Shingeki no Kyojin Season 3 Part 2 (Attack on Titan Season 3 Part 2) Episode 09
当局 の 兵士 は 皆 果実 の 搾り かす の ように なり
海 に 投げ入れ られた
「 海 」 と は 何 か を 説明 し なければ なら ない
「 海 」 と は 地表 の 7 割 を 占める 広大な 塩 水 である
フクロウ あんた は 何者 だ ?
俺 は エレン ・ クルーガー
今 見せた とおり 「 九 つ の 巨人 」 の 一 つ を 宿して いる
つまり は お前 と 同じ 「 ユミル の 民 」 だ
マーレ 人 に 成りすまし 当局 に 潜入 した の か …?
血液 検査 は どうした !?
医者 に 協力 者 が 一 人 いれば 済む 話 だ
医者 は 諜報 員 に 向いて いる
実際 お前 は よく やって くれた
結果 こそ は … グライス が 嘆いた とおり だった が な
その とおり だ …
俺 は ダメな 父親 で ダメな 夫 で ダメな 男 だった …
なのに なぜ … 俺 だけ が 人 の 姿 の まま ここ に …
ダイナ は … 王家 の 血 を 引く ユミル の 民 は 特別だ
巨人 の 真価 を 引き出す
お前 が 揉み消したり し なければ … ダイナ は …
答えろ !! なぜ 俺 だけ 生かした !?
よせ 指 が 痛む だろう
お 気遣い に 感謝 する よ …
人 の 指 を ちょん切る の は 気 に なら ない らしい が な
なぁ ? あの 巨人 で もっと 早く 暴れて いれば
みんな も 巨人 に さ れ ず に 済んだ んじゃ ない の か ?
俺 たち は 何の ため に ここ で 巨人 に さ れた んだ !?
どうした !? 急に 顔色 が …
同胞 だけ じゃ ない …
何 千 人 も の ユミル の 民 の 指 を 切り落とし … ここ で 巨人 に して きた
女 も 子供 も だ
すべて は エルディア の ため だった と 信じて る …
時間 が ない … グリシャ
お前 に 最後 の 任務 を 託す
他の 誰 か で は なく お前 に だ
あの 日 … 初めて お前 と 会った 日
あんな こと が 起き なければ
お前 は ここ まで マーレ に 強い 憎しみ を 抱く こと は なかった だろう
それ が … 俺 を 選んだ 理由 か ?
それ も ある
敵国 父親 自分
お前 の 目 に 映る 憎悪 は
この世 を 焼き 尽くさ ん と する ばかりだった
かつて は 俺 も そう だった
大陸 に 留まった 王家 の 残党 は 革命 軍 と なり 父 は その 一員 だった
しかし 何も 成し遂げる こと なく 生きた まま 焼か れた
幼かった 俺 は その 様子 を 戸棚 の 隙間 から 見て いる こと しか でき なかった
それ 以来 マーレ へ の 復讐 と エルディア の 復権 を 誓った
だが 俺 が 実際 に やった こと は
同胞 の 指 を 詰め ここ から 蹴落とし 巨人 に 変える こと だ
それ に 徹した 結果 今日 まで 正体 を 暴か れる こと は なかった
俺 は いまだ あの 時 の まま
戸棚 の 隙間 から 世界 を 見て いる だけ な の かも しれ ない
教えて くれ フクロウ
俺 に 残さ れた 任務 と は 何 だ ?
これ から 壁 内 に 潜入 し 「 始祖 の 巨人 」 を 奪還 しろ
俺 から 巨人 を 継承 して な
何 だって ? じゃあ あんた は …
巨人 化 した お前 に 食わ れる
同じ ように して 「 始祖 の 巨人 」 を 持ち主 から 奪え
なぜ あんた が やら ない ?
