が 一 匹 も い ない の は …。

だが やる しか ねぇ 。

ああ … 作戦 続行 に 支障 なし !

オレ に は できる …

いや … オレ たち なら できる !!

なぜなら オレ たち は 生まれた 時 から みんな 特別で 自由だ から だ !!

周囲 の 警戒 を 怠る な !!

くまなく 見張れ !!

はい !

エレン !

立体 機動 装置 は !?

無事だ

でも やっぱり マント は 持っていか れ ち まった 。

ありがとう 。

穴 は !?

成功 です !!

しっかり 塞がって ます !!

やった …。 エレン 調子 は ?

問題 あり ませ ん 。

訓練 どおり 次 も いけ ます !

では 内 門 に 向かう ! 移動 時 に 狙わ れ ぬ よう しっかり 顔 を 隠せ !

本当に 塞がった の か ? こう も あっさり …。

あなた が やった 。

自分 の 力 を 信じて 。

あの 時 の 穴 が …。

まだ だ 。

奴 ら が 健在 なら

何度 塞いで も 壁 は 破壊 さ れる 。

ライナー や ベルトルト ら すべて の 敵 を 殺し きる まで

ウォール ・ マリア 奪還 作戦 は 完了 し ない 。

当然 … わかって い ます 。

とりあえず 外 門 は 成功 か …。

しかし … 妙だ な 。

襲って くる 気配 が ない …。

それどころか ここ に きて 一 匹 も 巨人 が 見当たら ない 。

敵 は 俺 たち の 強襲 に 対応 できて ない の か ?

だ と いい が

アルレルト の 発見 から する と …。

調べて き ました !

やはり 何者 か が 野営 して いた も ようです 。

ポット は 冷め きって

地面 に 灯 具 が 散乱 して い ました 。

紅茶 の ような もの を 飲んで いた ようです 。

いい 匂い … 何の 飲み物 だ ?

それ と

黒い 液体 を 注いだ 跡 が ある カップ が 3 つ 。

少なくとも 3 人 が 壁 の 上 に いた ようです 。

さっ 3 人 だ と !?

鉄製 の ポット が 冷め きって いた の か ?

はい 。

それ は おかしい …。

ええ 。

ポッ ポット が か !?

我々 は 馬 と 立体 機動 を 駆使 して 全力 で ここ に 到達 した 。

ここ から 我々 の 接近 に 音 や 目 視 で 気付いた の なら

早くて 2 分 前 が 限度 の はず 。

使用 直後 の ポット が 2 分 で 冷める はず が ない 。

恐らく 5 分 か それ 以上 前 に 我々 の 接近 を 知り

それ に 備える 時間 も 十分に あった と いう わけだ 。

しかし どう やって …!

か 壁 の 上 に いた 3 人 以外 の 斥候 が 存在 して …。

いや もっと 大勢 の 敵 が 潜んで いる と 想定 す べきで …。

今 は 敵 の 位置 の 特定 を 第 一 と する 。

アルレルト 君 は その 頭 で

何度 も 我々 を 窮地 から 救い出して くれた 。

まさに 今 その 力 が 必要な 時 だ 。

必要な 数 の 兵 を 動かし 内 門 周辺 に

敵 が 潜んで い ない か 探り 出して くれ 。

これ より アルミン ・ アルレルト の 指示 に 従い

捜索 を 続行 せよ 。

了解 !!

壁 は 隅々 まで 調べ 上げた ぞ !

さ ぁ 指示 を くれ アルレルト !

区 外 区 内 の 二手 に 分かれて

内 門 周辺 の 建物 を 調べて 下さい 。

何 か あれば 音響 弾 で 知らせ を …

お … お 願い し ます …

了解 !!

また 大きく 賭け た な

いや 実績 を 見て 判断 した

彼 は 我々 の 大きな 武器 の 一 つ だ

エレン たち が 内 門 を 塞ぎ に 来る ぞ

どう する ?

敵 を 見つける まで 作戦 は 中断 か ?

続行 する

この 敵地 で 長期 戦 と なれば

勝機 は 薄い …

我々 に は

短期 決戦 に のみ 活路 が 残さ れて いる

それ も

すべて は 敵 の 思惑 どおり と いう なら

それ に つきあう の も 手 だろう

ま ぁ 何も 隠し事 が ある の は

彼ら だけ で は ない から な …

どう しよう …

もう エレン たち が 内 門 を 塞ぎ に 来る

敵 が どこ に いる かも わから ない のに …

なんで 敵 は

穴 を 塞が れて も 出て こ ない ?

