×

Mes naudojame slapukus, kad padėtume pagerinti LingQ. Apsilankę avetainėje Jūs sutinkate su mūsų cookie policy.


image

江戸小話, 身投げ

身投げ

むかし は 橋 に よって は 、 渡る のに お 金 を 取ら れた そうです 。

夜 遅く に 髪 を 振り乱し ながら 走って きた 娘 が 、 橋 の 料金 小屋 の 前 に 一 文 (→ 三十 円 ほど ) を 投げて 、 橋 の 上 を 通り過ぎよう と し ました 。 すると 中 から 出て きた 番人 が 、 慌てて 声 を かけ ました 。 「 これ これ 、 娘 さん 。 この 橋 の 渡り 賃 は 、 二 文 だ よ 」 する と 娘 は 後ろ を 振り向いて 、 こう 言い ました 。 「 大丈夫 。 あたし は 橋 の 真ん中 まで 行ったら 、 川 に 飛び込む から 」

♪ ちゃん ちゃん ( おしまい )


身投げ みなげ

むかし は 橋 に よって は 、 渡る のに お 金 を 取ら れた そうです 。 ||きょう||||わたる|||きむ||とら||そう です

夜 遅く に 髪 を 振り乱し ながら 走って きた 娘 が 、 橋 の 料金 小屋 の 前 に 一 文 (→ 三十 円 ほど ) を 投げて 、 橋 の 上 を 通り過ぎよう と し ました 。 よ|おそく||かみ||ふりみだし||はしって||むすめ||きょう||りょうきん|こや||ぜん||ひと|ぶん|さんじゅう|えん|||なげて|きょう||うえ||とおりすぎよう||| すると 中 から 出て きた 番人 が 、 慌てて 声 を かけ ました 。 |なか||でて||ばんにん||あわてて|こえ||| 「 これ これ 、 娘 さん 。 ||むすめ| この 橋 の 渡り 賃 は 、 二 文 だ よ 」   する と 娘 は 後ろ を 振り向いて 、 こう 言い ました 。 |きょう||わたり|ちん||ふた|ぶん|||||むすめ||うしろ||ふりむいて||いい| 「 大丈夫 。 だいじょうぶ あたし は 橋 の 真ん中 まで 行ったら 、 川 に 飛び込む から 」 ||きょう||まんなか||おこなったら|かわ||とびこむ|

♪ ちゃん ちゃん ( おしまい )