Naruto Episode 46
♪ ( オ ー プニングテ ー マ )
♪ 踏み込む ぜ アクセル
♪ 駆け引き は 無い さ 、 そう だ よ
♪ 夜 を ぬける
♪ ねじ込む さ 最後 に
♪ 差し引き ゼロ さ 、 そう だ よ
♪ 日々 を 削る
♪ 心 を そっと
♪ 開 い て ギュ っと
♪ 引き寄せ たら
♪ ~
♪ 届く よ きっと
♪ 伝う よ もっと さあ
♪ ~
♪ 生き 急 い で
♪ 搾り 取って
♪ 縺 れる 足 だ けど 前 より
♪ ずっと そう 、 遠く へ
♪ 奪い取って
♪ 掴 ん だ って
♪ 君 じゃ ない なら 意味 は 無い の さ
♪ だ から 、 嗚呼 、
♪ 遥か 彼方
♪ ~
( ナルト ) ハァ ハァ ハァ … 。
ハァ ハァ ハァ … 。
俺 は 火影 に なる ん だ 。
こんな ところ で 負け て たまる か って ば よ !
( キバ ) ほ ざ け よ ! 俺 の スピード に 全く つい て こ れ ねえ くせ に 。
う ! ( キバ ) う わ !
ず ! ま ! き !
ナルト 連 弾 !
ハァ ハァ ハァ … 。
( ハヤテ の せきこみ )
( ハヤテ ) 勝者 うずまき ナルト 。
《 俺 って ば … 強く なって る 》
( リー ) う お ~ !
( サクラ ) しゃ ~ ん な ろ ~ ! いい 感じ !
やった ~ !
( シカマル ) あの ナルト が キバ に 勝ち や がった ぜ 。
( チョウジ ) 大 番狂わせ だ な 。 ( いの ) うん !
( ヒナタ ) うん !
よく 効く って ば よ この 薬 。
ほ い サクラ ちゃん も 使う ? ん ?
( カカシ ) 《 そんな 勢い で 傷 が 治る の は お前 だけ だ ぞ ナルト 。
相変わらず 驚か さ れる な 九 尾 の 力 に は 》
( ヒナタ ) あ … あの … 。
( ヒナタ ) こ … これ 傷 薬 です 。
キバ 君 と 赤 丸 に 。
ヘッ 人 の 心 配 より そろそろ 自分 の 心配 しろ よ 。
( ヒナタ ) キバ 君 。
残る は お前 と チョウジ ネジ リー
音 1 人 に 砂 の 野郎 の たった 6 人 だ 。
いい か ヒナタ 。
砂 の 野郎 と 当たった とき は すぐ 棄権 しろ 。
それ から もう 一 人
ネジ と 当たった とき も 同じ だ すぐ 棄権 しろ 。
あいつ は お前 に は 酷 だ 。
ボロボロ に さ れる ぞ 。
( ハヤテ ) で は 次 の 試合 を 発表 し ます 。
えっ 。 ( リー ) あっ 。
あ … 。
チッ 。 ( 紅 ) 《 ヒナタ 》
( 猿 飛 ) 《 何 と も おもしろい 対戦 に なった もん じゃ 》
♪ ~
( ネジ ) まさか あなた と やり合う こと に なる と は ね 。
ヒナタ 様 。 ( ヒナタ ) ネジ 兄さん 。
兄さん ? えっ ! ?
あの 2 人 兄弟 な の か ?
( カカシ ) あいつ ら は 木 ノ 葉 でも 最も 古い 流れ を くむ 名門
日向 一族 だ だ が 兄弟 じゃ ない よ 。
じゃあ どう いう 関係 な の ?
( カカシ ) う ~ ん … まっ
日向 家 の 宗 家 と 分家 の 関係 って 言 や いい の か な 。
宗 家 と 分家 ? はい 。
ヒナタ さん は 日向 流 の 宗 家 つまり 本家 に 当たる 人 で
ネジ は その 流れ を くむ 分家 の 人間 です 。
つまり 親戚 どうし の 戦い って こと ね 。
やり にくい わ ね あの 2 人 。
はい でも … 。
ん ? ん ? 何 ?
