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Fairy Tales, 毒の粉

毒の粉

毒 の 粉

むかし むかし 、 とても 仲 の 悪い お 姑 さん と お 嫁 さん が い ました 。 お 姑 さん と いう の は 、 お 嫁 さん が 結婚 した お 婿 さん の お 母さん の 事 です 。 この お 姑 さん 、 最初 は お 嫁 さん と 仲 が 良かった のです が 、 お 婿 さん が 病気 で 死んで から 、 お 嫁 さん を いじめる 様 に なった のです 。

お 嫁 さん が 掃除 を した 後 、 お 姑 さん は 必ず 文句 を 言い ます 。 「 なんだい 、 この 掃除 の 仕方 は ! ここ に 、 ほこり が 付いて いる じゃ ない か ! ほら ここ も ! ここ も ! ああ 、 だらしない 嫁 だ ねえ ! 」 そして お 嫁 さん が ご飯 を 作れば 、 「 なんだい 、 この 魚 は ! 尻尾 が 焦げて いる じゃ ない か ! 焦げ は 、 体 に 毒 な んだ よ ! あたし を 殺す つもり かい ! それ に この 味噌汁 、 辛 すぎて 飲め や し ない よ ! ぺっ 、 ぺっ ! 」 と 、 文句 を 言って 吐き出す 真似 を し ます 。

近所 で 人 に 出会えば 、 お 嫁 さん に 聞こえる 様 に わざと 大声 で 、 「 ねえ 、 聞い ておくれ よ 。 家 の 嫁 と 来たら 、 掃除 は 出来 ない わ 、 飯 は まずい は ・・・」 と 、 お 嫁 さん の 悪 口 を 言う のでした 。 こんな 事 が 毎日 毎日 続く ので 、 お 嫁 さん は お 姑 さん が 大嫌いでした 。

そんな ある 日 の 事 、 ついに 我慢 が 出来 なく なった お 嫁 さん は 、 お 寺 の 和尚 さん に 相談 を し ました 。 「 わたし 、 これ 以上 は 我慢 でき ませ ん ! もう 、 死のう と 思い ます 。 こんな 毎日 が 続く より は ・・・」 「 なるほど 。 だが 、 あんた が 死ぬ 事 は 無い 。 話 を 聞く 限り 、 死ぬ の は むしろ 、 姑 さん の 方 だろう 」 「 それ は そう です が 、 でも 、 姑 が 死ぬ まで 待て ませ ん 」 「・・・ それ なら 」 和尚 さん は 白い 粉 の 入った 袋 を 持って くる と 、 声 を ひそめて 言い ました 。 「 よい か 、 これ は 毒 の 粉 じゃ 。 この 毒 の 粉 を 毎日 、 姑 さん の ご飯 に 混ぜる のじゃ 。 すると 姑 さん は だんだん 体 が 弱く なり 、 やがて 死んで しまう じゃ ろう 。 これ で 全て は 解決 じゃ 。 しかし 、 毒 を 混ぜた 事 が 知れる と まずい 。 あんた は 笑顔 で 姑 さん の 言う 事 を 聞いて 、 できる 限り 優しく して やる のじゃ 。 つらい じゃ ろう が 、 しばらく の 辛抱 だ から な 」 「 はい 。 ありがとう ございます ! 」 お 嫁 さん は 何度 も 何度 も お 礼 を 言って 、 和尚 さん から 毒 の 粉 を もらって 帰り ました 。

その 日 の 夜 、 お 嫁 さん は お 姑 さん の 夕飯 に そっと 毒 の 粉 を 混ぜて 出し ました 。 それ を 一口 食べた お 姑 さん は 、 いつも の 様 に 文句 を 言い ます 。 「 ああ 、 まずい ! 何て まずい 飯 だろう ね ! こんな 物 を 食わ せて 、 あたし を 死な せる 気 かい ! 」 お 嫁 さん は カチン と き ました が 、 でも 、 和尚 さん に 言わ れた 様 に 笑顔 を 作る と 、 手 を ついて 謝り ました 。 「 お 母 様 、 ごめんなさい 。 明日 は 、 もっと 上手に 作る 様 に 頑張り ます ので 」