「 九 つ の 巨人 の 力 」 を 継承 した 者 は 13 年 で 死ぬ
俺 が 継承 した の も 13 年 前 に なる
フクロウ は それ を 「 ユミル の 呪い 」 と 言って いた
13 年 は 始祖 ユミル が 力 に 目覚めて から 死ぬ まで の 年月 に 相当 する 時間 だ と
僕 は あと 13 年 … エレン は …
残り 8 年 … も ない な
違う
これ は … 何 か の 間違い …
間違って る …
「 九 つ の 巨人 」 を 宿す 者 が 力 を 継承 さ せる こと なく 死んだ 場合 …
巨人 の 力 は それ 以降 に 誕生 する ユミル の 民 の 赤子 に 突如と して 継承 さ れる
あたかも ユミル の 民 と は 皆 一様に
見え ない 「 何 か 」 で つながって いる と 考え ざる を え ない
ある 継承 者 は 「 道 」 を 見た と 言った
巨人 を 形成 する 血 や 骨 時 に は 記憶 や 意思 も
その道 を 通り 送ら れて くる
そして その道 は すべて 一 つ の 座標 で 交わる
つまり それ が …
「 始祖 の 巨人 」 だ
すべて の ユミル の 民 は その 座標 へ と つながって いる
始祖 ユミル の 正体 は 一体 何 な んだ ?
マーレ 政権 下 で は 「 悪魔 の 使い 」
エルディア 帝国 の 時代 で は 「 神 が もたらした 奇跡 」
「 有機 生物 の 起源 」 と 接触 した 少女 …
そう 唱える 者 も いる
この世 に 真実な どない それ が 現実 だ
誰 だって 神 でも 悪魔 に でも なれる
誰 か が それ を 真実だ と 言えば な
ダイナ は 王家 の 血 を 引く 者 だ と 言った の も あんた だ
それ も あんた の 「 真実 」 か ?
残念な こと に ダイナ が 王家 の 血 を 引く の は 「 事実 」 だ
では なぜ 見捨てた !?
王家 の 血 を 引く 者 だ から だ
敵 の 手 に 渡す べきで は なかった
ジーク が マーレ に すべて を 話す 前 に
それ でも …
それ でも ?
死ぬ まで 敵国 の ため の 子 を 産ま さ れ 続ける 生涯 の 方 が 良かった だろう か …?
俺 は 務め を 果たした お前 も そう しろ
ここ から 生きて 壁 まで たどりつける の は 巨人 の 力 を 宿した 者 ただ 一 人 だけ
正直に 言って … 俺 に 務 まる と は 思え ない
お前 が やる んだ
あれ を 見ろ よ
生きた まま 巨人 に 食わ れて 死んだ
あんた は 俺 に 聞いた 「 これ が 面白い か ?」 って
面白く なかった よ
奴 の 断末魔 は 聞く に 堪え ない おぞまし さ だった
俺 は … 何も わかって い なかった …
これ が 自由 の 代償 だ と わかって いた なら 払わ なかった
立て 戦え
エルディア に 自由 と 尊厳 を 取り戻す ため に 立て
俺 は … もう …
見ろ お前 の 家 から 持ってきた
見 られ ない
見 られ ない 立て ない 戦え ない
タマ も ない か ? マーレ に 去勢 さ れた か ?
俺 に 憎しみ を 思い出さ せよう と して も 無駄だ
俺 に 残さ れた の は …
罪 だけ だ
それ で 十分だ
お前 を 選んだ 一 番 の 理由 は
お前 が あの 日 壁 の 外 に 出た から だ
あの 日 お前 が 妹 を 連れて 壁 の 外 に 出て い なければ
いずれ 父親 の 診療 所 を 継ぎ
大人 に なった 妹 は 結婚 し 子供 を 産んで いた かも しれ ない
だが お前 は 壁 の 外 に 出た
俺 は ここ で 初めて 同胞 を 蹴落とした 日 から
お前 は 妹 を 連れて 壁 の 外 に 出た 日 から
その 行い が 報われる 日 まで 進み 続ける んだ
死んで も 死んだ 後 も
これ は
お前 が 始めた 物語 だ ろ
「 九 つ の 巨人 」 に は それぞれ 名前 が ある
これ から お前 へ 継承 さ れる 巨人 に も だ
その 巨人 は いつ いかなる 時代 に おいて も
自由 を 求めて 進み 続けた
自由 の ため に 戦った
名 は
進撃 の 巨人
何 して る の ?
進撃 の 巨人
… って やって た よ ね ? 今 …
いえ
え ぇ !? やって たよ ねぇ !? 二 人 と も 今 の 見た でしょ !?
え ぇ でも ま ぁ それ は …
ほら ! 今 の は 何 だった の エレン ?
いえ … 別に …
君 の 巨人 の 名前 でしょ ? 何で 誰 も い ない の に 独り で 喋って いた の ?