( リー ) 宗 家 と 分家 の 間 に は 昔 から いろいろ あった らしく
今 は あまり 仲 の よい 間柄 で は あり ませ ん 。
ふ ~ ん 何で ?
僕 も 詳しく は 知り ませ ん ただ … 。
うち は や 日向 など 名門 と 呼ば れる 古い 忍 の 家 に は
一族 特有 の 技 や 能 力 が あり ます 。
その 技 を 伝え て いく ため に
日向 家 で は おきて を 定め て いる らしい ん です が
宗 家 に 有利 な おきて が 多い そう で 。
( ナルト ・ サクラ ) ん ? ( リー ) その おきて の せい で
宗 家 と 分家 の 間 に いろいろ あった らしい です 。
じゃあ 因縁 対決 って やつ だ 。
( カカシ ) お っ 始まる ぞ 。
( ハヤテ ) で は 試合 を 始め て ください 。
( ネジ ) 試合 を やり合う 前 に 一 つ
ヒナタ 様 に 忠告 し て おく 。
棄権 しろ あなた に 忍 は 向 い て い ない 。
( ネジ ) あなた は 優し すぎる 。
調和 を 望み 葛藤 を 避け
他人 の 考え に 合わせる こと に 抵抗 が ない 。
そして 自分 に 自信 が ない 。
いつも 劣等 感 を 感じ て いる 。
だから 下 忍 の まま で いい と 思って い た 。
しかし 中 忍 試験 は 3 人 で なけ れ ば 登録 でき ない 。
同じ チーム の キバ たち の 誘い を 断 れ ず に
この 試験 を 嫌々 受験 し て いる の が 事実 だ 。
違う か ? ( ヒナタ ) ち … 違う 違う よ 。
私 は … 私 は ただ … 。
そんな 自分 を 変え たく て 自分 から … 。
( 紅 ) 《 ヒナタ … 》
( ハナビ ) < ハァ ハァ ハァ … 。
ハァ ハァ ハァ ハァ … >
( ヒアシ ) < 立て ハナビ >
( ハナビ ) < ハァ ハァ ハァ … >
( 紅 ) < ヒナタ は これ から 私 の 下 に つき ます 。
ですが 本当 に よろしい の です か ? >
< ヒナタ は 日向 家 の 後継 者 の はず 。
下 忍 と し て の 仕事 は 常に 死 が ついて回り ます >
< 好き に せい >
( ヒアシ ) < 5 つ 下 の ハナビ に すら 劣る 出来 損ない など
この 日向 に は いら ぬ わ >
( ハナビ ) < ハァ ハァ ハァ … >
< 話 は それ だけ か ?
ならば 去れ 邪魔 だ >
< はい >
< あっ >
( 紅 ) 《 ヒナタ は 自分 なり に 自分 を 変えよ う と … 》
♪ ~
( ネジ ) ヒナタ 様 あなた は やっぱり 宗 家 の 甘 ちゃん だ 。
え ?
人 は 決して 変わる こと など でき ない 。
落ちこぼれ は 落ちこぼれ だ 。
その 性格 も 力 も 変わり は し ない 。
《 あいつ … 》
( ネジ ) 人 は 変わり よう が ない から こそ 差 が 生まれ
エリ ー ト や 落ちこぼれ など と いった 表現 が 生まれる 。
誰 でも 顔 や 頭 能力 や 体形
性格 の よしあし で 価値 を 判断 し 判断 さ れる 。
変えよ う の ない 要素 。
人 は その 中 で 分相応 に 苦しみ
そして 生きる 。
俺 が 分家 で あなた が 宗 家 の 人間 で ある こと は
変えよ う が ない よう に ね 。
( ネジ ) 今 まで この 白 眼 で あらゆる もの を 見通し て き た 。
だから 分かる あなた は 強 がって いる だけ だ 。
本心 で は 今 すぐ この 場 から 逃げ出し たい と 考え て いる 。
ち … 違う ! 私 は ホント に … 。
白 眼 ?
( カカシ ) うち は 一族 も 元 を たどれ ば
日向 一族 に その 源流 が ある と いわ れ て いる 。
白 眼 って の は 日向 家 の 受け継 い で き た
血 継 限界 の 一 つ で 写 輪 眼 に 似 た 瞳 術 だ 。
しかし 洞察 眼 の 能力 だけ なら
写 輪 眼 を も しのぐ 代物 だ 。
あ … あぁ … 。
白 眼 !