こんなに 捜して も

まだ 見つから ない なんて …

まずい … どう する …

失敗 したら … もう 本当に 後 が ない

終わり なんだ 何もかも

敵 は いつも あり え ない 方法 で

僕ら の 予想外 から 攻めて くる

僕ら が いつも 不利な の は … いつ だって

僕ら が 巨人 を 知ら ない から だ

いつも …

アルレルト ! 見つけた の か !?

敵 は どこ だ !?

まだ です ! 全員 で 壁 を 調べて 下さい !

壁 は もう 調べた と 言った ろ !

どこ に も 隠れ られる 場所 は …

壁 の 中 です !!

壁 の 中 !?

はい !! きっと 人 が 長い 間 入って い られる

空間 が どこ か に ある はずです !

なぜ それ が わかる !

勘 です

お前 今 が どういう 時 だ か

わかって る の か !?

そんな こと に かける 時間 は ない んだ !

し しかし 敵 は !!

いつ だって あり え ない 巨人 の 力 を 使って

僕たち を 追い込んで き ました !

誰 でも 思いつく

常識 の 範疇 に とどまって いて は …

到底 敵 を 上回る こと は でき ない のです !!

作戦 中止 の 合図 !?

総員 壁 の 上 に 散らばって 待機 だ !!

了解 !!

時に 厳格に 時 に 柔軟に

兵士 の 原理 原則 に 則 り 最善 を 尽くせ

指揮 系統 を 遵守 せよ

我々 は 勝利 する ため に ここ に 来た のだ

再び 二手 に 分かれ 壁面 の 調査 を !!

扉 の 上部 から 入念に 捜索 開始 !!

り ょ …

了解 !!

何 して る んだ ?

いい の か よ … 俺 たち止まって て

あぁ これ じゃあ

強襲 作戦 の 意味 が ねぇ けど …

アルミン … また 何 か 考え が …?

いつ何時

エレン が 現れて も 対応 できる 位置

常に 状況 が 見渡せる 位置 …

もし そんな 死角 が ある と すれば

壁 の 中 しか ない

僕ら が 壁 の 中 の 巨人 を 知っている と

敵 が 知ら ない なら

そんな 発想 は し ない と 踏んで いる なら …

あるいは …

ここ だ !! ここ に 空洞 が ある ぞ !!

ライナー !!

クソッ !!

兵 長 !?

これ も 「 巨人 の 力 」 か !?

あと 一 歩 … 命 を 断て なかった !!

周囲 を 見渡せ !! 他の 敵 を 捕 捉 し …

投石 来る ぞ !! 伏せろ おお おお お っ !!

何 だ !?

外した の か …!?

いい や いい コントロール だ

ヤツ は 扉 を 塞いだ

馬 が 通れ ない 程度 に な

まず 馬 を 狙い 包囲 する

我々 の 退路 を 断ち

ここ で 殲滅 する ため に

我々 は 互いに 望んで いる

ここ で 決着 を つけよう と

人類 と 巨人 共

どちら が 生き残り どちら が 死ぬ か

目の前 に 現れた 大勢 の 巨人 たち

戦い を 決意 する 中 かつて の 友 は 敵 と なり

エレン たち の 前 に 立ちはだかる


Shingeki no Kyojin Season 3 Part 2 (Attack on Titan Season 3 Part 2) Episode 01 shingeki||kyojin|season|part|attack||titan|season|part|episode