次の 日 、 お 姑 さん は お 嫁 さん が 掃除 を した 場所 を 調べて 、 いつも の 様 に 怒鳴り ます 。 「 汚い ね 、 これ でも 掃除 を した つもり かい ! まだ こんなに も 、 ほこり が 付いて いる じゃ ない か ! ああ 、 掃除 も ろくに 出来 ない と は 、 だらしない 嫁 だ ねえ ! 」 お 嫁 さん は カチン と き ました が 、 でも にっこり 微笑む と 手 を ついて 謝り ました 。 「 お 母 様 、 ごめんなさい 。 すぐ に 掃除 を やり 直し ます 」 お 嫁 さん は 笑顔 で 掃除 を やり 直し ながら 、 心 の 中 で 思い ました 。 ( もう 少し 、 もう 少し の 我慢 だ わ 。 もう 少し すれば 毒 が 効いて 、 病気 に なって 死んで しまう のだ から )

ところが 不思議な 事 に 、 お 姑 さん は 病気 に なる どころ か 、 ますます 元気に なって いった のです 。 ( おかしい わ ね ? 毒 の 量 が 足り ない の かしら ? ) お 嫁 さん は 毒 の 粉 を 多く 入れる と 、 それ を 残さ ず 食べて もらえる 様 に 、 お 姑 さん に 今 まで 以上 の 笑顔 で 接する 様 に なり ました 。

すると 不思議な 事 に 、 お 姑 さん の お 嫁 さん に 対する 態度 が 少しずつ 変わって きて 、 近所 の 人 に 出会う と 、 こう 言う ように なった のです 。 「 ねえ 、 聞い ておくれ よ 。 家 の 嫁 は 変わった よ 。 いつも 笑顔 で 、 とても 働き者 な んじゃ 。 家 の 嫁 は 、 本当に いい 嫁 じゃ 」 そして 、 お 嫁 さん が 作った ご飯 を 食べる と 、 うれし そうに 目 を 細めて 言い ます 。 「 ああ うまい 、 うまい ねえ 。 あんた の 作る ご飯 は 、 本当に うまい ねえ 」 そればかりか 、 お 嫁 さん が 掃除 を して いる と 、 文句 を 言う どころ か うれし そうに こう 言う のです 。 「 どれ 、 あたし も 手伝って やる よ 。 二 人 でした 方 が 早く 終わる から ね 。 それ で 掃除 が 終わったら 、 一緒に お 茶 に しよう ね 」 お 嫁 さん は 、 どうして お 姑 さん が 優しく なった の か 全く わかり ませ ん 。 でも 褒め られる と うれしく なって 、 気 が つく と 心 の 底 から 笑顔 で 笑って いる 事 が 多く なり ました 。

そんな ある 日 。 今 まで 元気だった お 姑 さん の 具合 が 急に 悪く なり 、 寝 込んで しまった のです 。 ( 毒 の ご飯 が 、 ようやく 効いて きた んだ わ ) お 嫁 さん は 、 お 姑 さん の 看病 を し ながら 、 うれしい はずな のに 涙 が こぼれて くる の が 不思議で なり ませ ん 。 ( どうして ? あんなに 大嫌いだった のに 。 早く 死んで くれれば と 、 いつも 思って いた のに ・・・) その 涙 を 見て 、 お 姑 さん が 言い ました 。 「 ああ 、 泣く こと は ない よ 。 心配 せ んで ええ よ 。 大丈夫 、 すぐ に 良く なる から 。 良く なったら 、 また 一緒に 働こう ね 。 あたし は あんた と 働く の が 、 大好きじゃ 」 「・・・・・・」 その 言葉 を 聞いた お 嫁 さん は 、 たまら なく なって 裸足 の まま 家 を 飛び出し ました 。 そして 和尚 さん の 所 へ 行って 、 泣き ながら 和尚 さん に 言い ました 。 「 ごめんなさい ! 和尚 さま 、 私 が 間違って おり ました 。 お 母 様 は 、 いい 人 です 。 本当に 、 いい 人 です 。 和尚 さま 、 どう か 、 お 母 様 を 助けて ください 。 毒 の 粉 が 効いて 、 もう 死に そうな のです 。 お 願い です 。 お 願い です ・・・」 すると 和尚 さん は 、 優しく 笑って 言い ました 。 「 あはは は は 。 心配 せ ん でも ええ 、 大丈夫 。 実は な 、 あの 粉 は 毒 で は なく 、 ただ の イモ の 粉 じゃ 。 いくら 食べて も 、 元気に なる 事 は あって も 病気 に なる 事 は ない 」 「 でも 、 お 母 様 は ・・・」 「 なあ に 、 姑 さん が 寝 込んだ の は 、 急に 働き すぎた せい じゃ ろう 。 しばらく 休めば 、 すぐ に 良く なる 」 「 本当です か ! 」 「 うむ 。 本当じゃ 。 それにしても 、 姑 さん も お前 さん も 、 イモ の 粉 で 意地悪 病 が 治って 良かった のう 。 これ から も 笑顔 で 優しく して いれば 、 二 人 と も 二度と 意地悪 病 に は かから ん じゃ ろう 」 お 嫁 さん は 涙 を ふいて 微笑む と 、 和尚 さん に 深く 頭 を さげ ました 。 「 和尚 さま 。 ありがとう ございます ! その後 、 和尚 さん の 言葉 通り 、 お 姑 さん の 体 は すぐ に 良く なり 、 お 姑 さん と お 嫁 さん は いつまでも 仲良く 暮らした と いう こと です 。