あ … あぁ … 。
♪ ~
♪ ~
( ネジ ) 俺 の 眼 は ごまか せ ない 。 ( ヒナタ ) あっ 。
( ネジ ) あなた は 今 俺 の プレッシャー に 対し
視線 を 左上 に 泳が せ た 。
この サイン は 過去 の 体験 を 思い出し て いる 。
あなた の つらい 過去 だ 。
そして 視線 は その あと すぐ に 右下 に 動 い た 。
この サイン は 肉体 的 精神 的 な 苦痛 を イメージ し て いる 。
つまり 昔 の 自分 を イメージ し
これ まで の 経験 から この 試合 の 結果 を 想像 し た 。
負ける と いう 想像 を ね 。
♪ ~
( ネジ ) 体 の 前 に 腕 を 構える と いう その 行為 も
俺 と の 間 に 壁 を 作り
距離 を 取り たい と いう 心 の 表れ だ 。
これ 以上 自分 の 本心 に
踏み込ま れ たく ない と 訴え て いる しぐさ 。
俺 の 言った ことば が すべて 図星 だ から だ 。
さらに … 。
( ネジ ) 唇 に 触れ た の も
心 の 動揺 を 表す 自己 親密 行動 の 一 つ だ 。
それ は 緊張 感 や 不安 を 和らげよ う と 行う
防衛 本能 を 示す 。
つまり
あなた は 本当 は 気付 い てる ん じゃ ない の か ?
自分 を 変える なんて
絶対 に でき ない ! できる !
あっ 。
人 の こと 勝手 に 決めつけ ん な ばか !
ん な ヤツ やって やれ ヒナタ !
( ヒナタ ) 《 あ … ナルト 君 》
( カカシ ) フッ 。 ん ~ !
ヒナタ ! ちょっと は 言い返せ って ば よ !
見 てる こっち が 腹 立つ ぞ !
♪ ~
( ヒナタ ) 《 ナルト 君 … 》
( ネジ ) 《 うるさい ヤツ だ 》
( ヒナタ ) 《 ナルト 君 … 。
ありがとう 》
( ネジ ) 《 目つき が 変 わった 》
棄権 し ない ん だ な ? どう なって も 知ら ん ぞ 。
( ヒナタ ) 《 私 は … 》
< 俺 は 逃げ ねえ ぞ >
( ヒナタ ) 《 もう … 》
< まっすぐ 自分 の こと ば は 曲げ ねえ 。
俺 の 忍 道 だ ! >
( ヒナタ ) 《 逃げ たく ない ! 》
白 眼 ! あっ 。
♪ ~
ネジ 兄さん 勝負 です !
( リー ) 《 あっ あれ は … 》
♪ ~
いい だ ろ う 。
( リー ) やはり 同じ 日向 流 。
構え も ネジ そっくり だ 。 日向 流 ?
( リー ) 木 ノ 葉 で 最も 強い 体 術 流派 。 ん ?
( リー ) 前 に 言い まし た よ ね ?
恐らく 木 ノ 葉 の 下 忍 で 最も 強い 男 は
僕 の チーム 内 に いる と 。
それ が あの 日向 ネジ です 。
♪ ~
( ヒナタ ) ハッ !
( ヒナタ ) 《 ここ ! 》
入った ! ? いや 浅い って ば よ 。
いえ か すった だけ で 効き ます 。
それ が 日向 一族 が 木 ノ 葉 名門 と 呼ば れる ゆえん 。
えっ どう いう こと ?