ウォール ・ マリア 領 は |まりあ|りょう|

人類 に 残さ れた 領土 の 3 分 の 1 に あたる じんるい||のこさ||りょうど||ぶん|||

5 年 前 この 領土 を 失った 人類 は とし|ぜん||りょうど||うしなった|じんるい|

残さ れた 2 枚 の 壁 の 中 で 悟った のこさ||まい||かべ||なか||さとった

私 たち は もう 生きて は いけない のだ と わたくし||||いきて||||

なぜなら 人類 は 巨人 に 勝て ない のだ から |じんるい||きょじん||かて|||

駆逐 して やる ! くちく||

この世 から … 一 匹 残ら ず ! このよ||ひと|ひき|のこら|

だが ある 少年 の 心 に 抱いた 小さな 刃 が ||しょうねん||こころ||いだいた|ちいさな|は|

巨人 を 突き 殺し きょじん||つき|ころし

その 巨大な 頭 を 大地 に 踏みつけた |きょだいな|あたま||だいち||ふみつけた

それ を 見た 人類 は 何 を 思った のだろう ||みた|じんるい||なん||おもった|

ある 者 は 誇り を |もの||ほこり|

ある 者 は 希望 を |もの||きぼう|

ある 者 は 怒り を 叫び 出した |もの||いかり||さけび|だした

では ウォール ・ マリア を 奪還 した なら ||まりあ||だっかん||

人類 は 何 を 叫ぶ だろう じんるい||なん||さけぶ|

人類 は 生きて いい のだ と じんるい||いきて|||

信じる こと が できる だろう か しんじる|||||

進め ぇえ ええ ええ えっ !! すすめ||||

自ら の 運命 は 自ら で 決定 できる と おのずから||うんめい||おのずから||けってい||

信じ させる こと が できる だろう か しんじ|さ せる|||||

ウォール ・ マリア さえ 奪還 すれば |まりあ||だっかん|

おい ちゃん と 足下 を 照らせ ! |||あしもと||てらせ

す すいません !