おしまい

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毒の粉 どく の こな poison powder giftigt damm 有毒粉末

毒 の 粉 どく||こな

むかし むかし 、 とても 仲 の 悪い お 姑 さん と お 嫁 さん が い ました 。 |||なか||わるい||しゅうとめ||||よめ|||| Once upon a time, there was a mother-in-law and a daughter-in-law who were on very bad terms. お 姑 さん と いう の は 、 お 嫁 さん が 結婚 した お 婿 さん の お 母さん の 事 です 。 |しゅうとめ|||||||よめ|||けっこん|||むこ||||かあさん||こと| Mother-in-law is the mother of the son-in-law who the daughter-in-law got married to. この お 姑 さん 、 最初 は お 嫁 さん と 仲 が 良かった のです が 、 お 婿 さん が 病気 で 死んで から 、 お 嫁 さん を いじめる 様 に なった のです 。 ||しゅうとめ||さいしょ|||よめ|||なか||よかった||||むこ|||びょうき||しんで|||よめ||||さま||| At first, this mother-in-law was on good terms with her daughter-in-law, but after her son-in-law died of illness, she began to bully her daughter-in-law.

お 嫁 さん が 掃除 を した 後 、 お 姑 さん は 必ず 文句 を 言い ます 。 |よめ|||そうじ|||あと||しゅうとめ|||かならず|もんく||いい| Mother-in-law always complains after her daughter-in-law cleans. 「 なんだい 、 この 掃除 の 仕方 は ! ||そうじ||しかた| "What is this cleaning method! ここ に 、 ほこり が 付いて いる じゃ ない か ! ||||ついて|||| There's dust here! ほら ここ も ! ここ も ! ああ 、 だらしない 嫁 だ ねえ ! ||よめ|| Ah, what a sloppy bride! 」    そして お 嫁 さん が ご飯 を 作れば 、  「 なんだい 、 この 魚 は ! ||よめ|||ごはん||つくれば|||ぎょ| 尻尾 が 焦げて いる じゃ ない か ! しっぽ||こげて|||| That tail is burnt! 焦げ は 、 体 に 毒 な んだ よ ! こげ||からだ||どく||| Burnt food is poisonous to your body! あたし を 殺す つもり かい ! ||ころす|| Are you going to kill me! それ に この 味噌汁 、 辛 すぎて 飲め や し ない よ ! |||みそしる|しん||のめ|||| Besides, this miso soup is too spicy to drink! ぺっ 、 ぺっ ! 」  と 、 文句 を 言って 吐き出す 真似 を し ます 。 |もんく||いって|はきだす|まね|||

近所 で 人 に 出会えば 、 お 嫁 さん に 聞こえる 様 に わざと 大声 で 、  「 ねえ 、 聞い ておくれ よ 。 きんじょ||じん||であえば||よめ|||きこえる|さま|||おおごえ|||ききい|| If I meet someone in my neighborhood, I will say out loud on purpose so that my wife can hear me, "Hey, listen to me. 家 の 嫁 と 来たら 、 掃除 は 出来 ない わ 、 飯 は まずい は ・・・」  と 、 お 嫁 さん の 悪 口 を 言う のでした 。 いえ||よめ||きたら|そうじ||でき|||めし||||||よめ|||あく|くち||いう| If I came with my daughter-in-law, I wouldn't be able to clean the house. こんな 事 が 毎日 毎日 続く ので 、 お 嫁 さん は お 姑 さん が 大嫌いでした 。 |こと||まいにち|まいにち|つづく|||よめ||||しゅうとめ|||だいきらいでした