( ガイ ) 日向 に は 代々 伝わる
特異 体 術 が ある の だ 。
私 や リー が 得意 と する 体 術 。
敵 に 骨折 や 外傷 と いった つまり 外面 的 損傷 を 与える
攻撃 主体 の 戦い 方 を 剛 拳 と いう の に 対し
日向 は 敵 の 体 内 の チャクラ の 流れる
経 絡 系 に ダメージ を 与え 内臓 …
つまり 内面 を 壊す 柔 拳 を 用いる 一族 だ 。
見た目 の 派手 さ は ない が
後 で じわじわ と 効 い て くる 。
( カカシ ) まっ 内臓 だけ は 鍛えよ う が ない から な 。
どんな 頑強 な ヤツ でも 食らったら 致命 傷 もん だ 。
♪ ~
( ヒナタ ) 《 私 だって … 》
( シノ ) 《 ヒナタ が 押し てる 》
( 紅 ) 《 ヒナタ … 》
いい ぞ ~ ! ヒナタ ~ !
経 絡 系 を 攻撃 だ なんて … 。
何者 な の ? あの 人 たち 。
ん ? あの さ あの さ
経 絡 系 って 何 な の さ ?
また 出 た お ばか さん の 質問 が 。
僕 が 説明 し ます 。
経 絡 系 と は 血液 を 流す 血管 の よう に
全身 に 広がって いる チャクラ を 体 の 隅々 まで 行き渡ら せる
管 の 束 の よう な もの です 。
何 だ チャクラ の 通り道 みたい な もん か 。
( リー ) はい それ に 経 絡 系 は
体 内 の チャクラ を 練り込む 内臓 と 密接 に 絡み合って ます 。
だから その 経 絡 系 を 攻撃 さ れる と
内臓 に も ダメージ を 受け て しまう ん です 。
へ ぇ ~ お前 詳しい な 。
あんた ! 仮に も 先輩 に 向かって !
痛 っ ! くっ … 。
♪ ~
( ガイ ) 《 無理 も ない リー に とって 最大 の 宿敵
それ が あいつ だ から な 》
先生 でも 何で そんな こと が できる の ?
だって 経 絡 系 なんて 言った って 目 に は 見え ない し
体 の 中 に ある 経 絡 を どう やって 攻撃 す ん の よ ?
( カカシ ) いや あの 2 人 の 眼
白 眼 に は それ が 見え てる の よ 。
( カカシ ) そして 柔 拳 の 攻撃 は 普通 の 攻撃 と 少し 違う 。
自分 の チャクラ を 手 の チャクラ 穴 から 放出 し て
相手 の 体 内 に ねじ込み
敵 の 経 絡 系 に 直接 ダメージ を 与える 。
よっ しゃ ~ ! ( リー ) あっ 。
( シノ ) 《 やった の か ? 》
♪ ねぇ 聞こえ ます か ?
♪ 空 は 果てしなく
♪ 青く 澄 ん で い て
♪ 海 は 限りなく
♪ 広大 で い て
♪ 君 は いつ まで も
♪ 笑顔 で い て
♪ じゃ ない と
♪ 泣 い ちゃ う から
♪ 周り を 見まわさ なく て も
♪ もう いい ん だ よ
♪ この 手 の 中 に は
♪ みんな が いる から
♪ 泣き たく なって
♪ 逃げ たく なって
♪ 幸せ を 忘れ て しまったら
♪ みな 歌え
♪ 光 が 生まれ
♪ 闇 が 生まれ た
♪ 二 つ は 一 つ
♪ ハルモニア 感じ て
♪ テレパシー
♪ ねぇ 聞こえ ます か ?
〈 すげ ぇ ! ヒナタ って ば
いつも 暗く て 地味 で ウジウジ し て て
よく 分か ん ねえ ヤツ だ と 思って た のに … 〉
〈 打た れ て も 打た れ て も 立ち向かって いく 。
でも あの 子 の 戦い 何となく だ けど
あんた に 似 てる かも 〉 〈 俺 に ? あの ヒナタ が 俺 に ? 〉
〈 そう いえ ば あの 子 いつも あんた を 見 て た もん ね 〉
〈 え ? 〉
〈 ヒナタ 頑張れ ! 〉
( ナレ ー ション ) 〈 異 世界 から の 侵略 者 ネイバー と
界 境 防衛 機関 ボーダー が 激しい 衝突 を 繰り返す 三 門 市 〉
〈 ボーダー 所属 の 三雲 修 は
自ら を ネイバー と 名乗る 謎 の 少年 空 閑 遊 真 と 出会う 〉
〈 2 人 は 雨 取 千佳 を 仲間 に 加え