麓 は まだ か ? 夜 が 明け ち まう ぞ ふもと||||よ||あけ|||

この 山 さえ 越えれば |やま||こえれば

シガンシナ 区 は すぐ そこ だ |く||||

わり ぃな … オレ の 馬 まで ||おれ||うま|

あなた は ここ で 体力 を 使う べきじゃ ない ||||たいりょく||つかう||

ああ わかって る

そう だ ぞ 休 ん どけよ エレン |||きゅう|||

バカ 名前 で 呼ぶ な ばか|なまえ||よぶ|

あっ … そうだった すま ん |そう だった||

周り は 常に 敵 だらけ だ と 思え って … まわり||とわに|てき||||おもえ|

左 に 巨人 !! 全体 停止 !! 周囲 を 照らせ !! ひだり||きょじん|ぜんたい|ていし|しゅうい||てらせ

大丈夫 ぐっすり 寝て る だいじょうぶ||ねて|

この 子 も 夜 に 動く って いう 新種 で は ない ようだ ね … |こ||よ||うごく|||しんしゅ|||||

ハハッ 残念だ な ほっといて やろう |ざんねんだ|||

こんな 距離 まで 近づか ない と |きょり||ちかづか||

気付か ない なんて きづか||

あぁ まったく だ

私 たち は きっと この 闇夜 に 守ら れて いる わたくし|||||やみよ||まもら||

月 の 光 は 太陽 光 の 反射 だ から ね つき||ひかり||たいよう|ひかり||はんしゃ|||

新種 の 巨人 は その 微量 な 月光 を 糧 に して しんしゅ||きょじん|||びりょう||げっこう||かて||

動いて る って 仮説 が 正しければ だ けど うごいて|||かせつ||ただしければ||

新月 を 選んで 正解 だった しんげつ||えらんで|せいかい|

あの 時 と 同じ こと が |じ||おなじ||

起こら ない 保証 は 何も ない おこら||ほしょう||なにも|

今 の 子 も 「 月光 の 巨人 」 だった の かも しれ ない から ね いま||こ||げっこう||きょじん|||||||

いつか 捕獲 できたら な ~ |ほかく||

震え が …!? ふるえ|

何 だ !? 何 が そんなに 怖い んだ !? なん||なん|||こわい|

クソッ … こんな 調子 で ||ちょうし|

ウォール ・ マリア 奪還 に 失敗 したら どう なる !? |まりあ|だっかん||しっぱい|||

どれ だけ の 人 が 失望 する と 思う !? |||じん||しつぼう|||おもう

また 次の 機会 なんて もん が ある と 思う か !? |つぎの|きかい||||||おもう|

やっぱり オレ じゃ ダメな の か …? |おれ||だめな||

こんな 奴 が … |やつ|

どう やって 人類 を 救う って いう んだ よ ? ||じんるい||すくう||||

こんな 奴 が どう やって ? |やつ|||

エレン

どうした の 震えて ? 怖い の ? ||ふるえて|こわい|

はっ … は ぁ !? 怖く ねぇ し ! |||こわく||

ええ ? ウソ だ ぁ 手 が 震えて る もん |うそ|||て||ふるえて||

これ は … 寒い んだ よ ! ||さむい||

手 が なんか す っげ ぇ 寒い て||||||さむい

そう な の ? 僕 なんか |||ぼく|

ずっと 震え が 止ま ん ない んだ けど … |ふるえ||やま||||

ほら

エレン って

巨人 が 怖い と 思った こと ある ? きょじん||こわい||おもった||

普通 は みんな 巨人 が 怖い んだ よ ふつう|||きょじん||こわい||

僕 なんか … 初めて 巨人 と 対峙 した 時 ぼく||はじめて|きょじん||たいじ||じ

まったく 動け なく なった んだ … |うごけ|||

でも そんな 僕 を … ||ぼく|

君 は 巨人 の 口 から 出して くれた んだ きみ||きょじん||くち||だして||

なんで 君 は あんな こと が できた の ? |きみ||||||

思い出した んだ おもいだした|

お前 が オレ に 本 を 見せた 時 の こと を … おまえ||おれ||ほん||みせた|じ|||

それ まで 壁 の 外 の こと なんて ||かべ||がい|||

考えた こと も なかった んだ かんがえた||||

毎日 空か 雲 を 見て 過ごして た っけ まいにち|あか|くも||みて|すごして||

あの 時 お前 の 話 を 聞いて |じ|おまえ||はなし||きいて

お前 の 目 を 見る まで は … おまえ||め||みる||

お前 は 楽し そうに 夢 を 見て る のに おまえ||たのし|そう に|ゆめ||みて||

オレ に は 何も なかった おれ|||なにも|

そこ で 初めて 知った んだ ||はじめて|しった|

オレ は 不自由な ん だって … おれ||ふじゆうな||

広い 世界 の 小さな 籠 で わけ の わかん ねぇ ひろい|せかい||ちいさな|かご|||||

奴 ら から 自由 を 奪わ れて る やつ|||じゆう||うばわ||

それ が わかった 時 許せ ない と 思った |||じ|ゆるせ|||おもった

何で か 知ら ねぇ けど なんで||しら||

オレ は 自由 を 取り返す ため なら … おれ||じゆう||とりかえす||

そう 力 が 湧いて くるんだ |ちから||わいて|

ありがとう な もう 大丈夫だ |||だいじょうぶだ

多分 … 来年 の 今頃 たぶん|らいねん||いまごろ

オレ たち は 海 を 見て いる よ おれ|||うみ||みて||

この 辺り 見覚え が ある |あたり|みおぼえ||

確か 薪 を 拾い に 来た こと が … たしか|まき||ひろい||きた||

麓 が 見えた ぞ ! ふもと||みえた|

街道 跡 が ある ! かいどう|あと||

もう … すぐ そこ だ

川 の 音 が 聞こえる ! かわ||おと||きこえる

僕たち … 帰って きた んだ ぼくたち|かえって||

あの 日 … ここ から 逃げて 以来 |ひ|||にげて|いらい