そんな ある 日 の 事 、 ついに 我慢 が 出来 なく なった お 嫁 さん は 、 お 寺 の 和尚 さん に 相談 を し ました 。 ||ひ||こと||がまん||でき||||よめ||||てら||おしょう|||そうだん||| 「 わたし 、 これ 以上 は 我慢 でき ませ ん ! ||いじょう||がまん||| もう 、 死のう と 思い ます 。 |しのう||おもい| I think I'm going to die. こんな 毎日 が 続く より は ・・・」 「 なるほど 。 |まいにち||つづく||| だが 、 あんた が 死ぬ 事 は 無い 。 |||しぬ|こと||ない 話 を 聞く 限り 、 死ぬ の は むしろ 、 姑 さん の 方 だろう 」 「 それ は そう です が 、 でも 、 姑 が 死ぬ まで 待て ませ ん 」 「・・・ それ なら 」   和尚 さん は 白い 粉 の 入った 袋 を 持って くる と 、 声 を ひそめて 言い ました 。 はなし||きく|かぎり|しぬ||||しゅうとめ|||かた||||||||しゅうとめ||しぬ||まて|||||おしょう|||しろい|こな||はいった|ふくろ||もって|||こえ|||いい| From what I've heard, the mother-in-law will rather die." "That's true, but I can't wait until my mother-in-law dies." I brought it to you and said in a low voice. 「 よい か 、 これ は 毒 の 粉 じゃ 。 ||||どく||こな| この 毒 の 粉 を 毎日 、 姑 さん の ご飯 に 混ぜる のじゃ 。 |どく||こな||まいにち|しゅうとめ|||ごはん||まぜる| すると 姑 さん は だんだん 体 が 弱く なり 、 やがて 死んで しまう じゃ ろう 。 |しゅうとめ||||からだ||よわく|||しんで||| これ で 全て は 解決 じゃ 。 ||すべて||かいけつ| しかし 、 毒 を 混ぜた 事 が 知れる と まずい 。 |どく||まぜた|こと||しれる|| あんた は 笑顔 で 姑 さん の 言う 事 を 聞いて 、 できる 限り 優しく して やる のじゃ 。 ||えがお||しゅうとめ|||いう|こと||きいて||かぎり|やさしく||| つらい じゃ ろう が 、 しばらく の 辛抱 だ から な 」  「 はい 。 ||||||しんぼう|||| ありがとう ございます ! 」    お 嫁 さん は 何度 も 何度 も お 礼 を 言って 、 和尚 さん から 毒 の 粉 を もらって 帰り ました 。 |よめ|||なんど||なんど|||れい||いって|おしょう|||どく||こな|||かえり|

その 日 の 夜 、 お 嫁 さん は お 姑 さん の 夕飯 に そっと 毒 の 粉 を 混ぜて 出し ました 。 |ひ||よ||よめ||||しゅうとめ|||ゆうはん|||どく||こな||まぜて|だし| それ を 一口 食べた お 姑 さん は 、 いつも の 様 に 文句 を 言い ます 。 ||ひとくち|たべた||しゅうとめ|||||さま||もんく||いい| 「 ああ 、 まずい ! 何て まずい 飯 だろう ね ! なんて||めし|| こんな 物 を 食わ せて 、 あたし を 死な せる 気 かい ! |ぶつ||くわ||||しな||き| 」    お 嫁 さん は カチン と き ました が 、 でも 、 和尚 さん に 言わ れた 様 に 笑顔 を 作る と 、 手 を ついて 謝り ました 。 |よめ|||||||||おしょう|||いわ||さま||えがお||つくる||て|||あやまり| 「 お 母 様 、 ごめんなさい 。 |はは|さま| 明日 は 、 もっと 上手に 作る 様 に 頑張り ます ので 」 あした|||じょうずに|つくる|さま||がんばり||

