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病人 が 下手
病人 が 下手
ある 町 に 、 やぶ 右 衛 門 ( やぶ ざ え もん ) 先生 と いう 、 貧乏な 医者 が い ました 。
なぜ 貧乏 か と 言う と 、 やぶ 右 衛 門 先生 に 診て もらった 病人 は 、 なぜ かみん な 前 より も 具合 が 悪く なって しまう から です 。
ある 日 、 奥さん が 言い ました 。
「 どうして 、 お前 さま の 治療 は 、 こう も 効か ない の か ね 。
本当 、 下手な 医者 です ね 」 やぶ 右 衛 門 先生 は 、 少し 腹 を 立てて 言い返し ました 。
「 いや 、 わし は 上手 医者 じゃ 。
下手な の は 、 病人 の 方 じゃ 。
病人 が 下手だ から 、 治療 して も 効か ぬ のじゃ 」 「 あら 、 どうして 病人 が 下手な のです か ?
」 「 わし は 、 書物 に 書いて ある 通り に 治療 して おる 。
しかし 病人 の 方 が 、 書物 通り に 治って くれ ぬ のじゃ 」 「・・・・・・」 こういう 医者 を 、 やぶ医者 と 申し ます 。
♪ ちゃん ちゃん ( おしまい )
病人 が 下手
びょうにん||へた
病人 が 下手
びょうにん||へた
ある 町 に 、 やぶ 右 衛 門 ( やぶ ざ え もん ) 先生 と いう 、 貧乏な 医者 が い ました 。
|まち|||みぎ|まもる|もん|||||せんせい|||びんぼうな|いしゃ|||
なぜ 貧乏 か と 言う と 、 やぶ 右 衛 門 先生 に 診て もらった 病人 は 、 なぜ かみん な 前 より も 具合 が 悪く なって しまう から です 。
|びんぼう|||いう|||みぎ|まもる|もん|せんせい||みて||びょうにん|||||ぜん|||ぐあい||わるく||||
ある 日 、 奥さん が 言い ました 。
|ひ|おくさん||いい|
「 どうして 、 お前 さま の 治療 は 、 こう も 効か ない の か ね 。
|おまえ|||ちりょう||||きか||||
本当 、 下手な 医者 です ね 」 やぶ 右 衛 門 先生 は 、 少し 腹 を 立てて 言い返し ました 。
ほんとう|へたな|いしゃ||||みぎ|まもる|もん|せんせい||すこし|はら||たてて|いいかえし|
「 いや 、 わし は 上手 医者 じゃ 。
|||じょうず|いしゃ|
下手な の は 、 病人 の 方 じゃ 。
へたな|||びょうにん||かた|
病人 が 下手だ から 、 治療 して も 効か ぬ のじゃ 」 「 あら 、 どうして 病人 が 下手な のです か ?
びょうにん||へただ||ちりょう|||きか|||||びょうにん||へたな|の です|
」 「 わし は 、 書物 に 書いて ある 通り に 治療 して おる 。
||しょもつ||かいて||とおり||ちりょう||
しかし 病人 の 方 が 、 書物 通り に 治って くれ ぬ のじゃ 」 「・・・・・・」 こういう 医者 を 、 やぶ医者 と 申し ます 。
|びょうにん||かた||しょもつ|とおり||なおって|||||いしゃ||やぶいしゃ||もうし|
♪ ちゃん ちゃん ( おしまい )