僕たち の 故郷 に … ぼくたち||こきょう|

物陰 に 潜む 巨人 に 警戒 せよ !! ものかげ||ひそむ|きょじん||けいかい|

これ より 作戦 を 開始 する !! ||さくせん||かいし|

総員 立体 機動 に 移れ !! そういん|りったい|きどう||うつれ

塞ぐ べき 門 は 2 つ 。 内 門 と 外 門 だ 。 ふさぐ||もん|||うち|もん||がい|もん|

これ に よって シガンシナ 区 を 独立 さ せ ||||く||どくりつ||

中 に 残った 巨人 を 殲滅 する 。 なか||のこった|きょじん||せんめつ|

我々 の 動き を 知れば われわれ||うごき||しれば

敵 は エレン を 狙って 来る だろう が てき||||ねらって|くる||

ここ に いる の は フード で 顔 を 隠した 総員 100 名 の 兵士 。 |||||ふーど||かお||かくした|そういん|な||へいし

誰 が エレン か わかった 時 は 既に だれ|||||じ||すでに

外 門 を 塞いだ 後 だ がい|もん||ふさいだ|あと|

止まる な !! とまる|

外 門 を 目指せ !! がい|もん||めざせ

了解 !! りょうかい

これ は … 焚き火 の 跡 !? ||たきび||あと

いる … 近く に … ベルトルト と ライナー が … |ちかく||||らいなー|

オレ の 家 は あの 辺り だ 。 おれ||いえ|||あたり|

あそこ に … すべて を 置いて きた … ||||おいて|

大丈夫だ 。 取り返して やる だいじょうぶだ|とりかえして|

やっぱり おかしい な …

巨人 が 一 匹 も い ない の は …。 きょじん||ひと|ひき|||||

だが やる しか ねぇ 。

ああ … 作戦 続行 に 支障 なし ! |さくせん|ぞっこう||ししょう|

オレ に は できる … おれ|||

いや … オレ たち なら できる !! |おれ|||

なぜなら オレ たち は 生まれた 時 から みんな 特別で 自由だ から だ !! |おれ|||うまれた|じ|||とくべつで|じゆうだ||

周囲 の 警戒 を 怠る な !! しゅうい||けいかい||おこたる|

くまなく 見張れ !! |みはれ

はい !

エレン !

立体 機動 装置 は !? りったい|きどう|そうち|

無事だ ぶじだ

でも やっぱり マント は 持っていか れ ち まった 。 ||まんと||もっていか|||

ありがとう 。

穴 は !? あな|

成功 です !! せいこう|

しっかり 塞がって ます !! |ふさがって|

やった …。 エレン 調子 は ? ||ちょうし|

問題 あり ませ ん 。 もんだい|||

訓練 どおり 次 も いけ ます ! くんれん||つぎ|||

では 内 門 に 向かう ! 移動 時 に 狙わ れ ぬ よう しっかり 顔 を 隠せ ! |うち|もん||むかう|いどう|じ||ねらわ|||||かお||かくせ

本当に 塞がった の か ? こう も あっさり …。 ほんとうに|ふさがった|||||

あなた が やった 。

自分 の 力 を 信じて 。 じぶん||ちから||しんじて

あの 時 の 穴 が …。 |じ||あな|

まだ だ 。

奴 ら が 健在 なら やつ|||けんざい|

何度 塞いで も 壁 は 破壊 さ れる 。 なんど|ふさいで||かべ||はかい||

ライナー や ベルトルト ら すべて の 敵 を 殺し きる まで らいなー||||||てき||ころし||

ウォール ・ マリア 奪還 作戦 は 完了 し ない 。 |まりあ|だっかん|さくせん||かんりょう||

当然 … わかって い ます 。 とうぜん|||

とりあえず 外 門 は 成功 か …。 |がい|もん||せいこう|

しかし … 妙だ な 。 |みょうだ|

襲って くる 気配 が ない …。 おそって||けはい||

それどころか ここ に きて 一 匹 も 巨人 が 見当たら ない 。 ||||ひと|ひき||きょじん||みあたら|

敵 は 俺 たち の 強襲 に 対応 できて ない の か ? てき||おれ|||きょうしゅう||たいおう||||

だ と いい が

アルレルト の 発見 から する と …。 ||はっけん|||

調べて き ました ! しらべて||

やはり 何者 か が 野営 して いた も ようです 。 |なにもの|||やえい||||

ポット は 冷め きって ぽっと||さめ|

地面 に 灯 具 が 散乱 して い ました 。 じめん||とう|つぶさ||さんらん|||

紅茶 の ような もの を 飲んで いた ようです 。 こうちゃ|||||のんで||

いい 匂い … 何の 飲み物 だ ? |におい|なんの|のみもの|

それ と

黒い 液体 を 注いだ 跡 が ある カップ が 3 つ 。 くろい|えきたい||そそいだ|あと|||かっぷ||

少なくとも 3 人 が 壁 の 上 に いた ようです 。 すくなくとも|じん||かべ||うえ|||

さっ 3 人 だ と !? |じん||

鉄製 の ポット が 冷め きって いた の か ? てつせい||ぽっと||さめ||||

はい 。

それ は おかしい …。

ええ 。

ポッ ポット が か !? |ぽっと||

我々 は 馬 と 立体 機動 を 駆使 して 全力 で ここ に 到達 した 。 われわれ||うま||りったい|きどう||くし||ぜんりょく||||とうたつ|

ここ から 我々 の 接近 に 音 や 目 視 で 気付いた の なら ||われわれ||せっきん||おと||め|し||きづいた||

早くて 2 分 前 が 限度 の はず 。 はやくて|ぶん|ぜん||げんど||

使用 直後 の ポット が 2 分 で 冷める はず が ない 。 しよう|ちょくご||ぽっと||ぶん||さめる|||

恐らく 5 分 か それ 以上 前 に 我々 の 接近 を 知り おそらく|ぶん|||いじょう|ぜん||われわれ||せっきん||しり

それ に 備える 時間 も 十分に あった と いう わけだ 。 ||そなえる|じかん||じゅうぶんに||||

しかし どう やって …!