次の 日 、 お 姑 さん は お 嫁 さん が 掃除 を した 場所 を 調べて 、 いつも の 様 に 怒鳴り ます 。 つぎの|ひ||しゅうとめ||||よめ|||そうじ|||ばしょ||しらべて|||さま||どなり| 「 汚い ね 、 これ でも 掃除 を した つもり かい ! きたない||||そうじ|||| まだ こんなに も 、 ほこり が 付いて いる じゃ ない か ! |||||ついて|||| ああ 、 掃除 も ろくに 出来 ない と は 、 だらしない 嫁 だ ねえ ! |そうじ|||でき|||||よめ|| 」    お 嫁 さん は カチン と き ました が 、 でも にっこり 微笑む と 手 を ついて 謝り ました 。 |よめ||||||||||ほおえむ||て|||あやまり| 「 お 母 様 、 ごめんなさい 。 |はは|さま| すぐ に 掃除 を やり 直し ます 」   お 嫁 さん は 笑顔 で 掃除 を やり 直し ながら 、 心 の 中 で 思い ました 。 ||そうじ|||なおし|||よめ|||えがお||そうじ|||なおし||こころ||なか||おもい| ( もう 少し 、 もう 少し の 我慢 だ わ 。 |すこし||すこし||がまん|| もう 少し すれば 毒 が 効いて 、 病気 に なって 死んで しまう のだ から ) |すこし||どく||きいて|びょうき|||しんで|||

ところが 不思議な 事 に 、 お 姑 さん は 病気 に なる どころ か 、 ますます 元気に なって いった のです 。 |ふしぎな|こと|||しゅうとめ|||びょうき||||||げんきに||| ( おかしい わ ね ? 毒 の 量 が 足り ない の かしら ? どく||りょう||たり||| )   お 嫁 さん は 毒 の 粉 を 多く 入れる と 、 それ を 残さ ず 食べて もらえる 様 に 、 お 姑 さん に 今 まで 以上 の 笑顔 で 接する 様 に なり ました 。 |よめ|||どく||こな||おおく|いれる||||のこさ||たべて||さま|||しゅうとめ|||いま||いじょう||えがお||せっする|さま||| ) When the daughter-in-law put a lot of poison powder in, she began to treat her mother-in-law with a smile more than ever, so that she would eat it all.

すると 不思議な 事 に 、 お 姑 さん の お 嫁 さん に 対する 態度 が 少しずつ 変わって きて 、 近所 の 人 に 出会う と 、 こう 言う ように なった のです 。 |ふしぎな|こと|||しゅうとめ||||よめ|||たいする|たいど||すこしずつ|かわって||きんじょ||じん||であう|||いう||| Strangely enough, the mother-in-law's attitude toward her daughter-in-law gradually changed, and when she met a neighbor, she began to say, 「 ねえ 、 聞い ておくれ よ 。 |ききい|| 家 の 嫁 は 変わった よ 。 いえ||よめ||かわった| いつも 笑顔 で 、 とても 働き者 な んじゃ 。 |えがお|||はたらきもの|| 家 の 嫁 は 、 本当に いい 嫁 じゃ 」   そして 、 お 嫁 さん が 作った ご飯 を 食べる と 、 うれし そうに 目 を 細めて 言い ます 。 いえ||よめ||ほんとうに||よめ||||よめ|||つくった|ごはん||たべる|||そう に|め||ほそめて|いい| The bride of the house is really a good wife." Then, when I ate the rice that the bride made, I said with happy eyes. 「 ああ うまい 、 うまい ねえ 。 あんた の 作る ご飯 は 、 本当に うまい ねえ 」   そればかりか 、 お 嫁 さん が 掃除 を して いる と 、 文句 を 言う どころ か うれし そうに こう 言う のです 。 ||つくる|ごはん||ほんとうに|||||よめ|||そうじ|||||もんく||いう||||そう に||いう| 「 どれ 、 あたし も 手伝って やる よ 。 |||てつだって|| 二 人 でした 方 が 早く 終わる から ね 。 ふた|じん||かた||はやく|おわる|| それ で 掃除 が 終わったら 、 一緒に お 茶 に しよう ね 」    お 嫁 さん は 、 どうして お 姑 さん が 優しく なった の か 全く わかり ませ ん 。 ||そうじ||おわったら|いっしょに||ちゃ|||||よめ|||||しゅうとめ|||やさしく||||まったく||| でも 褒め られる と うれしく なって 、 気 が つく と 心 の 底 から 笑顔 で 笑って いる 事 が 多く なり ました 。 |ほめ|||||き||||こころ||そこ||えがお||わらって||こと||おおく||