もう いい だ ろ ハンジ … こいつ は 15 だ ぞ
「 そういう 時期 」 は 誰 に でも ある
は ぁ ? 何 だ よ 「 そういう 時期 」 って ?
ハンジ さん 後 で 僕 が 説明 し ます から 本人 の 前 で は もう …
は ぁ ? 何 それ ? どういう こと ?
何 し に 来た んです か !?
出ろ
懲罰 なら まだ 10 日 ほど 残って い ます が …
終わり だ 10 日 分 の 罰 なら 今 ハンジ が 与えた
ザックレー 総統 に は 掛け合って る から 安心 して よ
鎧 と 超 大型 を 地 に 伏せた 英雄 を 牢 に 入れて いて は
それ こそ 示し が つき ませ ん って ね
加えて 君 たち が 逆らった 上官 は 鎧 と 獣 を 取り逃がした ノロマ と きて いる
そんな こと は …
少し … 痩せた か ? 飯 は 十分 食えた のに …
エレン は … 元気 そう
ま ぁな
行く ぞ 身支度 を 急げ
何 を する んです ?
謁見 だ 女王 陛下 が トロスト 区 に お 越し だ
「 親愛 なる ヒストリア へ
今 私 の 隣 に は ライナー が いる
私 が 恋文 を したためる 様子 を 覗き見 して いる
悪 趣味 な 野郎 だ 絶対 に モテ ない
だが お前 に この 手紙 を 届ける と 約束 して くれた
あの 時 コイツ ら を 救った 借 り を 返し たい のだ と
あの 時 は すまない
まさか 私 が お前 より コイツ ら を 選んで しまう なんて
私 は これ から 死ぬ でも 後悔 は して ない
そう 言い たい ところ だ が 正直 心残り が ある
まだ お前 と 結婚 できて ない こと だ
ユミル より 」
その道 は すべて 一 つ の 座標 で 交わる
つまり それ が … 「 始祖 の 巨人 」 だ
何 今 の は …
どうかした ?
あ いえ …
これ で 全部 です か ?
うん …
もちろん 私 たち の 有益な 情報 を 書いたり は でき なかった だろう けど
何 か お前 だけ に わかる メッセージ は なかった か ? 暗号 と か …
わから ない でも 多分 そんな こと は して ない と 思う
バカだ なぁ ユミル って … バカだった んだ
照れくさく なる と すぐ ごまかす
これ じゃ わかん ない よ …
連れて きた
入れ
陛下 陛下 陛下
や やめて よ まだ 公 の 席 じゃ ない んだ から
本当に いろいろ あった ね …
私 は 壁 の 真ん中 で 南 の 空 を 見て た だけ …
君 が 生きて る こと は 大事な 務め だ よ
あぁ そうだ
みんな が 思った より いつも どおり で よかった
それ は … まだ 誰 も 実感 できて ない だけ だ な
そろそろ 行こう か
「 グリシャ ・ イェーガー 氏 の 半生 」 「 巨人 と 知り うる 歴史 の 全て 」
「 壁 外 世界 の 情報 」
この 3 冊 の 本 の 存在 を 知る 者 は この 部屋 に いる 者 のみ である
これ は 彼ら 調査 兵 団 9 名 と ここ に は い ない 199 名 の 戦果 だ
本日 は 女王 の 御前 で 今一 度 我々 の 状況 を 整理 し
この 会議 の 場 で 意思 の 共有 を 図り たい
調査 兵 団 団長 ハンジ ・ ゾエ
はっ
我々 調査 兵 団 は エルヴィン ・ スミス を 含め 多数 の 英雄 を 失う こと と 引き換え に
ウォール ・ マリア を 奪還 し 「 超 大型 巨人 」 の 力 を 奪う こと に 成功 し ました
ですが 我々 「 壁 内 人類 」 は いまだ 極めて 危険な 状態 に あり ます
敵 が 巨人 と いう 化け物 だけ であれば どんなに よかった こと でしょう か
しかし 我々 が 相手 に して いた 敵 の 正体 は
敵 は 何 だ !? 敵 ?