か 壁 の 上 に いた 3 人 以外 の 斥候 が 存在 して …。 |かべ||うえ|||じん|いがい||せっこう||そんざい|

いや もっと 大勢 の 敵 が 潜んで いる と 想定 す べきで …。 ||おおぜい||てき||ひそんで|||そうてい||

今 は 敵 の 位置 の 特定 を 第 一 と する 。 いま||てき||いち||とくてい||だい|ひと||

アルレルト 君 は その 頭 で |きみ|||あたま|

何度 も 我々 を 窮地 から 救い出して くれた 。 なんど||われわれ||きゅうち||すくいだして|

まさに 今 その 力 が 必要な 時 だ 。 |いま||ちから||ひつような|じ|

必要な 数 の 兵 を 動かし 内 門 周辺 に ひつような|すう||つわもの||うごかし|うち|もん|しゅうへん|

敵 が 潜んで い ない か 探り 出して くれ 。 てき||ひそんで||||さぐり|だして|

これ より アルミン ・ アルレルト の 指示 に 従い |||||しじ||したがい

捜索 を 続行 せよ 。 そうさく||ぞっこう|

了解 !! りょうかい

壁 は 隅々 まで 調べ 上げた ぞ ! かべ||すみずみ||しらべ|あげた|

さ ぁ 指示 を くれ アルレルト ! ||しじ|||

区 外 区 内 の 二手 に 分かれて く|がい|く|うち||ふたて||わかれて

内 門 周辺 の 建物 を 調べて 下さい 。 うち|もん|しゅうへん||たてもの||しらべて|ください

何 か あれば 音響 弾 で 知らせ を … なん|||おんきょう|たま||しらせ|

お … お 願い し ます … ||ねがい||

了解 !! りょうかい

また 大きく 賭け た な |おおきく|かけ||

いや 実績 を 見て 判断 した |じっせき||みて|はんだん|

彼 は 我々 の 大きな 武器 の 一 つ だ かれ||われわれ||おおきな|ぶき||ひと||

エレン たち が 内 門 を 塞ぎ に 来る ぞ |||うち|もん||ふさぎ||くる|

どう する ?

敵 を 見つける まで 作戦 は 中断 か ? てき||みつける||さくせん||ちゅうだん|

続行 する ぞっこう|

この 敵地 で 長期 戦 と なれば |てきち||ちょうき|いくさ||

勝機 は 薄い … しょうき||うすい

我々 に は われわれ||

短期 決戦 に のみ 活路 が 残さ れて いる たんき|けっせん|||かつろ||のこさ||

それ も

すべて は 敵 の 思惑 どおり と いう なら ||てき||おもわく||||

それ に つきあう の も 手 だろう |||||て|

ま ぁ 何も 隠し事 が ある の は ||なにも|かくしごと||||

彼ら だけ で は ない から な … かれら||||||

どう しよう …

もう エレン たち が 内 門 を 塞ぎ に 来る ||||うち|もん||ふさぎ||くる

敵 が どこ に いる かも わから ない のに … てき||||||||

なんで 敵 は |てき|

穴 を 塞が れて も 出て こ ない ? あな||ふさが|||でて||

こんなに 捜して も |さがして|

まだ 見つから ない なんて … |みつから||

まずい … どう する …

失敗 したら … もう 本当に 後 が ない しっぱい|||ほんとうに|あと||

終わり なんだ 何もかも おわり||なにもかも

敵 は いつも あり え ない 方法 で てき||||||ほうほう|

僕ら の 予想外 から 攻めて くる ぼくら||よそうがい||せめて|

僕ら が いつも 不利な の は … いつ だって ぼくら|||ふりな||||

僕ら が 巨人 を 知ら ない から だ ぼくら||きょじん||しら|||

いつも …

アルレルト ! 見つけた の か !? |みつけた||

敵 は どこ だ !? てき|||

まだ です ! 全員 で 壁 を 調べて 下さい ! ||ぜんいん||かべ||しらべて|ください

壁 は もう 調べた と 言った ろ ! かべ|||しらべた||いった|

どこ に も 隠れ られる 場所 は … |||かくれ||ばしょ|

壁 の 中 です !! かべ||なか|

壁 の 中 !? かべ||なか

はい !! きっと 人 が 長い 間 入って い られる ||じん||ながい|あいだ|はいって||

空間 が どこ か に ある はずです ! くうかん||||||

なぜ それ が わかる !