そんな ある 日 。 ||ひ 今 まで 元気だった お 姑 さん の 具合 が 急に 悪く なり 、 寝 込んで しまった のです 。 いま||げんきだった||しゅうとめ|||ぐあい||きゅうに|わるく||ね|こんで|| ( 毒 の ご飯 が 、 ようやく 効いて きた んだ わ )    お 嫁 さん は 、 お 姑 さん の 看病 を し ながら 、 うれしい はずな のに 涙 が こぼれて くる の が 不思議で なり ませ ん 。 どく||ごはん|||きいて|||||よめ||||しゅうとめ|||かんびょう|||||||なみだ||||||ふしぎで||| ( どうして ? あんなに 大嫌いだった のに 。 |だいきらいだった| 早く 死んで くれれば と 、 いつも 思って いた のに ・・・)    その 涙 を 見て 、 お 姑 さん が 言い ました 。 はやく|しんで||||おもって||||なみだ||みて||しゅうとめ|||いい| 「 ああ 、 泣く こと は ない よ 。 |なく|||| 心配 せ んで ええ よ 。 しんぱい|||| 大丈夫 、 すぐ に 良く なる から 。 だいじょうぶ|||よく|| 良く なったら 、 また 一緒に 働こう ね 。 よく|||いっしょに|はたらこう| あたし は あんた と 働く の が 、 大好きじゃ 」 「・・・・・・」   その 言葉 を 聞いた お 嫁 さん は 、 たまら なく なって 裸足 の まま 家 を 飛び出し ました 。 ||||はたらく|||だいすきじゃ||ことば||きいた||よめ||||||はだし|||いえ||とびだし| そして 和尚 さん の 所 へ 行って 、 泣き ながら 和尚 さん に 言い ました 。 |おしょう|||しょ||おこなって|なき||おしょう|||いい| 「 ごめんなさい ! 和尚 さま 、 私 が 間違って おり ました 。 おしょう||わたくし||まちがって|| お 母 様 は 、 いい 人 です 。 |はは|さま|||じん| 本当に 、 いい 人 です 。 ほんとうに||じん| 和尚 さま 、 どう か 、 お 母 様 を 助けて ください 。 おしょう|||||はは|さま||たすけて| 毒 の 粉 が 効いて 、 もう 死に そうな のです 。 どく||こな||きいて||しに|そう な| お 願い です 。 |ねがい| お 願い です ・・・」    すると 和尚 さん は 、 優しく 笑って 言い ました 。 |ねがい|||おしょう|||やさしく|わらって|いい| 「 あはは は は 。 あ は は|| 心配 せ ん でも ええ 、 大丈夫 。 しんぱい|||||だいじょうぶ 実は な 、 あの 粉 は 毒 で は なく 、 ただ の イモ の 粉 じゃ 。 じつは|||こな||どく||||||いも||こな| いくら 食べて も 、 元気に なる 事 は あって も 病気 に なる 事 は ない 」 「 でも 、 お 母 様 は ・・・」 「 なあ に 、 姑 さん が 寝 込んだ の は 、 急に 働き すぎた せい じゃ ろう 。 |たべて||げんきに||こと||||びょうき|||こと|||||はは|さま||||しゅうとめ|||ね|こんだ|||きゅうに|はたらき|||| No matter how much you eat, you may feel better, but you won't get sick." Let's go. しばらく 休めば 、 すぐ に 良く なる 」 「 本当です か ! |やすめば|||よく||ほんとうです| 」 「 うむ 。 本当じゃ 。 ほんとうじゃ それにしても 、 姑 さん も お前 さん も 、 イモ の 粉 で 意地悪 病 が 治って 良かった のう 。 |しゅうとめ|||おまえ|||いも||こな||いじわる|びょう||なおって|よかった| Anyway, I'm glad that you and your mother-in-law were cured of their nasty illnesses with potato powder. これ から も 笑顔 で 優しく して いれば 、 二 人 と も 二度と 意地悪 病 に は かから ん じゃ ろう 」    お 嫁 さん は 涙 を ふいて 微笑む と 、 和尚 さん に 深く 頭 を さげ ました 。 |||えがお||やさしく|||ふた|じん|||にどと|いじわる|びょう||||||||よめ|||なみだ|||ほおえむ||おしょう|||ふかく|あたま||| 「 和尚 さま 。 おしょう| ありがとう ございます ! その後 、 和尚 さん の 言葉 通り 、 お 姑 さん の 体 は すぐ に 良く なり 、 お 姑 さん と お 嫁 さん は いつまでも 仲良く 暮らした と いう こと です 。 そのご|おしょう|||ことば|とおり||しゅうとめ|||からだ||||よく|||しゅうとめ||||よめ||||なかよく|くらした||||

おしまい