人 であり 文明 であり
言う なれば
世界 です
手記 に よれば 我々 は 巨人 に なれる 特殊な 人種 「 ユミル の 民 」 であり
再び 世界 を 支配 する 可能 性 が ある
だから 世界 は 我々 「 ユミル の 民 」 を この世 から 根絶 する のだ と
「 始祖 の 巨人 」 が マーレ の 手 に 落ちれば
エルディア 人 は 終わり だ
そんな こと を 壁 の 王 が 許す わけない …
壁 の 王 は 戦わ ない
「 エルディア が 再び 罪 を 犯す と いう の なら 我々 は 滅ぶ べく して 滅ぶ 」
「 我 は 『 始祖 の 巨人 』 と 『 不戦 の 契り 』 を 交わした 」
壁 の 王 は 大陸 の 王家 に そう 言い残し
壁 の 門 を 閉ざした
「 壁 の 巨人 が 世界 を 平らに ならす 」 と も 言い残した ので は ない の か ?
その 言葉 が 抑止 力 に なる 間 に つかの間 の 平和 を 享受 する らしい
壁 の 王 は 民 から 記憶 を 奪い 壁 外 の 人類 は 滅んだ と 思い込ま せた
無垢の 民 に 囲ま れ そこ を 楽園 だ とほ ざ いて いる
もはや 民 を 守ら ぬ 王 は 王 で は ない
必ず 見つけ出して 臆した 王 から 「 始祖 の 巨人 」 を 取り上げろ
それ が 俺 たち の 使命 だ
イェーガー 氏 は その後 使命 を 果たし
「 始祖 の 巨人 」 は 息子 エレン に 託さ れ ました
「 始祖 の 巨人 」 が その 真価 を 発揮 する 条件 は
王家 の 血 を 引く 者 が その 力 を 宿す こと
だが その者 が 「 始祖 の 巨人 」 を 宿して も 壁 の 王 の 思想 に 捕らわれ
残さ れる 選択肢 は 自 死 の 道 のみ と なる
おそらく それ が 「 不戦 の 契り 」
しかしながら 過去 に エレン は 「 無垢の 巨人 」 を 操り
窮地 を 逃れた こと が あり ます
王家 の 血 を 引く 者 で は ない エレン に も
その 力 を 使える 可能 性 が ある の かも しれ ませ ん
… そうだ
あの 時 は 一瞬 だけ すべて が つながった 気 が した
どうして あの 一瞬 だけ …
私 は ダイナ ・ フリッツ と 申し ます
王家 の … 血 を 引く 者 です
まさか !?
… びっくり した どうした の 突然 ?
あ あの … 今 …
続けた まえ 我ら の 巨人 よ
何でも … あり ませ ん
会議 を 妨げて すいません …
あぁ … なるほど そ っか
何でも 彼 は 今 「 そういう 時期 」 に ある ようでして
突然 かっこう つけたり 叫んだり して しまう ようです
あぁ そう か それ は 気の毒に … 年頃 だ しな
エレン ?
あの こと は 二 人 に も 話して い ない
母さん と ハンネス さん を 殺した あの 巨人 が
父親 が 前 に 結婚 して た 相手 だった なんて …
何より こんな こと を 話したら …
王家 の 血 を 引く 者 を 巨人 に して オレ が 接触 すれば
「 始祖 の 巨人 」 の 力 を 扱える … かも しれ ない …
そう だ 「 かも しれ ない 」 だ
だが … その 可能 性 が ある と 言えば 兵 団 は ヒストリア を どう する ?
家庭 を 持て
壁 の 中 に 入ったら 所帯 を 持つ んだ
何 を 言って る ? 俺 に は ダイナ が いる …
それ に そんな こと を 言わ れて も
巨人 に なる 直前 の 記憶 は なく なる んだろう ?
そう と も 限ら ん 後 で 誰 か が 見て る かも しれ ん
妻 でも 子供 でも 街 の 人 で も いい
壁 の 中 で 人 を 愛せ
それ が でき なければ 繰り返す だけ だ
同じ 歴史 を 同じ 過ち を 何度 も
ミカサ や アルミン みんな を 救い たい なら 使命 を 全うしろ
ミカサ ? アルミン ? 誰 の こと だ ?
… さ ぁ ? わから ない
誰 の 記憶 だろう ?
戦えば 自由 が ある と 信じて いた
外 の 世界 に 夢 を みて いた 彼ら は 人類 の 真実 を 知り 一体 何 を 思う の か