勘 です かん|

お前 今 が どういう 時 だ か おまえ|いま|||じ||

わかって る の か !?

そんな こと に かける 時間 は ない んだ ! ||||じかん|||

し しかし 敵 は !! ||てき|

いつ だって あり え ない 巨人 の 力 を 使って |||||きょじん||ちから||つかって

僕たち を 追い込んで き ました ! ぼくたち||おいこんで||

誰 でも 思いつく だれ||おもいつく

常識 の 範疇 に とどまって いて は … じょうしき||はんちゅう||||

到底 敵 を 上回る こと は でき ない のです !! とうてい|てき||うわまわる|||||

作戦 中止 の 合図 !? さくせん|ちゅうし||あいず

総員 壁 の 上 に 散らばって 待機 だ !! そういん|かべ||うえ||ちらばって|たいき|

了解 !! りょうかい

時に 厳格に 時 に 柔軟に ときに|げんかくに|じ||じゅうなんに

兵士 の 原理 原則 に 則 り 最善 を 尽くせ へいし||げんり|げんそく||そく||さいぜん||つくせ

指揮 系統 を 遵守 せよ しき|けいとう||じゅんしゅ|

我々 は 勝利 する ため に ここ に 来た のだ われわれ||しょうり||||||きた|

再び 二手 に 分かれ 壁面 の 調査 を !! ふたたび|ふたて||わかれ|へきめん||ちょうさ|

扉 の 上部 から 入念に 捜索 開始 !! とびら||じょうぶ||にゅうねんに|そうさく|かいし

り ょ …

了解 !! りょうかい

何 して る んだ ? なん|||

いい の か よ … 俺 たち止まって て ||||おれ|たちどまって|

あぁ これ じゃあ

強襲 作戦 の 意味 が ねぇ けど … きょうしゅう|さくせん||いみ|||

アルミン … また 何 か 考え が …? ||なん||かんがえ|

いつ何時 いつなんどき

エレン が 現れて も 対応 できる 位置 ||あらわれて||たいおう||いち

常に 状況 が 見渡せる 位置 … とわに|じょうきょう||みわたせる|いち

もし そんな 死角 が ある と すれば ||しかく||||

壁 の 中 しか ない かべ||なか||

僕ら が 壁 の 中 の 巨人 を 知っている と ぼくら||かべ||なか||きょじん||しっている|

敵 が 知ら ない なら てき||しら||

そんな 発想 は し ない と 踏んで いる なら … |はっそう|||||ふんで||

あるいは …

ここ だ !! ここ に 空洞 が ある ぞ !! ||||くうどう|||

ライナー !! らいなー

クソッ !!

兵 長 !? つわもの|ちょう

これ も 「 巨人 の 力 」 か !? ||きょじん||ちから|

あと 一 歩 … 命 を 断て なかった !! |ひと|ふ|いのち||たて|

周囲 を 見渡せ !! 他の 敵 を 捕 捉 し … しゅうい||みわたせ|たの|てき||ほ|そく|

投石 来る ぞ !! 伏せろ おお おお お っ !! とうせき|くる||ふせろ||||

何 だ !? なん|

外した の か …!? はずした||

いい や いい コントロール だ |||こんとろーる|

ヤツ は 扉 を 塞いだ やつ||とびら||ふさいだ

馬 が 通れ ない 程度 に な うま||とおれ||ていど||

まず 馬 を 狙い 包囲 する |うま||ねらい|ほうい|

我々 の 退路 を 断ち われわれ||たいろ||たち

ここ で 殲滅 する ため に ||せんめつ|||

我々 は 互いに 望んで いる われわれ||たがいに|のぞんで|

ここ で 決着 を つけよう と ||けっちゃく|||

人類 と 巨人 共 じんるい||きょじん|とも

どちら が 生き残り どちら が 死ぬ か ||いきのこり|||しぬ|

目の前 に 現れた 大勢 の 巨人 たち めのまえ||あらわれた|おおぜい||きょじん|

戦い を 決意 する 中 かつて の 友 は 敵 と なり たたかい||けつい||なか|||とも||てき||

エレン たち の 前 に 立ちはだかる |||ぜん||たちはだかる